JP2014091367A - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大荷重入力に伴い左右一対のレールが相対的に捩れた際、より簡易な構造で、ロック部材による移動係止の状態を維持することができる車両用シートスライド装置を提供する。
【解決手段】ロックレバー30は、回動に伴いロックプレート39の係止孔及び係止爪13bが嵌脱することでロアレール3及びアッパレール4の相対移動を選択的に係止する。内側開口14aには、車両前後方向に加わる荷重が所定値を上回るときのロックプレート39との接触部を負角化する傾斜部14eが形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両用シートスライド装置に関するものである。
従来、車両用シートスライド装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この車両用シートスライド装置は、左右一対でロアレール及び該ロアレールに車両前後方向に移動可能に連結されたアッパレールを備えるとともに、両アッパレールの側壁にそれぞれ回動自在に連結された一対のロックプレート(ロック部材)を備える。車両用シートスライド装置は、各ロックプレートの自由端側に形成されたロック孔と各ロアレールに形成されたロック歯とを係合させることで、アッパーレール(シート)の車両前後方向の移動を係止するもので、該係止側に各ロックプレートを付勢するロックスプリングを備える。
また、各ロックプレートの前端部には、図11に示す平面視略コ字状の操作レバー100が取り付けられる。すなわち、操作レバー100は、車両幅方向に延在する操作用把持部101及び該操作用把持部101の両端から後方に延びる一対の端部102,103を有しており、これら端部102,103において両ロックプレートの前端部にそれぞれ取り付けられる。そして、この操作レバー100を操作することで、ロックスプリングの付勢力に抗して両ロックプレートを同時に回動させて、ロック孔とロック歯との係合を解除する。これにより、アッパーレール(シート)の車両前後方向の移動が可能となる。
ここで、左右一対のアッパレールの片側には、シートベルトの端末となるベルトアンカーが取り付けられる。従って、例えば車両衝突に伴いベルトアンカーに車両前後方向の大荷重が入力されると、例えば車両フロア等の車両ボデーに左右非対称の変形等が生じ、左右のアッパレール等が相対的に捩れることがある。このとき、左右のロックプレートが操作レバー100の剛性によって姿勢を保持し、ロックプレートが相対的にロック歯との係合を解除する方向に回動してしまうということにならないよう、操作レバー100の片側の角部に位相吸収手段110を設けている。すなわち、操作レバー100を、その操作用把持部101の反ベルトアンカー側の端部102で分離し、この分離部に位相角吸収手段110を介して端部102を回動可能に取り付けている。
特開2000−142188号公報
ところで、特許文献1では、操作レバー100の片側の角部に軸受け構造をなす位相吸収手段110を設けることから、構造の複雑化を余儀なくされる。
本発明の目的は、大荷重入力に伴い左右一対のレールが相対的に捩れた際、より簡易な構造で、ロック部材による移動係止の状態を維持することができる車両用シートスライド装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両前後方向に延設され、幅方向両側に配設される一対のロアレールと、前記ロアレールに対し車両前後方向に移動可能に連結され、幅方向に並設された一対の内側フランジを有し、これら両内側フランジには幅方向に連通する内側開口がそれぞれ形成された一対のアッパレールと、前記両内側フランジの幅方向内側で幅方向に延びる軸線周りに前記アッパレールに回動自在に連結され、前記両内側開口を幅方向に貫通する平板部を有し、回動に伴い前記ロアレールと係脱して前記ロアレール及び前記アッパレールの相対移動を選択的に係止する一対のロック部材と、前記相対移動を係止する側に前記ロック部材を回動付勢する一対の付勢部材と、幅方向に延設され、両端部が前記両ロック部材にそれぞれ連結されて前記相対移動の係止を解除する操作力を伝達可能な操作ハンドルとを備え、前記各ロック部材は、幅方向に延びる軸線を有して前記アッパレール及び前記ロック部材の一方に固定された支持軸が、他方に形成された長穴に車両前後方向に移動可能に挿入されるとともに、支持軸付勢部材により車両前後方向に交差する方向に付勢されることで、前記アッパレールに回動自在に連結されており、前記長穴及び前記支持軸付勢部材の少なくとも一方に形成され、前記支持軸に圧接して車両前後方向に加わる荷重が所定値を下回るときに前記長穴における前記支持軸の車両前後方向の移動を規制する楔部と、車両前後方向の少なくとも一方向に加わる荷重が前記所定値を上回るときの前記両内側開口及び前記平板部の接触部に設けられ、前記相対移動の係止を解除する操作力を急増させる抵抗発生部とを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、例えば車両衝突等でシートベルトの端末が取り付けられる片側の前記アッパレールの後端が持ち上がり、これに伴って前記ロアレール又は該ロアレールを支持する車両フロアが変形すると、前記両ロック部材が前記操作ハンドルの剛性によって姿勢を保持することで、片側の前記アッパレールに支持される前記ロック部材が前記相対移動の係止を解除する側に回動したのと同じ状態になろうとする。このとき、車両前後方向の該当方向に加わる荷重が前記所定値を上回っていれば、前記支持軸付勢部材を弾性変形させつつ前記楔部による前記支持軸の車両前後方向の移動規制が解除され、前記アッパレール又は前記ロック部材と共に前記支持軸が前記長穴を車両前後方向に移動する。そして、前記両内側開口及び前記平板部が接触する。前記両内側開口及び前記平板部の接触部には、前記抵抗発生部が設けられていることで、前記相対移動の係止を解除する側への前記ロック部材の相対的な回動が抑制される。従って、前記ロアレール及び前記アッパレールの相対移動を抑えることができる。