JP2014091086A - 乾燥用吸着部材の再生装置および当該再生装置を備える乾燥装置 - Google Patents

乾燥用吸着部材の再生装置および当該再生装置を備える乾燥装置 Download PDF

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Abstract

【課題】吸着部材の再生装置および当該再生装置を備える乾燥装置において、気流発生手段に流入するガスの温度を低く抑えることができる技術を提供する。
【解決手段】この乾燥装置1では、再生用ガス(例えば外気)が、再生用ガス導入口83からヒータ5、吸着器4の吸着部材41、およびブロワ3を順に介して、ガス排出口へと流れる。また、再生用ガスは、ヒータ5とブロワ3との間において、導入された冷却用ガス(例えば外気)と混合する。その結果、ヒータ5において加熱された直後と比べ、ブロワ3に流れる再生用ガスが低温となる。したがって、ブロワ3が高い耐熱性を有する必要がない。
【選択図】図1

Description

本発明は、乾燥用吸着部材の再生装置および当該再生装置を備える乾燥装置に関する。
従来、吸着剤をもった除湿器を用いて空気を脱湿させ、脱湿された空気を用いて乾燥対象である粉粒体を乾燥する乾燥装置が知られている。また、従来、乾燥装置の除湿器において使用された吸着剤を脱水する、すなわち、再生する、再生装置が知られている。
従来の再生装置の構造については、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の再生装置は、乾燥装置に備えられている。当該公報の再生装置は、取り入れた外気をヒータで加熱し、この加熱空気により吸着剤の脱水を行い、該空気をファンを介して外気中に排出することによって吸着剤の再生化を行う(第9頁)。
実開昭62−17788号公報
上述の特許文献1の再生装置において、加熱空気により吸着剤の脱水を行うと、加熱空気が高温のままファンを通過する。したがって、気流発生手段たるファンは、高温のガスが通過するため、耐熱性を有する必要がある。
しかしながら、高い耐熱性を有する気流発生手段を用いると、気流発生手段にかかるコストが増大する。このため、再生装置において、気流発生手段に流入するガスの温度を低く抑えることが望ましい。
本発明の目的は、吸着部材の再生装置および当該再生装置を備える乾燥装置において、気流発生手段に流入するガスの温度を低く抑えることができる技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、気体中の湿り成分を吸着する吸着部材の再生装置であって、再生用ガスを導入する、再生用ガス導入口と、気体を加熱するヒータと、前記吸着部材を備えた、吸着器と、気流発生手段と、冷却用ガスを導入する、冷却用ガス導入口と、ガス排出口と、を有し、前記再生用ガス導入口、前記ヒータ、前記吸着器の前記吸着部材、前記気流発生手段、および前記ガス排出口が配管上に順次接続され、前記気流発生手段は、前記再生用ガス導入口から前記ヒータ、前記吸着器の前記吸着部材および前記気流発生手段を順に介して前記ガス排出口へ向かう第1方向に気流を発生させ、前記冷却用ガス導入口は、前記ヒータと前記気流発生手段との間に備えられ、前記冷却用ガスと前記再生用ガスとが、前記ヒータと前記気流発生手段との間において混合する、吸着部材の再生装置である。
本願の第2発明は、第1発明の吸着部材の再生装置であって、前記冷却用ガス導入口は、前記吸着器と前記気流発生手段との間に備えられ、前記冷却用ガスと前記再生用ガスとは、前記吸着器と前記気流発生手段との間において混合する、吸着部材の再生装置である。
