JP2014106921A - ポインティング装置及びポインティング装置用プログラム - Google Patents

ポインティング装置及びポインティング装置用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014106921A
JP2014106921A JP2012261649A JP2012261649A JP2014106921A JP 2014106921 A JP2014106921 A JP 2014106921A JP 2012261649 A JP2012261649 A JP 2012261649A JP 2012261649 A JP2012261649 A JP 2012261649A JP 2014106921 A JP2014106921 A JP 2014106921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
coordinates
light receiving
smoothing
coordinate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012261649A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Okuno
好章 奥野
Edward Murakami
エドワード 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung R&D Institute Japan Co Ltd
Original Assignee
Samsung R&D Institute Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung R&D Institute Japan Co Ltd filed Critical Samsung R&D Institute Japan Co Ltd
Priority to JP2012261649A priority Critical patent/JP2014106921A/ja
Publication of JP2014106921A publication Critical patent/JP2014106921A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】手ぶれによりディスプレイの表示領域に表示されるポインタの揺れを抑制することができるとともに、ユーザの操作感を好適なものとすることができるポインティング装置を提供する。
【解決手段】
表示領域DAの画素ごとに光センサが設けられたディスプレイ100と、指示入力器200と、前記指示入力器200により前記表示領域DAに光が照射された場合に、前記光センサ10の出力に基づいて表示領域DAにおける受光位置の座標を検出する座標位置検出部20と、前記座標位置検出部20において検出された受光位置の座標に関する時系列データに対して時間的な平滑化処理を行い、表示位置座標を出力する座標位置平滑部30と、前記座標位置平滑部30から出力される表示位置座標にポインタ表示Cを生成し、操作画面映像を出力する表示制御部40と、操作画面映像を前記ディスプレイ100の表示領域DRに表示させる表示部50と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示領域の画素ごとに光センサが設けられたディスプレイに対して、ユーザが例えばレーザポインタ等によりポインティングしている点に、ポインタやカーソル等を表示するためのポインティング装置に関するものである。
例えば特許文献1には表示領域の画素ごとに光センサが設けられたディスプレイと、ユーザがその表示領域をポインティングするためのレーザポインタと、表示領域においてポインティングされている位置にポインタを表示させる表示部とを備えたポインティング装置が示されている。
このポインティング装置では、光センサの出力に基づいて、前記表示部は画素ごとに設けられた光センサのうちどの光センサにおいてレーザ光が受光されているかを検出し、その検出された光センサの座標位置にそのままポインタを表示させるように構成されている。
このため、レーザポインタに手ぶれが生じると表示領域に表示されるポインタの位置が揺れてしまい、ユーザがポインティングしようとしている表示領域上のポインタの位置がずれて操作がうまくできず、ユーザの不快感や集中力の低下につながることがある。
上述したような手ぶれに関する問題を解決することを意図して、特許文献2では初期のポインティングの位置と、次のポインティング位置との移動距離が閾値よりも大きい場合にのみ、表示領域におけるポインタ位置をその移動距離分だけ移動させるとともに、移動距離が閾値よりも小さい場合には、初期のポインティング位置を維持するように構成されたポインティング装置が示されている。
しかしながら、特許文献2のポインティング装置のように単純に閾値以下の移動距離の場合にポインタの位置が全く変更されないようにしてしまうと、ユーザによる操作が全く反映されない操作範囲が存在することになり、ユーザの操作感が損なわれる恐れがある。また、閾値の設定が適切でない場合には、ある小さい移動距離の間は全くポインタが動かないのに、閾値以上の移動量が発生した場合に急激にポインタが動くことになるので、レーザポインタの操作とポインタ表示との間に遅延が生じているようにユーザには感じられることがある。
