JP2014097016A - コンバイン - Google Patents

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    • A01FPROCESSING OF HARVESTED PRODUCE; HAY OR STRAW PRESSES; DEVICES FOR STORING AGRICULTURAL OR HORTICULTURAL PRODUCE
    • A01F12/00Parts or details of threshing apparatus
    • A01F12/10Feeders

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Abstract

【課題】作業者の意図に反してフィードチェーンが駆動しないコンバインを提供する。
【解決手段】エンジン71の動力をフィードチェーン31に伝達又は遮断できるクラッチ機構73と、走行装置12・12の駆動状態を把握できるとともにクラッチ機構73の作動状態を変更できる制御装置Cと、穀稈を押えてフィードチェーン31へ案内できる穀稈ガイド9A(9B)と、を具備し、穀稈ガイド9A(9B)は、フィードチェーン31に近接した第一状態S1とフィードチェーン31から離間した第二状態S2との間で移動可能に構成され、制御装置Cは、走行装置12・12が停止している状態で穀稈ガイド9A(9B)が第一状態S1にある場合のみクラッチ機構73を制御してエンジン71の動力をフィードチェーン31に伝達させる、とした。
【選択図】図9

Description

本発明は、コンバインの技術に関する。
従来より、走行しながら穀稈を刈り取るとともに、刈り取った穀稈を脱穀するコンバインが知られている(例えば特許文献1参照)。このようなコンバインは、作業者が手作業で刈り取った穀稈を脱穀することが可能である(例えば特許文献2参照)。かかる作業を「手扱作業」という。
ところで、手扱作業は、コンバインを停車させた状態でフィードチェーン等を駆動させ、該フィードチェーンへ手作業で穀稈を供給する。そのため、作業者の意図に従ってフィードチェーンが駆動する技術が求められていた。換言すると、作業者の意図に反してフィードチェーンが駆動しない技術が求められていた。
特開2012−143193号公報 特開2010−273591号公報
本発明は、作業者の意図に反してフィードチェーンが駆動しないコンバインを提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に係る発明は、
エンジンと、
前記エンジンの動力によって駆動する走行装置と、
前記エンジンの動力によって駆動するフィードチェーンと、を備えるコンバインにおいて、
前記エンジンの動力を前記フィードチェーンに伝達又は遮断できるクラッチ機構と、
前記走行装置の駆動状態を把握できるとともに前記クラッチ機構の作動状態を変更できる制御装置と、
穀稈を押えて前記フィードチェーンへ案内できる穀稈ガイドと、を具備し、
前記穀稈ガイドは、前記フィードチェーンに近接した第一状態と前記フィードチェーンから離間した第二状態との間で移動可能に構成され、
前記制御装置は、前記走行装置が停止している状態で前記穀稈ガイドが第一状態にある場合のみ前記クラッチ機構を制御して前記エンジンの動力を前記フィードチェーンに伝達させる、ものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、
前記制御装置に対して前記クラッチ機構の作動状態を指示できる第一スイッチを具備し、
前記第一スイッチは、前記穀稈ガイドが第一状態にあるときに「入」状態になり、前記穀稈ガイドが第二状態にあるときに「切」状態になるように構成され、
前記制御装置は、前記走行部が停止している状態で前記第一スイッチが「入」状態となっている場合のみ前記クラッチ機構を制御して前記エンジンの動力を前記フィードチェーンに伝達させる、ものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のコンバインにおいて、
前記制御装置に対して前記クラッチ機構の作動状態を指示できる第二スイッチを具備し、
