JP2014101588A - 糸及び糸を有する網 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光スペクトルを生成する自由度を向上させた糸及び糸を有する網を提供する。
【解決手段】
本発明の糸10は、複数の繊維11を備える糸10であって、複数の繊維11は、第1蓄光剤を有する第1繊維111と、第1蓄光剤とは異なる第2蓄光剤を有する第2繊維112とを含む。必要に応じて、第1繊維111の発光スペクトルと第2繊維115の発光スペクトルとが少なくとも一部の波長において重なるように、第1蓄光剤及び第2蓄光剤を採用できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は糸及び糸を有する網に関する。
従来から、光を蓄えて暗所において光を発生する蓄光体が提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。この蓄光体は、例えば人間に対して、物体の存在を認識させること、又は生物に対して誘引や忌避を行うことなど、特定の作用を働きかけることができる。
特許文献1には、溶融紡糸法により、ポリマーに蓄光性蛍光体を5〜50重量%含有させることで、浮標、救命具取付紐、漁具用ロープ、安全ネットやカーペット、衣料の装飾用に用いられる蓄光性複合繊維が記載されている。
特許文献2には、発光ロープが記載されている。この発光ロープは、1本又は数本の蓄光糸を撚り合わせて蓄光糸撚糸を作成し、1本又は数本の原糸を撚り合わせて撚糸を作成し、更にこの蓄光糸撚糸と撚糸とを数本撚り合わせて所定寸法及び強度のロープとしている。
特開平10-140421号公報 特開平10-168773号公報
蓄光体は、その用途に応じた光を発するものが好ましく使用される。例えば、衣料繊維としての用途では、ある発光色を表現したい場合、当該発光色を演出できる発光スペクトルを有する蓄光体が選択される。このように、異なる発光スペクトルを有する蓄光体が求められている。
しかしながら、従来の蓄光体では、蓄光剤を蓄光体の母材に含ませたり、蓄光顔料を母材の表面に塗布したりすることで蓄光効果を付与する。このため、異なる発光スペクトルを有する蓄光体を提供するには、その都度蓄光剤や蓄光顔料の種類を変えて蓄光体を新たに製造する必要があり、時間や手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、発光スペクトルを生成する自由度を向上させた糸及び糸を有する網を提供することにある。
本発明の糸は、複数の繊維を備える糸であって、前記複数の繊維は、第1蓄光剤を有する第1繊維と、前記第1蓄光剤とは異なる第2蓄光剤を有する第2繊維とを含む。
ある実施形態において、前記第1繊維の発光スペクトルは、前記第2繊維の発光スペクトルと少なくとも一部の波長において重なる。
ある実施形態において、前記第1繊維は、前記第1蓄光剤が分散した繊維母材を含み、前記第2繊維は、前記第2蓄光剤が分散した繊維母材を含む。
ある実施形態において、前記第1繊維は、表面に前記第1蓄光剤が付着した繊維母材を含み、前記第2繊維は、表面に前記第2蓄光剤が付着した繊維母材を含む。
ある実施形態において、前記第1繊維は前記第2繊維と撚られている。
本発明の糸の製造方法は、第1蓄光剤を有する第1繊維を用意する工程と、前記第1蓄光剤とは異なる第2蓄光剤を有する第2繊維を用意する工程と、前記第1繊維と前記第2繊維とにより糸を形成する工程とを包含する。
ある実施形態において、前記第1繊維の発光スペクトルは、前記第2繊維の発光スペクトルと少なくとも一部の波長において重なる。
ある実施形態では、前記第1繊維を用意する工程において、繊維母材に前記第1蓄光剤を分散することで前記第1繊維を形成し、前記第2繊維を用意する工程において、繊維母材に前記第2蓄光剤を分散することで前記第2繊維を形成する。
