JP2014093242A - バッテリユニット - Google Patents

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均 下野園
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    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】温調効果の低下を抑制することが可能なバッテリユニットを提供する。
【解決手段】バッテリユニット1は、複数の単電池を収納した電池モジュール11を複数個積層してなる電池モジュール群10と、電池モジュール11の積層方向と直交する方向に設けられ、内部に供給される熱冷媒により電池モジュール群10を加熱又は冷却するウォータジャケット20と、電池モジュール群10とウォータジャケット20との間に介在される伝熱板30と、を備え、ウォータジャケット20は、直交する方向の投影面積が電池モジュール群10の投影面積よりも小さく、伝熱板30は、少なくとも電池モジュール群10とウォータジャケット20との投影面積の差分となる部位に亘って設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリユニットに関する。
従来、多数の角型電池からなる電池ブロックを冷却するバッテリシステムが提案されている。このバッテリシステムは、冷媒が供給される冷却パイプを電池ブロックの表面に熱結合状態で配設する構造となっている。また、バッテリシステムは、電池ブロックと冷却パイプとの間には、熱伝導性を有する絶縁材を設ける構造となっている(特許文献1参照)。
特開2009−134901号公報
しかし、従来装置では、電池ブロックよりも冷却パイプの設置面積が小さい場合、冷却パイプから外れる外側の電池ブロックについて冷却効果が弱まってしまう。なお、この問題は、冷却に限らず、電池ブロックを加熱したい場合にも同様に生じる問題である。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、温調効果の低下を抑制することが可能なバッテリユニットを提供することにある。
本発明のバッテリユニットは、電池モジュール群と温調手段との間に伝熱板を介在し、伝熱板は、少なくとも電池モジュール群と温調手段との投影面積の差分となる部位に亘って設けられている。
本発明によれば、少なくとも電池モジュール群と温調手段との投影面積の差分となる部位に亘って設けられている伝熱板を有するため、電池モジュール群の端部側の電池モジュールは伝熱板を通じて温調手段により温調されることとなる。従って、温調効果の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るバッテリユニットに接続される温調回路の回路図である。 第1実施形態に係るバッテリユニットの概略断面図である。 第2実施形態に係るバッテリユニット1を示す要部断面図である。 第3実施形態に係るバッテリユニット1を示す要部断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るバッテリユニットに接続される温調回路200の回路図である。なお、図1では後述するバッテリユニット1(図2参照)のうちウォータジャケット20(図2参照)のみを図示して説明する。
図1に示すように、ウォータジャケット20と温調回路200は、ウォータジャケット20の接続管21,22に接続されるゴムホース等によって連結される。これにより、車両振動によってウォータジャケット20と温調回路200との間の距離が変化しても、各部位に力が作用しないようになっている。
温調回路200は、低温媒体生成器210と、電気ヒータ220と、媒体温度センサ230と、ポンプ240と、これらを接続する温調用媒体通路250と、制御装置260と、電池温度センサ270とで構成される回路であり、車両用空調システム300と組み合わせられて動作する。
低温媒体生成器210は、低温媒体生成器210に流入する車両用空調システム300の冷媒と低温媒体生成器210に流入する温調用媒体(以下熱冷媒という)との間で熱交換を行わせ、低温の温調用媒体を生成する熱交換器である。
電気ヒータ220は、図示しない電源から電力の供給を受けて温調用媒体通路内を流れる熱冷媒を加熱し、高温の温調用媒体を生成するヒータである。
媒体温度センサ230は、ウォータジャケット20に供給される熱冷媒の温度を検出するセンサである。
ポンプ240は、図示しない電源から電力の供給を受けて駆動され、ウォータジャケット20から排出された熱冷媒を圧送し、温調回路200からウォータジャケット20に熱冷媒を輸送するポンプである。
電池温度センサ270は、バッテリユニット1の内部温度を検出するセンサである。
