JP2014104404A - 塗膜乾燥装置及び塗膜乾燥方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被塗装体となる樹脂材料の表面に形成された塗膜を乾燥する際、被塗装体の熱変形の防止と塗膜の乾燥時間の短縮の両立を高いレベルで実現するのに有効な技術を提供する。
【解決手段】 本発明にかかる塗膜乾燥装置10は、被塗装体Aとなる樹脂材料の表面に形成された塗膜Bを乾燥させる装置であって、塗膜Bに赤外線を照射するための赤外線照射機構20と、被塗装体Aを冷却するための冷却機構30と、被塗装体Aの温度が当該被塗装体Aについて予め設定された上限管理温度を上回らないように、赤外線照射機構20によって塗膜Bに赤外線を照射し、且つ冷却機構30によって被塗装体Aを連続的に冷却する制御を行う制御部40と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、塗膜の乾燥技術に係り、特に被塗装体となる樹脂材料の表面に形成された塗膜を乾燥させる技術に関する。
従来、例えば下記特許文献1から6にはいずれも、塗膜を乾燥するための技術が種々開示されている。特許文献1及び2には、金属材料や窯業系材料からなる被塗装体に形成された塗膜に赤外線を照射する技術が開示されている。特許文献3には、金属材料からなる被塗装体に形成された塗膜に熱線ランプからの熱線を照射するとともに冷却用のエアーを間欠的に吐出する技術が開示されている。特許文献4には、金属材料からなる被塗装体に形成された塗膜に赤外線を照射し、また必要に応じて送風を併用する技術が開示されている。特許文献5には、プラスチック材料からなる被塗装体に形成された塗膜を乾燥する際に赤外線による昇温と降温を繰り返す技術が開示されている。特許文献6には、プラスチック材料からなる被塗装体に形成された塗膜に赤外線を照射するとともに冷却用の温風を吐出する技術が開示されている。
特開2000−093871号公報 特開2000−126674号公報 特許第4059441号公報 特開平10−109062号公報 特開2008−178773号公報 特開2003−114089号公報
(発明が解決しようとする課題)
ところで、赤外線は対象物の分子の固有振動を助長して高い熱エネルギーを発生させることが知られており、塗膜の乾燥を短時間で行いたい場合には、例えば特許文献1,2,4〜6に開示のように塗膜に赤外線を照射するのが効果的である。一方で、赤外線の照射は母材である被塗装体の温度を急激に上昇させ易く、特に樹脂材料からなる被塗装体の場合には、被塗装体の熱変形を防止する必要がある。そこで、例えば特許文献3,4,6に開示のように冷却用のエアーを用いることで、樹脂材料からなる被塗装体の熱変形を防止することが期待されるが、当該被塗装体の熱変形を防止しつつ塗膜の乾燥時間を短縮する技術を高いレベルで実現するために、塗膜に赤外線を照射する制御と当該被塗装体を冷却する制御との効果的な組み合わせを具現化したいという要請がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、被塗装体となる樹脂材料の表面に形成された塗膜を乾燥する際、被塗装体の熱変形の防止と塗膜の乾燥時間の短縮の両立を高いレベルで実現するのに有効な技術を提供することである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明に係る塗膜乾燥装置は、被塗装体(母材)となる樹脂材料の表面に形成された塗膜を乾燥させる装置であり、赤外線照射機構、冷却機構及び制御部を含む。
赤外線照射機構は、塗膜に赤外線を照射する機能を果たす。これにより、赤外線の照射エネルギーが授与された塗膜は加熱されて硬化する。また、塗膜が加熱状態になることによって被塗装体も同様に加熱状態になる。この場合、赤外線は塗膜の分子の固有振動を助長することによって当該固有振動を熱エネルギーに変換して塗膜を急激に加熱するのに有効である。
冷却機構は、被塗装体を冷却する機能を果たす。この冷却機構は、赤外線の照射によって加熱された被塗装体に対して冷却作用を発揮する。
制御部は、被塗装体の温度が当該被塗装体について予め設定された上限管理温度を上回らないように、赤外線照射機構によって塗膜に赤外線を照射し、且つ冷却機構によって被塗装体を連続的に冷却する制御を行う。
