JP2014099509A - 磁気検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特殊な磁性材料を使用することなく磁気抵抗効果素子の出力を増大する。
【解決手段】磁化の向きが固定された磁気抵抗効果素子の強磁性参照層13にスピン波誘起層12を接続し、スピン波誘起層の内部に発生するスピン起電力によって特定の向きのスピンを有する電子を強磁性参照層13に注入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気抵抗効果を利用した磁気検出装置に関する。
ハードディスクドライブなどの磁気記録再生装置の磁気再生ヘッドに搭載される磁気センサとして、巨大磁気抵抗効果(GMR)やトンネル磁気抵抗効果(TMR)などの磁気抵抗効果を利用したセンサが用いられている。これらの磁気センサに用いられる磁気抵抗効果素子は、磁化方向が固定された強磁性固定層と外部磁場によって磁化方向が変化する強磁性自由層とで非磁性層を挟んだ構造を有し、強磁性固定層の磁化と強磁性自由層の磁化のなす角度によって素子の磁気抵抗が変化する現象を利用する。TMRを利用した磁気抵抗効果素子はセンス電流を膜厚方向に流す。GMRを利用した磁気抵抗効果素子には、センス電流を膜面内方向に流すタイプと、センス電流を膜厚方向に流すタイプとがある。
特許文献1には、GMR素子を構成する磁性層としてハーフメタル磁性体又は高分極率磁性体を用いることによってGMR素子の出力を増大させること、あるいは基体上に完全分極スピン注入層と障壁層を形成し、その上にGMR素子を配置することによってGMR素子の出力を増大させることが記載されている。
特開2004−39941号公報
特許文献1では、GMR素子に一方の向きのスピンの電子のみを流すことにより出力の増大を図っている。しかし、GMR素子に流れる電流のスピンの向きを揃えるためにハーフメタル磁性体や高分極率磁性体、完全分極スピン注入層など特殊な磁性材料を用いる必要がある。
本発明は、特殊な磁性材料を使用することなく磁気抵抗効果素子の出力を増大することのできる構造、また磁性膜としてハーフメタル磁性体又は高分極率磁性体を用いた場合においても更に出力を増大することのできる磁気検出装置を提供することを目的とする。
強磁性体中の磁化に空間的不均一性及び時間的不均一性があるとスピン起電力が発生する。本発明では、磁性体中にスピン波が誘起するスピン起電力を利用してスピン流を生成・増幅することにより磁気抵抗効果素子を利用した磁気センサの信号増大、ノイズ低減を図る。
本発明の磁気検出装置は、磁化の向きが固定された強磁性参照層と外部磁場によって磁化の向きが変化する強磁性自由層とが非磁性層を挟んで積層された磁気抵抗効果膜と、磁気抵抗効果膜の膜厚方向に電流を流すための電極と、磁気抵抗効果膜の磁気抵抗を測定するための電極と、強磁性参照層に接続されたスピン波誘起層とを備える。スピン波誘起層は、内部に発生するスピン起電力によって特定の向きのスピンを有する電子を強磁性参照層に注入する。
スピン波誘起層の強磁性参照層に接続された端部と反対側の端部を、磁化の向きが強磁性参照層の磁化の向きと逆向きに固定された強磁性ピン止め層に接続し、スピン波誘起層に交番磁場を照射する交番磁場照射部を備えるのが好ましい。この構成により、スピン波誘起層にスピン波定在波を誘起し、磁気抵抗効果膜の強磁性参照層に所望の向きのスピンを有する電子を安定的に注入することができる。
各々がスピン波誘起層を有する個別の磁気センサを複数個並列接続して磁気検出装置を構成すると、マグノイズを低減することができる。
