JP5999533B2 - 携帯電子端末保持具 - Google Patents

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本発明は携帯電話の手による保持を確実にし且つ操作性を高める保持具および保持方法に関する。
スマートフォンと呼ばれるタイプの携帯電話は、最近その画面サイズが徐々に大きくなってきている。画面サイズはその対角線の長さをインチ数で表す呼び方で一般に表される。従来は4インチ程度のものが多かった。最近は5インチあるいはそれ以上のものが増えてきつつある。当然、全体の大きさも、従来は縦12cm程度、横幅6cm程度であったものが、縦13cm以上、横幅7cm以上と大型化している。
スマートフォンは、その画面部分を指で押して入力する方法が採られている。即ち、表示部が入力部を兼ねている。入力する範囲は画面の全体に亘る。通常、入力する時には、両手を使う方法と、片手だけを使う方法がある。両手を使い、一方の手で機器を支えてもう一方の手の指で入力する方法では、両手が塞がってしまうので、カバンを持ちながら入力とか、鉛筆で書きながら入力とかの「ながら作業」が出来ない。片手だけを使う方法では、親指以外の人差し指から小指までの四本をスマートフォンの裏側に当ててスマートフォンを支え、親指で画面の所望の位置を押す方法が採られる。この場合、親指で押す位置が端のほうだったり、親指で押す力が強すぎたりすると、スマートフォンが手から滑って落ちてしまう。特に、スマートフォンの画面が5インチ以上と大型化するに従い、親指以外の人差し指から小指までの四本で支える面積が裏面の大きさに比して相対的に狭くなり、スマートフォンが手から滑って落ちやすくなっている。
この手からの落下を防止する為に、リング状の指差しをスマートフォンの裏面に取り付けることが、従来からなされている。図15にリングを取り付けたスマートフォンの裏面斜視図を示す。図15において、スマートフォン1の裏面4のほぼ中央に、土台22が取り付けられ、土台22の中央にリング受け23が自転可能で取り付けられている。リング受け23に開けられた穴24にリング21が通されている。リング21は穴24の中で可動となっている。
図16にリングを取り付けた携帯電子端末の使用時の裏面の斜視図を示す。リング21には通常は中指33を入れて使用されることが多い。リング21には、その他の人差し指32、薬指34、小指35のどの指を入れても良い。リング21は、リング受け23の自転とリング21自身の可動により、それぞれの指に適した自在な位置で指を通すことが出来る。指を一本入れることにより、親指31と他の指とで挟んで保持しなくても、スマートフォン1が手から落下することを防止することができる。
しかし、親指31で画面の遠くの端のほうを押そうとすると、それに引かれてリング21に入れている指が抜けそうになり、スマートフォン1を落としそうになる。即ち、保持が不安定で、大きな画面のスマートフォンへの適用には問題があった。
本願発明は、このような問題を解決し、大きなサイズのスマートフォンでも安定した保持ができて落下せず、しかも、片手で持ったまま、その片手の親指で広い範囲の入力ができる携帯電子端末保持具を提供するものである。
特開平6−318972号公報 特開2002−152352号公報 特許登録第5370600号公報
スマートフォンが大きくなるにつれて、手から落下し易くなってきた。また、従来の落下防止の器具は安定した入力の範囲が狭いものであった。
本願は、このような課題を解決し、大きなサイズのスマートフォンでも安定した保持ができて落下せず、しかも親指で大きな範囲の入力ができる携帯電子端末保持具を提供しようとするものである。
上記の目的を達成するために、本発明は、略長方形の平板状で入力部のある前面とその裏面とを有する携帯電子端末の前記裏面に取り付けられ、前記裏面に垂直な回転中心軸をもつ扁平な軸と、前記軸の周囲を前記裏面に沿って回転するホイールと、前記軸に取り付けられ前記ホイールが前記軸から抜け落ちるのをを防ぐ抜け止め部と、前記ホイールの外周に接続し前記軸の前記回転中心軸に垂直なレバーとを有し、前記レバーは、前記ホイールの回転角度により、前記側面から突出させたり、引っ込めて前記裏面に沿わせたりできる携帯電子端末保持具を提供する。
本発明によると、レバーを親指以外の指同士の間に置いて持つことにより、安定した保持が可能となり、その片手の親指で広い入力範囲に入力することができる。使った後で仕舞い込む時も簡単である。簡便な手段で、携帯電子端末の保持を確実にしながら、且つ、携帯電子端末の片手ハンドリングができるものである。
