JP2014095336A - 内燃機関のピストン - Google Patents

内燃機関のピストン Download PDF

Info

Publication number
JP2014095336A
JP2014095336A JP2012247322A JP2012247322A JP2014095336A JP 2014095336 A JP2014095336 A JP 2014095336A JP 2012247322 A JP2012247322 A JP 2012247322A JP 2012247322 A JP2012247322 A JP 2012247322A JP 2014095336 A JP2014095336 A JP 2014095336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
skirt
shaped groove
pair
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012247322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5918107B2 (ja
Inventor
Morimasa Osada
守正 長田
Katsuya Matsuura
勝也 松浦
Kiyoshi Komori
喜義 古森
Yoshie Iwasaki
良重 岩崎
Masaki Hironaka
正樹 廣中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012247322A priority Critical patent/JP5918107B2/ja
Priority to DE201310222515 priority patent/DE102013222515A1/de
Publication of JP2014095336A publication Critical patent/JP2014095336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5918107B2 publication Critical patent/JP5918107B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F3/00Pistons 
    • F02F3/02Pistons  having means for accommodating or controlling heat expansion
    • F02F3/027Pistons  having means for accommodating or controlling heat expansion the skirt wall having cavities

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

【課題】往復運動する内燃機関のピストンにおいて、油膜による動圧を利用して効果的に摺動摩擦損失を低減させる。
【解決手段】シリンダ1内に摺動自在に設けられ、上面11aが燃焼空間Sを画成する円柱状のピストンヘッド11と、ピストンヘッド11の下方にピストンヘッド11と一体に設けられ、ピストンピン2を支持する一対のピン支持壁(12L、12R)と、一対のピン支持壁を連結し、シリンダ1の内壁に摺接する一対のスカート13F、13Rとを備えるピストン10において、一対のスカート13F、13Rの外側面13aF、13aBうちの少なくとも一方に、上方に向けて開く向きの少なくとも1つのV字溝21を形成し、V字溝21を、ピストン10の軸線10X方向においてピストンピン2の軸線2Xよりも下側のみに配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関のピストンに関する。
レシプロ型内燃機関では、ピストンに燃焼圧力や慣性力が交番的に作用することに起因し、ピストンスカート部のスラスト側や反スラスト側で摩擦抵抗が発生しやすくなる。そのため、このようなスラスト荷重が作用するピストンのスラスト側および反スラスト側には、ピストンの首振りを防止するべくピストンヘッドの下方(クランクシャフト側)にスカートが設けられる。そして、強制給油が困難な環境下で往復摺動運動するピストンにおいては、ピストン(スカート)−シリンダ間の摺動摩擦(摩擦損失)を低減させるために様々な技術が提案されている。
例えば、スカートの表面に油膜を保持するために、スラスト側のスカート表面には、スカートの下端から上方に延び、油圧が最も高くなるとするピストンの軸方向の中間位置近傍で閉じられるかたちに多数の条痕または溝を形成し、反スラスト側のスカート表面には、スカートの上端から下方に延び、油圧が最も高くなるとするピストンの軸方向の中間位置近傍で閉じられるかたちに多数の条痕または溝を形成したピストンが提案されている(特許文献1参照)。
また、スカートの表面に万遍なく潤滑油を供給および滞留できるようにするために、周方向に波状を呈するコーティングをピストンの軸方向に間隔をおいて複数設け、潤滑油がピストンの軸方向または螺旋方向に流通しうるようにこのコーティングを分断する潤滑油通路を設けることで、この波状のコーティングを独立した上開きおよび下開きのV字凸部に形成したピストンが提案されている(特許文献2参照)。
