JP2014105026A - ボトル - Google Patents

ボトル Download PDF

Info

Publication number
JP2014105026A
JP2014105026A JP2012261924A JP2012261924A JP2014105026A JP 2014105026 A JP2014105026 A JP 2014105026A JP 2012261924 A JP2012261924 A JP 2012261924A JP 2012261924 A JP2012261924 A JP 2012261924A JP 2014105026 A JP2014105026 A JP 2014105026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
groove
panel
portions
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012261924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6040013B2 (ja
Inventor
Hiromichi Saito
浩通 斉藤
Hiroki Oguchi
弘樹 小口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2012261924A priority Critical patent/JP6040013B2/ja
Publication of JP2014105026A publication Critical patent/JP2014105026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6040013B2 publication Critical patent/JP6040013B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】減圧吸収容量の低下を防ぎつつ、柱部の下端部が屈曲変形するのを抑制する。
【解決手段】胴部13に、径方向の内側に向けて窪むパネル部24が周方向に間隔をあけて複数形成されるとともに、周方向で隣り合うパネル部同士の間が柱部31とされ、パネル部、及び柱部は、胴部を径方向の外側から見た側面視で、ボトル軸O方向、及び周方向の双方向に対して傾斜する方向に延びる矩形状を呈し、パネル部は、該パネル部における周方向の両端に各別に位置する一対の柱部と、該パネル部におけるボトル軸方向の両端に各別に位置して周方向に延びる一対の梁部32a、32bと、により区画され、該一対の梁部のうち、ボトル軸方向に沿う底部14側に位置する下梁部32aに、ボトル軸方向に貫く貫通溝33が形成され、該貫通溝は、下梁部における周方向の両端部のうち、前記側面視でパネル部が呈する矩形状の鋭角部分24a側の一端部に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボトルに関するものである。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、胴部に、径方向の内側に向けて窪むパネル部が周方向に間隔をあけて複数形成されるとともに、周方向で互いに隣り合うパネル部同士の間が柱部とされ、パネル部、及び柱部が、胴部を径方向の外側から見た側面視で、ボトル軸方向、及び周方向の双方向に対して傾斜する方向に延びる矩形状を呈するボトルが知られている。
この種のボトルでは、内部の減圧時に、パネル部が径方向の内側に向けて変形するだけでなく、胴部の全体が周方向に捩じれ変形するので、高い減圧吸収容量を具備させることができる。
ところが、胴部のこのような変形に際し、胴部において、前記側面視でパネル部が呈する矩形状の鋭角部分が位置する部分、及びその周辺部分(以下、周辺部分等という)に応力が集中することで、この部分に位置する柱部のボトル軸方向の端部が屈曲変形するおそれがあった。
そこで、パネル部の外周縁部のうち、前記鋭角部分が位置する部分に、該パネル部の外周縁に沿って凹溝を形成することで、胴部の前記周辺部分等を補強した構成が知られている。
特許第4978907号公報
しかしながら、前記従来のボトルでは、胴部の前記周辺部分等を補強した分、減圧吸収容量が低下するおそれがあった。
また本願発明者等は、鋭意検討した結果、胴部において、前記側面視でパネル部が呈する矩形状の2つの鋭角部分のうち、特に、ボトル軸方向に沿う底部側の下鋭角部分が位置する部分、及びその周辺部分に応力が集中し、この部分に位置する柱部の下端部が屈曲変形しやすくなることを見出した。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、減圧吸収容量の低下を防ぎつつ、柱部の下端部が屈曲変形するのを抑制することができるボトルを提供することである。