JP2014104885A - シート装置の腰部拘束機構 - Google Patents

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Yoshibumi Taoka
義文 田岡
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【課題】構造が簡単で、かつ軽量,低コストであり、さらに座り心地を阻害することのないシート装置の腰部拘束機構を提供する。
【解決手段】
シートクッション6の前部内に配置されたフロントクロスメンバ(枢軸部材)4bと、該フロントクロスメンバ4bより後方に配置され、かつ該フロントクロスメンバ4bに上下揺動可能に支持され、上方揺動時にシートクッション6の前部を上方に突出させる拘束部材8と、一端が前記拘束部材8に接続され、前記フロントクロスメンバ4bを迂回するとともに着座乗員の下方を通って後方に延び、他端がシートフレーム4のリヤクロスメンバ4cに接続されたメインウェビング(第1帯状部材)9aとを備え、車両衝突時の乗員の慣性力Fにより前記メインウェビング9aが下方に押し下げられるに伴って前記拘束部材8が上方に揺動起立する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の正面衝突時等に、着座している乗員が前方に滑動するいわゆるサブマリン現象を防止するシート装置の腰部拘束機構に関する。
サブマリン現象を防止することを目的とするシート装置の腰部拘束機構として、従来、例えば特許文献1には、シートクッションの前部内に滑り出し防止部材を上方に突出可能に設けるとともに、該部材を、衝突時にガスを発生させることで瞬時に突出させる動力発生装置を設けたものが開示されている。
また特許文献2には、シートクッション前部内にL字状アームを配置するとともに、乗員着座位置下方に、衝突時の乗員の慣性力により前記L字状アームを回動させる板状部材を配設したものが開示されている。
特開2001−180409号公報 特開平5−238297号公報
前記従来公報に開示された腰部拘束機構は、何れも構造が複雑であり、また特に特許文献1の従来機構では、高コストという問題がある。また特許文献2の従来機構では、重量が大幅に増加し、さらに乗員の着座位置下方に配置された板状部材が座り心地を阻害するという問題がある。
本発明は、前記従来の実情に鑑みてなされたもので、構造が簡単で、かつ軽量,低コストであり、さらに座り心地を阻害することのないシート装置の腰部拘束機構を提供することを課題としている。
請求項1の発明は、車両正面衝突時等に乗員が前方に滑動するのを阻止するシート装置の腰部拘束機構であって、
シートクッションの前部内に配置された枢軸部材と、該枢軸部材より後方に配置され、かつ該枢軸部材に上下揺動可能に支持され、上方揺動時にシートクッションの前部を上方に突出させる拘束部材と、一端が前記拘束部材に接続され、前記枢軸部材を迂回するとともに着座乗員の下方を通って後方に延び、他端がシートフレームの後方部分に接続された第1帯状部材とを備え、車両衝突時の乗員の慣性力により前記第1帯状部材が下方に押し下げられるに伴って前記拘束部材が上方に揺動起立することを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシート装置の腰部拘束機構において、
一端が前記拘束部材に接続され、他端が前記第1帯状部材に弛み状態を成すように接続された第2帯状部材を備え、該第2帯状部材は、車両衝突時の乗員の慣性力により前記拘束部材が上方に揺動起立したとき張り状態となるとともに該拘束部材の揺動限界位置を規制することを特徴としている。
請求項1の発明に係るシート装置の腰部拘束機構によれば、通常の乗員着座状態では、前記拘束部材はシートクッションを突き上げることのない待機位置に位置しており、第1帯状部材は枢軸部材から後方接続位置まで軽い張り状態で略直線状をなしている。車両衝突時に乗員が慣性力により前方かつ下方に沈み込むことにより前記第1帯状部材が下方に押し下げられ、これに伴って前記拘束部材が上方に揺動起立し、シートクッションの前部を上方に突き上げ、これにより乗員は大腿部が支えられることで前方移動が阻止され、前記サブマリン現象を防止できる。
このように本発明では、第1帯状部材を拘束部材から枢軸部材を迂回してシートフレームの後方部分に接続するだけの簡単な構造で、かつ重量,コストの増加を抑制しつつサブマリン現象を防止できる。
また乗員の着座位置下方には帯状部材が位置しているだけであるので、従来の板状部材を乗員の着座位置下方に配設した構造のような座り心地を阻害するといった問題も生じない。
