JP2014089923A - 操作ノブ装置及びこれを備えた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガタつきを防止して操作性を向上する。
【解決手段】本体ケース3の前面パネル3aには、音量調整操作ノブ22が設けられている。音量調整操作ノブ22は、ノブ本体部22aと、被保持部22bとを備える。被保持部22bは、外周面に円周方向に沿って伸びる雄円環溝22cが形成されている。被保持部22bの外側には、上ハーフリング51及び下ハーフリング52が配されている。各ハーフリング51,52は、半円筒状に形成され、内周面に音量調整操作ノブ22の雄円環溝22cに係合する雌円環溝51a,52aが形成されている。各ハーフリング51,52は、前面パネル3aの背面に取り付けたホルダ本体41に固定されている。音量調整操作ノブ22の回転に応じて、回転量検出器27からコード信号が出力される。
【選択図】図4
【解決手段】本体ケース3の前面パネル3aには、音量調整操作ノブ22が設けられている。音量調整操作ノブ22は、ノブ本体部22aと、被保持部22bとを備える。被保持部22bは、外周面に円周方向に沿って伸びる雄円環溝22cが形成されている。被保持部22bの外側には、上ハーフリング51及び下ハーフリング52が配されている。各ハーフリング51,52は、半円筒状に形成され、内周面に音量調整操作ノブ22の雄円環溝22cに係合する雌円環溝51a,52aが形成されている。各ハーフリング51,52は、前面パネル3aの背面に取り付けたホルダ本体41に固定されている。音量調整操作ノブ22の回転に応じて、回転量検出器27からコード信号が出力される。
【選択図】図4
Description
本発明は、音量調整等のために回転操作される操作ノブ装置及びこれを備えた電子機器に関するものである。
電子機器例えばオーディオアンプ等は、本体ケース内に電子部品を実装した電子回路基板などが収納され、また、本体ケースの前面に配置したパネルに操作ノブが取り付けられている。本体ケース内には、音量調整用の電気部品、例えばボリュームや回転量検出器(エンコーダ)等が収容されており、その回転シャフトに操作ノブが連結されている。操作ノブをまわすことで、音量調整用の電気部品が操作され、スピーカからの音量が調整される。
ボリュームや回転量検出器の回転シャフトは細いので、これに操作ノブを嵌め込むと、操作ノブがグラツキやすい。そこで、特許文献1には、回転量検出器の回転シャフトの根元側を囲むように、回転シャフトのほぼ2倍程度の直径を有する円筒状凸部を回転量検出器のケースに設けている。さらに、回転つまみホルダを用い、その先端部をパネルの開口を介して本体ケース内に挿入して、回転シャフトに連結するとともに、円筒状凸部に嵌合してグラツキを抑制している。直径の大きな回転つまみ(本発明の操作ノブに相当)は、回転つまみホルダの前端部に嵌合している。
特許文献1では、回転量検出器に対する操作ノブのガタつきを抑制しているが、回転量検出器自体にガタつきがある場合には、操作ノブにもガタつきが発生するため、操作性が悪く、低品質の印象を与える。
本発明は、操作性を向上して、高品質の印象を与えることができる操作ノブ装置及びこれを備えた電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の操作ノブ装置は、電気部品の回転シャフトを回転させるためのものであり、回転シャフトに連結される操作ノブと、操作ノブの後端部を回転自在に保持するホルダと、を備えることを特徴とする。
また、電気部品はパネルの背後に配置され、操作ノブはパネルの開口に嵌合した状態で、その前端部がパネルの前方へ突出していることが好ましい。
さらに、ホルダは、パネルと一体に形成され又はその背面に取り付けられていることが好ましい。
また、操作ノブの後端部の外周には雄螺旋溝又は複数の雄円環溝が形成され、ホルダには雄螺旋溝又は複数の雄円環溝に螺合する雌螺旋溝又は複数の雌円環溝が形成されていることが好ましい。
さらに、ホルダは、雌螺旋溝又は複数の雌円環溝が形成された一対のハーフリングと、これらのハーフリングをリングに連なった状態で収納するとともに、パネルの背面に取り付けられたホルダ本体とを備えることが好ましい。
また、ホルダは、複数の雌リングと、この雌リングが雌円環溝を構成するように、複数の雌リングを並んだ状態で収納するホルダ本体とを備え、雄円環溝は、操作ノブの後端部に並んだ状態で嵌め込まれた複数の雄リングで構成されていることが好ましい。
