JP2014091966A - 火気養生治具 - Google Patents

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【課題】エレクションピースの切断状況を容易に確認できる火気養生治具を提供すること。
【解決手段】火気養生治具10は、柱面40A、41Aに略垂直に設けられたエレクションピース42を切断する際に用いられる火気養生治具であって、一面が開放された開放面Sである箱状の治具本体20と、この治具本体20をエレクションピース42または柱面40A、41Aに仮固定する仮固定部30と、を備える。治具本体20が仮固定された状態では、この治具本体20は、エレクションピース42の一方の面42A側に配置されて、治具本体20の開放面Sは、エレクションピース42と柱面40A、41Aとの接合部を覆う。
【選択図】図1

Description

本発明は、火気養生治具に関する。詳しくは、柱面に略垂直に設けられたエレクションピースを切断する際に用いられる火気養生治具に関する。
従来より、鉄骨柱や鉄骨梁を接合して、鉄骨構造を構築することが行われている。ここで、例えば鋼管からなる上下の鉄骨柱同士を溶接接合する場合、以下の手順で施工する。
すなわち、予め鉄骨工場にて、各鉄骨柱の接合部にエレクションピースを溶接しておく。
次に、これら鉄骨柱を鉄骨梁とともに現場に運搬し、現場にて鉄骨建方を行う。このとき、上下の鉄骨柱同士の相対位置を決定し、下側の鉄骨柱のエレクションピースと上側の鉄骨柱のエレクションピースとを接合プレートを介して仮固定する。
次に、鉄骨柱の外周接合部に沿って溶接を行い、この溶接作業が完了した後、エレクションピースをガス切断する。
ところで、エレクションピースをガス切断する際、溶断火花や溶融金属が飛散して火災の原因となるおそれがある。そこで、この問題を解決するため、例えば、火花・溶融金属飛散防止治具が提案されている(特許文献1の図3、図4参照)。
この火花・溶融金属飛散防止治具は、柱面に略垂直に当接する側壁と、この側壁に設けられて柱面に対向する天壁と、側壁に取り付けられたマグネットと、を備える。
この火花・溶融金属飛散防止治具をマグネットで柱面に取り付けると、エレクションピースのほぼ全体が火花・溶融金属飛散防止治具に覆われて、火花・溶融金属飛散防止治具が囲む空間の一面のみが開放された状態となる。そこで、この開放された面からガス切断用トーチを差し込んで、エレクションピースをガス切断することにより、溶断火花や溶融金属が飛散防止治具内に収容される。よって、溶断火花や溶融金属が飛散するのを防止できる。
特開平5−192769号公報
しかしながら、以上の火花・溶融金属飛散防止治具では、火花・溶融金属飛散防止治具がエレクションピースのほぼ全体を覆っており、開放された一面のみを通してエレクションピースを視認するので、切断状況を確認しにくい、という問題があった。
本発明は、エレクションピースの切断状況を容易に確認できる火気養生治具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の火気養生治具(例えば、後述の火気養生治具10)は、柱面(例えば、後述の柱面40A、41A)に略垂直に設けられたエレクションピース(例えば、後述のエレクションピース42)を切断する際に用いられる火気養生治具であって、一面が開放された開放面(例えば、後述の開放面S)である箱状の治具本体(例えば、後述の治具本体20)と、当該治具本体を前記エレクションピースまたは前記柱面に仮固定する仮固定部(例えば、後述の仮固定部30)と、を備え、前記治具本体が仮固定された状態では、当該治具本体は、前記エレクションピースの一方の面(例えば、後述の一方の面42A)側に配置されて、当該治具本体の開放面は、当該エレクションピースと前記柱面との接合部(例えば、後述の切断部L)を覆うことを特徴とする。
この発明によれば、治具本体が仮固定された状態では、治具本体は、エレクションピースの一方の面側に配置されて、治具本体の開放面は、エレクションピースと柱面との接合部を覆っている。よって、エレクションピースの他方の面側にガス切断用トーチを配置して、エレクションピースと柱面との接合部に沿ってガス切断する。すると、ガス切断による溶断火花や溶融金属は、エレクションピースの一方の面側に抜けて、開放面を通って火気養生治具の治具本体に収容される。
よって、従来のように火気養生治具でエレクションピースのほぼ全体を覆うのではなく、治具本体でエレクションピースと柱面との接合部のみを覆うので、エレクションピースを多方向から視認でき、エレクションピースの切断状況を容易に確認できる。
また、火気養生治具を従来に比べて小型化できるので、運搬や取付けなどの取り扱いが容易となる。
また、火気養生治具の治具本体に、ガス切断による溶断火花や溶融金属が収容されるので、切断作業後の足場や柱の清掃が簡単となる。
本発明によれば、治具本体が仮固定された状態では、治具本体は、エレクションピースの一方の面側に配置されて、治具本体の開放面は、エレクションピースと柱面との接合部を覆っている。よって、エレクションピースの他方の面側にガス切断用トーチを配置して、エレクションピースと柱面との接合部に沿ってガス切断する。すると、ガス切断による溶断火花や溶融金属は、エレクションピースの一方の面側に抜けて、開放面を通って火気養生治具の治具本体に収容される。よって、従来のように火気養生治具でエレクションピースのほぼ全体を覆うのではなく、治具本体でエレクションピースと柱面との接合部のみを覆うので、エレクションピースを多方向から視認でき、エレクションピースの切断状況を容易に確認できる。また、火気養生治具を従来に比べて小型化できるので、運搬や取付けなどの取り扱いが容易となる。また、火気養生治具の治具本体に、ガス切断による溶断火花や溶融金属が収容されるので、切断作業後の足場や柱の清掃が簡単となる。
