JP2014104496A - サイド堰及びこれを備えた双ドラム式連続鋳造機の運転方法 - Google Patents

サイド堰及びこれを備えた双ドラム式連続鋳造機の運転方法 Download PDF

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喜美 影平
Tatsunori Sugimoto
達則 杉本
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英明 高谷
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Abstract

【課題】ヒータなどの装置を用いることなく、地金の形成を防止することが可能なサイド堰及びこれを備えた双ドラム式連続鋳造機の運転方法を提供する。
【解決手段】サイド堰14は、サイド堰ホルダ31と、サイド堰ホルダ31に収容された断熱材32と、断熱材の表面に設けられたセラミックスプレート33とを有し、且つ、湯溜まり部16へ注湯された溶鋼18から、湯溜まり部へ溶鋼の注湯を開始したときにセラミックスプレートの表面に生成されるサイド堰凝固シェルへ流入する熱流束をqcとし、サイド堰凝固シェルからサイド堰へ流出する熱流束をqsとすると、断熱材はqc−qs>0の条件を満たす材質のものとする。セラミックスプレートの厚さは、湯溜まり部へ溶鋼の注湯を開始してから冷却ドラムの回転を開始するまでの間にサイド堰凝固シェルが再溶融する厚さとする。冷却ドラムの回転はサイド堰凝固シェルが再溶融した後に開始する。
【選択図】図3

Description

本発明はサイド堰及びこれを備えた双ドラム式連続鋳造機の運転方法に関するものである。
双ドラム式連続鋳造機は、一対の冷却ドラムと、これら冷却ドラムの軸方向両端に当接する一対のサイド堰とを有しており、一対の冷却ドラムと一対のサイド堰とで囲まれた空間部が湯溜まり部となっている。そして、この湯溜まり部に溶鋼(鋳込み材)を注湯しながら、冷却ドラムを回転させると、湯溜まり部の溶鋼が冷却ロールの外周面で冷却されて凝固シェルとなり、これらの凝固シェルが冷却ドラムの隙間で冷却ドラムの圧下力によって圧着され冷却ドラムの下方へ引き抜かれることより、連続的に鋳片が鋳造される。
かかる双ドラム式連続鋳造機では、湯溜まり部へ溶鋼の注湯を開始したときに当該溶鋼が前記サイド堰で冷却されて凝固することにより、サイド堰の表面に凝固シェル(以下、これをサイド堰凝固シェルと称する)が生成され、このサイド堰凝固シェルが成長して地金と成る。そして、この地金がサイド堰の表面に付着している状態で冷却ドラムの回転を開始すると、次のような問題が生じる。
(1) 地金が冷却ドラムの外周面で生成された凝固シェルと結合すると、冷却ドラムの回転方向に引き込まれてサイド堰の表面から剥離するが、このときにサイド堰の表面が損傷する可能がある。
(2) 剥離した地金と結合した凝固シェルが冷却ドラムの下方に引き抜かれて鋳片(薄板)になると、当該鋳片の表面には湯じわ、かぶさり、割れ等が生じるため、鋳片の品質が悪化する。
(3) 剥離した地金が冷却ドラムの回転方向に引き込まれて冷却ドラムの隙間に噛み込まれると、冷却ドラムの隙間が一瞬開いて冷却ドラムの圧下力が低下するため、凝固シェルの圧着不良を招く原因となる。
そこで従来から、双ドラム式連続鋳造機のサイド堰には地金防止対策が施されてきた。かかるサイド堰の一例として、下記の特許文献1に開示されているサイド堰の例を図8に示す。図8に示すサイド堰1は、ケース2と、ケース2に収容された不定形耐火物3と、ベース部材4と、ベース部材4の表面に設けられたセラミックス当板5と、ベース部材4に埋設されたヒータ6とを有して成るものである。このサイド堰1ではセラミックス当板5及びベース部材4の熱容量が大きいため、サイド堰1の表面に生成されるサイド堰凝固シェルが成長して地金となるおそれがある。このため、ヒータ6によってサイド堰1を予熱することにより、サイド堰1の表面にサイド堰凝固シェルが生成されるを防止している。