特開2011−123580号公報 特開2007−52793号公報
そこで、本発明は上述したような問題を鑑みてなされたものであり、手ぶれによりディスプレイの表示領域に表示されるポインタの揺れを抑制することができるとともに、ユーザの操作感を好適なものとすることができるポインティング装置及びポインティング装置用プログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明のポインティング装置は、表示領域の画素ごとに光センサが設けられたディスプレイと、ユーザが前記ティスプレイの表示領域に対して光を照射するための指示入力器と、前記指示入力器により前記表示領域に光が照射された場合に、前記光センサの出力に基づいて表示領域における受光位置の座標を検出する座標位置検出部と、前記座標位置検出部において検出された受光位置の座標に関する時系列データに対して時間的な平滑化処理を行い、表示位置座標を出力する座標位置平滑部と、前記座標位置平滑部から出力される表示位置座標にポインタ表示を生成し、前記表示領域に表示される基礎映像に重畳した操作画面映像を出力する表示制御部と、前記表示制御部から出力される操作画面映像を前記ディスプレイの表示領域に表示させる表示部と、を備えたことを特徴とする。
このようなものであれば、前記座標位置平滑部が、前記座標位置検出部において検出された受光位置の座標に関する時系列データに対して時間的な平滑化を行うように構成されているので、例えば受光位置の座標の変化量に応じて、時間的な平滑化の強さを変化させてディスプレイの表示領域におけるポインタ表示の表示位置座標を出力させることができるようになる。
したがって、手ぶれのような意図しないユーザの動きに関しては強い時間的な平滑化処理を行ってほとんどポインタ表示が表示領域において移動しないようにして、ポインタ表示による操作性を向上させ、使いやすくすることができる。
また、実際にポインタ表示を移動させるときに前記指示入力器を大きく動かされる場合には、前記座標位置平滑部における時間的な平滑化を弱く行うことにより、表示領域内のポインタ表示を所望の場所へと違和感なく移動させることができるようになる。
さらに、このように前記座標位置平滑部において時間的な平滑化処理が検出された受光位置の座標の時系列データに加えられるようにしているので、例えば手ぶれとそうでない動きとを決める閾値において不連続にポインタ表示位置の算出方法が大きく変化するのではなく、その平滑化の程度を連続的に変化させることができ、閾値を境界としてポインタ表示に遅延が生じる等といった感覚をユーザに与えにくくすることもできるようになる。
手ぶれによる表示領域中のポインタ表示においてユーザの意図しない動きが極力反映されないようにしつつ、大きくポインタ表示を動かしたいときと操作感の連続性が保たれるようにするには、前記座標位置平滑部が、前記座標位置検出部において新たに検出される受光位置の座標である新規座標と、過去に検出された1又は複数の座標である過去座標との間における重み付けが変更可能に構成されており、受光位置の座標の変化量が所定値よりも小さい場合には、受光位置の座標の変化量が所定値以上の場合の平滑化処理に比べて、新規座標の重み付けを小さくした平滑化処理を行うように構成されていればよい。
表示領域におけるポインタ表示を大きく移動させる際に、ユーザの指示入力器の動きに対してほとんど遅延なくユーザの意図する場所へとポインタ表示を移動させるには、前記座標位置平滑部が、受光位置の座標の変化量が所定値よりも大きい場合には、平滑化処理を実行せずに前記座標位置検出部において新たに検出された受光位置の座標である新規座標をそのまま前記表示位置座標として出力するように構成されていればよい。
手ぶれによる影響を低減しつつ、スムーズに表示領域内のポインタ表示を移動させるのに適した前記座標位置平滑部の具体的な構成例としては、前記座標位置平滑部が、FIRフィルタ、IIRフィルタ、バイラテラルフィルタ、イプシロンフィルタのいずかれにより平滑化処理を行うように構成されているものが挙げられる。
手ぶれによるユーザの意図しない動きか、実際にポインタ表示を動かしたい場合の動きか検出し、それぞれに合わせた時間的平滑化処理を行えるようにするには、前記受光位置の動きに関連する値が、予め定められた閾値よりも小さいかどうかを評価する動き検出部をさらに備え、前記座標位置平滑部が、前記動き検出部において受光位置の動きに関連する値が、予め定められた閾値よりも小さいと評価されている場合にのみ平滑化処理を実行するように構成されていればよい。
手ぶれ以外の実際にポインタ表示を移動させたい場合において、ポインタ表示を遅延なく移動させるための具体的な構成としては、前記座標位置平滑部が、前記動き検出部において受光位置の動きに関連する値が、予め定められた閾値以上であると評価されている場合には平滑化処理を実行しないように構成されているものが挙げられる。
前記座標位置検出部から出力される受光位置の座標の時系列データだけに基づいて、受光位置の動きを判定するのと比較して、ポインタ表示の動きにより適した動きの判定を行えるようにするには、前記動き検出部が、前記座標位置平滑部から出力されている表示位置座標と、前記座標位置検出部において新たに検出された新規座標とに基づいて、前記受光位置の動きに関連する値を算出し、算出された値を閾値に対して評価するように構成されていればよい。
