JP2014091286A - 発泡成形品およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】芯材2と表皮材4とが発泡層3によって一体化された発泡成形品に関する。芯材2の端末部分に、表皮材4へ向かって延びる端部壁21を設ける。表皮材4の端末部分に、芯材2へ向かって延びると共に、発泡層3を成形する際の発泡圧によって上記端部壁21の内面に圧接される端面シール壁部22を設ける。更に、表皮材4の端末部分の近傍に、発泡層3の原料となる発泡液6が、表皮材4の端末部分へ到達するのを防止可能な可撓性液止壁部23を、端面シール壁部22から離して設ける。
【選択図】図1
Description
請求項2に記載された発明は、上記において、前記芯材の端末部分の近傍に、芯材の裏面側へ凹む拡張部が形成され、前記可撓性液止壁部が、前記拡張部の頂面または内壁面と対向する位置またはその近傍に設けられたことを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、上記において、前記表皮材の端面シール壁部の内面に、ベコ付き防止用の強度確保部を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、上記において、前記芯材の端部壁の中間部に、樹脂溜まりを設けたことを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、上記において、前記芯材の端部壁の樹脂溜まりよりも基部側の部分に、シール性向上部を設けたことを特徴とする。
請求項6に記載された発明は、発泡成形型にセットされた芯材と表皮材との間に、発泡層の原料となる発泡液を注入することにより、芯材と表皮材とが発泡層によって一体化された発泡成形品を製造する発泡成形品の製造方法において、芯材の端末部分に設けた、表皮材へ向かって延びる端部壁の内面に対して、表皮材の端末部分に設けた、芯材へ向かって延びる端面シール壁部を、発泡層を成形する際の発泡圧によって圧接させることにより、表皮材と芯材との端末部分のシールを行わせると共に、表皮材の端末部分近傍に端面シール壁部から離して設けた可撓性液止壁部によって、発泡層の原料となる発泡液が、表皮材の端末部分へ到達するのを防止することを特徴とする。
この際、表皮材の端末部分の近傍に、端面シール壁部から離して可撓性液止壁部を設けたことにより、発泡層の原料となる発泡液(例えば、液状ウレタンなど)が、表皮材の端末部分へ直接到達するのを防止することができる。これによって、例えば、表皮材の端末部分に到達した発泡液が、端末部分から直接漏れてしまうような不具合を防止することができる。
そして、発泡液が発泡してできる泡状流動体(例えば、粘性ウレタンなど未固化発泡体)は、可撓性液止壁部によって一旦停止されてから可撓性液止壁部を乗り越えることとなるため、これによって、泡状流動体の流れを規制し、調整することができる。
この際、可撓性液止壁部は、文字通り、可撓性を有しているので、泡状流動体の圧力によって容易に撓められることとなり、この可撓性液止壁部の撓みによって、泡状流動体が、可撓性液止壁部を容易に乗り越えて表皮材の端末部分の隅々にまで行き渡ることができる。
しかも、この可撓性液止壁部の撓みによって、発泡成形空間の端末部分が拡張されるので、泡状流動体は、更に容易に可撓性液止壁部を乗り越えることができるようになる。よって、泡状流動体は、大きく乱れることなく、ほぼ均一な状態で可撓性液止壁部を乗り越えることになる。これによって、例えば、発泡成形品の端末部分に泡状流動体が行き渡らないことにより空隙部が生じるのを防止することができる。
請求項2に記載された発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、芯材の端末部分の近傍に、芯材の裏面側へ凹む拡張部が形成されたことにより、発泡成形空間の端末部分が更に拡張されるので、泡状流動体が、可撓性液止壁部を更に容易に乗り越えられるようになると共に、泡状流動体が可撓性液止壁部を乗り越える際に、乱れが生じるのをより有効に防止することができる。
また、可撓性液止壁部が、拡張部の頂面または内壁面と対向する位置またはその近傍に設けられたことにより、拡張部の機能と、可撓性液止壁部の機能とを強く関連付けて相乗効果を持たせることができる。
