JP2014103309A - 発光素子 - Google Patents

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【課題】発光ムラが少ない高性能なLED素子等の発光素子を提供する。
【解決手段】発光素子は、第1の導電型の第1の半導体層17、活性層15、及び第2の導電型の第2の半導体層13がこの順に積層されている半導体構造層11と、第1の半導体層上に形成された電極19と、第2の半導体層上に形成された散乱電極層25と、散乱電極上に形成された反射層27と、を含む発光素子であって、散乱電極層は、第2の半導体層上に形成され第2の半導体層とオーミック接合を形成しているオーミック部及びオーミック部を貫通して第2の半導体層と非オーミック接合を形成している非オーミック部23を含み、非オーミック部は互いに離間してドット状に形成されている第1の非オーミック部を含み、オーミック部または非オーミック部のいずれかは、活性層からの光に対し透明である。
【選択図】図3

Description

本発明は、発光素子、特に、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)素子に関する。
LED素子を搭載した発光装置が、照明、バックライト、産業機器等に従来から用いられてきた。特許文献1及び2に記載されているようなLED素子は、GaAs基板またはサファイヤ基板等の成長基板上にMOCVD(Metal-Organic Chemical Vapor Deposition)法等を用いてAlGaInPまたはGaN等の半導体層をエピタキシャル成長させ、成長基板上に成長した半導体層を導電性の支持基板に貼り合わせた後、成長基板を除去して製造されている。
特開2011−165853号公報 特開2003−133588号公報
上記したような発光素子には、活性層全体に電流を均一に拡散させる為、n電極直下のp側電極層に高抵抗層を挿入してn電極直下での電流集中を抑制し、電流を拡散させる方法が用いられているものがある(特許文献1及び2)。このような発光素子では、p電極層の高抵抗層周縁部において電流集中が生ずることによる発光ムラが発生していた。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、発光ムラが少ない高性能なLED素子等の発光素子を提供することを目的とする。
本発明の発光素子は、第1の導電型の第1の半導体層、活性層、及び第2の導電型の第2の半導体層がこの順に積層されている半導体構造層と、当該第1の半導体層上に形成された電極と、当該第2の半導体層上に形成された散乱電極層と、当該散乱電極上に形成された反射層と、を含む発光素子であって、当該散乱電極層は、当該第2の半導体層上に形成され当該第2の半導体層とオーミック接合を形成しているオーミック部及び当該オーミック部を貫通して当該第2の半導体層と非オーミック接合を形成している非オーミック部を含み、当該非オーミック部は互いに離間してドット状に形成されている第1の非オーミック部を含み、当該オーミック部または当該非オーミック部のいずれかは、当該活性層からの光に対し透明であることを特徴とする。
本発明の実施例に係る発光素子の電極構造を示す平面図である。 図1の一部拡大図である。 本発明の実施例に係る発光素子の断面図である。 図3の一部拡大図である。 図1の発光素子の製造工程を示す断面図である。 図1の発光素子の製造工程を示す断面図である。 本発明の他の実施例に係る発光素子の製造工程を示す断面図である。 本発明の他の実施例に係る発光素子の電極構造を示す平面図である。 本発明の他の実施例に係る発光素子の電極構造を示す平面図である。 本発明の他の実施例に係る発光素子の製造工程を示す断面図である。
<実施例>
以下に、LED素子を例にして、本発明の実施例に係る半導体素子10について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施例1に係る半導体素子10の散乱電極層(後述する)から見た電極構造を模式的に示す平面図である。また、図2は図1の領域Aの一部拡大図である。図3は図2の3−3線に沿った発光素子10の断面図である。また、図4は、図3の領域Bの一部拡大図である。
