JP2014098466A - 往復動用密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】体積吸収性を向上させることにより内圧が上昇してもパッキンが全面接触しにくい形状を備え、もって優れたシール性を発揮することが可能な往復動用密封装置を提供する。
【解決手段】相対的に往復運動する二部材のうちの一方の部材に設けた装着溝57にパッキン11を装着し、パッキンが他方の部材55に密接することにより二部材間をシールする密封装置であって、パッキンは環状基部12、静止側リップ13および摺動側リップ14を備える密封装置において、環状基部と装着溝の溝側面57b,57cの間にパッキンより低硬度のバックリング31を介装する。バックリングは他方の部材との間に空間領域を形成する。環状基部はヒール部12cの断面形状を円弧状またはテーパ状として当該環状基部が自由状態における摺動側リップの周面の延長線からはみ出さない形状を備える。環状基部の端面はバックリングと接触する範囲でフラット部12dを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、シール技術に係る密封装置に関し、更に詳しくは、往復動用密封装置に関する。本発明の密封装置は例えば、自動車用ダンパー機構に用いられ、またはその他のダンパー機構などに用いられる。
従来から図6に示すダンパー機構51が知られており、このダンパー機構51には、内部に封入したオイルOをシールするため、密封装置61が組み込まれている。
図示するダンパー機構51は、先端にオリフィス54付きのピストン53を備えたダンパー軸52と、ばね手段56によって弾性的に支持されたダンパーケース55とを組み合わせたものであって、ダンパーケース55の内部に封入したオイルOをシールすべくダンパー軸52およびダンパーケース55間に密封装置61が組み込まれている。またダンパーケース55の割り箇所には、この割り箇所をシールすべく別途、Oリングまたはガスケット等よりなるシール71が装着されている。
上記ダンパー軸52およびダンパーケース55間に組み込まれる密封装置61は、ダンパー軸52の外周面に設けた環状の装着溝57に装着されるパッキン62を備え、図7に拡大して示すようにパッキン62は、環状基部63と、装着溝57の溝底面に密接する静止側リップ64と、ダンパーケース55の筒状部内周面に摺動可能に密接する摺動側リップ65とを一体に備えている。
しかしながら上記従来技術には、以下の問題が指摘される。
(1)オイル密封時(ダンパー組立時)にダンパーケース55による上記シール71のつぶし分、オイルの体積が小さくなろうとするが、オイルは非圧縮性流体であるため、パッキン62の変形によって吸収する。
(2)パッキン62の変形で吸収できない分は、内圧上昇となる。
(3)上記パッキン62の構成として、環状基部63はヒール部63aの断面形状が角端状に形成されて、環状基部63が自由状態における摺動側リップ65の外周面65bの延長線65cからダンパーケース55のほう(外周側、図では左側)へはみ出した形状とされている。
(4)上記構成のパッキン62によると、内圧上昇によりパッキン62が全面接触の状態で摺動する。ここで全面接触とは、パッキン62が摺動側リップ65のリップ端65aから環状基部63のヒール部63aまでの間で全面に亙ってダンパーケース55に接触することを云う。また、往復動することにより、オイルの粘性抵抗で内圧がさらに上昇する。
(5)以上(1)〜(4)の事象および構成により、高周波振動が入力しかつ高粘度オイルが使用されるときに、オイルの大量漏れが発生することがある。
また、本発明に対する先行技術として、下記特許文献1に開示された発明があり、この先行発明は、「流体圧を受ける環状のシール溝部と、流体圧によって摺動部材に押し付けられる環状の摺動側リップと、取付溝の開口端側に対峙する環状のヒール部と、前記取付溝の隅部側に対峙する環状のショルダ部と、流体圧によって前記取付溝の底面に押し付けられる環状の固定側リップとを有する流体圧用パッキンにおいて、流体圧が作用しない自由状態で前記摺動側リップの先端から前記ヒール部にかけて前記摺動部材から次第に離れるように傾斜する環状の第一傾斜面を有し、前記ヒール部を前記第一傾斜面から連続して湾曲させたことを特徴とする流体圧用パッキン」に係る。
しかして、この先行発明と本発明との相違は、以下のとおりである。
(a)先行発明では、リップから変形し始めるので、クサビ形状の維持に不利である。これに対し本発明では、バックリングの潰し代があるので、初期内圧吸収後もリップ形状の維持ができる。
(b)本発明では、バックリングにより摺動側リップのみで変形しやすくなるので、静止側リップの変形が起こりにくくなり、シールの安定性が良くなる。