上記のように、加熱状態の被塗装体を連続的に冷却することで、断続的に冷却を行う場合に比べて当該被塗装体の温度が上限管理温度に達するまで赤外線照射機構によって赤外線を照射可能な時間を延長することができる。これにより、赤外線の照射時間が長くなり塗膜が赤外線の照射によって授与されるエネルギーの総量(積算エネルギー)が増えるため、結果的に塗膜が所定の硬度に硬化するまでの時間、即ち乾燥処理に要する時間を短縮することができる。特に、冷却機構による被塗装体の冷却能力を高めるほどに赤外線の照射出力を上げることができ、乾燥処理に要する時間を更に短縮することができる。換言すれば、冷却機構は、被塗装体の連続的な冷却によって、被塗装体の温度が上限管理温度に達するまで赤外線照射機構によって赤外線を照射可能な時間を延長する手段と、塗膜が赤外線の照射によって授与されるエネルギーの総量が当該塗膜の硬化に要するレベルに達するまでの時間を短縮する手段とを兼務している。一方で、被塗装体の温度が上限管理温度を上回らないような制御によって、被塗装体の熱変形を防止できる。従って、被塗装体の熱変形の防止と塗膜の乾燥時間の短縮の両立を高いレベルで実現することができる。
本発明に係る上記の塗膜乾燥装置では、赤外線照射機構は、被塗装体及び塗膜のうちのいずれか一方の温度を計測するための温度計を備えるのが好ましい。冷却機構は、エアーを冷却するためのクーラーと、クーラーによって冷却された冷却エアーを被塗装体及び塗膜の少なくとも一方に供給するための冷却エアー供給管とを備えるのが好ましい。制御部は、温度計によって計測した計測温度と上限管理温度との比較結果に応じて、赤外線照射機構による赤外線の照射エネルギーを可変制御し、且つクーラーによって冷却された冷却エアーを冷却エアー供給管を通じて被塗装体及び塗膜の少なくとも一方に連続的に供給するのが好ましい。この場合、赤外線照射機構は、赤外線の照射出力を変更することによって、或いは赤外線を断続的に照射することによって、赤外線の照射エネルギーを可変制御することができる。これにより、塗膜に対する赤外線の照射エネルギーを可変制御しつつ、冷却エアーによって被塗装体を連続的に冷却する構成を実現することができる。
本発明に係る上記の塗膜乾燥装置では、制御部は、温度計によって計測した計測温度が上限管理温度に達した場合に赤外線照射機構をオフ状態に設定する一方で、温度計によって計測した計測温度が上限管理温度と冷却エアーの温度との間に設定された下限管理温度に達した場合に赤外線照射機構をオン状態に設定するオンオフ制御によって、赤外線照射機構による赤外線の照射エネルギーを可変制御するのが好ましい。この場合、被塗装体の温度上昇が計測された場合に赤外線照射機構をオン状態からオフ状態に切り替えることによって、被塗装体の表面温度を短時間で低下させることができる。一方で、被塗装体の温度低下が計測された場合に赤外線照射機構をオフ状態からオン状態に切り替えることによって、被塗装体の表面温度を短時間で上昇させることができる。これにより、被塗装体の必要以上の温度上昇及び温度低下を抑えつつ塗膜の乾燥処理を短時間で行うのに有効である。
本発明に係る上記の塗膜乾燥装置では、赤外線照射機構は、赤外線として波長が0.7[μm]から2.5[μm]までの近赤外線を照射可能な近赤外線ヒーターを備えているのが好ましい。赤外線の中でも塗膜の内部まで浸透し易い近赤外線を照射可能な近赤外線ヒーターを用いることによって、塗膜全体を短時間で均一に硬化させることができる。
本発明に係る塗装体乾燥方法は、被塗装体となる樹脂材料の表面に形成された塗膜を乾燥させる方法であって、被塗装体の温度が当該被塗装体について予め設定された上限管理温度を上回らないように、塗膜に赤外線を照射し、且つ被塗装体を連続的に冷却する乾燥処理を含む。この乾燥処理によれば、加熱状態の被塗装体を連続的に冷却することで、断続的に冷却を行う場合に比べて当該被塗装体の温度が上限管理温度に達するまでの時間を長くすることができる。これにより、赤外線の照射時間が長くなり塗膜が赤外線の照射によって授与されるエネルギーの総量が増えるため、結果的に塗膜が所定の硬度に硬化するまでの時間、即ち乾燥処理に要する時間を抑えることができる。一方で、被塗装体の温度が上限管理温度を上回らないような制御によって、被塗装体の熱変形を防止できる。従って、被塗装体の熱変形の防止と塗膜の乾燥時間の短縮の両立を高いレベルで実現することができる。