また、スピン波誘起層を備えてスピン起電力によって特定の向きのスピンを有する電子を磁気抵抗効果素子の強磁性参照層に注入する本発明の磁気センサを2個、それぞれの磁気センサの磁気抵抗効果素子の強磁性参照層の磁化を逆向きに設定し、センス電流を交流として周波数掃引し、2つの磁気センサの出力差がピークを示すときのセンス電流周波数を求めることにより、外部磁場の変動周波数を検知することができる。
また、スピン波誘起層を備えてスピン起電力によって特定の向きのスピンを有する電子を磁気抵抗効果素子の強磁性参照層に注入する本発明の磁気センサを2個、それぞれの磁気センサの磁気抵抗効果素子の強磁性参照層の磁化の向きが直交するように配置すると、2つの磁気センサの出力から3次元空間内での外部磁場の方向を求めることが可能になる。
本発明によると磁気抵抗効果素子の出力を増大することができる。
上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明による磁気検出装置の一実施例を示す模式図。 スピン波誘起層におけるスピン起電力発生の原理を示す模式図。 本発明による磁気検出装置の他の実施例を示す模式図。 本発明による磁気検出装置の他の実施例を示す模式図。 本発明による磁気検出装置の一実施例の概略断面図。 本発明による磁気検出装置の他の実施例を示す模式図。 本発明による磁気検出装置の他の実施例を示す模式図。 外部磁場の振動に応じて振動する磁気検知部の強磁性自由層の磁化の様子を示す模式図。 2つの磁気センサにおける強磁性参照層の磁化と強磁性参照層の磁化の関係を示す図。 2つの磁気センサの出力の関係を示す図。 センス電流の周波数と出力ΔVの関係を示す図。 図7に示した実施例の変形例を示す模式図。 図7に示した実施例の変形例を示す模式図。 本発明による磁気検出装置の他の実施例を示す模式図。 磁気検出装置の磁気検知部だけを取り出して示した概略図。 強磁性参照層の磁化と強磁性自由層の磁化のなす角度θと磁気抵抗Rの関係を表す図。 3つのベクトルM1,M2,mの関係を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による磁気検出装置の一例を示す模式図である。図1に示した磁気検出装置は、強磁性ピン止め層11、スピン波誘起層12、強磁性参照層13、非磁性層14、強磁性自由層15を積層した構造を有する。強磁性自由層15は電極16に、強磁性参照層13は電極17a,17bにそれぞれ接続されている。非磁性層14を挟んだ強磁性参照層13と強磁性自由層15の積層構造は磁気抵抗効果素子を構成し、電源21や電圧計22と接続することで磁気検知部20となる。電極16と電極17aには電源21が接続され、磁気抵抗効果素子の膜厚方向にセンス電流を流す。また、電圧計22は磁気抵抗効果素子の電圧を測定する。本実施例では、電源21として定電流源を用い、磁気抵抗効果素子の両端電圧を測定することにより磁気抵抗を求めている。なお、電源21として定電圧源を用い、電圧計22の代わりに電流計を用いて磁気抵抗効果素子に流れる電流の大きさを測定することにより磁気抵抗を求める構成としてもよい。
スピン波誘起層12の両端に接している強磁性ピン止め層11と強磁性参照層13は、それぞれの層の磁化の向きがスピン波誘起層12を介した経路に沿って逆向きになるように設定され、それらの磁化31,32は外部磁場の影響によって向きが変化しないように固定されている。一方、強磁性自由層15の磁化33の向きは、外部磁場の影響を受けて変化する。交番磁場照射部18は、スピン波誘起層12に交番磁場19を照射する。電極17a,17bは強磁性参照層13と同じ磁性体金属で構成してもよく、電極16は強磁性自由層15が兼用してもよい。