その他の地金防止対策としては、振動装置によってサイド堰を振動させる方法や、サイド堰と接触する溶鋼に電流付加装置で電流を流すことにより当該溶鋼を加熱して流動させる方法などもある。
実開昭63−90548号公報
しかしながら、上記のようなヒータ、振動装置、電流付加装置などを用いた地金防止対策では、双ドラム式連続鋳造機の設備費やランニングコストが高くなり、双ドラム式連続鋳造機の運転も複雑化する。
従って本発明は上記の事情に鑑み、ヒータなどの装置を用いることなく、地金の形成を防止することが可能なサイド堰及びこれを備えた双ドラム式連続鋳造機の運転方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第1発明のサイド堰は、一対の冷却ドラムと、前記一対の冷却ドラムの軸方向両端に当接する一対のサイド堰とを有し、前記一対の冷却ドラムと前記一対のサイド堰とで囲まれた空間部が湯溜まり部となっている双ドラム式連続鋳造機における前記サイド堰であって、
サイド堰ホルダと、前記サイド堰ホルダに収容された断熱材と、前記断熱材の表面に設けられたセラミックスプレートとを有しており、
前記湯溜まり部へ注湯された鋳込み材から、前記湯溜まり部へ鋳込み材の注湯を開始したときに前記セラミックスプレートの表面に生成されるサイド堰凝固シェルへ流入する熱流束をqcとし、
前記サイド堰凝固シェルから温度が室温の前記サイド堰へ流出する熱流束をqsとすると、
前記断熱材はqc−qs>0の条件を満たす材質のものであることを特徴とする。
また、第2発明のサイド堰は、第1発明のサイド堰において、
前記断熱材は下式の条件を満たす材質のものであることを特徴とする。
Figure 2014104496
ここで、λr:断熱材の熱伝導率[W/mK],rr:断熱材の密度[kg/m3],Cpr:断熱材の比熱[J/kgK],λc:鋳込み材の熱伝導率[W/mK],rc:鋳込み材の密度[kg/m3],Cpc:鋳込み材の比熱[J/kgK],Tc:鋳込み材のバルク温度[℃],Tcm:鋳込み材の融点[℃],Tr0:断熱材の初期温度(室温)[℃]である。
また、第3発明のサイド堰は、第1又は第2発明のサイド堰において、
前記セラミックスプレートの厚さは、前記湯溜まり部へ鋳込み材の注湯を開始してから前記一対の冷却ドラムの回転を開始するまでの間に前記サイド堰凝固シェルが再溶融する厚さであることを特徴とする。
また、第4発明のサイド堰は、第3発明のサイド堰において、
前記セラミックスプレートの厚さは、2mm以下であることを特徴とする。
また、第5発明の双ドラム式連続鋳造機の運転方法は、第1又は第2発明のサイド堰を備えた双ドラム式連続鋳造機の運転方法であって、
前記サイド堰凝固シェルが再溶融した後に前記一対の冷却ドラムの回転を開始することを特徴とする。
また、第6発明の双ドラム式連続鋳造機の運転方法は、第5発明の双ドラム式連続鋳造機の運転方法において、
前記セラミックスプレートの厚さを、2mm以下としたことを特徴とする。
第1発明のサイド堰によれば、一対の冷却ドラムと、前記一対の冷却ドラムの軸方向両端に当接する一対のサイド堰とを有し、前記一対の冷却ドラムと前記一対のサイド堰とで囲まれた空間部が湯溜まり部となっている双ドラム式連続鋳造機における前記サイド堰であって、サイド堰ホルダと、前記サイド堰ホルダに収容された断熱材と、前記断熱材の表面に設けられたセラミックスプレートとを有しており、前記湯溜まり部へ注湯された鋳込み材から、前記湯溜まり部へ鋳込み材の注湯を開始したときに前記セラミックスプレートの表面に生成されるサイド堰凝固シェルへ流入する熱流束をqcとし、前記サイド堰凝固シェルから前記サイド堰へ流出する熱流束をqsとすると、前記断熱材はqc−qs>0の条件を満たす材質のものであることを特徴としていることから、断熱材は室温にて断熱材単独で(即ち断熱材が直接)鋳込み材に接触したと仮定した場合に断熱材の表面に凝固シェルが生成されない材質のものであるため、注湯の初期にセラミックスプレートの表面に生成されたサイド堰凝固シェルは鋳込み材からの入熱によって再溶融する。従って、ヒータなどの装置を用いることなく、地金の形成を防止することができる。
