JP2014097448A - オイル塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置構成をコンパクトかつ低コストに構成すると共に、適量のオイルが所要部位に一様に塗布されるオイル塗布装置を提供する。
【解決手段】 オイル塗布装置1は、所定量のオイルを供給するオイル供給機構10と、オイルを噴射するオイル塗布機構20と、締結器具フィーダー30と、搬送部40と、溝部50を備えている。締結器具は上面にフランジを備えてものであり、フランジが溝部50に引っ掛かった状態で搬送部40に沿って溝部50を移動する。なお、締結器具フィーダー30の位置よりもオイル塗布機構の噴出口21に対向する位置が低くなるよう搬送部に傾斜がついており、締結器具200は重力で落下し、噴出口21に対向する位置までスライド移動し、オイル塗布処理される。スライダー61の往復運動によりオイル塗布処理済の締結器具200が取り出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、オイル塗布装置に関するもので、例えば、フォームタイなどの建築工事に用いられる締結器具の上面に対して、潤滑用のオイルを塗布するためのオイル塗布装置に関する。
建物の鉄筋コンクリート壁の建築には型枠構造体が用いられる。型枠構造体で仕切った空間にコンクリートを打ち込んでコンクリート壁を作る。
近年は、型枠構造体の施工作業を簡略化するために予め工場等にて組み上げておいて現場に搬入する方式が広がりつつある。例えば、一定間隔おきに取り付け孔が形成された平板状の型枠本体と、型枠本体を背面側から補強するベースフレームとを有する1対の型枠構造体を製作し、この型枠構造体を現場へ輸送して施工する。
ここで、コンクリート打設時に、コンクリートの自重で対向配置した型枠構造体間の距離が広くならないようにするため、型枠構造体間には、通常、図8に示すような構成の間隔設定具が架設状に設けられる。
図8(a)に示す間隔保持部材100は、略棒状の部材からなるセパレータ101と、セパレータ101の両端近傍部に取付けられるコーン部材102と、セパレータ101の両端部に連結される棒状の部材からなるフォームタイ103と、ベースフレーム110に外方より係合する押え金104と、フォームタイ103のスリット105に装着されてフォームタイ103を回転不能に押え金104に係合させる楔部材106とを備えたものとなっている。セパレータ101の両端部にフォームタイ103を締結することで、フォームタイ103の鍔部107とコーン部材102間に型枠本体111を挟持して、型枠本体111間を適正な距離に維持するように構成されている。
間隔保持部材100を対向配置した型枠構造体112に組付けるときには、先ず、図8(b)に示すように、一方の型枠構造体112の型枠本体111の取り付け孔113にセパレータ101の一端部を挿通させて、型枠本体111から突出したセパレータ101の一端部にフォームタイ103を締結し、このフォームタイ103に押え金104を取付けるとともにスリット105に楔部材106を装着する。そして、この作業を繰り返して、一方の型枠構造体112に間隔設定具100の略半分の構成部材を順次組付ける。次に、他方の型枠構造体112を一方の型枠構造体112に対向状に移動させ、セパレータ101の他端部を他方の型枠構造体112の型枠本体111の取り付け孔113に同時に挿通させ、他方の型枠本体111から突出した複数のセパレータ101の他端部に押え金104を順次取付けるとともにスリット105に楔部材106を順次装着し、複数の間隔設定具100を対向配置した型枠構造体112に組付けることになる。
図8(c)は、施工された鉄筋コンクリート115に対する後処理を簡単に示す図である。施工された鉄筋コンクリート115に対する後処理としては、フォームタイ103をセパレータ101の一端部から取り外す。そのために、フォームタイ103とセパレータ101の取り外しが容易にできるようしておく必要がある。
次に、鉄筋コンクリート115の表面から突出しているセパレータ101の端部を抜き出す。また、セパレータ101の端部を金槌等で叩いて弱部108を破断させ、セパレータ101の端部を鉄筋コンクリート115から除去するとともに、コーン部材102を除去する作業を施している。
特開平9−41663号公報
