JP2014105085A - 作業台カバー - Google Patents

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JP2014105085A
JP2014105085A JP2012260443A JP2012260443A JP2014105085A JP 2014105085 A JP2014105085 A JP 2014105085A JP 2012260443 A JP2012260443 A JP 2012260443A JP 2012260443 A JP2012260443 A JP 2012260443A JP 2014105085 A JP2014105085 A JP 2014105085A
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Tsutomu Hojo
努 北條
Shunichi Yanagisawa
俊一 柳澤
Akina Abe
晃奈 阿部
Keisuke Fukuda
佳佑 福田
Tadashi Suzuki
忠志 鈴木
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Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Abstract

【課題】作業者一人で容易に装着できる作業台カバーを提供する。
【解決手段】作業台カバー50は、作業台40の上部開口部、上端突出部およびアーム側
接続部43を覆うカバー本体51と、カバー本体51により上部開口部、上端突出部およ
びアーム側接続部43が覆われた状態で巻き付けられるバンド本体61と、バンド本体6
1の一端部に取り付けられるとともにバンド本体61の他端部を掛止するバックルとを有
して構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、有底箱状に形成されて、高所作業車の昇降機構の先端部に配設された作業台
に装着される作業台カバーに関する。
作業台を所望高所に移動させて高所作業を行う高所作業車の一例として、走行可能な車
体に、旋回動、起伏動および伸縮動が自在に設けられたブームの先端部に作業台が配設さ
れた高所作業車が知られている。この高所作業車は、作業台に搭乗した作業者がブームを
旋回動、起伏動および伸縮動させる操作を行って作業台を所望高所に移動させて、高所作
業を行うことができるようになっている。高所作業が終了するとブームを倒伏および縮小
させ、ブームおよび作業台を車体上に設けられたブーム受けおよび作業台受けに格納させ
た状態で保持される。高所作業車は屋外に駐車して保管されることも多く、このときに、
作業台内部に塵や雨水が入らないように、作業台の上部開口部を覆う作業台カバーが装着
される。
この作業台カバーの従来例として、特許文献1には、バケット(作業台)の上部に装着
されて開口全体を覆うカバー本体と、バケットの下部に装着されるジャケットと、カバー
本体とジャケットとを繋ぐ固定バンドとを備えて構成されるバケットカバーが開示されて
いる。また、特許文献2には、作業台の上部開口面全体を覆うカバー本体と、カバー本体
を作業台に固定するための固定バンドとを備え、カバー本体を作業台の上部開口面に被せ
るとともに固定バンドを作業台の下部に掛け回して取り付けられる作業台カバーが開示さ
れている。
特開2009−149431号公報 特開平10−17288号公報
しかしながら、格納された作業台に作業台カバーを装着する作業は、通常、作業者が車
体上に乗って一人で行なうため、作業台カバーを容易に装着することが難しいという課題
があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、作業者一人で容易に装着でき
る作業台カバーを提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る作業台カバーは、車体上に昇降駆動自在に設
けられた昇降機構(例えば、実施形態におけるブーム12)と、前記昇降機構の先端部に
設けられた作業者搭乗用の作業台とを備えて構成される高所作業車において用いられる作
業台カバーであって、前記作業台が、有底箱状に形成されて略矩形状の上部開口部を有す
る構成であり、前記作業台の上部開口部および上縁周囲部(例えば、実施形態における上
端突出部41a、アーム側接続部43)を覆うカバー本体部材(例えば、実施形態におけ
るカバー本体51)と、前記カバー本体部材により前記上部開口部および前記上縁周囲部
が覆われた状態で前記カバー本体部材における前記上縁周囲部を覆う部分に巻き付けられ