本発明の電子機器は、電子回路を収納した本体ケースと、本体ケースの前面に取り付けられたパネルと、パネルの背面に取り付けられ、回転シャフトを有する電気部品と、パネルの開口を通って後端部がパネル内に挿入され、この後端部が回転シャフトに連結される操作ノブと、パネルと一体に形成され又はこれに取り付けられており、操作ノブの後端部を回転自在に保持するホルダと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ホルダで操作ノブの後端部を回転自在に保持するから、回転シャフトを有する電気部品自体にガタつきや偏心がある場合にも、操作ノブにガタつきや偏心が発生することがない。これにより、操作性が向上し、高級感を与えることができる。
[第1実施形態]
図1及び図2において、オーディオアンプ2は、各種の回路部品を収納した本体ケース3を有する。この本体ケース3は、前面パネル3aと、上板3bと、左側面板3cと、右側面板3dと、底板3eと、背面板3fとを有する。背面板3fには、図7に示す第1Lチャンネル入力端子11a、第1Rチャンネル入力端子11b、第2Lチャンネル入力端子12a、第2Rチャンネル入力端子12b、Lチャンネル出力端子13a、Rチャンネル出力端子13bが設けられている。これら各端子11a,11b,12a,12b,13a,13bは、回路基板6に接続されている。各入力端子11a〜12bには、ケーブルによりCDプレーヤやDVDプレーヤ等の再生機器(図示せず)が接続され、各出力端子13a,13bには、ケーブルによりパワーアンプ(図示せず)が接続される。なお、入力端子の数は適宜変更可能である。
図1及び図2において、オーディオアンプ2は、各種の回路部品を収納した本体ケース3を有する。この本体ケース3は、前面パネル3aと、上板3bと、左側面板3cと、右側面板3dと、底板3eと、背面板3fとを有する。背面板3fには、図7に示す第1Lチャンネル入力端子11a、第1Rチャンネル入力端子11b、第2Lチャンネル入力端子12a、第2Rチャンネル入力端子12b、Lチャンネル出力端子13a、Rチャンネル出力端子13bが設けられている。これら各端子11a,11b,12a,12b,13a,13bは、回路基板6に接続されている。各入力端子11a〜12bには、ケーブルによりCDプレーヤやDVDプレーヤ等の再生機器(図示せず)が接続され、各出力端子13a,13bには、ケーブルによりパワーアンプ(図示せず)が接続される。なお、入力端子の数は適宜変更可能である。
前面パネル3aには、電源ボタン21と、音量を調整する回転自在な音量調整操作ノブ22と、入力元の再生機器を切り換える回転自在な入力切換操作ノブ23と、ディスプレイ24とが設けられている。ディスプレイ24には、第1,第2入力端子11,12のうち選択された再生機器に接続されたものの名称(例えば、第1入力端子)が表示される。
図3〜図6に示すように、音量調整ユニット10は、音量調整操作ノブ22とホルダ40とからなる音量調整操作ノブ装置26と、音量調整用の回転量検出器27とを備えている。回転量検出器27は、音量調整操作ノブ装置26によって回転されると、回転量に応じたコード信号を出力するもので、エンコーダとも呼ばれている。回転量検出器27は、検出回路を取り付けた基板31と、この基板31に取り付けられたケース32と、このケース32に回転自在に取り付けられ、前方に突出する略D字形状の回転シャフト33と、ケース32が固定される固定板34とを備える。
ケース32の前側部には雄ネジ部32aが形成されており、この雄ネジ部32aと螺合するナット36によりケース32は固定板34に固定される。固定板34は、四隅にビス挿通孔34a〜34dが形成され、各ビス挿通孔34a〜34dには、ビス37a〜37dが挿通されている。
固定板34には、ホルダ本体41が固定されている。このホルダ本体41は、音量調整操作ノブ22が挿入される挿入孔41aが形成されている。ホルダ本体41は、上面にビス挿通孔41b,41cが、下面にビス挿通孔41d,41eが形成されている。各ビス挿通孔41b〜41eには、ビス42a〜42dが挿通される。ホルダ本体41の背面の四隅には、ビス締め孔(図示せず)が形成されている。このビス締め孔には、固定板34のビス挿通孔34a〜34dを挿通されたビス37a〜37dがビス締めされ、ホルダ本体41が固定板34に固定されている。