更に、芯材の端末部分に拡張部が形成されることにより、端末部分の剛性を向上することができる。
請求項3に記載された発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、表皮材の端面シール壁部の内面に、ベコ付き防止用の強度確保部を設けたことにより、仮に、発泡液が発泡してできる泡状流動体が端末部分に完全に行き渡らないことによって、端末部分に空隙部分が発生したような場合であっても、強度確保部が存在することによって、空隙部分によるベコ付きを抑制することができる。また、強度確保部が表皮材の端末部分の強度を向上するので、端末部分が損傷を起こし難くなるようにすることができる。
請求項4に記載された発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、芯材の端部壁の中間部に、樹脂溜まりを設けたことにより、端部壁の内面と端面シール壁部との圧接部分(シール部分)の内部に、発泡液や発泡液が発泡してできる泡状流動体が入り込んだ場合でも、これらを樹脂溜まりで捕集して、外部へ漏れないようにすることができる。
請求項5に記載された発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、前記芯材の端部壁の樹脂溜まりよりも基部側の部分に、シール性向上部を設けたことにより、端部壁の内面と端面シール壁部との圧接部分(シール部分)の入側で、発泡液や発泡液が発泡してできる泡状流動体を確実に食い止めて、これらの漏れを有効に防止することができる。
請求項6に記載された発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、表皮材と芯材との端末部分でシールを行わせると共に、表皮材の端末部分の近傍に端面シール壁部から離して設けた可撓性液止壁部によって、発泡層の原料となる発泡液が、表皮材の端末部分へ到達するのを防止することにより、請求項1と同様の作用効果を得ることができる。
なお、以上の説明は、上記した従来例のものとほぼ同じである。
図1〜図5は、この実施例およびその変形例を示すものである。なお、図面の都合上、発泡成形型5の一部を省略している場合がある。
この実施例では、以上のような構成を前提として、以下のような構成を備えるようにしている。
図1(図2も併せて参照)に示すように、芯材2の端末部分に、表皮材4へ向かって延びる端部壁21を設ける。
また、表皮材4の端末部分に、芯材2へ向かって延びると共に、発泡層3を成形する際の発泡圧によって上記端部壁21の内面に圧接される端面シール壁部22を設ける。
更に、表皮材4の端末部分の近傍に、発泡層3の原料となる発泡液6が、表皮材4の端末部分へ到達するのを防止可能な可撓性液止壁部23を、端面シール壁部22から離して設ける。
ここで、上記した「芯材2」は、硬質厚肉の樹脂によって構成される。芯材2は、例外的な部分を除き、全体としてほぼ均一の肉厚となるように形成される。芯材2の端末部分とは、芯材2の周縁部のことである。
上記した「表皮材4」は、軟質薄肉の樹脂によって構成される。表皮材4は、例外的な部分を除き、全体としてほぼ均一の肉厚となるように形成される。表皮材4の端末部分とは、表皮材4の周縁部のことである。
表皮材4は、一般に、パウダースラッシュ成形や真空成形などによって製造されている。
上記したパウダースラッシュ成形は、要するに、加熱した型に対して樹脂粉末を溶融付着させて成形を行うものであり、また、上記した真空成形は、要するに、加熱軟化した熱可塑性樹脂シートを、真空吸引して真空成形型に密着させることにより、熱可塑性樹脂シートを賦形するようにしたものである。パウダースラッシュ成形や真空成形は、均一肉厚の表皮材4を製造するのに適している。
また、表皮材4を、射出成形によって製造することも行われつつある。射出成形は、肉厚の異なる部分を有する表皮材4や、複雑形状の表皮材4などを製造するのに適している。但し、射出成形自体は一般的なものであるが、表皮材4は、軟質薄肉の(しかも大面積の)ものであるため、射出成形によって製造するのは難しく、通常の射出成形よりもはるかに高度の技術が必要になる。
この場合には、表皮材4は、射出成形によって製造するのが好ましい。
この可撓性液止壁部23は、芯材2および表皮材4の面に対してほぼ面直になるように突出形成される。