また、前記相対移動の係止を解除する側への前記ロック部材の相対的な回動を、前記両内側開口及び前記平板部の接触部に設けた前記抵抗発生部による、より簡易な構造で抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、車両前後方向に延設され、幅方向両側に配設される一対のロアレールと、前記ロアレールに対し車両前後方向に移動可能に連結され、幅方向に並設された一対の内側フランジを有し、これら両内側フランジには幅方向に連通する内側開口がそれぞれ形成された一対のアッパレールと、前記両内側フランジの幅方向内側で幅方向に延びる軸線周りに前記アッパレールに回動自在に連結され、前記両内側開口を幅方向に貫通する平板部を有し、回動に伴い前記ロアレールと係脱して前記ロアレール及び前記アッパレールの相対移動を選択的に係止する一対のロック部材と、前記相対移動を係止する側に前記ロック部材を回動付勢する一対の付勢部材と、幅方向に延設され、両端部が前記両ロック部材にそれぞれ連結されて前記相対移動の係止を解除する操作力を伝達可能な操作ハンドルとを備え、前記各ロック部材は、幅方向に延びる軸線を有して前記アッパレール及び前記ロック部材の一方に固定された支持軸が、他方に形成された長穴に車両前後方向に移動可能に挿入されるとともに、支持軸付勢部材により車両前後方向に交差する方向に付勢されることで、前記アッパレールに回動自在に連結されており、前記長穴及び前記支持軸付勢部材の少なくとも一方に形成され、前記支持軸に圧接して車両前後方向に加わる荷重が所定値を下回るときに前記長穴における前記支持軸の車両前後方向の移動を規制する楔部と、車両前後方向の少なくとも一方向に加わる荷重が前記所定値を上回るときの前記両内側開口の前記平板部との接触部を負角化する一対の負角化部とを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、例えば車両衝突等でシートベルトの端末が取り付けられる片側の前記アッパレールの後端が持ち上がり、これに伴って前記ロアレール又は該ロアレールを支持する車両フロアが変形すると、前記両ロック部材が前記操作ハンドルの剛性によって姿勢を保持することで、片側の前記アッパレールに支持される前記ロック部材が前記相対移動の係止を解除する側に回動したのと同じ状態になろうとする。このとき、車両前後方向の該当方向に加わる荷重が前記所定値を上回っていれば、前記支持軸付勢部材を弾性変形させつつ前記楔部による前記支持軸の車両前後方向の移動規制が解除され、前記アッパレール又は前記ロック部材と共に前記支持軸が前記長穴を車両前後方向に移動する。そして、前記両内側開口及び前記平板部が接触する。前記両内側開口の前記平板部との接触部は、前記一対の負角化部により負角化されることで、前記相対移動の係止を解除する側に前記ロック部材が相対的に回動するためには、前記平板部で前記両内側開口を潰していく必要がある。このため、前記相対移動の係止解除に要する操作力が急増することになって、該解除する側への前記ロック部材の相対的な回動が抑制される。従って、前記ロアレール及び前記アッパレールの相対移動を抑えることができる。また、前記相対移動の係止を解除する側への前記ロック部材の相対的な回動を、前記両内側開口の前記平板部との接触部に設けた前記負角化部による、より簡易な構造で抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シートスライド装置において、前記負角化部は、前記相対移動の係止状態から該相対移動を係止する側への前記ロック部材の回動方向に向かうに従い、前記平板部側から離れるように傾斜する傾斜部であることを要旨とする。
同構成によれば、例えば車両衝突等の際、極めて簡易な形状である前記傾斜部によって、前記相対移動の係止解除に要する操作力を急増させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シートスライド装置において、前記負角化部は、前記内側開口に片持ち支持され、前記相対移動の係止解除の状態から該相対移動を係止する側への前記平板部の回動方向に沿って突出する突出部であることを要旨とする。
同構成によれば、例えば車両衝突等の際、前記内側開口は、前記突出部において前記平板部と接触する。このとき、前記平板部に押圧される前記突出部が傾倒するように変形することで、前記内側開口の前記平板部との接触部が負角化される。換言すれば、前記突出部(内側開口)及び前記平板部の接触前、即ち前記突出部の変形前の状態であれば、前記ロック部材の回動位置に関わらず前記突出部及び前記平板部間の隙間が略一定に保たれることで、通常時の前記ロック部材の動作をより安定化することができる。
請求項5に記載の発明は、車両前後方向に延設され、幅方向に並設された一対のフランジを有し、これら両フランジの先端に複数の係止爪がそれぞれ形成された、幅方向両側に配設される一対のロアレールと、前記ロアレールに対し相対移動可能に連結され、前記両フランジの幅方向内側で幅方向に並設された一対の内側フランジを有し、これら両内側フランジには幅方向に連通する内側開口がそれぞれ形成された一対のアッパレールと、前記両内側フランジの幅方向内側で幅方向に延びる軸線周りに前記アッパレールに回動自在に連結され、前記両内側開口を幅方向に貫通する平板部を有し、該平板部の幅方向両側縁部には前記係止爪の嵌入可能な係止孔がそれぞれ形成され、回動に伴い前記係止孔及び前記係止爪が嵌脱することで前記ロアレール及び前記アッパレールの相対移動を選択的に係止する一対のロック部材と、前記相対移動を係止する側に前記ロック部材を回動付勢する一対の付勢部材と、幅方向に延設され、両端部が前記両ロック部材にそれぞれ連結されて前記相対移動の係止を解除する操作力を伝達可能な操作ハンドルとを備え、前記各ロック部材は、幅方向に延びる軸線を有して前記アッパレール及び前記ロック部材の一方に固定された支持軸が、他方に形成された長穴に車両前後方向に移動可能に挿入されるとともに、支持軸付勢部材により車両前後方向に交差する方向に付勢されることで、前記アッパレールに回動自在に連結されており、前記長穴及び前記支持軸付勢部材の少なくとも一方に形成され、前記支持軸に圧接して車両前後方向に加わる荷重が所定値を下回るときに前記長穴における前記支持軸の車両前後方向の移動を規制する楔部と、車両前後方向の少なくとも一方向に加わる荷重が前記所定値を上回るときの前記平板部の前記両内側開口との接触部に形成され、前記係止爪を抱え込むように該係止爪の嵌入する前記係止孔の変形を誘導する切溝とを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、例えば車両衝突等でシートベルトの端末が取り付けられる片側の前記アッパレールの後端が持ち上がり、これに伴って前記ロアレール又は該ロアレールを支持する車両フロアが変形すると、前記両ロック部材が前記操作ハンドルの剛性によって姿勢を保持することで、片側の前記アッパレールに支持される前記ロック部材が前記相対移動の係止を解除する側に回動したのと同じ状態になろうとする。このとき、車両前後方向の該当方向に加わる荷重が前記所定値を上回っていれば、前記支持軸付勢部材を弾性変形させつつ前記楔部による前記支持軸の車両前後方向の移動規制が解除され、前記アッパレール又は前記ロック部材と共に前記支持軸が前記長穴を車両前後方向に移動する。そして、前記両内側開口及び前記平板部が接触する。前記平板部の前記両内側開口との接触部には前記切溝が形成されていることで、該切溝の誘導により前記係止孔が前記係止爪を抱え込むように変形する。このため、前記係止孔及び前記係止爪間の摩擦力の急増により前記相対移動の係止解除に要する操作力が急増することになって、該解除する側への前記ロック部材の相対的な回動が抑制される。従って、前記ロアレール及び前記アッパレールの相対移動を抑えることができる。また、前記相対移動の係止を解除する側への前記ロック部材の相対的な回動を、前記平板部の前記両内側開口との接触部に設けた前記切溝による、より簡易な構造で抑制することができる。