ホルダ本体41の前端部には、フランジ45が形成されている。このフランジ45には、ビス挿通孔45a〜45cが形成されている。ビス挿通孔45a〜45cには、ビス46a〜46cが挿通されている。このビス46a〜46cは、前面パネル3aの背面に形成されたビス締め孔(図示せず)にビス締めされ、ホルダ本体41が前面パネル3aの背面に固定されている。
音量調整操作ノブ22は、指先で摘まれるノブ本体部(前端部)22aと、このノブ本体部22aの後側に連設された被保持部(後端部)22bとを備える。被保持部22bは、外周面に円周方向に沿って伸びる雄円環溝22cが形成されている。この雄円環溝22cは、被保持部22bの軸方向に複数形成されており、ネジのように連続していない。被保持部22bの中央には、2段の段付き状の円形凹部22dが形成されている。この円形凹部22dの大径部には、外周面が円形で内周面が略D字形状の取付筒48が固定されている。この取付筒48には、D字形をした回転シャフト33が挿入される。
被保持部22bの外側には、音量調整操作ノブ22を回転自在に保持する上ハーフリング51及び下ハーフリング52が配されている。各ハーフリング51,52は、組付時に各ハーフリング51,52の寸法誤差を吸収するために、半円筒よりも小さい例えば170°の角度で形成されている。各ハーフリング51,52は、内周面に音量調整操作ノブ22の雄円環溝22cに係合する雌円環溝51a,52aが形成されている。各雌円環溝51a,52aは、各ハーフリング51,52の軸方向に複数形成されている。また、上ハーフリング51には、ビス42a,42bが固定されるビス締め孔51b,51cが形成され、下ハーフリング52には、ビス42c,42dが固定されるビス締め孔52b,52cが形成されている。これら上ハーフリング51及び下ハーフリング52と、ホルダ本体41とにより、ホルダ40は構成されている。
音量調整操作ノブ22を組み付けるときには、雄円環溝22cにグリス(例えば、一般的な光学用ヘリコイドグリス)を適量塗布し、雄円環溝22cの凸部が、上ハーフリング51及び下ハーフリング52の各雌円環溝51a,52aの凹部に嵌まるように、上ハーフリング51を被保持部22bの上側部分に被せ、下ハーフリング52を被保持部22bの下側部分に被せる。グリスにより、音量調整操作ノブ22は、適度なフリクションを持った状態で回転自在に各ハーフリング51,52に保持される。この状態で、各ハーフリング51,52が組み付けられた部分を、ホルダ本体41の挿入孔41aに挿入し、各ビス締め孔51b,51c,52b,52cを各ビス挿通孔41b〜41eに位置合わせする。そして、ビス42a〜42dを、各ビス挿通孔41b〜41eを介して各ビス締め孔51b,51c,52b,52cにそれぞれビス締めする。これにより、各ハーフリング51,52がホルダ本体41に固定され、音量調整操作ノブ22は、回転自在にホルダ本体41に保持される。
音量調整操作ノブ22に取り付けられた取付筒48には、回転シャフト33が挿入される。取付筒48の内周面及び回転シャフト33は、略D字形状に形成されているので、挿入後に音量調整操作ノブ22が空回りすることがない。ホルダ本体41は、固定板34に固定され、さらに、ホルダ本体41は、前面パネル3aの背面に固定される。
図7に示すように、回路基板6には、アンプ回路61、入力切換回路62、制御回路63が設けられている。音量調整操作ノブ装置26によって回転量検出器27が回転されると、この回転量に応じたコード信号がアンプ回路61に送られ、そのゲインが調整され、音量が増減される。入力切換操作ノブ装置70は、入力切換操作ノブ23を有する他は、音量調整操作ノブ装置26と同じ構成をしている。但し、入力切換の位置が分かるように、クリックストップ機構を設けてもよい。入力切換スイッチ75は、入力切換操作ノブ23によって一定角度例えば90°回転(使用に応じて適宜変更可能)されると、ON/OFF信号を出力する。
入力切換回路62は、入力切換スイッチ75からのON/OFF信号によって、第1Lチャンネルスイッチ81a、第1Rチャンネルスイッチ81bを同時にONまたはOFFし、第2Lチャンネルスイッチ82a、第2Rチャンネルスイッチ82bを同時にONまたはOFFする。第1Lチャンネルスイッチ81aには、第1Lチャンネル入力端子11aが接続され、第1Rチャンネルスイッチ81bには、第1Rチャンネル入力端子11bが接続されている。同様に、スイッチ82a,82bには、各入力端子12a,12bが接続されている。
電源ボタン21は、ON/OFF信号を制御回路63に送り、オーディオアンプ2を作動させる。ディスプレイ24は、制御回路によって所定の表示を行う。
