JP2014096761A - 画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】左右の視点の幾何学的な位置を撮像手段で調整できない場合であっても、用途を限定することなく距離画像を生成する。
【解決手段】信号画像回路104は互いに異なる視点から特定の被写体を撮像して得られた複数の画像の視差量に応じた視差画像を得る。システム制御回路107は撮像装置から特定の被写体までの距離を示す距離情報を求める。信号処理回路は視差量および距離情報に応じて、視点うちの一つの投影中心に対する他の視点の投影中心の移動量である並進移動量を求めて、視差画像と並進移動量とに応じて距離画像を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置によって2つ以上の異なる視点から被写体を撮像し、当該撮像装置から被写体までの距離に応じて画像を生成する画像処理装置、その制御方法、および制御プログラムに関する。
従来、2つの異なる視点から被写体を撮像して、撮像装置から被写体までの距離に応じて画像(以下距離画像と呼ぶ)を生成することが行われている。
例えば、2台の撮像装置によって左右の異なる視点から被写体を撮像して、距離画像を生成する手法として、非特許文献1に記載の手法がある。
非特許文献1では、まず、左右の異なる視点で撮影された2つの画像について、撮像レンズの歪み補正を行う。そして、左右の異なる視点間においてカメラの角度と距離とを調整するため、左右の画像を写像する(ステレオ平行化)。続いて、左右のカメラのビューにおいて同一の特徴を求めて、視差画像を生成する(ステレオ対応点探索)。次に、左右のカメラの幾何学的な位置情報に応じて、視差画像を距離画像に変換する(3D再投影)。
Gary Bradski、Adrian Kaebler(著)、松田晃一(訳)、「詳解OpenCV」、オライリー・ジャパン、オーム社、2009年8月、p.377―466
ところが、非特許文献1に記載の手法では、1台のカメラを撮影者が手動で視点移動させて視差のある2つの画像を撮像する場合においては、左右の視点の幾何学的な位置をカメラが調整してその位置情報を特定することができない。よって、視差画像を距離画像に変換することができないという問題点がある。
さらに、非特許文献1に記載の手法では、左右のカメラの幾何学的な位置情報を取得する際、所謂ステレオキャリブレーションを用いている。このため、非特許文献1においては、位置情報を得るためチェスボードチャートのような形状が既知であるキャリブレーションパターンを撮影する必要がある。このため、ロボットアーム用のカメラおよびやセキュリティカメラなど、その用途が限定されてしまう。
従って、本発明の第1の目的は、左右の視点の幾何学的な位置を調整できない場合においても距離画像を生成することができる画像処理装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
本発明の第2の目的は、その用途が限定されることが少ない画像処理装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による画像処理装置は、撮像手段によって互いに異なる視点から特定の被写体を撮像して得られた複数の画像に応じて、前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離に応じた距離画像を生成する画像処理装置であって、前記複数の画像の視差量に応じた視差画像を得る視差画像取得手段と、前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離を示す距離情報を求める距離情報取得手段と、前記視差量および前記距離情報に応じて、前記視点うちの一つの投影中心に対する他の視点の投影中心の移動量である並進移動量を求める並進移動量取得手段と、前記視差画像と前記並進移動量とに応じて前記距離画像を生成する距離画像取得手段と、を有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、撮像手段によって互いに異なる視点から特定の被写体を撮像して得られた複数の画像に応じて、前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離に応じた距離画像を生成する画像処理装置の制御方法であって、前記複数の画像の視差量に応じた視差画像を得る視差画像取得ステップと、前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離を示す距離情報を求める距離情報取得ステップと、前記視差量および前記距離情報に応じて、前記視点うちの一つの投影中心に対する他の視点の投影中心の移動量である並進移動量を求める並進移動量取得ステップと、前記視差画像と前記並進移動量とに応じて前記距離画像を生成する距離画像取得ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、撮像手段によって互いに異なる視点から特定の被写体を撮像して得られた複数の画像に応じて、前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離に応じた距離画像を生成する画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、前記画像処理装置が備えるコンピュータに、前記複数の画像の視差量に応じた視差画像を得る視差画像取得ステップと、前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離を示す距離情報を求める距離情報取得ステップと、前記視差量および前記距離情報に応じて、前記視点うちの一つの投影中心に対する他の視点の投影中心の移動量である並進移動量を求める並進移動量取得ステップと、前記視差画像と前記並進移動量とに応じて前記距離画像を生成する距離画像取得ステップと、を実行させることを特徴とする制御プログラム。