て、前記作業台に前記カバー本体部材を締着させる長尺状のバンド部材(例えば、実施形
態におけるバンド本体61)と、前記バンド部材の一端側に取り付けられるとともに前記
バンド部材の他端側を掛止する掛止部材(例えば、実施形態におけるバックル65)とを
有して構成されたことを特徴とする。
なお、前記作業台の上縁周囲部には、前記昇降機構の先端部に接続される接続基端部(
例えば、実施形態におけるアーム側接続部43)が形成されており、前記接続基端部は、
側面視において、前記上縁周囲部における前記接続基端部とは反対側に形成された反対側
先端部(例えば、実施形態における上端突出部41a)よりも大きな上下寸法を有して形
成された構成が好ましい。
また、前記バンド部材の他端側に、前記カバー本体部材により前記上部開口部および前
記上縁周囲部を覆った状態で前記カバー本体部材における前記上縁周囲部を覆う部分に前
記バンド部材を巻き付けて前記他端側を前記掛止部材に掛止させたときに、前記掛止部材
近傍に位置して所定締付量で前記バンド部材が巻き付けられたことを示す締付マークが形
成された構成が好ましい。
本発明に係る作業台カバーは、カバー本体部材と、作業台にカバー本体部材を締着させ
るバンド部材と、バンド部材の他端側を掛止する掛止部材とを有して構成される。このた
め、作業台に作業台カバーを装着するときには、作業台に作業台カバーを被せて、作業台
の上縁周囲部に引っ掛かるようにバンド部材を巻き付け、このバンド部材の他端側を掛止
部材により掛止すれば、作業台に作業台カバーを装着することができる。この装着作業に
おいては、例えば作業台の下面にバンドを巻き付ける等の必要がないため、作業者が一人
で容易に作業台カバーを作業台に装着することができる。
なお、接続基端部は、側面視において、接続基端部とは反対側に形成された反対側先端
部よりも大きな上下寸法を有して形成された構成が好ましい。このように構成した上で、
例えば接続基端部を前方に位置させて作業台を格納するようにすれば、上下に延びて形成
された接続基端部を包み込むように(大きな引っ掛かり代で)カバー本体部材が被せられ
るので、仮に走行中にバンド部材が緩んでも作業台から作業台カバーが外れるのを防止で
きる。また、例えば接続基端部および反対側先端部の形状に合わせてカバー本体部材を形
成すれば、作業台カバーを作業台に被せるときの作業台カバーの正しい被せ方向を容易に
把握でき、装着作業が容易になる。
また、バンド部材の他端側に、上部開口部および上縁周囲部を適切に覆った状態でバン
ド部材を巻き付けて掛止させたときに、掛止部材近傍に位置して上部開口部および上縁周
囲部が適切に覆われたことを示す締付マークが形成されている。このため、掛止部材に対
する締付マークの位置を確認するだけで、作業台カバーが適切に装着されているか否かを
確認することができるので、作業者一人で容易に作業台カバーを作業台に装着することが
できる。
本発明に係る作業台カバーが装着される作業台を備えた高所作業車の側面図を示す。 上記高所作業車の平面図を示す。 上記高所作業車の背面図を示す。 ブームの先端部および格納状態の作業台を示す斜視図である。 (a)は作業台カバーが装着される前の作業台を示す平面図であり、(b)は作業台カバーが装着された作業台を示す側面図である。 締着ベルトのバックル近傍を示す斜視図である。 一部のカバー本体がめくれ上がったまま締着ベルトが締め付けられた状態を示す斜視図である。 作業台カバーが装着された作業台の側面図であって、(a)はカバー本体によって作業台が適切に覆われた状態を、(b)および(c)はカバー本体によって作業台が適切に覆われていない状態をそれぞれ示す。 本発明に係る作業台カバーが装着される別の作業台を備えた高所作業車の側面図を示す。 上記高所作業車の平面図を示す。 上記高所作業車の背面図を示す。 (a)は作業台カバーが装着される前の作業台を示す平面図であり、(b)は作業台カバーが装着された作業台を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。本発明に係る作業台カ
バーについて説明をする前に、図1〜図5を参照しながら、本発明に係る作業台カバーが
装着される作業台を備える高所作業車1の構成について説明する。
図1には高所作業車1を左側方から見た側面図を示しており、この図1から分かるよう
に、高所作業車1は、前後左右にタイヤ車輪2を有して走行可能であり、前部に運転キャ
ブ3を有したトラック車両をベースに構成される。このトラック車両の車体4上に、図示
しない油圧式の旋回モータにより駆動されて上下軸周りに水平旋回可能に構成された旋回