本発明は、大荷重入力に伴い左右一対のレールが相対的に捩れた際、より簡易な構造で、ロック部材による移動係止の状態を維持できる効果がある。
本発明が適用される車両用シートを示す側面図。 本発明の第1の実施形態を示す斜視図。 同実施形態を示す分解斜視図。 (a)(b)は、同実施形態を示す横断面図。 (a)〜(c)は、同実施形態を示す縦断面図。 同実施形態の動作を示す縦断面図。 (a)(b)は、同実施形態の動作を示す模式図。 (a)(b)は、本発明の第2の実施形態およびその動作を示す縦断面図。 (a)(b)は、本発明の第3の実施形態を示す断面図。 同実施形態の動作を示す断面図。 従来形態を示す平面図。
(第1の実施形態)
以下、車両用シートスライド装置の第1の実施形態について説明する。なお、以下では、車両前後方向を「前後方向」という。
図1に示すように、車両フロア2には、ロアレール3が前後方向に延在する態様で固定されるとともに、該ロアレール3には、アッパレール4がロアレール3に対し前後方向に相対移動可能に装着されている。つまり、本実施形態では、ロアレール3及びアッパレール4の長手方向(相対移動方向)は前後方向に一致している。
なお、図2に併せ示すように、ロアレール3及びアッパレール4は、幅方向(図1において紙面に直交する方向)でそれぞれ対をなして配設されている。そして、両アッパレール4には、乗員の着座部を形成するシート5が固定・支持されている。ロアレール3及びアッパレール4の相対移動は基本的に係止状態にあって、該係止状態を解除するための操作ハンドル6が設けられている。
図3に示すように、ロアレール3は、板材からなり、幅方向両側で上下方向に延びる一対の側壁部11及びこれら側壁部11の基端(下端)間を連結する底壁部12を有する。そして、各側壁部11の先端(上端)には、幅方向内側に張り出して更に側壁部11の基端側に折り返されたフランジ13が連続形成されている。
なお、ロアレール3の各フランジ13の長手方向中間部には、当該方向に所定の間隔をもってその先端(下端)から上向きに複数の切り欠き13aが形成されるとともに、各隣り合う切り欠き13a間に四角歯状の係止爪13bが形成されている。従って、複数の係止爪13bは、前記所定の間隔をもってロアレール3の長手方向に並設されている。
一方、アッパレール4は、板材からなり、図4(a)(b)に併せ示すように、ロアレール3の両フランジ13間で上下方向に延びる一対の内側フランジ14及びこれら内側フランジ14のロアレール3から離隔する基端(上端)間を連結する蓋壁部15を有する。そして、各内側フランジ14の先端(下端)には、幅方向外側に張り出して更に側壁部11及びフランジ13に包囲されるように折り返された外側フランジ16が連続形成されている。
つまり、ロアレール3及びアッパレール4は、開口側が互いに突き合わされたU字状のレール断面をそれぞれ有しており、主としてフランジ13及び外側フランジ16との係合によって上下方向に抜け止めされている。これらロアレール3及びアッパレール4により形成されるレール断面は、矩形状をなすいわゆる箱形である。ロアレール3は、アッパレール4と協働して空間Sを形成する。
なお、各外側フランジ16の下端部及びこれに対向する側壁部11の下端部間、並びに各外側フランジ16の上端部及びこれに対向する側壁部11の上端部間には、複数の球体状のボール20aが介設されている。各外側フランジ16の上端部は、ボール20aの外形に合わせて、上方に向かうに従い幅方向内側に向かうように円弧状に曲成されたガイド部16aを形成する。
図3に示すように、各ボール20aは、前後方向(レール長手方向)に延在する樹脂製のホルダ20bに装着される。各ホルダ20bに装着されるボール20aは、ホルダ20bの前端部に配置された一対及び後端部に配置された一対の合計4個である。アッパレール4は、ロアレール3との間で各ボール20aを転動させる態様で、該ロアレール3に対し長手方向(前後方向)に摺動自在に支持されている。
アッパレール4の両内側フランジ14には、それらの長手方向中間部において略四角形の内側開口14aがそれぞれ形成されるとともに、アッパレール4の両外側フランジ16の上端部(ガイド部16a)には、それらの長手方向における内側開口14aの位置に合わせて略四角形の外側開口16bがそれぞれ形成されている。これら内側開口14a及び外側開口16bは、幅方向に連通している。特に、外側開口16bは、上方にも開いた切り欠きとなっている。
アッパレール4の蓋壁部15には、内側開口14a等よりも前側の部位においてブラケット17が取着される。このブラケット17は、アッパレール4の両内側フランジ14間で上下方向に延びる一対の支持壁部18及びこれら支持壁部18のロアレール3から離隔する基端(上端)間を連結する天板部19を有する。ブラケット17は、両支持壁部18がアッパレール4の両内側フランジ14に幅方向に挟まれた状態で、天板部19においてアッパレール4の蓋壁部15に締結される。なお、両支持壁部18の前端部下部には、幅方向に連通する互いに同心の円形の軸取付孔18aがそれぞれ形成されている。
図4(b)に示すように、ブラケット17の両支持壁部18には、軸取付孔18aに両端部の挿入・固着された円柱状の支持軸22が支持されている。この支持軸22の中心線が幅方向に延びることはいうまでもない。そして、アッパレール4内には、両支持壁部18の幅方向内側で、支持軸22によりロックレバー30が回動自在に連結されている。
すなわち、図3に示すように、ロックレバー30は、前後方向に延在する板材からなる柄部31を備える。この柄部31は、その長手方向に延在する一対の縦壁部32が幅方向に並設される態様で立設されている。これら両縦壁部32間の幅方向の距離は、ブラケット17の両支持壁部18間の幅方向の距離よりも小さく設定されている。そして、両縦壁部32は、各々の前端部において前後方向に並設された複数(3つ)の接続壁33により上端縁間が幅方向に接続されるとともに、各々の後端部において天板部34により上端縁間が幅方向に接続されている。
図5(a)(b)に示すように、両縦壁部32には、支持軸22(軸取付孔18a)と同等の高さ位置で前後方向に延在する長孔35がそれぞれ形成されている。この長孔35の短手方向(上下方向)の開口幅は、支持軸22の直径と同等に設定されている。両長孔35には、柄部31の両縦壁部32がブラケット17の両支持壁部18に幅方向に挟まれた状態で、両軸取付孔18aに両端部の固着される支持軸22が挿通される。これにより、柄部31は、長孔35の範囲で前後方向の移動が許容された状態でアッパレール4(ブラケット17)に対して上下方向に回動自在に連結されている。