本願の第3発明は、吸着部材を用いて粉粒体の乾燥を行う乾燥モードと、前記吸着部材を再生する再生モードとに、運転モードを切り替え可能な乾燥装置であって、乾燥対象となる粉粒体を貯留する貯留槽と、前記乾燥モードにおいて乾燥用ガスを導入する、乾燥用ガス導入口と、前記乾燥モードにおいて前記貯留槽に加熱された乾燥用ガスを供給する、乾燥用ガス吹出口と、前記再生モードにおいて再生用ガスを導入する、再生用ガス導入口と、気体を加熱するヒータと、気体中の湿り成分を吸着する吸着部材を備えた、吸着器と、送風方向を切り替え可能な、気流発生手段と、前記再生モードにおいて冷却用ガスを導入する、冷却用ガス導入口と、前記再生モードにおいてガスを排出する、ガス排出口と、を有し、前記乾燥用ガス導入口、前記気流発生手段、前記吸着器の前記吸着部材、前記ヒータ、および、前記乾燥用ガス吹出口が配管上に順次接続され、前記乾燥用ガス導入口と前記気流発生手段との間に前記ガス排出口が設けられ、前記ヒータと前記乾燥用ガス吹出口との間に前記再生用ガス導入口が設けられ、前記気流発生手段は、前記再生モードにおいて、前記再生用ガス導入口から前記ヒータ、前記吸着器の前記吸着部材および前記気流発生手段を順に介して前記ガス排出口へ向かう第1方向に気流を発生させ、前記乾燥モードにおいて、前記乾燥用ガス導入口から前記気流発生手段、前記吸着器の前記吸着部材および前記ヒータを順に介して前記乾燥用ガス吹出口へと向かう第2方向に気流を発生させ、前記冷却用ガス導入口は、前記ヒータと前記気流発生手段との間に備えられ、前記再生モードにおいて、前記冷却用ガスと前記再生用ガスとが、前記ヒータと前記気流発生手段との間において混合する、乾燥装置である。
本願の第4発明は、第3発明の乾燥装置であって、前記冷却用ガス導入口は、前記吸着器と前記気流発生手段との間に備えられ、前記再生モードにおいて、前記冷却用ガスと前記再生用ガスとは、前記吸着器と前記気流発生手段との間において混合する、乾燥装置である。
本願の第5発明は、第3発明または第4発明の乾燥装置であって、前記乾燥用ガス吹出口は、前記貯留槽の内部に備えられ、前記乾燥用ガス導入口は、前記貯留槽に接続され、前記乾燥用ガス導入口から導入される乾燥用ガスは、前記貯留槽内部の気体である、乾燥装置である。
本願の第6発明は、第3発明から第5発明までのいずれかの乾燥装置であって、前記冷却用ガス導入口は、冷却用ガスの導入量を調節する流量調節手段を備える、乾燥装置である。
本願の第1発明および第2発明によれば、加熱された再生用ガスと、冷却用ガスとの混合ガスは、再生用ガスよりも低温となる。そして、気流発生手段には、混合ガスが流入する。このため、気流発生手段に流入するガスの温度を低く抑えることができる。したがって、耐熱性の高いブロワを使用する必要がない。
特に、本願の第2発明によれば、加熱された再生用ガスは、吸着器を通過した後に、冷却用ガスと混合される。したがって、高温の再生ガスを用いて吸着部材の再生を行い、かつ、気流発生手段に流入するガスの温度を低く抑えることができる。
本願の第3発明から第6発明によれば、加熱された再生用ガスと、冷却用ガスとの混合ガスは、再生用ガスよりも低温となる。そして、気流発生手段には、混合ガスが流入する。このため、気流発生手段に流入するガスの温度を低く抑えることができる。したがって、耐熱性の高いブロワを使用する必要がない。また、再生モードと乾燥モードとで逆方向に気流を発生させる。これにより、1つのヒータおよび1つの気流発生手段を用いて、乾燥と再生とを実現できる。
特に、本願の第4発明によれば、加熱された再生用ガスは、吸着器を通過した後に、冷却用ガスと混合される。したがって、高温の再生ガスを用いて吸着部材の再生を行い、かつ、気流発生手段に流入するガスの温度を低く抑えることができる。
特に、本願の第5発明によれば、貯留槽内部の気体を乾燥用ガスとして用いる。貯留槽内部の気体は、乾燥モード稼働後、しばらくすると湿り成分量が低く保たれる。したがって、外部から乾燥用ガスを導入する場合よりも乾燥処理の効率を高めることができる。
特に、本願の第6発明によれば、冷却用ガスの導入量を調節することができる。すなわち、ブロワに流れるガスの温度や、再生用ガス・冷却用ガスの導入量の比率を調整することができる。