また、手ぶれによる受光位置の動きではポインタ表示の位置が変更されず、実際にポインタ表示の位置を変更するための大きな動きについては遅延無く表示できるようにするとともに、それらの動きの違いによらずポインタ表示が非常に滑らかに連続的に移動して表示されるようにするには、前記座標位置平滑部が、受光位置の動きに関連する値に応じて、平滑化の強さを連続的に変更するように構成されていればよい。
受光位置の座標の変化が手ぶれによるものか、ポインタ表示を移動させるものかを正確に判定できるようにし、それぞれの動きに適した平滑化処理を行えるようにするには、前記指示入力器が、当該指示入力器の動きを検知する慣性センサをさらに備え、前記慣性センサの出力に基づいて、前記動き検出部が前記受光位置の動きに関連する値を算出し、その算出された値を閾値に対して評価するように構成されていればよい。
例えば既存のポインティング装置において、本発明の効果を享受できるようにするには、表示領域の画素ごとに光センサが設けられたディスプレイと、ユーザが前記ティスプレイの表示領域に対して光を照射するための指示入力器と、を備えたポインティング装置に用いられるプログラムであって、前記指示入力器により前記表示領域に光が照射された場合に、前記光センサの出力に基づいて表示領域における受光位置の座標を検出する座標位置検出部と、前記座標位置検出部において検出された受光位置の座標に関する時系列データに対して時間的な平滑化処理を行い、表示位置座標を出力する座標位置平滑部と、前記座標位置平滑部から出力される表示位置座標にポインタ表示を生成し、前記表示領域に表示される基礎映像に重畳した操作画面映像を出力する表示制御部と、前記表示制御部から出力される操作画面映像を前記ディスプレイの表示領域に表示させる表示部と、を備えたことを特徴とするポインティング装置用プログラムを用いればよい。また、このプログラムが記録されたプログラム記録媒体を用いてもかまわない。
このように本発明のポインティング装置によれば、指示入力器により表示領域に光が照射されている位置である受光位置の座標に対して時間的な平滑化処理を行うように構成されるとともに、手ぶれによる受光位置との揺れと、実際にポインタ表示を移動させるための受光位置の変化との間でその平滑化処理の強さを変更可能に構成されているので、手ぶれによるポインタ表示の揺れを抑制するとともに、ポインタ表示を遅延無く移動させることができる。
本発明の第1実施形態に係るポインティング装置の外観図を示す模式的斜視図。 第1実施形態におけるポインティング機能を実現するための各種機能を示す機能ブロック図。 第2実施形態におけるポインティング機能を実現するための各種機能を示す機能ブロック図。 第3実施形態におけるポインティング機能を実現するための各種機能を示す機能ブロック図。
本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照しながら説明する。
第1実施形態のポインティング装置300は、ディスプレイたるテレビ100と、テレビ100の表示領域DA内に光を照射することにより、例えば表示領域DA内に表示されている各種コンテンツを選択するための指示入力器たるコントローラ200とから構成してある。
図1に示すように前記テレビ100は、テレビ放送を表示するだけでなく、外部入力又は内部で生成される操作画面を表示するものであり、表示領域DAの画素ごとに前記コントローラ200から照射される光の受光位置を特定するための光センサ10が設けてある。本明細書では、図面視において表示領域DAの左上の隅を原点として、水平方向をX軸、鉛直方向をY軸としてその受光位置の座標Pi(Xi,Yi)を検出し、その対応する座標にポインタ表示Cが表示されるように構成してある。加えて、前記コントローラ200は、不可視のレーザ光Lを射出するものであり、その光は画素と同程度の大きさの直径の照射面積を有するものである。また、このテレビ100は、前記コントローラ200から照射されている光の受光位置に基づいて表示領域DA内にポインタ表示Cを生成するための演算部を有している。
前記演算部は、A/Dコンバータ、メモリ、CPU等からなる制御基板等によりその機能が実現されるものであり、図2に示すように少なくとも座標位置検出部20、座標位置平滑部30、表示制御部40、表示部50としての機能を実現するように構成してある。
各部について詳述する。
前記座標位置検出部20は、前記コントローラ200により前記表示領域DAにレーザ光Lが照射された場合に、前記光センサ10のセンサ出力Spに基づいて表示領域DAにおける受光位置の座標Pi(Xi,Yi)を検出するものである。具体的には、例えば各光センサ10のうち最も出力電圧の大きいものについて、その光センサ10が設けられている画素の座標を受光位置の座標Pi(Xi,Yi)として前記座標位置検出部20は検出するように構成してある。
前記座標位置平滑部30は、前記座標位置検出部20において検出された受光位置の座標Pi(Xi,Yi)に関する時系列データに対して時間的な平滑化処理を行い、表示位置座標Po(Xo,Yo)を出力するものである。ここで、この座標位置平滑部30は、FIRフィルタ、IIRフィルタ、バイラテラルフィルタ、イプシロンフィルタ等のフィルタによって受光位置の座標Pi(Xi,Yi)について時間的な平滑化処理を行い、表示位置座標Po(Xo,Yo)を出力するように構成してある。
