JP2014091506A - 車両の操縦アシスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操舵を検出するセンサを追加することなく、運転者の操縦性を阻害せずに車両の安定性を向上する車両の操縦アシスト装置を提供する。
【解決手段】体重移動によって運転する車両の操縦アシスト装置150は、車両の運動を機械的に補助するアシスト手段18に駆動力を加える駆動手段90と、角速度センサ78が検出した角速度に基づいて、駆動力としてのアシストトルクを求めるトルク算出手段300とを備え、トルク算出手段300は、角速度に基づく車両の挙動を示す車体レートが大きい場合、車体レートが小さい場合に比べて、アシストトルクTwを小さくする。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両の姿勢を角速度センサにより検出し、検出結果に基づいて該車両の姿勢を制御する車両の操縦アシスト装置に関する。
下記に示す特許文献1には、自動二輪車のふらつきを抑制する姿勢制御を行う為に、操舵ハンドルにアシスト力を与える鞍乗型車両の操舵装置が開示されている。
特開2012−76490号公報
しかしながら、このようなアシスト技術において、走行安全性を高める為にアシスト力を高めてしまうと、運転者の操縦性をかえって阻害してしまう事がある。この場合、操舵センサ等により運転者の操作を検出し、運転者が積極的に操作をしている場合には、補助力を弱める工夫が考えられるが、センサを追加する必要がある為、操作を検出するセンサを追加することなく、運転者の操縦性を低下させずに、車両の姿勢を制御する操縦アシスト装置が望まれていた。
そこで、本発明は、操舵を検出するセンサを追加することなく、運転者の操縦性を阻害せずに車両の姿勢制御の向上を図る車両の操縦アシスト装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両(10)の操縦アシスト装置(150)は、以下の特徴を有する。
第1の特徴;体重移動によって運転する車両(10)の操縦アシスト装置(150)において、前記体重移動に加えて前記車両(10)の運動を機械的に補助するアシスト手段(18)と、前記アシスト手段(18)に駆動力を加える駆動手段(90)と、前記車両(10)の角速度を検出する角速度センサ(78)と、前記角速度センサ(78)が検出した前記角速度に基づいて、前記駆動力としてのアシストトルク(Tw)を求めるトルク算出手段(300)と、を備え、前記トルク算出手段(300)は、前記角速度に基づく前記車両(10)の挙動を示す車体レート(S)が大きい場合、前記車体レート(S)が小さい場合に比べて、前記アシストトルク(Tw)を小さくすることを特徴とする。
第2の特徴;前記車両(10)の車速(V)を検出する車速センサ(35)を備え、前記トルク算出手段(300)は、(1)式を用いて前記アシストトルク(Tw)を算出することを特徴とする。
Tw=F×S/(G×S+α) …(1)
(但し、Twは前記アシストトルク、Sは前記車体レート、F及びGは前記車速(V)に応じて変動する係数、αは零以外の定数である。)
第3の特徴;前記角速度センサ(78)は、前記車両(10)のヨー角速度(Y)及びロール角速度(R)を検出し、トルク算出手段(300)は、前記車速(V)に応じて前記ヨー角速度(Y)及び前記ロール角速度(R)の重み付けを異ならせて、加算することで前記車体レート(S)を算出することを特徴とする。
第4の特徴;前記車両(10)は自動二輪車であり、前記角速度センサ(78)は、シート(44、46)の下方であって、後輪(WR)が地面(GR)に接する接地点(A)とヘッドパイプ(14)の中央部を結ぶ線分(L)の近傍に設けられることを特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、車両の挙動が大きい場合は、運転者の体重操作によるものと判断してアシストトルクを小さくし、車両の挙動が小さい場合は、運転者の体重操作ではなく車両のふらつきであると判断してアシストトルクを大きくするので、運転者の操作を検出するセンサを追加することなく、運転者の操縦性を阻害せずに、車両の姿勢制御の向上を図ることができる。
本発明の第2の特徴によれば、Tw=F×S/(G×S+α)の式を用いてアシストトルクを算出するので、Sが大きい場合は分母のSによりTwが小さくなり、Sが小さい場合はSに比例してTwを大きくすることができるので、車両の挙動が大きい場合に、アシストトルクを弱めることができる。(但し、Twはアシストトルク、Sは車両の挙動を示す車体レート、F及びGは車速に応じて変動する係数、αは零以外の定数である。)
