JP2014107104A - 端子金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成の複雑化を招くことなく、芯線切れを防止する。
【解決手段】端子金具10は、複数本の素線61が載置される芯線支持面16を有するとともに、被覆63が載置される被覆支持面17を有する支持板11を備える。各素線61は芯線支持面16に押し付けられて溶接される。この場合に、電線60の中心と芯線支持面16との間隔が、電線60の中心と前記被覆支持面17との間隔よりも小さくされている。また、支持板11のうち、芯線支持面16と被覆支持面17との間を段差状に連結する部分には、被覆63の先端を当て止め可能な当て止め部18が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、端子金具に関する。
特許文献1には、平板状の基部を備える端子金具が開示されている。基部の上面には、電線の端末部において被覆の除去により露出する複数本の素線(芯線)がレーザ溶接によって接続されている。そして、基部には、各素線の先端を当て止め可能な突起が切り起こして形成されている。各素線は、レーザ溶接に先立ち、突起に当接してその前端位置を位置決めされ、その状態で基部の上面にパンチによって加圧して押し付けられる。
実開平6−45259号公報
ところで、上記の場合、各素線が基部の上面に強固に押し付けられると、基部の上面から離れた側に位置する素線が下方へ強く引っ張られた状態となり、最悪の場合、芯線切れ(各素線が切断された状態)が発生することがある。これに鑑み、基部のうち各素線が載せられる部分を底上げすることにより、各素線がいずれも基部の上面から大きく離れないようにして、芯線切れを防止することが可能となる。しかし、基部には底上げに伴って段差形状が形成されるため、その分、構成が複雑化するという問題があり、かかる段差形状を有効に活用することが望まれる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、構成の複雑化を招くことなく、芯線切れを防止することを目的とする。
本発明は、電線の端末部において被覆の先端から突出する複数本の素線が載置される芯線支持面を有するとともに、前記電線の端末部において前記被覆が載置される被覆支持面を有する支持板を備え、前記複数本の素線が前記芯線支持面に押し付けられて溶接されるようになっている端子金具であって、前記電線の中心と前記芯線支持面との間隔が、前記電線の中心と前記被覆支持面との間隔よりも小さくされ、前記支持板のうち、前記芯線支持面と前記被覆支持面との間を段差状に連結する部分には、前記被覆の先端を当て止め可能な当て止め部が設けられているところに特徴を有する。
電線の中心と芯線支持面との間隔が電線の中心と被覆支持面との間隔よりも小さいため、溶接時に各素線が芯線支持面に押し付けられても、各素線が格別強く引っ張られることはなく、芯線切れが防止される。また、芯線支持面が電線の中心側に近くづくのに起因し、支持板には芯線支持面と被覆支持面との間に段差部(段差状の連結部分)が形成されるが、本発明の場合、この段差部に、被覆の先端を当て止め可能な当て止め部が設けられるため、段差部以外の部位に当て止め部に相当するものを設けるよりも構成を簡素にすることができる。
本発明の実施例1に係る端子金具において、支持板に電線を載せる作業を開始する状態をあらわす断面図である。 支持板の当て止め部に被覆の先端が当て止めされた状態をあらわす断面図である。 各素線が支持板の芯線支持面に押し付けられて溶接された状態をあらわす断面図である。 被覆にバレル部が圧着された状態をあらわす断面図である。 使用状態をあらわす斜視図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記支持板には、前記当て止め部と前記芯線支持面との間に位置し、溶接された前記複数本の素線のたるみ部分を収容可能な逃がし部が設けられている。各素線が支持板の芯線支持面に押し付けられると、各素線がばらけて各素線間の密着性が減少し、溶着不良が起こるおそれがある。しかるにこの構成によれば、支持板に、各素線のたるみ部分を収容可能な逃がし部が設けられているため、各素線のたるみ部分がばらけることがなく、溶着不良が起こるのを回避することができる。また、逃がし部が芯線支持面と被覆支持面との間の段差形状を利用して設けられるため、構成をより簡素にすることができる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図5によって説明する。実施例1に係る端子金具10は、いわゆる丸端子を例示するものであって、電線60の端末部に接続されている。なお、以下の説明において、前後方向については、図1に示す左側を前方とし、図1に示す右側を後方とする。また、上下方向については、各図を基準とする。
