JP2014090325A - 固体撮像素子 - Google Patents

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    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/745Circuitry for generating timing or clock signals

Abstract

【課題】簡易な構成で、縦線のノイズの発生を防止することができる固体撮像素子を提供する。
【解決手段】タイミング調整回路3は、ランプ波発生器4へ供給する第1クロックと、カウンタ5に供給する第2クロックとの位相差が、所定の範囲内にあり、かつ画像センサ100内の行によって異なる値となるように、第1のクロックおよび第2のクロックを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像素子に関し、たとえばコラムADC(Analog to Digital Converter)を有する固体撮像素子に関する。
カメラ装置等向けの固体撮像装置の画像センサには、CMOSセンサを使用し、コストダウンのために単純な積分型ADC回路を使用することが多い。また、カメラ装置等でも、簡単な動画撮影機能を持つことを市場から求められている。全体のコストを大きく上げることなく、動画撮影時にフレームレートをあげるため、ADCの出力ビット精度を、画質に大きな影響がない程度まで落とす必要がある。
ところが、CMOSセンサでは、たとえば写真用の12ビット出力では見えない縦線ノイズが、動画用の10ビット出力において出現することがある。これは、画像センサの列線毎にADCを持つ、コラムADC方式特有の量子化ノイズによるものであることが知られている。このような問題に対して、以下の特許文献では、次のような対策を講じている。
特許文献1では、画素信号Soに時間的には変動しないが2次元空間的にランダムなノイズを表わすノイズ信号N2dimを付加する。コラムADC回路(25)で、ノイズ信号N2dimが付加された画素信号のリセットレベルSrst と信号レベルSsig とを独立にデジタルデータに変換してから差分を取る。ノイズ信号N2dimを付加した状態で、両者を独立にデジタルデータに変換すると、そのノイズの効果は両者のAD変換結果にも同様に表れ列相関性のあるノイズを持たなくなる。デジタル領域での差分処理に伴う量子化誤差が発生してしまうが、その量子化誤差は列相関性を持たないようにすることができ、付加しておいたノイズ信号N2dimも除去できる。
具体的なノイズ信号N2dimの発生方法としては、「リセット解除間隔TRelease を一般的に取られる間隔よりも狭くする」。つまり、単位画素(3)側の画素リセット部としてのリセットトランジスタ(36)によるリセット動作時に生じるリセットノイズの一部が、電圧比較部(252)側の動作点リセット部(オフセット除去部)(330)によるオフセット除去動作で除去されないノイズとして単位画素に残留するようにする。
特許文献2では、ADCサンプリング時に、参照RAMP波を発生するDACのオフセットに、1行ごとに+/-0.5LSB以下のランダムなオフセットを加算することによって、縦筋ノイズを軽減する。オフセット加算は、アナログ回路による電流加算により行われる。
特開2008−60872号公報 特開2011−50046号公報
しかしながら、特許文献1の方式では、ノイズ信号N2dimとして、リセット解除間隔を必要な値より短くすることによって偶発的に各画素に残留する電荷(アナログ値)を使用している。そのため、ノイズ信号に必要な「時間的には変動しないが2次元空間的にランダムなノイズ」が各単位画素に残留するという根拠を示していない。その結果、画像センサの製造条件や前フレームの値によっては、縦線方向に特異な残留電荷が残る可能性があるという問題がある。また、残留電荷の発生が偶発的なため、信号の誤差を最小にするためにノイズ信号N2dimを1LSB未満に収めるには、微妙なリセット解除信号幅の調整が必要になる。そのため、画像センサの量産特性とADCのゲインに応じてリセット解除間隔の調整をする機能が必要になり、回路規模が大きくなってしまう、もしくは設計を困難にするという問題がある。
特許文献2の方式では、オフセット電流を加算するためのアナログ電流源を追加する必要がある。アナログ電流源の設計およびレイアウトなどを人手で行う必要があり、比精度を取る必要があるため面積を必要とするという問題がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかであろう。