なお、図3に示すように、柄部31は、両縦壁部32の前端から車両前方にそれぞれ延出する一対の差し込み形状部36,37を有する。これら差し込み形状部36,37は、縦壁部32前端よりも下方に縮小されるとともに、2枚重ねになるように互いの対向する幅方向に近付いて、ハンドル差し込み部38を形成する。
各縦壁部32には、後端部において下端から下向きに一対の嵌合片32aが前後方向に間隔をあけて突設されている。一方、ロックレバー30は、両内側開口14a及び外側開口16bを貫通する態様で前後方向及び幅方向に広がる平板部としてのロックプレート39を備える。このロックプレート39には、各嵌合片32aに対向して上下方向に開口するスリット状の嵌合孔39aが合計4個形成されている。ロックプレート39は、各嵌合孔39aに該当の嵌合片32aを嵌入・固着することで柄部31に固定される。
また、ロックプレート39には、嵌合片32aよりも幅方向外側で前後方向に並設された複数(3個)の係止孔39bが前記所定の間隔をもって形成されている。図4(a)に併せ示すように、各係止孔39bは、フランジ13に対向して上下方向に開口しており、ロアレール3の長手方向で隣り合う複数(3個)の係止爪13bと合致可能な位置に配置されている。
そして、図4(a)に実線で示すように、ロックプレート39が上昇するようにロックレバー30が支持軸22周りに回動するとき、各係止孔39bに対応する係止爪13bを嵌入可能となっている。各係止孔39bに対応する係止爪13bを嵌入するとき、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が係止される。一方、図4(a)に2点鎖線で示すように、ロックプレート39が下降するようにロックレバー30が支持軸22周りに回動するとき、各係止孔39bが対応する係止爪13bから外れるように設定されている。このとき、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動の係止が解除される。
なお、ロックプレート39の幅方向の寸法は、アッパレール4の両ガイド部16a間の幅方向の距離よりも大きく、且つ、ガイド部16aよりも下方の両外側フランジ16間の幅方向の距離よりも小さく設定されている。従って、ロックプレート39は、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動の係止状態で外側開口16bを幅方向に貫通するものの、前記相対移動係止の解除状態で外側フランジ16と干渉することはない。
図3に示すように、アッパレール4内には、1本の線材からなるロックスプリング50が配置される。このロックスプリング50は、平面視において後側に開口する略コ字状に成形されており、左右対称で前後方向に延在する一対の延設部51を有するとともに、これら両延設部51の拡開された前端部の前端間を幅方向に接続する接続部52を有する。図5(a)(b)に併せ示すように、ロックスプリング50は、各延設部51の長手方向中間部を上方に湾出してなる楔部53を有するとともに、各延設部51の後端部を上方に屈曲してなるレバー側係止端部54を有する。また、両延設部51の拡開された前端部は、接続部52と共に全体として略五角形をなしてレール側係止端部55を形成する。
ロックスプリング50は、支持軸22よりも前側で柄部31の隣り合う接続壁33間から上方にレール側係止端部55を突出させる態様で概ね柄部31内に配置されている。そして、ロックスプリング50は、支持軸22の上方から該支持軸22を両楔部53に挟入し、ロックプレート39の下方から該ロックプレート39に両レバー側係止端部54を挿通・固定し、レール側係止端部55をアッパレール4の蓋壁部15下面に当接させることで、アッパレール4等に支持されている。このとき、ロックスプリング50は、両延設部51の後端部においてロックプレート39が上昇する側、即ち各係止孔39bに対応する係止爪13bが嵌入する側にロックレバー30を回動付勢する。また、ロックスプリング50は、その反力で両楔部53において支持軸22を下方に、即ち長孔35の長手方向に交差する方向に付勢することで長孔35内での支持軸22の前後方向の移動を係止する。
つまり、長孔35内での支持軸22の前後方向の位置は、ロックスプリング50の両楔部53によって付勢・保持されている。本実施形態では、支持軸22は、長孔35の前後方向中央部に付勢・保持されている。ただし、前後方向に加わる荷重が所定値を超えると、支持軸22は、楔部53を弾性変形させつつ、長孔35を前後方向に移動する。
ここで、図5(c)に示すように、内側開口14aにおける内側フランジ14の後端面14bは、支持軸22(軸取付孔18a)を中心とする円弧状に成形されている。従って、ロックプレート39及び後端面14bの前後方向の隙間は、ロックレバー30の回動位置に関わらず一定となっている。
一方、内側開口14aにおける内側フランジ14の前端面14cのうち、前記相対移動の係止状態にあるロックプレート39よりも下方は、支持軸22(軸取付孔18a)を中心とする円弧状の平坦部14dを形成する。また、前端面14cのうち、前記相対移動の係止状態にあるロックプレート39よりも上方は、上昇する側(相対移動を係止する側)へのロックプレート39(ロックレバー30)の回動方向に向かうに従い、該ロックプレート39側から車両前方に離れるように傾斜する負角化部としての傾斜部14eを形成する。
従って、前記相対移動の係止状態からロックプレート39(ロックレバー30)が下降する側(相対移動の係止を解除する側)に回動するのであれば、ロックプレート39及び前端面14c(平坦部14d)の前後方向の隙間は、ロックレバー30の回動位置に関わらず一定となっている。また、仮に前記相対移動の係止状態からロックプレート39(ロックレバー30)が上昇する側(相対移動を係止する側)に回動するのであれば、ロックプレート39及び前端面14c(傾斜部14e)の前後方向の隙間は、ロックプレート39が上昇する側に回動するに従って増加する。つまり、図6に示すように、車両前方に加わる荷重が所定値を上回るときの両内側開口14aのロックプレート39との接触部は、傾斜部14eにより負角化されている。
図3に示すように、操作ハンドル6は、筒材を曲げ成形してなり、両アッパレール4の前側でこれらを幅方向に橋渡しするように成形されている。操作ハンドル6の後方に延出する先端部61は、幅方向に縮幅された扁平円筒形状を呈しており、ハンドル差し込み部38の幅方向の寸法よりも大きい幅方向の内径及びアッパレール4の両内側フランジ14間の幅方向の距離よりも小さい幅方向の外径を有する。先端部61は、アッパレール4の前側開口端から該アッパレール4内に挿入され、ハンドル差し込み部38が挿入されることでロックレバー30に連結される。従って、先端部61は、基本的に支持軸22周りにロックレバー30と一体回転する。なお、先端部61の下部には、幅方向に延在するスリット状の支持溝62が形成されている。