前記制御装置は、前記走行部が停止している状態で前記第一スイッチ及び前記第二スイッチが「入」状態となっている場合のみ前記クラッチ機構を制御して前記エンジンの動力を前記フィードチェーンに伝達させる、ものである。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のコンバインにおいて、
前記第二スイッチは、常時「切」状態になっており、作業者が操作している間のみ「入」状態になる、ものである。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンバインにおいて、
前記穀稈ガイドは、該穀稈ガイドが第一状態にあるときに穀稈を所定の場所におくことができないようにし、該穀稈ガイドが第二状態にあるときに穀稈を所定の場所におくことができるようにした、ものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1から請求項5に係る発明によれば、本実施形態に係るコンバインは、作業者の意図に反してフィードチェーンが駆動しない。従って、コンバインの安全性を向上させることが可能となる。
コンバインの左側面を示す図。 コンバインの上面を示す図。 コンバインの動力伝達機構の構成を示す図。 コンバインの制御システムの構成を示す図。 一の実施形態に係る穀稈ガイドの動作態様を示す図。 手扱作業の手順を示す図。 手扱作業の手順を示す図。 手扱作業の手順を示す図。 手扱作業の手順を示す図。 他の実施形態に係る穀稈ガイドの動作態様を示す図。 手扱作業の手順を示す図。 手扱作業の手順を示す図。 手扱作業の手順を示す図。 手扱作業の手順を示す図。
まず、本発明の一実施形態に係るコンバイン100について簡単に説明する。
図1は、コンバイン100の左側面を示す図である。図2は、コンバイン100の上面を示す図である。なお、図中に示す矢印Xは、コンバイン100の前後方向を表す。ここでは、コンバイン100の前進方向を前側、コンバイン100の後進方向を後側と定義する。また、図中に示す矢印Yは、コンバイン100の左右方向を表す。ここでは、コンバイン100の前進方向に対して左方を左側、コンバイン100の前進方向に対して右方を右側と定義する。
コンバイン100は、主に走行部1と、刈取部2と、脱穀部3と、選別部4と、貯留部5と、排藁処理部6と、動力部7と、操縦部8と、で構成されている。
走行部1は、機体フレーム10の下方に設けられている。走行部1は、主にトランスミッション11(図3参照)と、左右一対の走行装置(以降「クローラ式走行装置」とする)12・12と、で構成されている。トランスミッション11は、エンジン71の動力(以降「回転動力」とする)をクローラ式走行装置12・12へ伝達する。クローラ式走行装置12・12は、コンバイン100を前後方向に走行させる。また、クローラ式走行装置12・12は、コンバイン100を左右方向に旋回させる。
刈取部2は、走行部1の前方に設けられている。刈取部2は、主にデバイダ21と、引起装置22と、切断装置23と、搬送装置24と、で構成されている。デバイダ21は、圃場の穀稈を引起装置22へ案内する。引起装置22は、デバイダ21によって案内された穀稈を引き起こす。切断装置23は、引起装置22によって引き起こされた穀稈を切断する。搬送装置24は、切断装置23によって切断された穀稈を脱穀部3へ搬送する。
脱穀部3は、刈取部2の後方に設けられている。脱穀部3は、主にフィードチェーン31と、扱胴32と、で構成されている。フィードチェーン31は、搬送装置24から穀稈を受け継いで排藁処理部6へ搬送する。扱胴32は、フィードチェーン31によって搬送されている穀稈を脱穀する。
選別部4は、脱穀部3の下方に設けられている。選別部4は、主に揺動選別装置41と、風選別装置42と、穀粒搬送装置43(図3参照)と、藁屑排出装置44(図3参照)と、で構成されている。揺動選別装置41は、脱穀部3から落下した脱穀物を穀粒と藁屑などに選別する。風選別装置42は、揺動選別装置41によって選別された脱穀物を更に穀粒と藁屑などに選別する。穀粒搬送装置43は、揺動選別装置41及び風選別装置42によって選別された穀粒を貯留部5へ搬送する。藁屑排出装置44は、揺動選別装置41及び風選別装置42によって選別された藁屑などを排出する。