本発明の一実施形態によれば、タイミング調整回路は、ランプ波発生器へ供給する第1クロックと、カウンタに供給する第2クロックとの位相差が、所定の範囲内にあり、かつ画像センサ内の行によって異なる値となるように、第1のクロックおよび第2のクロックを生成する。
本発明の一実施形態によれば、簡易な回路で、縦線ノイズが発生しないようにすることができる。
第1の実施形態の固体撮像素子の構成を表わす図である。 第2の実施形態の固体撮像素子の構成を表わす図である。 第2の実施形態の信号処理回路の構成を表わす図である。 ランプ波発生器の構成を表わす図である。 ランプ波信号Rmpの発生過程を説明するための図である。 第2の実施形態の信号遅延回路の構成を表わす図である。 (a)は、従来における、クロックCLK_Rの位相とクロックCLK_Cの位相が同一のときの動作を説明するための図である。(b)は、クロックCLK_RがクロックCLK_Cよりも遅い場合の動作を説明するための図である。(c)は、クロックCLK_CがクロックCLK_Rよりも遅い場合の動作を説明するための図である。 第3の実施形態の信号遅延回路の構成を表わす図である。 第4の実施形態の信号処理回路の構成を表わす図である。 第4の実施形態の信号遅延回路の構成を表わす図である。 第5の実施形態の信号処理回路の構成を表わす図である。 第4の実施形態の信号遅延回路の構成を表わす図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の固体撮像素子の構成を表わす図である。
図1を参照して、固体撮像素子2は、画像センサ100と、タイミング調整回路3と、ランプ波発生器4と、カウンタ5と、コラムADC310_0〜310_Nとを備える。
画像センサ100は、単位画素101のマトリクスで構成される。マトリクスを構成する複数の列を第0〜第N列とする。
第i列(i=0〜N)に含まれる単位画素101は、入射光を光電変換して、アナログの画素信号sig_iを出力する。
コラムADC310_i(i=0〜N)は、積分型のAD変換器であって、画像センサ100の第i列に対応して、比較器311_iと、カウンタラッチ312_iとを備える。
比較器311_iは、画像センサ100からのアナログの画素信号sig_iと、ランプ波発生器4からのランプ波信号とを比較する。
カウンタラッチ312_iは、比較器311_iにおいて画素信号sig_iがランプ波信号と一致したタイミングで、カウンタ5から出力されるカウント値をラッチして、画素信号sig_iのデジタル値AD_Oiとして出力する。
ランプ波発生器4は、周期Tを有するクロックCLK_Rに従って、ランプ波信号を生成して出力する。
カウンタ5は、クロックCLK_Rの周期Tと同一または整数倍の周期を有し、かつ位相が相違するクロックCLK_Cに従って、カウント値を更新する。
タイミング調整回路3は、クロックCLK_RとクロックCLK_Cとの位相差が、所定の範囲内にあり、かつ画像センサ100内の行によって異なる値となるように、クロックCLK_RおよびクロックCLK_Cを生成する。
以上のように、本実施の形態によれば、簡易な回路で、縦線ノイズが発生しないようにすることができる。
[第2の実施形態]
図2は、第2の実施形態の固体撮像素子の構成を表わす図である。
図2を参照して、固体撮像素子1は、画像センサ100と、制御回路200と、信号処理回路300とを備える。
制御回路200は、基準クロックCLKを受けて、画像センサ100と信号処理回路300にそれぞれ制御信号を出力する。
画像センサ100は、単位画素101のマトリクスで構成される。単位画素101(j,i)は、共通の画素信号線103_iに接続する列(コラム;V)と、それぞれ異なる画素信号線103_iに接続する行(ライン;H)とを形成する。第i列の単位画素101は、光を受けて光の強度に応じたアナログ信号を、制御回路200からの制御信号に応じて、画素信号sig_iとして画素信号線103_iに出力する。
制御回路200は、1つの行内の単位画素101_iの出力を、同時に各画素信号線103_iに出力するように制御する。画素信号線103_iの出力sig_iが信号処理回路300に送られる。
信号処理回路300は、基準クロックCLKを受けて、入力したアナログの画素信号sigをデジタル値に変換して、映像信号として出力する。
図3は、第2の実施形態の信号処理回路の構成を表わす図である。
図3を参照して、この信号処理回路300は、タイミング調整回路340と、ランプ波発生器320と、カウンタ330と、コラムADC310とを含む。
タイミング調整回路340は、外部から基準クロックCLKと、基準クロックCLKと同期したクロックCLK_Hとを受けて、クロックCLK_RとクロックCLK_Cとを出力する。