前記表示制御部40は、前記座標位置平滑部30から出力される表示位置座標Po(Xo,Yo)にポインタ表示Cを生成し、前記表示領域DAに表示される基礎映像に重畳した操作画面映像DPを出力するものである。基礎映像は、例えば操作用のアイコン等が表示された映像であり、この基礎映像にいずれかの点にポインタ表示Cとしてカーソル等が重畳されることになる。
前記表示部50は、前記表示制御部40から出力される操作画面映像DPを前記テレビ100の表示領域DAに表示させるものである。
このように構成された第1実施形態のポインティング装置300であれば、前記座標位置平滑部30が、前記座標位置検出部20において検出された受光位置の座標Pi(Xi,Yi)に対して時間的な平滑化処理を行うので、手ぶれによるポインタ表示Cの揺れを抑制することができる。従って、マウス等のように相対位置を入力するのではなく、レーザポインタのように絶対位置を入力しつつ、かつ、手ぶれによるポインタ表示Cの揺れも抑制できるので、レーザポインタよりも操作しやすいポインティング機能を実現することができる。
また、受光位置の座標Pi(Xi,Yi)の変化量に応じて、前記座標位置平滑部30における時間的な平滑化の強さを適宜変更することができるので、手ぶれによるポインタ表示Cは抑制しつつ、実際にポインタ表示Cを移動させるような大きな動きの場合には遅延なくコントローラ200の動きに追従させることも可能となる。
次に本発明の第2実施形態について図3を参照しながら説明する。なお、第1実施形態に対応する部材については同じ符号を付すこととし、第1実施形態と異なっている部分についてのみ詳述する。
第2実施形態のポインティング装置300は、第1実施形態と比較して演算部の構成が異なっており、前記座標位置平滑部30における平滑化処理の態様を受光位置の座標Pi(Xi,Yi)に関する動きの大きさに応じて変化させるための動き検出部60をさらに備えている点が異なっている。
第2実施形態の特徴である前記動き検出部60及び前記座標位置平滑部30について詳述する。
前記動き検出部60は、前記受光位置の動きに関連する値が、予め定められた閾値よりも小さいかどうかを評価するものである。ここで、第2実施形態では動きに関連する値として、前記座標位置検出部20において検出される受光位置の座標Pi(Xi,Yi)と、現在、前記座標位置平滑部30から出力されている表示位置座標Po(Xo,Yo)との時間的な変化量を評価するものである。
より具体的には前記動き検出部60は、表示位置座標Po(Xo,Yo)と新規に検出された受光位置の座標Pi(Xi,Yi)についてX座標の変化量、及び、Y座標の変化量を評価し、これらのいずれかの変化量が閾値よりも小さいか大きいについて評価している。この閾値は、ユーザの手ぶれによって通常生じ得る各座標の変化量よりも所定値だけ大きく設定してある。
そして、この動き検出部60は、表示位置座標Po(Xo,Yo)と受光位置の座標Pi(Xi,Yi)の時間的な変化量が閾値よりも大きい場合には動き検出値M=1を、閾値よりも小さい場合には動き検出値M=0を前記座標位置平滑部30に対して出力するように構成してある。
前記座標位置平滑部30は、前記動き検出部60から出力される動き検出値Mの値に応じてその時間的な平滑化処理の強さを変更するように構成してある。
すなわち、前記座標位置平滑部30は、前記座標位置検出部20において新たに検出される受光位置の座標Pi(Xi,Yi)である新規座標と、過去に検出された1又は複数の座標である過去座標との間における重み付けが変更可能に構成されており、表示位置座標Po(Xo,Yo)に対する受光位置の座標Pi(Xi,Yi)の変化量が所定値よりも小さい場合には、表示位置座標Po(Xo,Yo)に対する受光位置の座標Pi(Xi,Yi)の変化量が所定値以上の場合の平滑化処理に比べて、新規座標の重み付けを小さくした平滑化処理を行うように構成してある。
第2実施形態では、前記動き検出部60から出力される動き検出値がM=0であり、手ぶれによる受光位置の変化であると評価されている場合には、前記座標位置平滑部30は前記受光位置の座標Pi(Xi,Yi)の時系列データに対して時間的な平滑化処理を行う一方、動き検出値がM=1であり、動きが大きく手ぶれによる受光位置の座標Pi(Xi,Yi)の変化ではないと評価されている場合には、新規座標の重み付けのみを最大とし、過去座標を考慮しないように構成してある。すなわち、前記座標位置平滑部30は、動き検出値がM=0の場合のみ平滑化処理を実行するとともに、動き検出値がM=1の場合は実質的に平滑化処理を行わずに、受光位置の座標Pi(Xi,Yi)をそのまま表示位置座標Po(Xo,Yo)として出力するようにしてある。
このように第2実施形態のポインティング装置300では、前記動き検出部60において表示位置座標Po(Xo,Yo)と新規に検出された受光位置の座標Pi(Xi,Yi)との変化量に基づいて、手ぶれによる座標の変化であるか、実際にポインタ表示Cを移動させるための座標の変化であるかを検出するようにしてあるので、それぞれに応じた時間的な平滑化処理を実行することができる。