ここで、型枠構造体の組立作業と分解作業に鑑み、フォームタイ103とセパレータ101の取り外しが容易にできるよう、コンクリート打設前に、フォームタイの端面のネジ孔の周囲に潤滑用のオイルを塗布しておく必要がある。
フォームタイの端面に潤滑オイルを塗布する手法には以下のものがある。
第1の手法は手作業による塗布である。手作業による塗布作業はまだ広く行われており、オイルを含ませた刷毛、ウエス、紙等を以て、手作業によってフォームタイの端面にオイルを塗布することが行われる。
しかし、この手作業による塗布方法では、作業員によってオイルが塗布される位置やオイルの塗布量がばらつくと共に、作業者の手にオイルが付着するために作業性が著しく低下するといった問題がある。
第2の手法は機械化した自動塗布である。特許文献2にはオイルを一定量供給することが可能な注油装置が開示されている。
しかし、この注油装置を用いる場合、作業効率を向上させるためには、フォームタイの姿勢を制御しつつ、フォームタイを注油装置のオイル供給部分まで搬送するために複雑な搬送系の開発が必要となり、簡単な構造を持つ搬送系を開発しない限り、コストが高くなってしまう。
なお、スプレーガンを用いてフォームタイの端面にオイルを塗布する手法があるが、この手法は、基本的には手作業と変わらない上、かえってオイルの塗布量(消費量)が増大すると共に、霧状のオイルが飛散して作業環境が悪化する。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、装置構成をコンパクトかつ低コストに構成すると共に、適量のオイルが所要部位に一様に塗布されるオイル塗布装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のオイル塗布装置は、端面にフランジを備えた締結器具の端面にオイルを塗布するオイル塗布装置であって、所定量のオイルを供給するオイル供給機構と、前記オイル供給機構によって供給されたオイルを噴射するオイル塗布機構と、上面にフランジを有する締結器具を投入する締結器具フィーダーと、前記締結器具フィーダーから前記オイル塗布機構の噴出口に対向する位置までの搬送経路を提供する搬送部と、前記締結器具の軸径よりも大きく前記フランジ径より小さい幅を持ち、前記搬送部に設けられた溝部を備え、前記締結器具フィーダーの位置よりも前記オイル塗布機構の噴出口に対向する位置が低く前記搬送部に傾斜がついており、前記溝部を通じて前記締結器具を懸垂しつつ前記締結器具フィーダーから前記オイル塗布機構の噴出口に対向する位置まで前記締結器具を移動させるものである。
上記構成により、搬送系には複雑な搬送機構や電力を用いた搬送機構を採用することなく、装置構成をコンパクトかつ低コストに構成することができる。簡単な搬送系であるがフランジを介して懸垂しつつ重力のみで確実に搬送系に沿って確実に下方に搬送することができる。本発明のオイル塗布装置を用いれば、締結器具フィーダーへの締結器具の投入からオイル塗布機構によるオイル塗布処理まで自動化することができる。
ここで、自動的に処理できる部分を増やすため、オイル塗布処理の後、処理済みの締結器具の取り出しと、その処理本数の自動カウント処理を行うことも好ましい。
そこで、上記構成において、溝部と接続された取り出し装置を備え、オイル供給機構と連動してオイル塗布加工が完了した締結器具をオイル塗布機構の噴出口に対向する位置から取り出す構成とする。
なお、取り出し装置の一例は、溝部の終端に位置し、締結器具の軸を受け入れつつフランジ下面を支える切り欠きを備えたスライダーと、スライダーのスライド移動先に位置し、スライドしてきたフランジに当接して締結器具をスライダーの切り欠きから外方へ押し出すテーパー形状を備えた楔形プレート体から構成するものがある。
また、上記構成において、取り出し装置と連動するカウンタを備え、前記オイル塗布加工が完了して取り出された前記締結器具の本数を計量することができる構成とする。
ここで、締結器具フィーダーから多数の締結器具を投入しても処理できる構造が好ましい。そのために、搬送部の溝部をスタッカとして利用できる構成とする。つまり、上記構成において、締結器具フィーダーから搬送部に投入されると、搬送部の傾斜に沿って下方へ移動し、オイル塗布処理が未処理である締結器具が、搬送部の溝部において一時的に蓄積できる構造とする。
締結器具の一例はフォームタイである。