第1実施形態に係る再生装置を備える乾燥装置の概略図である。 図1に示す乾燥装置の主な制御機構を示すブロック図である。 一変形例に係る再生装置を備える乾燥装置の概略図である。 図3に示す乾燥装置の主な制御機構を示すブロック図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.再生装置を備える乾燥装置の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る再生装置を備える乾燥装置1の概略図である。この乾燥装置1は、例えば、樹脂ペレットなどの、粉体または粒体からなる材料(以下、「粉粒体」と称する)を乾燥させる装置である。
本実施形態に係る乾燥装置1は、粉粒体の乾燥を行う乾燥モードと、乾燥モードに用いた吸着部材を再び利用可能とする再生モードとに、運転モードを切り替え可能である。
図1に示すように、乾燥装置1は、貯留槽2、ブロワ3、吸着器4、ヒータ5、および、クーラ6を備える。また、乾燥装置1は、乾燥用ガス導入口81と乾燥用ガス吹出口82とを備える。乾燥用ガス導入口81、クーラ6、ブロワ3、吸着器4の後述する吸着部材41、ヒータ5、および、乾燥用ガス吹出口82は、配管上に順次接続されている。
説明の便宜のため、以下では、乾燥用ガス導入口81とブロワ3とを接続する配管を配管71、ブロワ3と吸着器4とを接続する配管を配管72、吸着器4とヒータ5とを接続する配管を配管73、ヒータ5と乾燥用ガス吹出口82とを接続する配管を配管74とする。ただし、吸着器4とヒータ5とは配管73を介さず直接接続されていてもよい。
貯留槽2は、樹脂ペレットなどの粉粒体を内部に貯留する略気密性の容器であり、その内部で粉粒体の乾燥が行われる。貯留槽2の内部には、粉粒体を貯留して乾燥させるための空間が、設けられている。貯留槽2は、例えば、ステンレスや鉄などの金属からなる。貯留槽2の上部には供給部21が備えられる。貯留槽2の下部は、下方向に向かってすぼむ漏斗状の形状をしており、その下端部に排出部22が備えられる。乾燥対象である粉粒体は供給部21から供給され、貯留槽2内で乾燥される。乾燥された粉粒体は、排出部22から排出され、射出成形機などの後続の装置へと送られる。
また、貯留槽2の上部には乾燥用ガス導入口81が設けられている。乾燥用ガス導入口81は配管71と接続されており、貯留槽2の内部と配管71とは、乾燥用ガス導入口81を介して連通している。また、配管74の一部は、貯留槽2の側壁を貫通して、貯留槽2内に配置されている。配管74のブロワ3と反対側の端部には、乾燥用ガス吹出口82が設けられており、貯留槽2の内部に配置されている。乾燥用ガス吹出口82は貯留槽2の下端部に向けて配置され、下方へ向かうにつれて拡径されている。
ブロワ3は、配管内に気流を発生させる気流発生手段である。ブロワ3は、後述する制御部10からの駆動信号に応じてファンを回転させる。それにより、ファンの回転に応じた気流が発生する。ブロワ3は、正逆転可能であり、配管72側から配管71側へ向かう第1方向と、配管71側から配管72側へ向かう第2方向とに、送風方向を切り替え可能である。本実施形態においてはブロワ3がファンを有する気流発生手段を構成している。しかしながら、ブロワ3に代えて、他の構成を有する気流発生手段を用いてもよい。例えば、エアコンプレッサを用いた気流発生手段などを用いてもよい。
吸着器4は、気体中の湿り成分を除去する吸着部材41を備えている。配管72と配管73とは、吸着部材41を介して連通する。吸着部材41は、ガスの送風方向に沿って、碁盤目状の貫通孔が複数形成されたハニカム状のセラミック体から構成されている。吸着部材41は、所定の吸着上限温度以下の温度において、吸着部材41を通過する気体中の湿り成分を吸着し、所定の放出下限温度以上の温度において、吸着部材41に吸着された湿り成分を放出する。吸着上限温度は、例えば、摂氏100度であり、放出下限温度は、例えば、摂氏180度である。本実施形態においては、吸着部材41は、ハニカム状のセラミック体であるが、所定の吸着上限温度以下の温度においてガス中の湿り成分を吸着し、所定の放出下限温度以上の温度において湿り成分を放出するものであれば、他の吸着部材を用いてもよい。