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のボトルは、合成樹脂材料で有底筒状に形成されたボトルであって、胴部に、径方向の内側に向けて窪むパネル部が周方向に間隔をあけて複数形成されるとともに、周方向で隣り合う前記パネル部同士の間が柱部とされ、前記パネル部、及び前記柱部は、前記胴部を径方向の外側から見た側面視で、ボトル軸方向、及び周方向の双方向に対して傾斜する方向に延びる矩形状を呈し、前記パネル部は、該パネル部における周方向の両端に各別に位置する一対の前記柱部と、該パネル部におけるボトル軸方向の両端に各別に位置して周方向に延びる一対の梁部と、により区画され、該一対の梁部のうち、ボトル軸方向に沿う底部側に位置する下梁部に、ボトル軸方向に貫く貫通溝が形成され、該貫通溝は、前記下梁部における周方向の両端部のうち、前記側面視で前記パネル部が呈する矩形状の鋭角部分側の一端部に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、下梁部の前記一端部に、ボトル軸方向に貫く貫通溝が形成されているので、胴部において、前記側面視でパネル部が呈する矩形状の2つの鋭角部分のうち、ボトル軸方向に沿う底部側の下鋭角部分が位置する部分、及びその周辺部分に柔軟性を具備させることができる。
これにより、ボトル内の減圧時に、胴部の変形を阻害することなく、胴部において、前記下鋭角部分が位置する部分、及びその周辺部分に生ずる応力を低減することができる。
したがって、減圧吸収容量の低下を防ぎつつ、柱部のうち、胴部の前記周辺部分に位置するボトル軸方向に沿う底部側の下端部が屈曲変形するのを抑制することができる。
ここで、前記胴部において、前記下梁部に対してボトル軸方向に沿う底部側に連なる部分には、前記貫通溝が開口する第1補強凹溝と、これらの第1補強凹溝及び貫通溝からボトル軸方向に沿う底部側に離れた第2補強凹溝と、がそれぞれ全周にわたって形成されてもよい。
この場合、胴部において、下梁部に対してボトル軸方向に沿う底部側に連なる部分に、第1補強凹溝のみならず第2補強凹溝も形成されているので、下梁部に貫通溝を形成したことで、胴部において下梁部が位置する部分のなかで、径方向の剛性が局所的に低くなる部分が生じてしまうのを抑制することが可能になり、胴部において下梁部が位置する部分の径方向の剛性を全周にわたって同等にすることができる。
また、前記パネル部を画成する一対の柱部及び一対の梁部それぞれの外周面は、段差なく連なってもよい。
この場合、パネル部を画成する一対の柱部及び一対の梁部それぞれの外周面が段差なく連なっているので、ボトル内の減圧時に、一対の柱部及び一対の梁部それぞれの外周面のなかで、応力が集中する箇所が生ずるのを抑制することが可能になり、ボトル内の減圧時に、胴部が例えば屈曲等の不正変形をする起点となる部分が生ずるのを確実に抑えることができる。
さらに、前記パネル部には、前記側面視で該パネル部が呈する矩形状の2つの鋭角部分同士を連結する対角溝が形成されてもよい。
この場合、パネル部に前記対角溝が形成されているので、パネル部の柔軟性を向上させることが可能になり、減圧吸収容量を確実に確保することができる。
本発明に係るボトルによれば、減圧吸収容量の低下を防ぎつつ、柱部の下端部が屈曲変形するのを抑制することができる。
本発明に係る第1実施形態として示したボトルの側面図である。 本発明に係る第2実施形態として示したボトルの側面図である。 本発明に係る第3実施形態として示したボトルの側面図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。本実施形態に係るボトル1は、図1に示されるように、口部11、肩部12、胴部13、及び底部14を備え、これら11〜14が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この共通軸方向の一方側から他方側に向けてこの順に連設されている。なお、ボトル1は、例えばブロー成形等によりポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂材料で一体に形成されている。
ここで本実施形態では、ボトル1の全ての部位11〜14の横断面の基本形状が円形状となっており、前記共通軸はこの横断面がなす円形の中央部を通る直線となっている。
以下、この共通軸をボトル軸Oといい、また、ボトル軸O方向に沿って口部11側を上側といい、底部14側を下側という。さらに、ボトル軸Oに直交する方向を径方向といい、ボトル軸O回りに周回する方向を周方向という。
図示の例では、口部11の外周面に雄ねじ部11aが形成されており、この雄ねじ部11aに図示されないキャップが着脱可能に螺着される。
口部11と肩部12との接続部分に、全周にわたって延びるネックリング15が径方向の外側に向けて突設されている。
肩部12は、下方から上方に向かうに従い漸次縮径している。
胴部13には、該胴部13を、上側の上側胴部17と下側の下側胴部23とに区画し、かつボトル軸O方向に収縮変形可能にする周溝16が全周にわたって延設されている。
本実施形態では、周溝16は、胴部13におけるボトル軸O方向のほぼ中央部に形成されている。また、胴部13は、例えば内圧が低下したとき、あるいはボトル軸O方向に圧縮荷重が加えられたときに、周溝16の溝幅が狭まることでボトル軸O方向に収縮変形する。