上記において、上記芯材2の端末部分の近傍に、芯材2の裏面側へ凹む拡張部24が形成されるようにしても良い。
そして、上記可撓性液止壁部23が、上記拡張部24の頂面25または内壁面26と対向する位置またはその近傍に設けられるようにする。
ここで、上記した「拡張部24」は、発泡成形空間の端末部分の容積を拡張するものである。拡張部24は、発泡成形品の縁部に沿って周方向に連続して延びる周溝または凹部などとされる。但し、発泡成形品の形状によっては、拡張部24を、周方向に不連続のものとしても良い。拡張部24は、ほぼ一定の肉厚を有して内外面共に凹形状となるように構成されている。
上記において、上記表皮材4の端面シール壁部22の内面に、ベコ付き防止用の強度確保部27を設けるようにしても良い。
ここで、上記した「強度確保部27」は、例えば、補強リブや部分的厚肉部などとすることができる。この強度確保部27は、少なくとも、端面シール壁部22における、端面シール壁部22と端部壁21とが重複していない部分に対して設けられるようにする。強度確保部27は、その上端部を、端面シール壁部22と端部壁21とが重複する位置にまで延長しても良い。但し、強度確保部27は、余り高くすると、端面シール壁部22上部の端部壁21に対する追随性、即ち、シール性を阻害してしまうおそれが生じるので、端面シール壁部22の上端部にまでは達しない高さにするのが好ましい。例えば、強度確保部27は、後述する樹脂溜まり28に達する程度またはそれ以下の高さなどとする。
上記において、上記芯材2の端部壁21の中間部に、樹脂溜まり28を設けるようにしても良い。
ここで、上記した「樹脂溜まり28」は、発泡層3の原料となる発泡液6や、発泡液6が発泡してできる泡状流動体を収容するための空間である。この樹脂溜まり28は、発泡成形品の厚み方向の中間部の位置に設けられる。この樹脂溜まり28は、端部壁21に沿って周方向へ延びるものとされる。この樹脂溜まり28は、発泡液6から発生されたガスや、発泡成形型5に閉じこめられた空気などを収容することもできる。
上記において、図4、図5に示すように、上記芯材2の端部壁21の樹脂溜まり28よりも基部側の部分に、シール性向上部29を設けるようにしても良い。
ここで、上記した「シール性向上部29」は、文字通り、端部壁21の基部側(芯材2側または図中上側)のシール性をより向上させるためのものである。このシール性向上部29によって、端部壁21の基部側のシール性が、端部壁21の先端側(表皮材4側)のシール性よりも向上されることとなる。このシール性向上部29は、例えば、図4に示すような、小突起部31や、図5に示すような、段差部32などとすることができる。
発泡成形型5にセットされた芯材2と表皮材4との間に、発泡層3の原料となる発泡液6を注入することにより、芯材2と表皮材4とが発泡層3によって一体化された発泡成形品を製造する。
この際、芯材2の端末部分に設けた、表皮材4へ向かって延びる端部壁21の内面に対して、
表皮材4の端末部分に設けた、芯材2へ向かって延びる端面シール壁部22を、発泡層3を成形する際の発泡圧によって圧接させることにより、表皮材4と芯材2との端末部分のシールを行わせると共に、
更に、表皮材4の端末部分の近傍に端面シール壁部22から離して設けた可撓性液止壁部23によって、発泡層3の原料となる発泡液6が、表皮材4の端末部分へ到達するのを防止させるようにする。
より具体的には、多層構造の車室前部内装パネル1は、図8に示すように、発泡成形装置の発泡成形型5における、発泡雄型7と発泡雌型8とを開いた状態(型開状態)にして、芯材2を発泡雄型7に、また、表皮材4を発泡雌型8にそれぞれセットする(芯材・表皮材セット工程)。
発泡層3を成形する際の発泡圧によって、端面シール壁部22が端部壁21の内面に圧接されることにより、芯材2と表皮材4との端末部分のシールを行わせることができる。
芯材2の端末部分の近傍に、芯材2の裏面側へ凹む拡張部24が形成されたことにより、発泡成形空間の端末部分が更に拡張されるので、泡状流動体が、可撓性液止壁部23を更に容易に乗り越えられるようになると共に、泡状流動体が可撓性液止壁部23を乗り越える際に、乱れが生じるのをより有効に防止することができる。