強磁性ピン止め層11には、高い磁気異方性を有する材料、例えば、鉄(Fe)、コバルト(Co)、鉄白金(FePt)、コバルト白金(CoPt)を用いることができる。また、反強磁性体によるピン止め効果によって強磁性体に大きな異方性磁界を付与させることができる反強磁性/強磁性交換結合膜、例えば、マンガンイリジウム(MnIr)/コバルト鉄(CoFe)、MnIr/鉄シリコン(FeSi)、マンガン鉄(FeMn)/ニッケル鉄(NiFe)を用いてもよい。膜厚は10nm〜100nmとすればよい。スピン波誘起層12の材料としては、磁化を駆動しやすい低い磁気異方性を有するものが好ましく、例えばパーマロイ(Py:NiFe合金)、Fe、コバルト鉄ボロン(CoFeB)等を用いることができる。また、スピン波誘起層12に定在波が安定して閉じ込められていればよいため、通常のスピン拡散長に支配されるスピン流デバイスと比べて10倍以上の距離にわたってスピンの向きの情報を伝送できるメリットがある。したがって、スピン波誘起層12の膜厚tは、スピン拡散長の50倍程度、より好ましくは500倍以下とする必要がある。例えば、スピン波誘起層12としてPyを用いる場合には、膜厚は100nm程度とするのが好ましい。強磁性参照層13には、Fe、Co、FePt等を用いることができる。膜厚は5nm〜50nmとすればよい。非磁性層14にはCu、Al、Ag、MgO、AlOx等を用いることができる。膜厚は1nm〜2nmとすればよい。非磁性層14に導電性の材料を用いた場合には磁気検知部はGMR素子を構成し、非磁性層に電気絶縁性の材料を用いる場合には磁気検知部はTMR素子を構成する。強磁性自由層15としては、膜厚10nm〜20nmのPy、Fe、CoFeB等を用いることができる。交番磁場照射部18は、スピン波誘起層12に対して周波数100MHz程度の交番磁場19を照射できるものであればよい。例えば、交流電流を流した空心コイルを用いることができる。また、交番磁場照射部18は磁気検知部20に影響を与えないように、スピン波誘起層12に近接して一体として配置するのが好ましい。
図2を参照して、スピン波誘起層12の機能について説明する。交番磁場照射部18からスピン波誘起層12に交番磁場19が照射されると、スピン波誘起層12内部の磁化に歳差運動が生じる。そして、隣り合う磁化同士の相互作用により磁化の歳差運動が波の形で空間的に伝搬していくスピン波が励起される。図2には、スピン波誘起層12内の各位置における磁化を表す矢印によって、スピン波誘起層12を伝搬するスピン波を模式的に示した。ここで、スピン波誘起層12は両端で強磁性ピン止め層11と強磁性参照層13に接しているため、両端部での磁化の向きは強磁性ピン止め層11の磁化31の向き及び強磁性参照層13の磁化32の向きと同じになる。従って、スピン波誘起層12に誘起されるスピン波は、両端部を固定端とする定在波となり、典型的には図2に示すように中央部分を腹、両端部を節とする定在波となる。こうしてスピン波誘起層12内の磁化は空間的に変化すると共に時間的にも変化したものとなる。
ところで、一般に、磁性体中の磁化に空間的不均一性と時間的不均一性が同時に存在するとスピン起電力Fzが発生する。強磁性ピン止め層11と強磁性参照層13を結ぶ方向をz軸方向とし、z軸に対する角度をθ、z軸の回りの回転角度をφとする極座標系を考えると、スピン起電力Fzは次式(1)で表される。
Figure 2014099509
ここで、スピン波誘起層に誘起されたスピン波は定在波であるため、式(2)が成立し、式(1)は式(3)のようになる。
Figure 2014099509
式(3)中の右辺の(±)は上向きスピンと下向きスピンとで起電力の向きが逆になること、すなわち上向きスピンの電子と下向きスピンの電子に対して独立に逆向きの電場を印加できることを示している。このため、上向きスピンの電子と下向きスピンの電子を逆方向に移動させ、片方のスピンの電子を選択的に磁気抵抗効果素子の強磁性参照層13に注入することができる。また、式中のωは交番磁場により励起された磁化の歳差運動の周期である。このため、スピン起電力は交番磁場の周波数に比例することになり、交番磁場の周波数を変化させることによりスピン起電力の大きさを制御することが可能である。例えば、スピン波誘起層として膜厚100nmのPyを用い、100MHzの交番磁場をかけた場合、130neVのスピン起電力が得られる。また、図2の右側に示すように、電気化学ポテンシャルは、上向きスピンと下向きスピンの数密度で与えられる全エネルギーで与えられる。