第2発明のサイド堰によれば、第1発明のサイド堰において、前記断熱材は下式の条件を満たす材質のものであることを特徴としていることから、断熱材は室温にて断熱材単独で(即ち断熱材が直接)鋳込み材に接触したと仮定した場合に断熱材の表面に凝固シェルが生成されない材質のものであるため、注湯の初期にセラミックスプレートの表面に生成されたサイド堰凝固シェルは鋳込み材からの入熱によって再溶融する。従って、ヒータなどの装置を用いることなく、地金の形成を防止することができる。
Figure 2014104496
第3発明のサイド堰によれば、第1又は第2発明のサイド堰において、前記セラミックスプレートの厚さは、前記湯溜まり部へ鋳込み材の注湯を開始してから前記一対の冷却ドラムの回転を開始するまでの間に前記サイド堰凝固シェルが再溶融する厚さであることを特徴としているため、注湯の初期にセラミックスプレートの表面に生成されたサイド堰凝固シェルを、冷却ドラムの回転を開始する前に確実に再溶融させることができる。
第4発明のサイド堰によれば、第3発明のサイド堰において、前記セラミックスプレートの厚さは、2mm以下であることを特徴としているため、注湯の初期にセラミックスプレートの表面に生成されたサイド堰凝固シェルの再溶融時間が短くなることから、冷却ドラムの回転待ち時間を短くすることができる。
第5発明の双ドラム式連続鋳造機の運転方法によれば、第1又は第2発明のサイド堰を備えた双ドラム式連続鋳造機の運転方法であって、前記サイド堰凝固シェルが再溶融した後に前記一対の冷却ドラムの回転を開始することを特徴としているため、注湯の初期にセラミックスプレートの表面に生成されたサイド堰凝固シェルの影響を確実に無くすことができる。
第6発明の双ドラム式連続鋳造機の運転方法によれば、第5発明の双ドラム式連続鋳造機の運転方法において、前記セラミックスプレートの厚さを、2mm以下としたことを特徴としていることから、注湯の初期にセラミックスプレートの表面に生成されたサイド堰凝固シェルの再溶融時間が短くなるため、冷却ドラムの回転待ち時間が短い効率的な運転を実施することができる。
(a)は本発明の実施の形態例に係るサイド堰を備えた双ドラム式連続鋳造機の正面図、(b)は前記双ドラム式連続鋳造機の上面図である。 前記双ドラム式連続鋳造機の運転に関わる装置構成の概要を示すブロック図である。 本発明の実施の形態例に係るサイド堰の断面図(図1(a)のA−A線矢視断面拡大図)である。 本発明の断熱材と従来材(ベース部材)の必要過熱度の計算例を示す表である。 前記双ドラム式連続鋳造機の運転方法を示すタイムチャートである。 溶鋼接触時間と凝固シェル厚さとの関係を示すグラフである。 セラミックスプレート厚さと凝固シェル再溶融時間との関係を示すグラフである。 地金防止対策が施された従来例のサイド堰の断面図である。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、図1(a),図1(b)及び図2に基づき、本発明の実施の形態例に係る双ドラム式連続鋳造機の全体的な構成の概要について説明する。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施の形態例の双ドラム式連続鋳造機11は、一対の冷却ドラム12,13と、これらの冷却ドラム12,13の軸方向の両端12a,13aに当接する一対のサイド堰14,15とを有しており、一対の冷却ドラム12,13と一対のサイド堰14,15とで囲まれた空間部が湯溜まり部16となっている。
冷却ドラム12,13は、同じ高さ位置で互いに平行に且つ隙間17を保持した状態で配設されている。冷却ドラム12,13の回転軸12b,13bには、図2に示す冷却ドラム駆動装置43が接続されている。冷却ドラム駆動装置43はドラム回転用のモータなどを有して成るものであり、図1(a)に矢印a1,a2で示す如く冷却ドラム12,13を互いに逆方向に回転させる。冷却ドラム12,13の隙間17は、冷却ドラム12の回転軸12bに接続された油圧シリンダ20によって冷却ドラム12を水平方向に移動するこによって調整することができる。