貯留部5は、脱穀部3の右側方に設けられている。貯留部5は、主にグレンタンク51と、排出装置52と、で構成されている。グレンタンク51は、選別部4から搬送されてきた穀粒を貯留する。排出装置52は、グレンタンク51に貯留されている穀粒を任意の場所に排出できる。
排藁処理部6は、脱穀部3の後方に設けられている。排藁処理部6は、主に排藁搬送装置61(図3参照)と、排藁切断装置62(図3参照)と、で構成されている。排藁搬送装置61は、フィードチェーン31から穀稈を受け継いで排藁切断装置62へ搬送する。排藁切断装置62は、排藁搬送装置61によって搬送された穀稈を切断して排出する。
動力部7は、選別部4の右側方に設けられている。動力部7は、主にエンジン71と、カウンタケース72(図3参照)と、で構成されている。エンジン71は、回転動力を発生させる。カウンタケース72は、エンジン71の回転動力を刈取部2や脱穀部3、選別部4へ伝達する。
操縦部8は、動力部7の上方に設けられている。操縦部8は、主に運転席81と、複数の操作具82と、で構成されている。運転席81は、オペレータが座る座席である。操作具82は、オペレータの操作に応じてコンバイン100を稼動させる。
このような構成により、オペレータは、運転席81に着座した状態でコンバイン100を操縦できる。コンバイン100は、刈り取った穀稈から穀粒を選別して貯留部5に貯えることができる。なお、コンバイン100は、左側部に穀稈ガイド9A(9B)を備えている。穀稈ガイド9A(9B)は、穀稈を押えてフィードチェーン31へ案内するものである。詳細な構造については後述する。
次に、コンバイン100の動力伝達機構について説明する。
図3は、コンバイン100の動力伝達機構の構成を示す図である。なお、以下では、動力伝達機構の主要な部分と本発明に関する部分のみを説明しており、その他の部分については省略している。また、以下の説明では、無段変速装置111を経由してカウンタケース72に入力されるエンジン71の回転動力を指定する場合、「無段変速装置111の回転動力」とする。
コンバイン100の動力伝達機構は、主にトランスミッション11と、カウンタケース72と、その他の各部へエンジン71の回転動力を伝達する回転軸やベルト等で構成されている。
上述したように、トランスミッション11は、エンジン71の回転動力をクローラ式走行装置12・12へ伝達する。トランスミッション11には、ベルトb1を介してエンジン71の回転動力が入力される。トランスミッション11は、変速装置として油圧−機械式の無段変速装置(HMT)111を備えている。無段変速装置111は、エンジン71の回転動力を油圧に変換した後に再び回転動力に変換してクローラ式走行装置12・12を駆動させる。このような構成により、トランスミッション11は、クローラ式走行装置12・12の駆動状態を変更でき、コンバイン100を任意の方向に走行させることができる。
カウンタケース72は、エンジン71の回転動力を刈取部2や脱穀部3、選別部4へ伝達する。カウンタケース72には、ベルトb2・b3を介してエンジン71の回転動力が入力される。更に、カウンタケース72には、ベルトb4・b5を介して無段変速装置111の回転動力が入力される。カウンタケース72は、遊星歯車機構を用いることによってエンジン71と無段変速装置111の回転動力を合成し、フィードチェーン31を駆動する。また、カウンタケース72は、無段変速装置111の回転動力を刈取部2へ伝達する。これにより、カウンタケース72は、フィードチェーン31による搬送速度と刈取部2による刈取速度をコンバイン100の走行速度に同調させることができる。
本コンバイン100においては、エンジン71の回転動力をフィードチェーン31に伝達又は遮断できるクラッチ機構73が設けられている。詳細に説明すると、エンジン71と無段変速装置111の回転動力を合成して得られた動力をフィードチェーン31に伝達又は遮断できるクラッチ機構73が設けられている。図4に示すように、クラッチ機構73は、該クラッチ機構73に制御信号を送信できる制御装置Cと接続されている。制御装置Cは、該制御装置Cに入力信号を送信できる第一スイッチSw1及び第二スイッチSw2と接続されている。第一スイッチSw1及び第二スイッチSw2は、制御装置Cに対してクラッチ機構73の作動状態を指示できる。そして、制御装置Cは、クラッチ機構73の作動状態を変更できる。なお、制御装置Cは、クローラ式走行装置12・12の駆動状態を把握することも可能である。制御装置Cは、クローラ式走行装置12・12が停止している場合のみ、第一スイッチSw1及び第二スイッチSw2の操作を有効とする。