したがって、手ぶれによるポインタ表示Cの揺れについてのみ効果的に抑制することができ、ポインタ表示Cの移動のための動きについては平滑化処理を実行せず、検出された値をそのまま表示させることで遅延無くポインタ表示Cを移動させることができる。
言い換えると、第2実施形態のポインティング装置300は、手ぶれのような動きが小さくユーザからは遅延が感じられにくい領域では平滑化処理を実行して、ポインタ表示Cの揺れを抑制するとともに、動きが大きいためにユーザに遅延が感じられやすいが、細かい位置の違いが分からない領域では、平滑化処理を行わずにそのまま検出された受光位置の座標Pi(Xi,Yi)を表示位置座標Po(Xo,Yo)としている。このため、ユーザに対して快適な操作感を提供する事が可能となる。
次に第3実施形態のポインティング装置300について図4を参照しながら説明する。なお、前記各実施形態に対応する部材には同じ符号を付すこととし、前記各実施形態と異なっている点についてのみ詳述する。
第2実施形態においては前記動き検出部60は、前記座標位置検出部20において検出された新規の受光位置の座標Pi(Xi,Yi)と、現在の表示位置座標Po(Xo,Yo)との変化量に基づいて動き検出値を出力するように構成されていたが、第3実施形態では、座標のデータを用いずに前記コントローラ200の動き自体から動き検出値を出力するように構成してある。
すなわち、第3実施形態のポインティング装置300は、前記コントローラ200内に設けられた慣性センサ70の出力Smに基づいて、前記動き検出部60は動き検出値Mを出力するようにしてある。
前記慣性センサ70は、例えば加速度センサ又は角速度センサであってコントローラ200の動きに関連する値として加速度又は角速度を出力するものである。ここで、慣性センサ70からの出力は、コントローラ200の動きの大きいほど、絶対値の大きい出力が出力されるものである。この慣性センサ70からの出力は例えばBluetooth(登録商標)のような通信手段を介して前記テレビ100に入力され、前記動き検出部60において使用される。
前記動き検出部60は、慣性センサ70からの出力が予め定めた閾値よりも大きい場合には動きが大きいとみなして動き検出値としてM=1を出力し、慣性センサ70からの出力が予め定めた閾値以下の場合には動きが小さいと見なして動き検出値としてM=0を出力するように構成してある。
したがって、前記座標位置平滑部30は動き検出値Mに基づいて第2実施形態と同様にコントローラ200の動きが小さく、受光位置の座標Pi(Xi,Yi)の変化が手ぶれの場合のみ平滑化処理を行い、コントローラ200の動きが大きく、受光位置の座標Pi(Xi,Yi)の変化がポインタ表示Cの移動のためのものである場合には平滑化処理を行わずに前記座標位置検出部20において検出された新規座標を表示座標位置として出力することになる。
このように第3実施形態のポインティング装置300によれば、前記動き検出部60が前記コントローラ200に設けられた慣性センサ70の出力Smに基づいて手ぶれによる動きか、それ以外の動きかを評価できるように構成してあるので、手ぶれの場合には平滑化処理を行うことで、ポインタ表示Cの揺れを抑制するとともに、それ以外の場合には検出された新規座標をそのまま表示座標位置として用いることにより遅延無くポインタ表示Cを移動させることができる。
また、第3実施形態の場合、前記慣性センサ70の出力Smに基づいて動きを評価するように構成してあるので、第2実施形態のようにテレビ100の光センサ10に比べて検出周期を短くすることができ、時間的な遅れの小さい動きの評価を実現することができる。従って、コントローラ200の動きと表示ポインタの動きの間における遅延をさらに低減する事が可能となる。
その他の実施形態について説明する。
前記各実施形態では、ディスプレイとしてテレビを例示しているが、その他のパソコン用のモニタや表示装置であっても構わない。指示入力器の一例としてコントローラを挙げたが、不可視のレーザ光を射出するレーザポインタ等を指示入力器としても用いても構わない。
また、第2実施形態においては、表示位置座標と受光位置の座標に基づいて平滑化処理を行うかどうか決定するための動き検出値を決定していたが、例えば受光位置の座標の時系列データのみに基づいて動き検出値を決定するようにしても構わない。
さらに、前記第2実施形態、前記第3実施形態では前記座標位置平滑部は、手ぶれによる受光位置座標の変化の場合には平滑化処理を行い、それ以外の場合には平滑化処理を行わないように構成していたが、例えば、平滑化処理の強さをそれぞれで異ならせるようにしてもよい。より具体的には、手ぶれによる動きであると判断されている場合には新規に検出された受光位置の座標についての重み付けを小さくし、それまでの座標位置データから大きく変化しないようにするとともに、実際にポインタ表示を移動させるための動きであると判断されている場合には、新規座標の重み付けをそれまでの座標位置データよりも大きくすることで遅延無くポインタ表示が移動するようにしてもよい。