登録実用新案第2554430号公報 特開2010−133365号公報
しかしながら、特許文献1のピストンでは、スカート表面におけるピストンの軸方向の中間位置近傍に油膜を保持することはできるが、面圧(側圧)が最も高くなる位置がピストンの首振りによって変化することが考慮されていないため、効果的な摩擦低減効果が期待できない。
一方、特許文献2のピストンでは、スラスト側および反スラスト側の両方のスカート表面に同じ形状の凸部を形成するため、面圧が高くなる位置の摺動摩擦を低減させることができず、やはり効果的な摩擦低減効果は期待できない。また、特許文献2のピストンでは、潤滑油の保持による摩擦低減は図られているものの、潤滑油のくさび作用やスクイズ作用によって生じる動圧による効果は考慮されていない。すなわち、特許文献2のピストンでは、上開きおよび下開きのV字凸部が互いに打ち消し合うように動圧を発生させるため、これら凸部が発生させる動圧によっては摩擦低減効果は期待できない。
理想的なピストンの潤滑は、少ない潤滑油で摺動面の油膜を保持し、保持した油膜に高い動圧を発生させて境界潤滑を抑制することにより、効果的に摩擦損失を低減させることで達成されるが、上記したように、往復運動するピストンの両方向に対してこのような条件を満足する技術はこれまでなかった。
本発明は、このような従来技術に含まれる課題を解消するべく案出されたものであり、往復運動する内燃機関のピストンにおいて、油膜による動圧を利用して効果的に摺動摩擦損失を低減させることをその目的とする。
このような課題を解決するために、内燃機関のピストン(10)において、内燃機関のシリンダ(1)内に摺動自在に設けられ、上面(11a)が燃焼空間(S)を画成する円柱状のピストンヘッド(11)と、前記ピストンヘッドの下方に前記ピストンヘッドと一体に設けられ、ピストンピン(2)を支持する一対のピン支持壁(12L、12R)と、前記一対のピン支持壁を連結し、前記シリンダの内壁に摺接する一対のスカート(13F、13R)とを備え、前記一対のスカートのうち少なくとも一方の外側面(13a)には、上方に向けて開く向きの少なくとも1つのV字溝(21)が形成され、前記V字溝がピストン軸線(10X)方向において前記ピストンピンの軸線(2X)よりも下側のみに配置されている構成とする。
ピストンは、上死点と下死点との間で行う往復運動の最中に首振り運動を行うため、スカートはその下端近傍で面圧が最も高くなる。また、V字溝は、潤滑油を保持し、V字の下部(閉じる部分)に向かって流れる潤滑油に動圧を発生させる。そこで、ピストンをこのような構成とすることにより、V字溝が潤滑油に高い動圧を発生させ、油膜形成による流体潤滑に近い状態を形成してピストンの摺動による摩擦損失を低減させることができる。
また、本発明の一側面によれば、前記V字溝が前記一対のスカートの両方の外側面(13aF、13aB)に形成されている構成とすることができる。
この構成によれば、スラスト側のスカートにおいては、ピストンピンの軸線よりも下側に設けたV字溝がピストン上昇時にシリンダ内壁面と接触しながらV字の下方に流れる潤滑油にくさび効果を発生させることでピストン上昇時の摺動摩擦を低減させる。ピストン下降時にはこのスラスト側のV字溝は逆くさび効果となるが、下降時のピストンの首振り姿勢によりシリンダ内壁面と接触する区間が短いため摺動摩擦増大の悪影響は少ない。また、反スラスト側のスカートにおいては、V字溝が、ピストン下降時に同じく逆くさび膜を形成して摺動摩擦を増大させる一方、爆発行程では上死点直後のピストン変位が微少な区間でピストンに首振りが生じてV字溝の下端に向けたスクイズ作用によってこれよりも大きな摩擦低減効果を潤滑油に発揮させ、一方のスカートのみにV字溝を形成する場合に比べて摩擦損失をより低減させることができる。
また、本発明の一側面によれば、前記スカートは、ピストン軸線(10X)方向の中間位置にピストン軸線方向に所定長さにわたって形成され、ピストン軸線から外側面までの距離が同一とされた中間胴部(17)と、それぞれ当該中間胴部の上端および下端からピストン軸線方向に延設され、ピストン軸線から外側面までの距離がピストン軸線方向に進むにつれて徐々に縮小する上側縮径部(18)および下側縮径部(19)とを有するバレル形状を呈し、前記V字溝は、上端が前記中間胴部に位置し、下端が前記下側縮径部に位置し且つ前記スカートの下端に接続しないように形成された構成とすることができる。
この構成によれば、スカートがバレル形状を呈することによってシリンダ内壁との接触面積が縮小されて摩擦損失が低減するうえ、特に反スラスト側のV字溝が燃焼時のピストン首振りによるスクイズ効果で動圧を発生させることで、より効果的に摩擦損失を低減させることができる。
また、本発明の一側面によれば、前記一対のスカートのうち少なくとも一方の外側面には、ピストン軸線を通って前記ピストンピンと直交する面(22)に対して対称に奇数個の前記V字溝が形成され、互いに隣接するV字溝同士が所定の間隔をもって配置された構成とすることができる。