本発明によれば、左右の視点の幾何学的な位置を撮像手段で調整できない場合であっても、用途を限定することなく距離画像を生成することができる。
本発明の第1の実施形態による画像処理装置が用いられた撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す信号処理回路の構成を説明するためのブロック図である。 左右の視点が形成する撮像系をピンホールモデルで示す図である。 ホモグラフィの写像手順を説明するための図であり、(a)は右画像の投影平面におけるオブジェクトの結像イメージおよびエピポールのピクセル座標を示す図、(b)は(a)について回転行列を適用したピクセル座標系を示す図、(c)は(b)についてホモグラフィGを適用したピクセル座標系を示す図である。 本発明の第1の実施形態において撮像された画像(生画像)をステレオ平行化された左右画像に写像する手順を説明するための図であり、(a)は生画像を示す図、(b)は歪み補正後の画像を示す図、(c)は平行化処理後の画像を示す図、(d)は切り出し処理後の画像を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるステレオ対応点探索で用いられるブロックマッチング手法を説明するための図である。 図1に示すカメラで行われる距離画像生成制御を説明するためのフローチャートである。 図1に示すカメラによる視点移動を説明するための図である。 図1に示すカメラにおいて左視点および右視点で撮像されたステレオ平行化画像を説明するための図である。 図1に示すカメラで生成された視差画像を示す図である。 図1に示すカメラにおいて投影平面上におけるAF測距枠の位置を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態によるカメラおける距離画像の生成を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるカメラにおいて投影平面上におけるAF測距枠の位置を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態によるカメラおける距離画像の生成を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるカメラにおいて投影平面上におけるAF測距枠の位置を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態によるカメラおける距離画像の生成を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5の実施形態によるカメラおける距離画像の生成を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5の実施形態によるカメラで行われる連続フレーム処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態による画像処理装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による画像処理装置が用いられた撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、カメラは結像光学系101を有している。そして、この結像光学系101は撮影レンズおよび絞りなどを備えており、フォーカス調節および焦点距離調整を行う。
結像光学系101の後段には、CCDなどの撮像素子102が配置され、結像光学系101から入射した光学像(被写体像)は撮像素子102に結像する。撮像素子102は光学像に応じた電気信号(アナログ画像信号)を出力する。このアナログ画像信号はA/D変換回路103によってデジタル画像信号に変換されて、信号処理回路104およびAF評価値取得回路108に与えられる。
信号処理回路104はデジタル画像信号に対して所定の信号処理を施して画像データとする。そして、この画像データはメモリ制御回路105によってメモリ(例えば、DRAM)106に書き込まれる。また、メモリ制御回路105はメモリ106に書き込まれた画像データを読み出して、表示部109に画像データに応じた画像を表示するとともに、必要に応じて当該画像データを信号処理回路104に送る。
AF評価値取得回路108は、デジタル画像信号に応じて、結像光学系101のオート・フォーカス(AF)調整用のAF評価値を生成する。そして、このAF評価値はメモリ制御回路105を介してシステム制御回路107に与えられ、システム制御回路107はAF評価値に基づいて、結像光学系101のAF制御を行う。なお、システム制御回路107はカメラ全体の制御を司る。
システム制御回路107には操作部110が接続され、ユーザは操作部110を操作して各種指示をシステム制御回路110に与える。また、システム制御回路107は表示部109にカメラに関する各種カメラ情報を表示する。
結像光学系101のAF制御を行う際には、既知の山登りコントラストAFが用いられる。つまり、デジタル画像信号に応じた画面において、AF測距枠で規定された領域におけるコントラスト(つまり、AF評価値)が極大となるようにAF制御が行われる。さらに、フォーカス調整後の結像光学系101の位置(光軸に沿った位置)に応じて、AF測距枠の合焦被写体までの距離が求められる。
図2は、図1に示す信号処理回路104の構成を説明するためのブロック図である。
図2において、左画像201および右画像202は、撮影の結果得られた画像データであり、メモリ106に格納されている。ここでは、ユーザが被写体をフレーミングしている際においても、撮像素子102は、システム制御回路107の制御下で連続的に被写体を撮像しており、これによって、フレーミングによる視点移動を用いて左画像201および右画像202を得る。