磁気検知部20では、定電流源21によって例えば磁気抵抗効果素子の強磁性自由層15側から強磁性参照層13の方向に電流を流す。このとき、強磁性参照層13の磁化32と同じ向きのスピンを有する電子が多く強磁性参照層13から非磁性層14を通って強磁性自由層15に流れ、それが強磁性自由層15の磁化33と相互作用して磁気抵抗効果を生じる。磁気抵抗効果による抵抗変化率は強磁性参照層13から磁気検知部20に流入するスピンの偏り(スピン分極率)に依存する。本発明では、スピン波誘起層12から特定の向きのスピンを有する電子を強磁性参照層13に注入することで、強磁性参照層13の実効的なスピン分極率を高め、磁気抵抗効果素子の磁気抵抗変化率を増大させる。それによって磁気検知部20の出力信号を増大させる。
図3は、本発明による磁気検出装置の他の実施例を示す模式図である。
図1に示した実施例ではスピン波誘起層を磁気抵抗効果素子の強磁性参照層の下面に接して配置したが、本実施例の磁気検出装置では、スピン波誘起層12を磁気抵抗効果素子の強磁性参照層13の側方に接続して配置する構造とした。
本実施例では、スピン波誘起層12は、一端が強磁性ピン止め層11に接し、他端が電極17bを介して強磁性参照層13に接している。この場合、電極17bは強磁性参照層13と同じ導電性磁性材料で構成するのが好ましい。強磁性ピン止め層11の磁化31と強磁性参照層13の磁化32は、互いに逆向きであり、外部磁場によって変化しないように固定されている。スピン波誘起層12に定在波が安定して閉じ込められていればよいため、通常のスピン拡散長に支配されるスピン流デバイスと比べて10倍以上の距離にわたってスピンの向きの情報を伝送できるメリットがある。したがって、スピン波誘起層12の長さLは、スピン拡散長の500倍程度以下とする。
本実施例の構造の場合、GMR、MTJの磁化の向きが膜面に垂直方向を向いた垂直磁化膜でなく、比較的作成し易い面内方向磁化膜の場合を取り扱える。また、磁気検知部とスピン波誘起層を空間的に分離できるため、図1の構造よりも磁気検知部の自由層磁化が交番磁場の影響を受けにくいメリットがある。
図4は本発明による磁気検出装置の他の実施例を示す模式図、図5はその概略断面図である。
本実施例では、複数のスピン波誘起層からのスピン流注入により、磁気抵抗効果素子の強磁性参照層へのスピン流注入を増大させた。1つの磁気抵抗効果素子の強磁性参照層13と強磁性ピン止め層11の間に複数のスピン波誘起層12を並列に接続し、各スピン波誘起層に交番磁場照射部18から交番磁場19を照射するようにした。それぞれのスピン波誘起層から発生したスピン流、例えば下向きのスピンをもつ電子を合流させて強磁性参照層13に注入する。こうして、1個のスピン波誘起層を用いる場合よりも強磁性参照層に注入されるスピン流を増大させ、強磁性参照層の実効的なスピン偏極率を増加させて磁気抵抗効果素子の出力信号を更に増大させることができる。
図示の例では強磁性ピン止め層11を全てのスピン波誘起層12に共通の一つの層としたが、強磁性ピン止め層は図1に示すように個々のスピン波誘起層毎に個別に設けてもよい。また、強磁性参照層13は単磁区構造が安定に存在することが求められるため、100nmのオーダーのサイズとするのが望ましい。例えば、CoFeでは400nm×400nm×5nm程度の大きさとすることができる。
図6は、本発明による磁気検出装置の他の実施例を示す模式図である。