まず、図3を参照して、半導体構造層11について説明する。半導体構造層11は、p型GaN層及びp型AlGaN層からなるp型半導体層13、多重量子井戸構造(MQW)を有する活性層15、並びにGaN/InGaNを含む歪み緩和層、n型GaN層、アンドープGaN層及びGaNバッファ層からなるn型半導体層17が積層されている構造を有している。各層はAlInGa1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1)で表される窒化物半導体からなり、必要に応じてn型ドーパントとしてSi等、p型ドーパントとしてMg等が添加されている。
なお、活性層15は多重量子井戸(MQW)としたが、単一量子井戸(SQW)、あるいは単層(いわゆるバルク層)でもよい。多重量子井戸構造は、例えば、井戸層をInGa1―zN層(組成z=0.35、厚さ2nm)、バリア層をGaN層(厚さ14nm)とし、5つの井戸層を有している。なお、井戸層のIn組成zは発光波長に合わせて0≦z≦1.0の範囲で調整される。
図1において破線で示しているように、半導体構造層11のn型半導体層17上には、n電極19及びn電極に電力を供給するためのボンディングパッド20が形成されている。図1及び図2からわかるように、n電極19は、n型半導体層17上に矩形をなす線状電極(線幅W1)として形成されている(本実施例では、3つの矩形をなすように形成されている)。n電極19は、n型半導体層17側から、Ti(層厚1nm)、Al(層厚200nm)、Ti(層厚100nm)、Pt(層厚200nm)、Au(層厚2500nm)が順に積層されて形成されている。本実施例において、n電極19の幅W1は10μmである。
半導体構造層11のp型半導体層13上には、ITO等の透光性導電材料からなる透光性導電部21とAg、Ag合金等の光反射性を有する金属からなる非オーミック部23とからなる層厚20nmのp電極層である散乱電極層25が形成されている。
透光性導電部21は、活性層15から出射される光に対して透光性を有する(または透明な)導電材料、例えばITOからなり、非オーミック部23が形成される領域を除いたp型半導体層13の上面の全体に層厚20nmで形成されている。透光性導電部21は、p型半導体層13とオーミック接合を形成するオーミック部である。なお、透光性導電部21の材料は、ITOに限られず、例えば、他の透光性導電材料であるIZO、ZnO等であってもよい。
非オーミック部23は、透光性導電部21を貫通しており、p型半導体層13と非オーミック接合を形成している連続部23A(第1のオーミック部)とドット部23B(第2のオーミック部)とを有している。本実施例の場合には、非オーミック部はAg等の光反射性を有する金属からなり、非オーミック部23とp型半導体層13とがショットキー接合を形成している。
連続部23Aは、半導体構造層11を挟んでn電極19が形成されている領域と対向している領域に20nmの厚さで形成されており、図3に示すように、p型半導体層13に接した上底が下底よりも短い台形の断面形状を有している。本実施例において、連続部23Aのp型半導体層13に接した面の幅W2は20μmである。なお、電流の良好に拡散させるために、連続部23Aの幅W2はn電極19の幅W1よりも広いのが好ましい。
図1及び図2に示すように、ドット部23Bは、連続部23Aの周囲に、等間隔でドット状に複数形成されており、図3及び図3の領域Bの拡大図である図4に示すように、1つ1つが高さ20nmの円錐台形状を有している。すなわち、ドット部23Bは、1つ1つがp型半導体層13に接する底面を有するすり鉢形状を有している。本実施例において個々のドット部23Bは、連続部23Aの両側90μm以内の領域に、5列で等間隔に形成されている。また、ドット部23Bのp型半導体層13に接している上面の直径dは5μmである。
反射層27は、散乱電極層25のp型半導体層13と接している面と反対の面上に形成されている。反射層27は、AgまたはAg合金等の光反射性の高い金属からなり、100−150nmの層厚を有している。なお、非オーミック部23及び反射層27は、上記材料以外であってもよく、例えば、光反射性の高いAl、Rh、Pt等の単膜または複合材料で形成されていてもよい。
上述のように、発光素子10では、非オーミック部23と反射層27とによって、凹凸形状の光反射構造が形成されている。すなわち、透光性導電部21と非オーミック部23との界面である側壁部29が光散乱面を形成している。この側壁部29によって形成される光散乱面が、透光性導電部21上の活性層15への電流集中によって発生する発光強度が強い領域の近傍に位置する故に、この活性層15の発光強度が強い領域から散乱電極層25の方向に出射された光が多く散乱される。従って、この側壁部29が形成する散乱面によって、光取り出し面であるn型半導体層17上面からの発光を均一化することが可能である。