カメラから被写体までの距離に応じて画像(以下距離画像と呼ぶ)を生成する際には、システム制御回路107の制御下でメモリ制御回路105によってメモリ106から左画像201および右画像202が読み出されて、信号処理回路104に送られる。
図示のように、信号処理回路104は、ホモグラフィ推定回路203、逆写像処理回路204および205、ステレオ対応点探索回路206、および3次元(3D)再投影回路207を備えている。そして、左画像201はホモグラフィ推定回路203および逆写像回路204に与えられ、右画像202はホモグラフィ推定回路203および逆写像回路205に与えられる。
ホモグラフィ推定回路203は左画像201および右画像202を受けて、ステレオ平行化のためのホモグラフィを推定するホモグラフィ推定処理を行う。ホモグラフィ推定処理では、結像光学系101による歪みが補正された座標系を用いる必要がある。ここで用いられる歪み補正は非特許文献1に記載の補正手法と同様であり、座標変換式は次の式(1)で表される。
Figure 2014096761
ここで、(x,y)は歪んだ点の元の位置であり、(xcorrected,ycorrected)は補正の結果得られる位置である。さらに、rは歪んだ点の元の位置のレンズ中心からの距離であり、k1、k2、およびk3は結像光学系101で用いられるレンズの形状から決定される歪み補正係数である。
ここでは、歪み補正において半径方向歪みのみを補正するものとしたが、半径方向の歪み補正に限定されるものではなく、例えば、円周方向の歪みも補正するようにしてもよい。
また、ステレオ平行化のためのホモグラフィ推定の手法は非特許文献1に記載の手法と同様である。
図3は、左右の視点が形成する撮像系をピンホールモデルで示す図である。
図3において、OおよびOはそれぞれ左右の視点の投影中心位置、Pは被写体位置、pおよびpはそれぞれ左右の視点の投影平面に投影される被写体の結像位置を示す。また、eおよびeはそれぞれ左右の視点におけるエピポールを示し、そして、p,eおよびp,eはそれぞれ左右の視点におけるエピポーラ線を示す。
エピポーラ拘束によって、1つの画像内の特徴点が与えられると、もう一つの画像内で対応する点は対応するエピポーラ線上に存在する。このため、ステレオ対応点探索はエピポーラ線に沿って対応点探索することになる。そして、2つの画像においてエピポーラ線を平行にして対応点の高さを合わせると、水平方向の1次元における対応点探索となるので、2次元のものよりも計算量が大幅に軽減され、さらに結果の信頼度も高い。2つの画像でエピポーラ線を平行にして対応点の高さを合わせる座標変換がステレオ平行化と呼ばれる。
ステレオ平行を行う際には次のステップが実行される。
(2−1)2つの画像で8点以上の特徴点の対応を求める。
(2−2)8点以上の特徴点の対応から基礎行列Fを求める。
(2−3)基礎行列Fからエピポールeおよびeを求める。
(2−4)エピポールeから右画像のステレオ平行化のためのホモグラフィHを推定する。
(2−5)特徴点の対応、ホモグラフィH、およびエピポールeから左画像のステレオ平行化のためのホモグラフィHを推定する。
(2−1)の処理においては、2つの画像間でブロックマッチング手法による2次元の対応点探索を行って、必要な特徴点の対応を求める。画素単位で対応点探索するステレオ対応点探索とは異なり、画像一面内で最低8点の対応を求めればよいので、2次元であっても計算量が少なく結果の信頼度にも大きな影響はない。ブロックマッチング手法の詳細については、後述するステレオ対応点探索と同様であるが、ステレオ対応点探索のブロックマッチング手法は1次元方向のみの探索なので、ここではその探索範囲を2次元方向に拡張したブロックマッチング手法を用いる。
(2−2)の処理においては、8点の特徴点の対応から3×3行列の基礎行列Fを求める。また、特徴点の座標は上記の式(1)で歪み補正されたものを用いる。式(2)は一般にエピポーラ方程式と呼ばれている方程式である。
Figure 2014096761
式(2)において、Eは3×3行列の基本行列である。また、3×3行列のカメラ内部行列Mを用いると、一般に、式(3)によって3次元物理座標pを投影平面の2次元ピクセル座標qに変換できる。
Figure 2014096761
また、カメラ内部行列Mを用いると、一般に式(4)によって基本行列Eを基礎行列Fに変換できる。
Figure 2014096761
式(2)から式(4)を用いると、基礎行列Fに関して、式(5)の方程式が導かれる。
Figure 2014096761
基礎行列Fは3×3行列で、かつスカラの自由度を有するので、9個の行列要素のうちの8個が変数となる。よって、式(5)に左右画像のqおよびqの対応を8点代入すれば、単なる連立1次方程式となり、この連立1次方程式を解くことで基礎行列Fを求めることができる。
本発明の第1の実施形態では、基礎行列Fを求めるために左右画像のqおよびqの対応を8点用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、非特許文献1で記載されているように8点以上の対応を用いた最小二乗法によって基礎行列Fを推定するようにしてもよい。
(2−3)の処理においては、基礎行列Fからエピポールeおよびeを求める。基礎行列Fとエピポールeおよびeとの関係は一般に式(6)および(7)で示される。そして、式(6)および(7)に求めた基礎行列Fを代入することでエピポールeおよびeを求めることができる。
Figure 2014096761
(2−4)の処理においては、エピポールeからホモグラフィHを推定する。
