JP2014091509A - 作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】作動停止した作業装置の復旧作業を迅速に行うことが可能な作業車を提供する。
【解決手段】高所作業車が、走行可能なトラック車両と、トラック車両上に設けられて所定の作業を行う高所作業装置と、高所作業装置に関する作動情報を検出記憶する作動情報記憶回路37と、高所作業装置Kの作動操作を行うオペレータが操作可能なサポートスイッチ26と、サポートスイッチ26が操作された際に作動情報記憶回路37により検出記憶された高所作業装置の作動情報を管理サーバーSVに送信する通信モジュール28とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行可能な車両に作業装置が設けられた作業車に関する。
作業車には、走行可能な車両の車体上に、架装物として例えばブーム等からなる作業装置が搭載されたものがある(例えば、特許文献1を参照)。作業装置は、油圧を利用して作動するように構成されており、車体に設けられた油圧ポンプから作動油が供給される。油圧ポンプの駆動は、車両の走行用エンジンの駆動力をパワーテイクオフ機構(PTO)によって取り出すことにより行われる。
また、このような作業車には、ブームの作業範囲規制装置や、インターロック装置等の安全装置が設けられている。安全装置の作動によって作業装置の作動が停止した場合、作業者は、安全装置の作動を報知するランプの点灯表示等によって、安全装置の作動により作業装置の作動が停止したことを知ることができる。
特開2003−201100号公報
しかしながら、従来の作業車においては、安全装置の作動以外の原因で作業装置の作動が停止した場合には、作業装置の作動が停止した原因を容易に知ることができず、作動停止した作業装置の復旧作業に時間を要していた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、作動停止した作業装置の復旧作業を迅速に行うことが可能な作業車を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る作業車は、走行可能な車両と、前記車両上に設けられて所定の作業を行う作業装置と、前記作業装置に関する作動情報を検出する作動情報検出器(例えば、実施形態における作動情報記憶回路37)と、前記作業装置の作動操作を行うオペレータが操作可能なサポートスイッチと、前記サポートスイッチが操作された際に前記作動情報検出器により検出された前記作動情報を外部装置に送信する送信機(例えば、実施形態における通信モジュール28)とを備えている。
上述の作業車において、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出器を備え、前記送信機は、前記サポートスイッチが操作された際に前記作動情報検出器により検出された前記作動情報と前記位置情報検出器により検出された前記車両の位置情報とを前記外部装置に送信することが好ましい。
上述の作業車において、前記サポートスイッチの操作により前記送信機が送信した前記作動情報に応じて前記外部装置から返信された情報を表示可能な表示装置を備えることが好ましい。
本発明によれば、作業車が、サポートスイッチが操作された際に作動情報検出器により検出された作業装置に関する作動情報を外部装置に送信する送信機を備えている。これにより、サポートスイッチが操作された際における作業装置の作動情報を外部で利用することができるため、例えば、作業車から離れた場所にいる作業車メーカーの担当者等が、送信機から送信された作動情報に基づいて、作業装置の作動が停止した原因を調べて適切な対応策を作業車のオペレータに連絡することが可能になり、作動停止した作業装置の復旧作業を迅速に行うことができる。
また、送信機が、サポートスイッチが操作された際に作動情報検出器により検出された作動情報と位置情報検出器により検出された車両の位置情報とを外部装置に送信することで、車両の位置情報を外部で利用することができるため、例えば、作業車から離れた場所にいる作業車メーカーの担当者等が、車両の位置情報に応じた適切な対応策を作業車のオペレータに連絡することが可能になり、作動停止した作業装置の復旧作業をより迅速に行うことができる。
また、作業車が、外部装置から返信された情報を表示可能な表示装置を備えることで、例えば、作業装置の作動情報に応じた適切な対応策を表示装置に表示して、作業車のオペレータに知らせることが可能になり、作動停止した作業装置の復旧作業をより迅速に行うことができる。