サイド堰14,15の背面には複数の油圧シリンダ22が接続され、これらの油圧シリンダ22によってサイド堰14,15を水平に移動させることにより、冷却ドラム12,13に対するサイド堰14,15の当接状態を調整することができる。湯溜まり部16には、図2に示すタンディッシュなどの注湯装置42から、図1(a)及び図1(b)に示すように鋳込み材である溶鋼18が注湯される。
かかる双ドラム式連続鋳造機11では、注湯装置42によって湯溜まり部16に溶鋼18を注湯しながら、冷却ドラム駆動装置43によって冷却ドラム12,13を矢印a1,a2の如く回転させると、湯溜まり部16の溶鋼18が冷却ロール12,13の外周面で冷却されて凝固シェルとなり、これらの凝固シェルが冷却ドラム12,13の隙間17で冷却ドラム12,13の圧下力によって圧着され冷却ドラム12,13の下方へ引き抜かれることより、連続的に鋳片21が鋳造される。
次に、図1〜図7に基づき、サイド堰の構成と双ドラム式連続鋳造機の運転方法について詳細に説明する。
なお、サイド堰14とサイド堰15は同じ構成であため、図3にはサイド堰14のみを示しており、以下ではサイド堰14の構成について詳細に説明し、サイド堰15の構成についての詳細な説明は省略する。
図3に示すように、サイド堰14は、サイド堰ホルダ31と、このサイド堰ホルダ31に収容された断熱材(耐火物)32と、この断熱材32の表面に貼付されたセラミックスプレート33とを有して成るものである。従って、サイド堰14は、その表面に設けられたセラミックスプレート33が冷却ドラム12,13の軸方向両端12a,13aや湯溜まり部16に溜まった溶鋼18と接する(図1(b))。このため、断熱材32が比較的脆いものであったとしも、冷却ドラム12,13や溶鋼18に対するサイド堰14の耐摩耗性や摺動性などはセラミックスプレート33によって確保することができる。
そして、詳細は後述するが、本実施の形態例ではサイド堰14に地金が形成されるのを防止するため、セラミックスプレート33の固定材として、断熱性に優れた材質の断熱材32を用いている。即ち、断熱材32は低熱伝導率、低密度、低比熱の熱物性を有するものである。このような断熱材32の材料の一例として、例えばアルミナ・シリカ系の低密度の断熱ボードが挙げられる。
また、詳細は後述するが、セラミックスプレート33の厚さは、湯溜まり部16へ溶鋼18の注湯を開始したときに当該溶鋼18がサイド堰14で冷却されてセラミックスプレート33の表面に生成される凝固シェル(サイド堰凝固シェル)が、湯溜まり部16へ溶鋼18の注湯を開始してから冷却ドラム12,13が回転を開始するまでの間に再溶融する厚さとする。
セラミックスプレート33を設ける範囲は、湯溜まり部16の溶鋼18が摺動するサイド堰14の面以上であればよい。セラミックスプレート33の材料としては、耐溶鋼摩耗性や摺動性に優れているファインセラミックスを用いることが望ましい。例えば、窒化珪素系のBN(窒化ホウ素)を含有した材料が、セラミックスプレート33の材料の一例として挙げられる。窒化珪素系のBNを含有した材料をセラミックスプレート33の材料として用いて試験を行った結果、シール性に問題がないことを確認している。
<断熱材の材質>
ここで、サイド堰14に地金が形成されるのを防止すること(即ちサイド堰凝固シェルを再溶融させること)が可能な断熱材32の材質について詳述する。
湯溜まり部16へ溶鋼18の注湯を開始する直前のサイド堰14(断熱材32,セラミックスプレート33)の温度、即ちサイド堰14の初期温度は、溶鋼18の融点(凝固温度)に比べて低く、室温である。このため、湯溜まり部16へ溶鋼18の注湯を開始すると、サイド堰14に接した溶鋼18が当該サイド堰14で冷却されることにより、セラミックスプレート33の表面にサイド堰凝固シェルが生成される。