本実施例の磁気検出装置は、各々がスピン波誘起層を有する個別の磁気センサを複数個並列に接続したものである。図に示した四角のブロック41〜44のそれぞれが、図1、図3、図4で説明した磁気センサである。本実施例のように複数の磁気センサを並列化することにより、マグノイズを低減することができる。
図7は、本発明による磁気検出装置の他の実施例を示す模式図である。本実施例の磁気検出装置は、外部磁場が周波数f0で時間的に振動しているときに、その振動周波数を検出するものである。図8に示すように、外部磁場の振動に応じて磁気検知部の強磁性自由層の磁化も2つの状態P,Qの間を周波数f0で振動する。
本実施例では、図7に示すように、強磁性参照層の磁化が逆向きになった磁気抵抗効果素子Aと磁気抵抗効果素子Bをペアで組合せ、2つの磁気抵抗効果素子の出力V1,V2の差(V1−V2)を測定する。磁気抵抗効果素子A,Bにスピン波誘起層を介して接続される強磁性ピン止め層の磁化は、これまでの実施例と同様に対応する強磁性参照層の磁化と逆向きである。なお、強磁性自由層の上部に接続される電極は図示を省略した。2つの磁気抵抗効果素子A,Bに各々接続されているスピン波誘起層に発生するスピン起電力の向きが逆になるように、2つのスピン波誘起層にそれぞれ逆向きの磁場46,47を印加する。逆向きの磁場46,47を印加することにより、2つのスピン波誘起層においてスピンの歳差運動の軸となる有効磁場の向きが逆になり、スピンの歳差運動の回転方向が反対方向になる。磁場46,47は、2つのスピン波誘起層の間に配置した導電線に電流45を流すことで発生させた。図の例では、電流45の向きは紙面表面から裏面に向かう向きである。また、電源48として周波数可変の交流電源を用い、磁気抵抗効果素子A,Bに流すセンス電流を交流電流として、制御演算部49で電源周波数を掃引する。
図9は、磁気抵抗効果素子Aにおける強磁性参照層の磁化31aと強磁性自由層の磁化33a、及び磁気抵抗効果素子Bにおける強磁性参照層の磁化31bと強磁性自由層の磁化33bの関係を示す図である。2つの磁気抵抗効果素子A,Bの強磁性自由層の磁化33a,33bは、いずれも外部磁化の方向を向く。一方、2つの磁気抵抗効果素子A,Bの強磁性参照層の磁化31a,31bは互いに逆方向を向いている。従って、磁気抵抗効果素子Aにおける強磁性参照層の磁化31aと強磁性自由層33aのなす角度をθとすると、磁気抵抗効果素子Bでは、強磁性参照層の磁化31bと強磁性自由層33bのなす角度は(π−θ)となる。
図10は、磁気抵抗効果素子A,Bを備える2つの磁気検知部の出力V1,V2の関係を示す図である。
磁気抵抗効果素子の磁気抵抗Rは、強磁性自由層の磁化と強磁性参照層の磁化のなす角θに依存して、平行と反平行の間で後述の図16のように変化する。その結果、出力電圧はV=IRに従うので、θに依存する磁気抵抗Rとセンス電流Iの方向によって決まる。つまり、センス電流の方向により出力電圧の符号が反転する。強磁性参照層から電子注入される場合、磁気抵抗効果素子A側の出力V1は、強磁性自由層の磁化と強磁性参照層の磁化のなす角θ1に依存して、図10の左上に黒丸で示した実線のように変化する。センス電流の向きが反転して、強磁性参照層へ電子注入される場合には、図10の左下に白丸で示した実線のようになり、出力の符号反転が起こる。磁気抵抗効果素子B側の出力V2は、θ2=π−θ1の関係があるので、図10の右側に図示するように変化する。
強磁性自由層の磁化が周波数f0で振動している場合、それに同期してセンス電流を振動させると、出力の差(V1−V2)は図示したようにΔVとなって現れるが、センス電流の周波数が外部磁界の周波数と同期していない場合には、位相がずれてしまい、時間積算するとほとんど消去されてしまい、出力が現れない。この結果、図11に示すように、センス電流の交流周波数掃引によって差出力に現れるピークに対応する周波数が検知磁場の周波数となる。制御演算部49では、出力ΔVがピークになる電源周波数を検知磁場の振動周波数f0として出力する。