(c)本発明では、バックリングにより非密封領域の体積が増えるので、体積変化の許容量が増える。したがって使用時の内圧上昇(体積増加)にも耐えることができる。
特開2002−122241号公報
本発明は以上の点に鑑みて、体積吸収性を向上させることにより内圧が上昇してもパッキンが全面接触しにくい形状ないし構造を備え、もって優れたシール性を発揮することが可能な往復動用密封装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による往復動用密封装置は、相対的に往復運動する二部材のうちの一方の部材に設けた装着溝にパッキンを装着し、前記パッキンが他方の部材に摺動可能に密接することにより前記二部材間をシールする往復動用密封装置であって、前記パッキンは、環状基部と、前記装着溝の溝底面に密接する静止側リップと、前記他方の部材に摺動可能に密接する摺動側リップとを一体に備える往復動用密封装置において、前記パッキンにおける環状基部の端面と前記装着溝の低圧側溝側面との間に前記パッキンより低硬度の材質よりなるバックリングを介装し、前記バックリングは前記他方の部材との間に空間領域を形成し、前記パッキンにおける環状基部は、前記他方の部材に対向する周面から端面へかけてのヒール部の断面形状を円弧状として当該環状基部が自由状態における前記摺動側リップの周面の延長線から前記他方の部材側へはみ出さない形状を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2による往復動用密封装置は、相対的に往復運動する二部材のうちの一方の部材に設けた装着溝にパッキンを装着し、前記パッキンが他方の部材に摺動可能に密接することにより前記二部材間をシールする往復動用密封装置であって、前記パッキンは、環状基部と、前記装着溝の溝底面に密接する静止側リップと、前記他方の部材に摺動可能に密接する摺動側リップとを一体に備える往復動用密封装置において、前記パッキンにおける環状基部の端面と前記装着溝の低圧側溝側面との間に前記パッキンより低硬度の材質よりなるバックリングを介装し、前記バックリングは前記他方の部材との間に空間領域を形成し、前記パッキンにおける環状基部は、前記他方の部材に対向する周面から端面へかけてのヒール部の断面形状をテーパ状として当該環状基部が自由状態における前記摺動側リップの周面の延長線から前記他方の部材側へはみ出さない形状を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項3による往復動用密封装置は、上記した請求項1または2記載の往復動用密封装置において、前記パッキンにおける環状基部の端面は、少なくとも前記バックリングと接触する範囲で、軸直角平面状のフラット部を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項4による往復動用密封装置は、上記した請求項1、2または3記載の往復動用密封装置において、前記バックリングは、Oリングよりなることを特徴とする。
上記構成を備える本発明の密封装置においては、パッキンのほかにパッキンより低硬度の材質よりなるバックリングが組み込まれるために、例えばダンパー組立時に発生する内圧に対してバックリングがパッキンより先に変形(軸方向)して内圧に対するパッキンの変形を低減するとともに、バックリングが変形する分、体積吸収性が大幅に向上する。
また、バックリングおよび他方の部材間に空間領域が形成されるために、バックリングが軸方向に圧縮変形して径方向に大きくなってもバックリングは他方の部材に接触せず、よってバックリングによる往復動時のオイル掻き出し漏れを防止することが可能とされる。
バックリングとしては例えば、ゴム状弾性体よりなるOリングを用いる。
また、パッキンについては、環状基部、静止側リップおよび摺動側リップを一体に備えると云う基本的構成のなかで、環状基部がそのヒール部において従来対比で体積を縮小した形状を備え、すなわち環状基部が他方の部材に対向する周面から端面へかけてのヒール部の断面形状を円弧状またはテーパ状として当該環状基部が自由状態における摺動側リップの周面の延長線から他方の部材側へはみ出さない形状を備えるために、環状基部の他方の部材側に位置して比較的大きな空間領域が形成され、ここにパッキンの変形を吸収する余地が生まれる。またこれに加えて本発明の密封装置においては、上記したようにバックリングおよび他方の部材間に空間領域が形成されるため、ここにもパッキンの変形を吸収する余地が生まれる。したがって装着溝にパッキンおよびバックリングを装着したときに装着溝内に形成される空間領域が大きく、これによりパッキンの変形を吸収しやすく体積吸収性が向上することから、パッキンが他方の部材に対し全面接触するのを抑制することが可能とされる。