そして、この注湯の初期にセラミックスプレート33の表面に生成されたサイド堰凝固シェルが、その後更に成長して地金となるか否かは、湯溜まり部16へ注湯された溶鋼18からサイド堰凝固シェルへ流入する熱量(熱流束)と、サイド堰凝固シェルからサイド堰14へ流出する熱量(熱流束)との関係によって決定される。
従って、断熱材32の材料としては、断熱材32単独で(即ち断熱材32が直接)溶鋼18に接触したと仮定した場合に断熱材32の表面に凝固シェルが生成されない熱物性を有する材料を用いる。このような熱物性を有する材料を断熱材32の材料として用いれば、注湯の初期にセラミックスプレート33の熱容量分生成されたサイド堰凝固シェルを、溶鋼18から当該サイド堰凝固シェルへの入熱により、時間の経過とともに溶解させて全て溶鋼状態に戻す(即ち再溶融させる)ことができる。
そこで、このような断熱材32の熱物性の数式化に関し、以下の仮定を置く。
(1) 溶鋼18の対流は考慮しない(最もサイド堰凝固シェルが生成され易い条件)。
(2) 溶鋼18、サイド堰凝固シェル、サイド堰14間の接触抵抗は考慮しない。
(3) 溶鋼18、サイド堰凝固シェル、断熱材32の熱物性の温度依存性は考慮しない。
(4) サイド堰凝固シェルの温度は溶鋼18の凝固温度(融点)とする(微小厚さのサイド堰凝固シェルを仮定したため)。
(5) セラミックスプレート33は湯溜まり部16へ溶鋼18の注湯を開始すると瞬時に溶鋼18の凝固温度(融点)まで上昇すると仮定し、セラミックスプレート33の内部の温度分布は無視する(注湯初期のセラミックスプレート33の昇温分の熱量はサイド堰凝固シェルの生成に用いられる)。
サイド堰14及び溶鋼18が半無限平板、表面温度が一定の仮定より、湯溜まり部16へ注湯された溶鋼18からサイド堰凝固シェルへ流入する熱流束qc[W/m2]と、サイド堰凝固シェルからサイド堰14へ流出する熱流束qs[W/m2]は、次式で表せる。
Figure 2014104496
ここで、λr:断熱材32の熱伝導率[W/mK]、rr:断熱材32の密度[kg/m3],Cpr:断熱材32の比熱[J/kgK],αr:断熱材32の温度伝導率[m2/s],π:円周率[-],t:時間[sec],λc:溶鋼18の熱伝導率[W/mK]、rc:溶鋼18の密度[kg/m3]、Cpc:溶鋼18の比熱[J/kgK],αc:溶鋼18の温度伝導率[m2/s],Tc:溶鋼18のバルク温度[℃],Tcm:溶鋼18の融点[℃],Tr0:断熱材32の初期温度(室温)[℃]である。
なお、溶鋼18のバルク温度Tcは鋳込み温度、即ち湯溜まり部16へ注湯されるときの溶鋼18の温度である。従って、溶鋼18のバルク温度Tcと融点Tcmの差(Tc−Tcm)が、溶鋼18の過熱度ΔTである。また、断熱材32の初期温度Tr0は、湯溜まり部16へ溶鋼18が注湯される直前の温度であり、室温(例えば20℃)である。
そして、サイド堰凝固シェルに対する溶鋼18からの流入熱流束qcと、温度が室温(例えば20℃)のサイド堰14への流出熱流束qsとの熱収支(qc−qs)が、下記の(3)式の条件を満たせば、即ち断熱材32が下記の(3)式の条件を満たす材質(熱物性)のものであれば、注湯の初期に生成されたサイド堰凝固シェルは再溶融することになる。
下記の(3)式を上記の(1−1)式,(1−2)式,(2−1)式及び(2−2)式を用いて整理すると、下記の(4)式が得られる。従って、サイド堰凝固シェルを再溶融させることが可能な断熱材32の材料としては、下記の(4)式の条件を満たす材質(熱物性)の材料を選択すればよい。
Figure 2014104496
例えば、アルミナ・シリカ系で密度が400[kg/m3]程度の低密度の材料を断熱材32の材料として用いた場合、その熱伝導率λrは0.16[W/mK]、比熱Cprは1100[J/kgK]であることから、溶鋼18の過熱度ΔT(=Tc−Tcm)が26℃以上であれば、上記の(4)式を満たすことになる。従って、溶鋼18の過熱度ΔTが、例えば一般的な双ドラム式連続鋳造機における溶鋼の過熱度と同じ50〜70℃と同じであれば、上記の(4)式を満たす。