高所作業車の制御系を示すブロック図である。 高所作業車の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本実施形態に係る作業車の一例として高所作業車1を図1に示している。この高所作業車1は車体2の前後左右に前後輪3a,3bを有して走行可能であり、車体2の前部に運転キャブ2aを有したトラック車両Tをベースに構成される。このトラック車両Tの車体2の上に旋回モータ51により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台4が配設されている。旋回台4の上端部には枢結ピン4aでブーム5が起伏自在に枢結されており、旋回台4とブーム5との間に配設された起伏シリンダ52を伸縮作動させることにより、枢結ピン4aを中心としてブーム5を垂直面内に起伏作動させることができる。ブーム5は、基端ブーム5a、中間ブーム5bおよび先端ブーム5cを入れ子式に組み合わせて、内蔵の伸縮シリンダ53によりブーム5全体が長手軸方向に伸縮動可能に構成される。
また、先端ブーム5cは先端にブームヘッド5dを有し、このブームヘッド5dに枢結されて垂直ポスト部材6が上下に揺動可能に取り付けられている。この垂直ポスト部材6は、先端ブーム5c先端あるいはブームヘッド5dと垂直ポスト部材6との間に配設された図示しないレベリングシリンダにより垂直ポスト部材6の揺動制御が行われ、ブーム5の起伏の如何に拘らず垂直ポスト部材6が常に垂直に延びて位置するように垂直ポスト部材6が揺動制御される。このように常時垂直に保持される垂直ポスト部材6に、図示しない首振モータにより水平旋回自在(首振り自在)に作業台7が取り付けられており、作業台7はブーム5の起伏に拘らず常に水平に保持される。
また、作業台7にはブーム5を作動(起伏、伸縮動)させ、旋回台4を旋回動させるための操作と、作業台7を旋回動(首振動)させる操作を行うための上部操作装置11が配設されており、作業台7に搭乗するオペレータ(作業者)は上部操作装置11のブーム操作レバーを操作することによってブーム5を自由に起伏動、伸縮動させ、旋回台4(ブーム5)を旋回動させ、さらには、作業台7を旋回動させて、作業台7を所望もしくは任意の高所位置に移動させることができるように構成されている。このように、旋回台4と、ブーム5と、作業台7とを主体に高所作業装置Kが構成され、車体2の後部に架装される。
車体2の前後左右の四カ所には、車体2の左右方向外側への拡幅および車体2の下方に伸縮自在なジャッキ8が設けられており、高所作業を行うときには、ジャッキ8を車体2の左右に拡幅および下方に張出伸長させて車体2を安定に持ち上げ支持できるようになっている。このジャッキ8は、車体2の後端部に配設された下部操作装置12のジャッキ操作レバーを操作することで上記のような作動をさせることができるようになっている。また、車体2の中央部には、全縮状態に倒伏したブーム5の下面に当接してブーム5を格納支持するブーム受け9が上方に突出して配設されている。
次に、高所作業車1の制御装置について、図1を参照しながら説明する。高所作業車1の制御装置は、上部操作装置11または下部操作装置12の操作に応じて制御信号を出力し、ブーム5、作業台7、およびジャッキ8の作動を制御するコントローラ30と、コントローラ30からの制御信号に基づいて起伏シリンダ52等への作動油の給排制御を行う油圧ユニット40とを主体に構成される。
上部操作装置11におけるブーム操作レバー11aは、作業台7の上方に突出して水平方向に揺動自在および回動自在であり、この作業台7に搭乗したオペレータ(作業者)がこの操作レバーを操作することで、ブーム5の旋回、起伏、及び伸縮動を行わせる操作信号をコントローラ30に出力させることが可能となっている。
一方、下部操作装置12におけるジャッキ操作レバー12aは、車体2の後端部において上方に突出して車体2の前後方向に揺動自在であり、このレバーを中立状態から前方へ倒すとジャッキ8が格納作動する操作信号をコントローラ30に出力し、このレバーを中立状態から後方へ倒すとジャッキ8が伸長作動する操作信号をコントローラ30に出力し、さらに、上下いずれかに倒れているレバーを中立状態に戻すと、コントローラ30への操作信号の出力が停止する。