図1は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の裏面の斜視図。 図2は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の不使用時の裏面の斜視図。 図3は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の断面図。 図4は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の使用時の斜視図。 図5は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の裏面の斜視図。 図6は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の使用時の斜視図。 図7は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の裏面の斜視図。 図8は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の不使用時の裏面の斜視図。 図9は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の矢示図。 図10は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の使用時の矢示図。 図11は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の斜視図。 図12は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の矢示図。 図13は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の使用時の矢示図。 図14は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の使用時の矢示図。 図15は従来のリングを取り付けた携帯電子端末の裏面の斜視図。 図16は従来のリングを取り付けた携帯電子端末の使用時の斜視図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図4を参照して、第1の実施の形態の携帯電子端末保持具の構成について説明する。図1は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の裏面の斜視図である。図2は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の不使用時の裏面の斜視図である。図3は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の断面である。図4は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の使用時の手を含めた斜視図である。
図1において、携帯電子端末であるスマートフォン1は、全体が長方形の平板状をしており、表示部兼入力部のある前面2(図示せず)とその反対側の裏面4とその間に4つの側面5a、5b、5c、5dを有している。裏面4と側面5a、5b、5c、5dとは厚み約1mmのカバー13でぴったりと覆われている。このカバー13はスマートフォン1を傷や衝撃から保護するためのものである。カバー13を介して裏面4には裏面に垂直な回転中心軸6bをもつ扁平な軸6(図において破線の内側)が取り付けられている。この軸6の周囲には、裏面4に沿って回転する輪状の扁平なホイール7が嵌め込まれている。また、ホイール7が軸6から抜け落ちるのを防ぐ抜け止め部6aが軸6から外周方向に張り出してホイール7の内周の上を覆っている。ホイール7の外周の一部には、軸6の回転中心軸6bに対して垂直方向に棒状のレバー8が接続されている。この実施の形態では、ホイール7とレバー8とは一体物として一枚のプラスチック板で形成されている。レバー8の先端部8aは中間部8bよりも幅広になっている。また、レバー8は、裏面4から側面5a方向に伸びて側面5aから横に約3cm突き出ている。この状態でこのスマートフォン1が使用される。この構成のスマートフォン1とカバー13以外の部分を総称して保持具と呼ぶ。
ホイール7とそれに接続されているレバー8は軸6の周りを回転する。図2は、図1の位置から少し回転した状態を表す。約70度ほど回転し、レバー8全体が裏面4にぴったりと沿っている。そして、どの側面からも突き出さずに引っ込んでいる。スマートフォン1の不使用時には、このように突出物が殆ど無い嵩の低い状態でポケットやバッグの中に収納される。このように、レバー8は、回転させることにより、図1のように側面5aから突出させたり、あるいは、図2のようにどの側面からも突出させずに裏面4に沿わせたりできる。
図3は図2のA−Aに沿った断面図である。図3によりホイール7の回転機構を詳しく説明する。ここでは、スマートフォン1は、その横幅が約7cmで厚みが約8mmである。その裏面4にカバー13が固定されており、カバー13の上に直径約2.5cmで高さが3mmの扁平な軸6が接着されている。その周囲に外径約5cmで内径約2.7cm、厚みは2mm弱の輪状の扁平なホイール7が嵌め込まれている。更に、軸6のおもて側には外径約4cmで厚み1mmの抜け止め部6aが軸6の外周に出っ張っている。ホイール7はカバー13にも軸6にも抜け止め部6aにも接合されていないので、自由に軸6の周囲を裏面4に沿って回転することができる。そして、ホイール7の内径より径の大きい抜け止め部6aが上にかぶさっているので、ホイール7は軸6から抜け落ちることはない。