ある実施形態では、前記第1繊維を用意する工程において、繊維母材の表面に前記第1蓄光剤を付着することで前記第1繊維を形成し、前記第2繊維を用意する工程において、繊維母材の表面に前記第2蓄光剤を付着することで前記第2繊維を形成する。
ある実施形態において、前記第1繊維と前記第2繊維とにより糸を形成する工程において、前記第1繊維と前記第2繊維とを撚ることで糸を形成する。
本発明の網は、第1網糸を有する網であって、前記第1網糸は、上述した糸を含む。
ある実施形態において、本発明の網は、第2網糸を更に有し、前記第2網糸は、上述した糸を含み、前記第2網糸の発光ピーク波長は、前記第1網糸の発光ピーク波長とは異なる。
本発明によれば、発光スペクトルを生成するための自由度を向上させた糸を提供できる。
本発明に係る糸の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る糸の他の実施形態を説明するための図である。 本発明に係る糸の他の実施形態を説明するための図である。 第1繊維の発光スペクトルを示す図である。 第2繊維の発光スペクトルを示す図である。 実施例1の糸の発光スペクトルを示す図である。 実施例2の糸の発光スペクトルを示す図である。 実施例3の糸の発光スペクトルを示す図である。 誘引効果を評価する方法を説明するための図である。 本発明の糸により作製した魚網の実施形態を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明による糸及び糸の製造方法並びに糸を有する網の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されない。
図1は、本発明に係る糸10の実施形態を示す模式図である。本実施形態の糸10は、複数の繊維11を備える。複数の繊維11は、第1繊維111と第2繊維115とを含んでいる。
繊維11の素材は、天然繊維、又は、再生繊維、半合成繊維、合成繊維若しくは無機繊維のような化学繊維であり得る。天然繊維としては、例えば植物繊維や動物繊維が挙げられる。再生繊維としては、レーヨン、ポリノジック、キュプラなどが挙げられる。半合成繊維としては、アセテート繊維、トリアセテート繊維、プロミックス繊維などが挙げられる。合成繊維としては、ポリアミド繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリエステル繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリウレタン繊維、ポリアリレート繊維などが挙げられる。無機繊維としては、金属繊維、ガラス繊維、炭素繊維などが挙げられる。
なお、繊維11の素材として再生繊維、半合成繊維又は合成繊維を使用する場合、その構造は、単繊維であってもよく、芯鞘型、サイドバイサイド型、海島型などのような複合繊維であってもよい。また、繊維11の断面形状は、例えば円形、楕円形、多角形、又は不規則形であり得る。繊維11は、長繊維(フィラメント)であってもよく、短繊維(ステープル)であってもよい。
第1繊維111と第2繊維115との各々を構成する素材は、糸10の用途や特性に合わせて、上述した素材から適宜選択できる。第1繊維111を構成する素材と第2繊維115を構成する素材とは、同一素材であってもよく、異なる素材であってもよい。また、第1繊維111と第2繊維115との各々は、数が1本のみであってもよく、複数本であってもよい。上述したように繊維11の素材、構造及び断面形状について説明したが、本発明はこれらに限定されない。糸10の製造に使用可能な繊維であれば本発明に適用できる。