電線60は、通常のサイズよりも太い太物の電源線であって、図1に示すように、複数本のアルミニウム製又はアルミニウム合金製の素線61からなる芯線62と、芯線62の周囲を覆う絶縁樹脂製の被覆63とにより構成されている。電線60の端末部は、端子金具10への接続に先立ち、被覆63が除去されて、各素線61が露出した状態になっている。
端子金具10は、導電性の金属板を所定形状に打ち抜いたあと曲げ加工等して一体に成形され、図1に示すように、前後方向の全長に亘って延出する帯板状の支持板11を備えている。支持板11の上面には、後に詳述するように、電線60が載置して支持されるようになっている。支持板11の前端部は、図5に示すように、円弧状の外周縁で縁取られており、図1に示すように、内部に、接続孔12が貫通して形成されている。また、図5に示すように、支持板11の前端部の側縁には、規制片13が突出して形成されている。規制片13は、支持板11の側縁から側方に突出したあと下方へ略直角に屈曲した形状とされ、全体としてL字形をなしている。
本実施例の場合、図5に示すように、端子金具10は、その接続孔12(図5では図示せず)を矩形台状の基台70に立設されたスタッドボルト75に嵌合させた状態で、スタッドボルト75に螺合するナット80によって締め付け固定される。このとき、規制片13が基台70の一側縁に掛け止められることにより、端子金具10がナット80に連れ回りするのが防止されるようになっている。
また、支持板11の後端部の両側縁には、一対のバレル部14が立ち上げ形成されている。両バレル部14は、電線60の被覆63に外側から圧着され、圧着時には被覆63の外周面に沿って弧状に回曲した形態に保持される。
また、図1に示すように、支持板11には、両バレル部14の直前位置に、高さ方向の段差部15が形成されている。支持板11のうち、段差部15の境とする前方領域は、後方領域よりも高い位置に配置されている。図2に示すように、支持板11の前方領域の上面には、電線60の端末部にて露出する各素線61が載せられる芯線支持面16が形成されている。また、支持板11の後方領域の上面には、両バレル部14と前後方向でラップする位置に、電線60の端末部における被覆63が載せられる被覆支持面17が形成されている。したがって、図2に示すように、支持板11に電線60が支持された状態で、電線60の中心(導体部の中心)と芯線支持面16との間隔L1は電線60の中心と被覆支持面17との間隔L2よりも小さくされ、言い換えれば、芯線支持面16のほうが被覆支持面17よりも電線60の中心に近い位置に配置されるようになっている。なお、段差部15の高さ寸法は、被覆63の厚みと同じか又はそれよりやや大きくされている。
さて、図2に示すように、段差部15は、被覆支持面17の前端から上方へ略直角に屈曲して立ち上がる当て止め部18と、当て止め部18の上端から支持板11の前方に向けて斜め前上方に延出する逃がし部19とにより構成されている。
したがって、当て止め部18は、支持板11の被覆支持面17に対して略垂直に切り立つ形態とされ、ここに後方から電線60の被覆63が当て止めされるようになっている。また、図5に示すように、逃がし部19の両側縁は、両バレル部14の基端部に連続する位置にあることから、両バレル部14の圧着動作に伴って上方へ立ち上がるようになっている。このため、逃がし部19は、浅底椀状に湾曲する形状となり、内側に、図5に示すように、後述する溶接時における各素線61のたるみ部分65を収容可能になっている。
以上が本実施例に係る端子金具10の構造であり、続いて、端子金具10に電線60を接続する方法について説明する。