本発明の一実施形態に係る火気養生治具の斜視図である。 前記実施形態に係る火気養生治具をエレクションピースに仮固定した状態を示す斜視図である。 前記実施形態に係る火気養生治具を仮固定したエレクションピースをガス切断する手順を説明するための斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る火気養生治具10の斜視図である。
火気養生治具10は、エレクションピース42(図2参照)を切断するためのものである。
この火気養生治具10は、一面が開放された開放面Sである箱状の治具本体20と、この治具本体20をエレクションピース42に仮固定する仮固定部30と、を備える。
治具本体20は、矩形状の底部21と、この底部21の三辺に沿って立設された側壁部22A、22B、22Cと、底部21に対向配置され側壁部22の上端に接続された天蓋部23と、を備える。このうち側壁部22Aと側壁部22Cとは、対向配置されており、側壁部22Bは、開放面Sに対向している。
側壁部22には、火気養生治具10を運搬するための略コの字形状の把持部24が取り付けられている。
仮固定部30は、側壁部22Aの上下に取り付けられた板状の一対の係止片31と、底部21および天蓋部23の互いに対向する面に設けられた一対の突出片32と、を備える。
以上の火気養生治具10は、以下の手順で使用される。
図2に示すように、断面矩形枠状の下側の鉄骨柱40の上には、断面矩形枠状の上側の鉄骨柱41が配置されており、これら鉄骨柱40、41同士は、接合部Cで接合されている。
各鉄骨柱40、41の各側面の柱面40A、41Aには、接合部Cを挟んで上下のエレクションピース42が溶接固定されている。
これらエレクションピース42は、板状であり、鉄骨柱40、41の柱面40A、41Aに略垂直に設けられている。また、各エレクションピース42には、それぞれ、図示しない接合プレートをボルト接合するための貫通孔43が形成されている。
図2に示す状態では、鉄骨柱40、41同士の接合部Cに沿って溶接が完了して、接合プレートを取り外した状態であるとする。この状態から、図2中左側の上下のエレクションピース42を、これらエレクションピース42と柱面40A、41Aとの接合部である切断部L(図2中破線で示す)に沿ってガス切断するものとする。
まず、火気養生治具10の一対の係止片31を上下のエレクションピース42の貫通孔43に嵌合するとともに、一対の突出片32でエレクションピース42を上下から挟み込む。これにより、係止片31および突出片32は、火気養生治具10の上下のエレクションピース42に対する相対位置を保持するスペーサとして機能しつつ、この火気養生治具10を上下のエレクションピース42に仮固定する。
火気養生治具10が仮固定された状態では、治具本体20は、エレクションピース42の一方の面42A側(ここでは、図2中左奥側)に配置されて、治具本体20の開放面Sは切断部Lを覆うとともに、上下のエレクションピース42に当接しておらず、僅かに離れている。
次に、図3に示すように、エレクションピース42の他方の面42B側(ここでは、図2中右手前側)にガス切断用トーチ44を配置し、切断部Lに沿って、ガス切断する。すると、ガス切断による溶断火花や溶融金属は、エレクションピース42の一方の面42A側に抜けて、火気養生治具10の治具本体20に収容される。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)従来のように火気養生治具でエレクションピースのほぼ全体を覆うのではなく、治具本体20で切断部Lのみを覆うので、エレクションピース42を多方向から視認でき、エレクションピース42の切断状況を容易に確認できる。
また、火気養生治具10を従来に比べて小型化できるので、運搬や取付けなどの取り扱いが容易となる。
また、火気養生治具10の治具本体20に、ガス切断による溶断火花や溶融金属が収容されるので、切断作業後の足場や柱の清掃が簡単となる。
(2)火気養生治具10の治具本体20をエレクションピース42から僅かに離したので、ガス切断時に炎がエレクションピース42を貫通しているのを視認でき、ガス切断作業の安全性を向上できるうえに、治具本体20をエレクションピース42とともに切断してしまうのを防止できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
C…接合部
L…切断部
S…開放面
10…火気養生治具
20…治具本体
21…底部
22、22A、22B、22C…側壁部
23…天蓋部
24…把持部
30…仮固定部
31…係止片
32…突出片
40、41…鉄骨柱
40A、41A…柱面
42…エレクションピース
42A…エレクションピースの一方の面
42B…エレクションピースの他方の面
43…貫通孔
44…ガス切断用トーチ

Claims (1)

  1. 柱面に略垂直に設けられたエレクションピースを切断する際に用いられる火気養生治具であって、
    一面が開放された開放面である箱状の治具本体と、当該治具本体を前記エレクションピースまたは前記柱面に仮固定する仮固定部と、を備え、
    前記治具本体が仮固定された状態では、当該治具本体は、前記エレクションピースの一方の面側に配置されて、当該治具本体の開放面は、当該エレクションピースと前記柱面との接合部を覆うことを特徴とする火気養生治具。
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