センス電流がピックアップするのは、検知すべき外部磁場がセンス電流の周波数と同期するかどうかになる。例えば、1個のセンサの出力を周波数解析するのではなく、本実施例のように2個のセンサを使い、センス電流を交流にして同期周波数を検波することにより、1MHz以下の低周波数の場合に問題となる1/fノイズを低減することができる。
図12及び図13は、図7に示した実施例の変形例を示す模式図である。図12は、図7に原理図を示した磁気検出装置において、磁気抵抗効果素子に接続するスピン波誘起層を図3のように強磁性参照層の側方に配置した実施例である。また、図13は、図7に原理図を示した磁気検出装置において、磁気抵抗効果素子に接続するスピン波誘起層を図5のように複数個並置した例である。いずれも磁気検知部に対するスピン波誘起層の配置が異なるだけで、他の構成は図7と同様である。図12及び図13において、磁気抵抗効果素子の強磁性自由層に接続される電極は図示を省略した。
図14は、本発明による磁気検出装置の他の実施例を示す模式図である。本実施例では、強磁性参照層の磁化方向が互いに直交する2つの磁気抵抗効果素子を組み合わせて用いることで、任意の方向の磁場検知を可能にする。なお、磁気抵抗効果素子の強磁性自由層に接続される電極は図示を省略した。
第1の磁気抵抗効果素子Aと第2の磁気抵抗効果素子Bは、それぞれの強磁性参照層13a,13bの磁化の向きが互いに直交するように配置される。このとき、磁気抵抗効果素子Aの強磁性参照層13aにスピン波誘起層12aを介して接続される強磁性ピン止め層11aの磁化と、磁気抵抗効果素子Bの強磁性参照層13bにスピン波誘起層12bを介して接続される強磁性ピン止め層11bの磁化も互いに直交する方向を向く。図14には、スピン波誘起層12a,12bを磁気抵抗効果素子の強磁性参照層13a,13bの側方に配置した例を示したが、スピン波誘起層を図1に示すように磁気抵抗効果素子の強磁性参照層の積層方向下部に配置しても、もちろん構わない。第1の磁気抵抗効果素子Aを含む磁気検知部の電圧計22aの出力V1と第2の磁気抵抗効果素子Bを含む磁気検知部の電圧計22bの出力V2は、演算部51に入力される。演算部では後述のように、V1,V2と予め記憶している磁気抵抗効果素子の出力特性を元に、外部磁場の方向を演算して表示部52に出力する。
図15は、図14に示した磁気検出装置の磁気検知部だけを取り出して示した概略図である。ここでは簡単のために、第1の磁気抵抗効果素子Aと第2の磁気抵抗効果素子Bは同一の構造で同一の磁気特性を有し、互いの強磁性参照層の磁化M1,M2のなす角度が90°となるように配置されているものとする。2つの磁気抵抗効果素子A,Bの強磁性参照層の磁化mは、いずれも外部磁場の方向を向く。この状態で、磁化M1と磁化mのなす角度をθ1、磁化M2と磁化mのなす角度をθ2とする。
図16は、磁気抵抗効果素子における強磁性参照層の磁化Mと強磁性自由層の磁化mのなす角度θと磁気抵抗Rの関係を表す図である。磁化Mと磁化mが平行のとき磁気抵抗Rは最小になり、磁化Mと磁化mが反平行のとき磁気抵抗Rは最大になる。電源として定電流源を用いると、磁気抵抗Rは電圧計による測定電圧V1,V2に比例するので、図16は電圧計の測定電圧V1,V2と角度θ1,θ2の関係を表す図でもある。すなわち、第1の磁気検知部の電圧計の測定電圧V1から角度θ1を求めることができる。同様にして、第2の磁気検知部の電圧計の測定電圧V2から角度θ2を求めることができる。なお、電源として定電圧源を用いた場合には、磁気抵抗は電流に逆比例するので、電圧計に代えて電流計で素子に流れる電流を測定することにより図16の関係を用いて角度θ1,θ2を求めることができる。