この構成によれば、最も面圧が高くなる部位にV字溝により高い動圧を発生させることができ、ピストンの摺動による摩擦損失を効果的に低減させることができる。
このように本発明によれば、油膜による動圧を利用して効果的に摺動摩擦損失を低減させることのできる内燃機関のピストンを提供することができる。
本発明に係るピストンをピストンピン軸方向から見た側面図 図1に示すピストンをII方向から見たスラスト側の側面図 図1に示すピストンをIII方向から見た反スラスト側の側面図 図1に示すピストンのスカートフォームを示すグラフ ピストンの姿勢およびスラスト側スカートの下端の接触範囲を示す図 ピストンの姿勢および反スラスト側スカートの下端の接触範囲を示す図 スラスト側スカートのみにV字溝を形成したピストンのフリクショントルクを示す図 反スラスト側スカートのみにV字溝を形成したピストンのフリクショントルクを示す図 複数個のV字溝を1列に配置したスカート外側面の展開図 複数個のV字溝を2列に配置したスカート外側面の展開図
以下、図面を参照して、自動車用ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンと称する)に適用した本発明に係るピストン10の実施の形態について詳細に説明する。なお、実施形態の説明にあたっては、図1中の上方を上とし、右方を前、左方を後とし、紙面手前側を右方とし、対で設けられる部材や部位に対しては、符号の後に方向を示す添字としてL(左)、R(右)、F(前)、B(後)を付し、総称する場合には添字を付さずに、例えば、スカート13、その外側面13aと記す。
図1に示すように、エンジンでは、シリンダブロックに円筒状のシリンダ1が形成され、このシリンダ1の内部にアルミニウム合金製のピストン10が摺動可能に収容されるとともに、ピストンピン2により連結された図示しないコネクティングロッドを介してクランクシャフトに連結される。
ピストン10は、シリンダ1内に摺動自在に設けられ、上面11aが燃焼空間Sを画成する円柱状のピストンヘッド11と、ピストンヘッド11の下方にピストンヘッド11と一体に設けられ、ピストンピン2を支持する左右一対のサイドウォール12L(図2参照)、12Rと、一対のサイドウォール12L、12Rを連結し、シリンダ1の内壁に摺接する前後一対のスカート13F、13Bとを備えている。
燃焼ガスの圧力が作用するピストンヘッド11の上面11aには、図示しない燃焼室が凹設され、ピストンヘッド11の外周には、トップリング、セカンドリング、及びオイルリング(図示せず)がそれぞれ取り付けられるリング溝14が形成されている。
図2および図3に併せて示すように、一対のサイドウォール12L、12Rには、ピン挿通孔15が形成されるピンボス部16L、16Rが一体形成されており、ピン挿通孔15に挿通されたピストンピン2が、図示しないクランクシャフトと平行に延在した状態で両端を一対のピンボス部16L、16Rにより保持される。一対のサイドウォール12L、12Rは、ピストンピン2の軸線2Xに直交する向きに延在し、ピストン10の軸線10Xを通ってピストンピン2の軸線2Xに直交する面(以下、スラスト方向面22と称する)に対して対称な位置に配置される。
一対のスカート13F、13Bは、本実施形態では排気側となる前側および吸気側となる後側にそれぞれ配置され、シリンダ1の内周面に沿うように円弧状断面に形成される。ここでは一対のスカート13F、13Bは、ピストンヘッド11から垂下した態様で設けられ、一対のサイドウォール12L、12Rとともに全体として略小判形断面をなす閉断面構造を形成する。
本実施形態では、前側に配置されたスカート13Fが反スラスト側となり、後側に配置されたスカート13Bがスラスト側となっている。なお、スラスト側は、膨張行程時に燃焼圧力によりピストン10が押圧された際に、コネクティングロッドの傾斜によりピストンピン2の軸線2Xと直交する向きに発生するピストン10をシリンダ1に押し付けるスラスト荷重(横力)が作用する側であり、反スラスト側は、膨張行程時のスラスト荷重と反対向きのスラスト荷重が作用する側である。
スカート13は、図4によく示されるように、ピストン10の軸線10X方向(スカート13の高さ方向)の中間位置にピストン10の軸線方向に所定長さにわたって形成され、ピストン10の軸線10Xから外側面13aまでの距離(半径)が同一とされた中間胴部17と、それぞれ中間胴部17の上端および下端からピストン10の軸線方向に延設され、ピストン10の軸線10Xから外側面13aまでの距離(半径)がピストン10の軸線方向に進むにつれて徐々に縮小する上側縮径部18および下側縮径部19とを有するバレル形状を呈している。
スカート13の外側面13aは、固体潤滑被膜20によってその大部分が覆われている。固体潤滑被膜20は、例えばグラファイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステンなどを素材として印刷法によって形成される。固体潤滑被膜20は、5μm〜20μmの厚さに形成される。