第1繊維111は、第1蓄光剤(図示せず)を有している。第1蓄光剤としては、太陽光や人工照明の光を受けると、その光のエネルギーを蓄えて暗所で発光できる蓄光性物質が使用される。本発明は蓄光性物質の種類を限定せず、蓄光性を有する蓄光性物質であれば、第1蓄光剤及び第2蓄光剤として適用できる。蓄光性物質は、例えば、硫化カルシウム系や硫化亜鉛系のような硫化物系の蓄光性物質、又はアルミン酸系の蓄光性物質であり得る。その内でも、高輝度の面から、アルカリ土類のアルミン酸塩を希土類元素で賦活した酸化物系の蓄光性物質を選択することが好ましい。
第2繊維115は、第2蓄光剤(図示せず)を有している。第2蓄光剤としては、第1蓄光剤と同様に、太陽光や人工照明の光を受けると、その光のエネルギーを蓄えて暗所で発光できる蓄光性物質が使用される。蓄光性物質は例えば硫化カルシウム系や硫化亜鉛系のような硫化物系の蓄光性物質、又はアルミン酸系の蓄光性物質であり得る。但し、第2蓄光剤としては、第1蓄光剤と異なる蓄光性物質を使用する。
第1繊維111と第2繊維115とは、引き揃えられて糸10を構成し、又は撚り合わせられて糸10を構成する。
蓄光性物質は、種類によって各波長における相対発光強度が異なる。即ち、異なる種類の蓄光性物質は、発光スペクトルが互いに異なる。しかし、種類の異なる複数の蓄光性物質を組み合わせると、蓄光性物質の各々が発する1次光が混合して混合光になる。このように得られた混合光の発光スペクトルは、各蓄光性物質の発光スペクトルが合成した発光スペクトルになる。
本実施形態の糸10において、第1繊維111は第1蓄光剤を含んでいるのに対し、第2繊維115は、第1蓄光剤とは異なる第2蓄光剤を含んでいるため、糸10は、第1繊維111と第2繊維115とが発する1次光が混合しており、第1繊維111と第2繊維115との各々とは異なる発光スペクトルの混合光を発することができる。このことから、本実施形態においては、糸10を構成する繊維として、各々が異なる蓄光剤を有する繊維を少なくとも2種類用意しておけば、糸を構成する繊維から第1繊維111と第2繊維115とを適切に選択して使用し、第1繊維111と第2繊維115との量の比(1次光の混合比)を変更させることで、発光スペクトルが異なる混合光を生成できる。このため、本実施形態によれば、特定の発光スペクトルの光を直接発する繊維を新たに用意せず、第1繊維111と第2繊維115との組み合わせを変えるだけで、特定の発光スペクトルの光を発する糸10を得ることができるので、用途に応じた発光スペクトルを有する糸10の製造が容易になる。
本実施形態の糸10は、発光スペクトルを生成するための自由度が高いため、例えば、糸10が発する光の色を制御することが可能である。具体的に説明すると、生物に第1色と認識される波長に第1発光ピークを有する第1繊維111と、生物に第2色と認識される波長に第2発光ピークを有する第2繊維115とにより構成された糸10の場合、糸10が発する混合光の発光スペクトルに、第1発光ピークと第2発光ピークとの両方が存在するため、第1色と第2色とが混色した光色を演出できる。このように、本実施形態の糸10によれば、第1繊維111と第2繊維115との組み合わせを変えることで特定の光色を達成できる。
また、本発明の実施形態によれば、糸10が発する混合光において、第1繊維111の発光ピーク波長と第2繊維115の発光ピーク波長とは異なる発光ピーク波長を形成することも可能である。具体的に説明すると、第1繊維111の発光スペクトルと第2繊維115の発光スペクトルとが少なくとも一部の波長において重なるように、第1蓄光剤及び第2蓄光剤を採用する。これにより、ある波長において、第1繊維111の発光スペクトルと第2繊維115の発光スペクトルとが重なると、該波長での発光強度が増加してピークが上昇する。発光スペクトルが重なった部分の強度が十分であれば、新しい発光ピーク波長が形成される。なお、第1繊維111の発光スペクトルと第2繊維115の発光スペクトルとが重なる波長の位置及び強度は、第1繊維111と第2繊維115との量の比を変更させることで制御することができる。このように、本実施形態の糸10によれば、第1繊維111と第2繊維115との組み合わせを変えることで特定の発光ピーク波長を有する光の演出を達成できる。
