JP2014088261A - エレベータ装置 - Google Patents

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Keita Mochizuki
敬太 望月
Kiyotaka Watanabe
清高 渡邊
Masahiro Shikai
正博 鹿井
Makito Seki
真規人 関
Takahide Hirai
敬秀 平井
Takashi Hirai
隆史 平位
Akihide Shirotsuki
晶英 白附
Hiroaki Kimura
洋昭 木村
Kenji Serizawa
研二 芹澤
Masaya Abe
雅哉 安部
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Abstract

【課題】ワイヤロープ検査装置によるワイヤロープの検査を正確に行うことができるエレベータ装置を提供する。
【解決手段】エレベータ装置は、シーブ4及びシーブ5、主ロープ2、カメラ7、光源9を備える。シーブ4及びシーブ5は、エレベータのかご1に設けられる。主ロープ2は、ワイヤロープによって構成される。主ロープ2は、シーブ4及びシーブ5に巻き掛けられ、かご1を懸架する。カメラ7は、かご1に設けられ、シーブ4及びシーブ5間の主ロープ2aを撮影する。光源9は、かご1に設けられ、主ロープ2aに対して光を照射する。
【選択図】図1

Description

この発明は、ワイヤロープ検査装置を備えたエレベータ装置に関するものである。
特許文献1に、ワイヤロープ検査装置を備えたエレベータ装置が開示されている。特許文献1に記載されたワイヤロープ検査装置では、カメラによって撮影された画像に基づいて、ワイヤロープの検査を行っている。
特開2009−57126号公報
特許文献1に記載されたワイヤロープ検査装置では、ワイヤロープのうち、かご位置によって自由長が変化する部分をカメラによって撮影している。ワイヤロープは、長さによって固有振動数が変わる。このため、上記カメラによって撮影している部分は、かごの走行に伴う振動に共振する恐れがある。
ワイヤロープの振幅が大きくなると、カメラとワイヤロープとの距離が変化し、その倍率(画像上の見かけ上の大きさ)が変化してしまうため、ワイヤロープの検査を正確に行うことができなくなるといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものである。この発明の目的は、ワイヤロープ検査装置によるワイヤロープの検査を正確に行うことができるエレベータ装置を提供することである。
この発明に係るエレベータ装置は、エレベータのかごに設けられた第1シーブ及び第2シーブと、第1シーブ及び第2シーブに巻き掛けられ、かごを懸架するワイヤロープと、かごに設けられ、第1シーブ及び第2シーブ間のワイヤロープを撮影するカメラと、かごに設けられ、ワイヤロープに光を照射する光源と、を備えたものである。
この発明に係るエレベータ装置であれば、ワイヤロープ検査装置によるワイヤロープの検査を正確に行うことができるようになる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の構成を示す図である。 図1に示すエレベータ装置の要部の構成を示す図である。 カメラによって撮影された画像の一例を示す図である。 画像処理装置の機能を説明するための図である。 ワイヤロープ検査装置の他の構成例を示す図である。 カメラによって撮影された画像の一例を示す図である。 画像処理装置の機能を説明するための図である。 ワイヤロープ検査装置の他の構成例を示す図である。 カメラ及びミラーの配置例を示す図である。 カメラ及びミラーの配置例を示す図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の要部の構成を示す図である。 表示部に表示された画像を示す図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ装置の要部の構成を示す図である。 