車両用空調システム300は、コンプレッサ310と、コンデンサ320と、蒸発器330と、流路切換えバルブ340と、逆止弁350と、これらを接続する冷媒通路360とで構成される回路である。
コンプレッサ310は冷媒を圧縮するコンプレッサであり、圧縮された冷媒はコンデンサ320に送られる。
コンデンサ320は、圧縮されて温度が上昇した冷媒と外気との間で熱交換を行わせて冷媒の温度を下げ、冷媒を液化させる熱交換器である。コンデンサ320には、外気をコンデンサ320に送り込むためのファン320fが隣接して設けられている。
蒸発器330は、液化した冷媒と車内に導入される空気との間で熱交換を行わせ、低温の空気を作り出す熱交換器である。また、蒸発器330は、図示しない減圧機構を有している。車両用空調システム300においては、別途ヒータ(不図示)によって作り出された高温の空気とこの低温の空気とを混合することで、所望の温度の空調用空気を作り出し、車室内に供給する。
流路切換えバルブ340は、コンデンサ320で冷却・液化された冷媒を蒸発器330のみに送る状態、低温媒体生成器210のみに送る状態、蒸発器330及び低温媒体生成器210の両方に送る状態を切り換えるバルブである。
逆止弁350は、低温媒体生成器210からコンプレッサ310への冷媒の流れのみを許容し、蒸発器330を通過した冷媒が低温媒体生成器210に流入するのを阻止するバ
ルブである。
制御装置260は、電池温度センサ270から入力される信号に基づき、バッテリユニット1の冷却・加熱の要否を判断する機能を有している。
この制御装置260は、バッテリユニット1を冷却する必要があると判断した場合、流路切換えバルブ340を切り換え、冷媒が低温媒体生成器210(空調中は蒸発器330及び低温媒体生成器210)に供給されるようにする。これにより熱冷媒の温度が低下し、これをポンプ240によりウォータジャケット20に供給することでバッテリユニット1が冷却される。このとき、制御装置260は、電気ヒータ220への通電は行わない。
制御装置260は、媒体温度センサ230によって熱冷媒の温度を監視し、熱冷媒の温度がバッテリユニット1の冷却に適した温度に保たれるように、車両用空調システム300の負荷をフィードバック制御する。車両用空調システム300の負荷は車両用空調システム300の制御装置(不図示)を介して調整される。
逆に、制御装置260は、バッテリユニット1を加熱する必要があると判断した場合、電気ヒータ220への通電を行い、熱冷媒を加熱する。そして、加熱した熱冷媒をポンプ240によりウォータジャケット20に供給することによって、バッテリユニット1を加熱する。このとき、制御装置260は、冷媒が低温媒体生成器210に流れない状態に流路切換えバルブ340を切り換える。制御装置260は、媒体温度センサ230によって熱冷媒の温度を監視し、熱冷媒の温度がバッテリユニット1の加熱に適した温度に保たれるように、電気ヒータ220への通電をフィードバック制御する。
図2は、第1実施形態に係るバッテリユニット1の概略断面図である。図2に示すように、バッテリユニット1は、電池モジュール群10と、ウォータジャケット(温調手段)20と、伝熱板30と、ゲル40と、ケースCとから構成されている。
電池モジュール群10は、複数の単電池を収納した電池モジュール11が複数個積層されてなるものである。各電池モジュール11は、単電池が電池モジュール11の積層方向と同じ方向に複数積層されており、この積層された単電池を缶体で覆う構造となっている。
電池モジュール群10は、上記のような電池モジュール11を複数個積層してなるものである。また、電池モジュール群10の積層方向の両端側には、電池モジュール群10をケースCに取り付けるための電池側ブラケット12が設けられている。この電池側ブラケット12は、図2に示すように断面略L字状に折られた形状となっており、L字の一方の平板部が電池モジュール群10に取り付けられ、L字の他方の平板部が後述のケース側ブラケットC1にボルト締めされるようになっている。
ウォータジャケット20は、内部に熱冷媒が供給されるものであり、この熱冷媒により電池モジュール群10を冷却又は加熱して、電池モジュール群10の温度を適切化するものである。このウォータジャケット20は、電池モジュール群10の積層方向と直交する方向、具体的にはケースCの下壁側に設けられている。なお、本実施形態においてウォータジャケット20は、ケースCの下壁の外側からボルト固定されるようになっているが、これに限らず、ケースC内に収納され、ケースCの下壁にボルト固定されるようになっていてもよい。
伝熱板30は、電池モジュール群10とウォータジャケット20との間に介在されるものであって、例えばアルミやグラファイトシートなどの板材により構成されている。この
伝熱板30は、少なくとも電池モジュール群10とウォータジャケット20との投影面積の差分となる部位に亘って設けられている。ここで、投影面積は、高さ方向(直交する方向)への投影時における面積である。特に、本実施形態において伝熱板30は、少なくとも電池モジュール群10の投影面積よりも大きい投影面積を有し、電池モジュール群10の下側で電池モジュール群10の全体を覆うように配置されている。