周溝16を画成する両側面25、26のうち、上側に位置して下側を向く上側面25は、下側に位置して上側を向く下側面26より、ボトル軸Oに直交する水平面に対する傾斜角度が小さくなっている。図示の例では、上側面25は、径方向に沿って延在し、下側面26は、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次下方に向けて延在している。上側胴部17のうち、上側面25に連なる下端部17bは、上方から下方に向かうに従い漸次縮径している。上側胴部17の下端部17bは多段状に形成されている。上側胴部17の下端部17bは、下側胴部23のうち、下側面26に連なる上端部より外径が小さくなっている。なお、上側胴部17の下端部17b、及び下側胴部23の上端部それぞれの外径の大小関係は、この実施形態に限らず適宜変更してもよい。
上側胴部17には、周溝16より深さが浅い環状溝17aが、ボトル軸O方向に間隔をあけて複数全周にわたって延設されている。なお、ボトル軸O方向で隣り合う環状溝17a同士の間の間隔は、互いに同等となっている。また、複数の環状溝17aは互いに同形同大となっている。
ここで、周溝16及び環状溝17aそれぞれの、径方向の内端に位置する内端面は、凹曲面状に形成されており、周溝16の内端面における曲率半径は、環状溝17aの内端面の曲率半径より小さくなっている。
下側胴部23には、径方向の内側に向けて窪むパネル部24が周方向に間隔をあけて複数形成されるとともに、周方向で隣り合うパネル部24同士の間が柱部31とされ、パネル部24、及び柱部31は、胴部13を径方向の外側から見た側面視で、ボトル軸O方向、及び周方向の双方向に対して傾斜する方向に延びる矩形状を呈している。図示の例では、パネル部24の前記側面視形状は、平行四辺形状となっている。なお、柱部31は、パネル部24より周方向に沿う大きさが小さくなっている。
パネル部24は、該パネル部24における周方向の両端に各別に位置する一対の柱部31と、パネル部24におけるボトル軸O方向の両端に各別に位置して周方向に延びる一対の梁部32a、32bと、により区画されている。パネル部24を画成する一対の柱部31及び一対の梁部32a、32bそれぞれの外周面は、段差なく連なっている。梁部32a、32bは、全周にわたって延在している。前記側面視でパネル部24が呈する矩形状の4つの角部24a、24bは、パネル部24の外側に向けて突の曲線をなすように湾曲している。
そして本実施形態では、一対の梁部32a、32bのうち、下側に位置する下梁部32aに、ボトル軸O方向に貫く第1貫通溝(貫通溝)33が形成されている。第1貫通溝33は、下梁部32aにおける周方向の両端部のうち、前記側面視でパネル部24が呈する矩形状の鋭角部分24a側の一端部に形成されている。これにより、下梁部32aの一端部と、柱部31と、の間には周方向の隙間が設けられている。また下梁部32aは第1貫通溝33により周方向に分断されている。
図示の例では、第1貫通溝33の溝深さは、下梁部32a及び柱部31の、パネル部24からの径方向の外側に向けた突出高さと同等になっている。また、第1貫通溝33及び柱部31それぞれの周方向に沿う大きさは互いに同等になっている。第1貫通溝33の下端開口部の周方向の大きさは、上方から下方に向かうに従い漸次広くなっている。第1貫通溝33は、前記側面視で、パネル部24及び柱部31が傾斜する方向に沿って延在している。
なお、第1貫通溝33は、ボトル軸O方向に沿って延在してもよいし、溝幅が全長にわたって同等になってもよいし、溝幅が上方から下方に向かって狭くなっていてもよい。
また、下側胴部23において、下梁部32aに対して下側から連なる部分には、第1貫通溝33が開口する第1補強凹溝34と、これらの第1補強凹溝34及び第1貫通溝33から下側に離れた第2補強凹溝35と、がそれぞれ全周にわたって形成されている。パネル部24の内側は、第1貫通溝33を通して第1補強凹溝34と連通している。
以上説明したように、本実施形態によるボトル1によれば、下梁部32aの前記一端部に、ボトル軸O方向に貫く第1貫通溝33が形成されているので、胴部13において、前記側面視でパネル部24が呈する矩形状の2つの鋭角部分24aのうち、下側の下鋭角部分24aが位置する部分、及びその周辺部分に柔軟性を具備させることができる。
これにより、ボトル1内の減圧時に、胴部13の変形を阻害することなく、胴部13において、下鋭角部分24aが位置する部分、及びその周辺部分に生ずる応力を低減することができる。
したがって、減圧吸収容量の低下を防ぎつつ、柱部31のうち、胴部13の前記周辺部分に位置する下端部が屈曲変形するのを抑制することができる。
また、胴部13において、下梁部32aに対して下側から連なる部分に、第1補強凹溝34のみならず第2補強凹溝35も形成されているので、下梁部32aに第1貫通溝33を形成したことで、胴部13において下梁部32aが位置する部分のなかで、径方向の剛性が局所的に低くなる部分が生じてしまうのを抑制することが可能になり、胴部13において下梁部32aが位置する部分の径方向の剛性を全周にわたって同等にすることができる。
さらに、パネル部24を画成する一対の柱部31及び一対の梁部32a、32bそれぞれの外周面が段差なく連なっているので、ボトル1内の減圧時に、一対の柱部31及び一対の梁部32a、32bそれぞれの外周面のなかで、応力が集中する箇所が生ずるのを抑制することが可能になり、ボトル1内の減圧時に、胴部13が例えば屈曲等の不正変形をする起点となる部分が生ずるのを確実に抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更等も含まれる。