以下、本実施形態の糸10の製造方法を説明する。糸10は、以下の工程によって製造される。
(1)第1蓄光剤を有する第1繊維111を用意する。前述したように、第1繊維111としては、天然繊維、又は、再生繊維、半合成繊維、合成繊維若しくは無機繊維のような化学繊維であり得る。第1蓄光剤としては、太陽光や人工照明の光を受けると、その光のエネルギーを蓄えて暗所で発光できる蓄光性物質が使用される。例えば、硫化物系又はアルミン酸系のような蓄光性物質である。本発明は第1繊維111の形成方法を限定せず、公知の紡糸方法、紡糸条件又は紡糸設備を用いて第1繊維111を形成できる。紡糸方法としては、繊維母材112を構成する素材の特性に合わせて、溶融紡糸法や乾式紡糸法や湿式紡糸法から適宜選択できる。
(2)第1蓄光剤とは異なる第2蓄光剤を有する第2繊維115を用意する。第1蓄光剤と同様に、第2繊維111としては、天然繊維、又は、再生繊維、半合成繊維、合成繊維若しくは無機繊維のような化学繊維であり得る。第2蓄光剤としては、太陽光や人工照明の光を受けると、その光のエネルギーを蓄えて暗所で発光できる蓄光性物質が使用される。例えば、硫化物系又はアルミン酸系のような蓄光性物質である。但し、第2蓄光剤は、第1蓄光剤とは異なる種類の蓄光性物質を使用する。第2繊維115は、第1繊維111と同様な方法を用いて形成できる。
(3)第1繊維111と第2繊維115とにより糸10を形成する。本発明は糸10の形成方法を制限せず、公知の方法又は設備を用い得る。例えば撚糸機を用いて糸10を形成できる。糸10の構造としては、第1繊維111と第2繊維115とを引き揃えただけの引き揃え糸であってもよく、引き揃えた第1繊維111と第2繊維115とに撚りをかけた撚糸であってもよい。撚糸の場合では、糸10の用途や第1繊維111及び第2繊維115の特性に合わせて、撚方向、撚数、又は片撚糸、諸撚糸、意匠撚糸、壁糸及び駒撚などの撚糸形態を適宜選択できる。
なお、糸10が発する混合光において、第1繊維111の発光ピーク波長や第2繊維115の発光ピーク波長とは異なる発光ピーク波長を形成する場合では、第1繊維111の発光スペクトルと第2繊維115の発光スペクトルとが少なくとも一部の波長において重なるように、第1蓄光剤及び第2蓄光剤を選択する。
図1を参照して本実施形態の糸10を説明した。例として第1繊維111と第2繊維115とを含む糸10を説明したが、本発明はこれに限定されない。糸10は、第1蓄光剤や第2蓄光剤とは異なる蓄光剤を有する他の繊維を更に含んでもよい。また、糸10は、蓄光剤を有しない素繊維を更に含んでもよく、例えば、素繊維を芯材とし、素繊維の表面に第1繊維111と第2繊維115を巻き付けるように糸10を構成してもよい。このように構成された糸10において、発光スペクトルの制御は糸10の表面に現れる第1繊維111と第2繊維115との比率を変えることによって達成できる。
図2は、本発明に係る糸10の他の実施形態を説明するための図である。図2(a)は、糸10を示す模式図であり、図2(b)は、図2(a)に示すA部分の拡大模式図である。以下、図2を参照して本実施形態の糸10を説明する。糸10は、複数の繊維11を備える。複数の繊維11は、第1繊維111と第2繊維115とを含む。
第1繊維111は、繊維母材112を含んでおり、繊維母材112には、第1蓄光剤113が分散されている。繊維母材112としては、再生繊維、半合成繊維、合成繊維であり得る。第1蓄光剤113については、前述した実施形態と同じ種類の蓄光剤を使用でき、煩雑を避けるために説明を省略する。
第2繊維115は、繊維母材116を含んでおり、繊維母材116には、第2蓄光剤117が分散されている。繊維母材116としては、再生繊維、半合成繊維、合成繊維であり得る。第2蓄光剤117については、前述した実施形態と同じ種類の蓄光剤を使用でき、煩雑を避けるために説明を省略する。