図2に示すように、スラスト側のスカート13Bの外側面13aBには、上方に向けて開くV字溝21が3つ形成されている。各V字溝21は、固体潤滑被膜20を塗布しないこと、つまりコーティングの切欠により形成され、ピストン10の軸線方向においてピストンピン2の軸線2Xよりも下側のみに配置される。3つのV字溝21は、48度の開き角を有する同一形状および同一の大きさに形成され、ピストン10の軸線方向について同一の位置に周方向に配設される。これら3つのV字溝21は、スラスト方向面22面に対して対称、すなわち、スカート13の外側面13aの展開状態においては、スカート13の外側面13aとスラスト方向面22との交線(以下、スカート中心線13Xと称する)を対称軸として線対称に配置される。また、これらV字溝21は、隣接するV字溝21との間に所定の間隔をあけて配置される。
図3に示すように、反スラスト側のスカート13Fの外側面13aFにも、スラスト側と同様にV字溝21が形成されている。
本実施形態では、図4に示すように、スカート13の高さをHとしたときに、V字溝21は、スカート13の下端から0.04Hから0.25Hの範囲に配置されている。つまり、V字溝21は、スカート13の高さHの0.21倍の大きさ(高さ)に形成され、上端が中間胴部17に位置し、下端が下側縮径部19に位置し且つスカート13の下端および固体潤滑被膜20の下端に接続しないように配置される。また本実施形態では、スカート13の下端から0.56Hの高さにピストンピン2の軸線2Xが位置しており、V字溝21は、スカート13の下端からピストンピン2の軸線2Xまでの高さ0.56Hの半分の高さ0.28Hよりも下方の範囲に配置されている。
以下、本発明に至る経緯および本発明に至るまでに行った実験の内容および結果について説明する。
まず、ピストン10の首振り運動について説明する。図5および図6は、V字溝21を形成せずに上記ピストン10と同じ形状に形成したピストンの上面の圧縮行程、膨張行程、排気行程および吸気行程における挙動を示す模式図であり、それぞれ(A)は高負荷時(エンジン回転速度:4000rpm)を、(B)は低負荷時(エンジン回転速度:1500rpm)を示している。また、図5には、スラスト側のスカート下端がシリンダ内壁に接触する範囲を黒塗り矢印で示し、図6には、反スラスト側のスカート下端がシリンダ内壁に接触する範囲を黒塗り矢印で示している。図5および図6に示すピストンの上面の傾きは、ピストン10の首振りの程度を示している。
図5および図6に示すように、ピストンの挙動には運転負荷の違いにかかわらず共通の規則性があることがわかる。この規則性には、ディーゼルエンジン用のピストンにおいては、ピストンヘッド11が重く、運転負荷の違いによる吸気負圧の変化が少ないことが少なからず寄与しているものと考えられるが、ガソリンエンジン用のピストンにおいても類似した挙動となる。ピストンの挙動は具体的には次の通りである。圧縮行程においてスラスト側のスカート下端をシリンダ内壁に近づける向き(以下、スラスト側と呼ぶ)に傾斜していたピストンは、膨張行程における初期(爆発時近傍)で反対(以下、反スラスト側と呼ぶ)に傾斜の向きを変え、膨張行程の半ばから終盤にかけて再度スラスト側に傾斜の向きを変え、排気行程の後半で反スラスト側に傾斜の向きを変え、吸気行程のはじめに反スラスト側だった傾斜の向きを吸気行程のおわりにスラスト側に変えている。
スカート下端がシリンダ内壁に接触する範囲は、スラスト側(図5)では、ピストンが下死点から上死点に向かう圧縮行程および排気行程(以下、両行程を上昇行程と総称する)において、ピストンが上死点から下死点に向かう膨張行程および吸気行程(以下、両行程を下降行程と総称する)よりも大きくなっている。特に下降行程においては、膨張行程ではスカート下端の接触は生じず、吸気行程のみでスカート下端の接触が生じている。したがって、スラスト側のスカートでは、動圧を発生させる凹部を、上昇行程において機能するような形状にすることが好ましいと推測できる。
一方、反スラスト側(図6)では、スカート下端がシリンダ内壁に接触する範囲は、下降行程において上昇行程よりも大きくなっている。したがって、反スラスト側のスカートでは、動圧を発生させる凹部を、下降行程において機能するような形状にすることが好ましいと推測できる。
そこでまず、スラスト側のみに上記と同じV字溝21を形成したピストンを用いてフリクショントルクを計測した。その結果、図7に示すとおり、スラスト側にV字溝21を形成した実線で示すピストンのフリクショントルクは、破線で示すV字溝21を形成しないピストンのフリクショントルクに比べて全エンジン回転速度領域において低下した。一方、スラスト側のみに上記V字溝21を上下逆さま(下開き)に形成したピストンを用いたフリクショントルクを計測したところ、V字溝21を全く形成しないピストンに対するフリクショントルクの低減効果はなかった。これらの結果から、スラスト側のスカート13Bの下端に上開きのV字溝21を形成すると、スラスト側のスカート13Bの下端が上昇行程においてより長くシリンダ壁面に接触することから、上昇行程におけるV字溝21によるくさび効果(摩擦損失低減効果)が下降行程におけるV字溝21による摩擦損失増大効果よりも大きくなるものと考察できる。
