JP2014099442A - 携帯機器用把持具及び携帯機器用把持具を備える携帯機器 - Google Patents

携帯機器用把持具及び携帯機器用把持具を備える携帯機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 携帯機器を安定して支持できる携帯機器用把持具を提供する。
【解決手段】 本発明に係る携帯機器用把持具20,30,40,60,70は、携帯機器10,50を把持するための携帯機器用把持具20,30,40,60,70であって、携帯機器10,50の裏面12a,50aに取り付けられ、携帯機器10,50の裏面12a,50aから突出する凸部を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯機器用把持具及び携帯機器用把持具を備える携帯機器に関するものである。
近年、ボタンやタッチパネル等の操作部を表面に備えた携帯電話、スマートフォン、携帯ゲーム機等の携帯機器が普及してきている。これらの携帯機器では、裏面を片方の手の平に載せて、その手の親指で表面の操作部を操作することが行われる。特に、先天的に片手が不自由な者、脳梗塞、事故又は心筋疾患等により後天的に片手が動かなくなった者等は、必然的に携帯機器を片手で使用することとなる。また、携帯電話とスマートフォン等、異なる機種の2台の携帯機器を左右それぞれの手で使いこなすこともあり、この場合も携帯機器を片手で使用することとなる。しかしながら、このように携帯機器が片手で使用される場合、携帯機器が手の平の上で安定しないことで、親指で操作部を操作することが難しいといった問題が生じていた。
また、特許文献1には、裏面に弾性を有するベルトを取り付けた携帯機器が提案されている。この携帯機器は、携帯機器の裏面とベルトとの間に差し込ませた指により支持されるようになっている。
特開2005−124189号公報
しかしながら、特許文献1に示される携帯機器では、手の向きを変えた際に裏面とベルトとの間から指が抜け出て携帯機器が落下する恐れがあり、携帯機器を安定して支持できないといった問題が生じていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、携帯機器を安定して支持できる携帯機器用把持具及び携帯機器用把持具を備える携帯機器を提供する。
本発明に係る携帯機器用把持具は、携帯機器を把持するための携帯機器用把持具であって、前記携帯機器の裏面に取り付けられ、前記携帯機器の裏面から突出する凸部を形成する。
本発明の携帯機器用把持具によると、携帯機器の裏面から突出する凸部が形成されているため、携帯機器を使用する際に、この凸部を、例えば中指と薬指等の2本の指で挟んで携帯機器を支持することができる。これにより、手の握力が弱い者であっても、指の力で携帯機器を支持することができる。さらに、近年、携帯機器が幅広化されている中において、手が小さくて十分に携帯機器を握れない者であっても、凸部を把持することにより容易に携帯機器を支持することができる。
上記携帯機器用把持具は、携帯機器の裏面に取り付けられる基部と、基部に取り付けられ、携帯機器の裏面から突出する把持部とを備え、基部は、携帯機器の裏面から垂直に延びる軸を中心に回転するようにしても良い。こうすることで、把持部を指で挟んだ状態で、携帯機器の裏面に対して基部を回転させることができるため、携帯機器の操作面上の任意の位置に親指を動かすことができ、携帯機器の操作性が向上する。
また、上記携帯機器用把持具において、携帯機器の裏面には、当該携帯機器の長手方向に延びるガイド部が設けられており、基部は、ガイド部に摺動可能に嵌合しても良い。これにより、例えばスマートフォンのように、携帯機器の表面全面を操作する必要がある場合でも、親指を容易に操作箇所まで動かすことができ、携帯機器の操作性がより向上する。
また、上記携帯機器用把持具において、把持部は、一端が基部に接続される棒材又は板材であり、一端を中心に回転可能としても良い。こうすることで、携帯機器用把持具の不使用時に、把持部を携帯機器の裏面に沿わせるように収納することができる。これにより、携帯機器の裏面から突出する把持部の領域が狭くなり、把持部が邪魔になったり、把持部を破損したりすることを防止することができる。