ヒータ5は、例えば、電熱式の加熱装置である。ヒータ5は、後述する制御部10からの駆動信号に応じて配管中を通過する気体を加熱する。また、ヒータ5は、配管73側に設けられた温度センサ51と、配管74側に設けられた温度センサ52とを備える。
クーラ6は、配管71上に設けられている。クーラ6は、後述する制御部10からの駆動信号に応じて、配管71中を通過する気体を冷却する。クーラ6は、ガスを冷却する構成のものであれば、水冷式クーラであってもよいし、液体窒素を用いたクーラなどでもよい。
図2は、乾燥装置1の主な制御機構を示すブロック図である。図2に示すように、この乾燥装置1は、乾燥装置1の各部を動作制御するための制御部10を備える。制御部10は、上述したブロワ3、ヒータ5、および、クーラ6と、それぞれ電気的に接続されている。制御部10は、CPU等の演算処理部やメモリを有するコンピュータにより構成されていてもよく、あるいは、電子回路基板により構成されていてもよい。制御部10は、ヒータ5に備えられた温度センサ51、52から得られた計量信号を受信し、これらの信号や運転モード等に基づいて、ブロワ3、ヒータ5、および、クーラ6の動作を制御する。
配管71上には、乾燥用ガス導入口81側からブロワ3側へ向かって、フィルタ75、クーラ6、および、逆止弁91が順に配置されている。逆止弁91は、乾燥用ガス導入口81からブロワ3へと向かう気流が生じた場合に開放され、逆方向の気流に対しては閉鎖される。すなわち、逆止弁91は、第2方向の気流は通過させるが、第1方向の気流は遮断する。
逆止弁91とブロワ3との間の配管71には、逆止弁95を備えるガス排出口85が接続されている。逆止弁95は、ブロワ3から排出口85へと向かう気流が生じた場合に開放され、逆方向の気流に対しては閉鎖される。すなわち、逆止弁95は、第1方向の気流が生じた場合、その気流をガス排出口85から排出させ、第2方向の気流は遮断する。
配管72には、フィルタ77と逆止弁94とを備えた冷却用ガス導入口84が接続されている。逆止弁94は、配管72において吸着器4からブロワ3へと向かう気流が生じた場合に開放され、逆方向の気流に対しては閉鎖される。すなわち、配管72において第1方向に気流が生じた場合、冷却用ガスはフィルタ77で粉塵を除去された後、逆止弁94を介して配管72へと流入する。一方、配管72において第2方向に気流が生じた場合、逆止弁94は気流を遮断し、冷却用ガスは配管72に流れ込まない。本実施形態では、冷却用ガスとして外気を用いている。したがって、本実施形態の冷却用ガスは、摂氏10度から摂氏30度程度の常温の空気である。しかし、冷却用ガスは、窒素などの不活性ガスであってもよいし、常温よりも低温のガスであってもよい。
ヒータ5と乾燥用ガス吹出口82との間の配管74には、逆止弁92が配置されている。逆止弁92は、ヒータ5から乾燥用ガス吹出口82へと向かう気流が生じた場合に開放され、逆方向の気流に対しては閉鎖される。すなわち、逆止弁92は、第2方向の気流は通過させるが、第1方向の気流は遮断する。
ヒータ5と逆止弁92との間の配管74には、フィルタ76と逆止弁93とを備える再生用ガス導入口83が、接続されている。逆止弁93は、配管74においてヒータ5から乾燥用ガス吹出口82へと向かう気流が生じた場合に閉鎖され、逆方向の気流に対しては開放される。すなわち、配管74において第1方向に気流が生じた場合、再生用ガスがフィルタ76で粉塵を除去された後、逆止弁93を介して配管74へと流入し、ヒータ5へと向かう。一方、配管74において第2方向に気流が生じた場合、逆止弁93は気流を遮断するため、再生用ガスは配管74に流れ込まない。