本発明の第3の特徴によれば、トルク算出手段は、車速に応じてヨー角速度及びロール角速度の重み付けを異ならせて、加算することで車両の挙動を示す車体レートを算出するので、低速時及び高速時のどちらの場合であっても、運転者の操作に対して違和感のないふらつき抑制アシストトルクを算出することができる上、車両の挙動を高精度に検出することができ、ふらつきを高精度に抑制することができる。
本発明の第4の特徴によれば、車両は自動二輪車であり、角速度センサは、シートの下方であって、後輪が地面に接する接地点とヘッドパイプの中央部を結ぶ線分の近傍に設けられるので、車両の撓みが少ない位置に角速度センサを配置することで車体レートをより正確に検出することができる。
車両の操縦アシスト装置が搭載された自動二輪車の側面図である。 図1に示す自動二輪車の一部省略正面図である。 角速度センサによって検出されるロール角とヨー角の説明図である。 車速に対する角速度センサの取付角度の変更特性を示す説明図である。 図1に示すパワーアシスト部を含むヘッドパイプ近傍の一部省略説明図である。 操縦アシスト装置のブロック図である。 図6に示すパワーアシストトルク算出ブロックの構成図である。 パワーアシスト車速係数の特性を示す説明図である。 図6に示すふらつき抑制アシストトルク算出ブロックの構成図である。 第1車速補正係数の特性を示す説明図である。 第2車速補正係数の特性を示す説明図である。 図6に示す操縦アシスト装置の動作を示すフローチャートである。
本発明に係る車両の操縦アシスト装置について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
図1は、車両の操縦アシスト装置が搭載される自動二輪車10の側面図である。図2は、図1に示す自動二輪車10の一部省略正面図である。
運転者の体重移動によって運転することが可能な自動二輪車(車両)10は、車体11の車体フレーム12と、車体フレーム12の前端部に設けられたヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14の上端に設けられたトップブリッジ16に連結され、運転者の体重移動に加えて自動二輪車10の運動を機械的に補助する操舵ハンドル(アシスト手段)18と、トップブリッジ16の左右両端に連結されると共にボトムブリッジ20を貫通して、前輪WFを回転自在に支持する左右一対のフロントフォーク22と、ヘッドパイプ14内に挿通され一端がトップブリッジ16に固定されると共に、他端がボトムブリッジ20に回転自在に支持されるステアリング軸24と、ステアリング軸24にアシストトルクTmを伝達するパワーアシスト部26と、車体フレーム12に支持されたエンジン28と、エンジン28の図示しない排気管を介して連結された排気マフラ30と、一端が車体フレーム12の後下部のピボット軸32に揺動可能に支持され他端側が後輪WRを回転自在に支持するスイングアーム34とを備える。
スイングアーム34には、後輪WRの車輪速から車速Vを検出する車速センサ35が取り付けられている。車速センサ35は、カウンターシャフトに取り付けられてもよい。
車体フレーム12は、ヘッドパイプ14から左右に分岐して後斜め下方に延びる左右一対のメインフレーム36と、メインフレーム36の後部に接続される左右一対のピボットプレート38と、ピボットプレート38の前部及び後部から後斜め上方に延びる左右一対のシートフレーム40とを有する。
メインフレーム36の上方に燃料タンク42が設けられ、シートフレーム40の上部には運転者シート44及び同乗者シート46が取り付けられ、同乗者シート46の後方には、グラブレール48及びトランクボックス50が取り付けられている。
車体フレーム12のピボットプレート38には、運転者シート44に着座した運転者用の左右一対のステップ52と、同乗者シート46に着座した同乗者用の左右一対のステップ54とが取り付けられている。
車体フレーム12には、車体カウリング56が取り付けられ、車体カウリング56は、車体前方を覆うフロントカウル58と、車体側部を覆う左右一対のサイドカバー60と、車体下部を覆うアンダーカバー62と、車体後部を覆うリアシートカウル64とを備えており、リアシートカウル64には、左右一対のサドルバック66が一体的に形成されている。また、前輪WFを覆うフロントフェンダ68がフロントフォーク22に取り付けられ、後輪WRを覆うリアフェンダ70がリアシートカウル64に取り付けられている。