本発明に係る上記の塗膜乾燥方法の乾燥処理では、被塗装体及び塗膜のうちのいずれか一方の温度を温度計によって計測し、温度計によって計測した計測温度と上限管理温度との比較結果に応じて、赤外線の照射エネルギーを可変制御し、且つ被塗装体及び塗膜の少なくとも一方に冷却エアーを連続的に供給するのが好ましい。これにより、塗膜に対する赤外線の照射エネルギーを可変制御しつつ、冷却エアーによって被塗装体を連続的に冷却する処理を実現することができる。
本発明に係る上記の塗装体乾燥方法の乾燥処理では、温度計によって計測した計測温度が上限管理温度に達した場合に赤外線照射機構をオフ状態に設定する一方で、温度計によって計測した計測温度が上限管理温度と冷却エアーの温度との間に設定された下限管理温度に達した場合に赤外線照射機構をオン状態に設定するオンオフ制御によって、赤外線照射機構による赤外線の照射エネルギーを可変制御するのが好ましい。これにより、被塗装体の必要以上の温度上昇及び温度低下を抑えつつ塗膜の乾燥処理を短時間で行うのに有効である。
本発明に係る上記の塗装体乾燥方法の乾燥処理では、赤外線として波長が0.7[μm]から2.5[μm]までの近赤外線を照射するのが好ましい。赤外線の中でも塗膜の内部まで浸透し易い近赤外線を用いることによって、塗膜全体を短時間で均一に硬化させることができる。
以上のように、本発明によれば、被塗装体となる樹脂材料の表面に形成された塗膜を乾燥する際、被塗装体の熱変形の防止と塗膜の乾燥時間の短縮の両立を高いレベルで実現できることとなった。
本発明の一実施形態の塗膜乾燥装置10の概略構成を示す図である。 図1中の塗膜乾燥装置10の赤外線照射機構20を上方からみた平面図である。 図1中の塗膜乾燥装置10による乾燥処理の温度制御を示す図である。 実施例及び比較例1〜4のそれぞれの実施結果のデータを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の「塗膜乾燥装置」の一実施形態である塗膜乾燥装置10の概略構成が示されている。この塗膜乾燥装置10は、ワークW(「塗装体」ともいう)のうち被塗装体A(「母材」ともいう)となる樹脂材料の表面に形成された塗膜Bを乾燥させる装置であり、その構成要素として赤外線照射機構20、冷却機構30及び制御部40を含む。被塗装体Aを構成する樹脂材料の典型例として、熱可塑性樹脂であるポリカーボネートが挙げられる。その他として、ポリプロピレン、ABS、アクリル等の熱可塑性樹脂を被塗装体Aを構成する樹脂材料として用いることもできる。一方で、塗膜Bを構成する塗料の典型例として、アクリルウレタン樹脂系塗料が挙げられる。
図1及び図2が参照されるように、赤外線照射機構20は、塗膜Bに赤外線を照射する機能を果たすものであり、乾燥処理容器21内に設けられた反射板(リフレクター)22、ワーク保持装置23、モータ24、近赤外線ヒーター25、保護部材26及び温度計27を備えている。この赤外線照射機構20が本発明の「赤外線照射機構」に相当する。
反射板22は、近赤外線ヒーター25から照射された近赤外線を反射させてワークWに照射するとともに、当該近赤外線が乾燥処理容器21外に反射するのを防止する機能を果たす。この反射板22は典型的にはアルミニウム材料によって構成される。
ワーク保持装置23は、反射板2によって区画された乾燥処理空間22aに配置される。このワーク保持装置23は、ワークWを保持するとともに、その回転軸23aに接続されたモータ24によって当該回転軸23aを中心に回転駆動される。この場合、ワーク保持装置23は一方向のみに回転駆動されてもよいし、或いは双方向に回転駆動されてもよい。なお、図2では、ワーク保持装置23に1つのワークWが取り付けられているが、複数のワークを取り付けるようにしてもよい。
モータ24は、ワーク保持装置23を回転駆動するための駆動手段であり、このモータ24の駆動軸がワーク保持装置23の回転軸23aに接続されている。このモータ24は、塗膜Bの乾燥処理時に発生した溶剤等に対応可能な防爆形のモータであるのが好ましい。
近赤外線ヒーター25は、各ワークWのうち特に塗膜Bに向けて一方向から近赤外線(波長が0.7[μm]から2.5[μm]までの近赤外線)を照射する機能を果たす。この近赤外線ヒーター25で発生した近赤外線は、各ワークWの塗膜Bに直接的に照射され、またその一部が反射板22で反射された後に各ワークWの塗膜Bに間接的に照射される。必要に応じて、各ワークWに複数方向から近赤外線を照射できるように、複数の近赤外線ヒーター25を用いることもできる。