本実施形態では、再生用ガスとして外気(空気)を用いている。しかし、再生用ガスは、窒素等の不活性ガスや乾燥空気などの他のガスであってもよい。
なお、上記逆止弁91〜95と同様にブロワ3の発生させる気流の方向に応じて開放/閉鎖を制御するものであれば、逆止弁91〜95に代えて、電磁弁や他の切替弁等を用いてもよい。
<1−2.乾燥モードにおける乾燥装置の動作>
続いて、乾燥モードにおける乾燥装置1の動作について、説明する。乾燥モードにおいて、ブロワ3は、前述した第2方向へと気流を発生させる。すると、乾燥用ガス(本実施形態では貯留槽2内の気体)が、乾燥用ガス導入口81から配管71へ導入され、ブロワ3、配管72、吸着器4、配管73、および、ヒータ5を順に流れて、乾燥用ガス吹出口82から貯留槽2内に吹き出される。上記一連の流れについて、以下に詳しく述べる。
図1には、乾燥モードにおける気体の流れが破線で示されている。乾燥用ガス導入口81から配管71へと流入した乾燥用ガスは、配管71に設けられたフィルタ75により粉塵が除去され、クーラ6により冷却され、逆止弁91を介してブロワ3に吸引される。この際、逆止弁95の働きにより、ガス排出口85から外部の気体が配管71内に流れ込むことはない。
次に、乾燥用ガスは、ブロワ3から配管72へと送られる。この際、逆止弁94の働きにより、冷却用ガス導入口84から配管72へと冷却用ガスが流れ込むことはない。配管72に流入した乾燥用ガスは、吸着器4の吸着部材41へと達する。そして、吸着器4の吸着部材41が、乾燥用ガスの中の湿り成分を吸着する。湿り成分が除去された乾燥用ガスは、配管73を通ってヒータ5に達し、ヒータ5で加熱される。ヒータ5において、乾燥用ガスは、例えば、摂氏80度から摂氏180度に加熱される。加熱された乾燥用ガスは、配管74へ流入し、逆止弁93を通過した後、乾燥用ガス吹出口82から貯留槽2内へと吹き出される。この際、逆止弁93の働きにより、再生用ガス導入口83から配管74へと再生用ガスが流れ込むことはない。
上述した通り、ヒータ5は温度センサ51および温度センサ52を備えている。温度センサ51はヒータ5で加熱される前の乾燥用ガスの温度を、温度センサ52はヒータ5で加熱された後の乾燥用ガスの温度を、それぞれ計測する。制御部10は、温度センサ51、52の計測信号を受信し、それぞれの計測信号に基づいてブロワ3、ヒータ5、および、クーラ6の動作を制御する。
貯留槽2内の粉粒体は、乾燥用ガス吹出口82から吹き出された乾燥用ガスにより、乾燥される。ただし、乾燥モードを連続して行うと、吸着部材41は、湿り成分の吸着の増加とともに吸着能力が低下する。したがって、吸着部材41を乾燥、すなわち、再生する必要が生じる。
なお、本実施形態では、乾燥用ガスとして、貯留槽2内の気体を用いている。乾燥モード稼働後、しばらくして粉粒体の乾燥が進むと、貯留槽2内の気体の湿り成分量が低く保たれる。したがって、外部から乾燥用ガスを導入するよりも乾燥処理の効率が良く、コストを削減できる。
<1−3.再生モードにおける乾燥装置の動作>
本実施形態の乾燥装置1は、再生モードにおいて吸着部材41を再生する再生装置11を備えている。再生装置11は、再生用ガス導入口83、ヒータ5、吸着器4、冷却用ガス導入口84、ブロワ3、および、ガス排出口85と、これらを繋ぐ各配管とから構成されている。
再生モードにおいて、ブロワ3は、前述した第1方向へと気流を発生させる。すると、再生用ガス(本実施形態では外気)が、再生用ガス導入口83から配管74へ導入され、ヒータ5、配管73、吸着器4、および配管72を通って、ブロワ3に吸引される。また、冷却用ガス(本実施形態では外気)が、冷却用ガス導入口84から配管72に流入し、配管72内で再生用ガスと混合される。再生用ガスと、冷却用ガスとの混合ガスは、ブロワ3および配管71を通って、ガス排出口85から排出される。上記一連の流れについて、以下に詳しく述べる。