コントローラ30には、軸力検出器21と、起伏角検出器22と、伸長量検出器23と、ブーム格納検出器24とが電気的に接続される。軸力検出器21は、起伏シリンダ52の伸縮軸方向に作用する軸力を検出し、検出信号をコントローラ30に出力する。起伏角検出器22は、ブーム5の起伏角を検出し、検出信号をコントローラ30に出力する。伸長量検出器23は、ブーム5の伸長量を検出し、検出信号をコントローラ30に出力する。ブーム格納検出器24は、例えばブーム受け9に設けられオンオフ信号を出力可能なリミットスイッチからなり、ブーム5がブーム受け9に載置されている状態のときには、ブーム5の下面に押圧されることによりリミットスイッチが作動してオン信号としてのブーム格納検出信号をコントローラ30に出力し、ブーム5がブーム受け9に載置されていない状態のときには、オフ信号としての非格納検出信号をコントローラ30に出力する。
また、コントローラ30には、運転キャブ2aの内部に設けられたサポートスイッチ26と、トラック車両Tの位置情報を検出する位置情報検出器27と、外部の管理サーバーSVと無線通信を行うための通信モジュール28と、サポート情報を表示するための表示装置29とが電気的に接続される。サポートスイッチ26は、操作ボタン26aを備えて構成され、オペレータにより操作ボタン26aが押し操作されると、サポート操作信号をコントローラ30に出力する。位置情報検出器27は、GPS(Global Positioning System)受信機等から構成され、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を測定し、位置情報検出器27が搭載されたトラック車両Tの位置情報を求めてコントローラ30に送信する。通信モジュール28は、通信モデム等から構成され、携帯電話通信網NTを利用して外部の管理サーバーSVと情報の送受信が可能に構成されている。表示装置29は、運転キャブ2aの内部におけるサポートスイッチ26の近傍に設けられ、通信モジュール28で受信された管理サーバーSVからのサポート情報を表示可能に構成される。
コントローラ30は、ブーム作動制御回路31と、ジャッキ作動制御回路32と、ブームモーメント記憶回路33と、モーメント比較回路34と、ブーム作動規制回路35と、インターロック制御回路36と、作動情報記憶回路37と、サポート作動制御回路38とを有している。ブーム作動制御回路31は、ブーム操作レバー11aの操作による操作信号の入力に基づいてブーム5の作動を制御する。ジャッキ作動制御回路32は、ジャッキ操作レバー12aの操作による操作信号の入力に基づいてジャッキ8の作動を制御する。
ブームモーメント記憶回路33は、軸力検出器21、起伏角検出器22、および伸長量検出器23により検出された値に基づいてブームモーメントを算出して記憶する。ブーム作動規制回路35は、ブーム作動制御回路31から油圧ユニット40へ出力される制御信号を遮断することにより、ブーム5の所定の方向への作動を規制する。具体的には、ブームモーメント記憶回路33より算出されたブームモーメントと所定の規制モーメントとをモーメント比較回路34が比較し、算出されたブームモーメントが規制モーメントに達したと判断された場合に、ブーム作動規制回路35がブーム作動制御回路31にブーム作動規制信号を出力する。このブーム作動規制信号により、ブーム作動制御回路31から油圧ユニット40への制御信号(ブーム5を倒伏動させるための制御信号)の出力が遮断され、ブーム5の倒伏動が規制される。
インターロック制御回路36は、ブーム5が車体2上に格納されたことを示すブーム格納検出器24からのブーム格納検出信号と、ブーム5が全縮状態に縮小したことを示す伸長量検出器23からの検出信号とがコントローラ30に入力されたときに、ジャッキ操作レバー12aの操作に応じたジャッキ8の作動を許容するようになっている。一方、ブーム5が車体2上に格納されていないことを示すブーム格納検出器24からの非格納検出信号と、ブーム5が全縮状態に縮小していないことを示す伸長量検出器23からの検出信号との少なくとも一方がコントローラ30に入力されたときに、インターロック制御回路36は、ジャッキ8の作動を制御する制御信号がジャッキ作動制御回路32から出力されるのを規制するジャッキ作動規制信号をジャッキ作動制御回路32に出力する。すなわち、インターロック制御回路36は、ブーム5の作動中において、たとえジャッキ操作レバー12aの操作による操作信号が入力されてもブーム5及びジャッキ8が同時作動しないように、ジャッキ8の作動を規制するようになっている。