台11が配設される。この旋回台11に基端部が枢結されてブーム12が取り付けられて
おり、このブーム12は、旋回台11とブーム12とに跨って設けられた油圧式の起伏シ
リンダ13により起伏動される。ブーム12は、複数のブーム部材により入れ子式に構成
され、図示しない油圧式の伸縮シリンダにより伸縮動される。また、旋回台11とブーム
12との間には、油圧式の下部レベリングシリンダ14が配設される。車体4上には、倒
伏したブーム12の下面に当接してブーム12を格納支持するブーム受け6が設けられて
いる。
図4にはブーム12先端部の斜視図を示しており、この図4に示すように、ブーム12
は先端部にブームヘッド15を有し、このブームヘッド15に垂直ポスト部材16が上下
に揺動可能に取り付けられている(図1も参照。図4においては、垂直ポスト部材16の
図示を省略)。ブームヘッド15と垂直ポスト部材16との間には、図示しない油路を介
して下部レベリングシリンダ14に接続された油圧式の上部レベリングシリンダ17が配
設されている。垂直ポスト部材16は、上部レベリングシリンダ17によりブーム12の
起伏の如何に拘らず常に垂直に延びて位置するように揺動制御される。
この垂直ポスト部材16に、垂直ポスト部材16を中心に水平旋回自在なアーム30と
、アーム30を介して垂直ポスト部材16と接続された作業台40とから構成される作業
装置20が設けられている。アーム30は、図4に示すように、垂直ポスト部材16と作
業台40とを繋ぐアーム本体31と、アーム本体31に取り付けられて垂直ポスト部材1
6に対してアーム本体31を水平旋回させる油圧式のアーム旋回モータ32と、アーム本
体31の端部に上下に延びて設けられた軸部材33とを備えて構成される。
図5(a)には作業台40の平面図を、図5(b)には作業台40の側面図をそれぞれ
示しており、これらの図から分かるように、作業台40は、全体として有底箱状に形成さ
れており、上部に略矩形状の上部開口部42を有する作業台本体41と、平面視略三角形
に形成されてアーム本体31と接続されるアーム側接続部43と、作業台本体41とアー
ム側接続部43との間に設けられた操作装置44とを備えて構成される。なお、図4およ
び図5(b)には、後述する作業台カバー50(ハッチング部)が装着された作業台40
を示している。
作業台本体41は、ポリエチレンやFRP等の絶縁性を有した材料を用いて、作業者が
搭乗可能な床面積を有して構成される。作業台本体41の上端周縁部には、外方に向けて
突出する上端突出部41aが形成されている。アーム側接続部43は、作業台本体41の
上部がアーム30側に突出して形成されており、アーム30に対して作業台40を首振り
させる油圧式の首振りモータ45を備える。また、アーム側接続部43は、図5(b)に
示すように、側面視において上下高さがH2に形成されており、アーム側接続部43とは
反対側に形成された上端突出部41aの上下高さH1よりも大きくなるように形成されて
いる。操作装置44は、旋回台11の旋回動、ブーム12の起伏動および伸縮動、垂直ポ
スト部材16に対するアーム30の水平旋回動、並びにアーム30に対する作業台40の
水平旋回動をさせる操作を行う操作レバー等を備えて構成される。なお、車体4上には、
作業台40の下面に当接して作業台40を格納支持する作業台受け7や、作業台40に乗
り降りする際に使用するステップ8が設けられている。
以上ここまで、高所作業車1の構成について説明した。次に、このように構成される高
所作業車1の作動について、高所作業を行う場合を例示して説明する。
高所作業車1を用いて高所作業を行う場合には、まず、ブーム12および作業台40を
格納支持させた状態で走行させて作業現場に向かう。作業現場に到着すると作業者はステ
ップ8を利用して作業台40に乗り込み、作業台40の操作装置44を操作して作業台4
0を所望高所に移動させる。このとき、上述したように高所作業車1は、アーム30に対
して作業台40を首振り作動させることができるように構成されているため、例えば電柱
の反対側に作業台40を回り込ませるような移動が容易に行える。そして、高所作業が終
了すると、ブーム12を全縮状態にするとともに作業台40をブーム12の側面に沿って
位置するように水平旋回および首振りさせ、この状態でブーム12を倒伏させる。このよ
うにして、ブーム12をブーム受け6に、作業台40を作業台受け7にそれぞれ格納支持
させる。
以上、高所作業車1の作動について説明した。ところで、例えば高所作業車を屋外に保
管するときに、格納支持された作業台40の上部開口部42から作業台40内に塵や雨水