アルミナ・シリカ系で密度が400[kg/m3]の材料を断熱材32の材料として用いて試験を行った結果でも、サイド堰14の表面に地金が形成されないことを確認している。
なお、(4)式を満たす熱物性の断熱材32の材料を選定する際の溶鋼18の過熱度ΔTの条件としては、例えば30〜70℃とすることが望ましい。なお、これに限定するものではなく、溶鋼18の過熱度ΔTの条件は30〜100℃であってもよい。
図4の表には、本発明の断熱材と従来材(ベース部材)の必要過熱度の計算例を示す。鋳込み材(溶鋼)は低炭素鋼レベルの物性を用いた。従来材の物性は、代表的なベース部材の物性を用いた。必要過熱度は、本発明の断熱材が26[℃]であるのに対して従来材(ベース部材)が452[℃]である。
<双ドラム式連続鋳造機の運転方法とセラミックスプレートの厚さ>
次に、双ドラム式連続鋳造機11の運転方法とセラミックスプレート33と厚さについて詳述する。
図2に示す示すように、双ドラム式連続鋳造機11には、双ドラム式連続鋳造機11の運転に関わる装置として、運転制御装置41と、前述の注湯装置42や冷却ドラム駆動装置43などが装備されている。
運転制御装置41は注湯装置42へ注湯指令s1を出力し、冷却ドラム駆動装置43へ冷却ドラム回転指令s2を出力する。注湯装置42は運転制御装置41から注湯指令s1を入力すると、湯溜まり部16への溶鋼18の注湯を開始し、所定の注湯流量の溶鋼18を湯溜まり部16へ注湯する。冷却ドラム駆動装置43は運転制御装置41から冷却ドラム回転指令s2を入力すると、冷却ドラム12,13の回転を開始し、所定の回転速度で冷却ドラム12,13を回転させる。
図5のタイムチャートに基づき、運転制御装置41から注湯指令s1と冷却ドラム回転指令s2とを出力するタイミングについて説明する。なお、図5において、(a)には注湯指令s1を示し、(b)には湯溜まり部16に溜まった溶鋼18のレベルである湯面レベルを示し、(c)には冷却ドラム回転指令s2を示す。
まず、運転制御装置41では図5(a)に示すように時刻t0において、注湯装置42へ注湯指令s1を出力する。その結果、注湯装置42では、時刻t0において湯溜まり部16へ溶鋼18の注湯を開始する。その結果、図5(b)に示すように時刻t0から時間の経過とともに湯溜まり部16の湯面レベルが上昇していく。
注湯の初期にはサイド堰14のセラミックスプレート33の表面にサイド堰凝固シェルが生成されるが、このサイド堰凝固シェルは溶鋼18からの入熱によって再溶融する。図5に示す時刻t0から時刻t1までの時間Δt1が、このときのサイド堰凝固シェルの再溶融時間である。この凝固シェル再溶融時間Δt1は、伝熱解析、要素実験で求めることができる。
次に、運転制御装置41では図5(c)に示すように時刻t1よりも後の時刻t2において、冷却ドラム駆動装置43へ冷却ドラム回転指令s2を出力する。その結果、冷却ドラム駆動装置43では、時刻t2において冷却ドラム12,13の回転を開始する。即ち、前記サイド堰凝固シェルが再溶融した後に冷却ドラム12,13の回転を開始する。図5に示す時刻t0から時刻t2までの時間Δt2が、このときの冷却ドラム12,13の回転待ち時間である。
図6には、断熱材32の材料としてアルミナ・シリカ系で密度が400[kg/m3]の材料を用い、セラミックスプレート33の材料として窒化珪素系のBNを含有した材料を用い、溶鋼18の過熱度ΔTを50℃とし、セラミックスプレート33の厚さを変えて、注湯初期にセラミックスプレート33の表面に生成されるサイド堰凝固シェルの厚さの経時変化を計算した結果の一例(セラミックスプレート33の厚さが2[mm],4[mm],8[mm]の場合)を示している。
図6において、横軸の溶鋼接触時間[sec]は、0[sec]で湯溜まり部16へ溶鋼18の注湯を開始してからの経過時間であり、縦軸の凝固シェル厚さ[mm]は、注湯の初期にセラミックスプレート33の表面に生成されるサイド堰凝固シェルの厚さである。
図6に示すように、サイド堰凝固シェルの厚さの最大値と、サイド堰凝固シェルの再溶融時間Δt1(厚さが0[mm]になるまでの時間)は、セラミックスプレート33の厚さが大きくなるほど増大する。