図4は、ホモグラフィHおよびHの写像手順を説明するための図である。そして、図4(a)は右画像の投影平面におけるオブジェクトの結像イメージ(網掛けの三角形)およびエピポールeのピクセル座標(x,y)を示す図であり、図4(b)は図4(a)について回転行列Rを適用したピクセル座標系を示す図である。また、図4(c)は図4(b)についてホモグラフィGを適用したピクセル座標系を示す図である。
まず、エピポールeをx軸上の(k,0)に写像する回転行列Rを、式(8)によって求める。
Figure 2014096761
式(8)をエピポールeに適用すると、式(9)が得られる。
Figure 2014096761
次に、x軸上に写像されたエピポール(k,0)を無限遠点(±∞,0)に写像するホモグラフィGを、式(10)によって求める。
Figure 2014096761
このようなホモグラフィは、全てのエピポーラ線をx軸に対して平行な直線に写像する。従って、図4(c)におけるエピポーラ線はx軸に対して平行な直線に写像される。
式(8)〜式(10)を用いると、ホモグラフィHは式(11)で示される。
Figure 2014096761
(2−5)の処理において、特徴点の対応、ホモグラフィH、およびエピポールeから左画像のステレオ平行化のためのホモグラフィHを推定する。このホモグラフィHは、左画像の全てのエピポーラ線をx軸に対して平行な直線に写像して、左右画像の対応するエピポーラ線の高さを揃える。
左画像の全てのエピポーラ線をx軸に対して平行な直線に写像する際には、(2−4)の処理で説明した手順と同様の手順が用いられる。また、同様の手順で左画像について得られた行列を、G’およびR’とする。
左右画像の対応するエピポーラ線の高さを揃える際には、左右画像間に存在する特徴点の対応において特徴点間距離の総和が最小になるようなホモグラフィKを推定すればよい。
つまり、推定したホモグラフィHは式(12)で示される。
Figure 2014096761
さらに、ホモグラフィKを推定するためには、式(13)が用いられる。
Figure 2014096761
なお、式(13)において、dd(q,q)は、2つのピクセル座標間の距離自乗和を示している。また、特徴点の対応(q ,q )については、(2−1)の処理で求めたものを用いればよい。
逆写像処理回路204および205は、ステレオ平行化のためのホモグラフィを用いて、それぞれ左画像201および右画像202をステレオ平行化する。ここで、ステレオ平行化のための逆写像処理の手法は非特許文献1に記載の手法と同様である。
図5は、本発明の第1の実施形態において、撮像された画像(生画像)をステレオ平行化された左右画像に写像する手順を説明するための図である。そして、図5(a)は生画像を示す図であり、図5(b)は歪み補正後の画像を示す図である。また、図5(c)は平行化処理後の画像を示す図であり、図5(d)は切り出し処理後の画像を示す図である。
ここでは、ステレオ平行化された画像内の各整数座標(図5(c))に対して、歪んでいない画像(図5(b))内の座標を求めて、これら座標を用いて生画像(図5(a))内の小数点座標を参照する逆写像処理を行う。つまり、この小数点座標を用いて生画像内で画素補間処理を行って、ステレオ平行化画像(図5(c))内での画素値を求める。
なお、図中のDIST()は、式(1)に示す(xcorrected,ycorrected)から(x,y)を求める式(1)の逆変換処理である。
逆写像処理回路204および205の出力はステレオ対応点探索回路206に与えられる。ステレオ対応点探索回路206はステレオ平行化された左画像201および右画像202から視差画像208を生成する。なお、ステレオ対応点探索回路206におけるステレオ対応点探索は非特許文献1に記載の手法と同様である。
図6は、本発明の第1の実施形態におけるステレオ対応点探索で用いられるブロックマッチング手法を説明するための図である。
ブロックマッチングは、差分絶対値和(SAD)ウィンドウを行方向にスライドすることによって行われる。これによって、左の画像内おける各特徴点に対して、右の画像において対応する行から最もよくマッチするものを探す。左右画像はステレオ平行化されて各行がエピポーラ線になっており、右の画像内でマッチングする箇所は左の画像内の同一の行にあるため、探索方向は行方向だけに限定することができる。
左の画像内のある特徴点のx座標xに対して、対応する右の画像内の対応点のx座標xまでの距離d=(x−x)が対応する視差量となる。
ステレオ対応点探索回路206で生成された視差画像208は、3D再投影回路207に与えられる。3D再投影回路207は視差画像208から距離画像209を生成する。なお、ここで用いられる3D再投影は非特許文献1に記載の手法と同様である。
三角測量の手法によって、距離Zと視差量dとの関係は一般に式(14)で表される。
Figure 2014096761
ここで、fは撮像系の焦点距離、Tは左右2つの視点の投影中心の距離である。
3D再投影回路207で生成された距離画像209は、メモリ制御回路105を介してメモリ106に書き込まれる。
図7は、図1に示すカメラで行われる距離画像生成制御を説明するためのフローチャートである。
距離画像生成が開始されると、前述したようにして、システム制御回路107の制御下で、ステレオ対応点探索回路206は、逆写像処理回路204および205でステレオ平行化された左右画像を処理して視差画像を生成する(ステップS101)。
図8は、図1に示すカメラによる視点移動を説明するための図である。
図8において、撮像素子102は投影平面の配置されており、撮像素子102の後側に左画像を撮像した時の投影中心301および右画像を撮影した時の投影中心302がある。また、図8における左右視点の投影中心および投影平面の位置はステレオ平行化後のものであって、X軸方向は並進移動の方向、Z軸方向は距離画像における距離の方向である。