等が入り込む虞がある。そこで、格納支持された作業台40に作業台カバー50を装着し
て、作業台40内に塵や雨水等が入り込むことを防止できるようにしている。以下におい
ては、この作業台カバー50の構成について説明する。
作業台カバー50は、図4および図5(b)に示すように、作業台40の上部開口部4
2全体を覆うように形成されたカバー本体51と、このカバー本体51の周縁に沿って配
設された締着バンド60とを備えて構成される。
カバー本体51は、防水性を備えた素材を用いてシート状に形成され、折り畳み保管可
能である。カバー本体51は展開して使用され、展開時に、作業台40の上部開口部42
全体を覆う上面部52と、上面部52の端部から下方に延びて形成された周縁部53とか
ら構成される。周縁部53の下側縁部には、複数のバンド通し54が縫いつけられており
、このバンド通し54に締着バンド60が通されて締着バンド60がカバー本体51に取
り付けられている。作業台カバー50を作業台40に被せたときに、締着バンド60が上
端突出部41aおよびアーム側接続部43の下方に位置するように、周縁部53にバンド
通し54が縫いつけられている。作業台40への作業台カバー50の着脱を容易にするた
め、カバー本体51は、柔らかい素材を用いて形成されることが好ましい。
図6には締着バンド60のバックル65近傍を示しており、この図6から分かるように
、締着バンド60は、例えばナイロン繊維等のほとんど伸縮しない素材を用いて長尺状に
形成され、作業台40を一周して巻き付け可能な長さを有するバンド本体61と、このバ
ンド本体61の一端部62に取り付けられたバックル65とを備えて構成される。
バンド本体61の他端部63は、例えばバンド本体61における他の部分とは色を異な
らせることで視認可能に形成された締付マーク64を備える(図6のハッチング部を参照
)。締付マーク64の形成位置について具体的に説明すると、上部開口部42全体に上面
部52が被せられ、且つ上端突出部41aおよびアーム側接続部43の下方に締着バンド
60が位置するように周縁部53が被せられた状態(以下、この状態を「適切な被せ状態
」と称する)で締着バンド60が締め付けられたとき、他端部63におけるバックル65
近傍に位置する部分に形成されている。このため、締着バンド60を締め付けたときのバ
ックル65に対する締付マーク64の位置を確認すれば、作業台40に対する作業台カバ
ー50の被せ状態が適切か否かを簡単に把握することができる(詳しくは後述)。なお、
特許請求の範囲における「所定締付量」とは、適切な被せ状態で締着バンド60を締め付
けたときの締付量を意味する。
バックル65は、平板状に形成されて揺動軸66を中心として矢印Aの方向に揺動自在
に配設された掛止板67と、掛止板67の先端部67a側に形成された支持部68と、支
持部68とは反対側端部に形成されてバンド本体61の一端部62が取り付けられるバン
ド取付部69とを備えて構成される。掛止板67は、揺動軸66に取り付けられたつる巻
きばね(図示せず)により、先端部67aが支持部68に押し付けられるように付勢され
ている。このため、先端部67aと支持部68との間にバンド本体61の他端部63を通
すと、先端部67aによって他端部63が支持部68に押し付けられて掛止される。なお
、図6は、作業台40に作業台カバー50を適切な被せ状態で被せた上で締着バンド60
を締め付けて、締付マーク64部分が先端部67aと支持部68とによって挟持された例
を示している。
図5(a)には作業台40に作業台カバー50を装着したときの締着バンド60を点線
で示しており、図5(a)に示すように、バックル65が上面部52(作業台40)の隅
に位置するとともに、他端部63がバックル65近傍に引き出されている。また、図2に
示すように格納支持された作業台40に作業台カバー50を装着するときに、バックル6
5はステップ8側に位置するので、作業者はステップ8上に乗ったままで締着バンド60
の締め付け作業を簡単に行うことができる。
以上ここまでは、作業台カバー50の構成について説明した。次に、作業台40に作業
台カバー50を装着する手順について説明する。
まず、図4および図5(b)に示すように、作業台40の上部開口部42に上面部52
を被せ、上端突出部41aおよびアーム側接続部43に周縁部53を被せるように、作業
台カバー50を作業台40に被せる。次に、締着バンド60の他端部63を、先端部67
aと支持部68との間に通して手前側に引っ張り、バックル65に掛止させる。このとき
、作業台カバー50が適切な被せ状態で作業台40に被せられていれば、締着バンド60
を締め付けたときに締付マーク64がバックル65の近傍に位置するはずである。そこで