フォームタイなどの建築に用いる締結器具は、コンクリート残渣やセメント残渣や塗料残渣など、さまざまな塗膜残渣が残った状態で次回の使用に向けてオイル塗布処理を施すため、本発明のオイル塗布装置に投入されるが、この塗膜残渣を除去してから本発明のオイル塗布装置に投入することが好ましい。そこで、締結器具フィーダーの前段部分において、締結器具の表面に付着している建築資材残渣をケレン処理するケレン装置を備えた構成とすることが好ましい。ケレン装置を備えておき、建築資材残渣のケレン処理を施した後、締結器具を締結器具フィーダーに投入する工程とすれば良好な状態オイル塗布処理を実行することができる。
本発明のオイル塗布装置によれば、搬送系には複雑な搬送機構や電力を用いた搬送機構を採用することなく、装置構成をコンパクトかつ低コストに構成することができる。簡単な搬送系であるがフランジを介して懸垂しつつ重力のみで確実に搬送系に沿って確実に下方に搬送することができ、適量のオイルを所要部位に一様に塗布することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例により具体的に説明する。なお、本発明の技術的思想の範囲はこれらの実施例の具体的な形状や数値に限定されるものではない。
本発明のオイル塗布装置は、端面にフランジを備えた締結器具の端面にオイルを塗布する装置である。本発明のオイル塗布装置が取り扱う締結器具としては、端面にフランジを備えたものであれば特に限定されず広く適用することができる。一例として、ここでは、フォームタイを例に挙げて説明するが、フォームタイ以外の締結器具であっても適用することができるものであることが理解されよう。
最初に、オイル塗布装置1の各構成要素の説明をし、次にオイル塗布装置1の動作の流れを鳥瞰する。
まず、図1は、実施例1にかかるオイル塗布装置1の基本構成を模式的に示した図である。各構成物を分かりやすくするため適宜図示を簡略化している。
図1に示すように、本発明のオイル塗布装置1は、オイル供給機構10、オイル塗布機構20、締結器具フィーダー30、搬送部40、溝部50、取り出し装置60、カウンタ70(図示せず)、制御装置80(図示せず)の各部を備えている。なお、締結器具200は、上面にフランジを有するものであり、ここではフォームタイを例として挙げて説明する。
オイル供給機構10は、所定量のオイルを供給する部分である。オイルタンクのようなオイルを貯蔵しておく部分と、オイルを後述するオイル塗布機構20に対してオイルを供給する供給路を備えている。図1ではごく簡単に示しているが、実際の装置形状としては様々なものがあり得る。
オイル供給機構10が供給するオイルは特に限定されないが、後述するフォームタイの端面用の潤滑油であれば良い。
オイル塗布機構20は、オイル供給機構10から供給されるオイルを受け、後述するフォームタイの端面に対して所定量を塗布する装置である。塗布には様々な方式があり得るが、ここでは、所定量のオイルを圧力で噴射する噴射方式のものとする。
オイル塗布機構20は噴射口21を持ち、この噴射口21からオイルが噴射される。つまり、オイル塗布機構20の噴出口21に対向する位置Pに向けてオイルが噴射される。そのため、後述するように締結器具200の端面をこの噴出口21に対向する位置Pに正対する位置に搬送する必要がある。
オイル塗布機構20が噴射するオイルの量は、オイル塗布機構20の噴出口のノズルの大きさや噴射口21に掛ける圧力などに応じて調整することができる。
締結器具フィーダー30は、締結器具200を投入する部分である。締結器具200を受け入れる受け入れ口31と、受け入れ口31から投入された締結器具200の姿勢を制御しつつ後述する搬送部40に投入する投入口32を備えた構成となっている。
締結器具フィーダー30の投入方式には様々なものがあり得る。
図1に示した構成例では、装置構成をできるだけ簡単なものとすべく、締結器具フィーダー30への締結器具200の投入は手動で行う方式となっている。締結器具フィーダー30にはガイドプレート31が設けられており、作業者は締結器具200の姿勢を特に整える必要なく、ガイドプレート31に対して上から締結器具フィーダー30に投入するだけで締結器具200の姿勢が次々と整列されて溝部50に取り込まれ、搬送部40へ受け渡される仕組みとなっている。
ガイドプレート31は溝部50に対してテーパーを付けて設けられており、後述する図2に示すように、いわゆるV字型に設けられている。ガイドプレート31の上面に対して締結器具200を載せ置くだけで重力により自然と中央部の溝部50に向けて落ちて行く仕組みとなっている。