タイミング調整回路340は、画像センサ100の行ごとに、基準クロックCLKをランダムにΔT1だけ遅延させたクロックCLK_Cを生成し、基準クロックCLKをランダムにΔT2だけ遅延させたクロックCLK_Rを生成する。ΔT2とΔT1の差の最大値が(1−1/4)×Tである。
タイミング調整回路340は、遅延量設定レジスタ341と、疑似乱数発生器342と、信号遅延回路350とを含む。
遅延量設定レジスタ341は、変化させる遅延量の幅(最大遅延量)を設定するためのレジスタである。変化させる遅延量の幅を大きくするほど加えられるランダムノイズが大きくなる。遅延量設定レジスタ341は、最大遅延量と、疑似乱数発生器342の初期値を出力する。
疑似乱数発生器342は、遅延量設定レジスタ341に保持された最大遅延量と初期値とに基づいて、クロックCLK_Hのタイミングで、0以上最大遅延量以下の乱数RNDを発生して、信号遅延回路350へ出力する。クロックCLK_Hは、基準クロックCLKに同期し、1ライン(H)の信号処理開始タイミングを示すクロックである。
信号遅延回路350は、基準クロックCLKと、乱数RNDとを受けて、ランプ波発生器320にクロックCLK_Rを、カウンタ330にクロックCLK_Cを出力する。
ランプ波発生器320は、クロックCLK_Rに従って、画像センサ100からの画素信号と比較するためのアナログのランプ波信号Rmpを発生する。
カウンタ330は、クロックCLK_Cに従って、カウント値Cntを出力する。カウンタ330は、タイミング調整回路340からのクロックCLK_Cと、制御回路200からの制御信号の1つであるリセット信号RSTとを受けて、カウント値Cntを出力する。カウンタ331は、ランプ波発生器320のカウンタ321と同様に、リセット信号RSTがハイレベルの間は、「0」をカウント値Cntとして出力し、リセット信号RSTがロウレベルになってから、クロックCLK_Cの立ち上がりエッジをカウントして、立ち上りエッジの回数をカウント値Cntとして出力する。
コラムADC310_i(i=0〜N)は、画像センサ100の第i列(i=0〜N)に対応して設けられ、比較器311_iと、カウンタラッチ312_iとを備える。
比較器311_iは、画像センサ100から列毎に出力されるアナログの画素信号sig_iと、ランプ波発生器320からのランプ波信号Rmpを受け、この2つの電圧が一致したタイミングでカウンタラッチ制御信号Ctl_iをハイレベルに設定する。
カウンタラッチ312_iは、カウンタ330からのカウント値Cntを、カウンタラッチ制御信号Ctl_iがハイレベルになったタイミングでラッチする。このようにして、ADC310_iは、列毎のアナログの画素信号sig_iをデジタル値AD_Oiに変換して出力し、映像信号を生成する。
コラムADC310_iは、12ビットの精度を持ち、1LSB未満の誤差を有するものとする。そして、本実施の形態では、このコラムADC310_iで10ビットのデジタル値を出力させるものとする。したがって、本実施の形態では、コラムADC310_iは、(1/4)×LSB未満の固有のノイズを有することとなる。この固有のノイズは、コラムADC310_iごとに固有のため、同一の列の画素のAD変換において、同じだけノイズが重畳されることなり、得られたデジタル画像に縦線のノイズが現れることになる。本実施の形態では、固有のノイズに加えて、行ごとにランダムなノイズを加えることによって、同一の列の画素のAD変換において、異なる量のノイズが重畳されるようにする。
以下では、コラムADC310_0〜310_N、比較器311_0〜311_N、カウンタラッチ312_0〜312_N、画素信号sig_0〜sig_N、カウンタラッチ制御信号Ctl_0〜CtlN、デジタル値AD_O0〜AD_ONを、それぞれコラムADC310、比較器311、カウンタラッチ312、画素信号sig、カウンタラッチ制御信号Ctl、デジタル値AD_Oと称することもある。
(ランプ発生器)
図4は、ランプ波発生器の構成を表わす図である。
図4を参照して、このランプ波発生器320は、カウンタ321と、DAC322と、ローパスフィルタ323とを含む。
カウンタ321は、タイミング調整回路340からのランプ波発生のためのクロックCLK_Rと、制御回路200からの制御信号の1つであるリセット信号RSTとを受けて、カウント値を出力する。
DAC322は、カウンタ321からカウント値を受けてアナログ信号ANCに変換して出力する。
ローパスフィルタ323は、DAC322の出力信号ANCの低周波数成分を選択して出力することによって、滑らかに変化するランプ波信号Rmpを出力する。ローパスフィルタ323は、直列抵抗Rと並列容量Cとの組み合わせで実現できる。この抵抗Rおよび容量Cは、素子として用意しても良いし、寄生素子を使用しても良い。