次に、第1実施形態の作用について説明する。オーディオアンプ2を使用するときには、本体ケース3の第1LR入力端子11a,11b及び第2LR入力端子12a,12bにCDプレーヤやDVDプレーヤ等の再生機器を、LR出力端子13a,13bにパワーアンプを、それぞれケーブルにより接続する。次に、電源ボタン21を操作してオーディオアンプ2を作動させる。
電源をオンした後、入力切換操作ノブ23を回転操作して、使用する再生機器を選択する。入力切換操作ノブ23を回転操作すると、入力切換スイッチ75の回転シャフトが回転される。この回転シャフトが所定角度(90°)回転すると、入力切換スイッチ75は、ON/OFF信号を反転する。これによって、入力切換回路62は、各スイッチ81a,81b,82a,82bのON/OFFを制御して、使用する再生機器を選択する。本実施形態では、入力切換操作ノブ23を例えば右方向に90°回転すると、入力切換スイッチ75がOFFし、入力切換回路62が第1LRチャンネルスイッチ81a,81bをOFFし、第2LRチャンネルスイッチ82a,82bをONにする。これにより、第2LR入力端子12a,12bがアンプ回路61に接続された状態となる。この状態から、入力切換操作ノブ23を左方向に90°回転すると、入力切換スイッチ75がONし、入力切換回路62は、図7に示すように、スイッチ82a,82bをOFFし、スイッチ81a,81bをONにする。これにより、第1LR入力端子11a,11bがアンプ回路61に接続され、使用する再生機器が切り換わる。
入力切換回路62は、選択された再生機器が接続されている入力端子(第1入力端子)の情報を制御回路63に送る。制御回路63は、その情報に基づいて、入力端子の名称である「第1入力端子」を示す信号をディスプレイ24に表示させる。
選択した再生機器を再生すると、再生信号が第1LR入力端子11a,11bを介してアンプ回路61に送られ、音量が増幅される。
音量調整操作ノブ22を回転操作すると、回転量検出器27の回転シャフト33が回転される。この回転シャフト33の回転量に応じて、回転量検出器27からコード信号が出力され、アンプ回路61に送られる。アンプ回路61は、コード信号に基づいて、ゲインを調整し、再生機器からの再生信号を増幅する。この増幅された信号は、LR出力端子13a,13bを介してパワーアンプに送られる。
音量調整操作ノブ22は、回転量検出器27の回転シャフト33とは別に、前面パネル3aに固定されたホルダ本体41に回転自在に保持されているので、回転シャフト33や回転量検出器27自体にガタつきや偏心がある場合にも、音量調整操作ノブ22にガタつきや偏心が発生することがない。同様に、入力切換操作ノブ23にガタつきや偏心が発生することもない。また、音量調整操作ノブ22は、円環溝によってホルダ40に保持されているから、音量調整操作ノブ22を回転しても軸方向に移動しない。したがって、音量調整操作ノブ22の回転角の規制はなくてもよい。
[第2実施形態]
図8及び図9に示す第2実施形態の音量調整操作ノブ装置100は、音量調整操作ノブ102をホルダ101にネジ結合したものである。なお、第1実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8及び図9に示す第2実施形態の音量調整操作ノブ装置100は、音量調整操作ノブ102をホルダ101にネジ結合したものである。なお、第1実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
音量調整ユニット108は、音量調整操作ノブ102とホルダ101とからなる音量調整操作ノブ装置100と、回転量検出器110とから構成されている。回転量検出器110は、基板111と、ケース112と、回転シャフト113と、円板状の固定板114とを備える。回転シャフト113は、音量調整操作ノブ102の移動量を小さくするために、回転可能範囲が0〜300°に規制されている。
ケース112には雄ネジ部112aが形成されている。固定板114は、ビス挿通孔114a〜114cが120°ピッチで形成され、各ビス挿通孔114a〜114cには、ビス117a〜117cが挿通されている。
ホルダ101は、音量調整操作ノブ102が挿入される挿入孔101aが形成されている。ホルダ101の内周面には、雌螺旋溝101bが形成されている。ビス117a〜117cにより、ホルダ101が固定板114に固定されている。