保護部材26は、近赤外線ヒーター25とワーク保持装置23に保持された各ワークWとの間に介在しており、塗膜Bの乾燥時に発生した溶剤等が近赤外線ヒーター25側に飛散するのを防止する機能を果たす。この保護部材26は、乾燥処理空間22aが視認可能となるような透光性部材、典型的にはガラス板によって構成されるのが好ましい。
温度計27は、各ワークWの塗膜Bの表面温度(実質的に塗膜Bの温度)を計測するためのものである。この温度計27として典型的には、ワークWの塗膜Bから放射される赤外線の強度から塗膜Bの表面温度を非接触で測定可能な放射温度計を用いるのが好ましい。この温度計27が本発明の「温度計」に相当する。
図1が参照されるように、冷却機構30は、被塗装体Aを冷却する機能を果たすものであり、クーラー31、冷却エアー供給管32、エアー排気管34、排気ファン36を備えている。この冷却機構30が本発明の「冷却機構」に相当する。
クーラー31はエアー(外気)を冷却する機能を果たす。このクーラー31は、冷却された後の冷却エアーの温度を設定可能な設定機能を備えているのが好ましい。クーラー31のこの設定機能によって、例えば20[℃]の温度に制御された冷却エアーを得ることができる。このクーラー31が本発明の「クーラー」に相当する。
冷却エアー供給管32は、クーラー31と赤外線照射機構20の乾燥処理空間22aとを接続するための配管であり、クーラー31側の流入口32aと乾燥処理空間22a側の流出口32bを備えている。このため、クーラー31で冷却された冷却エアーは流入口32aから冷却エアー供給管32に流入してこの冷却エアー供給管32内を流通した後、流出口32bから乾燥処理空間22aに供給される。この冷却エアー供給管32が本発明の「冷却エアー供給管」に相当する。
冷却エアー供給管32の流出口32bは、各ワークWのうち被塗装体A及び塗膜Bの少なくとも一方に冷却エアーを供給するように構成されるのが好ましい。被塗装体Aに冷却エアーを供給すれば当該被塗装体Aを直接的に冷却することができ、塗膜Bに冷却エアーを供給すれば当該塗膜Bを介して被塗装体Aを間接的に冷却することができる。例えば図1及び図2が参照されるように、冷却エアー供給管32の流出口32bが、各ワークWの上方から当該ワークWの上面及び回転軸23aに対向する内側対向面に向けて下向きに配置される構成を採用することができる。本構成によれば、冷却エアー供給管32の流出口32bから流出した冷却エアーは、各ワークWの上面及び内側対向面に接触しつつ当該ワークWの撹拌作用によって回転軸23aまわりに旋回する。その結果、各ワークWの全体を効率的に冷却することができる。
エアー排気管34は、赤外線照射機構20の乾燥処理空間22aと乾燥処理容器21外の外部空間37とを接続するための配管であり、乾燥処理空間22a側の流入口34aと外部空間37側の流出口34bを備えている。このため、乾燥処理空間22aのエアーは流入口34aからエアー排気管34に流入してこのエアー排気管34内を流通した後、流出口34bから外部空間37に排気される。この目的のために、エアー排気管34に排気ファン36が接続されている。排気ファン36の駆動によって、エアー排気管34内のエアーを円滑に排気するためのエアー流35と、冷却エアー供給管32内に冷却エアーを円滑に導入するためのエアー流33が形成される。なお、エアー排気管34を流れるエアーの全部又は一部をモータ24の冷却用エアーとして利用することもできる。また、排気ファン36に代えて或いは加えて、冷却エアー供給管32に接続された給気ファンを用いて、エアー流33及びエアー流35が形成されるようにしてもよい。
制御部40は、モータ24、近赤外線ヒーター25、温度計27及び排気ファン36のそれぞれに接続されている。この制御部40は、モータ24の駆動を制御するとともに、必要に応じて駆動時のモータ回転速度を制御することができる。この制御部40は、温度計27によって計測した温度情報を検出するとともに、この温度情報に応じて近赤外線ヒーター25を作動させて後述のオンオフ制御を行うことができ、また必要に応じて作動時の出力調節を行うことができる。この制御部40は、排気ファン36の駆動を制御するとともに、必要に応じて駆動時のファン回転速度を制御することができる。なお、モータ24及び排気ファン36はいずれも制御部40に接続されることなく個別に駆動制御されるように構成されてもよい。この制御部40が本発明の「制御部」に相当する。