図1には、再生モードにおける気体の流れが、一点鎖線で示されている。ブロワ3により第1方向の気流が生じると、再生用ガスが、再生用ガス導入口83から配管74へ導入される。再生用ガスは、フィルタ76により粉塵が除去され、逆止弁93を通って、配管74へと流入する。この際、逆止弁92の働きにより、貯留槽2内のガスが、乾燥用ガス吹出口から配管74へと流入することはない。
配管74へと流入した再生用ガスは、ヒータ5に達し、ヒータ5で加熱される。ヒータ5において、再生用ガスは、例えば、摂氏200度以上に加熱される。ヒータ5で加熱された再生用ガスは、配管73を通って吸着器4に達し、吸着部材41を加熱する。そうすると、吸着部材41に吸着した湿り成分が放出され、吸着部材41が乾燥、すなわち、再生される。その後再生用ガスは、吸着器4にて吸着部材41から放出された湿り成分を含み、配管72へと流入する。
乾燥モードと同様に、温度センサ52はヒータ5で加熱される前の再生用ガスの温度を、温度センサ51はヒータ5で加熱された後の再生用ガスの温度を、それぞれ計測する。制御部10は、温度センサ51、52の計測信号を受信し、それぞれの計測信号に基づいてブロワ3およびヒータ5の動作を制御する。
一方、ブロワ3により第1方向の気流が生じると、冷却用ガスが、冷却用ガス導入口84から配管72へ導入される。冷却用ガスは、フィルタ77により粉塵が除去され、逆止弁94を介して配管72へと流入する。これにより、配管72内で再生用ガスと冷却用ガスとが混合する。冷却用ガスは、前述の通り、例えば摂氏10度から摂氏30度の空気である。このため、吸着器4に流入する再生用ガスが摂氏200度以上である場合、再生用ガスと冷却用ガスとの混合ガスを、例えば摂氏80度以下とすることができる。再生用ガスと冷却用ガスとの混合ガスは、ブロワ3に吸引される。混合ガスは、ヒータ5によって加熱された再生用ガスに比べて温度が低いため、ブロワ3が高い耐熱性を備える必要がない。
その後、混合ガスは、ブロワ3から配管71へと送られ、逆止弁95を介してガス排出口85から外部へと排出される。このとき、逆止弁91の働きにより、混合ガスが、逆止弁91よりも乾燥用ガス導入口側へ流入することはない。すなわち、混合ガスは、クーラ6や貯留槽2へは流入しない。
<1−4.乾燥装置の運転モード切り替えについて>
乾燥装置1の運転モードの切り替えについては、自動で行ってもよいし、手動で行ってもよい。自動で行う場合、一定時間乾燥モードを運転すると、その後一定時間乾燥モードで運転するようにしてもよい。また、吸着部材41の湿り成分吸着量を検知するセンサを設け、検知した湿り成分吸着量に応じて運転モードを切り替えるようにしてもよい。
乾燥装置1が上述のような構成を有することにより、吸着器4の吸着部材41を取り外すことなく、単一の装置で、粉粒体の乾燥と吸着部材41の再生とを行うことができる。また、上記乾燥と再生とを、別々の気流発生手段およびヒータを用いることなく、単一のブロワ3および単一のヒータ5を用いて行うことができる。このため、乾燥装置1のコンパクト化および製造コストの削減を図ることができる。さらに、再生モードにおいて、冷却用ガス導入口84から冷却用ガスを導入することにより、ブロワ3に流入するガスの温度を低く抑えることができる。したがって、ブロワ3が高い耐熱性を有する必要がなく、ブロワ3にかかるコストを削減できる。