、作業者は、バックル65に対する締付マーク64の位置を確認し、締付マーク64がバ
ックル65近傍に位置して(例えば、先端部67aと支持部68とによって挟持されて)
いれば、作業台カバー50が適切な被せ状態で被せられていると簡単に判断できる。この
装着状態においては、締着バンド60が、上端突出部41aおよびアーム側接続部43の
下方に位置した状態で締め付けられているので、例えば走行中に作業台カバー50がめく
れ上がることがない。
一方、バックル65に対する締付マーク64の位置を確認したときに、締付マーク64
がバックル65から外れて位置していれば、作業台カバー50の被せ状態が適切ではない
と簡単に判断できる。このように、締付マーク64がバックル65から外れて位置する被
せ状態の一例を、図7および図8に示している。但し図8(a)には、参照用として適切
な被せ状態を示している。図7は一部の周縁部53がめくれ上がったままで、締着ベルト
60が締め付けられた状態を示している。この場合、例えばバックル65に対して締付マ
ーク64が他端部63の引き出し側にずれて位置する。
図8(a)は、作業台カバー50が適切な被せ状態で被せられて、締着バンド60が締
め付けられた場合を示している。この場合、バックル65近傍に締付マーク64が位置す
る。この図8(a)に対して図8(b)は、上端突出部41aには周縁部53が被せられ
ているものの、アーム側接続部43には上下方向に半分程度しか周縁部53が被せられて
いない状態で、締着バンド60が締め付けられた場合を示している。この場合、作業台4
0への締着バンド60の巻き付け長さは、図8(a)の場合よりも長くなるため、バック
ル65に対して締付マーク64が引き出し側とは反対側にずれて位置する。また、図8(
c)は、上端突出部41aには周縁部53が被せられているものの、アーム側接続部43
には周縁部53が被せられていない状態で、締着バンド60が締め付けられた場合を示し
ている。この場合、作業台40への締着バンド60の巻き付け長さは、図8(a)の場合
よりも短くなるため、バックル65に対して締付マーク64が引き出し側にずれて位置す
る。なお、図8(c)の場合には、作業台40上面(上部開口部42)が一部露出してい
るため、このことからも作業台カバー50の被せ状態が適切でないと判断できる。
図7、図8(b)および図8(c)のように、バックル65に対する締付マーク64の
位置に基づいて、作業台カバー50の被せ状態が適切でないと判断された場合、このまま
では作業台40内に塵等が入り込んだり、走行時に作業台カバー50がめくれ上がる虞が
ある。このため、これらの場合には、例えば一旦締着バンド60を緩めて作業台カバー5
0を適切な被せ状態となるように修正した上で、再度締着バンド60を締め付ける。この
ようにして、締着バンド60を締め付けたときにバックル65近傍に締付マーク64が位
置するように装着状態の修正を行うことで、塵等が入り込んだり、走行時にめくれ上がる
ことを防止できる。以上のように、本発明に係る作業台カバー50は、締着バンド60を
締め付けたときのバックル65に対する締付マーク64の位置を確認すれば、作業台40
への装着状態を簡単に且つ的確に把握できる。また、例えば作業台40の下面にバンドを
巻き付ける等の必要がないため、作業者が一人で容易に作業台カバー50を作業台40に
装着することができる。
また、作業台カバー50は、格納時に前方に位置するアーム側接続部43を包み込むよ
うに大きな引っ掛かり代でカバー本体51(周縁部53)が被せられて、作業台40に装
着される。このため、仮に走行中に締着バンド60が緩んでも、周縁部53がアーム側接
続部43に引っ掛かって作業台40から作業台カバー50が外れるのを防止できる。また
、上端突出部41aおよびアーム側接続部43の形状に合わせてカバー本体51(周縁部
53)が形成されているので、作業台カバー50を作業台40に被せるときの作業台カバ
ー50の正しい被せ方向を容易に把握でき、装着作業が容易になる。
上述の実施形態では、アーム30の先端部に首振り自在に設けられた作業台40に作業
台カバー50を装着する例を説明したが、本発明に係る作業台カバー50は、この作業台
40に限定して装着されるものではない。例えば図9〜図12に示すように、旋回ベース
130を介して垂直ポスト部材16(図11および図12(b)参照)に旋回自在に取り
付けられた作業台140にも、作業台50を装着することが可能である。以下においては
、作業台140の構成、および作業台140への作業台カバー50の装着手順について説
明する。なお、高所作業車1と同一部材には同一番号を付してその説明を省略する。また