例えば、前述した実施形態では、胴部13に周溝16及び環状溝17aを形成したが、これらの周溝16及び環状溝17aに代えて、胴部13における全域にわたって、パネル部24及び柱部31を形成してもよい。
また、上側胴部17の下端部17bの形態、及び第1貫通溝33の形態は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
例えば、第1貫通溝33の溝深さを、下梁部32a及び柱部31の、パネル部24からの径方向の外側に向けた突出高さより大きくし、第1貫通溝33の溝底を、パネル部24より径方向の内側に位置させてもよい。また、第1貫通溝33の溝深さを、下梁部32a及び柱部31の、パネル部24からの径方向の外側に向けた突出高さより小さくし、第1貫通溝33の溝底を、パネル部24より径方向の外側に位置させてもよい。
また、一対の梁部32a、32bのうち、上側に位置する上梁部32bの外周面を、柱部31の外周面より径方向の内側に位置させてもよい。例えば、上梁部32bの外周面を全周にわたって柱部31の外周面より径方向の内側に位置させてもよいし、上梁部32bのうち、パネル部24を画成する部分のみの外周面を柱部31の外周面より径方向の内側に位置させてもよい。また、上梁部32bの外周面と、パネル部24の外周面と、を面一に連ならせてもよい。
また、上側面25及び下側面26それぞれのボトル軸Oに直交する水平面に対する傾斜角度の大小関係は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
前記実施形態では、周溝16として、その溝幅が狭められることにより胴部13をボトル軸O方向に収縮変形させる構成を示したが、これに代えて、胴部13をこのように変形させないような溝としてもよい。また、周溝16は形成しなくてもよい。
ボトル1を形成する合成樹脂材料は、ポリエチレンテレフタレートに限らず、例えばポリエチレンナフタレート、非晶性ポリエステル等、またはこれらのブレンド材料等、適宜変更してもよい。
ボトル1は単層構造体に限らず中間層を有する積層構造体としてもよい。この中間層としては、例えばガスバリア性を有する樹脂材料からなる層、再生材からなる層、若しくは酸素吸収性を有する樹脂材料からなる層等が挙げられる。
前述した実施形態では、肩部12、胴部13及び底部14それぞれのボトル軸Oに直交する横断面視形状を円形状としたが、これに限らず例えば、多角形状にする等適宜変更してもよい。
さらに図2に示されるように、図1に示したボトル1において、パネル部24に、前述の4つの角部24a、24bのうち、2つの鋭角部分24a同士を連結する対角溝37を形成してもよい。
対角溝37は、前記側面視で直線状に延在している。対角溝37の溝幅は、第1貫通溝33の溝幅より狭くなっている。対角溝37は、第1貫通溝33より溝深さが浅くなっている。対角溝37は第1貫通溝33に連通している。
このボトル2では、パネル部24に対角溝37が形成されているので、パネル部24の柔軟性を向上させることが可能になり、減圧吸収容量を確実に確保することができる。
また図3に示されるように、図2に示したボトル2において、上梁部32bに、ボトル軸O方向に貫く第2貫通溝39を形成してもよい。
第2貫通溝39は、上梁部32bにおける周方向の両端部のうち、前記側面視でパネル部24が呈する矩形状の鋭角部分24a側の一端部に形成されている。これにより、上梁部32bの一端部と、柱部31と、の間には周方向の隙間が設けられている。図示の例では、第2貫通溝39の溝深さは、上梁部32b及び柱部31の、パネル部24からの径方向の外側に向けた突出高さと同等になっている。第2貫通溝39及び柱部31それぞれの周方向に沿う大きさは互いに同等になっている。第2貫通溝39は、周溝16に開口している。第2貫通溝39は周溝16より溝深さが浅くなっている。第2貫通溝39は、前記側面視で、パネル部24及び柱部31が傾斜する方向に沿って延在している。
なお、例えば、第2貫通溝39の溝深さを、上梁部32b及び柱部31の、パネル部24からの径方向の外側に向けた突出高さより大きくし、第2貫通溝39の溝底を、パネル部24より径方向の内側に位置させてもよい。また、第2貫通溝39の溝深さを、上梁部32b及び柱部31の、パネル部24からの径方向の外側に向けた突出高さより小さくし、第2貫通溝39の溝底を、パネル部24より径方向の外側に位置させてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
次に、以上説明した作用効果についての検証試験について説明する。
実施例として、図1、図2及び図3に示すボトル1、2、3を採用し、比較例として、図1に示すボトル1において第1貫通溝33を有しないボトルを採用した。なお、それぞれのボトルは、内容量が500ml用のものを採用した。
そして、それぞれのボトル内を徐々に減圧していき、例えば屈曲等の不正変形が生ずるまでの内容積の減少量(減圧吸収容量)を測定した。
その結果、比較例のボトルでは28.7mlである一方、図1で示したボトル1では31.2mlであり、図2で示したボトル2では38.7mlであり、図3で示したボトル3では37.2mlであることが確認され、実施例のボトル1、2、3では、比較例のボトルより減圧吸収容量が向上できたことが確認された。
1〜3 ボトル
13 胴部
14 底部
24 パネル部
24a 鋭角部分
31 柱部
32a 下梁部
32b 上梁部
33 第1貫通溝(貫通溝)