フロントカウル58の前面には、ヘッドライト72が取り付けられ、その上部にはウインドシールド74が取り付けられ、左右端にはサイドミラー76が取り付けられている。
後輪WRが地面GRに接する接地点Aとヘッドパイプ14の略中央部を結ぶ線分L付近であって、運転者シート44又は同乗者シート46の下方には、自動二輪車10のヨー方向の角速度Yとロール方向の角速度Rとを検出するジャイロセンサ等の角速度センサ78が設けられている。水平線(X軸という)に対する傾斜角を角速度センサ78の取付角φという。角速度センサ78は、ヨー方向の角速度(以下、ヨー角速度)Yとロール方向の角速度(以下、ロール角速度)Rとを出力する。
図3に示すように、ロール角速度Rの積分値として得られるロール角θrは、車両前後方向に延びるX軸周りの回転角を表し、ヨー角速度Yの積分値として得られるヨー角θyは、接地点Aに対する角速度センサ78のX軸に対して鉛直方向に直行する軸(Z軸)回りの回転角を表す。ロール角θrは、自動二輪車10の左右方向の傾斜角(バンク角)とも言える。
角速度センサ78は、角速度センサ78の軸がZ軸方向を向いているときに、検出されるヨー角速度Yが最大になると共にロール角速度Rが最小になり、角速度センサ78の軸がX軸方向を向いているときに、検出されるヨー角速度Yが最小になると共にロール角速度Rが最大になる特性を有している。
自動二輪車10では、低速時には、操舵ハンドル18による転舵(ヨー)が発生してから、バンク(ロール)が発生する特性を有するので、ヨーが先行しヨー角速度Yを多く検出できることが好ましい。その一方、高速時には、バンク(ロール)が発生してから、転舵が発生する特性を有するので、ロールが先行しロール角速度Rを多く検出できることが好ましい。これらの特性を自動二輪車10の転舵特性という。
そこで、この出願の発明者は、鋭意検討の結果、最もヨー角速度Y及びロール角速度Rを精度よく検出する為に、上述したように、後輪WRの接地点Aとヘッドパイプ14の略中央部分を結ぶ線分L付近であって、運転者シート44又は同乗者シート46の下方に角速度センサ78を取り付けることとした。また、この位置に角速度センサ78を取り付けることによって、車体11の歪みが少ない位置に角速度センサ78を配置することができ、角速度センサ78の検出精度を向上させることができる。
この場合、検出された車速Vに応じて、角速度センサ78が検出したヨー角速度Y及びロール角速度Rの重み付けを変えて合成し、該合成した合成角速度を出力する。自動二輪車10の転舵特性から車速Vが低い時には、ヨー角速度Yの重み付けをロール角速度Rより大きくし、車速Vが高い時には、ロール角速度Rの重み付けをヨー角速度Yより大きくして、合成角速度を生成する。
合成角速度の生成は、例えば、次の(2)式に示すように、ヨー角速度Yに第1調整値AD1を乗算した値(Y×AD1)と、ロール角速度Rに第2調整値AD2を乗算した値(R×AD2)とを加算することで、合成角速度Sを生成してもよい。
S=Y×AD1+R×AD2 …(2)
この場合は、第1調整値AD1は、低速側で大きく高速側で小さくなるように設定され、第2調整値AD2は、低速側で小さく高速側で大きくなるように設定される。
そして、更に、車速Vに応じて角速度センサ78の取付角φを0〜π/2の範囲内で擬似的に変更し、第1調整値AD1をsinφに、第2調整値AD2をcosφに置き換えてもよい。この場合、車速Vが低い程、擬似的な取付角φを大きくし、車速Vが高い程、擬似的な取付角φを小さくする。この場合の合成角速度Sは、次の(3)式で示すように算出する。
S=Y×sinφ+R×cosφ …(3)
図4は、(3)式に代入する擬似的な取付角φと車速Vとの関係の一例を示す特性102の特性図である。低速側の車速V、例えば、停止時(車速V=0)に、擬似的な取付角φを、φ=π/2、とすることでS=Y(R=0)となり、高速側の車速V、例えば、車速Vが一定速以上の場合に、擬似的な取付角φを、φ=0、とすることで、S=R(Y=0)となることがわかる。
なお、本実施の形態では、わかり易く説明する為に、擬似的な取付角φの上限値をπ/2に設定しているが、擬似的な取付角φの上限値をπ/2未満の値に設定してもよい。