図8においては、被写体(A)303、被写体(B)304、および被写体(C)305が存在するとともに、背景被写体306が存在する。なお、fは結像光学系101の焦点距離、Tは左視点の投影中心に対する右視点の投影中心の並進移動量、Z、Z、およびZはそれぞれX軸から被写体302、被写体304、および被写体305までの距離である。
図9は、図1に示すカメラにおいて左視点および右視点で撮像されたステレオ平行化画像を説明するための図である。
図9において、実線は左画像における被写体輪郭、破線は右画像における被写体輪郭を表している。d、d、およびdはそれぞれ被写体(A)303、被写体(B)304、および被写体(C)305の視差量である。被写体(A)303が最も距離が近いので視差量が最も大きく、被写体の視差量は被写体(C)305および被写体(B)304の順で小さくなる。
図10は、図1に示すカメラで生成された視差画像を示す図である。
図10に示す例では、被写体(A)303はその視差量が50μmであり、被写体(B)304はその視差量が10μmである。また、被写体(C)305はその視差量が20μmであり、背景被写体306はその視差量が2μmである。
システム制御回路107の制御下で、3D再投影回路207は視差画像から視差量信頼度が高い被写体を選択被写体(つまり、特定の被写体)として選択する(ステップS102)。ここでは、視差量信頼度は被写体の視差量に応じて判定されるものとする。つまり、視差量閾値をdthとした際、d>dthを満たす視差量dを有する被写体が被写体信頼度の高い被写体と判定される。例えば、dth=40μmとすると、図10から被写体(A)303が視差量信頼度の高い被写体として選択されることになる。
続いて、システム制御回路107の制御下で、3D再投影回路207は選択された被写体までの距離を取得する(ステップS103)。
図11は、図1に示すカメラにおいて投影平面上におけるAF測距枠の位置を説明するための図である。
図11において、被写体(A)303が測距の対象であるので、システム制御回路107は被写体(A)303に合わせてAF測距枠401を設定し、山登りコントラストAFによって被写体(A)303までの距離Zを求める。
次に、システム制御回路107の制御下で、3D再投影回路207は投影中心の並進移動量を取得する(ステップS104)。前述の式(14)から、並進移動量は、T=(Z/f)となる。また、視差量の検出誤差をΔd、並進移動量の検出誤差をΔTとすると、検出誤差ΔTは、次の式(15)で表される。
Figure 2014096761
最後に、システム制御回路107の制御下で、3D再投影回路207は視差画像について画素毎に式(14)を適用して、距離画像208を生成する(ステップS105)。そして、システム制御回路107は距離画像生成処理を終了する。
このように、本発明の第1の実施形態では、左右の視点の幾何学的な位置をカメラで調整できない場合であっても、用途を限定することなく距離画像を生成することができる。また、視差量dが大きい被写体、つまり、距離Zがカメラに近い被写体から並進移動量Tを検出するようにしたので、式(15)から容易に理解できるように、並進移動量の検出誤差ΔTを小さくすることができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第2の実施形態によるカメラの構成は、図1および図2に示すカメラと同様であるので、説明を省略する。
図12は、本発明の第2の実施形態によるカメラおける距離画像の生成を説明するためのフローチャートである。なお、図12において、図7に示すフローチャートと同一のステップについては、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図7で説明したようにして視差画像が生成された後、システム制御回路107は、AF測距枠によって指定された被写体までの距離を取得する(ステップS202)。ユーザがAF測距枠によって被写体を指定する際には、ユーザは表示部109に表示された撮像画像を確認しつつ操作部110を操作してAF測距枠を移動する。そして、ユーザ所望の被写体にAF測距枠を位置づけて操作部110によって被写体を指定する。
図13は、本発明の第2の実施形態によるカメラにおいて投影平面上におけるAF測距枠の位置を説明するための図である。
図13において、ユーザは被写体(B)304にAF測距枠401を指定されているので、ここでは、被写体(B)304が測距の対象となる。そして、システム制御回路107は山登りコントラストAFによって被写体(B)304までの距離Zを求める。
続いて、システム制御回路107の制御下で、ステップS104において3D再投影回路207は投影中心の並進移動量を取得する。前述の式(14)から並進移動量は、T=(Z/f)となる。
最後に、システム制御回路107の制御下で、ステップS105において3D再投影回路207は視差画像について画素毎に式(14)を適用して、距離画像208を生成する。そして、システム制御回路107は距離画像生成処理を終了する。
このように、本発明の第2の実施形態では、左右の視点の幾何学的な位置をカメラで調整できない場合であっても、用途を限定することなく距離画像を生成することができる。また、距離画像を生成する際、ユーザ所望の被写体にフォーカス位置を合わせることができる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第3の実施形態によるカメラの構成は、図1および図2に示すカメラと同様であるので、説明を省略する。
図14は、本発明の第3の実施形態によるカメラおける距離画像の生成を説明するためのフローチャートである。なお、図14において、図7に示すフローチャートと同一のステップについては、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図7で説明したようにして、ステップS102において、視差画像から視差量信頼度が高い被写体が選択される。なお、第3の実施形態では、dth=15μmとする。よって、ここでは、図10に示す例においては、被写体(A)303および被写体(C)305が視差量信頼度の高い被写体として選択されることになる。