次に、一の実施形態に係る穀稈ガイド9Aについて詳細に説明する。
図5は、穀稈ガイド9Aの動作態様を示す図である。なお、図中の矢印Rは、穀稈ガイド9Aの回動方向を示している。また、図中の矢印Sは、穀稈ガイド9Aを構成する支持部94の伸縮方向を示している。
上述したように、穀稈ガイド9Aは、穀稈を押えてフィードチェーン31へ案内するものである。穀稈ガイド9Aは、主に本体部91と、案内部92と、で構成されている。また、穀稈ガイド9Aは、操作レバー93や支持部94、スプリング95などの部材から構成されている。
本体部91は、板材を折り曲げて形成されている。本体部91は、回動軸91sを介してフレームに取り付けられている。このため、本体部91は、回動軸91sを中心として回動自在となっている(矢印R参照)。また、本体部91には、操作レバー93が取り付けられている。従って、作業者は、操作レバー93を握ることによって容易に本体部91を回動させることができる。
案内部92は、棒材を折り曲げて形成されている。案内部92は、二つの支持部94によって本体部91に取り付けられている。支持部94は、スプリング95を備えているので案内部92を下方に付勢する(矢印S参照)。このため、案内部92は、最適な荷重を穀稈に加え、該穀稈をフィードチェーン31に押し付けることができる。なお、案内部92は、本体部91に取り付けられているので、本体部91と一体となって回動する。
このような構成により、穀稈ガイド9Aは、フィードチェーン31に対して近接又は離間可能に構成されている。つまり、穀稈ガイド9Aは、フィードチェーン31に対して近接した状態と離間した状態との間で移動可能に構成されている。なお、ここでは、穀稈ガイド9Aがフィードチェーン31に近接した状態を第一状態S1、穀稈ガイド9Aがフィードチェーン31から離間した状態を第二状態S2と定義する。
第一スイッチSw1は、穀稈ガイド9Aの後方に配置されている。また、本体部91には、回動板91pが形成されているので、該回動板91pによって第一スイッチSw1が「入」状態又は「切」状態に切り替えられる。具体的に説明すると、第一スイッチSw1は、穀稈ガイド9Aが第一状態S1にあるときに「入」状態となり、穀稈ガイド9Aが第二状態S2にあるときに「切」状態になるのである。
第二スイッチSw2は、穀稈ガイド9Aの前方に配置されている。第二スイッチSw2は、作業者の操作によって「入」状態又は「切」状態に切り替えられる。具体的に説明すると、第二スイッチSw2は、作業者が押している間のみ「入」状態となり、作業者が押すのをやめると「切」状態になるのである。つまり、第二スイッチSw2は、常時「切」状態になっており、作業者Wが操作している間のみ「入」状態になる。
次に、穀稈ガイド9Aを備えたコンバイン100における手扱作業について説明する。
図6から図9は、手扱作業の手順を示す図である。図中の矢印Rは、穀稈ガイド9Aの回動方向を示している。また、図中の矢印Cは、フィードチェーン31の駆動方向、即ち、穀稈(以降「穀稈G」とする)の搬送方向を示している。なお、以下に説明する手扱作業は、クローラ式走行装置12・12が停止している状態で行なわれる。
<手順1>
図6に示すように、作業者(以降「作業者W」とする)は、穀稈ガイド9Aを上方へ回動させて、該穀稈ガイド9Aを第一状態S1から第二状態S2へ移動させる。これにより、第一スイッチSw1が「入」状態から「切」状態に切り替わることとなる。このとき、制御装置Cは、第一スイッチSw1が「切」状態になったことを受けて、エンジン71の回転動力がフィードチェーン31に伝達しないよう、クラッチ機構73に制御信号を送信する。つまり、制御装置Cは、クラッチ機構73を制御することによってエンジン71の回転動力を遮断するのである。なお、手順1の段階では、当初よりフィードチェーン31は駆動していないので、該フィードチェーン31は引き続き停止した状態となる。
<手順2>