アッパレール4内には、1本の線材からなるハンドルスプリング65が配置される。このハンドルスプリング65は、平面視において後側に開口する略コ字状に成形されており、左右対称で前後方向に延在する一対の延設部66を有するとともに、これら両延設部66の前端間を幅方向に接続する接続部67を有する。
図5(a)に示すように、ハンドルスプリング65は、ハンドル差し込み部38の挿入された先端部61(操作ハンドル6)の支持溝62に接続部67が嵌入され、支持軸22よりも車両後方でロックレバー30(柄部31)の接続壁33下面に両延設部66の後端部が当接されている。そして、先端部61は、支持溝62においてハンドルスプリング65により上昇するように付勢される。
先端部61は、これに挿入されたハンドル差し込み部38の前端部が支持溝62(即ちハンドルスプリング65による先端部61の付勢位置)の車両前方で上下方向に揺動自在に支持され、支持溝62においてハンドルスプリング65により上方に付勢されることで、その姿勢が制御されている。
そして、先端部61の前端が持ち上がると、該先端部61と共にロックレバー30がロックスプリング50の付勢力に抗して支持軸22周りにロックプレート39が下降する側、即ち各係止孔39bが対応する係止爪13bから外れる側に回動する。
ここで、操作ハンドル6の操作力が解放されているものとする。このとき、ロックスプリング50の付勢力により、先端部61(操作ハンドル6)と共にロックレバー30が支持軸22周りにロックプレート39が上昇する側、即ち各係止孔39bが対応する係止爪13bに嵌入する側に回動されることで、前述の態様でロアレール3及びアッパレール4の相対移動が係止される。そして、アッパレール4に支持されるシート5の前後方向の位置が保持される。
その後、操作ハンドル6がその前端を持ち上げるように操作されたとする。このとき、ロックスプリング50の付勢力に抗して、先端部61(操作ハンドル6)と共にロックレバー30が支持軸22周りにロックプレート39が下降する側、即ち各係止孔39bが対応する係止爪13bから外れる側に回動されることで、前述の態様でロアレール3及びアッパレール4の相対移動の係止が解除される。そして、アッパレール4に支持されるシート5の前後方向の位置調整が可能になる。
次に、本実施形態の動作について説明する。
図7(a)から図7(b)への変化で示すように、例えば車両衝突(前突)等でシート5に対し車両前方への大荷重が入力されて、シートベルトSBの端末(ベルトアンカー)が取り付けられる片側のアッパレール4の後端がロアレール3共々持ち上がり、これに伴って車両フロア2がめくれ上がるように変形したとする。この際、両ロックレバー30が操作ハンドル6の剛性によって姿勢を保持することで、当該側のアッパレール4に支持されるロックレバー30が前記相対移動の係止を解除する側に回動したのと同じ状態になろうとする。
同時に、相対的に車両後方に移動しようとするロアレール3とロックレバー30との接触反力が、該ロックレバー30を車両前方に移動させる荷重として作用する。これにより、ロックレバー30がアッパレール4に対して車両前方に移動しようとする。このとき、車両前方に加わる荷重が前記所定値を上回っていれば、ロックスプリング50を弾性変形させつつ両楔部53による長孔35における支持軸22の前後方向の移動規制が解除され、長孔35内で支持軸22を空走させつつロックレバー30が車両前方に移動する。
そして、両内側開口14a(前端面14c)及びロックプレート39が接触する。両内側開口14aのロックプレート39との接触部は、一対の傾斜部14eにより負角化されていることで、前記相対移動の係止を解除する側にロックレバー30が相対的に回動するためには、ロックプレート39で両内側開口14a(平坦部14d)を潰していく必要がある。このため、前記相対移動の係止解除に要する操作力が急増することになって、該解除する側へのロックレバー30の相対的な回動が抑制される。そして、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が抑えられる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、例えば車両衝突(前突)等の際、傾斜部14eにより前記相対移動の係止解除に要する操作力を急増させることでロアレール3及びアッパレール4の相対移動を抑えることができ、ひいてはシート5の前後方向の移動を抑制することができる。また、前記相対移動の係止を解除する側へのロックレバー30の相対的な回動を、両内側開口14aのロックプレート39との接触部に設けた負角化部(傾斜部14e)による、より簡易な構造で抑制することができる。
(2)本実施形態では、例えば車両衝突(前突)等の際、極めて簡易な形状である傾斜部14eによって、前記相対移動の係止解除に要する操作力を急増させることができる。
(3)本実施形態では、例えば車両衝突(前突)等の際、傾斜部14eは、ロックレバー30の回動中心から離れたロックプレート39(係止爪13bとの係合位置)においてロックレバー30を前記相対移動の係止を解除する側に回動しにくくする。このため、例えば当該回動中心(支持軸22)の近傍に設ける場合に比べてより効率的に当該解除する側へのロックレバー30の相対的な回動を抑えることができる。
(4)本実施形態では、支持軸22によりアッパレール4に回動自在に連結されるロックレバー30は、長孔35の範囲で前後方向の移動が可能である。そして、前後方向に加わる荷重が所定値を下回るのであれば、ロックスプリング50に付勢される支持軸22は両楔部53により長孔35における前後方向の移動が規制される。そして、ロックレバー30は、アッパレール4に対する前後方向の移動が規制される。このように、支持軸22の精度を徒に厳しくすることなく、アッパレール4及びロックレバー30の前後方向におけるがたつき、ひいてはロアレール3及びアッパレール4の前後方向におけるがたつきを抑えることができる。そして、シート5の前後方向におけるがたつき(又は振動)を抑えることができる。
一方、ロックレバー30による前記相対移動の係止状態で、例えば車両衝突等でシート5に対し車両前方への大荷重が入力された際、前述の態様で車両前方に加わる荷重が前記所定値を上回っていれば、ロックスプリング50を弾性変形させつつ両楔部53による長孔35における支持軸22の前後方向の移動規制が解除され、長孔35内で支持軸22を空走させつつロックレバー30が車両前方に移動する。そして、両内側開口14a(傾斜部14e)及びロックプレート39が接触する。従って、傾斜部14eにより前記相対移動の係止解除に要する操作力を急増させる際、長孔35内での支持軸22の移動分で該支持軸22の変形を僅少又は皆無にできる。そして、ロックレバー30による前記相対移動の係止をより安定化させることができる。