次に、システム制御回路107の制御下で、3D再投影回路207は表示重要度が高い被写体を選択する(ステップS303)。ここでは、画像中心からの2次元距離が近い被写体ほど重要度が高いものとする。
図15は、本発明の第3の実施形態によるカメラにおいて投影平面上におけるAF測距枠の位置を説明するための図である。
図15において、画像中心から被写体(A)303までの距離はRであり、画像中心から被写体(C)305までの距離はRである。ここでは、R>Rであるので、3D再投影回路207は被写体(C)305の方が被写体(A)303よりも表示重要度が高いと判定して、被写体(C)305を選択することになる。そして、システム制御回路107は被写体(C)305に合わせてAF測距枠401を設定し、ステップS103で山登りコントラストAFによって被写体(C)305までの距離Zを求める。
その後、図7で説明したステップS104およびS105の処理を行った後、システム制御回路107は距離画像生成処理を終了する。なお、第3の実施形態では、前述の式(14)から、並進移動量はT=(Z/f)となる。
このように、本発明の第3の実施形態では、左右の視点の幾何学的な位置をカメラで調整できない場合であっても、用途を限定することなく距離画像を生成することができる。また、視差量dが大きい被写体、つまり、距離Zがカメラに近い被写体から並進移動量Tを検出するようにしたので、並進移動量の検出誤差ΔTを小さくすることができる。さらに、距離画像を生成する際、表示重要度に応じてフォーカスが行われるので、表示に関して品位を保つことができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第4の実施形態によるカメラの構成は、図1および図2に示すカメラと同様であるので、説明を省略する。
図16は、本発明の第4の実施形態によるカメラおける距離画像の生成を説明するためのフローチャートである。
距離画像生成が開始されると、システム制御回路107は、電子ビューファインダ表示中でいるか否かを判定する(ステップS401)。ここでは、ユーザが被写体をフレーミングする目的で撮像画像を連続フレーム表示させることを電子ビューファインダと呼ぶ。ユーザは操作部110を操作して電子ビューファインダの表示又は非表示を選択する。
電子ビューファインダが表示中でないと(ステップS401において、NO)、システム制御回路107は距離優先モードに移行して、距離優先モードに応じた処理を実行する(ステップS402)。そして、システム制御回路107は距離画像生成処理を終了する。ここで、距離優先モードに応じた処理とは第1の実施形態で説明した距離画像生成に係る処理をいう。
一方、電子ビューファインダが表示中であると(ステップS401において、YES)、システム制御回路107はユーザがAF測距枠の位置を指示しているか否かを判定する(ステップS403)。ユーザによるAF測距枠の指示がなければ(ステップS403において、NO)、システム制御回路107は距離表示優先モードに移行して、距離表示優先モードに応じた処理を実行する(ステップS404)。そして、システム制御回路107は距離画像生成処理を終了する。ここで、距離表示優先モードに応じた処理とは第3の実施形態で説明した距離画像生成に係る処理をいう。
ユーザによるAF測距枠の指示があると(ステップS403において、YES)、システム制御回路107は表示優先モードに移行して、表示優先モードに応じた処理を実行する(ステップS405)。そして、システム制御回路107は距離画像生成処理を終了する。ここで、表示優先モードに応じた処理とは第2の実施形態で説明した距離画像生成に係る処理をいう。
このように、本発明の第4の実施形態では、電子ビューファインダが表示されているか否かにに応じて、距離画像の生成を変更することができる。つまり、電子ビューファインダが表示されていない場合には、距離画像の精度を高くすることができ、電子ビューファインダが表示されかつユーザ所望の被写体にフォーカスを合わせる際には、フォーカス位置に影響がないように距離画像を生成することができる。さらに、電子ビューファインダが表示されかつフォーカスが自動的に調整される際には、距離画像の精度を高くしつつ表示の品位を保つことができる。
[第5の実施形態]
続いて、本発明の第5の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第5の実施形態によるカメラの構成は、図1および図2に示すカメラと同様であるので、説明を省略する。
図17は、本発明の第5の実施形態によるカメラおける距離画像の生成を説明するためのフローチャートである。なお、図17において、図16に示すフローチャートと同一のステップについては、同一の参照符号を付して説明を省略する。
距離画像の生成が開始されると、まず、ステップS402において、距離優先モードに応じた処理が行われる。続いて、システム制御回路107の制御下で、3D再投影回路207は視差画像において視差量信頼度が高い被写体が選択されたか否かを判定する(ステップS502)。
いま、視差量閾値dthが55μmであるとすると、図10に示す例では、いずれの被写体も視差量信頼度が高くないと判定されることになる。視差量信頼度が高い被写体が選択されないと(ステップS502において、NO)、システム制御回路107は結像光学系101の焦点距離を調整して長くする(焦点距離を望遠側に調整する)。つまり、システム制御回路107は視差量信頼度が十分高くなるように焦点距離を調整する(ステップS503)。そして、システム制御回路107はステップS402の処理に戻る。