ホルダ101には、フランジ105が形成されている。このフランジ105には、ビス挿通孔105a〜105cが形成されている。ビス挿通孔105a〜105cには、ビス106a〜106cが挿通されている。このビス106a〜106cにより、ホルダ101が前面パネル3aの背面に固定されている。
音量調整操作ノブ102は、ノブ本体部102aと、被保持部102bとを備える。被保持部102bは、外周面にホルダ101の雌螺旋溝101bに螺合する雄螺旋溝102cが形成されている。被保持部102bの中央には、円形凹部102dが形成され、この円形凹部102dには、取付筒48が取り付けられている。各螺旋溝101b,102cは、音量調整操作ノブ102が所定方向(例えば、時計方向)に回転されたときに、音量調整操作ノブ102が後方に移動するような螺旋形状となっている。なお、音量調整操作ノブ102を最大(300°)回転させて最も後方まで移動させたときにも、音量調整操作ノブ102がホルダ101や雄ネジ部112aに当たることはない。また、本実施形態では、各螺旋溝101b,102cのピッチは0.75mmであり、音量調整操作ノブ102の前後方向の最大移動長さは0.625mmとなり極小である。なお、音量調整操作ノブ102の回転可能範囲や、各螺旋溝101b,102cのピッチは適宜変更可能である。
音量調整操作ノブ102を組み付けるときには、雄螺旋溝102cにグリスを適量塗布し、雄螺旋溝102cを、ホルダ101の雌螺旋溝101bに螺合させた後、音量調整操作ノブ102を時計方向に回転する。音量調整操作ノブ102は、時計方向に回転されると後方に移動する。図8に示す位置まで音量調整操作ノブ102を移動させた後、音量調整操作ノブ102に取り付けられた取付筒48に回転シャフト113を挿入する。そして、ビス117a〜117cにより、ホルダ101を固定板114に固定する。
回転シャフト113が取り付けられた音量調整操作ノブ102を回転操作すると、回転シャフト113も回転される。回転量検出器110は、出力したコード信号をアンプ回路61に送る。アンプ回路61は、コード信号に基づいて、再生機器からの再生信号を増幅する。
音量調整操作ノブ102は、前面パネル3aに固定されたホルダ101に回転自在に保持されているので、回転シャフト113や回転量検出器110自体にガタつきや偏心がある場合にも、音量調整操作ノブ102にガタつきや偏心が発生することがない。
[第3実施形態]
図10〜図13に示す第3実施形態の音量調整操作ノブ装置150は、第1実施形態の円環溝を、先端が尖ったリングで構成したものである。なお、第1実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図10〜図13に示す第3実施形態の音量調整操作ノブ装置150は、第1実施形態の円環溝を、先端が尖ったリングで構成したものである。なお、第1実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
音量調整ユニット158は、音量調整操作ノブ152とホルダ140とからなる音量調整操作ノブ装置150と、回転量検出器160とから構成されている。回転量検出器160は、基板161と、ケース162と、回転シャフト163と、固定板164とを備える。ケース162には雄ネジ部162aが形成されている。固定板164は、四隅にビス挿通孔164a〜164dが形成されている。各ビス挿通孔164a〜164dには、ビス167a〜167dが挿通されている。
ホルダ本体151は、挿入孔151aが形成されている。ホルダ本体151の背面には、ビス締め孔151b〜151eが形成されている。各ビス締め孔151b〜151eには、固定板164のビス挿通孔164a〜164dを挿通されたビス167a〜167dがビス締めされている。ホルダ本体151の背面には、凹部151f〜151hが形成されている。各凹部151f〜151hの底面には、ビス締め孔(図示せず)が形成され、フランジ付きのビス169a〜169cがビス締めされている。各ビス169a〜169cのフランジは、挿入孔151aに突出している。
ホルダ本体151の前端部には、フランジ155が形成されている。フランジ155の前面の四隅には、円形状の凸部155a〜155dが形成されている。フランジ155には、凸部155a〜155dを貫通するビス挿通孔155e〜155hが形成されている。ビス挿通孔155e〜155hには、ビス156a〜156dが挿通されている。
音量調整操作ノブ152は、ノブ本体部152aと、2段の段付き状の被保持部152bとを備える。被保持部152bの後端部には、螺旋溝152c(雄ネジ)が形成されている。被保持部152bの中央には、円形凹部152dが形成されている。