次に、反スラスト側については、スカート13Fの下端がシリンダ内壁に接触する範囲が下降行程において上昇行程よりも大きいことから、反スラスト側のみに上記V字溝21を上下逆さま(下開き)に形成したピストンを用いてフリクショントルクを計測した。その結果、V字溝21を全く形成しないピストンに比べてフリクショントルクが低減することはなかった。ところが、反スラスト側のみに上記上開きのV字溝21を形成したピストンを用いてフリクショントルクを計測したところ、図8に示すように、実線で示す反スラスト側にV字溝21を形成したピストンのフリクショントルクは、破線で示すV字溝21を全く形成しないピストンのフリクショントルクに比べて全エンジン回転速度領域において大幅に低下した。
これは、反スラスト側では、上開きのV字溝21による上昇行程での逆くさび膜による摩擦損失の増大量が、下降行程でのくさび作用による摩擦損失の低減量よりも大きくなるものと考えられる一方で、ピストンが膨張行程所期の下降速度の遅い爆発時近傍で急激な首振りを行って反スラスト側のスカート下端をシリンダ内壁に接触させており、このときにV字溝21が潤滑油に絞り膜作用(スクイズ作用)による高い動圧を発生させ、これによる摩擦損失の低減量が逆くさび作用による摩擦損失の増大量よりも極めて大きいことによるものと考えられる。
また、スラストおよび反スラスト側に形成するV字溝21の数を変更するとともに、その配置を上記形態と同じピストン10の軸線方向位置(同一円周上)で変更して、同様に実験を行ったところ、V字溝21の向きについては同様な傾向が得られた。ただし、複数のV字溝21を離間させず、W字状に連結させた場合には、フリクショントルクは低減することはなく、逆に悪化することもあった。これは、上開きの2つのV字溝21の連結部分が下開きのV字を構成し、この下開きのV字部分が、V字溝21の持つ一方向性のくさび効果を他方向への摺動時に発揮して摺動摩擦に悪影響を及ぼすためと考察できる。そのため、複数のV字溝21を形成する場合は、互いに隣接する2つの上開きV字溝21を離間させる必要がある。一方、互いに隣接する2つのV字溝21の間隔を大きくすると、V字溝21が、スカート中心線13Xから離れて摩擦低減効果が小さくなるため、互いに隣接する2つの上開きV字溝21の離間寸法は、1mm程度以上でなるべく小さな値にするとよい。
いずれの数のV字溝21を形成するとしても、スカート13の外側面13aにおいては、スカート中心線13X上で面圧(側圧)が最も高くなるため、スカート中心線13X付近にV字溝21を配置し、且つスカート中心線13X上に下端が位置するようにV字溝21を配置するとよく、さらにスカート中心線13Xに対して対称となるように奇数個のV字溝21を配置するとよい。なお、偶数個のV字溝21を形成した場合であっても一定の効果を得ることができるが、この場合にも偶数個のV字溝21をスカート中心線13Xに対して対称となるように配置するとよい。奇数個および偶数個のいずれの数のV字溝21を形成する場合であっても、スカート中心線13Xから離れた位置ではV字溝21による摩擦低減効果は小さくなるため、ピストン10の軸線方向視でピストン10の軸線10Xを中心にしてスラスト方向面22から左右に10度程度の範囲にV字溝21を配置すると効果的である。
上開きのV字溝21のくさび効果は、V字の広い上側から流入する潤滑油を狭い下側から流出させることによるものであり、潤滑油を流出させるV字の下側部分が面圧の高いスカート中心線13Xに近いほうが効果的となる。そのため、複数のV字溝21を配置する場合には、スカート中心線13Xから離れて配置されるV字溝21の下部をスカート中心線13X寄りに変位させるとよい。具体的には、V字溝21を奇数個形成する場合には、図9(A)に示すように、中央に配置されるV字溝21については、右側直線部21rおよび左側直線部21lのスカート中心線13Xに対する傾斜角度α、αを同一の値とし、中央以外に配置されるV字溝21については、スカート13の外側面13a上におけるピストン10の軸線10Xと平行な線21Xに対し、スカート中心線13Xに近い側の直線部分21pの傾斜角度βの値を、スカート中心線13Xから遠い側の直線部分21dの傾斜角度γよりも小さくするとよい。一方、V字溝21を偶数個形成する場合には、図9(B)に示すように、スカート中心線13Xに対して対称をなす対のV字溝21について、スカート13の外側面13a上におけるピストン10の軸線10Xと平行な線21Xに対し、スカート中心線13Xに近い側の直線部分21pの傾斜角度βの値を、スカート中心線13Xから遠い側の直線部分21dの傾斜角度γよりも小さくするとよい。
さらに、V字溝21を複数個形成する場合に、周方向に配置されるV字溝21をピストン10の軸線10X方向に複数列配置してもよい。この場合、1列に形成されるV字溝21は複数個に限定されるものではないが、図10に示すように、ピストン10の軸線10X方向に互いに隣接する列のV字溝21が周方向にオフセットする千鳥状の配置とするとよく、さらに、ピストン10の軸線10X方向に互いに隣接するV字溝21の一部同士が重なり合って、ピストン10の軸線方向視において隙間が生じないような配置とするとよい。このような配置にすることにより、スカート13の外側面13aとシリンダ内壁との間に存在する潤滑油を効果的に集めてV字溝21の頂点付近での高い動圧の発生を促進することができ、ピストン10の軸線10X方向に互いに隣接する列のV字溝21が周方向において一致する網目状の配置に比べ、摩擦低減効果が高くなる。