また、取付角φは、図3中に示すように、角速度センサ78の実際の取付角φを、機械的に直接変化させるアクチュエータ104を設け、連結アーム105によって介してアクチュエータ104と角速度センサ78とを連結させる。車速Vに応じて角速度センサ78の実際の取付角φを、アクチュエータ(電動モータ)104によりX´軸方向(X軸と平行)とZ´軸方向(Z軸と平行)との間で変化させることで、合成角速度Sを生成するようにしてもよい。詳しくは、アクチュエータ104は、アクチュエータ104の軸107に連結される連結アーム105を、車速Vに応じて図3に示す取付角φだけ回動させることで、角速度センサ78の取付角φを調整することで合成角速度Sを生成する。この場合は、角速度センサ78が検出したヨー角速度Yが(3)式に示すY×sinφとなり、角速度センサ78が検出したロール角速度Rが(3)式に示すR×cosφとなる。
図5は、ステアリング軸24にアシストトルクTmを伝達するパワーアシスト部26を含むヘッドパイプ14近傍の一部省略説明図である。パワーアシスト部26は、基本的には、電動モータ(駆動手段)90と、この電動モータ90を支持すると共に、電動モータ90の回転駆動力をステアリング軸24に伝達する支持伝達部材80とから構成される。
電動モータ90は、ヘッドパイプ14のボトムブリッジ20側に、支持伝達部材80を介して取り付けられている。支持伝達部材80は、ベース部材82と保持部材84と、ベース部材82と保持部材84との間に介装される伝達機構86{ギア機構(歯車列)}とから構成されている。
ベース部材82は、下端側がボトムブリッジ20に連結され、上端側の後端部が保持部材84を貫通するボルト89を介してヘッドパイプ14に連結されると共に、上端側の前端部がボルト91を介して保持部材84に連結される。保持部材84には、回転駆動軸88を有する電動モータ90が、バンド状部を有する支持部材94を通じて保持されている。
電動モータ90の回転駆動軸88には、同軸上にドライブギア96が固着され、ドライブギア96がアイドルギア98を介して扇形ギアであるドリブンギア100に歯合されている。ドリブンギア100は、ボトムブリッジ20の軸受110に回転自在に係合するステアリング軸24のボトムブリッジ20側に固着されている。このドライブギア96、アイドルギア98、及びドリブンギア100が、伝達機構86を構成する。
ステアリング軸24の略中央部の細くされた部分には、運転者による操舵ハンドル18の操舵力に応じた操舵トルクTsを検出して出力するトルクセンサ112が取り付けられている。トルクセンサ112としては、歪ゲージトルクセンサ、又は、磁歪式トルクセンサ等を用いることができる。操舵トルクTsの符号により操舵ハンドル18の切れ方向(左方向、右方向)を併せて検出することができる。
電動モータ90は、ヘッドパイプ14の前方下端部に、ヘッドパイプ14と軸が平行になるように配置されているので、スペース効率が良い。
図1に示すように、エンジン28の上部とメインフレーム36の下側とサイドカバー60により形成される空間部に、制御ユニット部120が取り付けられている。
図6は、操縦アシスト装置150のブロック図である。操縦アシスト装置150は、車速センサ35、角速度センサ78、トルクセンサ112、制御ユニット部120、電動モータ90、伝達機構86、ステアリング軸24、及び操舵ハンドル18を有する。
制御ユニット部120は、ECU(Electronic Control Unit)を含んで構成され、ECU(制御部)は、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(中央処理装置)、メモリであるROM(EEPROMも含む)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、その他、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置、計時部としてのタイマ等を有しており、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出して実行することで、ECUは、パワーアシストトルク算出ブロック200、ふらつき抑制アシストトルク算出ブロック300として機能する。各ブロック200、300は、単独に動作することが可能であり、全体として動作することも可能である。
パワーアシストトルク算出ブロック200は、トルクセンサ112が検出した運転者の操舵ハンドル18の操舵トルクTsと、車速センサ35が検出した自動二輪車10の車速Vとに基づいて、操舵ハンドル18に付与するパワーアシストトルクTpを算出する。このパワーアシストトルクTpは、運転者の操舵ハンドル18の操舵を軽減する為のトルクである。