被保持部152bには、内周面がギア歯形状に凹んだ第1〜第6雌リング171〜176が通されている。また、被保持部152bには、外周面がギア歯形状に突出した第1〜第5雄リング181〜185が通されている。これらは、第1雌リング171、第1雄リング181、第2雌リング172、第2雄リング182・・・第6雌リング176の順に通されている。ナット188は、螺旋溝152cと螺合し、第1〜第5雄リング181〜185を、被保持部152bの段差部との間に挟み込む。ホルダ本体151の前端部には、挿入孔151aに向けて突出し、第1雌リング171を受ける受けリブ151iが全周に亘って形成されている。各雌リング171〜176と、ホルダ本体151とによりホルダ140は構成されている。なお、図13では、第1雌リング171、第1雄リング181、ナット188のみを図示している。
音量調整操作ノブ152を組み付けるときには、被保持部152bをホルダ本体151の挿入孔151aに挿入し、第1〜第6雌リング171〜176及び第1〜第5雄リング181〜185を被保持部152bに通す。ナット188を螺旋溝152cに螺合させて、各雄リング181〜185を、被保持部152bの段差部との間に挟み込み、被保持部152bに固定する。なお、各雄リング181〜185は、外周面にグリスを適量塗布した状態で組み付けられる。
ホルダ本体151の凹部151f〜151hに、各ビス169a〜169cをビス締めすると、第1〜第6雌リング171〜176は、挿入孔151aに突出した各ビス169a〜169cのフランジと、受けリブ151iとの間で挟み込まれ、ホルダ本体151に固定される。これにより、第1〜第6雌リング171〜176と第1〜第5雄リング181〜185とが係合され、音量調整操作ノブ152は、ホルダ本体151に回転自在に保持される。
なお、上記実施形態では、前面パネルに取り付けられるホルダによりノブを回転自在に保持しているが、ホルダを前面パネルに一体に形成し、前面パネルによりノブを回転自在に保持してもよい。
また、上記実施形態では、コード信号を出力する回転量検出器を電気部品として説明しているが、回転を保持するものであれば、可変抵抗器を用いたボリューム、ロータリスイッチ等の回転スイッチでもよい。さらに、操作ノブには、操作つまみ、操作ダイヤルも含まれるものである。
さらに、上記実施形態では、電子機器としてオーディオアンプについて説明しているが、ビデオレコーダー、TVカメラ、パソコン等にも本発明を実施することができる。
2 オーディオアンプ
3 本体ケース
3a 前面パネル
10,108,158 音量調整ユニット
22,102,152 音量調整操作ノブ
22a,102a,152a ノブ本体部
22b,102b,152b 被保持部
22c 雄円環溝
23 入力切換操作ノブ
26,100,150 音量調整操作ノブ装置
27,110,160 回転量検出器
33,113,163 回転シャフト
40,101,140 ホルダ
41,151 ホルダ本体
51 上ハーフリング
51a 雌円環溝
52 下ハーフリング
52a 雌円環溝
101b 雌螺旋溝
102c 雄螺旋溝
171〜176 第1〜第6雌リング
181〜185 第1〜第5雄リング
3 本体ケース
3a 前面パネル
10,108,158 音量調整ユニット
22,102,152 音量調整操作ノブ
22a,102a,152a ノブ本体部
22b,102b,152b 被保持部
22c 雄円環溝
23 入力切換操作ノブ
26,100,150 音量調整操作ノブ装置
27,110,160 回転量検出器
33,113,163 回転シャフト
40,101,140 ホルダ
41,151 ホルダ本体
51 上ハーフリング
51a 雌円環溝
52 下ハーフリング
52a 雌円環溝
101b 雌螺旋溝
102c 雄螺旋溝
171〜176 第1〜第6雌リング
181〜185 第1〜第5雄リング
Claims (7)
- 電気部品の回転シャフトを回転させるための操作ノブ装置において、
前記回転シャフトに連結される操作ノブと、
前記操作ノブの後端部を回転自在に保持するホルダと、
を備えることを特徴とする操作ノブ装置。 - 前記電気部品はパネルの背後に配置され、前記操作ノブは前記パネルの開口に嵌合した状態で、その前端部が前記パネルの前方へ突出していることを特徴とする請求項1記載の操作ノブ装置。
- 前記ホルダは、前記パネルと一体に形成され又はその背面に取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の操作ノブ装置。