さらに、前記第2実施形態、前記第3実施形態における動き検出部は、ある閾値に対して動きに関連する値が小さいか大きいかを評価するように構成されていたが、例えば、指示入力器により入力される動きに応じて連続的に変化する動きに関連する値を出力するようにし、その値に応じて、前記座標位置平滑部における平滑化処理の強さを連続的に変更するようにしてもよい。より具体的には、第2実施形態であれば前記動き評価部から出力される動きに関連する値である受光位置の座標の変化量が大きいほど、新規座標の重みづけを大きくし、受光位置の座標の変化量が小さいほど、新規座標の重みづけが小さくなるように座標の変化量に応じて新規座標と過去座標の重み付けをそれぞれ連続的に変化させる重み付け関数を定義すればよい。また、同様に第3実施形態であれば、慣性センサからの出力Smが大きいほど、新規座標の重み付けを大きくし、出力Smが小さいほど新規座標の重み付けが小さくなるように重み付け関数を設定すればよい。このようなものであれば、手ぶれによる動きはほとんどポインタ表示には反映されず、かつ、大きな動きについては即時にポインタ表示に反映されるようにすることができる。さらに、平滑化処理の強さが連続的に変更される、すなわち、新規座標の重み付けが指示入力器の動きが大きいほど連続的に大きくなるように構成されているので、閾値等の境界が存在せず、どのような動きが入力されても連続的に滑らかに前記ポインタ表示を移動させて表示することができる。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な変形や実施形態の組み合わせを行っても構わない。
300 ポインティング装置
200 コントローラ(指示入力器)
100 テレビ(ディスプレイ)
10 光センサ
20 座標位置検出部
30 座標位置平滑部
40 表示制御部
50 表示部
60 動き検出部
70 慣性センサ

Claims (10)

  1. 表示領域の画素ごとに光センサが設けられたディスプレイと、
    ユーザが前記ティスプレイの表示領域に対して光を照射するための指示入力器と、
    前記指示入力器により前記表示領域に光が照射された場合に、前記光センサの出力に基づいて表示領域における受光位置の座標を検出する座標位置検出部と、
    前記座標位置検出部において検出された受光位置の座標に関する時系列データに対して時間的な平滑化処理を行い、表示位置座標を出力する座標位置平滑部と、
    前記座標位置平滑部から出力される表示位置座標にポインタ表示を生成し、前記表示領域に表示される基礎映像に重畳した操作画面映像を出力する表示制御部と、
    前記表示制御部から出力される操作画面映像を前記ディスプレイの表示領域に表示させる表示部と、を備えたことを特徴とするポインティング装置。
  2. 前記座標位置平滑部が、前記座標位置検出部において新たに検出される受光位置の座標である新規座標と、過去に検出された1又は複数の座標である過去座標との間における重み付けが変更可能に構成されており、
    受光位置の座標の変化量が所定値よりも小さい場合には、受光位置の座標の変化量が所定値以上の場合の平滑化処理に比べて、新規座標の重み付けを小さくした平滑化処理を行うように構成されている請求項1記載のポインティング装置。
  3. 前記座標位置平滑部が、受光位置の座標の変化量が所定値よりも大きい場合には、平滑化処理を実行せずに前記座標位置検出部において新たに検出された受光位置の座標である新規座標をそのまま前記表示位置座標として出力するように構成されている請求項1又は2記載のポインティング装置。
  4. 前記座標位置平滑部が、FIRフィルタ、IIRフィルタ、バイラテラルフィルタ、イプシロンフィルタのいずかれにより平滑化処理を行うように構成されている請求項1乃至3いずれかに記載のポインティング装置。
  5. 前記受光位置の動きに関連する値が、予め定められた閾値よりも小さいかどうかを評価する動き検出部をさらに備え、
    前記座標位置平滑部が、前記動き検出部において受光位置の動きに関連する値が、予め定められた閾値よりも小さいと評価されている場合にのみ平滑化処理を実行するように構成されている請求項1乃至4いずれかに記載のポインティング装置。
  6. 前記座標位置平滑部が、前記動き検出部において受光位置の動きに関連する値が、予め定められた閾値以上であると評価されている場合には平滑化処理を実行しないように構成されている請求項5に記載のポインティング装置。
  7. 前記動き検出部が、前記座標位置平滑部から出力されている表示位置座標と、前記座標位置検出部において新たに検出された新規座標とに基づいて、前記受光位置の動きに関連する値を算出し、算出された値を閾値に対して評価するように構成されている請求項5又は6記載のポインティング装置。
  8. 前記座標位置平滑部が、前記受光位置の動きに関連する値に応じて、平滑化の強さを連続的に変更するように構成されている請求項1乃至4いずれかに記載のポインティング装置。
  9. 前記指示入力器が、当該指示入力器の動きを検知する慣性センサをさらに備え、
    前記慣性センサの出力に基づいて、前記動き検出部が前記受光位置の動きに関連する値を算出し、その算出された値を閾値に対して評価するように構成されている請求項5乃至8いずれかに記載のポインティング装置。
  10. 表示領域の画素ごとに光センサが設けられたディスプレイと、ユーザが前記ティスプレイの表示領域に対して光を照射するための指示入力器と、を備えたポインティング装置に用いられるプログラムであって、
    前記指示入力器により前記表示領域に光が照射された場合に、前記光センサの出力に基づいて表示領域における受光位置の座標を検出する座標位置検出部と、
    前記座標位置検出部において検出された受光位置の座標に関する時系列データに対して時間的な平滑化処理を行い、表示位置座標を出力する座標位置平滑部と、