ふらつき抑制アシストトルク算出ブロック(トルク算出手段)300は、車速センサ35が検出した車速Vと、角速度センサ78が検出したヨー角速度Y及びロール角速度Rとに基づいて、操舵ハンドル18に付与するふらつき抑制アシストトルク(アシストトルク)Twを算出する。このふらつき抑制アシストトルクTwは、自動二輪車10のふらつきを抑制する為のトルクである。例えば、ふらつきにより自動二輪車10が左に傾いた場合は操舵ハンドル18を左に切る方向に回動させ、自動二輪車10が右に傾いた場合には操舵ハンドル18を右に切る方向に回動させる為のトルクである。
制御ユニット部120は、更に、加算器224及びモータ駆動部226を有する。加算器224は、次の(4)式に示すように、パワーアシストトルクTpと、ふらつき抑制アシストトルクTwとを加算して、アシストトルクTmを生成する。加算器224は、生成したアシストトルクTmをモータ駆動部226に出力する。
Tm=Tp+Tw …(4)
モータ駆動部226は、アシストトルクTmをトルク電流に変換し、電動モータ90に供給する。トルク電流が供給されている期間に、電動モータ90は回転し、トルク電流に応じた駆動力を発生する。電動モータ90の回転は伝達機構86を通じてステアリング軸24を回転する力に変換され、ステアリング軸24を通して操舵ハンドル18に対し、アシストトルクTmに応じた駆動力(補助力)が付与される。
パワーアシストトルク算出ブロック200は、図7に示すように、トルクセンサ112により検出された操舵トルクTsをゲインK1倍したトルクK1・Tsを出力するゲイン調整器202と、車速センサ35により検出された車速Vに基づいてパワーアシスト車速係数C1を生成するパワーアシスト車速係数生成部204と、車速Vに基づき算出した加減速に応じてパワーアシスト車速係数C1を増減する為の補正係数Caを生成する補正係数生成部206と、パワーアシスト車速係数C1と補正係数Caとを加算して係数(C1+Ca)を出力する加算器208と、次の(5)式に示すように、係数(C1+Ca)をトルクK1・Tsに乗算したパワーアシストトルクTpを出力する乗算器210とを備える。
Tp=K1・Ts・(C1+Ca) …(5)
補正係数生成部206は、低域通過フィルタ(LPF)212と微分器214と可変ゲイン調整器216の直列回路により構成される。微分器214は、車速Vを微分して加速(値が+)走行、減速(値が−)走行、及び定速(値が0又は値が0付近)走行を検出する。一般に、計測データの微分値は、センサノイズの影響を大きく受ける。車速微分値の制御は、体感上、位相遅れの影響をあまり受けない為、微分器214による微分の前に低域通過フィルタ212によるLPF処理を掛けることで、不必要な変動を抑制し、ノイズを除去するようにしている。乗算器210から出力されたパワーアシストトルクTp{Tp=K1・Ts・(C1+Ca)}は、加算器224に出力される。
図8は、制御ユニット部120内の図示しないメモリ(記憶部)に記憶されているパワーアシスト車速係数C1の特性220を示している。なお、パワーアシスト車速係数C1は、(5)式に示したように、パワーアシストトルクTpを生成する際にトルクK1・Tsに乗算される比例定数(係数)なので、パワーアシストトルクTpに対応すると考えることができる。パワーアシスト車速係数C1は、例えば、0<C1≦1の範囲の値を取る。
特性220から分かるように、停止状態(V=0)を含む低車速領域Vaでは、パワーアシスト車速係数C1が最大値C1maxに設定されている。低車速領域Vaより速い中車速領域Vbでは、高速になるにつれてパワーアシスト車速係数C1が最大値C1maxから最小値C1minに変化するように設定されている。中車速領域Vbより速い高車速領域Vcでは、パワーアシスト車速係数C1が一定の最小値C1minに設定されている。
補正係数生成部206は、図8中の一点鎖線の減速時及び二点鎖線の加速時に示す様に、加減速時における前輪WF側のフロント分担荷重の増減による操舵重さ感の変化が小さくなるように、特性220を有するパワーアシスト車速係数C1を増減する補正係数Caを設定する。この補正係数Caは、可変ゲイン調整器216のゲインK2を調整することで変更することができる。
具体的には、加速時には、フロント分担荷重が減少するので、加算器208から出力される係数(C1+Ca)がパワーアシスト車速係数C1より小さくなるように補正係数Ca(負の値)が設定され、減速時には、フロント分担荷重が増加するので、加算器208から出力される係数(C1+Ca)がパワーアシスト車速係数C1より大きくなるように補正係数Caが設定される。これにより、加速時のパワーアシストトルクTpは、定速時に比べ小さいトルクとなり、減速時のパワーアシストトルクTpは、定速時に比べ大きいトルクなる。