また、可撓性液止壁部23が、拡張部24の頂面25または内壁面26と対向する位置またはその近傍に設けられたことにより、拡張部24の機能と、可撓性液止壁部23の機能とを強く関連付けて相乗効果を持たせることができる。
更に、芯材2の端末部分に拡張部24が形成されることにより、端末部分の剛性を向上することができる。
表皮材4の端面シール壁部22の内面に、ベコ付き防止用の強度確保部27を設けたことにより、仮に、発泡液6が発泡してできる泡状流動体が端末部分に完全に行き渡らないことによって、端末部分に空隙部分が発生したような場合であっても、強度確保部27が存在することによって、空隙部分によるベコ付きを抑制することができる。また、強度確保部27が表皮材4の端末部分の強度を向上するので、端末部分が損傷を起こし難くなるようにすることができる。
芯材2の端部壁21の中間部に、樹脂溜まり28を設けたことにより、端部壁21の内面と端面シール壁部22との圧接部分(シール部分)の内部に、発泡液6や発泡液6が発泡してできる泡状流動体が入り込んだ場合でも、これらを樹脂溜まり28で捕集して、外部へ漏れないようにすることができる。
上記芯材2の端部壁21の樹脂溜まり28よりも基部側の部分に、シール性向上部29を設けたことにより、端部壁21の内面と端面シール壁部22との圧接部分(シール部分)の入側で、発泡液6や発泡液6が発泡してできる泡状流動体を確実に食い止めて、これらの漏れを有効に防止することができる。
表皮材4と芯材2との端末部分でシールを行わせると共に、表皮材4の端末部分の近傍に端面シール壁部22から離して設けた可撓性液止壁部23によって、発泡層3の原料となる発泡液6が、表皮材4の端末部分へ到達するのを防止することにより、上記した(作用効果1)と同様の作用効果を得ることができる。
2 芯材
3 発泡層
4 表皮材
5 発泡成形型
6 発泡液
15 端部壁
16 端面シール壁部
17 固定液止壁部
21 端部壁
22 端面シール壁部
23 可撓性液止壁部
24 拡張部
25 頂面
26 内壁面
27 強度確保部
28 樹脂溜まり
29 シール性向上部
31 小突起部
32 段差部
S1 シール部(第一)
S2 シール部(第二)
Claims (6)
- 芯材と表皮材とが発泡層によって一体化された発泡成形品において、
芯材の端末部分に、表皮材へ向かって延びる端部壁を設け、
表皮材の端末部分に、芯材へ向かって延びると共に、発泡層を成形する際の発泡圧によって前記端部壁の内面に圧接される端面シール壁部を設け、
更に、表皮材の端末部分近傍に、発泡層の原料となる発泡液が、表皮材の端末部分へ到達するのを防止可能な可撓性液止壁部を、前記端面シール壁部から離して設けたことを特徴とする発泡成形品。 - 前記芯材の端末部分の近傍に、芯材の裏面側へ凹む拡張部が形成され、
前記可撓性液止壁部が、前記拡張部の頂面または内壁面と対向する位置またはその近傍に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の発泡成形品。 - 前記表皮材の端面シール壁部の内面に、ベコ付き防止用の強度確保部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発泡成形品。
- 前記芯材の端部壁の中間部に、樹脂溜まりを設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発泡成形品。
- 前記芯材の端部壁の樹脂溜まりよりも基部側の部分に、シール性向上部を設けたことを特徴とする請求項4に記載の発泡成形品。
- 発泡成形型にセットされた芯材と表皮材との間に、発泡層の原料となる発泡液を注入することにより、芯材と表皮材とが発泡層によって一体化された発泡成形品を製造する発泡成形品の製造方法において、
芯材の端末部分に設けた、表皮材へ向かって延びる端部壁の内面に、
表皮材の端末部分に設けた、芯材へ向かって延びる端面シール壁部を、
発泡層を成形する際の発泡圧によって圧接させることにより、
表皮材と芯材との端末部分のシールを行わせると共に、
表皮材の端末部分近傍に端面シール壁部から離して設けた可撓性液止壁部によって、発泡層の原料となる発泡液が、表皮材の端末部分へ到達するのを防止することを特徴とする発泡成形品の製造方法。
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