保持具全体の厚みは、先の説明で判るように、合計4mm程度と非常に薄いので、スマートフォン1の裏面4に取り付けても殆ど携帯時の障害とならない。しかも、可動部であるホイール7も、手の力が加わることになるレバー8も、厚み2mm程度の硬質プラスチックなので、多少の力では変形することもない。
図4は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の使用時の斜視図である。図1の状態のものを右手で持ったところである。突き出たレバー8の中間部8bを、右手の中指33と薬指34との間になるように指を差し入れ、人差し指32、中指33、薬指34、小指35の先をカバー13を介してスマートフォン1の裏面4(図示せず)に当てる。指の先は部分的に軸6または抜け止め部6a(図示せず)にも当たるが、軸6も抜け止め部6aも厚みの薄いものなので、感覚的には指を裏面4に当てているのと同じである。この状態で、親指31にてスマートフォン1の前面2にある画面である入力部3を押すと入力することができる。しかも、レバー8が指の間に引っかかっているのでスマートフォン1は手から落下しにくい。
レバー先端部8aは最大幅30mmであり、レバー中間部8bの最小幅8mmよりも幅広に太くなっている。このレバー先端部8aはスマートフォン1の側面から突出している。そして、レバー中間部8bの最小幅の部分も側面5aから突出している。この最小幅部分を中指33と薬指34との間に位置させる。すると、中指33と薬指34との間隔が約8mmになるので、レバー8が指の間から抜けようとするときにも、30mm幅のレバー先端部8aが引っかかり、落下しにくくなっている。
レバー8の突出する寸法は、中指などの指の厚みが一般人では凡そ2cm程度であり、その指の間に挟むことになるので、少なくとも約2cm以上の突出が必要である。反対に長ければ、確実に指の間に挟まれることになるが、長ければ長いほど裏面4に沿わせて引っ込めることが難しくなる。本願発明を機能させるに十分な突出長さは最大5cm程度であって、それ以上長くても発明の効果を更に高めるものではない。
以上の説明は、右手でスマートフォン1を持つ場合のものであるが、左手でも全く同様のことができる。ホイール7は任意の位置に回転して静止摩擦で留まるので、右手で使った側面5aとは反対の側面5bから突出させて留める。次に右手で説明した内容と左右対称のことを行えば、左手でも全く同じ操作ができる。このとき、軸6の回転中心軸6bを長方形であるスマートフォン1の相対する長辺となる二つの側面5aと側面5bとから等距離に置くと、即ちスマートフォン1の中心線上に位置させると、レバー8の側面からの突出量を左右全く同じにできるので、左右の手で全く同じ感覚で持つことが出来る。
次に図5と図6とを用いて、第1の実施形態の更なる応用を説明する。図5は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の裏面の斜視図である。図5および図6において先の図面と共通するものは同じ符号で示している。図5においては、レバー8はスマートフォン1では下側に相当する側面5dから横に突き出ている。この位置でレバー8を留める。そして、このレバー8を手で持ったところを表したのが、図6である。このように、レバー8を側面5dから突き出させるには、スマートフォン1は略長方形なので、回転中心軸6bの位置を相対する短辺5cと5dとのうち、片方5d側に近く片寄せて位置させることが必要である。位置を片寄せることにより、側面5d側にレバー8を突出させることができると同時に、逆に、レバー8を回転させて側面5c側に持ってきた時に、その長さより側面5cまでの距離が長いので、図2に見られる如くに、レバー8はどの側面からも突出せず、裏面に沿い、側面からの出っ張りがなくなり、収納に便利となる。
図6は本発明の携帯電子端末保持具の第1の実施形態の使用時の斜視図である。先述の図4での持ち方は携帯電子端末をポートレートに持った場合であるが、この図6ではランドスケープに持った場合の持ち方である。突き出たレバー8の中間部8bを、右手の人差し指32と中指33との間になるように指を差し入れ、人差し指32、中指33、薬指34、小指35の先をケース13を介しスマートフォン1の裏面4(図示せず)に当てる。指の先は部分的に抜け止め部6a(図示せず)にも当たる。この状態で、親指31にてスマートフォン1の前面2にある画面である入力部3を押すと入力することができる。なお、持つ手の個人差により親指入力の場所は異なるので、各々の個人の好みに応じて中指33と薬指34との間にレバー8を入れて持っても構わない。