また、パッキンにおける環状基部の端面に軸直角平面状のフラット部が設けられているために、バックリングとの接触状態が安定し、パッキンの初期形状を維持しやすくなる。フラット部の範囲は、例えばダンパー組立時に発生する内圧でバックリングとの接触部に局部変形が発生しない程度が好ましい。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明においては以上説明したように、パッキンより先に変形するOリング等よりなるバックリングが組み込まれているため、パッキンの変形を低減させるとともに体積吸収性を大幅に向上させることができる。また、バックリングおよび他方の部材間に空間領域が形成されるため、往復動時のオイル掻き出し漏れを防止することできる。また、パッキンの環状基部がヒール部の断面形状を円弧状またはテーパ状として当該環状基部が自由状態における摺動側リップの周面の延長線から他方の部材側へはみ出さない形状を備えること、およびバックリングおよび他方の部材間に空間領域が形成されることにより、装着溝にパッキンおよびバックリングを装着したときに装着溝内に比較的大きな空間領域が形成される。したがってこの比較的大きな空間領域を利用してパッキンの変形を吸収しやすく体積吸収性が向上することから、パッキンに高圧が作用したときパッキンが他方の部材に対し全面接触するのを抑制することが可能とされる。したがってシール面圧の低下やパッキンによるオイルの掻き出しなどの不具合が発生するのを抑制し、パッキン延いては密封装置のシール性を向上させることができる。また、パッキンにおける環状基部の端面に軸直角平面状のフラット部が設けられているため、バックリングとの接触状態が安定し、パッキンの初期形状を維持しやすくなる。
本発明の実施例に係る密封装置に備えられるパッキンおよびバックリングの要部断面図 同パッキンの要部断面図 同密封装置の要部断面図 比較例および本発明の実施例に係る密封装置における圧力と体積変化量の関係の示す比較グラフ図 本発明の他の実施例に係る密封装置に備えられるパッキンの要部断面図 ダンパー機構の説明図 従来例に係る密封装置に備えられるパッキンの要部断面図 比較例に係る密封装置の要部断面図
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係る密封装置に備えられるパッキン11およびバックリング31の要部断面を示しており、このパッキン11およびバックリング31が例えば上記図6のダンパー機構51におけるダンパー軸52の外周面に設けた環状の装着溝57に装着されることにより往復動(軸方向往復動)用の密封装置が構成される。ダンパー機構51は上記したように、先端にオリフィス54付きのピストン53を備えたダンパー軸(請求項1における一方の部材)52と、ばね手段56によって弾性的に支持されたダンパーケース(請求項1における他方の部材)55との組み合わせよりなり、ダンパーケース55の内部に封入したオイルOをシールすべくダンパー軸52およびダンパーケース55間に密封装置が組み込まれる。装着溝57は図1に示すように、円筒面状の溝底面57a、軸直角平面状の高圧側(オイル側)溝側面57bおよび同じく軸直角平面状の低圧側(大気側)溝側面57cを備え、断面長方形に形成されている。
パッキン11は、所定の軸方向長さLを有する環状基部12を備え、この環状基部12に、装着溝57の溝底面57aに密接する環状の静止側リップ13およびダンパーケース55の筒状部内周面に摺動可能に密接する環状の摺動側リップ14が一体成形されている。静止側リップ13は、環状基部12から軸方向一方(高圧側)であってかつ径方向内方(溝底面側)へ向けて斜めに成形され、その内周面13aにおける軸方向一箇所にシール面圧を局部的に高めるための環状凸状のリップ端13bが設けられている。一方、摺動側リップ14は、環状基部12から軸方向一方(高圧側)であってかつ径方向外方(ケース側)へ向けて斜めに成形され、その外周面14aにおける軸方向一箇所にシール面圧を局部的に高めるための環状凸状のリップ端14bが設けられている。両リップ13,14間は環状の受圧溝15とされている。
また、パッキン11は、以下の特徴的構成を備えている。