ここで、図17に示すように、磁化M1と磁化M2に直交する方向をMperpとし、M1,M2,Mperpを座標軸とする3次元の直交座標系を考えると、3つのベクトルM1,M2,mの間には、図示するような関係が成り立つ。磁化mがMperpとなす角度をθp、磁化mのM12平面への射影がM2となす角度をφとすると、角度(θp,φ)を求めることが出来れば、磁化mの方向、すなわち外部磁場の方向が求まる。ここで、幾何学的な関係から、θ1,θ2とθp,φの間には次式が成り立つ。
Figure 2014099509
以上のように、2つの磁気検知部の出力V1,V2から、磁化M1と磁化mのなす角度θ1及び磁化M2と磁化mのなす角度をθ2が求まり、それをもとに上式(4)(5)から磁化mの方向、すなわち3次元空間内での外部磁場の方向(θp,φ)を求めることができる。演算部51は、使用中の磁気抵抗効果素子における2つの強磁性層の磁化のなす角度θと磁気抵抗Rの関係を記憶しており、その関係からθ1,θ2を求め、更に上式(4)(5)の関係を用いて外部磁場の方向(θp,φ)を計算し、結果を表示部52に表示する。
以上、磁気抵抗効果素子の出力信号を増大できる本発明の磁気検出装置の実施例について説明した。本発明の磁気検出装置は、例えば磁気ヘッドの再生センサ、脳波の検出など磁気検出を伴う生体計測装置の磁気センサ、モータの磁気センサ等として用いることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
11 強磁性ピン止め層
12 スピン波誘起層
13 強磁性参照層
14 非磁性層
15 強磁性自由層
18 交番磁場照射部
19 交番磁場
20 磁気検知部
21 電源
22 電圧計
49 制御演算部
51 演算部
52 表示部

Claims (9)

  1. 磁化の向きが固定された強磁性参照層と外部磁場によって磁化の向きが変化する強磁性自由層とが非磁性層を挟んで積層された磁気抵抗効果膜と、
    前記磁気抵抗効果膜の膜厚方向に電流を流すための電極と、
    前記磁気抵抗効果膜の磁気抵抗を測定するための電極と、
    前記強磁性参照層に接続されたスピン波誘起層とを備え、
    前記スピン波誘起層は、内部に発生するスピン起電力によって特定の向きのスピンを有する電子を前記強磁性参照層に注入することを特徴とする磁気検出装置。
  2. 請求項1記載の磁気検出装置において、
    前記スピン波誘起層の前記強磁性参照層に接続された端部と反対側の端部は磁化の向きが固定された強磁性ピン止め層に接続され、
    前記強磁性ピン止め層の磁化と前記強磁性参照層の磁化は逆向きであり、
    前記スピン波誘起層に交番磁場を照射する交番磁場照射部を備えることを特徴とする磁気検出装置。
  3. 請求項2記載の磁気検出装置において、
    前記スピン波誘起層は前記強磁性参照層の前記非磁性層とは反対側の面に接続されていることを特徴とする磁気検出装置。
  4. 請求項2記載の磁気検出装置において、
    前記スピン波誘起層は前記強磁性参照層の側面に接続されていることを特徴とする磁気検出装置。
  5. 請求項2記載の磁気検出装置において、
    前記強磁性参照層に前記スピン波誘起層が並列に複数接続されていることを特徴とする磁気検出装置。
  6. 磁化の向きが固定された第1の強磁性参照層と外部磁場によって磁化の向きが変化する強磁性自由層とが非磁性層を挟んで積層された第1の磁気抵抗効果素子と、前記第1の強磁性参照層に接続され、内部に発生するスピン起電力によって特定の向きのスピンを有する電子を前記第1の強磁性参照層に注入する第1のスピン波誘起層とを備える第1の磁気センサと、