画像処理装置が認識する輝度分布を示す図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータ装置の要部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータ装置の要部の構成を示す図である。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に、同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の構成を示す図である。
エレベータのかご1は、主ロープ2によって昇降路3内に懸架される。主ロープ2は、ワイヤロープによって構成される。
かご1に、シーブ4及び5が設けられる。シーブ4は、例えば、かご1の一側の下部に回転可能に設けられる。シーブ5は、かご1の他側の下部に回転可能に設けられる。シーブ4及び5は、外周面に形成された溝が上方から見て一直線状になるように、回転軸が平行に配置される。
主ロープ2は、シーブ4及び5に巻き掛けられる。主ロープ2のうち、シーブ4及び5の間に配置された部分は、かご1の直ぐ下方でかご1を横切るように水平に配置される。以下においては、主ロープ2のうち、シーブ4及び5の間に配置された部分に符号2aを付し、主ロープ2の他の部分と区別する。以下において主ロープ2と記載した場合は、主ロープ2aも含むものとする。主ロープ2のうち、主ロープ2aから延びる部分は、かご1の側方で鉛直に配置される。
エレベータの巻上機(図示せず)によって主ロープ2が長手方向に駆動されることにより、かご1は昇降路3内を上下に移動する。かご1が昇降路3内を昇降する時も、主ロープ2aの長さは変わらない。かご1に、主ロープ2aを利用して所定の検査を行うためのワイヤロープ検査装置6が備えられている。
ワイヤロープ検査装置6は、カメラ7、支持装置8、光源9、画像処理装置10、支持装置11を備える。
以下に、図2乃至図4も参照し、ワイヤロープ検査装置6の具体的な構成について説明する。図2は図1に示すエレベータ装置の要部の構成を示す図である。図2は、ワイヤロープ検査装置6及び主ロープ2aの各一部を示している。
ワイヤロープ検査装置6は、主ロープ2、即ち、ワイヤロープの検査を行うための装置である。検査対象となる主ロープ2の本数は任意である。図2は、3本の主ロープ2によってかご1を昇降路3内に吊り下げる場合を一例として示している。3本の主ロープ2は、水平且つ平行に、一列に並んで配置される。
カメラ7は、かご1の下部に設けられる。カメラ7は、主ロープ2aを撮影する。上述したように、3本の主ロープ2aは、かご1の下方で横に並んで配置される。カメラ7は、主ロープ2aの上方に配置され、下方を撮影するようにレンズが向けられる。カメラ7により、主ロープ2aの上方を向く面が撮影される。
カメラ7は、主ロープ2aの中心軸に対して直交する方向から主ロープ2aを撮影する。特にワイヤロープ検査装置6によって主ロープ2の外径を計測する場合は、カメラ7の姿勢(撮影方向)を上記直交する方向に正確に合わせておく必要がある。また、カメラ7によって主ロープ2aを撮影した際に主ロープ2aが重なり合って写ることがないように、カメラ7の配置及び姿勢が予め調整される。
支持装置8は、カメラ7を支持するためのものである。支持装置8は、例えば、金具によって構成される。カメラ7は、支持装置8を介してかご1の下部に固定される。
光源9は、カメラ7と同様に、かご1の下部に設けられる。光源9は、主ロープ2aに光を照射する。光源9は、例えば、平板状の光源(面光源)からなる。なお、光源9の形態は、面光源に限るものではない。主ロープ2aは、カメラ7と光源9との間に配置される。光源9は、カメラ7が設置されている方向に向けて光を照射する。これにより、主ロープ2aのうち、カメラ7によって撮影される部分の裏側に、光源9からの光が照射される。例えば、図1及び図2に示すようにカメラ7が主ロープ2aの上方に配置される場合、光源9は、主ロープ2aの下方に配置され、上方に向けて光を照射する。光源9からの光は、主ロープ2aの下方を向く面に照射される。