その後、溝部50に受け入れられ、締結器具200により姿勢が制御されて行くが、その締結器具フィーダー30による締結器具200の姿勢制御については搬送部40、溝部50と併せて詳しく後述することとする。
締結器具フィーダー30には他の方式もあり得る。
例えば、大掛かりな機械化が進んだ締結器具フィーダー30であれば、多数の締結器具200を一時的に貯蔵するホッパー部と、ホッパー部から締結器具200を一つずつ取り出すピックアップ部と、サーバー部で取り出した締結器具200の姿勢を制御する姿勢制御部と、搬送部40に投入するサーバー部を備えたものとなっている。
搬送部40は、締結器具フィーダー30からオイル塗布機構20の噴出口21に対向する位置Pまでの締結器具200の搬送経路を提供する部分である。
搬送部40の搬送方式も様々なものがあり得る。動力を用いて搬送ベルトなどに締結器具200を挟持して搬送する方式もあるが、ここでは、装置を簡素化するために特に動力を用いずに重力のみで締結器具200が整然と溝部50に沿ってスライド移動して搬送される方式となっている。重力を利用するため、搬送部40には図1(b)に示すように傾斜が付けられている。搬送部40の開始地点である締結器具フィーダー30側の端部の高さが相対的に高い位置に設けられ、搬送部40の終了地点であるオイル塗布機構20の噴出口21に対向する側の端部が相対的に低い位置になっている。搬送部40はこのように高低差を持っておりその傾斜に従って、溝部50を締結器具200が重力のみでスライド移動するものとなっている。
溝部50は、締結器具200の軸径よりも大きくかつフランジ径より小さい幅を持つ溝であり、搬送部40に設けられている。図1に示すように、搬送部40に沿ってその一部が溝部50となっている。この溝部50の幅が締結器具200の軸径よりも大きくかつフランジ径より小さい幅となっている。溝部50に対して、締結器具200の姿勢において、フランジ部分が溝部50の上面に位置し、軸から下の部分が溝部50の中に挟まれた状態であれば、締結器具200はフランジ部分がいわゆる引っ掛かるようにして懸垂するように保持される。ここで、溝部50の幅が締結器具200の軸径よりも大きいものであり、溝部50の傾斜が十分であれば、締結器具200はその重力に応じて下方へスライド移動する。
以下、締結器具フィーダー30による締結器具200の姿勢制御の仕組みを説明する。
図2は、締結器具フィーダー30の働きを説明する図である。
操作者は、図2(a)に示すように、締結器具200を締結器具フィーダー30に対して特にその姿勢を気にせずに適当に投入する。
締結器具フィーダー30のガイドプレート31の上面は大きく開口しており、差し入れやすくなっている。ここで、締結器具フィーダー30の中央部に向けて傾斜が付いており、重力により自然と容易に中央部分の溝部50へ導かれる。図2(b)に示すように、締結器具200は重力により中央部分に向けて落下してゆく。
ここ、締結器具200のフランジ210は溝部50の幅よりも大きいため、図2(c)に示すように、溝部50に係止される一方、柄220の幅は溝部50の幅よりも小さいため、溝部50の中に入り込んで行き、最終的には、図2(d)に示すように、いわゆるフランジ210を首として垂下されるように係止される。溝部50は傾斜しており、締結器具200はその後、その傾斜によってオイル塗布機構20が設けられている位置に向けてスライド移動してゆくこととなる。
このように、締結器具200をガイドプレート31に対してどのような姿勢で投入しても、重力によって自然にこの図2(a)→図2(b)→図2(c)→図2(d)の流れに沿って締結器具200の姿勢が整えられる。その後、搬送部40の傾斜に沿って重力のみで下方へ移動して行き、終了地点であるオイル塗布機構20の噴出口21に対向する位置までスライド移動する。
なお、この搬送部40に設けられている溝部50が一種のスタッカとして機能し得ることについて図3を参照しつつ説明する。作業者がオイル塗布機構20の処理能力に応じて締結器具200を1本ずつ締結器具フィーダー30から搬送部40に投入しても良いが、オイル塗布機構20の処理能力によらず、多数の締結器具200を次々と投入しても良い。もし、多数の締結器具200を次々と投入した場合は、オイル塗布機構20の処理能力を超えて次々と締結器具200が投入されてくるが、オイル塗布機構20による塗布処理が完了するまで、締結器具200を一時的にスタックする必要がある。