また、上記携帯機器用把持具において、把持部は、一端が前記基部に接続される棒材又は板材であり、把持部の他端には、二股に分岐する第1湾曲部及び第2湾曲部が形成され、第1湾曲部及び第2湾曲部は、互いに反する方向へ湾曲するように形成されても良い。このような第1湾曲部及び第2湾曲部は、把持部を挟む指が携帯機器の裏面から離れないように、指を支持することができる。これにより、指が把持部から滑り落ちることが防止され、安定した状態で楽に把持部を挟むことができる。
また、上記携帯機器用把持具において、把持部の他端には、突起が設けられ、突起は、一方側への回転により把持部の他端を基部に最も近接させた状態で、基部の反対側に突出するように形成されても良い。こうすることで、把持部を携帯機器の裏面に沿わせるように収納した状態から把持部を携帯機器の裏面に対して立てる際に、突起を掴んで把持部を立てることができる。これにより、片手でも楽に把持部を立てることができる。
また、上記携帯機器用把持具において、把持部は、一対の第1把持部材及び第2把持部材からなり、第1把持部材の他端に第1湾曲部が形成され、第2把持部材の他端に第2湾曲部が形成されても良い。
また、上記携帯機器用把持具において、基部は、携帯機器の裏面に取り付けられる土台と、土台に対して回転可能に取り付けられる回転台とからなり、回転台は、携帯機器の裏面から垂直に延びる軸を中心に回転し、把持部は、回転台に取り付けられても良い。こうすることで、把持部を挟んだ指を回転台に載せた状態で、回転台ごと把持部を携帯機器の裏面に対して回転させることができる。これにより、把持部を回転させる際に、把持部を挟む指と携帯機器との間に生じる摩擦を抑制でき、摩擦による不快感を解消することができる。
一方で、上記携帯機器用把持具は、携帯機器の裏面に取り付けられ、携帯機器の裏面から突出する突条部からなり、突条部は、一端が携帯機器に接続される棒材又は板材であり、一端を中心に回転可能としても良い。このように構成することで、非常にシンプルな構成で携帯機器用把持具を形成することができる。また、携帯機器用把持具の不使用時には、突条部を携帯機器の裏面に沿わせるように収納することができるため、携帯機器の裏面から突出する突条部の領域が狭くなり、突条部が邪魔になったり、突条部を破損したりすることも防止することもできる。
本発明に係る携帯機器用把持具は、携帯機器を把持するための携帯機器用把持具であって、前記携帯機器の裏面の略全体に貼り付けられる面ファスナーと、指の少なくとも一部に装着し、前記面ファスナーに着脱可能な装着具とからなる。
本発明の携帯機器用把持具によれば、携帯機器の裏面に貼り付けられる面ファスナーに、指の少なくとも一部に装着した装着具をくっつけるだけで容易に携帯機器を持つことができる。これにより、手の握力に加えて指の握力も弱く凸部を形成する携帯機器用把持具を支持できない者や、凸部を形成する携帯機器用把持具を指で挟むことができない小さな子供であっても、装着具を指に嵌めるだけで携帯機器を容易に支持することができる。
また、上記携帯機器用把持具において、装着具は手袋であっても良い。これにより、お年よりや小さな子供でも簡単に装着具を装着できるとともに、携帯機器を支持できる面積が広くなるため、手の平上の任意の箇所に携帯機器を支持することができる。そのため、親指を最も動かしやすい場所に携帯機器を支持することで、操作性を高めることもできる。
本発明に係る携帯機器は、上記携帯機器用把持具を備えている。
本発明に係る携帯機器用把持具及び携帯機器用把持具を備える携帯機器によれば、携帯機器を安定して支持することができる。
本発明の携帯機器の第1実施形態を示す斜視図である。 図1の携帯機器のA−A断面図である。 図1の携帯機器の正面図である。 図1の携帯機器の不使用時の携帯機器用把持部の収納状態を示す斜視図である。 図1の携帯機器の変形例を示す斜視図である。 図5の携帯機器のB−B断面図である。 図5の携帯機器の正面図である。 図5の携帯機器の不使用時の携帯機器用把持部の収納状態を示す斜視図である。 図1の携帯機器の他の変形例を示す斜視図である。 図1の携帯機器の他の変形例を示す斜視図である。 本発明の携帯機器の第2実施形態を示す斜視図である。 図11の携帯機器に使用する装着具の一実施形態を示す斜視図である。 図11の携帯機器に使用する装着具の他の実施形態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る携帯機器用把持具及び携帯機器の一実施形態について添付図面を参照して説明する。以下では、携帯機器の裏面を上向きに置いた状態、すなわち、図2視において、上下方向を定義する。