    前記座標位置平滑部から出力される表示位置座標にポインタ表示を生成し、前記表示領域に表示される基礎映像に重畳した操作画面映像を出力する表示制御部と、
    前記表示制御部から出力される操作画面映像を前記ディスプレイの表示領域に表示させる表示部と、を備えたことを特徴とするポインティング装置用プログラム。
JP2012261649A 2012-11-29 2012-11-29 ポインティング装置及びポインティング装置用プログラム Pending JP2014106921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012261649A JP2014106921A (ja) 2012-11-29 2012-11-29 ポインティング装置及びポインティング装置用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012261649A JP2014106921A (ja) 2012-11-29 2012-11-29 ポインティング装置及びポインティング装置用プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014106921A true JP2014106921A (ja) 2014-06-09

Family

ID=51028306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012261649A Pending JP2014106921A (ja) 2012-11-29 2012-11-29 ポインティング装置及びポインティング装置用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014106921A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020042359A (ja) * 2018-09-06 2020-03-19 三菱電機株式会社 ディスプレイ装置、ポインティングデバイスおよび情報処理装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643903A (ja) * 1992-02-04 1994-02-18 Siemens Ag 複数の調節器を有する技術的プロセスの調節方法
JPH0916332A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Alps Electric Co Ltd 座標入力装置
JPH09204262A (ja) * 1996-01-24 1997-08-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報入力方法
JP2004046391A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Kokuyo Co Ltd 筆記具
JP2008152720A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Victor Co Of Japan Ltd 電子機器
JP2008177801A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Sony Corp 撮像装置、ノイズ除去装置、ノイズ除去方法、ノイズ除去方法のプログラム及びノイズ除去方法のプログラムを記録した記録媒体
JP2009177431A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Dainippon Printing Co Ltd 動画像再生システム、サーバ装置、端末装置及び動画像生成方法等
JP2010204706A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Nec Corp 画像入力装置及び画像表示システム
WO2011068024A1 (ja) * 2009-12-03 2011-06-09 シャープ株式会社 位置検出機能付き表示装置、および、入力位置検出システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643903A (ja) * 1992-02-04 1994-02-18 Siemens Ag 複数の調節器を有する技術的プロセスの調節方法
JPH0916332A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Alps Electric Co Ltd 座標入力装置
JPH09204262A (ja) * 1996-01-24 1997-08-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報入力方法
JP2004046391A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Kokuyo Co Ltd 筆記具
JP2008152720A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Victor Co Of Japan Ltd 電子機器