この構成例では図3に示すように、搬送路40が一種のスタッカとして機能し、締結器具フィーダー30に対して次々と投入された締結器具200が搬送路40に沿って並んで蓄積されている。先頭の締結器具200に対するオイル塗布処理が終了して取り出し装置60により取り除かれない限り、後続の締結器具200は溝部50の中に貯留されている。先頭にある締結器具200に対するオイル塗布処理が終了して取り出し装置60により取り出されれば、後続の未処理である締結器具200が順次落下してくる。この連続処理の仕組みについては取り出し装置60の動きと併せて後述する。
取り出し装置60は、オイル塗布機構20によりオイル塗布加工が完了した締結器具200を噴出口21に対向する位置から取り出すものである。ここでは、オイル塗布機構20によりオイル塗布加工処理が完了した締結器具200をその位置から横方向へスライド移動させて取り出すものとなっている。この構成例では、スライダー61と切り欠き62と楔形プレート63と回収スタッカ64を備えた構成となっている。
図4および図5は、取り出し装置60の構成およびその動作の一例を示すものである。
スライダー61はオイル供給機構20によるオイル塗布処理と連動して間歇的に左右に往復するものとなっている。
切り欠き62は締結器具200を受け入れて一時的に締結器具200を係止する部分である。この構成例では、スライダー61には締結器具200の柄210を受け入れる径の切り欠き62が設けられており、この切り欠き62に締結器具200の柄210が入り込むことで、締結器具200が搬送路40からスライダー61内に受け渡される仕組みとなっている。また、切り欠き62の径はフランジ径よりも小さくなっており、この切り欠き62に締結器具200が入り込むとフランジを首として係止されて垂下される状態となる。
スライダー61は、締結器具200に対するオイル塗布処理が終了すれば、図4(a)に示すように、スライダー61が左に向けてスライド移動する。図4(a)から図4(b)に示すように、スライダー61が左に移動することにより切り欠き62に入り込んでいる締結器具200が左方向に押し出されてスライド移動する。この間、締結器具200はスライダー61から垂下されている。
なお、切り欠き62以外のスライダー61の面は搬送路40に対してフラットになっており、図4(a)から図4(b)に示すように、スライダー61が左に移動する間、後続の締結器具200は搬送路40内にスタックされたままである。
楔形プレート63は、スライダー61の切り欠き62に入り込んでスライド移動してくる締結器具200を切り欠き62から押し出して外す部材である。この構成例では、スライダー61の移動方向において、楔形プレート63が位置しており、その楔形のテーパー形状がフランジ210に対向するように設けられている。
図4(b)から図4(c)に示すように、締結器具200が切り欠き62に懸垂された状態でスライドして来ると、左端まで移動するうちに、フランジ210が楔形のテーパー形状に当たり、フランジ210が楔形のテーパー形状に当接しつつ外方側にずれてゆくことにより、締結器具200全体が押し出され、切り欠き62から外れ、下方にある回収スタッカ64に落下する。
次に、図5(a)に示すようにスライダー61が右方向に戻ってゆき、図5(b)の位置にまで至ると切り欠き62が搬送路40に対面することとなり、搬送路40にある先頭の締結器具200が切り欠き62内に受け渡される。
搬送路40にある先頭の締結器具200が切り欠き62内に受け渡されると図4(a)の状態に戻る。図4(a)の状態に戻ったことを制御装置80(図示せず)が検知するとオイル塗布機構20に対してオイル塗布処理を命じ、オイル塗布処理が行われる。
この図4(a)から図5(b)のサイクルによって締結器具200に対するオイル塗布処理が行われて行く。
図1に戻り、残りの部材の説明を続ける。
カウンタ70は、取り出し装置60と連動するカウンタであり、オイル塗布加工が完了して取り出された締結器具200の本数を計量するものとなっている。カウンタ70の計数方法は特に限定されない。例えば、取り出し装置60のスライド回数を計数するものでも良く、取り出し口63を通過する締結器具200を検知してその検知回数をカウントするものでも良い。また、取り出し口63の下方に据え置いている収納箱(図示せず)の重量を検知し、その重量の増加変化を検知してその検知回数をカウントするものでも良い。カウンタ70は計数した数値を表示する表示部を備えたものであっても良い。