すなわち図2に示すように、当該パッキン11における環状基部12が、その外周面12aから軸方向他方(低圧側)の端面12bへかけてのヒール部12cの断面形状を円弧状に形成することにより、環状基部12が自由状態における摺動側リップ14の外周面14aの延長線14cからダンパーケース55のほう(外周側、図1では左側)へはみ出さない形状を備えており、換言すると、環状基部12が自由状態における摺動側リップ14の外周面14aの延長線14cからダンパーケース55のほうへはみ出さないように、環状基部12の外周面12aから端面12bへかけてのヒール部12cの断面形状が円弧状に形成されている。環状基部12の外周面12aは所定の径方向間隙を介してダンパーケース55の内周面と対向している。自由状態における摺動側リップ14の外周面14aはテーパ(円錐面)状をなし断面直線状をなしているので、その延長線14cもテーパ状をなし断面直線状をなしているが、摺動側リップ14の外周面14aは断面円弧状ないし曲線状をなすものであっても良く、この場合には延長線14cも円弧状ないし曲線状をなす。
また、環状基部12の軸方向他方の端面12bに、バックリング31と接触する範囲で、環状を呈する軸直角平面状のフラット部12dが設けられている。
一方、バックリング31は、ゴム状弾性体製のOリングよりなり、図1に示すようにパッキン11における環状基部12の端面12bに設けたフラット部12dと装着溝57の低圧側溝側面57cの間に介装されるものとされている。バックリング31はその硬度がパッキン11より低く設定されている。またバックリング31はその外径寸法がダンパーケース55の内径寸法ないしダンパー軸57の外径寸法より小さく設定され、よってこのバックリング31が装着溝57に装着されると図3に示すように、ダンパーケース55との間に環状の空間領域32が形成されるものとされている。またバックリング31の内径寸法は装着溝57の溝底面57aの径寸法と同等ないし略同等に設定されているが、溝底面57aの径寸法より大きく設定されても良く、この場合にはバックリング31と溝底面57aとの間にも環状の空間領域が形成される。
上記構成のパッキン11およびバックリング31を装着溝57に装着すると図3に示すようになり、当該密封装置によれば以下の作用効果が発揮される。
すなわち上記構成を備える密封装置においては、パッキン11のほかにパッキン11より低硬度のゴム状弾性体製Oリングよりなるバックリング31が組み込まれているために、ダンパー組立時に発生する内圧に対してバックリング31がパッキン11よりも先に弾性変形する。したがって内圧に対するパッキン11の弾性変形量を低減するとともに、バックリング31が弾性変形する分、密封装置における体積吸収性(体積(パッキン11の体積および空間領域17の体積の和)の縮小による圧力吸収性)を大幅に向上することができる。
図4は、比較例および上記実施例に係る密封装置における圧力と体積変化量の関係の示す比較グラフ図であって、●プロットがパッキン11のみよりなる比較例、□プロットがパッキン11およびバックリング31の組み合わせよりなる上記実施例を示している。しかしてこのグラフ図に示されるとおり上記構成を備える密封装置によれば、体積吸収性能を大幅に向上することができる。
また上記構成を備える密封装置においては、バックリング31およびダンパーケース55間に環状の空間領域32が形成されているため、バックリング31が軸方向に圧縮変形して径方向に大きくなってもバックリング31はダンパーケース55に接触しない。したがってバックリング31がダンパーケース55に接触することによる往復動時のオイル掻き出し漏れを防止することができる。
また、パッキン11の環状基部12がそのヒール部12cの断面形状を円弧状として当該環状基部12が自由状態における摺動側リップ14の外周面14aの延長線14cからダンパーケース55のほうへはみ出さない形状を備えているため、環状基部12のダンパーケース55側(外周側)に位置して比較的大きな空間領域33が形成され、ここにパッキン11の弾性変形を吸収する余地が生まれる。またこれに加えて上記したようにバックリング31およびダンパーケース55間に空間領域32が形成されるため、ここにもパッキン11の弾性変形を吸収する余地が生まれる。したがって装着溝57にパッキン11を装着したときに装着溝57内に形成される空間領域32,33が大きく、これによりパッキン11の弾性変形を吸収しやすく体積吸収性が向上することから、パッキン11がダンパーケース55に対し全面接触するのを抑制することが可能とされる。したがってシール面圧の低下やパッキン11によるオイルの掻き出しなどの不具合が発生するのを抑制し、パッキン11延いては密封装置のシール性を向上させることができる。
比較例として、図8は、上記図7に示したパッキン62およびバックリング31の組み合わせよりなる密封装置を示しており、この密封装置では図示するようにパッキン11がイビツに変形してダンパーケース55に対し全面接触してしまい、これでは十分なシール性を発揮することができない。