図5は、ランプ波信号Rmpの発生過程を説明するための図である。
カウンタ321は、リセット信号RSTがハイレベルの時には値「0」をカウント値として出力する。カウンタ321は、リセット信号RSTがロウベルに変化した時刻t0からカウントを開始し、クロックCLK_Rの立ち上がり(時刻t1、・・・・)でカウントアップする。
DAC322は、カウンタ321の出力値をアナログ電圧値に変換して信号ANCとして出力する。DAC322は、クロックCLK_Rの立ち上がりエッジが来るたびに値を1だけ増加する。
ローパスフィルタ320が出力するランプ波信号Rmpは、信号ANCを滑らかに変化させたものである。ローパスフィルタ323のパラメータと、クロックCLK_Rの周期とを調整することによって、ランプ波信号Rmpを直線に近い波形にすることもできる。
なお、図4では、最初の数クロック分の波形を表しているが、ランプ波信号Rmpが画像センサ100から出力される画素信号の最小値から最大値の範囲の全ての値を取るように上記の動作が繰り返される。
(信号遅延回路)
図6は、第2の実施形態の信号遅延回路の構成を表わす図である。
図6を参照して、信号遅延回路350は、多相クロック生成回路53と、マルチプレクサ51と、マルチプレクサ52とを含む。
多相クロック生成回路53は、単位遅延ゲートD1〜Dnのカスケード接続で構成される。多相クロック生成回路53は、クロックCLKを受けて、単位遅延ゲートの遅延時間毎の位相差を有する複数の遅延クロック(CLK1〜CLKn)を出力する。
ここで、最小遅延クロックCLK1を生成する遅延ゲートは、必ずしも遅延値を持つ必要はなく、通常のバッファゲートであっても構わないし、バッファゲートを介さずに直に入力信号CLKが最小遅延クロックCLK1として出力されるものでもよい。
マルチプレクサ51は、多相クロック生成回路53から複数の遅延クロック(CLK1〜CLKn)を受けて、乱数RNDの値に応じて1つを選択し、ランプ波発生器320へクロックCLK_Rとして出力する。クロックCLK_Rは、基準クロックCLKをランダムにΔT2だけ遅延させたクロックとなる。
マルチプレクサ52は、多相クロック生成回路53から複数の遅延クロック(CLK1〜CLKn)を受けて、乱数RNDの値を反転した値に応じて1つを選択し、カウンタ330へCLK_Cとして出力する。クロックCLK_Cは、基準クロックCLKをランダムにΔT1だけ遅延させたクロックとなる。
たとえば、最大遅延量が「7」の場合、乱数RNDは3ビットとなり、乱数RNDの値は0〜7となる。マルチプレクサ51およびマルチプレクサ52は、クロックCLK1〜CLK8のうちのいずれかを選択して出力する。
最大遅延クロックCLK8と最小遅延クロックCLK1との時間差(つまり、ΔT1とΔT2の差の最大値)は、ランプ波発生器320の出力Rmpが、ADC310の出力の(1−1/4)×LSBに相当する変化をする時間以内である。これは、ADC310が有する固有の(1/4)×LSB未満のノイズに加えられて、全体として1LSB未満のノイズに抑えるためである。1LSBに相当する時間は、基準クロックCLKの周期Tなので、最大遅延クロックCLK8と最小遅延クロックCLK1の位相差は、(1−1/4)×T以内である。
クロックCLKi(i=1〜8)の基準クロックCLKに対する遅延量をi×Δdとしたときに、最大遅延量は8Δdで、最小遅延量はΔdとなる。
乱数RNDが「000b」の場合には、マルチプレクサ51は、乱数RND「000b」に基づいて、クロックCLK1をクロックCLK_Rとして選択し、マルチプレクサ52は、乱数RNDの反転値「111b」に基づいて、クロックCLK8をクロックCLK_Cとして選択する。
この場合、ΔT1(クロックCLK_Cの基準クロックCLKに対する遅延量)は、8Δdであり、ΔT2(クロックCLK_Rの基準クロックCLKに対する遅延量)は、Δdである。(ΔT1+ΔT2)/2は、最大遅延量Δ8dと最小遅延量Δdの平均値(中央値)と等しくなる。
また、乱数RNDが「101b」の場合には、マルチプレクサ51は、乱数RND「101b」に基づいて、クロックCLK6をクロックCLK_Rとして選択し、マルチプレクサ52は、乱数RNDの反転値「010b」に基づいて、クロックCLK3をクロックCLK_Cとして選択する。
この場合、ΔT1(クロックCLK_Cの基準クロックCLKに対する遅延量)は、3Δdであり、ΔT2(クロックCLK_Rの基準クロックCLKに対する遅延量)は、6Δdである。(ΔT1+ΔT2)/2は、最大遅延量Δ8dと最小遅延量Δdの平均値(中央値)と等しくなる。
以上のように、マルチプレクサ51とマルチプレクサ52で選択される2つのクロックの遅延量の平均値を最大遅延量と最小遅延量の平均値(一定値)に保つことができる。