ゲル40は、伝熱板30の両面、すなわち電池モジュール群10側及びウォータジャケット20側の双方に塗布される伝熱性のゲルである。このゲル40は、図2に示すように、上層ゲル41と下層ゲル42とからなり、上層ゲル41は、隣接する電池モジュール11間の位置に対応して塗布されており、下層ゲル42は、例えばウォータジャケット20の投影面積と略同じ面積で伝熱板30の下面に塗布されている。なお、図2においては図示を省略するが、ウォータジャケット20とケースCの下壁との間にも伝熱性のゲルなどが設けられてもよい。
ケースCは、電池モジュール群10、伝熱板30及び伝熱性のゲル40を収納するものであって、上ケースと下ケースとから構成されている。上ケースは下側壁が開放された箱型部材であり、下ケースは上側壁が開放された箱型部材である。これら上ケースと下ケースとは、両者が合致するように組み付けられることにより、電池モジュール群10、伝熱板30及び伝熱性のゲル40を収納するケースCとして機能することとなる。また、ケースCは、その内部にケース側ブラケットC1を備えている。ケース側ブラケットC1は、2回90°に折り曲げられて断面階段形状となった部材であり、階段の1段目がケースCの下壁に取り付けられ、階段の2段目が電池側ブラケット12にボルト固定されている。
ここで、本実施形態に係るウォータジャケット20は、高さ方向の投影面積が電池モジュール群10の投影面積よりも小さい。このため、ウォータジャケット20は、電池モジュール群10のうち、積層端部となる電池モジュール11’に対して温調効果の低下が懸念される。しかし、本実施形態では上記伝熱板30を備えるため、端部電池モジュール11’の冷却又は加熱については伝熱板30を介して好適に行われることとなり、温調効果の低下が抑制されるようになっている。
なお、本実施形態において伝熱板30の端部は、電池側ブラケット12及びケース側ブラケットC1の位置まで延びている。このため、電池モジュール群10と伝熱板30とは、同一のボルト(留め具)によりケースに固定されている。故に、伝熱板30のケースCに固定するための専用の留め具を用いることなく、部品点数の削減により構成を簡素化することができる。
また、図2に示すように、ケースCの下壁は、ケースCの内側に凸となるエンボス加工がされており、ケースCの剛性を高める構成となっている。また、ケースCの外側においてはエンボスの凹部にウォータジャケット20が配置されているため、ケースCの外側にウォータジャケット20を配置した場合であっても例えば車両メンバーによりケースCを下側から支持し易くすることができる。
さらに、本実施形態において電池モジュール群10は、隣接する電池モジュール11間の位置に凹形状となる逃げ部13を有している。このため、上層ゲル41は組み付け時に逃げ部13に流入することとなり、伝熱性の向上に寄与することができる。
次に、本実施形態に係るバッテリユニット1の組み付けの様子を説明する。まず、作業者は、ウォータジャケット20が取り付けられた下ケースを用意すると共に、上層ゲル41及び下層ゲル42が塗布された伝熱板30を用意する。次いで、作業者、ゲル40が塗布された伝熱板30を下ケース内の下壁に載置する。このとき、作業者は、伝熱板30の
端部とケース側ブラケットC1との位置(例えばボルト穴)が合致するように、伝熱板30を下ケース内の下壁に載置する。
その後、作業者は電池モジュール群10を上層ゲル41上に載置し、電池側ブラケット12とケース側ブラケットC1とをボルト固定する。このとき、伝熱板30が電池側ブラケット12とケース側ブラケットC1と挟持される形でケースCに固定されることとなる。また、伝熱板30の両面にはゲル40が塗布されていることから、組み付け公差が大きくなったとしても、伝熱板と電池モジュール群やウォータジャケット20との伝熱性を確保することができる。次いで、作業者は上ケースと下ケースが合致させボルト等により両者を固定する。
このようにして、第1実施形態に係るバッテリユニット1によれば、少なくとも電池モジュール群10とウォータジャケット20との投影面積の差分となる部位に亘って設けられている伝熱板30を有するため、電池モジュール群10の端部側の電池モジュール11’は伝熱板30を通じてウォータジャケット20により温調されることとなる。従って、温調効果の低下を抑制することができる。
また、電池モジュール群10及び伝熱板30は、ケースCに対して同一の留め具により、ケースCに固定されているため、構成の簡素化を図れると共に、別々の留め具により固定する場合と比較して高さ方向の公差を抑えることができる。
また、伝熱板30の少なくとも一面に設けられた伝熱性のゲル40を有するため、各部品の取付公差が大きくなったとしても伝熱板30と電池モジュール群10やウォータジャケット20との伝熱性を確保することができる。