、図9〜図11には、作業台140に作業台カバー50を装着したときの締着バンド60
を太い実線で示している。
作業台140は、図12に示すように、上部に上部開口部142を有する作業台本体1
41と、旋回ベース130側の上部に設けられた操作装置143とを備えて構成される。
作業台本体141の上端周縁部には、外方に向けて突出する上端突出部141aが形成さ
れている。また、作業台本体141の内部には、垂直ポスト部材16に対して作業台14
0を水平旋回させる油圧式の作業台旋回モータ144が配設されている。
このように構成される作業台140に作業台カバー50を装着するときには、まず、上
部開口部142に上面部52を被せるとともに、上端突出部141aおよび操作装置14
3に周縁部53を被せ、作業台カバー50を適切な被せ状態で作業台140に被せる。こ
れにより、締着バンド60を上端突出部141aおよび操作装置143の下方に位置させ
る。次に、締着バンド60を締め付けて、作業台カバー50がめくれ上がらないように作
業台140に装着される。
上述の実施形態では、締付マーク64を、バンド本体61における他の部分とは色を異
ならせて視認可能に形成する例を説明したが、この例以外にも、例えばバンド本体61に
おける他の部分とはバンド幅を異ならせて視認可能に形成しても良い。
上述の実施形態では、カバー本体51に縫いつけられたバンド通し54に締着バンド6
0を通す構成について説明したが、例えばバンド通し54を設けることなくカバー本体を
構成することも可能である。この構成の場合には、まず作業台40にカバー本体を被せて
おき、次にこのカバー本体の周縁に締着バンド60を巻き付けてカバー本体を作業台40
に締着させる。
上述の実施形態では、バックル65を用いて締着バンド60の他端部63を挟持して掛
止する構成を説明したが、締着バンド60の他端部63を掛止する構成はこれに限定され
ない。例えば締着バンド60の他端部63に、ハンド本体61が延びる方向に所定間隔を
おいて複数の掛止穴を設けておき、この掛止穴に掛止ピンを通して掛止する構成にしても
良い。
1 高所作業車
4 車体
12 ブーム(昇降機構)
40 作業台
41a 上端突出部(上縁周囲部、反対側先端部)
42 上部開口部
43 アーム側接続部(上縁周囲部、接続基端部)
50 作業台カバー
51 カバー本体(カバー本体部材)
61 バンド本体(バンド部材)
64 締付マーク
65 バックル(掛止部材)

Claims (3)

  1. 車体上に昇降駆動自在に設けられた昇降機構と、前記昇降機構の先端部に設けられた作
    業者搭乗用の作業台とを備えて構成される高所作業車において用いられる作業台カバーで
    あって、
    前記作業台が、有底箱状に形成されて略矩形状の上部開口部を有する構成であり、
    前記作業台の上部開口部および上縁周囲部を覆うカバー本体部材と、
    前記カバー本体部材により前記上部開口部および前記上縁周囲部が覆われた状態で前記
    カバー本体部材における前記上縁周囲部を覆う部分に巻き付けられて、前記作業台に前記
    カバー本体部材を締着させる長尺状のバンド部材と、
    前記バンド部材の一端側に取り付けられるとともに前記バンド部材の他端側を掛止する
    掛止部材とを有して構成されたことを特徴とする作業台カバー。
  2. 前記作業台の上縁周囲部には、前記昇降機構の先端部に接続される接続基端部が形成さ
    れており、
    前記接続基端部は、側面視において、前記上縁周囲部における前記接続基端部とは反対
    側に形成された反対側先端部よりも大きな上下寸法を有して形成されたことを特徴とする
    請求項1に記載の作業台カバー。
  3. 前記バンド部材の他端側に、前記カバー本体部材により前記上部開口部および前記上縁
    周囲部を覆った状態で前記カバー本体部材における前記上縁周囲部を覆う部分に前記バン
    ド部材を巻き付けて前記他端側を前記掛止部材に掛止させたときに、前記掛止部材近傍に
    位置して所定締付量で前記バンド部材が巻き付けられたことを示す締付マークが形成され
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の作業台カバー。
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JP6992098B2 (ja) 2020-01-10 2022-01-13 東日本電信電話株式会社 高所作業車用作業台

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