以上説明したように、レバー8はホイール7と一緒に回転し、任意の角度で留められるので、略長方形形状のスマートフォン1の長辺である側面5aや側面5bから突き出すことも、また、略長方形形状のスマートフォン1の短辺である側面5dから突き出すこともできる。即ち、レバー8は、三つの方向の側面それぞれから突き出すことができる。また、どの側面からも突き出さない位置にすることもできる。このような構造をしているので、右手で保持することもでき、左手で保持することもでき、ポートレートで保持することもでき、ランドスケープで保持することもでき、またコンパクトに収納することもできる。
なお、本実施の形態ではホイール7とレバー8とを一体物として一枚のプラスチック板で形成したが、この構成には長所がある。レバー8は指が当たって力がかかる。その応力は、レバー8が曲がるようにも働き、ホイール7が抜け落ちるようにも働く。このときに、本実施の形態ではホイール7とレバー8とが一体物で作られているので、応力の集中が少なく、レバー8とホイール7の全体に亘って応力が分散され耐久性が増す。
図7から図14を参照して第2の実施の形態について説明する。図7は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の裏面の斜視図である。図7において先の図面と共通するものは同じ符号で示している。携帯電子端末であるスマートフォン1は全体が長方形の平板状をしており、表示部兼入力部のある前面2(図示せず)とその反対側の裏面4と前記前面2と前記裏面との間に4つの側面5a、5b、5c、5dを有している。裏面4には、カバー13を介して裏面に垂直な回転中心軸6bをもつ扁平な軸6(図において破線の内側)が取り付けられている。この軸6の周囲には、裏面4に沿って回転する輪状の扁平なホイール7が嵌め込まれている。軸6に取り付けられたホイール7が軸6から抜け落ちるのを防ぐ抜け止め部6aが軸6から外周方向に張り出してホイール7の内周を覆っている。抜け止め部6aの上に薄い平板状のフラップ11が乗っており、フラップ11に連続して棒状のレバー8が軸6の回転中心軸6bと垂直の方向に長く形成されている。フラップ11とレバー8とは一体物として少し屈曲したプラスチックの板でできている。レバー8は幅の狭い中間部8bと、幅の広いレバーの先端部8aとを有している。レバー先端部8aは側面5aから約4cm突き出している。
図8は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の不使用時の裏面の斜視図である。フラップ11とレバー8とはホイール7に接続されていて、ホイール7の回転に応じて同じく回転する。図7の状態からホイール7を回転させると、それに連れてレバー8も回転する。図8では、このレバー8はどの側面からも突出せずに引っ込んで、裏面4にほぼぴったりと沿っている。スマートフォン1の不使用時には、このように突出物が殆ど無い状態で嵩張ることなくポケットやバッグの中に格納される。
図9は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の矢示図であり、図7のスマートフォン1と保持具とを図7の矢印B方向から見た図である。スマートフォン1の裏面4側には、ホイール7があり、抜け止め部6aによって軸6(図示せず)から抜けないようになっている。ホイール7の一部にはホイール伸長部7aがあり、その先に蝶番の動きをするヒンジ12の一端が取り付けられている。ヒンジ12の他の一端はレバー8に取り付けられている。レバー8とフラップ11とは一枚の板状プラスチックを一部分変形させて作成されたものであり、板の厚みは約2mmである。
図10は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の使用時の矢示図である。図9のものを右手で持ったときの状態を、図9同様に図7の矢印B方向から見たことろを表す。手での持ち方は第1の実施の形態の図4に示したものと全く同じである。突き出たレバー8の中間部8bを、右手の中指33と薬指34との間になるように指を差し入れ、人差し指32、中指33、薬指34、小指35の先をスマートフォン1の裏面4またはその上にある軸6、抜け止め部6aまたはフラップ11に当てる。この状態で、親指31にてスマートフォン1の前面2にある入力部3(図示せず)を押して入力することができる。レバー8が指の間に引っかかっており、また、レバー先端部8aがレバー中間部8bよりも幅広に太くなっているのでレバー8が指の間から抜けようとするときにも引っかかり、落下しにくくなっている。レバー8とフラップ11とは、スマートフォン側に対しヒンジ12の一点で接合されているだけである。しかし、図10のように持つと、スマートフォン1の重さが抜け止め部6aからフラップ11に加わり、しかもフラップ11は指で支えているので、フラップ11と抜け止め部6aとの間で押し合う力により固定される。結局、図4で説明したレバーの保持状態と全く同様となり、保持が安定している。また、レバーを突き出す側面を変えると、左手でも持てるし、ランドスケープでも持てる。これも第1の実施の形態と同様である。