図7に示すように、作業者Wは、手作業で刈り取った穀稈Gを所定の場所におく。ここで、「所定の場所」とは、穀稈ガイド9Aを下方に回動させた場合に、案内部92によって穀稈Gをフィードチェーン31に押し付けることができる空間をいう。なお、穀稈ガイド9Aを上下方向に回動自在とした理由は、穀稈ガイド9Aが第一状態S1にあるときに穀稈Gを所定の場所におくことができないようにし、該穀稈ガイド9Aが第二状態S2にあるときに穀稈Gを所定の場所におくことができるようにするためである。
<手順3>
図8に示すように、作業者Wは、穀稈ガイド9Aを下方へ回動させて、該穀稈ガイド9Aを第二状態S2から第一状態S1へ移動させる。これにより、第一スイッチSw1が「切」状態から「入」状態に切り替わることとなる。但し、制御装置Cは、第二スイッチSw2が「切」状態のままであることを受けて、エンジン71の回転動力がフィードチェーン31に伝達しないよう、クラッチ機構73の作動状態を維持する。つまり、制御装置Cは、クラッチ機構73の作動状態を維持することによってエンジン71の回転動力を遮断するのである。
<手順4>
図9に示すように、作業者Wは、第二スイッチSw2を押して、該第二スイッチSw2を「切」状態から「入」状態に切り替える。このとき、制御装置Cは、第二スイッチSw2が「入」状態になったことを受けて、エンジン71の回転動力がフィードチェーン31に伝達するよう、クラッチ機構73に制御信号を送信する。つまり、制御装置Cは、クラッチ機構73を制御することによってエンジン71の回転動力を伝達するのである。なお、上述したように、第二スイッチSw2は、常時「切」状態になっており、作業者Wが操作している間のみ「入」状態になる。
このような構成により、作業者Wは、一方の手で操作レバー93を握り、他方の手で第二スイッチSw2を操作することとなる。具体的に説明すると、穀稈ガイド9Aの構造及び第二スイッチSw2の配置から、作業者Wは、右手で操作レバー93を握り、左手で第二スイッチSw2を操作することとなる。
このように、本実施形態に係るコンバイン100は、作業者Wの意図に反してフィードチェーン31が駆動しない。従って、コンバイン100の安全性を向上させることが可能となる。
次に、他の実施形態に係る穀稈ガイド9Bについて詳細に説明する。
図10は、穀稈ガイド9Bの動作態様を示す図である。なお、図中の矢印Rは、穀稈ガイド9Bの回動方向を示している。また、図中の矢印Sは、穀稈ガイド9Bを構成するアーム部193の伸縮方向を示している。
上述したように、穀稈ガイド9Bは、穀稈を押えてフィードチェーン31へ案内するものである。穀稈ガイド9Bは、主に案内部191と、制限部192と、で構成されている。また、穀稈ガイド9Bは、アーム部193やスプリング194、操作レバー195などの部材から構成されている。
案内部191は、棒材を折り曲げて形成されている。案内部191は、回動軸191sを介してフレームに取り付けられている。このため、案内部191は、回動軸191sを中心として回動自在となっている(矢印R参照)。なお、アーム部193は、回動軸193sを介して案内部191に取り付けられている。アーム部193は、スプリング194を備えているので案内部191を下方に付勢する(矢印S参照)。このため、案内部191は、最適な荷重を穀稈に加え、該穀稈をフィードチェーン31に押し付けることができる。
制限部192は、棒材を折り曲げて形成されている。制限部192は、回動軸192sを介してフレームに取り付けられている。このため、制限部192は、回動軸192sを中心として回動自在となっている(矢印R参照)。なお、制限部192は、その先端部が回動軸192tを介して操作レバー195に取り付けられている。操作レバー195は、回動軸195sを介して案内部191に取り付けられている。このため、操作レバー195は、回動する方向によって制限部192を回動可能又は回動不能に切り替えることができる。なお、制限部192は、操作レバー195に取り付けられ、該操作レバー195は、案内部191に取り付けられているので、案内部191と一体となって回動する。
このような構成により、穀稈ガイド9Bは、フィードチェーン31に対して近接又は離間可能に構成されている。つまり、穀稈ガイド9Bは、フィードチェーン31に対して近接した状態と離間した状態との間で移動可能に構成されている。なお、ここでは、穀稈ガイド9Bがフィードチェーン31に近接した状態を第一状態S1、穀稈ガイド9Bがフィードチェーン31から離間した状態を第二状態S2と定義する。