図7には、断熱材32の材料としてアルミナ・シリカ系で密度が400[kg/m3]の材料を用い、セラミックスプレート33の材料として窒化珪素系のBNを含有した材料を用い、溶鋼18の過熱度ΔTを変えて、セラミックスプレート33の厚さ[mm](図7の横軸)と、注湯の初期にセラミックスプレート33の表面に生成されるサイド堰凝固シェルの再溶融時間Δt1[sec](図7の縦軸)との関係を計算した結果の一例(溶鋼18の過熱度ΔTが30[℃],50[℃],70[℃]の場合)を示している。
図7に示すように、セラミックスプレート33の厚さの増加に伴い、サイド堰凝固シェルの再溶融時間Δt1は二次曲線的に増加する。
図6及び図7に示す計算の結果、セラミックスプレート33の厚さが2[mm]の場合には、溶鋼18の過熱度ΔTが50[℃]であれば、凝固シェル再溶融時間Δt1は6.2[sec]であり、溶鋼18の過熱度ΔTが30[℃]であれば、凝固シェル再溶融時間Δt1は8.3[sec]であった。
従って、溶鋼18の過熱度ΔTが30〜70[℃]の場合、セラミックスプレート33の厚さが2[mm]であれば、冷却ドラム回転待ち時間Δt2を例えば9[sec]にすることによって、確実にサイド堰凝固シェルの影響を無くすことができる。
通常の双ドラム式連続鋳造機では冷却ドラム回転待ち時間が10[sec]以下であることから、本実施の形態例の双ドラム式連続鋳造機11においても冷却ドラム回転待ち時間Δt2を10[sec]以下とすることが望ましい。
従って、本実施の形態例の双ドラム式連続鋳造機11では、溶鋼18の過熱度ΔTが30〜70[℃]の場合、セラミックスプレート33の厚さを2[mm]以下とすることが必須である。なお、セラミックスプレート33の厚さの下限は、セラミックスプレートの加工能力によって決まる。
以上のように、本実施の形態例のサイド堰14,15によれば、サイド堰ホルダ31と、サイド堰ホルダ31に収容された断熱材32と、断熱材32の表面に設けられたセラミックスプレート33とを有しており、断熱材32は溶鋼18からサイド堰凝固シェルへ流入する熱流束qcと、サイド堰凝固シェルから温度が室温(例えば20℃)のサイド堰14へ流出する熱流束とqsとの関係が上記(3)式の条件を満たし、上記(4)式の条件を満たす材質のものであることを特徴としていることから、断熱材32は断熱材32単独で(即ち断熱材32が直接)溶鋼18に接触したと仮定した場合に断熱材32の表面に凝固シェルが生成されない材質のものであるため、注湯の初期にセラミックスプレート33の表面に生成されたサイド堰凝固シェルは溶鋼18からの入熱によって再溶融する。従って、ヒータなどの装置を用いることなく、地金の形成を防止することができる。
また、本実施の形態例のサイド堰14,15によれば、セラミックスプレート33の厚さは、湯溜まり部16へ溶鋼18の注湯を開始してから冷却ドラム12,13の回転を開始するまでの間にサイド堰凝固シェルが再溶融する厚さであることを特徴としているため、注湯の初期にセラミックスプレート33の表面に生成されたサイド堰凝固シェルを、冷却ドラム12,13の回転を開始する前に確実に再溶融させることができる。
また、本実施の形態例のサイド堰によれば、セラミックスプレート33の厚さを2[mm]以下とした場合、注湯の初期にセラミックスプレート33の表面に生成されたサイド堰凝固シェルの再溶融時間Δt1が短くなることから、冷却ドラム12,13の回転待ち時間Δt2を短くすることができる。
また、本実施の形態例の双ドラム式連続鋳造機11の運転方法によれば、サイド堰凝固シェル14,15が再溶融した後に冷却ドラム12,13の回転を開始することを特徴としているため、注湯の初期にセラミックスプレート33の表面に生成されたサイド堰凝固シェルの影響を確実に無くすことができる。
また、本実施の形態例の双ドラム式連続鋳造機11の運転方法によれば、セラミックスプレート33の厚さを2[mm]以下とした場合、注湯の初期にセラミックスプレート33の表面に生成されたサイド堰凝固シェルの再溶融時間t1が短くなるため、冷却ドラム12,13の回転待ち時間t2が短い効率的な運転を実施することができる。