まず、本発明に係る携帯機器用把持具及び携帯機器の第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。ここでは、携帯機器10の一例として携帯電話を用いて説明する。
図1〜図4に示すように、携帯機器10は、表示部側筐体11と、操作部側筐体12とが連結具で連結されてなる。そして、操作部側筐体12の裏面12aに、携帯機器用把持具20が備え付けられる。この操作部側筐体12の裏面12aには、携帯機器10の長手方向に延びるガイド部15が形成されている。ガイド部15は、操作部側筐体12内に設けられる溝である。ガイド部15は、上部15aに対して下部15bの幅が広い断面T字状を呈し、上部15aが携帯機器10の外側に開口する。
携帯機器用把持具20は、基部21と、基部21上に設けられる把持部22とを備える。基部21は、円板状に形成され、下部15bに嵌合し、ガイド部15に沿って摺動可能となっている。また、基部21は、ガイド部15内において、操作部側筐体12の裏面12aから垂直に延びる軸を中心に回転可能となっている。
把持部22は、上部15aを通過して、操作部側筐体12の裏面12aから突出する凸部を形成している。この把持部22は、一対の板材からなる第1把持部材221及び第2把持部材222から構成されている。第1把持部材221及び第2把持部材222は、操作部側筐体12の開口から上方に突出できる幅を有し、且つ、基部21に取り付けて開口から突出させた状態で、指で把持できる高さを有する薄板状に形成されている。そして、第1把持部材221及び第2把持部222の一端が基部21に接続されている。また、第1把持部材221及び第2把持部222の他端は湾曲されている。
具体的には、図3に示すように、第1把持部材221は、第1直線部221aと第1湾曲部221bとから形成されている。第1直線部221aは、指の厚みの半分程度の長さを有しており、基部21から直線状に延びている。その先端に第1湾曲部221bが一体的に形成されており、基部21と反対側に凸円弧状を呈して指の形状に沿うように湾曲されている。
また、第2把持部材222も第1把持部材221と同様に、第2直線部222aと第2湾曲部222bとから形成されている。第2直線部222aは、指の厚みの半分程度の長さを有しており、基部21から直線状に延びている。その先端に第2湾曲部222bが一体的に形成されており、基部21と反対側に凸円弧状を呈して指の形状に沿うように湾曲されている。
第1把持部材221及び第2把持部材222は、第1直線部221a及び第2直線部222aの互いの平面を隣接させて基板21上に取り付けられる。これにより、指で挟むことができる凸部が形成される。この時、第1湾曲部221bと第2湾曲部222bとが互いに反する方向へ湾曲されており、把持部22の先端が二股に分岐された形状を呈する。
また、第1把持部材221及び第2把持部材222の基部21に接続される一端は、例えば蝶番等を用いて、当該一端を中心に回転可能に取り付けられる。これにより、携帯機器用把持具20の使用時と不使用時とでその位置を変えられるように形成されている。具体的には、図1に示されるように、第1把持部材221及び第2把持部材222により凸部が形成される使用時の状態から、第1把持部材221と第2把持部材222とを互いに反対方向に回転させる。そして、図4に示される、第1把持部材221の第1直線部221a及び第2把持部材222の第2直線部222aの互いの平面が離れて、第1把持部材221及び第2把持部材222の他端がそれぞれ基部21に接触する状態まで移動できるようになっている。この移動により、携帯機器用把持具20の不使用時には、把持部22が操作部側筐体12の裏面12aに沿った状態で収納される。