(5)本実施形態では、ロックスプリング50に付勢される支持軸22を、極めて簡易な構造である両楔部53を利用して長孔35における前後方向の移動を規制することができる。また、長孔35における支持軸22の前後方向の移動規制力を、両楔部53の頂角、支持軸22及び両楔部53間の摩擦係数、ロックスプリング50の付勢力などの調整によって簡易に変更することができる。
(6)本実施形態では、両楔部53をロックスプリング50に形成することで、ロックレバー30の構造を変更することなく長孔35における支持軸22の前後方向の移動を規制することができる。
(第2の実施形態)
以下、車両用シートスライド装置の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、両内側開口14aのロックプレート39との接触部を負角化するための形状を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図8(a)に示すように、本実施形態の各内側開口14aには、その前端上部から前側下方に延びる略L字の溝部70が形成されるとともに、該溝部70の形状に合わせて下端で片持ち支持となる突出部71が形成されている。この突出部71は、前記相対移動の係止解除の状態から該相対移動を係止する側へのロックプレート39の回動方向に沿って突出しており、突出部71の後端面14bに対向する端面72は、支持軸22(軸取付孔18a)を中心とする円弧状に成形されている。従って、ロックプレート39及び端面72の前後方向の隙間は、ロックレバー30の回動位置に関わらず一定となっている。
このような構成にあって、例えば車両衝突(前突)等でシート5に対し車両前方への大荷重が入力されて、シートベルトSBの端末(ベルトアンカー)が取り付けられる片側のアッパレール4の後端がロアレール3共々持ち上がり、これに伴って車両フロア2がめくれ上がるように変形したとする。この際、前述の態様で車両前方に加わる荷重が前記所定値を上回っていれば、ロックスプリング50を弾性変形させつつ両楔部53による長孔35における支持軸22の前後方向の移動規制が解除され、長孔35内で支持軸22を空走させつつロックレバー30が車両前方に移動する。そして、両内側開口14a(突出部71の端面72)及びロックプレート39が接触する。
このとき、図8(a)から図8(b)への変化で示すように、ロックプレート39に押圧される突出部71が傾倒(前傾)するように変形することで、内側開口14aのロックプレート39との接触部が負角化される。つまり、突出部71の端面72のうち、前記相対移動の係止状態にあるロックプレート39よりも下側部位72aは、支持軸22(軸取付孔18a)を中心とする円弧状のままである。これに対し、突出部71の端面72のうち、前記相対移動の係止状態にあるロックプレート39よりも上側部位72bは、上昇する側(相対移動を係止する側)へのロックプレート39(ロックレバー30)の回動方向に向かうに従い、該ロックプレート39側から車両前方に離れるように傾斜している。これにより、仮に前記相対移動の係止状態からロックプレート39(ロックレバー30)が上昇する側(相対移動を係止する側)に回動するのであれば、ロックプレート39及び突出部71の端面72内側開口14a前端面14c(傾斜部14e)の前後方向の隙間は、ロックプレート39が上昇する側に回動するに従って増加する。
従って、前記相対移動の係止を解除する側にロックレバー30が相対的に回動するためには、ロックプレート39で両内側開口14a(下側部位72a)を潰していく必要がある。このため、前記相対移動の係止解除に要する操作力が急増することになって、該解除する側へのロックレバー30の相対的な回動が抑制される。そして、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が抑えられる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)(3)〜(6)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、突出部71(内側開口14a)及びロックプレート39の接触前、即ち突出部71の変形前の状態であれば、ロックレバー30の回動位置に関わらず突出部71及びロックプレート39間の隙間が略一定に保たれることで、通常時のロックレバー30の動作をより安定化することができる。
(第3の実施形態)
以下、車両用シートスライド装置の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態は、両内側開口14a及びロックプレート39の接触部において、前記相対移動の係止を解除する操作力を急増させるための形状を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図9(a)(b)に示すように、本実施形態のロックプレート39には、最前方の両係止孔39bよりも更に前方に、平面視略コの字状の一対の延出壁75が形成されるとともに、両延出壁75の中央部にそれぞれ係止孔76が形成されている。各係止孔76は、フランジ13に対向して上下方向に開口しており、該係止孔76及びその後方の他の係止孔39bは、ロアレール3の長手方向で隣り合う複数(4個)の係止爪13bと合致可能な位置に配置されている。各係止孔39b,76に対応する係止爪13bを嵌入するとき、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が係止されることはいうまでもない。
各係止孔76には、その幅方向内側後端から幅方向内側に延びる切溝77が形成されている。従って、各係止孔76は、切溝77において幅方向内側に開放されている。この切溝77は、前後方向で内側フランジ14(内側開口14a)に対向配置されている。
なお、本実施形態では、内側開口14aにおける内側フランジ14の前端面78は、支持軸22(軸取付孔18a)を中心とする円弧状に成形されている。従って、ロックプレート39(延出壁75)及び前端面78の前後方向の隙間は、ロックレバー30の回動位置に関わらず一定となっている。
このような構成にあって、例えば車両衝突(前突)等でシート5に対し車両前方への大荷重が入力されて、シートベルトSBの端末(ベルトアンカー)が取り付けられる片側のアッパレール4の後端がロアレール3共々持ち上がり、これに伴って車両フロア2がめくれ上がるように変形したとする。この際、前述の態様で車両前方に加わる荷重が前記所定値を上回っていれば、ロックスプリング50を弾性変形させつつ両楔部53による長孔35における支持軸22の前後方向の移動規制が解除され、長孔35内で支持軸22を空走させつつロックレバー30が車両前方に移動する。そして、両内側開口14a(前端面78)及びロックプレート39(延出壁75)が接触する。