また、V字溝21をピストン10の軸線10X方向に複数列配置する場合には、最も下方の列のV字溝21を奇数個とし、下から2列目を偶数個とするとよい。3列以上にわたってV字溝21を形成する場合には、最も下方の列から順番に、奇数と偶数とを繰り返すとよい。このような配置とすることにより、効果的に潤滑油を集めて高い動圧を発生させ、摩擦損失をより効果的に低減させることができる。また、V字溝21をピストン10の軸線10X方向に複数列配置する場合についても、スカート中心線13Xから離れて配置されるV字溝21の下部をスカート中心線13X寄りに変位させるとよい。
一方、V字溝21の配置を上記形態と同じ周方向位置のままピストン10の軸線10X方向に変化させ、同様に実験を行ったところ、V字溝21を形成するピストン10の軸線方向位置によっても摩擦低減効果に差異があった。具体的には、V字溝21を、スカート下端からピストンピン2の軸線2Xまでの高さの1/2の範囲に配置した場合には、上記したようにスラスト側および反スラスト側ともに比較的大きな摩擦低減効果が得られ、ピストンピン2の軸線2Xから上方の範囲とした場合には、摩擦低減効果は得られず、逆にフリクショントルクが大きくなることもあった。これは、ピストン10の首振りにより、スカート13の外側面13aにおいてもピストン10の軸線方向位置によって面圧が異なること、および上開きのV字溝21の効果が一方向性を持つことによるものと考えられる。
このようなことから、ピストン10の軸線方向については、V字溝21をピストンピン2の軸線2Xよりも下方の範囲のみに配置するとよく、V字溝21をピストン10の軸線方向について小さな範囲に設ける場合には、スカート下端からピストンピン2の軸線2Xまでの高さの1/2の範囲にV字溝21を配置するとよい。
このように、一対のスカート13F、13Rの外側面13aF、13aBのうちの少なくとも一方に、上方に向けて開く向きの少なくとも1つのV字溝21が形成され、V字溝21がピストン10の軸線10X方向においてピストンピン2の軸線2Xよりも下側のみに配置されてことにより、V字溝21が潤滑油に高い動圧を発生させ、油膜形成によって流体潤滑に近い状態が形成されてピストン10の摺動による摩擦損失が低減する。
本実施形態では、V字溝21が一対のスカート13F、13Rの両方の外側面13aF、13aBに形成されており、これにより、スラスト側のスカート13Bにおいては、V字溝21がピストン10の上昇時にV字の下方に流れる潤滑油にくさび効果を発生させることでピストン上昇時の摩擦損失を低減させ、反スラスト側のスカート13Fにおいては、V字溝21が、ピストン下降時に逆くさび膜を形成して摺動摩擦を増大させる一方、スクイズ作用によってこれよりも大きな摩擦低減効果を潤滑油に発揮させ、一方のスカート13のみにV字溝21を形成する場合に比べて摩擦損失がより低減する。
本実施形態では、スカート13がバレル形状を呈することによってシリンダ1の内壁との接触が抑制されて摩擦損失が低減するうえ、V字溝21が上端を中間胴部17に、下端を下側縮径部19に位置させるように形成されることにより、V字溝21が効果的に動圧を発生させ、摩擦損失がより効果的に低減する。
本実施形態では、一対のスカート13F、13Rの外側面13aF、13aBのうちの少なくとも一方に、スカート中心線13X(スラスト方向面22)に対して対称に奇数個のV字溝21が形成され、互いに隣接するV字溝21同士が所定の間隔をもって配置されており、これにより、最も面圧が高くなる部位にV字溝21により高い動圧を発生させることができ、ピストン10の摺動による摩擦損失が効果的に低減する。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、スカート13の外側面13aに固体潤滑被膜20がコーティングされており、コーティングの切欠によりV字溝21が形成されているが、凹み加工(条痕溝加工)によってスカート13の外側面13aに凹部を形成してもよい。この他、各部材や部位の具体的構成や配置、素材など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。一方、上記実施形態に示した本発明に係るピストン10の各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜取捨選択することが可能である。
1 シリンダ
2 ピストンピン
2X ピストンピンの軸線
10 ピストン
10X ピストンの軸線
11 ピストンヘッド
11a ピストンヘッドの上面
12 サイドウォール(ピン支持壁)
12L 左側のサイドウォール
12R 右側のサイドウォール
13 スカート
13F 前側(反スラスト側)のスカート
13B 後側(スラスト側)のスカート
13a スカートの外側面
13aF 前側(反スラスト側)のスカート13Fの外側面
13aB 後側(スラスト側)のスカート13Bの外側面
13X スカート中心線
17 中間胴部
18 上側縮径部
19 下側縮径部
20 固体潤滑被膜
21 V字溝
22 スラスト方向面(ピストン軸線を通ってピストンピンと直交する面)
S 燃焼空間