- 前記操作ノブの後端部の外周には雄螺旋溝又は複数の雄円環溝が形成され、前記ホルダには前記雄螺旋溝又は複数の雄円環溝に螺合する雌螺旋溝又は複数の雌円環溝が形成されていることを特徴とする請求項2記載の操作ノブ装置。
- 前記ホルダは、前記雌螺旋溝又は複数の雌円環溝が形成された一対のハーフリングと、これらのハーフリングをリングに連なった状態で収納するとともに、前記パネルの背面に取り付けられたホルダ本体とを備えることを特徴とする請求項4記載の操作ノブ装置。
- 前記ホルダは、複数の雌リングと、この雌リングが前記雌円環溝を構成するように、複数の雌リングを並んだ状態で収納するホルダ本体とを備え、
前記雄円環溝は、前記操作ノブの後端部に並んだ状態で嵌め込まれた複数の雄リングで構成されている、
ことを特徴とする請求項4記載の操作ノブ装置。 - 電子回路を収納した本体ケースと、
前記本体ケースの前面に取り付けられたパネルと、
前記パネルの背面に取り付けられ、回転シャフトを有する電気部品と、
前記パネルの開口を通って後端部が前記パネル内に挿入され、この後端部が前記回転シャフトに連結される操作ノブと、
前記パネルと一体に形成され又はこれに取り付けられており、前記操作ノブの後端部を回転自在に保持するホルダと、
を備えることを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012240498A JP2014089923A (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 操作ノブ装置及びこれを備えた電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012240498A JP2014089923A (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 操作ノブ装置及びこれを備えた電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014089923A true JP2014089923A (ja) | 2014-05-15 |
Family
ID=50791654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012240498A Pending JP2014089923A (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 操作ノブ装置及びこれを備えた電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014089923A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018516387A (ja) * | 2015-04-16 | 2018-06-21 | エスゼット ディージェイアイ オスモ テクノロジー カンパニー リミテッドSZ DJI Osmo Technology Co., Ltd. | つまみ構造及びこのつまみ構造を用いたフォローフォーカスリモートコントローラ |
KR20190030469A (ko) * | 2017-09-14 | 2019-03-22 | 주식회사 아이리버 | 디지털 미디어 재생기기 |
-
2012
- 2012-10-31 JP JP2012240498A patent/JP2014089923A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018516387A (ja) * | 2015-04-16 | 2018-06-21 | エスゼット ディージェイアイ オスモ テクノロジー カンパニー リミテッドSZ DJI Osmo Technology Co., Ltd. | つまみ構造及びこのつまみ構造を用いたフォローフォーカスリモートコントローラ |
KR20190030469A (ko) * | 2017-09-14 | 2019-03-22 | 주식회사 아이리버 | 디지털 미디어 재생기기 |
KR102012327B1 (ko) | 2017-09-14 | 2019-08-20 | (주)드림어스컴퍼니 | 디지털 미디어 재생기기 |
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