また請求項2の発明によれば、前記第2帯状部材は、通常の乗員着座状態では弛み状態となっているので、拘束部材の動作を阻害することはなく、かつ車両衝突時の乗員の慣性力により拘束部材が上方に揺動起立すると張り状態となって乗員の大腿部を支持するので、乗員の支持面積が増加し、乗員に作用する負荷を小さくできる。
また第2帯状部材は、拘束部材の揺動限界位置を規制するので、金属製のストッパを設ける場合に比較してさらに軽量,低コスト化を図ることができる。
本発明の実施例1による腰部拘束機構を備えた自動車用シート装置の正面斜視図である。 前記腰部拘束機構の平面図である。 前記腰部拘束機構の通常着座時と衝突時の状態を示す斜視図である。 前記腰部拘束機構の通常着座時の状態を示す側面図である。 前記腰部拘束機構の車両衝突時の状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図5は、本発明の実施例1に係る自動車用シート装置の腰部拘束機構を説明するための図である。
図において、1は本実施例腰部拘束機構を備えたシート装置であり、該シート装置1は、着座部2と、該着座部2の後端部に前後方向にリクライニング可能に支持された背もたれ部3とを備えている。
前記着座部2は、クッションフレーム4と、一対のクッションばね5,5と、該クッションばね5,5及び前記クッションフレーム4で支持されたシートクッション6とを備えている。
前記クッションフレーム4は、左,右一対の板金製で車両前後方向に延びるサイドメンバ4a,4aと、車幅方向に延び、前記左,右の、サイドメンバ4a,4aの、前部同士を接続する金属製丸パイプからなるフロントクロスメンバ4bと、後部同士を接続する板金製のリヤクロスメンバ4cとを有する。
前記クッションばね5,5はコイルばねからなり、乗員着座位置の下方に前,後一対配置され、その両端部が前記左,右のサイドメンバ4a,4aに係止されている。
前記シートクッション6は、弾性部材からなるクッション本体6aを表皮6bで覆ったものであり、前記フロントクロスメンバ4b、クッションばね5,5及びリヤクロスメンバ4cに渡るように搭載されている。
そして本実施例のシート装置1は、前記着座部2に着座している乗員Mが、車両正面衝突時等に前方に滑動するのを阻止する腰部拘束機構7を備えている。
前記腰部拘束機構7は、前記クッション本体6aの前部内に配置され、本発明の枢軸部材として機能する前記フロントクロスメンバ4bと、該フロントクロスメンバ4bより後方に配置されて車幅方向に延び、前記フロントクロスメンバ4bに支持された拘束部材8と、本発明の第1,第2帯状部材として機能するウェビング9とを備えている。
前記拘束部材8は、金属製丸パイプで構成されており、その左,右端部には左,右一対の金属製帯板からなるアーム8a,8aの一端が固定されている。該アーム8a,8aの他端は前記フロントクロスメンバ4bに回転自在に支持されている。従って、前記拘束部材8は、前記枢軸部材として機能するフロントクロスメンバ4b回りに、シートクッション6内に没入する待機位置Aと、シートクッション6の前部を上方に突出させる拘束位置Bとの間で揺動可能となっている。
前記ウェビング9は、シートベルトと同様の高強度で柔軟性を有する材料で帯状をなすように構成され、着座中心線C上に位置するように配置されている。このウェビング9は、前記拘束部材8から前記フロントクロスメンバ4bを迂回するとともに着座乗員Mの下方を通って後方に延び、その後端9eが前記リヤクロスメンバ4cに固定されたメインウェビング(第1帯状部材)9aと、その一端が前記拘束部材8に接続され、後端9fが前記メインウェビング9aの中途部に接続されたサブウェビング(第2帯状部材)9bとを備えている。
前記メインウェビング9aとサブウェビング9bの境界部9cは、前記拘束部材8の上面に配置されており、該拘束部材8の下面には固定用ウェビング9dが配置されている。該固定用ウェビング9dの一端,他端は前記メインウェビング9a,サブウェビング9bに縫い付けられており、これにより前記境界部9c部分は前記拘束部材8に固定されている。従って、前記境界部9cは、本発明におけるメインウェビング9aの一端で、かつサブウェビング9bの一端となっている。
前記メイン,サブウェビング9a,9bの長さは以下の要領で設定される。まず、前記メインウェビング9aは、図4に示す乗員Mが通常通り着座した状態において、待機位置Aに位置する拘束部材8と前記リヤクロスメンバ4cとが前記フロントクロスメンバ4bを迂回して軽い張り状態で接続されるようにその長さが設定される。このときクッションばね5,5はメインウェビング9aの上面に当接又は近接している。一方、前記サブウェビング9bは、前記拘束部材8とメインウェビング9aの中途部とが比較的大きな弛みをもって接続されるようにその長さが設定される。