図3は、カメラ7によって撮影された画像の一例を示す図である。
カメラ7によって撮影された画像は、主ロープ2aが存在していない部分は、光源9からの光によって白く(明るく)なる。また、主ロープ2aが存在している部分は、光源9からの光が主ロープ2aに遮られて黒く(暗く)なる。カメラ7によって撮影された画像の情報は、画像処理装置10に送信される。画像処理装置10は、受信した画像の情報を解析し、主ロープ2の検査を行うために必要な情報を算出する。例えば、画像処理装置10は、主ロープ2の外径を算出する。
図4は、画像処理装置10の機能を説明するための図である。図4は、図3に示す画像がカメラ7によって撮影された時に画像処理装置10が直線Aの輝度分布として認識するグラフを示している。画像処理装置10は、受信した画像の情報に基づいて、輝度が極端に低下している部分の幅Wを算出する。この幅Wは、主ロープ2の外径に相当する。画像処理装置10は、例えば、算出した幅Wが基準値から外れる場合に、主ロープ2の劣化を判定する。
光源9は、例えば、支持装置8によって支持される。即ち、カメラ7と光源9との双方が、支持装置8を介してかご1の下部に固定される。光源9を専用の支持装置によって支持しても構わない。しかし、カメラ7及び光源9の双方を支持装置8によって支持することにより、カメラ7と光源9との距離を常に一定に保つことができる。
支持装置11は、画像処理装置10を支持するためのものである。支持装置11は、例えば、金具によって構成される。画像処理装置10は、支持装置11を介してかご1の下部に固定される。
上記構成を有するエレベータ装置であれば、ワイヤロープ検査装置6による主ロープ2の検査を正確に行うことができる。即ち、主ロープ2のうち、カメラ7が撮影する部分(主ロープ2a)は、かご位置が変化しても自由長が変わらない。このため、かご1の走行に伴う振動に主ロープ2aが共振することはなく、必要な検査を精度良く行うことができる。
上記構成のエレベータ装置では、カメラ7を主ロープ2aの上方に配置し、下方を撮影するようにレンズが向けられている。このため、カメラ7のレンズにゴミが付着し難い。また、光源9からの光以外の光がカメラ7に入り込み難く、より適切な画像を得ることができる。
なお、カメラ7の位置と光源9の位置とを入れ替えても、必要な検査を行うことは可能である。かかる場合、カメラ7を主ロープ2aの下方に配置し、上方を撮影するようにレンズを向ける。これにより、主ロープ2aの下方を向く面がカメラ7によって撮影される。また、光源9を主ロープ2aの上方に配置し、下方に向けて光を照射する。光源9からの光は、主ロープ2aの上方を向く面に照射される。
かかる構成は、かご1の下部と主ロープ2aとの間に十分な距離が確保されていない場合に有効な手段となる。
次に、図5乃至図10も参照し、ワイヤロープ検査装置6が採用し得る他の構成について説明する。
図5は、ワイヤロープ検査装置6の他の構成例を示す図である。図5に示すワイヤロープ検査装置6では、光源9は、カメラ7の撮影方向と同じ方向から主ロープ2aに光を照射する。即ち、カメラ7は、主ロープ2aの上方に配置され、下方を撮影するようにレンズが向けられる。カメラ7により、主ロープ2aの上方を向く面が撮影される。また、光源9は、主ロープ2aの上方に配置され、下方に向けて光を照射する。光源9からの光は、主ロープ2aの上方を向く面に照射される。
図5に示していない構成は、図1及び図2に示す構成と同じである。
図6は、カメラ7によって撮影された画像の一例を示す図である。ワイヤロープ検査装置6が図5に示す構成を採用する場合、カメラ7によって撮影された画像は、主ロープ2aが存在している部分は、光源9からの光が主ロープ2aで反射して白く(明るく)なる。また、主ロープ2aが存在していない部分は、昇降路3の内部が撮影されて黒く(暗く)なる。カメラ7によって撮影された画像の情報は、画像処理装置10に送信される。画像処理装置10は、受信した画像の情報を解析し、主ロープ2の検査を行うために必要な情報を算出する。例えば、画像処理装置10は、主ロープ2の外径を算出する。