第一スイッチSw1は、穀稈ガイド9Bの後方に配置されている。また、制限部192の回動に伴って連動する回動板192pが設けられているので、該回動板192pによって第一スイッチSw1が「入」状態又は「切」状態に切り替えられる。具体的に説明すると、第一スイッチSw1は、穀稈ガイド9Bが第一状態S1にあるときに「入」状態となり、穀稈ガイド9Bが第二状態S2にあるときに「切」状態になるのである。
第二スイッチSw2は、穀稈ガイド9Bの前方に配置されている。第二スイッチSw2は、作業者の操作によって「入」状態又は「切」状態に切り替えられる。具体的に説明すると、第二スイッチSw2は、作業者が押している間のみ「入」状態となり、作業者が押すのをやめると「切」状態になるのである。つまり、第二スイッチSw2は、常時「切」状態になっており、作業者Wが操作している間のみ「入」状態になる。
次に、穀稈ガイド9Bを備えたコンバイン100における手扱作業について説明する。
図11から図14は、手扱作業の手順を示す図である。図中の矢印Rは、穀稈ガイド9Bの回動方向を示している。また、図中の矢印Cは、フィードチェーン31の駆動方向、即ち、穀稈(以降「穀稈G」とする)の搬送方向を示している。なお、以下に説明する手扱作業は、クローラ式走行装置12・12が停止している状態で行なわれる。
<手順1>
図11に示すように、作業者(以降「作業者W」とする)は、操作レバー195を上方へ回動させて、制限部192を回動可能な状態、即ち、穀稈ガイド9Bを回動可能な状態とする。そして、作業者Wは、穀稈ガイド9Bを上方へ回動させて、該穀稈ガイド9Bを第一状態S1から第二状態S2へ移動させる。これにより、第一スイッチSw1が「入」状態から「切」状態に切り替わることとなる。このとき、制御装置Cは、第一スイッチSw1が「切」状態になったことを受けて、エンジン71の回転動力がフィードチェーン31に伝達しないよう、クラッチ機構73に制御信号を送信する。つまり、制御装置Cは、クラッチ機構73を制御することによってエンジン71の回転動力を遮断するのである。なお、手順1の段階では、当初よりフィードチェーン31は駆動していないので、該フィードチェーン31は引き続き停止した状態となる。
<手順2>
図12に示すように、作業者Wは、手作業で刈り取った穀稈Gを所定の場所におく。ここで、「所定の場所」とは、穀稈ガイド9Bを下方に回動させた場合に、案内部191によって穀稈Gをフィードチェーン31に押し付けることができる空間をいう。なお、穀稈ガイド9Bを上下方向に回動自在とした理由は、穀稈ガイド9Bが第一状態S1にあるときに穀稈Gを所定の場所におくことができないようにし、該穀稈ガイド9Bが第二状態S2にあるときに穀稈Gを所定の場所におくことができるようにするためである。
<手順3>
図13に示すように、作業者Wは、穀稈ガイド9Bを下方へ回動させて、該穀稈ガイド9Bを第二状態S2から第一状態S1へ移動させる。これにより、第一スイッチSw1が「切」状態から「入」状態に切り替わることとなる。但し、制御装置Cは、第二スイッチSw2が「切」状態のままであることを受けて、エンジン71の回転動力がフィードチェーン31に伝達しないよう、クラッチ機構73の作動状態を維持する。つまり、制御装置Cは、クラッチ機構73の作動状態を維持することによってエンジン71の回転動力を遮断するのである。
<手順4>
図14に示すように、作業者Wは、第二スイッチSw2を押して、該第二スイッチSw2を「切」状態から「入」状態に切り替える。このとき、制御装置Cは、第二スイッチSw2が「入」状態になったことを受けて、エンジン71の回転動力がフィードチェーン31に伝達するよう、クラッチ機構73に制御信号を送信する。つまり、制御装置Cは、クラッチ機構73を制御することによってエンジン71の回転動力を伝達するのである。なお、上述したように、第二スイッチSw2は、常時「切」状態になっており、作業者Wが操作している間のみ「入」状態になる。
このような構成により、作業者Wは、一方の手で操作レバー195を握り、他方の手で第二スイッチSw2を操作することとなる。具体的に説明すると、穀稈ガイド9Bの構造及び第二スイッチSw2の配置から、作業者Wは、右手で操作レバー195を握り、左手で第二スイッチSw2を操作することとなる。