なお、図8中、一点鎖線の減速時の特性の上下に点線で示す様に、重心が高く車重が大きい場合は、減速時の操舵感の変化が顕著となるので、減速時の補正係数Caがより大きくなるように、ゲインK2の調整幅を大きくする特性とすることが好ましい。逆に、重心が低く、車重が小さい場合には、減速時の操舵感の変化が緩慢となるので、減速時の補正係数Caが小さくなるように、ゲインK2の調整幅を小さくする特性とすることが好ましい。
図示はしないが、同様に二点鎖線の加速時の特性に対して上下に、重心が高く車重が大きい場合は、加速時の操舵感の変化が顕著となるので、加速時の補正係数Caがより小さくなるように、ゲインK2の調整幅を大きくする特性(図8中、加速時特性の下側)とすることが好ましい。逆に、重心が低く車重が小さい場合には、加速時の操舵感の変化が緩慢となるので、加速時の補正係数Caが大きくなるように、ゲインK2の調整幅を小さくする特性(図8中、加速時特性の上側)とすることが好ましい。
減速時及び加速時におけるゲインK2の調整幅は、車種、機種等に応じた重心位置・重量設定部230の設定により可変ゲイン調整器216のゲインK2を変えるように構成している。
また、図8から分かるように、パワーアシスト車速係数C1の特性220は、凡そ低車速領域Va〜高車速領域Vcにかけて、操舵ハンドル18の操舵力に対して軽さが演出できるようにしつつ、車速上昇に伴い、操舵重さが徐々に重くなるように設定している。
ふらつき抑制アシストトルク算出ブロック300は、図9に示すように、角速度センサ78が検出したヨー角速度Y及びロール角速度Rを合成して、自動二輪車10の挙動を示す合成角速度(車体レート)Sを生成する合成角速度生成部302と、合成角速度Sと合成角速度Sとを乗算して合成角速度Sの二乗を生成する乗算器304と、車速Vに基づきふらつきを抑制する第1車速補正係数Fを生成する第1車速補正係数生成部306と、車速Vに基づきふらつきを抑制する第2車速補正係数Gを生成する第2車速補正係数生成部308と、第2車速補正係数Gと合成角速度Sの二乗とを乗算する乗算器310と、乗算器310が出力した値(G×S)と定数αとを加算する加算器312と、第1車速補正係数Fを加算器312が出力した値(G×S+α)で除算する除算器314と、除算器314が出力した値(F/(G×S+α))に合成角速度Sを乗算する乗算器316とを有し、乗算器316は、次の(6)式に示すふらつき抑制アシストトルクTwを出力する。
Tw=F×S/(G×S+α) …(6)
自動二輪車10がふらついている場合は(運転者の意図しない傾きが発生している場合は)、合成角速度Sは相対的に小さい値となり、運転者の体重移動の操作により自動二輪車10を傾けているときは、合成角速度Sが相対的に大きい値となる。このふらつき抑制アシストトルクTwを(6)式によって算出することで、合成角速度Sが大きい時には、ふらつき抑制アシストトルクTwを小さくすることができる。従って、運転者の体重移動による操作の邪魔をしないようなふらつき抑制アシストトルクTwを算出することができ、ドライバビリティが向上する。
図10は、制御ユニット部120中の図示しないメモリに記憶されている第1車速補正係数Fの特性320を示している。第1車速補正係数Fは、0<F≦1の範囲の値を取る。第1車速補正係数Fは、車速Vに応じてその値が小さくなるように設定されている。第1車速補正係数Fは、車速Vが0の時に最大値である1となり、車速Vの上昇に応じて0に近づくように設定されている。低速側では、車速Vが速くなるにつれて、第1車速補正係数Fが大きく減少するように設定され、中速及び高速側では、車速Vが速くなるにつれて、第1車速補正係数Fがなだらかに減少するように設定されている。
周知のように、自動二輪車10は、高速になるほど自立力が高くなるので、ふらつきを抑制する第1車速補正係数Fは、高速になるほど小さな値に設定される。これにより、高速になるほどふらつき抑制アシストトルクTwは小さくなる。
図11は、制御ユニット部120中の図示しないメモリに記憶されている第2車速補正係数Gの特性330を示している。第2車速補正係数Gは、g<G≦1の範囲の値を取る。第2車速補正係数Gは、車速Vに応じてその値が小さくなるように設定されている。第2車速補正係数Gは、車速Vが0の時に最大値である1となり、車速Vの上昇と共に最小値g(0<g)に近づくように設定されている。第2車速補正係数Gは、第1車速補正係数Fに比べ、車速Vの上昇に応じて全体的に緩やかに減少するように設定されており、車速Vが0以外の時は、第1車速補正係数Fより高い値に設定されている。