作動情報記憶回路37には、軸力検出器21、起伏角検出器22、および伸長量検出器23により検出された検出値に関する検出値情報が、高所作業装置Kに関する作動情報として記憶される。また、作動情報記憶回路37には、ブーム格納検出器24からコントローラ30にブーム格納検出信号または非格納検出信号が入力されたことを識別可能な格納情報が、高所作業装置Kに関する作動情報として記憶される。また、作動情報記憶回路37には、ブーム作動規制回路35からブーム作動規制信号が出力されたことを識別可能なブーム作動規制情報と、インターロック制御回路36からジャッキ作動規制信号が出力されたことを識別可能なジャッキ作動規制情報とが、高所作業装置Kに関する作動情報として記憶される。また、作動情報記憶回路37には、軸力検出器21、起伏角検出器22、および伸長量検出器23等の異常を示すエラー情報が、高所作業装置Kに関する作動情報として記憶される。また、作動情報記憶回路37には、位置情報検出器27により検出されたトラック車両Tの位置情報が記憶される。
サポート作動制御回路38は、サポートスイッチ26の操作ボタン26aの操作によるサポート要求信号の入力に基づいて、通信モジュール28の作動を制御する。また、サポート作動制御回路38は、管理サーバーSVから通信モジュール28に送信されたサポート情報に基づいて、表示装置29の表示制御を行う。
旋回台4を旋回動させる旋回モータ51、ブーム5を起伏動させる起伏シリンダ52、ブーム5を伸縮動させる伸縮シリンダ53(以下、旋回モータ51、起伏シリンダ52および伸縮シリンダ53を合わせて「ブームアクチュエータ54」と称する)、およびジャッキ8を伸縮動させるジャッキアクチュエータ55の作動は、車体2に配設された図示しないエンジンの駆動力を伝達させることで駆動可能な油圧ポンプPから吐出する作動油の給排制御をすることで行われる。この給排制御は、油圧ユニット40内に設けられてそれぞれのシリンダ等に対応する旋回制御バルブ41、起伏制御バルブ42、伸縮制御バルブ43(以下、旋回制御バルブ41、起伏制御バルブ42および伸縮制御バルブ43を合わせて「ブームアクチュエータ制御バルブ44」と称する)、およびジャッキアクチュエータ制御バルブ45のバルブの開度を制御することで行われる。
以上のように構成される高所作業車1を用いて高所作業を行うには、まず、オペレータ(作業者)が下部操作装置12のジャッキ操作レバー12aを中立状態から後方へ倒す操作を行ってジャッキ8を伸長作動させる。このとき、下部操作装置12は、ジャッキ操作レバー12aの操作に応じてジャッキ8が伸長作動する操作信号をコントローラ30に出力する。コントローラ30のジャッキ作動制御回路32は、下部操作装置12から入力された操作信号に基づいて、ジャッキ8を伸長作動させる制御信号を油圧ユニット40に出力し、ジャッキアクチュエータ制御バルブ45のバルブ開度を制御する。これにより、油圧ポンプPから吐出された作動油がジャッキアクチュエータ制御バルブ45を介してジャッキアクチュエータ55に供給され、作動油の供給を受けたジャッキアクチュエータ55がジャッキ8を伸長作動させる。ジャッキ8が伸長作動した後、オペレータはジャッキ操作レバー12aを中立状態に戻す操作を行う。
ジャッキ8を伸長作動させると、オペレータ(作業者)は、作業台7に搭乗して上部操作装置11のブーム操作レバー11aを操作し、ブーム5の旋回、起伏、及び伸縮動を行わせる。このとき、上部操作装置11は、ブーム操作レバー11aの操作に応じて、ブーム5の旋回、起伏、及び伸縮動を行わせる操作信号をコントローラ30に出力する。これにより、油圧ポンプPから吐出された作動油がブームアクチュエータ制御バルブ44を介してブームアクチュエータ54に供給され、作動油の供給を受けたブームアクチュエータ54がブーム5の旋回、起伏、及び伸縮動を行わせる。このようにして、作業台7に搭乗したオペレータ(作業者)は、ブーム操作レバー11aを操作することにより作業台7を所望の高所位置に移動させ、高所作業を行う。
高所作業を行う際、ブームモーメント記憶回路33は、軸力検出器21、起伏角検出器22、および伸長量検出器23により検出された値に基づいてブームモーメントを算出して記憶する。モーメント比較回路34は、ブームモーメント記憶回路33より算出されたブームモーメントと所定の規制モーメントとを比較する。モーメント比較回路34によりブームモーメントが規制モーメントに達したと判断された場合、ブーム作動規制回路35がブーム作動制御回路31にブーム作動規制信号を出力する。このブーム作動規制信号により、ブーム作動制御回路31から油圧ユニット40への制御信号(ブーム5を倒伏動させるための制御信号)の出力が遮断され、ブーム5の倒伏動が規制される。