図7は、画像処理装置10の機能を説明するための図である。図7は、図6に示す画像がカメラ7によって撮影された時に画像処理装置10が直線Bの輝度分布として認識するグラフを示している。画像処理装置10は、受信した画像の情報に基づいて、輝度が極端に高くなっている部分の幅Wを算出する。この幅Wは、主ロープ2の外径に相当する。画像処理装置10は、例えば、算出した幅Wが基準値から外れる場合に、主ロープ2の劣化を判定する。
なお、カメラ7と光源9とを主ロープ2aの下方に配置しても、必要な検査を行うことは可能である。かかる場合、カメラ7は、上方を撮影するようにレンズが向けられる。これにより、主ロープ2aの下方を向く面がカメラ7によって撮影される。また、光源9は、上方に向けて光を照射する。光源9からの光は、主ロープ2aの下方を向く面に照射される。
かかる構成は、かご1の下部と主ロープ2aとの間に十分な距離が確保されていない場合に有効な手段となる。
図8は、ワイヤロープ検査装置6の他の構成例を示す図である。図8に示すワイヤロープ検査装置6は、カメラ7、支持装置8、光源9、画像処理装置10、支持装置11に加え、ミラー12を備える。
ミラー12は、かご1の下部に設けられる。ミラー12は、主ロープ2aの上方に配置される。また、ミラー12は、主ロープ2aの中心軸に対して斜めに配置される。
カメラ7は、主ロープ2aの上方に配置され、側方を撮影するようにレンズが向けられる。カメラ7は、ミラー12を介して主ロープ2aを撮影する。図9及び図10は、カメラ7及びミラー12の配置例を示す図である。図9は、カメラ7の撮影方向が水平で且つ主ロープ2aの中心軸と同じ方向を向くように、カメラ7とミラー12とを配置した場合を示している。図10は、カメラ7の撮影方向が水平で且つ主ロープ2aの中心軸と直交する方向を向くように、カメラ7とミラー12とを配置した場合を示している。
ミラー12は、例えば、支持装置8によって支持される。即ち、カメラ7と光源9とミラー12とが、支持装置8を介してかご1の下部に固定される。光源9やミラー12を専用の支持装置によって支持しても構わない。しかし、カメラ7、光源9、ミラー12の全てを支持装置8によって支持することにより、カメラ7と光源9とミラー12との相対位置を常に一定に保つことができる。
図8乃至図10に示していない構成は、図1及び図2に示す構成と同じである。
ワイヤロープ検査装置6が図8に示す構成を採用する場合、カメラ7によって撮影された画像は、図3に示す画像のようになる。カメラ7によって撮影された画像の情報は、画像処理装置10に送信される。画像処理装置10は、受信した画像の情報を解析し、主ロープ2の検査を行うために必要な情報を算出する。
なお、カメラ7及びミラー12の位置と光源9の位置とを入れ替えても、必要な検査を行うことは可能である。かかる場合、カメラ7及びミラー12を主ロープ2aの下方に配置する。カメラ7は、ミラー12を介し、主ロープ2aの下方を向く面を撮影する。また、光源9を主ロープ2aの上方に配置し、下方に向けて光を照射する。光源9からの光は、主ロープ2aの上方を向く面に照射される。
以上の説明は、ワイヤロープ検査装置6をかご1の下部に設置した場合のものである。 一方、エレベータ装置には、シーブ4及び5がかご1の上部に設置されているものがある。このようなエレベータ装置では、主ロープ2のうち、シーブ4及び5の間に配置された部分は、かご1の直ぐ上方でかご1を横切るように水平に配置される。本ワイヤロープ検査装置6は、このような構成のエレベータ装置にも適用できる。かかる場合、ワイヤロープ検査装置6を構成する各装置は、かご1の上部に設けられる。
以下の実施の形態において、ワイヤロープ検査装置6が採用し得る他の機能について説明する。以下の実施の形態では、図1及び図2に示す構成に基づいて詳細な説明を行うが、本実施の形態で示した種々の構成を適用することが可能である。
実施の形態2.