また、操作部側筐体12の裏面12aには、携帯機器用把持具20の不使用時に、第1把持部材221及び第2把持部材222を収納位置で保持するためのストッパー部材(図示せず)が設けられている。一例として、基部21の上面に取り付けられ、第1把持部材221及び第2把持部材222の他端を挟めるようなクリップが用いられる。このようなストッパーを用いることで、携帯機器用把持具20の不使用時に把持部22が収納状態に維持され、携帯機器10から外方に突出する把持部22の領域を狭くした状態で維持できるため、把持部22が破損することを防止することができる。
第1把持部材221及び第2把持部材222の他端には、突起221c,222cが形成されている。この突起221c,222cは、第1把持部材221及び第2把持部材222を互いに反対方向に回転させて、他端を基部21に最も近接させた状態にした際に、基部21の反対側に突出するように形成されている。
次に、携帯機器用把持具20の使用状態について説明する。携帯機器用把持具20を使用する場合は、第1把持部材221の第1直線部221a及び第2把持部材222の第2直線部222aの互いの平面を接触させ、使用者が携帯機器10を握った際に人指し指、中指、薬指及び小指が向く方向に、把持部22の長手方向を合わせる。すなわち、携帯電話やスマートフォンのように縦長の状態で使用される携帯機器10では、携帯機器10の短手方向に把持部22の長手方向を合わせる。また、携帯ゲーム機のように横長の状態で使用される携帯機器50(図10参照)では、携帯機器50の長手方向に把持部22の長手方向を合わせる。このように把持部22を配置した状態で、図1の二点鎖線で示すように、使用者は、中指と薬指とで把持部22を挟んで携帯機器10を把持する。
携帯機器用把持具20の不使用時には、第1把持部材221及び第2把持部材222を互いに反対方向に回転させ、図4の状態に移動させる。この時、第1把持部材221及び第2把持部材222が収納位置まで移動されると、自動的にストッパー部材によって、第1把持部材221及び第2把持部材222が収納位置に固定される。
以上のように、本実施形態では、携帯機器10の裏面12aに把持部22が設けられているため、この把持部22を2本の指で挟んで携帯機器10を支持することができる。そのため、手の握力が弱い者であっても、指の力で携帯機器10を支持することができるし、手が小さい者であっても、容易に携帯機器10を支持することができる。また、この把持部22は、携帯機器10の裏面12aに対して回転可能であり、且つ、基部21を介して携帯機器10の裏面12aに形成されたガイド部15に沿って移動できる。そのため、親指を操作面上で動かすと、基部21がガイド部15に沿って移動するとともに、把持部22が基部21に対して回転して、親指を容易に任意の操作箇所まで動かすことができ、携帯機器10を容易に操作することができる。
また、把持部22は、基部21に接続される一端を中心に回転させることができる。これにより、携帯機器用把持具20の不使用時には、把持部22を収納状態とすることで携帯機器10から突出する領域が狭くなり、携帯機器10の裏面12aから突出する把持部22が邪魔になったり、破損したりすることを防止することができる。さらに、把持部22の他端に第1湾曲部221b及び第2湾曲部222bが設けられている。これにより、第1湾曲部221b及び第2湾曲部222bによって、把持部22を挟む指が携帯機器10の裏面12aから離れないように支持されるため、指が把持部22から滑り落ちず、指の間で安定した状態で楽に把持部22を挟むことができる。また、把持部22の他端には突起221c,222cが形成されている。これにより、使用時に片手でも楽に把持部22を立てることができる。
以上、本発明の第1実施形態について説明したが、本発明の第1実施形態は上記形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