また上記構成を備える密封装置においては、パッキン11における環状基部12の端面12bに軸直角平面状のフラット部12dが設けられているため、バックリング31との接触状態を安定させることができ、パッキン11の初期形状を維持しやすくなる。
尚、上記本発明の実施例については、以下の事項を追加で説明することができる。
(a)上記実施例では、ヒール部12cの断面形状を曲線よりなる円弧状としたが、これに代えて図5に示すように、直線よりなるテーパ(円錐面)状としても良い。図5の例では、ヒール部12cの断面線が自由状態における摺動側リップ14の外周面14aの延長線14c上に配置されている(パッキン中心軸線に対するヒール部12cの傾斜角度が摺動側リップ14の外周面14aの傾斜角度と同じとされている)が、ヒール部12cの傾斜角度は摺動側リップ14の外周面14aの傾斜角度より大きくても良い(小さいのは延長線14cからはみ出してしまうため不可)。
(b)パッキン11の材質は、ゴムのほか、ウレタン等のシール材であっても良い。
(c)上記実施例では、バックリング31をOリングよりなるものとしてその断面形状を円形としたが、バックリング31の断面形状はこれに限定されず、例えば矩形、菱形、三角形などとしても良い。但しOリングには、適度な弾性特性を得られやすく、形状安定性が良く、入手しやすいなどの利点がある。
(d)上記実施例では、パッキン11およびバックリング31をダンパー軸52の外周面に設けた装着溝57に装着したが、これに代えて、ダンパーケース55の内周面に設けた装着溝57に装着するようにしても良い。この場合、装着溝57は径方向内方へ向け開口し、パッキン11の構成において、静止側リップ13が外周側に配置されるとともに摺動側リップ14が内周側に配置される。またダンパーケース55が請求項1における一方の部材に相当するとともにダンパー軸52が他方の部材に相当することになる。
11 パッキン
12 環状基部
12a,14a 外周面
12b 端面
12c ヒール部
12d フラット部
13 静止側リップ
13a 内周面
13b,14b リップ端
14 摺動側リップ
14c 延長線
15 受圧溝
31 バックリング
32,33 空間領域
51 ダンパー機構
52 ダンパー軸(一方の部材)
53 ピストン
54 オリフィス
55 ダンパーケース(他方の部材)
56 ばね手段
57 装着溝
57a 溝底面
57b,57c 溝側面

Claims (4)

  1. 相対的に往復運動する二部材のうちの一方の部材に設けた装着溝にパッキンを装着し、前記パッキンが他方の部材に摺動可能に密接することにより前記二部材間をシールする往復動用密封装置であって、前記パッキンは、環状基部と、前記装着溝の溝底面に密接する静止側リップと、前記他方の部材に摺動可能に密接する摺動側リップとを一体に備える往復動用密封装置において、
    前記パッキンにおける環状基部の端面と前記装着溝の低圧側溝側面との間に前記パッキンより低硬度の材質よりなるバックリングを介装し、前記バックリングは前記他方の部材との間に空間領域を形成し、
    前記パッキンにおける環状基部は、前記他方の部材に対向する周面から端面へかけてのヒール部の断面形状を円弧状として当該環状基部が自由状態における前記摺動側リップの周面の延長線から前記他方の部材側へはみ出さない形状を備えることを特徴とする往復動用密封装置。
  2. 相対的に往復運動する二部材のうちの一方の部材に設けた装着溝にパッキンを装着し、前記パッキンが他方の部材に摺動可能に密接することにより前記二部材間をシールする往復動用密封装置であって、前記パッキンは、環状基部と、前記装着溝の溝底面に密接する静止側リップと、前記他方の部材に摺動可能に密接する摺動側リップとを一体に備える往復動用密封装置において、
    前記パッキンにおける環状基部の端面と前記装着溝の低圧側溝側面との間に前記パッキンより低硬度の材質よりなるバックリングを介装し、前記バックリングは前記他方の部材との間に空間領域を形成し、
    前記パッキンにおける環状基部は、前記他方の部材に対向する周面から端面へかけてのヒール部の断面形状をテーパ状として当該環状基部が自由状態における前記摺動側リップの周面の延長線から前記他方の部材側へはみ出さない形状を備えることを特徴とする往復動用密封装置。
  3. 請求項1または2記載の往復動用密封装置において、
    前記パッキンにおける環状基部の端面は、少なくとも前記バックリングと接触する範囲で、軸直角平面状のフラット部を備えることを特徴とする往復動用密封装置。
  4. 請求項1、2または3記載の往復動用密封装置において、
    前記バックリングは、Oリングよりなることを特徴とする往復動用密封装置。
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