34 第1補強凹溝
35 第2補強凹溝
37 対角溝
O ボトル軸

Claims (4)

  1. 合成樹脂材料で有底筒状に形成されたボトルであって、
    胴部に、径方向の内側に向けて窪むパネル部が周方向に間隔をあけて複数形成されるとともに、周方向で隣り合う前記パネル部同士の間が柱部とされ、
    前記パネル部、及び前記柱部は、前記胴部を径方向の外側から見た側面視で、ボトル軸方向、及び周方向の双方向に対して傾斜する方向に延びる矩形状を呈し、
    前記パネル部は、該パネル部における周方向の両端に各別に位置する一対の前記柱部と、該パネル部におけるボトル軸方向の両端に各別に位置して周方向に延びる一対の梁部と、により区画され、
    該一対の梁部のうち、ボトル軸方向に沿う底部側に位置する下梁部に、ボトル軸方向に貫く貫通溝が形成され、
    該貫通溝は、前記下梁部における周方向の両端部のうち、前記側面視で前記パネル部が呈する矩形状の鋭角部分側の一端部に形成されていることを特徴とするボトル。
  2. 請求項1に記載のボトルであって、
    前記胴部において、前記下梁部に対してボトル軸方向に沿う底部側に連なる部分には、前記貫通溝が開口する第1補強凹溝と、これらの第1補強凹溝及び貫通溝からボトル軸方向に沿う底部側に離れた第2補強凹溝と、がそれぞれ全周にわたって形成されていることを特徴とするボトル。
  3. 請求項1または2に記載のボトルであって、
    前記パネル部を画成する一対の柱部及び一対の梁部それぞれの外周面は、段差なく連なっていることを特徴とするボトル。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のボトルであって、
    前記パネル部には、前記側面視で該パネル部が呈する矩形状の2つの鋭角部分同士を連結する対角溝が形成されていることを特徴とするボトル。
JP2012261924A 2012-11-30 2012-11-30 ボトル Active JP6040013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012261924A JP6040013B2 (ja) 2012-11-30 2012-11-30 ボトル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012261924A JP6040013B2 (ja) 2012-11-30 2012-11-30 ボトル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014105026A true JP2014105026A (ja) 2014-06-09
JP6040013B2 JP6040013B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=51026845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012261924A Active JP6040013B2 (ja) 2012-11-30 2012-11-30 ボトル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6040013B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017030779A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 株式会社吉野工業所 合成樹脂製容器
JPWO2016021009A1 (ja) * 2014-08-06 2017-06-22 サントリーホールディングス株式会社 樹脂製容器
WO2018123944A1 (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 サントリーホールディングス株式会社 樹脂製容器
JP2018104025A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 サントリーホールディングス株式会社 樹脂製容器

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0551036A (ja) * 1991-08-20 1993-03-02 Jii K Graphics:Kk 折畳可能容器
JPH10218148A (ja) * 1997-01-31 1998-08-18 Yamamura Glass Co Ltd 合成樹脂製瓶
JP2000062743A (ja) * 1998-08-11 2000-02-29 Toyo Seikan Kaisha Ltd 丸型プラスチックボトル
JP2000238736A (ja) * 1999-02-24 2000-09-05 Toyo Seikan Kaisha Ltd プラスチック製容器
JP2005335767A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製壜体
US20060289378A1 (en) * 2004-05-20 2006-12-28 Zhang Qiuchen P Molded plastic hot-fill container and method of manufacture