一方、上記構成により、乾燥モードと再生モードにおいてブロワ3を同じ送風量で運転する場合、乾燥モードにおける乾燥用ガスの送風量と、再生モードにおける上述の混合ガスの送風量とが同じとなる。よって、再生モードにおいてヒータ5で加熱される再生用ガスは、乾燥モードにおいてヒータ5で加熱される乾燥用ガスよりも単位時間あたりの流量が小さくなる。したがって、ブロワ3およびヒータ5を同じ条件で運転した場合、再生モードにおいてヒータ5で加熱された再生用ガスは、乾燥モードにおいてヒータ5で加熱された乾燥用ガスよりも高温となる。例えば、乾燥モードにおいて乾燥用ガスをおよそ摂氏160度に加熱する能力をヒータ5が有している場合に、再生モードにおいて再生用ガスをおよそ摂氏230度に加熱することができる。このようにすれば、乾燥用ガスよりも高温の再生用ガスを得るために、乾燥モードで必要な加熱能力よりも高い加熱能力を有するヒータを用いる必要がない。また、ブロワ3が風量調節機能を有する必要がない。したがって、乾燥装置1の製造コストをより削減できる。
<2.変形例>
<2−1.一変形例>
図3は、本発明の一変形例に係る再生装置を備える乾燥装置1Aの概略図である。
図3に示すように、冷却用ガス導入口84Aに、逆止弁に代えて流量調節弁94Aが備えられていてもよい。図3の例では、流量調節弁94Aを有することにより、冷却用ガスの導入量を可変に調節することができる。すなわち、ブロワに流れるガスの温度や、再生用ガス・冷却用ガスの導入量の比率を調整することができる。したがって、再生モードにおいて、加熱後の再生ガスの温度や吸着部材の状態、ブロワ3A、吸着器4Aおよびヒータ5Aの状態などの様々な条件に合わせて適切に混合ガスの調整を行い、柔軟な制御を行うことが出来る。
図4は、図3に示す一変形例に係る乾燥装置1Aの主な制御機構を示すブロック図である。図4に示すように、流量調節弁94Aは、制御部10Aと電気的にされ、自動で制御されるものであってもよい。ただし、流量調節弁94Aは、手動で流量を変更するものであってもよい。
<2−2.その他の変形例>
また、上記の実施形態において、乾燥用ガスは貯留槽内のガスであったが、異なるガスを乾燥用ガスとしてもよい。例えば、乾燥用ガス導入口を乾燥装置外部と連通するように設け、乾燥装置外部から乾燥用ガスを導入してもよい。
また、上記の実施形態では、再生装置を備える乾燥装置について述べたが、本発明はこのような形態に限ったものではない。再生モードにおいて用いられる構成のみからなる、再生装置であってもよい。
また、上記の実施形態にでは、冷却用ガス導入口が吸着器とブロワとの間に接続されていたが、ヒータとブロワとの間に接続されていれば、異なる場所に接続されていてもよい。そうすれば、ブロワには、加熱された再生用ガスと、冷却用ガスとが混合された混合ガスが流入するため、気流発生手段に高温のガスが流入しない。したがって、耐熱性の高いブロワを使用する必要がなく、コストを削減できる。ただし、上記の実施形態のように、冷却用ガス導入口が吸着器とブロワとの間に接続されていることが、より好ましい。そうすれば、加熱された再生用ガスは、吸着器を通過した後に、冷却用ガスと混合される。したがって、高温の再生用ガスを用いて吸着部材の再生を行い、かつ、ブロワに流入するガスの温度を低く抑えることができる。したがって、高温で吸着部材の再生を行った場合でも、耐熱性の高いブロワを使用する必要がなく、ブロワにかかるコストを削減できる。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1,1A 乾燥装置
2 貯留槽
3,3A ブロワ
4,4A 吸着器
5,5A ヒータ
6 クーラ
10,10A 制御部
11 再生装置
41 吸着部材
51 温度センサ
52 温度センサ
71,72,73,74 配管
75,76,77 フィルタ
81 乾燥用ガス導入口
82 乾燥用ガス吹出口
83 再生用ガス導入口
84 冷却用ガス導入口
85 ガス排出口
91,92,93,94,95 逆止弁
94A 流量調節弁

Claims (6)

  1. 気体中の湿り成分を吸着する吸着部材の再生装置であって、
    再生用ガスを導入する、再生用ガス導入口と、
    気体を加熱するヒータと、
    前記吸着部材を備えた、吸着器と、
    気流発生手段と、