以下、本実施形態の糸10の製造方法を説明する。糸10は、以下の工程によって製造される。
(1)繊維母材112に第1蓄光剤を分散した第1繊維111を用意する。具体的には、繊維母材112を構成する素材を選択し、選択された素材と第1蓄光剤113とを混練して繊維にすることで、第1繊維111を形成する。本発明は第1繊維111の形成方法を限定せず、公知の紡糸方法、紡糸条件又は紡糸設備を用いて第1繊維111を形成できる。紡糸方法としては、繊維母材112を構成する素材の特性に合わせて、溶融紡糸法や乾式紡糸法や湿式紡糸法から適宜選択できる。
溶融紡糸法を用いる場合では、先ず、繊維母材112の構成素材と第1蓄光剤113とを溶融紡糸機に供給し、溶融紡糸機内に混練した後に口金から溶融した混合物を押し出す。次に、押し出された溶融物は、冷却媒体にて冷却固化される。そして、冷却固化された未延伸糸に対して、必要に応じて1段又は多段の延伸を行い、更に必要に応じて弛緩処理を施すことで、第1蓄光剤113を分散した第1繊維111が得られる。なお、紡糸する際には、本発明の効果を損なわない範囲で、紫外線吸収剤、顔料、活性剤、耐候剤、中和剤、酸化防止剤、滑剤などを添加してもよい。
(2)繊維母材116に、第1蓄光剤113とは異なる第2蓄光剤117を分散した第2繊維115を用意する。具体的には、繊維母材116を構成する素材を選択し、選択された素材と第2蓄光剤117とを混練して繊維にすることで、第2繊維115を形成する。第2繊維115は、第1繊維111と同じように、公知の紡糸方法、紡糸条件又は紡糸設備を用いて形成できる。
(3)第1繊維111と第2繊維115とにより糸10を形成する。糸10は、図1を参照して説明した実施形態と同じように形成でき、煩雑を避けるために説明を省略する。
図2を参照して本実施形態の糸を説明した。本実施形態の糸において、蓄光剤は、繊維母材内に分散されて繊維母材によって被覆されているため、劣化しにくく、蓄光性を長時間維持することができる。また、繊維は、内部に蓄光剤が含まれているため、強度が低下することがある。使用する蓄光剤の特性(粒径、形状など)は、繊維の強度を低下させる要因の一つであると考えられる。このことから、従来では、例えば、ある蓄光剤は繊維の強度を低下させるが、当該蓄光剤の発光スペクトルを得るためには、強度を犠牲にして使用した。これに対して、本発明においては、異なる蓄光剤の様々な組み合わせによって特定の発光スペクトルを生成できるため、得られた繊維の強度が十分であるように蓄光剤の種類を選択すれば、繊維の強度の低下を避けることができる。
前述した実施形態では、蓄光剤を繊維母材に分散して繊維を形成したが、本発明はこれに限定されない。図3は、本発明に係る糸10の他の実施形態を説明するための図である。図3(a)は、糸10を示す模式図であり、図3(b)は、図3(a)に示すB部分の拡大模式図である。以下、図3を参照して本実施形態の糸10を説明する。
糸10は、複数の繊維11を備える。複数の繊維11は、第1繊維111と第2繊維115とを含む。第1繊維111は、繊維母材112を含んでおり、繊維母材112の表面には、第1蓄光剤113が付着されている。繊維母材112としては、天然繊維、又は、再生繊維、半合成繊維、合成繊維若しくは無機繊維のような化学繊維であり得る。第1蓄光剤113については、前述した実施形態と同じ種類の蓄光剤を使用でき、煩雑を避けるために説明を省略する。
第2繊維115は、繊維母材116を含んでおり、繊維母材116の表面には、第2蓄光剤117が付着されている。繊維母材116としては、天然繊維、又は、再生繊維、半合成繊維、合成繊維若しくは無機繊維のような化学繊維であり得る。第2蓄光剤117については、前述した実施形態と同じ種類の蓄光剤を使用でき、煩雑を避けるために説明を省略する。
以下、本実施形態の糸10の製造方法を説明する。糸10は、以下の工程によって製造される。