なお、側壁部29は、光取り出し面であるn型半導体層17の上面により多く取り出すことができる向きに傾斜しているのが好ましい。従って、非オーミック部23と反射層27との界面と側壁部とがなす角(内角)αが、90°以下(α≦90°)であるのが好ましい。また、光散乱効果を高めるために、角度αは10°以上45°以下(10°≦α≦45°)の角度であるのが好ましい。また、透光性導電部21とp型半導体層13との接触面積が小さすぎると、発光素子10の駆動電圧の上昇が発生してしまうため、p型半導体層13と透光性導電部21との接触面積は、散乱電極層25全体とp型半導体層13との接触面積の80%−90%であるのが好ましい。
半導体側接合層31は、反射層27の散乱電極層25と接している面と反対側の面上に形成されている。半導体側接合層31は、反射層27側からTi(層厚100nm)、Pt(層厚100nm)、Au(層厚200nm)の順に積層されている金属層である。
支持基板側接合層33は、Si等の導電性基板からなっている支持基板35上に形成されているAuSn(例えば、層厚1〜2μm)の層であり、半導体側接合層31の反射層27と接している面と反対側の面において半導体側接合層31と共晶接合している。なお、支持基板35は、導電性を有し熱伝導率が高い材料であれば、Ge、Al、Cu、CuW等の他の材料を用いてもよい。
以下に、上述した発光素子10を製造する方法について、図2の3−3線に沿った発光素子10の断面における製造過程の図である図5A−5Gを用いて説明する。
まず、図5Aに示すように、サファイヤ基板等の成長基板37を準備し、半導体構造層11をMOCVD法により成膜する。具体的には、例えば、成長基板37をMOCVD装置に投入し、サーマルクリーニング後、GaNバッファ層、アンドープGaN層及びn型GaN層からなるn型半導体層17、活性層15、p型AlGaN層及びp型GaN層からなるp型半導体層13を順に成膜する。その後、半導体構造層11が成膜された成長基板37をRTA(Rapid Thermal Anneal)装置にて400℃以上の温度に加熱してp型半導体層13の活性化を行う。
次に、p型半導体層13上に透光性導電部21を形成する。まず、p型半導体層13上に、例えば、RFスパッタ法を用いてITO膜を層厚20nmで成膜する。この際、基板温度は150−300℃に維持する。なお、後のエッチングにおいて、透光性導電部21の側面の傾斜角度αを光散乱に適当な10°以上、45°以下にすべく基板温度を200−250度にしてITO膜を成膜するのが好ましい。また、透光性導電部21のシート抵抗を低く抑えるために、ITO膜の成膜中の導入酸素体積比は0.0−0.6%程度であるのが好ましい。ITO膜の成膜後、フォトレジストパターンを形成してウェットエッチングを行い、非オーミック部23を形成する部分のITO膜を除去し、図5Bに示すように透光性導電部21を形成した。
次に、非オーミック部23を形成する。まず、例えば、RFスパッタ法を用いて、20nmの層厚でAgを成膜する。その後、非オーミック部23を形成する部分をフォトレジストで覆い、ウェットエッチングによって、フォトレジストで覆われていないAgを除去することで、図5Cに示すように非オーミック部を形成し、散乱電極層25が完成する。
次に、図5Dに示すように反射層27を形成する。具体的には、例えば、スパッタ法を用いて反射層27となるAg層を約100−150nm成膜する。なお、反射層27の成膜には上記スパッタ法に限らず電子ビーム(EB)法、抵抗加熱法等、他の手法を用いてもよい。
次に、図5Eに示すように、反射層27上に半導体側接合層31を形成する。具体的には、例えば、電子ビーム真空蒸着法によりTi(層厚100nm)、Pt(層厚100nm)、Au(層厚200nm)を順に成膜して積層する。
次に、上面に支持基板側接合層33が形成されている支持基板35を用意する。例えば、支持基板35はSi基板であり、支持基板側接合層33は、電子ビーム蒸着等で支持基板35上に形成されているSn20wt%のAuSnの層(層厚1−2μm)である。