また、ブーム5が旋回、起伏、及び伸縮動するときには、ブーム格納検出器24からコントローラ30に非格納検出信号が入力されるので、インターロック制御回路36はジャッキ作動規制信号をジャッキ作動制御回路32に出力する。このジャッキ作動規制信号により、ブーム5の作動中において、ジャッキ作動制御回路32から油圧ユニット40への制御信号(ジャッキ8を伸縮動させるための制御信号)の出力が遮断され、ジャッキ8の作動が規制される。
なお、高所作業を行う際、作動情報記憶回路37には、高所作業装置Kに関する作動情報、すなわち、前述の検出値情報、格納情報、ブーム作動規制情報、ジャッキ作動規制情報、およびエラー情報がそれぞれ記憶される。また、作動情報記憶回路37には、位置情報検出器27により検出されたトラック車両Tの位置情報が記憶される。なお、作動情報記憶回路37に記憶される情報は、逐次更新されるようになっている。
前述したように、ブームモーメントが所定の規制モーメントに達したときには、ブーム作動規制回路35からブーム作動規制信号が出力されて、ブーム5の倒伏動が規制される。このような安全装置が作動した場合、作業を行うオペレータ(作業者)は、安全装置の作動を報知するランプ(図示せず)の点灯表示によって、安全装置の作動により高所作業装置Kの作動が停止したことを知ることができる。しかしながら、安全装置(ブーム作動規制回路35)の作動以外の原因で高所作業装置Kの作動が停止した場合には、高所作業装置Kの作動が停止した原因を容易に知ることができない。
本実施形態では、このような場合に、オペレータ(作業者)がサポートスイッチ26の操作ボタン26aを押し操作する。このとき、サポートスイッチ26は、操作ボタン26aの操作に応じて、サポート要求信号をコントローラ30に出力する。サポート作動制御回路38は、サポートスイッチ26からサポート要求信号が入力されると、サポート要求信号が入力された際に作動情報記憶回路37に記憶されていた高所作業装置Kに関する作動情報およびトラック車両Tの位置情報を管理サーバーSVに送信するように、通信モジュール28の作動を制御する。通信モジュール28から出力された高所作業装置Kに関する作動情報およびトラック車両Tの位置情報は、携帯電話通信網NTを介して管理サーバーSVに無線送信され、管理サーバーSVの記憶部(図示せず)に記憶される。
管理サーバーSVは、例えば、高所作業車1の製造メーカーにおいて設置・管理が行われる。これにより、高所作業車1から離れた場所にいるメーカーの担当者等が、通信モジュール28から送信された高所作業装置Kに関する作動情報およびトラック車両Tの位置情報に基づいて、高所作業装置Kの作動が停止した原因を調べて適切な対応策を高所作業車1のオペレータに連絡することが可能になる。例えば、メーカーの担当者等が、作動停止した高所作業装置Kの復旧作業を行うためのサポート情報を、管理サーバーSVから高所作業車1に返信する。管理サーバーSVから出力されたサポート情報は、携帯電話通信網NTを介して高所作業車1の通信モジュール28に無線送信される。サポート作動制御回路38は、管理サーバーSVから通信モジュール28にサポート情報が送信されると、管理サーバーSVから返信されたサポート情報に基づいて、表示装置29の表示制御を行う。
このように、本実施形態によれば、サポートスイッチ26が操作された際に作動情報記憶回路37により検出記憶された高所作業装置Kに関する作動情報を管理サーバーSVに送信する通信モジュール28が設けられている。これにより、サポートスイッチ26が操作された際における高所作業装置Kの作動情報を外部で利用することができるため、例えば、高所作業車1から離れた場所にいる高所作業車1の製造メーカーの担当者等が、通信モジュール28から送信された作動情報に基づいて、高所作業装置Kの作動が停止した原因を調べて適切な対応策を高所作業車1のオペレータに連絡することが可能になり、作動停止した高所作業装置Kの復旧作業を迅速に行うことができる。
また、通信モジュール28が、サポートスイッチ26が操作された際に作動情報記憶回路37により検出記憶された高所作業装置Kに関する作動情報と位置情報検出器27により検出されたトラック車両Tの位置情報とを管理サーバーSVに送信することで、トラック車両Tの位置情報を外部で利用することができるため、例えば、高所作業車1から離れた場所にいる高所作業車1の製造メーカーの担当者等が、トラック車両Tの位置情報に応じた適切な対応策を高所作業車1のオペレータに連絡することが可能になり、作動停止した高所作業装置Kの復旧作業をより迅速に行うことができる。