電線60の端末部が皮剥ぎされ、被覆63の前端(先端)から前方に各素線61が突出させられる。その状態で、図1に示すように、支持板11の芯線支持面16に各素線61を沿わせるようにして、支持板11に後方から電線60がスライドして載せられる。図2に示すように、電線60が端子金具10に対する正規の載置位置に至ると、被覆63の前端が当て止め部18に当接して電線60のそれ以上の前進が規制され、電線60が前後方向に位置決めされる。
続いて、図3に示すように、各素線61の前端部が支持板11の芯線支持面16に超音波溶接により接続される。具体的には、各素線61の前端部が図示しないホーン等により支持板11の芯線支持面16に上方から押し付けられて超音波振動が付与される。この場合、芯線支持面16が底上げされて電線60の中心側に位置しているため、各素線61が下方へ過度に引っ張られることはなく、各素線61が切断される事態が回避される。
また、超音波溶接によって各素線61が支持板11の芯線支持面16に押し付けられるのに伴い、各素線61のたるみ部分65が逃がし部19の内側にまとまって収容される。これにより、各素線61が側方にはみ出るのが防止され、溶接された各素線61の密着性が高められる。最後に、図4に示すように、両バレル部14が電線60の被覆63に圧着してかしめられ、もって電線60の端末部が端子金具10に接続保持される。
以上説明したように、本実施例によれば、支持板11の芯線支持面16が電線60の中心側に近い位置に配置されるため、溶接時に各素線61が支持板11の芯線支持面16に押し付けられても、各素線61が下方へ格別強く引っ張られることはなく、芯線切れが防止される。また、芯線支持面16が被覆支持面17よりも上方に位置することに起因し、支持板11における芯線支持面16と被覆支持面17との間に段差部15が形成されるという事情がある。しかるに本実施例の場合、段差部15に当て止め部18が設けられ、電線60の前端位置が当て止め部18によって規定されるため、段差部15以外の部位に当て止め部18に相当するものを設けるよりも端子金具10の構成を簡素化することができる。
さらに、段差部15には逃がし部19が設けられているため、各素線61のたるみ部分65が逃がし部19に吸収されてばらけるのが防止される。その結果、各素線61の密着性が高められ、溶接状態が良好となる。しかも、逃がし部19も段差部15に設けられていることから、段差部15以外の部位に逃がし部19に相当するものを設けるよりも端子金具10の構成をより簡素化することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)各芯線を支持板に接続する際、超音波溶接に代えて、抵抗溶接やレーザ溶接等の他の溶接手段を利用することも可能である。
(2)支持板の芯線支持面が電線の中心と同じ高さ位置に配置される構成であってもよい。
(3)電線は、各芯線が銅又は銅合金からなる銅電線からなるものであってもよい。
(4)端子金具は、外部の接続個所に接続可能な接続端子であればよく、丸端子に限定されるわけではない。
10…端子金具
11…支持板
15…段差部
16…芯線支持面
17…被覆支持面
18…当て止め部
19…逃がし部
60…電線
61…素線
62…芯線
63…被覆
65…たるみ部分

Claims (2)

  1. 電線の端末部において被覆の先端から突出する複数本の素線が載置される芯線支持面を有するとともに、前記電線の端末部において前記被覆が載置される被覆支持面を有する支持板を備え、前記複数本の素線が前記芯線支持面に押し付けられて溶接されるようになっている端子金具であって、
    前記電線の中心と前記芯線支持面との間隔が、前記電線の中心と前記被覆支持面との間隔よりも小さくされ、
    前記支持板のうち、前記芯線支持面と前記被覆支持面との間を段差状に連結する部分には、前記被覆の先端を当て止め可能な当て止め部が設けられていることを特徴とする端子金具。
  2. 前記支持板には、前記当て止め部と前記芯線支持面との間に位置し、溶接された前記複数本の素線のたるみ部分を収容可能な逃がし部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
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