合成角速度生成部302は、(2)式、(3)式で参照して説明したように、低速側では、ヨー角速度Yの重み付けを大きくロール角速度Rの重み付けを小さくし、高速側では、ヨー角速度Yの重み付けを小さくロール角速度Rの重み付けを大きくして、ヨー角速度Y及びロール角速度Rを加算する。
結果として、ふらつき抑制アシストトルクTwは、自動二輪車10が倒れようとする方向に操舵ハンドル18を切るようなふらつき抑制アシストトルクTwを、電動モータ90を通じて操舵ハンドル18に付与するが、低速側では主にヨー角速度Yに基づいてふらつきを抑制し、高速側では主にロール角速度Rに基づいてふらつきを抑制することができる。従って、低速時及び高速時のどちらの場合であっても、運転者の操作に対して違和感のないふらつき抑制アシストトルクTwを算出することができる上、自動二輪車10の変位、挙動を高精度に検出することができ、ふらつきを高精度に抑制することができる。
パワーアシストトルクTpと、ふらつき抑制アシストトルクTwとが加算されたアシストトルクTmが操舵ハンドル18に付与される場合は、停止状態から高速状態に至る全領域で適切なアシストトルクTmが付与される。例えば、停止状態においては、パワーアシストトルクTpに応じた駆動力が操舵ハンドル18に付与されて駐車位置等への位置決めが容易化される。一本橋走行等を含む低速時におけるふらつきはヨー角速度Yの重み付けを大きくし、高速時におけるふらつきはロール角速度Rの重み付けを多くして、車体11が倒れようとする方向に、ふらつき抑制アシストトルクTwに応じた駆動力を操舵ハンドル18に付与することで、自動二輪車10が起き上がるように姿勢を制御することができる。
次に、操縦アシスト装置150の動作を図12のフローチャートに従って説明する。ステップS1で、車速センサ35が車速Vを検出し、ステップS2で、トルクセンサ112が操舵トルクTsを検出する。
ステップS3で、パワーアシストトルク算出ブロック200は、ステップS1及びステップS2で検出された車速V及び操舵トルクTsから、(5)式を用いてパワーアシストトルクTpを算出する。
次いで、ステップS4で、角速度センサ78は、ヨー角速度Y及びロール角速度Rを検出し、ステップS5で、ふらつき抑制アシストトルク算出ブロック300は、ステップS1で検出された車速Vと、ステップS4で検出されたヨー角速度Y及びロール角速度Rとから、(6)式を用いてふらつき抑制アシストトルクTwを算出する。
次いで、ステップS6で、加算器224は、ステップS3で算出されたパワーアシストトルクTpと、ステップS5で算出されたふらつき抑制アシストトルクTwとを加算して、アシストトルクTmを算出する。この算出されたアシストトルクTmは、モータ駆動部226に出力される。
ステップS7で、モータ駆動部226は、アシストトルクTmに応じたトルク電流を電動モータ90に供給することで、電動モータ90は回転し、伝達機構86及びステアリング軸24を介して、操舵ハンドル18に、アシストトルクTmに応じた駆動力が付与されることで、自動二輪車10の姿勢制御が行われる。
このように、自動二輪車10の挙動(合成角速度S)が大きい場合は、運転者の体重操作によるものと判断してふらつき抑制アシストトルクTwを小さくし、自動二輪車10の挙動が小さい場合は、運転者の体重操作ではない車両のふらつきであると判断してふらつき抑制アシストトルクTwを大きくするので、運転者の操作を検出するセンサを追加することなく、運転者の操縦性を阻害せずに、車両の姿勢制御の向上を図ることができる。
(6)式を用いて、ふらつき抑制アシストトルクTwを算出するので、自動二輪車10の挙動を示す合成角速度Sが大きい場合は、(6)式の分母のSにより、Twが小さくなり、合成角速度Sが小さい場合は、合成角速度Sに比例してTwを大きくすることができるので、合成角速度Sが大きい場合には、運転車の体重操作によるものと判断して、ふらつき抑制アシストトルクTwを弱めることができる。
なお、上記実施の形態では、操縦アシスト装置150は、パワーアシストトルク算出ブロック200と、ふらつき抑制アシストトルク算出ブロック300とを共に備えるようにしたが、どちらか一方のみを備えるようにしてもよい。この場合は、加算器224は不要であり、パワーアシストトルク算出ブロック200が算出したパワーアシストトルクTp、又は、ふらつき抑制アシストトルク算出ブロック300が算出したふらつき抑制アシストトルクTwが、アシストトルクTmとしてモータ駆動部226に出力される。