(カウント動作)
図7(a)は、従来における、クロックCLK_Rの位相とクロックCLK_Cの位相が同一のときの動作を説明するための図である。
図7(a)において、ランプ波発生器320に入力されるクロックCLK_R、カウンタ330に入力されるクロックCLK_Cの位相が同一である。ランプ波信号Rmpは、ランプ波発生器320によって、クロックCLK_Rに基づいて生成され、比較器311に入力される。画像センサ100からの画素信号sigは、比較器311に入力される。カウント値Cntは、カウンタ330によって、クロックCLK_Cに基づいてインクリメントされる。
時刻t0において、クロックCLK_Rの立ち上りエッジで、ランプ波信号Rmpが立ち上る。時刻t0において、クロックCLK_Cの立ち上りエッジで、カウント値Cntが「1」に更新される。カウント値Cntは、クロックCLK_Cの立ち上りエッジごとに、インクリメントされる。
ランプ波信号Rmpの電圧と画素信号sigの電圧は、正確には時刻taで一致するが、
比較器311が有する誤差特性のため、比較器311は、時刻t1(<ta)において、ランプ波信号Rmpの電圧と画素信号sigの電圧とが一致すると判定し、比較器311の出力信号Ctlが立ち上がる。カウンタラッチ312が、信号Ctlが立ち上ってときのカウント値Cnt「1」をラッチする。その結果、コラムADC310から出力されるデジタル値AD_Oは、「1」となる。時刻taと時刻t1との差は、比較器311ごとに固定の値であり、(1/4)×T未満である。
図7(b)は、クロックCLK_RがクロックCLK_Cよりも遅い場合の動作を説明するための図である。
図7(b)において、タイミング調整回路340によって加えられたランダムなノイズによって、ランプ波発生器320に入力されるクロックCLK_Rは、カウンタ330に入力されるクロックCLK_Cよりも遅れている。クロックCLK_CとクロックCLK_Rの位相差をΔTとする。ΔTは、(3/4)×T以下である。
時刻t0において、クロックCLK_Cの立ち上りエッジで、カウント値Cntが「1」に更新される。カウント値Cntは、クロックCLK_Cの立ち上りエッジごとに、インクリメントされる。時刻t0′において、クロックCLK_Rの立ち上りエッジで、ランプ波信号Rmpが立ち上る。
ランプ波信号Rmpの電圧と画素信号sigの電圧は、正確には時刻tbで一致するが、
比較器311が有する誤差特性のため、比較器311が有する誤差特性のため、比較器311は、時刻t2(>tb)において、ランプ波信号Rmpの電圧と画素信号sigの電圧とが一致すると判定し、比較器311の出力信号Ctlが立ち上がる。カウンタラッチ312が、信号Ctlが立ち上ってときのカウント値Cnt「2」をラッチする。その結果、コラムADC310から出力されるデジタル値AD_Oは、「2」となる。時刻tbと時刻t2との差ΔNは、比較器311ごとに固定の値であり、(1/4)×T未満である。また、時刻tbと前述の時刻taとの差は、ΔTである。
したがって、この例では、従来のΔN((1/4)×T未満)の固定的なノイズに加えて、ΔT((3/4)×T以内)のランダムなノイズが加えられたことになる。全体として、1T未満のノイズが加えられたことになる。このランダムなノイズは行ごとに相違するので、比較器311ごとの固有の特性によって、縦線がでるのを防止することができる。
この例では、従来に比べて、AD変換結果が+1の値(値2)になったが、画素信号電圧Sigと乱数RNDの値によっては、加算結果が+0の値(値1)になる場合もある。
図7(c)は、クロックCLK_CがクロックCLK_Rよりも遅い場合の動作を説明するための図である。
図7(c)において、タイミング調整回路340によって加えられたランダムなノイズによって、ランプ波発生器320に入力されるクロックCLK_Cは、カウンタ330に入力されるクロックCLK_Cよりも遅れている。クロックCLK_CとクロックCLK_Rの位相差をΔTとする。ΔTは、(3/4)×T以下である。
時刻t0′において、クロックCLK_Rの立ち上りエッジで、ランプ波信号Rmpが立ち上る。時刻t0において、クロックCLK_Cの立ち上りエッジで、カウント値Cntが「1」に更新される。カウント値Cntは、クロックCLK_Cの立ち上りエッジごとに、インクリメントされる。
ランプ波信号Rmpの電圧と画素信号sigの電圧は、正確には時刻tcで一致するが、
比較器311が有する誤差特性のため、比較器311は、時刻t3(tc)において、ランプ波信号Rmpの電圧と画素信号sigの電圧とが一致すると判定し、比較器311の出力信号Ctlが立ち上がる。カウンタラッチ312が、信号Ctlが立ち上ったときのカウント値Cnt「1」をラッチする。その結果、コラムADC310から出力されるデジタル値AD_Oは、「1」となる。時刻tcと時刻t3との差ΔNは、比較器311ごとに固定の値であり、(1/4)×T未満である。また、時刻tcと前述の時刻taとの差は、ΔTである。