ここまでの説明による作用効果は、第1の実施の形態とほぼ同様であるが、次に、図11以下で、第2の実施の形態に固有の特長を説明する。図11は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の斜視図である。図11において先の図面と共通するものは同じ符号で示している。先に説明したとおり、レバー8とフラップ11との一体物は、ホイール7とヒンジ12で接合されている。レバー8とフラップ11とは、このヒンジを中心に回転することができる。図11の状態は、図8の状態からヒンジ12を中心にレバー8が90度回転したものである。フラップ11が抜け止め部6aから浮き上がり、レバー8は前面2側に曲がって側面5aに当たっている。
図12は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の矢示図である。図12は、図11の矢印Cの方向から見た図である。フラップ11とレバー8とがヒンジ12を中心に90度回転し、前面2側に直角に曲がって垂直に立った状態になっている。回転は、レバー8が側面5aを覆うカバー13に当たることで止まる。スマートフォン1の前面2が下(地面の方向)向きになっている。レバー8の先端部8aは約3cm程度スマートフォン1の前面2から下に突き出している。
図13は本発明の携帯電子端末保持具の第2の実施形態の使用時の矢示図である。図12の状態のスマートフォン1を右手に持った状態を、図12同様に図11の矢印C方向から見た図である。右手の掌36にレバー8の先端部8aを少し食い込ませるようにしっかり当てて、フラップ11の端に人差し指32、中指33、薬指34(図示せず)の第一関節内側を引っかけて軽く握るように力を入れて持つ。
このように持つことで、スマートフォン1を前面2が下向きの状態で安定に保持することができる。スマートフォン1の自重でスマートフォン1がヒンジ12を中心に反時計回りに回転する力かかる。その力が側面5aに加えられ、レバー8で受け止められることにより静止し、側面5aとレバー8とが固定される。更に、その応力がレバー先端部8aに加わり、これを掌で受けとめるので、保持が安定しているのである。
このとき、親指31は保持に関与しておらす自由に動かすことが出来るので、この親指31にて前面2上にある入力部3(図示せず)の所望の位置を押すことが出来る。即ち、スマートフォン1を前面2下向きにして片手の親指で楽に入力することができる。つまり、仰向けに寝た態勢でスマートフォンを片手で自由に操作できるものである。
レバー8は掌36に当てるので、前面2から突出する長さを余り長くし過ぎると、親指が前面2に届かなくなる。しかし突出する長さが僅かであると親指31の根本が入力部3に当たってしまい、正しく入力することができない。手の大きさにもよるが、突出長さは約2cmから7cm程度が適当である。
この実施の形態において、レバー8を可撓性にすることができる。その場合の長所の説明を図14を用いて行う。図14は図13同様に図11の矢印C方向から見た図である。レバー8が撓むものであると、手に力を入れて握ると、掌36が先端部8aを強く押し、レバー8が撓んで湾曲する。そこで、親指31が前面2の遠くに届いて、掌36から遠くの部分の入力ができる。このように、可撓性のレバーの湾曲度を様々に変えることにより、入力部3の広い範囲に亘り容易に親指入力が出来る。
なお、上記の一連の操作をする場合、中指33と薬指34とはレバー中間部8bを挟んでいるのであるが、両方の指に力を入れてレバー中間部8bを両側から挟み込む必要は無い。レバー中間部8bを両方の指の間に位置させているだけで十分である。なぜなら、レバー先端部8aが両方の指の甲に当たっているので、レバー8は抜け落ちず、携帯電子端末1が手から落下することはない。
なお、抜け止め部はホイールが軸から脱落するのを防止する目的のものであるので、ホイールを全て覆う必要は無い。局部的に数箇所でホイールを押さえるだけの機構でもよい。また、軸の中間部に脱落防止の機構を設けてもよい。また、上記の各実施の形態での軸は、外周が完全円周である例を示したが、本願発明は完全円周の軸に限るものではない。輪状のホイールの内側にあってホイールの回転軌道の中心軸を規定する外周を持つものであれば、本願発明の作用効果を損なうものではない。同様に、上記の各実施の形態でのホイールは、内周が完全円の輪となっている例を示したが、本願発明は完全円の輪となっているホイールに限るものではない。回転するものであればよい。
なお、上記の各実施の形態での軸は、スマートフォンを保護するカバーの裏面に取り付けられた例を示したが、本願発明はカバーに軸を取り付ける構造に限るものではない。スマートフォン本体の裏面に直接軸を取り付けても良い。