例えば、図10に示す例では、焦点距離を1.2倍に調整すると、AF測距枠内にある被写体(A)303の視差量が1.2倍の60μmに調整されることになる。この場合、焦点距離を調整した影響によってピントが若干ずれてしまうが、焦点距離を調整する際には、その範囲は各被写体像における錯乱円の大きさが許容錯乱円径を超えない範囲とする。
一方、視差量信頼度が高い被写体が選択されると(ステップS502において、YES)、システム制御回路107は距離画像の生成処理を終了する。
このように、本発明の第5の実施形態では、距離優先モードによる処理の際、常に視差量信頼度が高い被写体に合わせて距離画像を生成することができる。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第5の実施形態によるカメラの構成は、図1および図2に示すカメラと同様であるので、説明を省略する。また、ここでは、時間的に連続する複数のフレーム画像について距離画像を生成する連続フレーム処理について説明する。
図18は、本発明の第5の実施形態によるカメラで行われる連続フレーム処理を説明するためのフローチャートである。なお、ここでは、複数のフレーム画像を撮影する際には、フレーム(1)、フレーム(2)、フレーム(3)、・・・の順で撮像が行われる。
連続フレーム処理が開始されると、システム制御回路107の制御下で、距離画像生成処理が行われて(ステップS601)、少なくとも1つの距離画像が生成される(S601)。この距離画像生成処理は、第1の実施形態から第4の実施形態のいずれかによる処理であり、ここでは、ステップS601の処理による投影中心の並進移動量を取得する対象となる被写体までの距離Zが連続フレーム処理で用いられる。
続いて、システム制御回路107はカウント数N=1(Nは1以上の整数)を設定する(ステップS602)。そして、システム制御回路107はカウント数Nが予め定められた最大数MAX_NUM以下であるか否かを判定する(ステップS603)。N>MAX_NUMであると(ステップS603において、NO)、システム制御回路107は連続フレーム処理を終了する。
一方、N≦MAX_NUMであれば(ステップS603において、NO)、システム制御回路107の制御下で、前述したように、信号処理回路104は時間的に連続する第Nの画像(つまり、フレーム(N))と第(N+1)の画像(つまり、フレーム(N+1))に応じて視差画像を生成する(ステップS604)。そして、システム制御回路107の制御下で、信号処理回路104は投影中心の並進移動量を取得する対象となる被写体を選択する(ステップS605)。
続いて、信号処理回路104は、前述の式(14)を用いて、ステップS605で選択した被写体の視差量dと被写体距離Zとに応じて、投影中心の並進移動量を求める(ステップS606)。そして、信号処理回路104はフレーム(N)とフレーム(N+1)に応じた距離画像を生成する(ステップS607)。
なお、視差画像の生成、並進移動量を求める被写体の選択、並進移動量の算出、および、距離画像生成に係る処理は、前述の第1の実施形態〜第4の実施形態で説明したいずれかの手法が用いられる。
続いて、システム制御回路107は、カウント数N=N+1として(ステップS608)、ステップS603の処理に戻る。
前述したように、カウント数Nが最大数MAX_NUMを超えると、投影中心の並進移動量を求める対象である被写体が移動して被写体距離Zが変化することがある。このため、カウント数Nが最大数MAX_NUMを超えると、システム制御回路107は連続フレーム処理を終了する。
例えば、許容する距離Zの精度が10cm、想定する被写体移動速度が10cm/秒、フレームレートが60フレーム/秒である場合には、60フレームで距離Zの許容精度の10cmに達するので、最大数MAX_NUMは60とする。
よって、続けて連続フレーム処理によって距離画像を生成する際には、ステップS601から処理をやり直すことになる。
このように、本発明の第6の実施形態では、一連のフレーム処理において直前の処理で参照したフレーム画像のうちの一つを次のフレームでも参照するので、撮像のフレームレートと同一のレートで距離画像が生成されることになって、距離画像の時間分解能を高くすることができる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例においては、システム制御回路107および信号処理回路104が視差画像取得手段、距離情報取得手段、並進移動量取得手段、および距離画像取得手段として機能する。また、システム制御回路107は被写体選択手段として機能し、システム制御回路107および操作部110はモード選択手段として機能する。そして、システム制御回路107は焦点距離調整手段、視差量調整手段、および制御手段として機能する。
なお、図1において、少なくとも信号処理回路104、メモリ制御回路105、システム制御回路107、AF評価値取得回路108、および操作部110は画像処理装置を構成する。また、結像光学系、撮像素子102、A/D変換回路、およびシステム制御回路107が撮像手段を構成する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を画像処理装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを画像処理装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
上記の制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも視差画像取得ステップ、距離情報取得ステップ、並進移動量取得ステップ、および距離画像取得ステップを有している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 結像光学系