したがって、この例では、従来のΔN((1/4)×T未満)の固定的なノイズに加えて、ΔT((3/4)×T以内)のランダムなノイズが加えられたことになる。全体として、1/2×T未満のノイズが逆向きに加えられたことになる。このランダムなノイズは行ごとに相違するので、比較器311ごとの固有の特性によって、縦線のノイズが発生するのを防止することができる。
この例では、1LSB未満のノイズを加算した結果、ノイズがない場合と比較してAD変換結果が−0の値(値1)になったが、画素信号電圧sigと乱数RNDの値によっては、減算結果が−1の値(値0)になる場合もある。
上記の実施形態では、クロックCLK_Rと、クロックCLK_Cとが同じ周期の場合を例として示したが、これに限定するものではない。たとえば、CLK_Cの周期が、CLK_Rの周期の整数倍の場合でも同様に効果がある。この場合は、ランプ波信号Rmpがより直線に近くなり、意図的に加えるランダムノイズの平均値が0に近くなるという利点がある。
以上のように、本実施の形態では、画像センサ100の行の処理ごとに乱数RNDの値を変えることによって、行ごとに与えるランダムノイズの量を変えることにより、コラム方向にランダムなノイズを画素信号に加えることができる。乱数RNDを長い周期性のある疑似ランダム関数で発生することにより、長い時間で2次元的に見るとノイズの平均値は0になる。また、ノイズの量を決定する乱数RNDの発生をデジタル的に行うことによって、簡単な回路で上記処理が実現できる。
これにより、比較的小さいコストで確実にコラムADC方式特有の量子化縦線ノイズを削減することができるようになる。つまり、動画撮影時のフレームレートを上げるためにADCの出力ビット精度を落とした場合に目立つ、コラム方向の縦筋を効果的に目立たなくすることができるようになる。
なお、本実施の形態では、クロックCLKの周期が温度や電圧などによって変動する幅が狭いことを想定したため、多相クロック生成回路を固定の単位遅延ゲートで構成した。しかし、クロックCLKの周期が温度や電圧などによって大きく変動する場合は、多相クロック生成回路をDLL(Delay Locked Loop)で構成することとしてもよい。
なお、本実施の形態では、コラムADCから出力されるデジタル値の誤差の範囲が、デジタル値の(1/4)×LSB未満とし、クロックCLK_RとクロックCLK_Cの位相差を(1−1/4)×T以内としたが、これに限定するものではない。コラムADCから出力されるデジタル値の誤差の範囲が、デジタル値の(1/a)×LSB未満の場合に、クロックCLK_RとクロックCLK_Cの位相差を(1−1/a)×T以内とすればよい。
また、本発明の実施形態では、クロックCLK_RとクロックCLK_Rの位相差を行ごとにランダムに設定したが、これに限定するものではなく、行ごとに異なる値であれば、固定値であってもよい。
[第3の実施形態]
図8は、第3の実施形態の信号遅延回路の構成を表わす図である。
この信号遅延回路357は、多相クロック生成回路53と、マルチプレクサ58,59と、セレクタ56,57とを含む。
マルチプレクサ59は、データ入力端子に多相遅延クロック(CLK1〜CLKn)を受け、制御端子に疑似乱数発生器342で生成した乱数RNDの第0ビット目〜第(m−1)ビット目を受ける。ここで、乱数RNDの第iビット目をRNDiと表わす。ただし、i=0〜mである。RND0は、乱数RNDのLSB(Lease Significant Bit)であり、RNDmは、乱数RNDのMSB(Most Significant Bit)である。
マルチプレクサ59は、乱数RNDの第0ビット目〜第(m−1)ビット目で構成される値がiの時に、多相遅延クロック(CLK1〜CLKn)からCLKi+1を選択して出力する。たとえば、マルチプレクサ59は、乱数RNDの第0ビット目〜第(m−1)ビット目が(0000・・・0b)のときには、クロックCLK1を選択し、乱数RNDの第0ビット目〜第(m−1)ビット目が(0000・・・1b)のときには、クロックCLK2を選択する。
セレクタ56は、データ入力端子にマルチプレクサ56の出力と最小遅延クロックCLK1を受け、制御端子に乱数RNDの第mビットRNDmを受ける。
セレクタ56は、RNDmが「0」の時に最小遅延クロックCLK1を選択し、RNDmが「1」の時にマルチプレクサ56の出力を選択し、選択したクロックをクロックCLK_Rとしてランプ波発生器320へ出力する。