Claims (4)

  1. 内燃機関のシリンダ内に摺動自在に設けられ、上面が燃焼空間を画成する円柱状のピストンヘッドと、
    前記ピストンヘッドの下方に前記ピストンヘッドと一体に設けられ、ピストンピンを支持する一対のピン支持壁と、
    前記一対のピン支持壁を連結し、前記シリンダの内壁に摺接する一対のスカートとを備え、
    前記一対のスカートのうち少なくとも一方の外側面には、上方に向けて開く向きの少なくとも1つのV字溝が形成され、
    前記V字溝がピストン軸線方向において前記ピストンピンの軸線よりも下側のみに配置されていることを特徴とする内燃機関のピストン。
  2. 前記V字溝が前記一対のスカートの両方の外側面に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関のピストン。
  3. 前記スカートは、ピストン軸線方向の中間位置にピストン軸線方向に所定長さにわたって形成され、ピストン軸線から外側面までの距離が同一とされた中間胴部と、それぞれ当該中間胴部の上端および下端からピストン軸線方向に延設され、ピストン軸線から外側面までの距離がピストン軸線方向に進むにつれて徐々に縮小する上側縮径部および下側縮径部とを有するバレル形状を呈し、
    前記V字溝は、上端が前記中間胴部に位置し、下端が前記下側縮径部に位置し且つ前記スカートの下端に接続しないように形成されたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の内燃機関のピストン。
  4. 前記一対のスカートのうち少なくとも一方の外側面には、ピストン軸線を通って前記ピストンピンと直交する面に対して対称に奇数個の前記V字溝が形成され、互いに隣接するV字溝同士が所定の間隔をもって配置されたことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関のピストン。
JP2012247322A 2012-11-09 2012-11-09 内燃機関のピストン Active JP5918107B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012247322A JP5918107B2 (ja) 2012-11-09 2012-11-09 内燃機関のピストン
DE201310222515 DE102013222515A1 (de) 2012-11-09 2013-11-06 Kolben für einen verbrennungsmotor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012247322A JP5918107B2 (ja) 2012-11-09 2012-11-09 内燃機関のピストン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014095336A true JP2014095336A (ja) 2014-05-22
JP5918107B2 JP5918107B2 (ja) 2016-05-18