なお、セラミックスプレート33の厚さは薄い程よく、その耐久性についてもセラミックスプレート33を堅い材料にすればよい。従って、セラミックスプレート33の厚さの下限値は、その製造面から規制される。セラミックスプレート33に関連した施工は、セラミックスプレート33の加工と、セラミックスプレート33の貼り付けの2工程となる。セラミックスプレート33の加工に関しては0.2[mm]厚までの加工実績があり、セラミックスプレート33の貼り付けに関しては、セラミックスプレート33が破損しないように貼り付けを実施するには0.2mmが限界であると考えられる。従って、かかる観点から、セラミックスプレート33の厚さの下限値は0.2[mm]となる。
本発明はサイド堰及びこれを備えた双ドラム式連続鋳造機の運転方法に関するものであり、ヒータなどの装置を用いることなく、地金の形成を防止することが可能なサイド堰及びこれを備えた双ドラム式連続鋳造機の運転方法を実現する場合に適用して有用なものである。
11 双ドラム式連続鋳造機
12 冷却ドラム
12a 軸方向の両端
12b 回転軸
13 冷却ドラム
13a 軸方向の両端
13b 回転軸
14,15 サイド堰
16 湯溜まり部
17 隙間
18 溶鋼
20 油圧シリンダ
21 鋳片
22 油圧シリンダ
31 サイド堰ホルダ
32 断熱材
33 セラミックスプレート
41 運転制御装置
42 注湯装置
43 冷却ドラム駆動装置

Claims (6)

  1. 一対の冷却ドラムと、前記一対の冷却ドラムの軸方向両端に当接する一対のサイド堰とを有し、前記一対の冷却ドラムと前記一対のサイド堰とで囲まれた空間部が湯溜まり部となっている双ドラム式連続鋳造機における前記サイド堰であって、
    サイド堰ホルダと、前記サイド堰ホルダに収容された断熱材と、前記断熱材の表面に設けられたセラミックスプレートとを有しており、
    前記湯溜まり部へ注湯された鋳込み材から、前記湯溜まり部へ鋳込み材の注湯を開始したときに前記セラミックスプレートの表面に生成されるサイド堰凝固シェルへ流入する熱流束をqcとし、
    前記サイド堰凝固シェルから温度が室温の前記サイド堰へ流出する熱流束をqsとすると、
    前記断熱材はqc−qs>0の条件を満たす材質のものであることを特徴とするサイド堰。
  2. 請求項1に記載のサイド堰において、
    前記断熱材は下式の条件を満たす材質のものであることを特徴とするサイド堰。
    Figure 2014104496
    ここで、λr:断熱材の熱伝導率[W/mK],rr:断熱材の密度[kg/m3],Cpr:断熱材の比熱[J/kgK],λc:鋳込み材の熱伝導率[W/mK],rc:鋳込み材の密度[kg/m3],Cpc:鋳込み材の比熱[J/kgK],Tc:鋳込み材のバルク温度[℃],Tcm:鋳込み材の融点[℃],Tr0:断熱材の初期温度(室温)[℃]である。
  3. 請求項1又は2に記載のサイド堰において、
    前記セラミックスプレートの厚さは、前記湯溜まり部へ鋳込み材の注湯を開始してから前記一対の冷却ドラムの回転を開始するまでの間に前記サイド堰凝固シェルが再溶融する厚さであることを特徴とするサイド堰。
  4. 請求項3に記載のサイド堰において、
    前記セラミックスプレートの厚さは、2mm以下であることを特徴とするサイド堰。
  5. 請求項1又は2に記載のサイド堰を備えた双ドラム式連続鋳造機の運転方法であって、
    前記サイド堰凝固シェルが再溶融した後に前記一対の冷却ドラムの回転を開始することを特徴とする双ドラム式連続鋳造機の運転方法。
  6. 請求項5に記載する双ドラム式連続鋳造機の運転方法において、
    前記セラミックスプレートの厚さを、2mm以下としたことを特徴とする双ドラム式連続鋳造機の運転方法。
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