また、伝熱板30にアルミやグラファイトシートなどの面方向に熱伝導率が高い材料を用いるため、電池モジュール11間に高さのバラつきがあっても横方向の温度のバラつきを抑えることができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態に係るバッテリユニットは第1実施形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。以下、第1実施形態との相違点を説明する。
図3は、第2実施形態に係るバッテリユニット1を示す要部断面図である。図3に示すように、第2実施形態において伝熱板30は、一枚の大きな金属板ではなく、積層端部となる電池モジュール11’から、ウォータジャケット20の端部近傍まで延びる板材31で構成されている。この板材31は、一側がケースCの下壁に押圧しており、他側が電池側ブラケット12とケース側ブラケットC1により挟持されてボルト固定されている。ここで、図3はバッテリユニット1の一側のみを示しているが、板材31は、図示しない反対側にも設けられている。このため、図3に示す例において伝熱板30は、2枚の上記板材31により構成されることとなる。なお、板材31は、2枚に限らず、例えば図3に示す奥行き方向に分割されるなどして3枚以上によって構成されてもよい。
さらに、第2実施形態において複数の板材31は、熱伝導性を有する樹脂により構成されている。ここで、複数の板材31は、留め具により片持ち状に支持されている。このため、振動等によって板材31の一側端が跳ね上がるなどの可能性があり、このような場合、板材31が金属製などであると電池モジュール群10を傷つけてしまう可能性がある。しかし、複数の板材31を樹脂にて構成することにより、たとえ板材31の一側端が跳ね上がり電池モジュール群10に接触してしまったとしても、電池モジュール群10を傷つけてしまう可能性を低減することができる。
また、第2実施形態においてゲル40は、電池モジュール11間の位置に対応するケースCの下壁、及び、電池モジュール11間の位置に対応する板材31の上面に塗布されている。また、板材31は一側がケースCの下壁に押圧されているため、ケースCと板材31とはゲル40を介さず例えばポイントPにおいて熱的に結合しているが、より望ましくは図3に示すように、板材31の一側端Eがゲル40に接触するようになっている。
次に、第2実施形態に係るバッテリユニット1の組み付けの様子を説明する。まず、作業者は、ウォータジャケット20が取り付けられた下ケースを用意する。次いで、下ケースの下壁のうち、電池モジュール11間となる位置にゲル40を塗布する。そして、作業者は、電池モジュール11間となる位置にゲル40が塗布された複数の板材31を用意し、板材31のボルト穴とケース側ブラケットC1のボルト穴とが合致するように、板材31をケースC内の下壁に載置する。
その後、作業者は電池モジュール群10をゲル40上に載置し、電池側ブラケット12とケース側ブラケットC1とをボルト固定する。このとき、複数の板材31が電池側ブラケット12とケース側ブラケットC1と挟持される形でケースCに固定されることとなる。また、複数の板材31の上面及びケースCの下壁にはゲル40が塗布されていることから、組み付け公差が大きくなったとしても、これらの伝熱性を確保することができる。次いで、作業者は上ケースと下ケースが合致させボルト等により両者を固定する。
このようにして、第2実施形態に係るバッテリユニット1によれば、第1実施形態と同様に、温調効果の低下を抑制することができ、構成の簡素化を図れると共に、別々の留め具により固定する場合と比較して高さ方向の公差を抑えることができる。また、各部品の取付公差が大きくなったとしても伝熱板30と電池モジュール群10やウォータジャケット20との伝熱性を確保することができる。
さらに、第2実施形態によれば、伝熱板30は、積層端部となる電池モジュール11’から、ウォータジャケット20の端部近傍まで延びる複数の板材31により構成されているため、一枚の大きい伝熱板を使用する場合と比較して伝熱板30を小さく構成して、軽量化及び低コスト化を図ることができる。
また、複数の板材31は、熱伝導性を有する樹脂により構成されている。ここで、伝熱板30を複数の板材31で構成し、板材31が片持ち状に支持される場合には、振動等により一端側が電池モジュール群10を傷つけてしまう可能性があるが、熱伝導性を有する樹脂により構成されているため、たとえ板材31が電池モジュール群10に接触したとしても、電池モジュール群10を傷つけてしまう可能性を低減することができる。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。第2実施形態に係るバッテリユニットは第1実施形態のものと同様であるが、一部構成が異なっている。以下、第1実施形態との相違点を説明する。