JP2007119010A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製ボトル型容器
US20090321384A1 (en) * 2008-06-25 2009-12-31 Liye Zhang Plastic container having vacuum panels
JP2010215242A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Toyo Seikan Kaisha Ltd 螺旋状減圧吸収パネルを備えた包装用容器

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0551036A (ja) * 1991-08-20 1993-03-02 Jii K Graphics:Kk 折畳可能容器
JPH10218148A (ja) * 1997-01-31 1998-08-18 Yamamura Glass Co Ltd 合成樹脂製瓶
JP2000062743A (ja) * 1998-08-11 2000-02-29 Toyo Seikan Kaisha Ltd 丸型プラスチックボトル
JP2000238736A (ja) * 1999-02-24 2000-09-05 Toyo Seikan Kaisha Ltd プラスチック製容器
US20060289378A1 (en) * 2004-05-20 2006-12-28 Zhang Qiuchen P Molded plastic hot-fill container and method of manufacture
JP2005335767A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製壜体
JP2007119010A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製ボトル型容器
US20090321384A1 (en) * 2008-06-25 2009-12-31 Liye Zhang Plastic container having vacuum panels
JP2010215242A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Toyo Seikan Kaisha Ltd 螺旋状減圧吸収パネルを備えた包装用容器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016021009A1 (ja) * 2014-08-06 2017-06-22 サントリーホールディングス株式会社 樹脂製容器
JP2017030779A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 株式会社吉野工業所 合成樹脂製容器
WO2018123944A1 (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 サントリーホールディングス株式会社 樹脂製容器
JP2018104025A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 サントリーホールディングス株式会社 樹脂製容器
CN110099853A (zh) * 2016-12-26 2019-08-06 三得利控股株式会社 树脂制容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6040013B2 (ja) 2016-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10081476B2 (en) Bottle
JP2013154907A (ja) ボトル
TWI527737B (zh) bottle
TWI526368B (zh) bottle
JP6040013B2 (ja) ボトル
JP5775273B2 (ja) ボトル
JP6307370B2 (ja) ボトル
KR20170005408A (ko)
JP6798770B2 (ja) 円形ボトル
JP5793300B2 (ja) ボトル
JP5650520B2 (ja) ボトル
JP5110461B2 (ja) 合成樹脂製丸型ボトル
JP6043534B2 (ja) ボトル
JP2013049442A (ja) ボトル
JP7370248B2 (ja) ボトル
JP5986733B2 (ja) ボトル
JP6326291B2 (ja) スクイズ変形可能なボトル
JP5890094B2 (ja) ボトル
WO2015016030A1 (ja) 減圧吸収ボトル
JP2018115036A (ja) ボトル
JP2020183232A (ja) 角形ボトル
JP6902933B2 (ja) ボトル
JP5835909B2 (ja) ボトル
JP6335736B2 (ja) ボトル
JP7068909B2 (ja) ボトル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6040013

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150