Family

ID=50556053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012247322A Active JP5918107B2 (ja) 2012-11-09 2012-11-09 内燃機関のピストン

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5918107B2 (ja)
DE (1) DE102013222515A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015208037A1 (de) 2014-05-02 2015-11-05 Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha Formungsvorrichtung, Formungsverfahren und geformte Produkte
KR20160090527A (ko) 2015-01-22 2016-08-01 두산인프라코어 주식회사 엔진의 피스톤
JP2016211415A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 スズキ株式会社 内燃機関のピストン
CN106555699A (zh) * 2015-09-30 2017-04-05 北汽福田汽车股份有限公司 活塞装置及测试发动机缸孔变形的系统
JP2020045795A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 スズキ株式会社 内燃機関のピストン

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111287937A (zh) * 2018-12-07 2020-06-16 安徽美芝制冷设备有限公司 活塞及其制造方法、压缩机及制冷设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6293140U (ja) * 1985-12-02 1987-06-13
JP2007509279A (ja) * 2003-10-23 2007-04-12 マーレ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング パターン付けされたコーティングを有するピストン、及びパターン付けされたコーティングを提供する方法
JP2009052450A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のピストン

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2554430Y2 (ja) 1990-07-12 1997-11-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関用ピストン
JP2010133365A (ja) 2008-12-05 2010-06-17 Isuzu Motors Ltd 内燃機関のピストン

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6293140U (ja) * 1985-12-02 1987-06-13
JP2007509279A (ja) * 2003-10-23 2007-04-12 マーレ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング パターン付けされたコーティングを有するピストン、及びパターン付けされたコーティングを提供する方法
JP2009052450A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のピストン

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015208037A1 (de) 2014-05-02 2015-11-05 Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha Formungsvorrichtung, Formungsverfahren und geformte Produkte
DE102015208036A1 (de) 2014-05-02 2015-11-05 Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha Formungsvorrichtung, Formungsverfahren und geformte Produkte
KR20160090527A (ko) 2015-01-22 2016-08-01 두산인프라코어 주식회사 엔진의 피스톤
KR102202205B1 (ko) 2015-01-22 2021-01-13 두산인프라코어 주식회사 엔진의 피스톤
JP2016211415A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 スズキ株式会社 内燃機関のピストン
CN106555699A (zh) * 2015-09-30 2017-04-05 北汽福田汽车股份有限公司 活塞装置及测试发动机缸孔变形的系统
JP2020045795A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 スズキ株式会社 内燃機関のピストン

Also Published As

Publication number Publication date
JP5918107B2 (ja) 2016-05-18
DE102013222515A1 (de) 2014-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5918107B2 (ja) 内燃機関のピストン
JP6394485B2 (ja) 内燃機関のピストン
JP2010209862A (ja) 内燃機関のピストン
JP6242693B2 (ja) 内燃機関のピストン
JP5720481B2 (ja) 内燃機関用ピストン
US10927787B2 (en) Piston for internal combustion engine
JP2014214737A (ja) 内燃機関のピストン
JP2008223663A (ja) エンジンのピストン
JP2017203408A (ja) ピストン
JP2006275002A (ja) 内燃機関用ピストン
JP6259585B2 (ja) ピストン摺動部の潤滑構造
JP2016223583A (ja) 内燃機関
CN104595051B (zh) 内燃机用活塞
JP7045383B2 (ja) ピストンリング
JP2021032171A (ja) 内燃機関のピストン、及び内燃機関
JP6579027B2 (ja) 内燃機関のシリンダボア壁
JP2008231972A (ja) エンジンのピストン
JP6366807B2 (ja) ピストン摺動部の潤滑構造
JP6398934B2 (ja) 内燃機関のクランクシャフト支持構造
JP2011052607A (ja) 内燃機関のピストン
JP5564133B2 (ja) 内燃機関のピストン
JP5267936B2 (ja) 内燃機関のピストン
JP5307209B2 (ja) 内燃機関のピストン
JP2002013441A (ja) 内燃機関のピストン
JP2017003056A (ja) 内燃機関のピストン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5918107

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150