角速度センサ78は、ヨー角速度Yとロール角速度Rとを検出するようにしたが、どちらか一方のみを検出してもよい。この場合は、検出されたヨー角速度Y又はロール角速度Rが自動二輪車10の挙動を示す車体レートとなる。
以上、本発明について好適な実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態の記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、特許請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化の為に添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。
10…自動二輪車 11…車体
12…車体フレーム 14…ヘッドパイプ
16…トップブリッジ 18…操舵ハンドル
20…ボトムブリッジ 22…フロントフォーク
24…ステアリング軸 26…パワーアシスト部
28…エンジン 35…車速センサ
36…メインフレーム 40…シートフレーム
44…運転者シート 46…同乗者シート
78…角速度センサ 80…支持伝達部材
82…ベース部材 84…保持部材
86…伝達機構 88…回転駆動軸
89、91…ボルト 90…電動モータ
94…支持部材 96…ドライブギア
98…アイドルギア 100…ドリブンギア
104…アクチュエータ 105…連結アーム
107…軸 110…軸受
112…トルクセンサ 120…制御ユニット部
150…操縦アシスト装置 200…パワーアシストトルク算出ブロック
202…ゲイン調整器 204…パワーアシスト車速係数生成部
206…補正係数生成部 208、224、312…加算器
210、304、310、316…乗算器
212…低域通過フィルタ 214…微分器
216…可変ゲイン調整器 226…モータ駆動部
300…ふらつき抑制アシストトルク算出ブロック
302…合成角速度生成部 306…第1車速補正係数生成部
308…第2車速補正係数生成部 314…除算器

Claims (4)

  1. 体重移動によって運転する車両(10)の操縦アシスト装置(150)において、
    前記体重移動に加えて前記車両(10)の運動を機械的に補助するアシスト手段(18)と、
    前記アシスト手段(18)に駆動力を加える駆動手段(90)と、
    前記車両(10)の角速度を検出する角速度センサ(78)と、
    前記角速度センサ(78)が検出した前記角速度に基づいて、前記駆動力としてのアシストトルク(Tw)を求めるトルク算出手段(300)と、
    を備え、
    前記トルク算出手段(300)は、前記角速度に基づく前記車両(10)の挙動を示す車体レート(S)が大きい場合、前記車体レート(S)が小さい場合に比べて、前記アシストトルク(Tw)を小さくする
    ことを特徴とする車両(10)の操縦アシスト装置(150)。
  2. 請求項1に記載の車両(10)の操縦アシスト装置(150)において、
    前記車両(10)の車速(V)を検出する車速センサ(35)を備え、
    前記トルク算出手段(300)は、(1)式を用いて前記アシストトルク(Tw)を算出する
    ことを特徴とする車両(10)の操縦アシスト装置(150)。
    Tw=F×S/(G×S+α) …(1)
    (但し、Twは前記アシストトルク、Sは前記車体レート、F及びGは前記車速(V)に応じて変動する係数、αは零以外の定数である。)
  3. 請求項2に記載の車両(10)の操縦アシスト装置(150)において、
    前記角速度センサ(78)は、前記車両(10)のヨー角速度(Y)及びロール角速度(R)を検出し、
    トルク算出手段(300)は、前記車速(V)に応じて前記ヨー角速度(Y)及び前記ロール角速度(R)の重み付けを異ならせて、加算することで前記車体レート(S)を算出する
    ことを特徴とする車両(10)の操縦アシスト装置(150)。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の車両(10)の操縦アシスト装置(150)において、
    前記車両(10)は自動二輪車であり、
    前記角速度センサ(78)は、シート(44、46)の下方であって、後輪(WR)が地面(GR)に接する接地点(A)とヘッドパイプ(14)の中央部を結ぶ線分(L)の近傍に設けられる
    ことを特徴とする車両(10)の操縦アシスト装置(150)。
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