例えば、図5〜図8に示すように、携帯機器用把持具30が備える基部31が、携帯機器10の裏面12aに取り付けられる土台311と、土台311に対して回転可能に取り付けられる回転台312とから形成されても良い。そして、携帯機器用把持具30が備える把持部32が、一対の棒材からなる第1把持部材321及び第2把持部材322から構成されても良い。なお、基部31の上面に把持部22が取り付けられても良いし、基部21の上面に把持部32が取り付けられても良い。
基部31について具体的に説明する。土台311は、断面T字状のブロックとして形成され、ガイド部15に嵌合し、ガイド部15に沿って摺動可能となっている。また、土台311は、ガイド部15内に設置されたときに、上面がガイド部15の上部15aから上方に突出するように形成されている。
回転台312は、薄板状に形成され、土台311に対して回転可能に取り付けられている。具体的には、土台311には、携帯機器10の裏面12aから垂直に延びる向きに回転軸313が立てられており、この回転軸313を中心に回転可能となるように土台311の上面に取り付けられている。この回転台312の上面に把持部32が取り付けられる。回転台312は、使用時に人指し指、中指、薬指及び小指が向く方向を軸として、その軸から、少なくとも−20°〜+20°の範囲で回転できることが好ましい。このように回転台312を設けると、把持部32を回転させる際に、把持部32を挟む指を回転台312上に載置することができ、指と携帯機器10との間に生じる摩擦によって指に掛かる負荷を低減することができる。
次に、把持部32について具体的に説明する。把持部32を構成する第1把持部材321及び第2把持部材322は、棒状に形成されており、一端を回転台312に接続させ、棒を立てた状態で取り付けられる。そして、第1把持部材321及び第2把持部材322の他端が湾曲されている。
具体的には、図7に示すように、第1把持部材321は、第1直線部321aと第1湾曲部321bとから形成されている。第1直線部321aは、指の厚みの半分程度の長さを有しており、回転台312から直線状に延びている。その先端に第1湾曲部321bが一体的に形成されており、回転台312と反対側に凸円弧状を呈して指の形状に沿うように湾曲されている。
また、第2把持部材322も第1把持部材321と同様に、第2直線部322aと第2湾曲部322bとから形成されている。第2直線部322aは、指の厚みの半分程度の長さを有しており、回転台312から直線状に延びている。その先端に第2湾曲部322bが一体的に形成されており、回転台312と反対側に凸円弧状を呈して指の形状に沿うように湾曲されている。
第1把持部材321及び第2把持部材322は、使用時に人指し指、中指、薬指及び小指が向く方向(人差し指等が向く方向)に沿って、互いに隣接して回転台312上に取り付けられる。これにより、指で挟むことができる凸部が形成される。この時、第1湾曲部321b及び第2湾曲部322bは、使用時に人差し指等が向く方向と略直交する方向に互いに反対に延びるように取り付けられる。
また、第1把持部材321及び第2把持部材322の回転台312に接続される一端は、例えば蝶番等を用いて、当該一端を中心に回転可能に取り付けられる。これにより、携帯機器用把持具30の使用時と不使用時とでその位置を変えられるように形成されている。具体的には、図5に示されるように、第1把持部材321及び第2把持部材322により凸部が形成される使用時の状態から、第1把持部材321と第2把持部材322とを互いに反対方向に回転させる。そして、図8に示される、第1把持部材321及び第2把持部材322が互いに離れて、第1把持部材321及び第2把持部材322の他端が回転台312に接触する状態まで移動できるようになっている。この移動により、携帯機器用把持具30の不使用時には、把持部32が携帯機器10の裏面12aに沿った状態で収納される。また、第1把持部材321及び第2把持部材322の他端には、第1把持部材221及び第2把持部材222と同様の突起(図示せず)が形成されても良い。
また、例えば、図9に示すように、携帯機器用把持具40が、携帯機器10の裏面12aから突出する突条部41として形成されても良い。この突条部41は、携帯機器10の裏面12aに直接取り付けられる。この時、突条部41の形状は、図9に示すような上述の把持部22と同様の形状であっても良いし、把持部32と同様の形状であっても良い。さらには、単に指で挟める大きさの板材を1枚取り付けた形状であっても良い。