(1)繊維母材112の表面に第1蓄光剤を付着した第1繊維111を用意する。具体的には、先ず、繊維母材112を構成する素材を用いて、上述した紡糸方法により繊維母材112を成形する。そして、第1蓄光剤を繊維母材112の表面に付着する。付着方法としては、例えば、バインダー樹脂114を用いて第1蓄光剤113を繊維母材112の表面に付着することができる。しかし、本発明はこれに限定されない。第1蓄光剤113を繊維母材112の表面に付着できれば、バインダー樹脂114を用いた方法以外の方法を用いてもよい。
(2)繊維母材116の表面に、第1蓄光剤113とは異なる第2蓄光剤117を付着した第2繊維115を用意する。具体的には、先ず、繊維母材116を構成する素材を用いて、上述した紡糸方法により繊維母材116を成形する。そして、第2蓄光剤117を繊維母材116の表面に付着する。第2蓄光剤117の付着方法は、第1蓄光剤113と同じような方法であってよい。
(3)第1繊維111と第2繊維115とにより糸10を形成する。糸10は、図1を参照して説明した実施形態と同じように形成でき、煩雑を避けるために説明を省略する。
図3を参照して本実施形態の糸を説明した。本実施形態の糸において、繊維母材内には蓄光剤が分散されておらず強度が損なわれないため、高い強度の糸が得られる。
以下、第1繊維、第2繊維及び糸を製造する実施例を用いて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。得た第1繊維、第2繊維及び糸の各々に対して、分光放射計(トプコン社製、SR−UL2)を用いて、D65光源により照度200Lxの光で20分間照射後、その光源を取り除き60分間経過した時点での発光スペクトルを測定する。
[実施例1]
ポリエチレン(比重0.95)80重量部、第1蓄光剤(Sr4Al1425:Eu,Dy(青緑色発光、発光ピーク波長490nm))20重量部、耐候剤1重量部及び適量の中和剤、酸化防止剤、滑剤を混合し、溶融紡糸法により幅が1.25mm、厚みが0.25mmの第1繊維を形成した。第1繊維の発光スペクトルを図4に示す。第1繊維の発光ピーク波長は、490nmであった。
ポリエチレン(比重0.95)80重量部、第2蓄光剤(SrAl24:Eu,Dy(黄緑色発光、発光ピーク波長520nm))20重量部、耐候剤1重量部及び適量の中和剤、酸化防止剤、滑剤を混合し、溶融紡糸法により幅が1.25mm、厚みが0.25mmの第2繊維を形成した。第2繊維の発光スペクトルを図5に示す。第2繊維の発光ピーク波長は、519nmであった。
第1繊維と第2繊維とを用いて、糸の表面に現れる第1繊維と第2繊維との比率が1:3となるように撚糸機により糸を製造した。測定した糸の発光スペクトルを図6に示す。糸の発光スペクトルから明らかなように、第1繊維と第2繊維との発光スペクトルが重なった499nm波長において、第1繊維の発光ピーク波長や第2繊維の発光ピーク波長とは異なる新しい発光ピーク波長が形成されている。
[実施例2]
実施例1において説明した方法と同じように第1繊維と第2繊維を形成した。第1繊維と第2繊維とを用いて、糸の表面に現れる第1繊維と第2繊維との比率が1:1となるように撚糸機により糸を製造した。測定した糸の発光スペクトルを図7に示す。糸の発光スペクトルから明らかなように、第1繊維と第2繊維との発光スペクトルが重なった510nm波長において、第1繊維の発光ピーク波長や第2繊維の発光ピーク波長とは異なる新しい発光ピーク波長が形成されている。
[実施例3]
実施例1において説明した方法と同じように第1繊維と第2繊維を形成した。第1繊維と第2繊維とを用いて、糸の表面に現れる第1繊維と第2繊維との比率が3:1となるように撚糸機により糸を製造した。測定した糸の発光スペクトルを図8に示す。糸の発光スペクトルから明らかなように、第1繊維と第2繊維との発光スペクトルが重なった515nm波長において、第1繊維の発光ピーク波長や第2繊維の発光ピーク波長とは異なる新しい発光ピーク波長が形成されている。