制御装置80は、本発明のオイル塗布装置1の各構成要素の制御を行うものであり、特に、オイル塗布機構20のオイル噴射処理、取り出し装置60の駆動処理、カウンタ70の計数処理などを制御するものである。
本発明のオイル塗布装置1の各構成は以上に示したものであり、締結器具200の端面に対するオイル塗布が自動的に処理することができる。
ここで、本発明のオイル塗布装置1の締結器具200の端面に対するオイル塗布処理全体を鳥瞰しておく。
図6は、本発明のオイル塗布装置1の締結器具200の端面に対するオイル塗布処理工程をまとめたフローチャートである。
まず、利用者は適当な数の締結器具200を締結器具フィーダー30のガイドプレート31から投入する(ステップS1)。
締結器具200は締結器具フィーダー30から搬送部40の溝部50へ受け入れられ、下方へ移動してゆき、オイル塗布機構20の噴出口21に対向する位置まで重力のみでスライド移動する(ステップS2)。
溝部50の先にはスライダー61の切り欠き62となっており、先頭の締結器具200はスライダー61の切り欠き62に受け渡され、後続の締結器具200は溝部50の中に一時的に留まっている。
次に、オイル塗布機構20は、噴射口21からオイルを噴射し、噴出口21に対向する位置にある締結器具200の端面に対してオイル塗布加工処理が行われる(ステップS3)。
取り出し装置60はオイル塗布機構20と連動し、オイル塗布加工処理が完了した締結器具200が取り出し装置60のスライダー61が左右に往復運動することによって回収スタッカ64に排出される(ステップS4)。
カウンタ70によりオイル塗布加工された締結器具200の本数がカウントアップされる(ステップS5)。
スライダー61が右側に戻り、切り欠き62が搬送路40に対向すると、搬送路40の溝部50に滞留している後続の締結器具200が前方に移動し、最前列の締結器具200が切り欠き62内に受け渡される(ステップS6)。
その後、ステップS3にループし(ステップS7:N)、オイル塗布加工処理以降の処理ステップS3からステップS6が繰り返される。なお、溝部50内に処理すべき締結器具200がないまたは少なくなっている場合は(ステップS7:Y)、適宜、ステップS1に戻って利用者は適当な数の締結器具200を締結器具フィーダー30のガイドプレート31から投入する。
締結器具200のオイル塗布処理が所定本数分完了すれば終了する(ステップS8:Y)。
実施例2として、前段部分にケレン装置を備えたオイル塗布装置1について説明する。
図7は、実施例2にかかるオイル塗布装置1の基本構成を模式的に示した図である。各構成物を分かりやすくするため適宜図示を簡略化している。
図7に示すように、実施例2にかかるオイル塗布装置1は、オイル供給機構10、オイル塗布機構20、締結器具フィーダー30、搬送部40、溝部50、取り出し装置60、カウンタ70(図示せず)、制御装置80(図示せず)に加え、ケレン装置90を備えている。
ケレン装置90は、締結器具200の表面に付着している建築資材残渣をケレン処理する装置である。フォームタイなどの建築に用いる締結器具200は、コンクリート残渣やセメント残渣や塗料残渣など、さまざまな塗膜残渣が残った状態で回収される。その回収したフォームタイなどの締結器具200は、次回の使用に向けてオイル塗布処理を施すため、本発明のオイル塗布装置1に投入されるが、この塗膜残渣を除去しておくことが好ましい。そこで、本実施例2の構成では、締結器具フィーダー30の前段部分において、締結器具200の表面に付着している建築資材残渣をケレン処理するケレン装置90を備えた構成としている。ケレン装置90は、様々な装置が市場において供給されているが、基本的にはブラシや振動体などを締結器具200に当接させて表面上に貼りついている塗膜を剥離していくものである。
締結器具200表面の建築資材残渣のケレン処理を施した後、締結器具200を締結器具フィーダー30に投入する工程とすれば良好な状態オイル塗布処理を実行することができる。
以上、本発明のオイル塗布装置における好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本発明のオイル塗布装置は、端面にフランジを備えた締結器具であれば特に限定されず広く適用することができる。端面にフランジを備えた締結器具としては、例えば、フォームタイがあるが、フォームタイ以外の締結器具であっても適用することができるものであることが理解されよう。