なお、上記の各実施の形態はスマートフォンのみについて記したが、本願発明はスマートフォンに限るものではない。略長方形の平板状で入力部のある前面2とその反対側の裏面と前記前面2と前記裏面との間の側面とを有する携帯電子端末であればどれでも適用可能である。例えば、タブレット型PCでも適用できるし、普通のボタン入力式の携帯電話機にも適用可能である。
本発明の携帯電子端末保持具は、簡便な手段で、携帯電子端末の保持を確実にしながら、多様で操作性のよい入力が可能となり、且つ、片手単独での操作性が増し、有用である。
1 スマートフォン
2 前面
3 入力部
4 裏面
5a、5b、5c、5d 側面
6 軸
7 ホイール
8 レバー
11 フラップ
12 ヒンジ
13 カバー
21 リング
22 土台
23 リング受け
24 穴
31 親指
32 人差し指
33 中指
34 薬指
35 小指
36 掌

Claims (8)

  1. 略長方形の平板状で入力部のある前面とその反対側の裏面と前記前面と前記裏面との間の側面とを有する携帯電子端末の前記裏面に取り付けられ、前記裏面に垂直な回転中心軸をもつ扁平な軸と、
    前記軸の周囲を前記裏面に沿って回転する扁平なホイールと、
    前記軸に取り付けられ前記ホイールが前記軸から抜け落ちるのを防ぐ抜け止め部と、
    前記ホイールの外周に接続し前記軸の前記回転中心軸に垂直な棒状且つ断面板状のレバーとを有し、
    前記ホイールを回転させることにより、前記レバーを前記側面から突出させたり、引っ込めて前記裏面に沿わせたりすることができ、
    前記レバーが前記側面から引っ込められ前記裏面に沿っている時には前記レバーを指の間に挟むことが出来ず、
    前記レバーが前記側面から突出している時には前記レバーのうちの前記突出した部分を指の間に挟むことができ、
    前記レバーが前記側面から突出している時に、前記レバーを側面で親指以外の指の間に挟みながら、前記親指以外の指の先を前記携帯電子端末の前記裏面側に当てて保持し、親指にて前記入力部を押して使用する携帯電子端末保持具。
  2. 前記レバーの先端部の最大幅が前記レバーの中間部の最小幅より太くなっている請求項1に記載の携帯電子端末保持具。
  3. 前記回転中心軸を前記長方形の相対する長辺となる二つの前記側面から等距離に置く請求項1に記載の携帯電子端末保持具。
  4. 前記回転中心軸を前記長方形の相対する短辺となる二つの前記側面に対して片側側面に近く片寄せることにより、前記レバーの突出する位置が、一つの前記片側側面と前記長方形の相対する長辺となる二つの前記側面との三つの方向にそれぞれ出るようにした請求項1に記載の携帯電子端末保持具。
  5. 略長方形の平板状で入力部のある前面とその反対側の裏面と前記前面と前記裏面との間の側面とを有する携帯電子端末の前記裏面に取り付けられ、前記裏面に垂直な回転中心軸をもつ扁平な軸と、
    前記軸の周囲を前記裏面に沿って回転する扁平なホイールと、
    前記軸に取り付けられ前記ホイールが前記軸から抜け落ちるのを防ぐ抜け止め部と、
    前記ホイールの外周に接続し前記軸の前記回転中心軸に垂直な棒状且つ断面板状のレバーとを有し、
    前記ホイールの回転させることによって、前記レバーを前記側面から突出させたり、引っ込めて前記裏面に沿わせたりすることができ、
    前記レバーが前記側面から引っ込められ前記裏面に沿っている時には前記レバーを指の間に挟むことが出来ず、
    前記レバーが前記側面から突出している時には前記レバーのうちの前記突出した部分を指の間に挟むことができ、
    使用時には、前記ホイールを回転させて前記レバーを前記側面から横に突出する位置にし、前記レバーを側面で親指以外の指の間に挟みながら、前記親指以外の指の先を前記携帯電子端末の前記裏面に当てて保持し、親指で入力することにより使用し、
    不使用時には、前記ホイールを回転させて前記レバーを引っ込めて前記裏面に沿わせて収納する携帯電子端末の使用方法。
  6. 前記レバーが前記前面側に曲がって前記前面側に突出する機構を有する請求項1に記載の携帯電子端末保持具。
  7. 前記レバーが可撓性を有する請求項1に記載の携帯電子端末保持具。
  8. 略長方形の平板状で入力部のある前面とその反対側の裏面と前記前面と前記裏面との間の側面とを有する携帯電子端末の前記裏面に取り付けられ、前記裏面に垂直な回転中心軸をもつ扁平な軸と、
    前記軸の周囲を前記裏面に沿って回転する輪状の扁平なホイールと、
    前記軸に取り付けられ前記ホイールが前記軸から抜け落ちるのを防ぐ抜け止め部と、
    前記ホイールの外周に接続し前記軸の前記回転中心軸に垂直なレバーとを有し、
    前記レバーを前記側面から横に突出する位置にして、前記レバーを前記前面側に曲げ、前記レバーの先端を掌に当てて使用する携帯電子端末の使用方法。
JP2015189325A 2014-12-01 2015-09-28 携帯電子端末保持具 Expired - Fee Related JP5999533B2 (ja)

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