以上説明したように、本発明の糸には蓄光剤が含まれていて蓄光発光できるため、本発明の糸は、蓄光性を必要とする様々な分野において活用できる。例えば、糸は、夜間に発光する装飾材として使用できる。第1繊維と第2繊維との組み合わせを変えることで糸が発する光の色を決める発光スペクトルを生成できるため、本発明によれば、必要に応じて、異なる発光色を演出できる各種の糸を容易に製造できる。
また、糸は、生物に対して忌避や誘引を行う用途に使用できる。本発明は、対象生物が嫌う又は好む光の波長に発光ピークを有するような発光スペクトルを生成できるので、優れた忌避効果又は誘引効果を有する糸を容易に製造できる。
以下、糸を生物の誘引に使用する場合の例を説明する。対象生物としてスルメイカ、マイワシ、マアジ、クロマグロが挙げられる。スルメイカが反応し誘引される発光ピーク波長は485±10nmであり、マイワシが反応し誘引される発光ピーク波長は500±5nmであり、マアジが反応し誘引される発光ピーク波長は510±5nmであり、クロマグロが反応し誘引される発光ピーク波長は490±10nmであるとされている。これに対して、発光ピーク波長が502nmである糸をサンプル1とし、発光ピーク波長が512nmである糸をサンプル2とし、発光ピーク波長が493nmである糸をサンプル3とし、発光ピーク波長が495nmである糸をサンプル4とする。更に、ポリエチレン(比重0.95)100重量部、耐候剤1重量部及び適量の中和剤、酸化防止剤、滑剤を混合し、溶融紡出した糸をサンプル5とする。なお、サンプル1〜4の糸は、例えば実施例1〜3において説明した方法を用いて、第1繊維と第2繊維との比率を調整することによって製造できる。対象魚に対するサンプル1〜サンプル5の糸の誘引効果を以下の方法により評価する。
図9は、誘引効果を評価する方法を説明するための図である。図9(a)は、スルメイカの糸10への誘引性を評価するための水槽2を示す模式的な上面図である。図9(b)は、水槽2の模式的な側面図である。図9(a)及び図9(b)に示すように、アクリル板3を用いて水槽2内を3つの区画(区画21、区画22、区画23)に仕切った。アクリル板3にはゲート(開口部)が設けられており、ゲートは遠隔操作により開閉可能である。区画23は透明アクリル板で更に3つの区画に分けられており、そこにスルメイカ4を一尾ずつ入れた。区画21には、製造した糸10(サンプル1)を設置し、光源5(D65)を用いてガラス越しに1000Lxの光を10分間糸10に照射して蓄光剤を励起させた。そして、水槽2の内部に外部から光が入らないようにした。
次に、遠隔操作によりアクリル板3に設けたゲートを開け、糸10が放つ光にスルメイカ4が誘引され、スルメイカ4が糸10に近づいていくか否か繰り返し実験した。そして、製造した糸10に誘引性があるか否かを以下の基準で評価した。評価結果を表1に示す。
○:誘引性あり
×:誘引性なし
その後、表1に記載のように、対象魚をマイワシ、マアジやクロマグロに変更し、糸をサンプル2、サンプル3、サンプル4、サンプル5に変更した以外は同様な方法で実験を行った。評価結果を表1に示す。
Figure 2014101588
本発明の糸を用いれば、蓄光性を必要とする網の作製が可能となる。図8は、本発明の糸により作製した魚網60の実施形態を示す模式図である。以下、用途の例として漁網60を用いて説明するが、本発明はこれに限定されない。蓄光性を必要とする網であれば、本発明を適用できる。
本実施形態において、漁網60は、第1網糸61を有している。第1網糸61は、上述した実施形態の糸を含んでいる。具体的には、上述した実施形態の糸をそのまま若しくは撚りをかけて、又は糸を他の繊維と複合した撚糸として、第1網糸61に使用する。漁網60の作製方法としては、公知の方法を使用でき、例えば結網編網機や無結網編網機により、第1網糸61を用いて漁網60を作製できる。