このとき、図9(b)から図10への変化で示すように、内側開口14a(前端面78)に延出壁75が押圧されることで、切溝77により係止爪13bを抱え込むように該係止爪13bの嵌入する係止孔76の変形が誘導される。このため、係止孔76及び係止爪13b間の摩擦力の急増により前記相対移動の係止解除に要する操作力が急増することになって、該解除する側への前記ロック部材の相対的な回動が抑制される。そして、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動が抑えられる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(3)〜(6)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、例えば車両衝突(前突)等の際、切溝77により前記相対移動の係止解除に要する操作力を急増させることでロアレール3及びアッパレール4の相対移動を抑えることができ、ひいてはシート5の前後方向の移動を抑制することができる。また、前記相対移動の係止を解除する側へのロックレバー30の相対的な回動を、ロックプレート39の内側開口14aとの接触部(延出壁75)に設けた切溝77による、より簡易な構造で抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記第1の実施形態においては、シート5を車両前向きに搭載したが、車両後向きに搭載してもよい。例えば車両衝突(後突)等でシート5に対し車両後方への大荷重が入力されて、シートベルトSBの端末(ベルトアンカー)が取り付けられる片側のアッパレール4の前端がロアレール3共々持ち上がり、これに伴って車両フロア2がめくれ上がるように変形したとする。この場合、傾斜部により前記第1の実施形態に準じて前記相対移動の係止解除に要する操作力を急増させることでロアレール3及びアッパレール4の相対移動を抑えることができ、ひいてはシート5の前後方向の移動を抑制することができる。
・前記第2の実施形態においては、シート5を車両前向きに搭載したが、車両後向きに搭載してもよい。例えば車両衝突(後突)等でシート5に対し車両後方への大荷重が入力されて、シートベルトSBの端末(ベルトアンカー)が取り付けられる片側のアッパレール4の前端がロアレール3共々持ち上がり、これに伴って車両フロア2がめくれ上がるように変形したとする。この場合、前記第2の実施形態に準じて負角化される内側開口14aのロックプレート39との接触部(突出部の傾斜部)により前記相対移動の係止解除に要する操作力を急増させることでロアレール3及びアッパレール4の相対移動を抑えることができ、ひいてはシート5の前後方向の移動を抑制することができる。
・前記第3の実施形態においては、シート5を車両前向きに搭載したが、車両後向きに搭載してもよい。例えば車両衝突(後突)等でシート5に対し車両後方への大荷重が入力されて、シートベルトSBの端末(ベルトアンカー)が取り付けられる片側のアッパレール4の前端がロアレール3共々持ち上がり、これに伴って車両フロア2がめくれ上がるように変形したとする。この場合、切溝により前記第3の実施形態に準じて前記相対移動の係止解除に要する操作力を急増させることでロアレール3及びアッパレール4の相対移動を抑えることができ、ひいてはシート5の前後方向の移動を抑制することができる。
・前記第3の実施形態において、係止孔76の後方に形成した係止孔39bの個数は任意である。
・前記各実施形態において、ロックプレート39の係止孔39bに代えて、幅方向に開いた係止溝を採用してもよい。つまり、櫛歯状のロックプレートであってもよい。
・前記各実施形態において、ロックプレート39と干渉しないのであれば、アッパレール4の外側フランジ16(ガイド部16a)に外側開口を形成しなくてもよい。
・前記各実施形態において、支持軸22は、長孔35の長手方向中央部に配置されていなくてもよい。例えば支持軸22は、長孔35を車両後方にのみ移動可能なようにその前端に当接又は近接していてもよい。
・前記各実施形態において、ブラケット17を割愛してアッパレール4に直に支持軸22を固着してもよい。
・前記各実施形態において、ブラケット17(又はアッパレール4)及びロックレバー30と、支持軸22及び長孔35との配置関係は逆であってもよい。この場合、ブラケット17(又はアッパレール4)には、長孔35に代えて幅方向に非連通の溝状の長穴を採用してもよい。
・前記各実施形態においては、ロックスプリング50に楔部53を設けたが、これに代えて、若しくはこれに加えて長孔35に楔部を設けてもよい。
・前記各実施形態においては、ロックスプリング50の一部(楔部53)を利用して支持軸22を付勢したが、該ロックスプリング50とは別設の支持軸付勢部材(例えば線細工ばねや板ばねなど)にて支持軸22を付勢してもよい。
・前記各実施形態においては、支持軸付勢部材(楔部53)により支持軸22を下方に付勢したが、長孔35の延在方向(相対移動方向)に交差するのであれば、その付勢方向は任意である。
・前記各実施形態において、ロアレール3は、複数枚の板材を溶接などで結合した構造であってもよい。また、ロアレール3の断面形状は一例である。
・前記各実施形態において、アッパレール4は、複数枚の板材を溶接などで結合した構造であってもよい。また、アッパレール4の断面形状は一例であって、内側開口の形成された一対の内側フランジを有するのであればよい。
・前記各実施形態において、柄部31及びロックプレート39の一体形成されたロックレバーであってもよい。
・前記各実施形態において、ロックスプリングとして、1本の延設部51のみの形状を採用してもよい。あるいは、ロックスプリングとして、互いに独立した複数本からなる延設部51を採用してもよい。
・前記各実施形態において、ロックスプリングとして、コイルばねや板ばねなどを採用してもよい。
・前記各実施形態においては、例えば車両衝突等でシート5に対し前後方向への大荷重が入力されて、シートベルトSBの端末(ベルトアンカー)が取り付けられる片側のアッパレール4の先端が持ち上がる際、車両フロア2が変形することでアッパレール4と一体でロアレール3が持ち上がると説明した。これに対し、車両フロア2の剛性が十分であれば、片側のアッパレール4の先端が持ち上がる際、ロアレール3及びアッパレール4間にそれらを剥離しようとする変形が生じる。この場合、両内側開口14a及びロックプレート39の係合側が反転することから、当該係合側に前記相対移動の係止を解除する操作力を急増させるための形状を設ければよい。
・前記各実施形態においては、シートベルトSB(シートベルト荷重)に起因して片側のアッパレール4の先端が持ち上がる際、即ち左右のアッパレール4等が捩れる際に、ロアレール3及びアッパレール4の相対移動を抑えるのに効果的であるとした。これに対し、例えばシート5のシートクッションに内蔵するエアバッグ装置を衝突検知時に瞬間的に膨らませて、シートベルトSBのすり抜けによる乗員の飛び出しを防止するための拘束具を上向きに持ち上げる、いわゆるクッションエアバッグ(CAB)を搭載する場合には、該クッションエアバッグの作動時にもロアレール3及びアッパレール4の相対移動を抑えるのに効果的である。