上記構成の塗膜乾燥装置10を用いて、各ワークWの被塗装体Aに形成された塗膜Bの乾燥処理(塗膜Bを硬化させる硬化処理ともいう)を行う場合、例えば下記の手順を採用することができる。各ワークWでは、所定の塗装処理によって被塗装体Aに塗膜Bが形成されている。一方で、この乾燥処理は、下記の手順に限定されるものではなく、必要に応じて適宜の変更が可能である。
塗膜Bの乾燥処理に際し、ワーク保持装置23によって各ワークWを保持する。その後、モータ24の駆動によってワーク保持装置23を回転軸23aを中心に所定の回転速度
で回転駆動する。ワーク保持装置23を回転させることによって、近赤外線ヒーター25が各ワークWに向けて一方向から近赤外線を照射する構造であっても全てのワークWの塗膜Bに均一に近赤外線を照射することができる。これに対して、各ワークWに向けて複数方向から近赤外線を照射できる構造を採用する場合には、ワーク保持装置23の回転構造を省略することもできる。
この乾燥処理では、近赤外線ヒーター25を作動させてオンオフ制御するとともに、排気ファン36を連続的に駆動させる。このとき、近赤外線ヒーター25を所定の照射出力(例えば、2[kW]の照射出力、照射温度1800[K])で作動させることによって、各ワークWの表面に形成された塗膜Bに近赤外線が照射される。また、排気ファン36の駆動によって、クーラー31で冷却された冷却エアーを乾燥処理空間22aに供給するためのエアー流33と、乾燥処理空間22aで冷却に使用された後のエアーを外部空間37に排気するためのエアー流35がそれぞれ連続的に形成される(図1参照)。この場合、乾燥処理空間22aに供給される冷却エアーは、一定温度で連続的に供給されてもよいし、或いはクーラー31の設定温度の変更によって温度を変更しつつ連続的に供給されてもよい。また、この冷却エアーは、一定風量で乾燥処理空間22aに供給されてもよいし、或いは排気ファン36の負荷の変更によって風量を変更しつつ乾燥処理空間22aに供給されてもよい。
制御部40による近赤外線ヒーター25のオンオフ制御については図3が参照される。このオンオフ制御では、制御部40が近赤外線ヒーター25に対して切り替えのための制御信号を出力することによって、近赤外線ヒーター25のオン状態(ON)とオフ状態(OFF)とが切り替えられる。この場合、経過時間に応じて近赤外線ヒーター25の切り替えを行う制御(「第1のオンオフ制御」ともいう)や、塗膜Bの実際の計測温度Tcと規定の下限管理温度Tb及び上限管理温度Taのそれぞれとの比較結果に応じて近赤外線ヒーター25の切り替えを行う制御(以下、「第2のオンオフ制御」ともいう)を採用することができる。
第1のオンオフ制御では、例えばタイマ等の計測手段によって経過時間を計測し、この計測時間が規定の設定時間に達したことを条件にして近赤外線ヒーター25のオンオフ制御(近赤外線を断続的に照射する制御)を行うことができる。この場合、被塗装体Aの温度が上限管理温度Taを上回らないように、近赤外線ヒーター25の照射出力を調節したり、冷却エアーの供給量を調節したりするのが好ましい。このときの上限管理温度Taとして、例えば被塗装体Aの熱変形が生じ難い上限温度、若しくは当該上限温度にオーバーシュート等の変動幅を加えた管理温度を採用することができる。ポリカーボネート製の被塗装体Aの場合、この上限管理温度Taを例えば80[℃]に設定することができる。下限管理温度Tbは、上限管理温度Taと冷却エアーの設定温度(例えば20[℃])との間の温度を適宜に選択することができる。この下限管理温度Tbを例えば50[℃]に設定することができる。
この第1のオンオフ制御では、図3の場合、近赤外線ヒーター25がオン状態に制御された時点で乾燥処理が開始され、且つ計測手段によって経過時間の計測が開始される。ここで、1サイクルの乾燥処理時間tを240[sec]に設定した場合、経過時間が120[sec]に達するまで近赤外線ヒーター25をオン状態に維持する。そして、経過時間が120[sec]に達したときに近赤外線ヒーター25をオン状態からオフ状態に切り替え、その後は経過時間が240[sec]に達するまで近赤外線ヒーター25をオフ状態に維持する。