    冷却用ガスを導入する、冷却用ガス導入口と、
    ガス排出口と、
    を有し、
    前記再生用ガス導入口、前記ヒータ、前記吸着器の前記吸着部材、前記気流発生手段、および前記ガス排出口が配管上に順次接続され、
    前記気流発生手段は、前記再生用ガス導入口から前記ヒータ、前記吸着器の前記吸着部材および前記気流発生手段を順に介して前記ガス排出口へ向かう第1方向に気流を発生させ、
    前記冷却用ガス導入口は、前記ヒータと前記気流発生手段との間に備えられ、
    前記冷却用ガスと前記再生用ガスとが、前記ヒータと前記気流発生手段との間において混合する、吸着部材の再生装置。
  2. 請求項1に記載の吸着部材の再生装置であって、
    前記冷却用ガス導入口は、前記吸着器と前記気流発生手段との間に備えられ、
    前記冷却用ガスと前記再生用ガスとは、前記吸着器と前記気流発生手段との間において混合する、吸着部材の再生装置。
  3. 吸着部材を用いて粉粒体の乾燥を行う乾燥モードと、前記吸着部材を再生する再生モードとに、運転モードを切り替え可能な乾燥装置であって、
    乾燥対象となる粉粒体を貯留する貯留槽と、
    前記乾燥モードにおいて乾燥用ガスを導入する、乾燥用ガス導入口と、
    前記乾燥モードにおいて前記貯留槽に加熱された乾燥用ガスを供給する、乾燥用ガス吹出口と、
    前記再生モードにおいて再生用ガスを導入する、再生用ガス導入口と、
    気体を加熱するヒータと、
    気体中の湿り成分を吸着する吸着部材を備えた、吸着器と、
    送風方向を切り替え可能な、気流発生手段と、
    前記再生モードにおいて冷却用ガスを導入する、冷却用ガス導入口と、
    前記再生モードにおいてガスを排出する、ガス排出口と、
    を有し、
    前記乾燥用ガス導入口、前記気流発生手段、前記吸着器の前記吸着部材、前記ヒータ、および、前記乾燥用ガス吹出口が配管上に順次接続され、
    前記乾燥用ガス導入口と前記気流発生手段との間に前記ガス排出口が設けられ、
    前記ヒータと前記乾燥用ガス吹出口との間に前記再生用ガス導入口が設けられ、
    前記気流発生手段は、
    前記再生モードにおいて、前記再生用ガス導入口から前記ヒータ、前記吸着器の前記吸着部材および前記気流発生手段を順に介して前記ガス排出口へ向かう第1方向に気流を発生させ、
    前記乾燥モードにおいて、前記乾燥用ガス導入口から前記気流発生手段、前記吸着器の前記吸着部材および前記ヒータを順に介して前記乾燥用ガス吹出口へと向かう第2方向に気流を発生させ、
    前記冷却用ガス導入口は、前記ヒータと前記気流発生手段との間に備えられ、
    前記再生モードにおいて、前記冷却用ガスと前記再生用ガスとが、前記ヒータと前記気流発生手段との間において混合する、乾燥装置。
  4. 請求項3に記載の乾燥装置であって、
    前記冷却用ガス導入口は、前記吸着器と前記気流発生手段との間に備えられ、
    前記再生モードにおいて、前記冷却用ガスと前記再生用ガスとは、前記吸着器と前記気流発生手段との間において混合する、乾燥装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の乾燥装置であって、
    前記乾燥用ガス吹出口は、前記貯留槽の内部に備えられ、
    前記乾燥用ガス導入口は、前記貯留槽に接続され、
    前記乾燥用ガス導入口から導入される乾燥用ガスは、前記貯留槽内部の気体である、乾燥装置。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれかに記載の乾燥装置であって、
    前記冷却用ガス導入口は、冷却用ガスの導入量を調節する流量調節手段を備える、乾燥装置。
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