このように、本実施形態に係るコンバイン100は、作業者Wの意図に反してフィードチェーン31が駆動しない。従って、コンバイン100の安全性を向上させることが可能となる。なお、作業者Wは、手扱作業を完了した後に操作レバー195を下方へ回動させて、制限部192を回動不能な状態、即ち、穀稈ガイド9Bを回動可能な状態としておくことに留意すべきである。
本コンバイン100は、上記のように構成することで安全性を向上させている。しかし、構造の簡素化を図るため、第二スイッチSw2を省略するとしても良い。この場合、制御装置Cは、第一スイッチSw1が「入」状態になればクラッチ機構73を制御してエンジン71の回転動力をフィードチェーン31に伝達する。このような構成であったとしても、一定の安全性を確保することが可能である。
100 コンバイン
1 走行部
2 刈取部
3 脱穀部
4 選別部
5 貯留部
6 排藁処理部
7 動力部
8 操縦部
10 機体フレーム
31 フィードチェーン
71 エンジン
73 クラッチ機構
9A 穀稈ガイド
91 本体部
92 案内部
93 操作レバー
94 支持部
95 スプリング
9B 穀稈ガイド
191 案内部
192 制限部
193 アーム部
194 スプリング
C 制御装置
G 穀稈
S1 第一状態
S2 第二状態
Sw1 第一スイッチ
Sw2 第二スイッチ
W 作業者

Claims (5)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの動力によって駆動する走行装置と、
    前記エンジンの動力によって駆動するフィードチェーンと、を備えるコンバインにおいて、
    前記エンジンの動力を前記フィードチェーンに伝達又は遮断できるクラッチ機構と、
    前記走行装置の駆動状態を把握できるとともに前記クラッチ機構の作動状態を変更できる制御装置と、
    穀稈を押えて前記フィードチェーンへ案内できる穀稈ガイドと、を具備し、
    前記穀稈ガイドは、前記フィードチェーンに近接した第一状態と前記フィードチェーンから離間した第二状態との間で移動可能に構成され、
    前記制御装置は、前記走行装置が停止している状態で前記穀稈ガイドが第一状態にある場合のみ前記クラッチ機構を制御して前記エンジンの動力を前記フィードチェーンに伝達させる、ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記制御装置に対して前記クラッチ機構の作動状態を指示できる第一スイッチを具備し、
    前記第一スイッチは、前記穀稈ガイドが第一状態にあるときに「入」状態になり、前記穀稈ガイドが第二状態にあるときに「切」状態になるように構成され、
    前記制御装置は、前記走行部が停止している状態で前記第一スイッチが「入」状態となっている場合のみ前記クラッチ機構を制御して前記エンジンの動力を前記フィードチェーンに伝達させる、ことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記制御装置に対して前記クラッチ機構の作動状態を指示できる第二スイッチを具備し、
    前記制御装置は、前記走行部が停止している状態で前記第一スイッチ及び前記第二スイッチが「入」状態となっている場合のみ前記クラッチ機構を制御して前記エンジンの動力を前記フィードチェーンに伝達させる、ことを特徴とする請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記第二スイッチは、常時「切」状態になっており、作業者が操作している間のみ「入」状態になる、ことを特徴とする請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記穀稈ガイドは、該穀稈ガイドが第一状態にあるときに穀稈を所定の場所におくことができないようにし、該穀稈ガイドが第二状態にあるときに穀稈を所定の場所におくことができるようにした、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンバイン。
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