次に、半導体側接合層31の表面と支持基板側接合層33の表面と接触させて、互いに対して圧力350kg/cmで押圧しつつ、温度320℃で5分間かけて熱圧着を行うことにより支持基板35を貼り付ける。その後、例えば、レーザリフトオフ(LLO)装置にて成長基板37の裏面側からエキシマレーザを照射することにより成長基板37を除去する。成長基板37を取り去った後の状態を図5Fに示す。なお、成長基板37の除去は、レーザリフトオフ(LLO)に限らず、ウェットエッチング、ドライエッチング、機械研磨法、もしくは化学機械研磨(CMP)、またはこれらの方法を組み合わせて行ってもよい。
LLOで成長基板37を除去した場合、成長基板37を除去した後、塩酸処理を行い、LLOで発生した残ったGaを除去する。これにより、n型GaN層が露出する。更に、n型GaN層の表面をRIE等のドライエッチング装置を用いたCl、Ar処理又は、CMP研磨装置を用いて平滑化を行いレーザー痕やレーザーダメージ層を除去する。光取り出し効率を向上させる為に、露出したn型GaN層表面には、凹凸加工を施す事が好ましい。
上記処理の終了後、図5Gに示すようにn型半導体層17上にn電極19を形成する。n電極19は、Ti(層厚1nm)、Al(層厚1000nm)を電子ビーム蒸着等で順に成膜することで形成する。n電極19は、n型半導体とオーミック接合を形成することが可能な材料で形成されていればよく、例えば、AuGeNi、AuGe、AuSn、AuSnNi等を用いて形成してもよい。最後に、支持基板35を薄片化して、ダイシングを行うことで素子の個片化を行って、発光素子10が完成する。
上記実施例においては、非オーミック部23をAg等の光反射率の高い金属で形成することとしたが、非オーミック部をSiO等の、透光性を有しかつ透光性導電部21を形成する材料よりも屈折率が低い透光性絶縁体で形成することとしてもよい。その場合でも、透光性導電部21と非オーミック部23との界面である側壁部29において全反射や散乱が起きる故に、透光性導電部21の近傍の活性層15への電流集中によって発生する発光ムラを低減することが可能である。
また、上記実施例では、非オーミック部23と反射層27を別個に形成することとしたが、これらを同時に形成してもよい。すなわち、図6Aに示すように、透光性導電部21を形成し、その後に、図6Bに示すように、非オーミック部を別個に形成せずに、スパッタ法を用いてAg等の反射性金属層を約100−150nm成膜することで非オーミック部23及び反射層27をまとめて形成してもよい。
また、上記実施例では、同一の形状のドット部23Bを等間隔に形成する場合を説明したが、連続部23Aに近いほど、p型半導体層13と散乱電極層25との界面におけるドット部23Bの面積占有率(散乱電極層25のp型半導体層13と接している面における、ドット部23Bの面積/散乱電極層25全体の面積)を高くすることとしてもよい。すなわち、連続部23Aから離間するほど、ドット部23Bの面積占有率を低下させることとしてもよい。
このようにすることよって、活性層15からの発光が比較的強い連続部23Aに近いほど、透光性導電部21と非オーミック部23との界面であり光の散乱に大きく寄与する側壁部29の面積を大きくすることができるので、活性層15からの発光が比較的強い連続部23A近傍の領域において、他の領域より多くの光散乱を発生させることができ、発光素子10の発光ムラをさらに低減させることが可能である。
ドット部23Bの面積占有率を変化させる例について、図7及び図8を参照して説明する。図7及び図8は、発光素子の電極構造を図2と同様に一部拡大した図である。ドット部23Bの面積占有率を変化させるには、例えば、図7に示すように、連続部23Aから離間するほどドット部23Bの直径を小さくしてもよいし、図8に示すように連続部23Aから離間するほど単位面積当たりのドット部23Bの数を減らしてもよい。また、連続部23Aから離間するほど単位面積当たりのドット部23Bの数を減らしかつドット部23Bの直径を小さくしてもよい。
上記実施例において、ドット部23Bは円錐台形状であるとしたが、光の散乱が可能である形状ならばどのような形状でもよく、多角錐台形状、円柱形状、多角形柱形状、中空円柱形状等他の形状であってもよい。