また、この突条部41も、把持部22,32と同様に、携帯機器10に接続される一端が、例えば蝶番等を用いて、当該一端を中心に回転可能に取り付けられることもできる。このように携帯機器用把持具40を構成すると、基板21,31等が不要となり、シンプルな形状で形成できる。また、この場合、部材点数を減らすことができ、安価に携帯機器用把持具40を形成することができる。
さらには、図10に示すように、既存の携帯機器50に対しても携帯機器用把持具60を取り付けることができる。ここでは、携帯機器50の一例として携帯ゲーム機を用いて説明する。携帯機器50は、表面の両側に操作部が設けられ、中央に表示部が設けられている。携帯機器用把持具60は、携帯機器50の裏面50a上の略中央位置に取り付けられている。
携帯機器用把持具60の基部61は、土台611と回転台612とからなり、土台611は、薄板状に形成され、裏面に接着面が設けられている。この接着面を携帯機器50の裏面50aに貼り付けることによって、携帯機器用把持具60を携帯機器50に取り付けている。土台611の表面には、略垂直に立てられた回転軸が取り付けられており、回転台612は、この回転軸を中心として携帯機器50の裏面50aに対して回転可能となるように取り付けられている。そして、把持部22,32が、回転台612上に上述と同様に取り付けられている。このように形成することで、ガイド部15が形成されていない既存の携帯機器50に対しても、携帯機器用把持具60を取り付けることができる。
なお、把持部22,32は、例えば一本の棒状又は板状に形成されても良く、指で挟める程度の大きさを有する凸部であれば良い。また、他端は、直角に折り曲げられても良いし、湾曲されてなくても良い。さらには、他端に必ずしも突起が設けられる必要はない。また、把持部22,32は、第1把持部材221と第2把持部材222とを互いに反対方向に回転させて収納状態に移動させているが、第1把持部材221及び第2把持部材222を同一の方向に回転させて収納状態に移動させても良い。
また、上記第1実施形態では、ガイド部15が、下部15bが上部15aに対して幅広になる断面T字状の溝として形成されているが、ガイド部15の溝の形状はこの形状に限られない。また、ガイド部15は溝として形成される必要もなく、例えば、下部の幅が上部より狭い断面T字状の凸部が携帯機器10の裏面12aに形成されても良い。さらに、ガイド部15が形成されていない既存の携帯機器50においては、任意の形状のガイド部15を貼り付けることによってガイド部15を形成しても良い。
次に、本発明に係る携帯機器用把持具及び携帯機器の第2実施形態について、図11〜図13を参照して以下に説明する。ここでは、携帯機器10を用いて説明する。なお、携帯機器50に対しても同様にして携帯機器用把持具を取り付けることができる。また、上記第1実施形態に係る携帯機器10と同一の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
携帯機器用把持具70は、携帯機器10の裏面12aの略全体に貼り付けられる面ファスナー71と、指の少なくとも一部に装着される装着具72とからなる。具体的には、図11に示すように携帯機器10の裏面12aの略全体に、面ファスナー71の雌材が取り付けられている。また、図12及び図13に示される装着具72は、略全体が面ファスナーの雄材から形成されている。この時、装着具72は、操作面を操作する親指は露出するように形成されている。具体例として、図12に示すような、人指し指、中指、薬指及び小指の一部と、手の平の一部を覆うように形成することもできるし、図13に示すように親指が露出する手袋として形成することもできる。手袋のように手を覆う面積が大きくなるほど、携帯機器10を支持できる部分が大きくなり、操作性が向上される任意の位置に取り付けやすくなる。なお、装着具72は、面ファスナーの雄材からなれば、任意の形状とすることができる。さらに、面ファスナー71と装着具72の雄材と雌材とは入れ替えることも可能である。