本実施形態によれば、上述したように、繊維の組み合わせを変えることで、異なる発光スペクトルを生成できるため、各々が異なる発光スペクトルを有する漁網60を容易に作製できる。このことから、捕獲の対象水生物が好む発光ピーク波長、又は忌避したい対象水生物が嫌う発光ピーク波長の光を発するように漁網60を作製すれば、漁作業時に、対象水生物に対して誘引又は忌避効果を発揮できる。
なお、水生物が反応する発光ピーク波長は、種類や、生息環境(例えば水深、水域)によって異なる。このため、漁網60は、第1網糸61の発光ピーク波長と異なる発光ピーク波長を有する第2網糸62を更に有することが好ましい。例えば、図10に示すように、漁網60は下部601と上部602とにより構成され、下部601を第1網糸61で作製し、下部602を第2網糸62で作製できる。2つの発光ピーク波長の光を発せる漁網60によれば、漁作業時に、下部601と上部602とにより、異なる種類の水生物に対して誘引又は忌避効果を同時に発揮できる。
例として第1網糸61と第2網糸62とを有する漁網60を説明したが、本発明はこれに限定されない。漁網60を3つ以上の領域に分け、各領域の各々を発光ピーク波長が互いに異なる網糸で構成するように漁網60を作製してもよい。
蓄光剤は、本発明の糸の少なくとも一部分に含有させることが必要であり、どの部分に含有させるかは糸の用途を考慮して適宜調整する。例えば、本発明の糸を底曳網及び駆け廻し網などの漁網として用いる場合、魚を誘引して入網へと向かわせる袖網又は寄せ網に蓄光剤を含有させることが好ましい。
糸を夜間に使用する場合には、予め蓄光剤を含有する部分に光を照射して蓄光剤を励起させておいてもよく、使用時に所定間隔で蓄光剤を含有する部分に光を照射して蓄光剤を励起させてもよい。光源は特に制限されず、例えば、太陽光、LED、メタルハライドランプ、蛍光灯などが挙げられる。
本発明の糸は、網以外にも、例えば、ロープ、かご、壺、及びシートの作製に適用できる。
本発明に係る糸は、発光スペクトルを生成するための自由度が高く、蓄光性を必要とする分野において活用でき、例えば装飾材、衣料、漁網、防獣用網などに好適に用いられる。
10 糸
11 繊維
111 第1繊維
112 繊維母材
113 第1蓄光剤
114 バインダー樹脂
115 第2繊維
116 繊維母材
117 第2蓄光剤
2 水槽
21 区画
22 区画
23 区画
3 アクリル板
4 スルメイカ
5 光源
60 漁網
601 下部
602 上部
61 第1網糸
62 第2網糸

Claims (7)

  1. 複数の繊維を備える糸であって、
    前記複数の繊維は、第1蓄光剤を有する第1繊維と、前記第1蓄光剤とは異なる第2蓄光剤を有する第2繊維とを含む、糸。
  2. 前記第1繊維の発光スペクトルは、前記第2繊維の発光スペクトルと少なくとも一部の波長において重なる、請求項1に記載の糸。
  3. 前記第1繊維は、前記第1蓄光剤が分散した繊維母材を含み、
    前記第2繊維は、前記第2蓄光剤が分散した繊維母材を含む、請求項1又は請求項2に記載の糸。
  4. 前記第1繊維は、表面に前記第1蓄光剤が付着した繊維母材を含み、
    前記第2繊維は、表面に前記第2蓄光剤が付着した繊維母材を含む、請求項1又は請求項2に記載の糸。
  5. 前記第1繊維は前記第2繊維と撚られている、請求項1から4の何れか一項に記載の糸。
  6. 第1網糸を有する網であって、
    前記第1網糸は、請求項1から請求項5の何れか一項に記載の糸を含む、網。
  7. 第2網糸を更に有し、
    前記第2網糸は、請求項1から請求項5の何れか一項に記載の糸を含み、
    前記第2網糸の発光ピーク波長は、前記第1網糸の発光ピーク波長とは異なる、請求項6に記載の網。
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