マルチプレクサ58は、データ入力端子に多相遅延クロック(CLK1〜CLKn)を受け、制御端子に疑似乱数発生器342で生成した乱数RNDの第0ビット目〜第(m−1)ビット目を受ける。
マルチプレクサ58は、乱数RNDの第0ビット目〜第(m−1)ビット目で構成される値がiの時に、多相遅延クロック(CLK1〜CLKn)からCLKi+1を選択して出力する。たとえば、マルチプレクサ58は、乱数RNDの第0ビット目〜第(m−1)ビット目が(0000・・・0b)のときには、クロックCLK1を選択し、乱数RNDの第0ビット目〜第(m−1)ビット目が(0000・・・1b)のときには、クロックCLK2を選択する。
セレクタ57は、データ入力端子にマルチプレクサ56の出力と最小遅延クロックCLK1を受け、制御端子に乱数RNDの第mビットRNDmの反転値を受ける。
セレクタ57は、RNDmの反転値が「0」の時に最小遅延クロックCLK1を選択し、RNDmの反転値が「1」の時にマルチプレクサ58の出力を選択し、選択したクロックをクロックCLK_Cとしてカウンタ330へ出力する。
以上のように、本実施の形態でも、第2の実施形態と同様に、縦線のノイズの発生を防止することができる。
[第4の実施形態]
図9は、第4の実施形態の信号処理回路の構成を表わす図である。
この信号処理回路301が、図3の信号処理回路300と相違する点は、タイミング調整回路である。
タイミング調整回路348は、基準クロックCLKをそのままクロックCLK_Cとして生成する。タイミング調整回路348は、基準クロックCLKをランダムにΔTだけ遅延させたCLK_Rを生成する。ΔTの最大値は(1−1/4)×Tである。ここで、Tは、基準クロックCLKの周期である。
信号処理回路301に含まれるタイミング調整回路348は、第2の実施形態と異なる信号遅延回路358を含む。
また、タイミング調整回路348は、クロックCLKをクロックCLK_Cとして、カウンタ330へ出力する。
図10は、第4の実施形態の信号遅延回路の構成を表わす図である。
この信号遅延回路358は、多相クロック生成回路53と、マルチプレクサ151とを含む。
多相クロック生成回路53は、単位遅延ゲートD1〜Dnのカスケード接続で構成される。多相クロック生成回路53は、クロックCLKを受けて、単位遅延ゲートの遅延時間毎の位相差を有する複数の遅延クロック(CLK1〜CLKn)を出力する。
マルチプレクサ151は、多相クロック生成回路53から複数の遅延クロック(CLK1〜CLKn)を受けて、乱数RNDの値に応じて1つを選択し、ランプ波発生器のクロックCLK_Rとして出力する。
たとえば、最大遅延量が「7」の場合、乱数RNDは3ビットとなり、乱数RNDの値は0〜7となる。マルチプレクサ151は、クロックCLK1〜CLK8のうちのいずれかを選択して出力する。
最大遅延クロックCLK8と、クロックCLK(=クロックCLK_C)との時間差は、ランプ波発生器320の出力Rmpが、ADC310の出力の(1−1/4)×LSBに相当する量だけ変化をする時間以内である。これは、ADC310が有する固有の(1/4)×LSB未満のノイズに加えられて、全体として1LSB未満のノイズに抑えるためである。1LSBに相当する時間は、基準クロックCLKの周期Tなので、最大遅延クロックCLK8とクロックCLK(クロックCLK_C)の位相差は、(1−1/4)×T以内である。
以上のように、本実施の形態でも、第2の実施形態と同様に、縦線のノイズの発生を防止することができる。
[第5の実施形態]
図11は、第5の実施形態の信号処理回路の構成を表わす図である。
この信号処理回路302が、図3の信号処理回路300と相違する点は、タイミング調整回路である。
タイミング調整回路349は、基準クロックCLKをそのままクロックCLK_Rとして生成する。タイミング調整回路349は、基準クロックCLKをランダムにΔTだけ遅延させたCLK_Cを生成する。ΔTの最大値は(1−1/4)×Tである。ここで、Tは、基準クロックCLKの周期である。
信号処理回路302に含まれるタイミング調整回路349は、第2の実施形態と異なる信号遅延回路359を含む。
また、タイミング調整回路340は、クロックCLKをクロックCLK_Rとして、ランプ波発生器320へ出力する。
図12は、第4の実施形態の信号遅延回路の構成を表わす図である。
この信号遅延回路350は、多相クロック生成回路53と、マルチプレクサ151とを含む。
多相クロック生成回路53は、単位遅延ゲートD1〜Dnのカスケード接続で構成される。多相クロック生成回路53は、クロックCLKを受けて、単位遅延ゲートの遅延時間毎の位相差を有する複数の遅延クロック(CLK1〜CLKn)を出力する。