JP2008177801A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Sony Corp 撮像装置、ノイズ除去装置、ノイズ除去方法、ノイズ除去方法のプログラム及びノイズ除去方法のプログラムを記録した記録媒体
JP2009177431A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Dainippon Printing Co Ltd 動画像再生システム、サーバ装置、端末装置及び動画像生成方法等
JP2010204706A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Nec Corp 画像入力装置及び画像表示システム
WO2011068024A1 (ja) * 2009-12-03 2011-06-09 シャープ株式会社 位置検出機能付き表示装置、および、入力位置検出システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020042359A (ja) * 2018-09-06 2020-03-19 三菱電機株式会社 ディスプレイ装置、ポインティングデバイスおよび情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6702489B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ、情報処理方法、及びプログラム
US9940754B2 (en) Head-mounted display system and method for presenting display on head-mounted display
US10126839B2 (en) Motion-based view scrolling with augmented tilt control
EP2535788B1 (en) Display apparatus and method for controlling a display apparatus
US9547379B2 (en) Method, air mouse, and set top box for controlling air mouse
KR20060132323A (ko) 디스플레이장치 및 그 제어방법
JP5839220B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP6447501B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
US9996160B2 (en) Method and apparatus for gesture detection and display control
JP5707745B2 (ja) 画像安定化装置、画像安定化方法、及びプログラム
WO2008073801A2 (en) Inertial sensor input device
JP2007018372A (ja) ポインティングデバイスの入力調整プログラムおよび入力調整装置
US9405387B2 (en) Cursor control apparatus and cursor control method thereof
US20190121441A1 (en) Information processing device, information processing method, and program
KR102161745B1 (ko) 터치 입력에 시각적 피드백을 제공하는 가속기, 터치 입력에 시각적 피드백을 제공하는 터치 입력 프로세싱 디바이스 및 방법
JP2014106921A (ja) ポインティング装置及びポインティング装置用プログラム
JP6911772B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2014096804A (ja) 操作制御装置及び操作表示方法
JP2014142693A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びコンピュータプログラム
JP2017037567A (ja) ヘッドマウントディスプレイシステムで実行される方法、プログラム、及びヘッドマウントディスプレイシステム
WO2017056651A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
CN115243093B (zh) 视频弹幕的处理方法、装置、存储介质和电子装置
US20230099167A1 (en) Display user interface method and system
WO2013080430A1 (en) Information processing device, information processing method, and program
WO2016148142A1 (ja) 表示データ処理装置、表示装置、および、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170511