また、引き続いて2サイクル目の乾燥処理を行う場合は、近赤外線ヒーター25をオン状態に切り替えた後、経過時間が360[sec]に達するまで近赤外線ヒーター25をオン状態に維持する。そして、経過時間が360[sec]に達したときに近赤外線ヒーター25をオン状態からオフ状態に切り替え、その後は経過時間が480[sec]に達するまで近赤外線ヒーター25をオフ状態に維持する。
更に、引き続いて3サイクル目の乾燥処理を行う場合は、近赤外線ヒーター25をオン状態に切り替えた後、経過時間が600[sec]に達するまで近赤外線ヒーター25をオン状態に維持する。そして、経過時間が600[sec]に達したときに近赤外線ヒーター25をオン状態からオフ状態に切り替え、その後は経過時間が720[sec]に達するまで近赤外線ヒーター25をオフ状態に維持する。
第2のオンオフ制御では、例えば塗膜Bの計測温度Tcと下限管理温度Tb及び上限管理温度Taのそれぞれとの比較結果に応じて近赤外線ヒーター25のオンオフ制御(近赤外線を断続的に照射する制御)を行うことができる。この第2のオンオフ制御には、少なくとも下記の第1ステップから第4ステップが含まれる。第1ステップでは、近赤外線ヒーター25のオン状態で温度計27によって実際に計測した塗膜Bの計測温度Tcが上限管理温度Taと比較される。第2ステップでは、第1ステップの比較結果に応じて計測温度Tcが上限管理温度Taに達した場合に近赤外線ヒーター25がオン状態からオフ状態に切り替えられる。第3ステップでは、近赤外線ヒーター25のオフ状態で計測温度Tcが下限管理温度Tbと比較される。第4ステップでは、第3ステップの比較結果に応じて計測温度Tcが下限管理温度Tbに達した場合に近赤外線ヒーター25がオフ状態からオン状態に切り替えられる。
なお、上記の第1のオンオフ制御と第2のオンオフ制御とを組み合わせた制御を実施することもできる。例えば、近赤外線ヒーター25がオン状態の場合に、塗膜Bの計測温度Tcに応じて近赤外線ヒーター25をオフ状態に切り替える第2のオンオフ制御を用いる一方で、近赤外線ヒーター25がオフ状態の場合に、経過時間に応じて近赤外線ヒーター25をオン状態に切り替える第1のオンオフ制御を用いることができる。その反対に、近赤外線ヒーター25がオン状態の場合に第1のオンオフ制御を用いる一方で、近赤外線ヒーター25がオフ状態の場合に第2のオンオフ制御を用いることもできる。
上記の乾燥処理によれば、赤外線は塗膜Bの分子の固有振動を助長することによって当該固有振動を熱エネルギーに変換して塗膜Bを急激に加熱して乾燥させる(硬化させる)のに有効である。特に、赤外線の中でも波長が0.7[μm]から2.5[μm]までの近赤外線は、塗膜B全体を短時間で均一に硬化させることができる。
一方で、加熱状態の被塗装体Aを冷却エアーで連続的に冷却することで、断続的に冷却を行う場合に比べて当該被塗装体Aの温度が上限管理温度Taに達するまで近赤外線を照射可能な時間を延長することができる。これにより、近赤外線の照射時間が長くなり塗膜Bが近赤外線の照射によって授与されるエネルギーの総量(積算エネルギー)が増えるため、結果的に塗膜Bが所定の硬度(例えば、鉛筆硬度試験(JIS K 5600:塗料一般試験方法)でHB)に硬化するまでの時間、即ち乾燥処理に要する時間を短縮することができる。特に、冷却機構30による被塗装体Aの冷却能力を高めるほどに近赤外線の照射出力を上げることができ、乾燥処理に要する時間を更に短縮することができる。例えば、冷却エアーの設定温度を20[℃]よりも低い温度にし、或いは、冷却エアーの供給量(風量)を増やしたうえで、近赤外線ヒーター25の照射出力を2[kW]よりも高めることができる。この場合、冷却機構30は、被塗装体Aの連続的な冷却によって、被塗装体Aの温度が上限管理温度Taに達するまで近赤外線を照射可能な時間を延長する手段と、塗膜Bが近赤外線の照射によって授与されるエネルギーの総量が当該塗膜Bの硬化に要するレベルに達するまでの時間を短縮する手段とを兼務している。一方で、被塗装体Aの温度が上限管理温度Taを上回らないような制御によって、被塗装体Aの熱変形を防止できる。従って、被塗装体Aの熱変形の防止と塗膜Bの乾燥時間の短縮の両立を高いレベルで実現することができる。