また、非オーミック部23を透光性とし、非オーミック部23を透光性導電部21(オーミック部)よりも先に形成して、透光性導電部21を、非オーミック部23を覆うように形成することとしてもよい。この場合の製造工程では、まず図5Aに関して説明したように、半導体構造層11を形成する。その次に、p型半導体層13上に、活性層15から出射される光に対して透光性を有する(または透明な)絶縁材料、例えばSiOを200nm成膜し、フォトレジストパターンを形成してウェットエッチングを行い、図9Aに示すように連続部23A及びドット部23Bを同時に形成し、非オーミック部23を形成する。
次に、図9Bに示すように、p型半導体層13の表面と非オーミック部23とを共に覆うように、ITO等を用いて透光性導電部21を形成する。この透光性導電部21の厚さは十分薄く、20nm以下が好ましい。次に図9Cに示すように、導電部21上に反射層27として、反射性金属、例えばAgを200nm成膜し、その後に図5Eに関して説明したように、反射層27上に半導体側接合層31を形成する。
このようにした場合、透光性導電部21を非常に薄く形成するため、図9Cに示すように、非オーミック部23によってp型半導体層13表面に形成される凹凸形状及びそれによるテーパー面(傾斜面)が透光性導電部21の表面に引き継がれ(すなわち、凹凸形状及びテーパー面が透光性導電部21の表面に形成されている状態で)、その上に反射層27が形成されることとなる。これにより、非オーミック部が形成されている領域では、ドット状の非オーミック部のテーパー面部分で、薄い透光性導電部21を介して反射膜による光の散乱が生じることになる。また、SiOが形成されず、透光性導電部21がp型半導体層13に直接接している領域が、透光性導電部21とp型半導体層13とがオーミック接合している領域となり、活性層から出射された光が非常に薄い透光性導電部21を介して反射層27で反射されることになる。
上述した実施例における種々の数値、寸法、材料等は、例示に過ぎず、用途及び製造される半導体素子等に応じて、適宜選択することができる。
10 発光素子
11 半導体構造層
13 p型半導体層
15 活性層
17 n型半導体層
19 n電極
21 透光性導電部
23 非オーミック部
23A 連続部
23B ドット部
25 散乱電極層
27 反射層
29 側壁部

Claims (6)

  1. 第1の導電型の第1の半導体層、活性層、及び第2の導電型の第2の半導体層がこの順に積層されている半導体構造層と、
    前記第1の半導体層上に形成された電極と、
    前記第2の半導体層上に形成された散乱電極層と、
    前記散乱電極上に形成された反射層と、を含む発光素子であって、
    前記散乱電極層は、前記第2の半導体層上に形成され前記第2の半導体層とオーミック接合を形成しているオーミック部及び前記オーミック部を貫通して前記第2の半導体層と非オーミック接合を形成している非オーミック部を含み、
    前記非オーミック部は互いに離間してドット状に形成されている第1の非オーミック部を含み、
    前記オーミック部または前記非オーミック部のいずれかは、前記活性層からの光に対し透明であることを特徴とする発光素子。
  2. 前記非オーミック部は、前記半導体構造層を挟んで前記電極が形成されている領域と対向する領域に形成されている第2の非オーミック部をさらに有し、前記第1の非オーミック部は前記第2の非オーミック部と離間していることを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  3. 前記活性層からの光に対し透明な前記オーミック部または前記非オーミック部のいずれかは、前記第2の半導体層の表面に平行な断面における面積が前記第2の半導体層に向かって大きくなるような傾斜面を有することを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子。
  4. 散乱電極層の前記第2の半導体層に接している面における前記複数の第1の非オーミック部の面積占有率が、前記第2の非オーミック部から離間するほど減少することを特徴とする請求項2に記載の発光素子。
  5. 前記オーミック部は前記活性層からの光に対し透明な透光性導電体からなり、前記非オーミック部は反射性金属材料からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の発光素子。
  6. 前記非オーミック部は、透光性絶縁体からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の発光素子。
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