また、高所作業車1が、管理サーバーSVから返信された情報を表示可能な表示装置29を備えることで、例えば、高所作業装置Kの作動情報に応じた適切な対応策を表示装置29に表示して、高所作業車1のオペレータに知らせることが可能になり、作動停止した高所作業装置Kの復旧作業をより迅速に行うことができる。
上述の実施形態において、通信モジュール28は、サポート要求信号が入力された際に作動情報記憶回路37に記憶されていた高所作業装置Kに関する作動情報およびトラック車両Tの位置情報を管理サーバーSVに送信しているが、これに限られるものではない。例えば、通信モジュール28は、サポート要求信号が入力された際に、軸力検出器21、起伏角検出器22、および伸長量検出器23により検出された検出値情報等の作動情報をダイレクトに管理サーバーSVに送信するようにしてもよく、位置情報検出器27により検出されたトラック車両Tの位置情報をダイレクトに管理サーバーSVに送信するようにしてもよい。
上述の実施形態において、サポート情報が管理サーバーSVから高所作業車1の通信モジュール28に返信されて表示装置29に表示されているが、これに限られるものではない。例えば、高所作業車1の製造メーカーの担当者等が、携帯電話等の通信手段を用いて、高所作業車1のオペレータにサポート情報を伝達するようにしてもよい。
上述の実施形態において、高所作業装置Kに関する作動情報として、検出値情報、格納情報、ブーム作動規制情報、ジャッキ作動規制情報、およびエラー情報を例示しているが。これに限られるものではなく、例えば、燃料計等の高所作業車1に設けられた各種検出器の検出情報を適宜、高所作業装置Kに関する作動情報として用いるようにしてもよい。
上述の実施形態において、サポートスイッチ26を運転キャブ2aの内部に設けているが、これに限られるものではなく、例えば、上部操作装置11もしくは上部操作装置11の近傍や、下部操作装置12もしくは下部操作装置12の近傍等に設けてもよい。
上述の実施形態において、ブーム5を用いた高所作業装置Kが車体2の上部に搭載されているが、これに限られるものではなく、作業装置として、シザース式、ポスト式等の垂直昇降式の高所作業装置や、クレーン装置等が、車体2の上部に搭載されてもよい。また、トラック車両Tをベースとした高所作業車1に限らず、自走式の高所作業車であってもよい。
1 高所作業車
2 車体
26 サポートスイッチ
27 位置情報検出器
28 通信モジュール
29 表示装置
37 作動情報記憶回路
K 高所作業装置
T トラック車両
SV 管理サーバー

Claims (3)

  1. 走行可能な車両と、
    前記車両上に設けられて所定の作業を行う作業装置と、
    前記作業装置に関する作動情報を検出する作動情報検出器と、
    前記作業装置の作動操作を行うオペレータが操作可能なサポートスイッチと、
    前記サポートスイッチが操作された際に前記作動情報検出器により検出された前記作動情報を外部装置に送信する送信機とを備えることを特徴とする作業車。
  2. 前記車両の位置情報を検出する位置情報検出器を備え、
    前記送信機は、前記サポートスイッチが操作された際に前記作動情報検出器により検出された前記作動情報と前記位置情報検出器により検出された前記車両の位置情報とを前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の作業車。
  3. 前記サポートスイッチの操作により前記送信機が送信した前記作動情報に応じて前記外部装置から返信された情報を表示可能な表示装置を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の作業車。
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JP2003078630A (ja) * 2001-09-04 2003-03-14 Aichi Corp 作業車両の情報通信システム
JP2008239345A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Liebherr Werk Ehingen Gmbh 移動式クレーン

Patent Citations (3)

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