3…ロアレール、4…アッパレール、6…操作ハンドル、13…フランジ、13b…係止爪、14…内側フランジ、14a…内側開口、14e…傾斜部(負角化部、抵抗発生部)、22…支持軸、30…ロックレバー(ロック部材)、31…柄部、35…長孔(長穴)、39…ロックプレート(平板部)、39b,76…係止孔、50…ロックスプリング(付勢部材、支持軸付勢部材)、53…楔部、71…突出部(負角化部、抵抗発生部)、77…切溝。

Claims (5)

  1. 車両前後方向に延設され、幅方向両側に配設される一対のロアレールと、
    前記ロアレールに対し車両前後方向に移動可能に連結され、幅方向に並設された一対の内側フランジを有し、これら両内側フランジには幅方向に連通する内側開口がそれぞれ形成された一対のアッパレールと、
    前記両内側フランジの幅方向内側で幅方向に延びる軸線周りに前記アッパレールに回動自在に連結され、前記両内側開口を幅方向に貫通する平板部を有し、回動に伴い前記ロアレールと係脱して前記ロアレール及び前記アッパレールの相対移動を選択的に係止する一対のロック部材と、
    前記相対移動を係止する側に前記ロック部材を回動付勢する一対の付勢部材と、
    幅方向に延設され、両端部が前記両ロック部材にそれぞれ連結されて前記相対移動の係止を解除する操作力を伝達可能な操作ハンドルとを備え、
    前記各ロック部材は、幅方向に延びる軸線を有して前記アッパレール及び前記ロック部材の一方に固定された支持軸が、他方に形成された長穴に車両前後方向に移動可能に挿入されるとともに、支持軸付勢部材により車両前後方向に交差する方向に付勢されることで、前記アッパレールに回動自在に連結されており、
    前記長穴及び前記支持軸付勢部材の少なくとも一方に形成され、前記支持軸に圧接して車両前後方向に加わる荷重が所定値を下回るときに前記長穴における前記支持軸の車両前後方向の移動を規制する楔部と、
    車両前後方向の少なくとも一方向に加わる荷重が前記所定値を上回るときの前記両内側開口及び前記平板部の接触部に設けられ、前記相対移動の係止を解除する操作力を急増させる抵抗発生部とを備えたことを特徴とする車両用シートスライド装置。
  2. 車両前後方向に延設され、幅方向両側に配設される一対のロアレールと、
    前記ロアレールに対し車両前後方向に移動可能に連結され、幅方向に並設された一対の内側フランジを有し、これら両内側フランジには幅方向に連通する内側開口がそれぞれ形成された一対のアッパレールと、
    前記両内側フランジの幅方向内側で幅方向に延びる軸線周りに前記アッパレールに回動自在に連結され、前記両内側開口を幅方向に貫通する平板部を有し、回動に伴い前記ロアレールと係脱して前記ロアレール及び前記アッパレールの相対移動を選択的に係止する一対のロック部材と、
    前記相対移動を係止する側に前記ロック部材を回動付勢する一対の付勢部材と、
    幅方向に延設され、両端部が前記両ロック部材にそれぞれ連結されて前記相対移動の係止を解除する操作力を伝達可能な操作ハンドルとを備え、
    前記各ロック部材は、幅方向に延びる軸線を有して前記アッパレール及び前記ロック部材の一方に固定された支持軸が、他方に形成された長穴に車両前後方向に移動可能に挿入されるとともに、支持軸付勢部材により車両前後方向に交差する方向に付勢されることで、前記アッパレールに回動自在に連結されており、
    前記長穴及び前記支持軸付勢部材の少なくとも一方に形成され、前記支持軸に圧接して車両前後方向に加わる荷重が所定値を下回るときに前記長穴における前記支持軸の車両前後方向の移動を規制する楔部と、
    車両前後方向の少なくとも一方向に加わる荷重が前記所定値を上回るときの前記両内側開口の前記平板部との接触部を負角化する一対の負角化部とを備えたことを特徴とする車両用シートスライド装置。
  3. 請求項2に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記負角化部は、前記相対移動の係止状態から該相対移動を係止する側への前記ロック部材の回動方向に向かうに従い、前記平板部側から離れるように傾斜する傾斜部であることを特徴とする車両用シートスライド装置。
  4. 請求項2に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記負角化部は、前記内側開口に片持ち支持され、前記相対移動の係止解除の状態から該相対移動を係止する側への前記平板部の回動方向に沿って突出する突出部であることを特徴とする車両用シートスライド装置。
  5. 車両前後方向に延設され、幅方向に並設された一対のフランジを有し、これら両フランジの先端に複数の係止爪がそれぞれ形成された、幅方向両側に配設される一対のロアレールと、
    前記ロアレールに対し相対移動可能に連結され、前記両フランジの幅方向内側で幅方向に並設された一対の内側フランジを有し、これら両内側フランジには幅方向に連通する内側開口がそれぞれ形成された一対のアッパレールと、
    前記両内側フランジの幅方向内側で幅方向に延びる軸線周りに前記アッパレールに回動自在に連結され、前記両内側開口を幅方向に貫通する平板部を有し、該平板部の幅方向両側縁部には前記係止爪の嵌入可能な係止孔がそれぞれ形成され、回動に伴い前記係止孔及び前記係止爪が嵌脱することで前記ロアレール及び前記アッパレールの相対移動を選択的に係止する一対のロック部材と、
    前記相対移動を係止する側に前記ロック部材を回動付勢する一対の付勢部材と、
    幅方向に延設され、両端部が前記両ロック部材にそれぞれ連結されて前記相対移動の係止を解除する操作力を伝達可能な操作ハンドルとを備え、
    前記各ロック部材は、幅方向に延びる軸線を有して前記アッパレール及び前記ロック部材の一方に固定された支持軸が、他方に形成された長穴に車両前後方向に移動可能に挿入されるとともに、支持軸付勢部材により車両前後方向に交差する方向に付勢されることで、前記アッパレールに回動自在に連結されており、
    前記長穴及び前記支持軸付勢部材の少なくとも一方に形成され、前記支持軸に圧接して車両前後方向に加わる荷重が所定値を下回るときに前記長穴における前記支持軸の車両前後方向の移動を規制する楔部と、
    車両前後方向の少なくとも一方向に加わる荷重が前記所定値を上回るときの前記平板部の前記両内側開口との接触部に形成され、前記係止爪を抱え込むように該係止爪の嵌入する前記係止孔の変形を誘導する切溝とを備えたことを特徴とする車両用シートスライド装置。
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