ここで、上記構成の塗膜乾燥装置10を用いて乾燥処理を実行した実施結果について図4を参照しつつ説明する。図4には、実施例と、前述の特許文献1,4,5等に基づいた比較例1〜4を、いずれも同一材料からなるワークを使用した場合について記載している。このワークでは、ポリカーボネート製の被塗装体Aを使用し、塗膜Bを形成するための塗料としてアクリルウレタン樹脂系塗料(関西ペイント株式会社製、レタンPG60)を使用している。
実施例では、2[kW]の照射出力の近赤外線ヒーター25を用いて前述の第1のオンオフ制御を実施しつつ、ワークに対して20[℃]の冷却エアーを連続的に供給した。特に、図3が参照されるような240[sec]の乾燥処理を1サイクルとした場合、実施例では3サイクルの乾燥処理(t=720[sec])を実施した。
実施例の結果によれば、塗膜Bの計測温度Tcを最大で80[℃]に抑えることができた。また、被塗装体Aの塗装後の乾燥処理時間tを720[sec]以下に抑えることができた。従って、ポリカーボネート製の被塗装体Aに形成された塗膜Bを乾燥する際、被塗装体Aの熱変形の防止と塗膜Bの乾燥時間の短縮の両立を高いレベルで実現できることが確認された。また、塗膜Bの外観(変形、艶等)について問題がないことが確認された。
これに対して、比較例1では80℃の温風による乾燥処理(t=3600[sec])を実施した。この比較例1の結果によれば、塗膜Bの計測温度Tcを最大で80[℃]に抑えることができたものの、乾燥処理時間tが3600[sec]であり、実施例の場合のように処理時間を短縮することはできなかった。
また比較例2〜4ではいずれも、2[kW]の近赤外線ヒーターによる近赤外線の連続照射を実施した。特に、比較例2では120[sec]の乾燥処理を実施し、比較例3では240[sec]の乾燥処理を実施し、比較例4では360[sec]の乾燥処理を実施した。
比較例2〜比較例4の結果によれば、乾燥処理時間tをいずれも場合も実施例のように360[sec]以下に抑えることができたものの、塗膜Bの計測温度Tcがいずれも場合も110[℃]を上回るため、被塗装体Aの熱変形を防止するために上限管理温度Taを下回る温度で乾燥処理を行うことができなかった。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、塗膜Bの計測温度Tcと上限管理温度Taとの比較結果に応じて近赤外線ヒーター25をオン状態からオフ状態に切り替えることで、計測温度Tcが上限管理温度Taを上回らないように制御する場合について記載したが、本発明では、別の制御態様を採用することもできる。例えば、近赤外線を連続的に照射し、且つ塗膜Bの計測温度Tcと上限管理温度Taとの比較結果に応じて照射出力を低下させるような可変制御を採用することができる。また、近赤外線ヒーター25の設定出力、冷却エアーの温度及び供給量(風量)等の関係に基づいて、上限管理温度Taを上回らないような制御スケジュールを予め策定し、この制御スケジュールにしたがって赤外線照射機構20及び冷却機構30を制御することができる。
上記実施の形態では、冷却エアーによって被塗装体Aを冷却する場合について記載したが、本発明では、加熱状態の樹脂材料製の被塗装体に対して冷却作用を発揮する要素を種々採用することができる。例えば、ワークWを収容するための乾燥処理容器21を直接的又は間接的に冷却する装置によって被塗装体Aを冷却することもできる。
上記実施の形態では、波長が0.7[μm]から2.5[μm]までの近赤外線を照射可能な近赤外線ヒーター25を用いる場合について記載したが、本発明では、この近赤外線ヒーター25に代えて或いは加えて、波長が2.5[μm]から4[μm]までの中赤外線や、波長が4[μm]から1000[μm]までの遠赤外線を照射可能な赤外線ヒーターを用いることもできる。
上記実施の形態では、温度計27によって塗膜Bの温度を計測する場合について記載したが、本発明では被塗装体Aの温度を計測する温度計を用い、この温度計によって計測した温度と熱伝導度等のパラメータとから塗膜Bの温度を間接的に導出することもできる。
上記実施の形態では、ポリカーボネート製の被塗装体Aに形成された塗膜Bを乾燥させる場合について記載したが、1又は複数種類の樹脂材料のみからなる被塗装体や、1又は複数種類の樹脂材料に加えて金属材料等の別材料が含まれる被塗装体に形成された塗膜を乾燥させる技術に対して本発明を適用することができる。この場合、被塗装体に含まれる1又は複数種類の樹脂材料に対応した上限管理温度Taを適宜に設定することができる。