以上のように、本実施形態でも、第1実施形態と同様に、携帯機器10の裏面12aに貼り付けられた面ファスナー71と、この面ファスナー71に着脱自在な装着具72とを備えるため、手に装着具72を装着した状態で、装着具72に携帯機器10を貼り付けて支持することができる。そのため、手の握力に加えて指の握力が弱い者であっても、携帯機器10を支持することができるし、手が小さい者や、把持部22,32又は突条部41等を支持できない子供であっても、容易に携帯機器10を支持することができる。
10,50 携帯機器
12a,50a 裏面
15 ガイド部
20,30,40,60,70 携帯機器用把持具
21,31,61 基部
22,32 把持部
221,321 第1把持部材
221b,321b 第1湾曲部
221c,222c 突起
222,322 第2把持部材
222b,322b 第2湾曲部
311,611 土台
312,612 回転台
41 突条部
71 面ファスナー
72 装着具

Claims (12)

  1. 携帯機器を把持するための携帯機器用把持具であって、
    前記携帯機器の裏面に取り付けられ、前記携帯機器の裏面から突出する凸部を形成する携帯機器用把持具。
  2. 前記携帯機器の裏面に取り付けられる基部と、
    前記基部に取り付けられ、前記携帯機器の裏面から突出する把持部とを備え、
    前記基部は、前記携帯機器の裏面から垂直に延びる軸を中心に回転する請求項1に記載の携帯機器用把持具。
  3. 前記携帯機器の裏面には、当該携帯機器の長手方向に延びるガイド部が設けられており、
    前記基部は、前記ガイド部に摺動可能に嵌合する請求項2に記載の携帯機器用把持具。
  4. 前記把持部は、一端が前記基部に接続される棒材又は板材であり、前記一端を中心に回転可能である請求項2又は3に記載の携帯機器用把持具。
  5. 前記把持部は、一端が前記基部に接続される棒材又は板材であり、
    前記把持部の他端には、二股に分岐する第1湾曲部及び第2湾曲部が形成され、
    前記第1湾曲部及び第2湾曲部は、互いに反する方向へ湾曲する請求項2〜4のいずれか一項に記載の携帯機器用把持具。
  6. 前記把持部の他端には、突起が設けられ、
    前記突起は、一方側への回転により前記把持部の他端を前記基部に最も近接させた状態で、前記基部の反対側に突出する請求項4に記載の携帯機器用把持具。
  7. 前記把持部は、一対の第1把持部材及び第2把持部材からなり、
    前記第1把持部材の他端に前記第1湾曲部が形成され、
    前記第2把持部材の他端に前記第2湾曲部が形成される請求項5に記載の携帯機器用把持具。
  8. 前記基部は、前記携帯機器の裏面に取り付けられる土台と、前記土台に対して回転可能に取り付けられる回転台とからなり、
    前記回転台は、前記携帯機器の裏面から垂直に延びる軸を中心に回転し、
    前記把持部は、前記回転台に取り付けられる請求項2〜7のいずれか一項に記載の携帯機器用把持具。
  9. 前記携帯機器の裏面に取り付けられ、前記携帯機器の裏面から突出する突条部からなり、
    前記突条部は、一端が前記携帯機器に接続される棒材又は板材であり、前記一端を中心に回転可能である請求項1に記載の携帯機器用把持具。
  10. 携帯機器を把持するための携帯機器用把持具であって、
    前記携帯機器の裏面の略全体に貼り付けられる面ファスナーと、
    指の少なくとも一部に装着し、前記面ファスナーに着脱可能な装着具とからなる携帯機器用把持具。
  11. 前記装着具は手袋である請求項10に記載の携帯機器用把持具。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の携帯機器用把持具を備える携帯機器。
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JP2017028038A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 株式会社コンテック 電子機器
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