102 撮像素子
103 A/D変換回路
104 信号処理回路
105 メモリ制御回路
106 メモリ
107 システム制御回路
108 AF評価値取得回路
109 表示部
110 操作部

Claims (10)

  1. 撮像手段によって互いに異なる視点から特定の被写体を撮像して得られた複数の画像に応じて、前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離に応じた距離画像を生成する画像処理装置であって、
    前記複数の画像の視差量に応じた視差画像を得る視差画像取得手段と、
    前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離を示す距離情報を求める距離情報取得手段と、
    前記視差量および前記距離情報に応じて、前記視点うちの一つの投影中心に対する他の視点の投影中心の移動量である並進移動量を求める並進移動量取得手段と、
    前記視差画像と前記並進移動量とに応じて前記距離画像を生成する距離画像取得手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記視差画像取得手段は、前記複数の画像の各々を平行化画像に写像して、複数の平行化画像の視差量に応じて視差画像を得ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記特定の被写体として、前記視差画像において前記視差量が所定の閾値よりも大きい被写体を選択する被写体選択手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記特定の被写体としてピントを合わせた被写体を選択する被写体選択手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 前記視差画像において前記視差量が所定の閾値より高い被写体からピントを合わせる被写体を選択被写体として選択し、当該選択被写体を前記特定の被写体とする被写体選択手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  6. 距離優先モード、表示優先モード、および距離表示優先モードのうち少なくとも2つのモードから1つのモードを選択するモード選択手段と、
    前記距離優先モードが選択されると、前記特定の被写体として前記視差画像において前記視差量が所定の閾値より高い被写体を選択し、前記表示優先モードが選択されると、前記特定の被写体としてピントを合わせた被写体を選択し、前記距離表示優先モードが選択されると、前記視差画像において前記視差量が所定の閾値より高い被写体からピントを合わせる被写体を選択被写体として選択して当該選択被写体を前記特定の被写体とする被写体選択手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  7. 前記撮像手段における焦点距離を調整する焦点距離調整手段と、
    前記特定の被写体に係る視差量が所定の閾値よりも小さいと、前記焦点距離調整手段を制御して前記焦点距離を望遠側に調整し前記特定の被写体に係る視差量を前記閾値より大きくする視差量調整手段とを有することを特徴とすることを特徴する請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記撮像手段によって前記複数の画像を連続的に得て、
    第Nの画像と第(N+1)の画像(Nは1以上の整数)とに応じて、前記視差画像取得手段、前記距離情報取得手段、前記並進移動量取得手段、および前記距離画像取得手段を制御して連続的に前記距離画像を求める制御手段を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 撮像手段によって互いに異なる視点から特定の被写体を撮像して得られた複数の画像に応じて、前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離に応じた距離画像を生成する画像処理装置の制御方法であって、
    前記複数の画像の視差量に応じた視差画像を得る視差画像取得ステップと、
    前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離を示す距離情報を求める距離情報取得ステップと、
    前記視差量および前記距離情報に応じて、前記視点うちの一つの投影中心に対する他の視点の投影中心の移動量である並進移動量を求める並進移動量取得ステップと、
    前記視差画像と前記並進移動量とに応じて前記距離画像を生成する距離画像取得ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. 撮像手段によって互いに異なる視点から特定の被写体を撮像して得られた複数の画像に応じて、前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離に応じた距離画像を生成する画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記複数の画像の視差量に応じた視差画像を得る視差画像取得ステップと、
    前記撮像手段から前記特定の被写体までの距離を示す距離情報を求める距離情報取得ステップと、
    前記視差量および前記距離情報に応じて、前記視点うちの一つの投影中心に対する他の視点の投影中心の移動量である並進移動量を求める並進移動量取得ステップと、
    前記視差画像と前記並進移動量とに応じて前記距離画像を生成する距離画像取得ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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