以上のように、本実施例に係る腰部拘束機構7によれば、通常の乗員着座状態では、図4に示すように、前記拘束部材8はシートクッション6を突き上げることのない待機位置Aに位置しており、メインウェビング9aはフロントクロスメンバ4bからリヤクロスメンバ4cまで略直線状に延びる軽い張り状態をなしている。
一方、図5に示すように、正面衝突等により乗員Mによる慣性力Fがシートクッション6に作用すると、前記メインウェビング9aはシートクッション6やクッションばね5により下方に押し下げられ、これによりメインウェビング9aは拘束部材8を上方に回動するように引っ張り、この引っ張り力に伴って拘束部材8は、待機位置Aから拘束位置Bに揺動し、シートクッション6の前部を上方に突き上げる。その結果、前記突き上げ部分が乗員Mの大腿部M′を前方に移動しないように支持する。また前記拘束部材8の上方への揺動に伴って、前記サブウェビング9bは強い張り状態となり、これにより拘束部材8の揺動限界を規制するとともに前記大腿部M′を支持するように機能する。
このように本発明では、メインウェビング9aにより、拘束部材8とリヤクロスメンバ4cとをフロントクロスメンバ4bを迂回して接続するだけの簡単な構造で、かつ重量,コストの増加を抑制しつつサブマリン現象を防止できる。
また乗員Mの着座位置下方には、柔軟性のあるメインウェビング9aが位置しており、従来の板状部材を乗員の着座位置下方に配設した構造のような座り心地を阻害するといった問題も生じない。
また前記サブウェビング9bは、通常の乗員着座状態では弛み状態となっているので拘束部材8の揺動を阻害することはなく、かつ、車両衝突時の乗員の慣性力Fにより拘束部材8が上方に揺動起立すると張り状態となって乗員Mの大腿部M′を支持するので、乗員の支持面積が増加し、シート側からの反作用により乗員にかかる負荷を小さくできる。
また前記サブウェビング9bは、拘束部材8の揺動限界位置を規制するので、金属製のストッパを設ける必要がなく、このようなストッパを設けた場合に比較してさらに軽量化,低コスト化を図ることができる。
なお、前記実施例1では、ウェビング9を着座中心線C上に1本配置したが、左,右両側部に2本配置しても、さらには3本以上配置しても勿論構わない。
また前記実施例1では、フロントクロスメンバ4bが枢軸部材に兼用されている場合を説明したが、本発明の枢軸部材は前記フロントクロスメンバ4bとは別個独立に設けても勿論構わない。
1 シート装置
4 シートフレーム
4a フロントクロスメンバ(枢軸部材)
4b リヤクロスメンバ(シートフレームの後方部分)
6 シートクッション
7 腰部拘束機構
8 拘束部材
9a メインウェビング(第1帯状部材)
9b サブウェビング(第2帯状部材)
9c 境界部(第1,第2帯状部材の一端)
9e 後端(第1帯状部材の他端)
9f 後端(第2帯状部材の他端)
F 慣性力
M 乗員

Claims (2)

  1. 車両正面衝突時等に乗員が前方に滑動するのを阻止するシート装置の腰部拘束機構であって、
    シートクッションの前部内に配置された枢軸部材と、
    該枢軸部材より後方に配置され、かつ該枢軸部材に上下揺動可能に支持され、上方揺動時にシートクッションの前部を上方に突出させる拘束部材と、
    一端が前記拘束部材に接続され、前記枢軸部材を迂回するとともに着座乗員の下方を通って後方に延び、他端がシートフレームの後方部分に接続された第1帯状部材とを備え、
    車両衝突時の乗員の慣性力により前記第1帯状部材が下方に押し下げられるに伴って前記拘束部材が上方に揺動起立する
    ことを特徴とするシート装置の腰部拘束機構。
  2. 請求項2の発明は、請求項1に記載のシート装置の腰部拘束機構において、
    一端が前記拘束部材に接続され、他端が前記第1帯状部材に弛み状態を成すように接続された第2帯状部材を備え、
    該第2帯状部材は、車両衝突時の乗員の慣性力により前記拘束部材が上方に揺動起立したとき張り状態となるとともに該拘束部材の揺動限界位置を規制する
    ことを特徴とするシート装置の腰部拘束機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110126692A (zh) * 2019-04-26 2019-08-16 北京长城华冠汽车技术开发有限公司 一种带防下潜气囊的座椅系统

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