    磁化の向きが固定された第2の強磁性参照層と外部磁場によって磁化の向きが変化する強磁性自由層とが非磁性層を挟んで積層された第2の磁気抵抗効果素子と、前記第2の強磁性参照層に接続され、内部に発生するスピン起電力によって特定の向きのスピンを有する電子を前記第2の強磁性参照層に注入する第2のスピン波誘起層とを備える第2の磁気センサと、
    前記第1の磁気抵抗効果素子と前記第2の磁気抵抗効果素子の膜厚方向に電流を流す電源と、
    前記第1の磁気抵抗効果素子の磁気抵抗を測定する第1の測定部と、
    前記第2の磁気抵抗効果素子の磁気抵抗を測定する第2の測定部と、
    前記第1の磁気抵抗効果素子及び前記第2の磁気抵抗効果素子の特性を記憶しており、前記第1の測定部の出力と前記第2の測定部の出力をもとに外部磁場の方向を演算する演算部とを有し、
    前記第1の強磁性参照層の磁化の向きと前記第2の強磁性参照層の磁化の向きとは直交していることを特徴とする磁気検出装置。
  7. 請求項6記載の磁気検出装置において、
    前記第1のスピン波誘起層の前記第1の強磁性参照層に接続された端部と反対側の端部は磁化の向きが固定された第1の強磁性ピン止め層に接続され、
    前記第1の強磁性ピン止め層の磁化と前記第1の強磁性参照層の磁化とは逆向きであり、
    前記第2のスピン波誘起層の前記第2の強磁性参照層に接続された端部と反対側の端部は磁化の向きが固定された第2の強磁性ピン止め層に接続され、
    前記第2の強磁性ピン止め層の磁化と前記第2の強磁性参照層の磁化とは逆向きであり、
    前記第1のスピン波誘起層及び前記第2のスピン波誘起層に交番磁場を照射する交番磁場照射部を備えることを特徴とする磁気検出装置。
  8. 磁化の向きが固定された第1の強磁性参照層と外部磁場によって磁化の向きが変化する強磁性自由層とが非磁性層を挟んで積層された第1の磁気抵抗効果素子と、前記第1の強磁性参照層に接続され、内部に発生するスピン起電力によって特定の向きのスピンを有する電子を前記第1の強磁性参照層に注入する第1のスピン波誘起層とを備える第1の磁気センサと、
    磁化の向きが固定された第2の強磁性参照層と外部磁場によって磁化の向きが変化する強磁性自由層とが非磁性層を挟んで積層された第2の磁気抵抗効果素子と、前記第2の強磁性参照層に接続され、内部に発生するスピン起電力によって特定の向きのスピンを有する電子を前記第2の強磁性参照層に注入する第2のスピン波誘起層とを備える第2の磁気センサと、
    前記第1の磁気抵抗効果素子と前記第2の磁気抵抗効果素子の膜厚方向に交流電流を流す交流電源と、
    前記第1の磁気抵抗効果素子の出力と前記第2の磁気抵抗効果素子の出力の差を検出する差動検出部と、
    前記交流電源の周波数を掃引し、前記差動検出部の検出信号がピークを示すときの周波数を外部磁場の変動周波数として出力する演算制御部とを有し、
    前記第1の強磁性参照層の磁化と前記第2の強磁性参照層の磁化は逆向きであることを特徴とする磁気検出装置。
  9. 請求項8記載の磁気検出装置において、
    前記第1のスピン波誘起層の前記第1の強磁性参照層に接続された端部と反対側の端部は磁化の向きが固定された第1の強磁性ピン止め層に接続され、
    前記第1の強磁性ピン止め層の磁化と前記第1の強磁性参照層の磁化とは逆向きであり、
    前記第2のスピン波誘起層の前記第2の強磁性参照層に接続された端部と反対側の端部は磁化の向きが固定された第2の強磁性ピン止め層に接続され、
    前記第2の強磁性ピン止め層の磁化と前記第2の強磁性参照層の磁化は逆向きであり、
    前記第1のスピン波誘起層及び前記第2のスピン波誘起層に交番磁場を照射する交番磁場照射部を備えることを特徴とする磁気検出装置。
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