上記実施の形態では、3サイクルの乾燥処理を実施する場合について記載したが、本発明は、乾燥処理が1サイクル以上であればよく、ワークや塗膜の種類等に合わせて適切なサイクル数を選択することができる。
10…塗膜乾燥装置、20…赤外線照射機構、21…乾燥処理容器、22…反射板、22a…乾燥処理空間、23…ワーク保持装置、23a…回転軸、24…モータ、25…近赤外線ヒーター、26…保護部材、27…温度計、30…冷却機構、31…クーラー、32…冷却エアー供給管、32a…流入口、32b…流出口、33…エアー流、34…エアー排気管、34a…流入口、34b…流出口、35…エアー流、36…排気ファン、37…外部空間、40…制御部、A…被塗装体(母材)、B…塗膜、W…ワーク

Claims (8)

  1. 被塗装体となる樹脂材料の表面に形成された塗膜を乾燥させる塗膜乾燥装置であって、
    前記塗膜に赤外線を照射するための赤外線照射機構と、
    前記被塗装体を冷却するための冷却機構と、
    前記被塗装体の温度が当該被塗装体について予め設定された上限管理温度を上回らないように、前記赤外線照射機構によって前記塗膜に赤外線を照射し、且つ前記冷却機構によって前記被塗装体を連続的に冷却する制御を行う制御部と、
    を含む、塗膜乾燥装置。
  2. 請求項1に記載の塗膜乾燥装置であって、
    前記赤外線照射機構は、前記被塗装体及び前記塗膜のうちのいずれか一方の温度を計測するための温度計を備え、
    前記冷却機構は、エアーを冷却するためのクーラーと、前記クーラーによって冷却された冷却エアーを前記被塗装体及び前記塗膜の少なくとも一方に供給するための冷却エアー供給管とを備え、
    前記制御部は、前記温度計によって計測した計測温度と前記上限管理温度との比較結果に応じて、前記赤外線照射機構による赤外線の照射エネルギーを可変制御し、且つ前記クーラーによって冷却された冷却エアーを前記冷却エアー供給管を通じて前記被塗装体及び前記塗膜の少なくとも一方に連続的に供給する、塗膜乾燥装置。
  3. 請求項2に記載の塗膜乾燥装置であって、
    前記制御部は、前記計測温度が前記上限管理温度に達した場合に前記赤外線照射機構をオフ状態に設定する一方で、前記計測温度が前記上限管理温度と前記冷却エアーの温度との間に設定された下限管理温度に達した場合に前記赤外線照射機構をオン状態に設定するオンオフ制御によって、前記赤外線照射機構による赤外線の照射エネルギーを可変制御する、塗膜乾燥装置。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の塗膜乾燥装置であって、
    前記赤外線照射機構は、前記赤外線として波長が0.7[μm]から2.5[μm]までの近赤外線を照射可能な近赤外線ヒーターを備えている、塗膜乾燥装置。
  5. 被塗装体となる樹脂材料の表面に形成された塗膜を乾燥させる塗膜乾燥方法であって、
    前記被塗装体の温度が当該被塗装体について予め設定された上限管理温度を上回らないように、前記塗膜に赤外線を照射し、且つ前記被塗装体を連続的に冷却する乾燥処理を含む、塗膜乾燥方法。
  6. 請求項5に記載の塗膜乾燥方法であって、
    前記乾燥処理では、前記被塗装体及び前記塗膜のうちのいずれか一方の温度を温度計によって計測し、前記温度計によって計測した計測温度と前記上限管理温度との比較結果に応じて、赤外線の照射エネルギーを可変制御し、且つ前記被塗装体及び前記塗膜の少なくとも一方に冷却エアーを連続的に供給する、塗膜乾燥方法。
  7. 請求項6に記載の塗膜乾燥方法であって、
    前記乾燥処理では、前記計測温度が前記上限管理温度に達した場合に前記赤外線照射機構をオフ状態に設定する一方で、前記計測温度が前記上限管理温度と前記冷却エアーの温度との間に設定された下限管理温度に達した場合に前記赤外線照射機構をオン状態に設定するオンオフ制御によって、前記赤外線照射機構による赤外線の照射エネルギーを可変制御する、塗膜乾燥方法。
  8. 請求項5から7のうちのいずれか一項に記載の塗膜乾燥方法であって、
    前記乾燥処理では、前記赤外線として波長が0.7[μm]から2.5[μm]までの近赤外線を照射する、塗膜乾燥方法。
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