実施例1にかかるオイル塗布装置1の基本構成を模式的に示した図である。 締結器具フィーダー30の働きを説明する図である。 搬送部40に設けられている溝部50が一種のスタッカとして機能している例を示す図である。 取り出し装置60の構成およびその動作の一例を示す図(その1)である。 取り出し装置60の構成およびその動作の一例を示す図(その2)である。 本発明のオイル塗布装置1の締結器具200の端面に対するオイル塗布処理工程をまとめたフローチャートである。 実施例2にかかるオイル塗布装置1の基本構成を模式的に示した図である。 従来技術における型枠構造体間とその姿勢を維持する間隔設定具の例を示す図である。
1 オイル塗布装置
10 オイル供給機構
20 オイル塗布機構
21 噴射口
30 締結器具フィーダー
31 ガイドプレート
32 投入口
40 搬送部
50 溝部
60 取り出し装置
61 スライダー
62 切り欠き
63 楔形プレート
64 回収スタッカ
70 カウンタ
80 制御装置
90 ケレン装置

Claims (7)

  1. 端面にフランジを備えた締結器具の端面にオイルを塗布するオイル塗布装置であって、
    所定量のオイルを供給するオイル供給機構と、
    前記オイル供給機構によって供給されたオイルを噴射するオイル塗布機構と、
    上面にフランジを有する締結器具を投入する締結器具フィーダーと、
    前記締結器具フィーダーから前記オイル塗布機構の噴出口に対向する位置までの搬送経路を提供する搬送部と、
    前記締結器具の軸径よりも大きく前記フランジ径より小さい幅を持ち、前記搬送部に設けられた溝部を備え、
    前記締結器具フィーダーの位置よりも前記オイル塗布機構の噴出口に対向する位置が低く前記搬送部に傾斜がついており、前記溝部を通じて前記締結器具を懸垂しつつ前記締結器具フィーダーから前記オイル塗布機構の噴出口に対向する位置まで前記締結器具を移動させるものであることを特徴とするオイル塗布装置。
  2. 前記搬送部の前記溝部がスタッカとなり、前記締結器具フィーダーから前記搬送部に投入され、前記搬送部の傾斜に沿って下方へ移動し、オイル塗布処理が未処理である前記締結器具が、一時的に蓄積できる構造であることを特徴とする請求項1に記載のオイル塗布装置。
  3. 前記溝部と接続された取り出し装置を備え、前記オイル供給機構と連動してオイル塗布加工が完了した前記締結器具を前記オイル塗布機構の噴出口に対向する位置から取り出すものである請求項1または2に記載のオイル塗布装置。
  4. 前記取り出し装置が、前記溝部の終端に位置して前記締結器具の軸を受け入れつつフランジ下面を支えて懸垂させる切り欠きを備えたスライダーと、前記スライダーに懸垂されてスライドしてきた前記締結器具のフランジに当たり、前記スライダーの切り欠きから外方へ押し出すテーパー形状を備えた楔形プレート体により構成されたものである請求項3に記載のオイル塗布装置。
  5. 前記取り出し装置と連動するカウンタを備え、前記オイル塗布加工が完了して取り出された前記締結器具の本数を計量することができる請求項3または4に記載のオイル塗布装置。
  6. 前記締結器具がフォームタイであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のオイル塗布装置。
  7. 前記締結器具フィーダーの前段部分において、前記締結器具の表面に付着している建築資材残渣をケレン処理するケレン装置を備え、
    前記建築資材残渣のケレン処理を施した後、前記締結器具を前記締結器具フィーダーに投入する工程とした、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のオイル塗布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107442320A (zh) * 2017-11-02 2017-12-08 柳州莫森泰克汽车科技有限公司 汽车玻璃升降器丝轮盖自动涂油装置
CN111203358A (zh) * 2020-02-27 2020-05-29 广州基俊机械科技有限公司 一种机床打孔刀养护柜

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