図4は、第3実施形態に係るバッテリユニット1を示す要部断面図である。図4に示すように、第3実施形態において伝熱板30は柔軟性を有するシート材により構成されており、電池モジュール群10の下面に張り付けられている。このため、第3実施形態では伝熱板30を留め具により固定する必要がなく、構成が簡素化されている。
このような第3実施形態に係るバッテリユニット1の組み付ける場合、まず、作業者は、ウォータジャケット20が取り付けられた下ケースを用意する。次いで、下ケースの下壁のうち、電池モジュール11間となる位置にゲル40を塗布する。次いで、作業者、伝
熱板30が貼り付けられた電池モジュール群10を用意し、電池モジュール群10をゲル40上に載置する。次いで、作業者は、電池側ブラケット12とケース側ブラケットC1とをボルト固定する。このとき、伝熱板30の下面にはゲル40が塗布されていることから、組み付け公差が大きくなったとしても、これらの伝熱性を確保することができる。次いで、作業者は上ケースと下ケースが合致させボルト等により両者を固定する。
このようにして、第3実施形態に係るバッテリユニット1によれば、第1実施形態と同様に、温調効果の低下を抑制することができる。また、各部品の取付公差が大きくなったとしても伝熱板30と電池モジュール群10やウォータジャケット20との伝熱性を確保することができる。
さらに、第3実施形態によれば、伝熱板30は、柔軟性を有するシート部材により構成され、電池モジュール群10のウォータジャケット20側の面に張り付けられているため、留め具が不要となって構成を簡素化できると共に軽量化及び低コスト化を図ることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものでは無く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば本実施形態においてはバッテリユニット1は、伝熱板30が熱伝導率の高いゴム製であって、ゲル40を有しない構成であってもよい。
1…バッテリユニット
10…電池モジュール群
11…電池モジュール
12…電池側ブラケット
13…逃げ部
20…ウォータジャケット(温調手段)
21,22…接続管
30…伝熱板
31…板材
40…ゲル
41…上層ゲル
42…下層ゲル
200…温調回路
210…低温媒体生成器
220…電気ヒータ
230…媒体温度センサ
240…ポンプ
250…温調用媒体通路
260…制御装置
270…電池温度センサ
300…車両用空調システム
310…コンプレッサ
320…コンデンサ
320f…ファン
330…蒸発器
340…流路切換えバルブ
350…逆止弁
360…冷媒通路
C…ケース
C1…ケース側ブラケット

Claims (6)

  1. 複数の単電池を収納した電池モジュールを複数個積層してなる電池モジュール群と、
    前記電池モジュールの積層方向と直交する方向に設けられ、内部に供給される熱冷媒により前記電池モジュール群を加熱又は冷却する温調手段と、
    前記電池モジュール群と前記温調手段との間に介在される伝熱板と、を備え、
    前記温調手段は、前記直交する方向の投影面積が前記電池モジュール群の投影面積よりも小さく、
    前記伝熱板は、少なくとも前記電池モジュール群と前記温調手段との投影面積の差分となる部位に亘って設けられている
    ことを特徴とするバッテリユニット。
  2. 前記電池モジュール群、及び前記伝熱板を収納するケースをさらに備え、
    前記電池モジュール群、及び前記伝熱板は、前記ケースに対して同一の留め具により、前記ケースに固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリユニット。
  3. 前記伝熱板は、前記電池モジュール群を構成する複数の電池モジュールのうち積層端部となる電池モジュールから、前記温調手段の端部近傍まで延びる複数の板材により構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のバッテリユニット。
  4. 前記複数の板材は、熱伝導性を有する樹脂により構成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のバッテリユニット。
  5. 前記伝熱板は、柔軟性を有するシート部材により構成され、前記電池モジュール群の前記温調手段側の面に張り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリユニット。
  6. 前記伝熱板の少なくとも一面に設けられた伝熱性のゲルを
    さらに備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のバッテリユニット。
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