マルチプレクサ151は、多相クロック生成回路53から複数の遅延クロック(CLK1〜CLKn)を受けて、乱数RNDの値に応じて1つを選択し、ランプ波発生器のクロックCLK_Cとして出力する。
たとえば、最大遅延量が「7」の場合、乱数RNDは3ビットとなり、乱数RNDの値は0〜7となる。マルチプレクサ151は、クロックCLK1〜CLK8のうちのいずれかを選択して出力する。
最大遅延クロックCLK8と、クロックCLK(=クロックCLK_R)との時間差は、ランプ波発生器320の出力Rmpが、ADC310の出力の(1−1/4)×LSBに相当する量だけ変化をする時間以内である。これは、ADC310が有する固有の(1/4)×LSB未満のノイズに加えられて、全体として1LSB未満のノイズに抑えるためである。1LSBに相当する時間は、基準クロックCLKの周期Tなので、最大遅延クロックCLK8とクロックCLK(クロックCLK_R)の位相差は、(1−1/4)×T以内である。
以上のように、本実施の形態でも、第2の実施形態と同様に、縦線のノイズの発生を防止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1,2 固体撮像素子、3,340,348,349 タイミング調整回路、4,320 ランプ波発生器、5,321,330 カウンタ、51,52,58,59,151 マルチプレクサ、53 多相クロック生成回路、56,57 セレクタ、100 画像センサ、101 単位画素、200 制御回路、300,301,302 信号処理回路、310_0〜310_N コラムADC、311_0〜311_N 比較器、312_0〜312_N カウンタラッチ、322 DAC、323 ローパスフィルタ、341 遅延量設定レジスタ、342 擬似ランダム信号発生器、350,358,359 信号遅延回路、D1〜Dn 遅延素子。

Claims (7)

  1. 入射光を光電変換して、アナログの画素信号を出力する複数の単位画素が行列状に配置された画像センサと、
    周期Tを有する第1クロックに従って、ランプ波信号を生成して出力するランプ波発生器と、
    前記第1クロックの周期と同一または整数倍の周期を有し、かつ位相が相違する第2クロックに従って、カウント値を更新するカウンタと、
    各々が、画像センサの対応の列からのアナログの画素信号と、前記ランプ波発生器からのランプ波信号とを比較する複数の比較器と、
    各々が、対応の比較器において前記画素信号が前記ランプ波信号と一致したタイミングで、前記カウンタから出力されるカウント値をラッチして、前記画素信号のデジタル値として出力する複数のカウンタラッチと、
    前記第1クロックと前記第2クロックとの位相差が、所定の範囲内にあり、かつ前記画像センサ内の行によって異なる値となるように、前記第1クロックおよび前記第2クロックを生成するタイミング調整回路とを備えた固体撮像素子。
  2. 前記デジタル値の誤差の範囲が、前記デジタル値の1LSB(Least Significant Bit)の1/aの場合に、
    前記所定の範囲は、(1−1/a)×Tである、請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記タイミング調整回路は、前記画像センサの行ごとに、前記第1クロックと前記第2クロックの位相差が前記所定の範囲内のランダムな値となるように、前記第1クロックおよび前記第2クロックを生成する、請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 前記タイミング調整回路は、基準クロックをそのまま前記第1クロックとして生成し、前記基準クロックをランダムにΔTだけ遅延させた前記第2クロックを生成し、ΔTの最大値が(1−1/a)×Tである、請求項3記載の固体撮像素子。
  5. 前記タイミング調整回路は、基準クロックをそのまま前記第2クロックとして生成し、前記基準クロックをランダムにΔTだけ遅延させた前記第1クロックを生成し、ΔTの最大値が(1−1/a)×Tである、請求項3記載の固体撮像素子。
  6. 前記タイミング調整回路は、基準クロックをランダムにΔT1だけ遅延させた前記第1クロックを生成し、前記基準クロックをランダムにΔT2だけ遅延させた前記第2クロックを生成し、ΔT2とΔT1の差の最大値が(1−1/a)×Tである、請求項3記載の固体撮像素子。
  7. ΔT1およびΔT2の最小値がMINで、最大値がMAXの場合に、前記タイミング調整回路は、(ΔT1+ΔT2)/2=(MAX+MIX)/2となるように前記第1クロックおよび前記第2クロックを生成する、請求項6記載の固体撮像素子。

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