図11は、この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の要部の構成を示す図である。図11は、ワイヤロープ検査装置6及び主ロープ2aの各一部を示している。他の構成は、図1及び図2に示す構成と同じである。
本実施の形態におけるワイヤロープ検査装置6は、画像処理装置10に表示部13を備える。表示部13は、カメラ7によって撮影された画像を表示する。
また、支持装置8は、スライド部14を備える。スライド部14は、主ロープ2aの中心軸方向と直交する方向に沿ってカメラ7の位置を調節することができるように、カメラ7を支持する。図11では、スライド部14として、カメラ7を水平方向にスライドさせ、任意の位置で固定できるものを一例として示している。スライド部14として、カメラ7の固定位置が複数個所に限定されたものを採用しても構わない。
ワイヤロープ検査装置6では、カメラ7の撮影倍率が大きいほど、高い測定分解能を得ることができる。このため、カメラ7は、全ての主ロープ2aがカメラ7の撮影範囲に収まることを条件に、主ロープ2aに十分に近づけて配置することが望ましい。一方、支持装置8やかご1の構造体には、組立誤差や設計上の誤差がある。このため、主ロープ2aがカメラ7の撮影範囲全体に配置されるように各種設計を行うと、ワイヤロープ検査装置6をかご1の下部に取り付けた際に一部の主ロープ2aがカメラ7の撮影範囲から外れてしまうことがある。
図12は、表示部13に表示された画像を示す図である。
ワイヤロープ検査装置6の据え付けを行う作業者は、カメラ7が取り付けられた支持装置8をかご1の下部に固定すると、カメラ7によって撮影された画像を表示部13に表示させる。図12(a)は、3本の主ロープ2aのうちの一部がカメラ7の撮影範囲から外れている時の画像を示している。表示部13に表示された画像が図12(a)に示す画像のような状態であれば、作業者は、3本の主ロープ2aがカメラ7の撮影範囲に収まるように、カメラ7をスライド移動させる。図12(b)は、カメラ7の位置が適切に調整された後の画像を示している。
上記構成を有するワイヤロープ検査装置6であれば、カメラ7の撮影倍率を大きくして必要な検査を行うことができる。
本実施の形態では、画像処理装置10が表示装置としての機能を備える場合について説明した。カメラ7によって撮影された画像を表示するための表示装置を、画像処理装置10とは別装置として用意しても構わない。
実施の形態3.
図13は、この発明の実施の形態3におけるエレベータ装置の要部の構成を示す図である。図13は、ワイヤロープ検査装置6及び主ロープ2aの各一部を示している。他の構成は、図1及び図2に示す構成と同じである。
本実施の形態におけるワイヤロープ検査装置6は、画像処理装置10に判定手段及び制御手段(共に、図示せず)を備える。
判定手段は、カメラ7の位置が適切であるか否かを判定する。判定手段は、カメラ7によって撮影された画像に基づいて、上記判定を行う。図14は、画像処理装置10が認識する輝度分布を示す図である。図14は、図3の直線Aに相当するラインの輝度分布を示している。3本の主ロープ2aのうちの一部がカメラ7の撮影範囲から外れている場合、画像処理装置10が認識する輝度分布は、図14(a)に示すようになる。判定手段は、例えば、ロープ径を算出した際にその値が極端に小さいものが存在する場合に、カメラ7の位置が適切ではないことを判定する。
制御手段は、判定手段の判定結果に基づいて、制御信号を出力する。制御手段は、カメラ7の位置が適切ではないことが判定手段によって判定されると、カメラ7の位置を適切に調整するための制御信号を支持装置8に出力する。
また、支持装置8は、スライド部14及び駆動装置15を備える。
スライド部14は、主ロープ2aの中心軸方向と直交する方向に沿ってカメラ7の位置を調節することができるように、カメラ7を支持する。スライド部14は、例えば、カメラ7を水平方向にスライド自在に支持する。
駆動装置15は、主ロープ2aの中心軸方向と直交する方向にカメラ7を移動させるためのものである。駆動装置15は、制御手段から出力された制御信号に基づいて、カメラ7を移動させる。図14(a)に示す輝度分布が画像処理装置10によって認識された場合、駆動装置15は、左端の主ロープ2aがカメラ7の撮影範囲に収まるように、カメラ7を水平移動させる。図14(b)は、3本の主ロープ2aがカメラ7の撮影範囲に適切に収められた時の輝度分布を示している。
上記構成を有するワイヤロープ検査装置6であれば、カメラ7の位置調整を自動で行うことができる。作業者がかご下で行う作業を簡略化することができる。
実施の形態4.
図15は、この発明の実施の形態4におけるエレベータ装置の要部の構成を示す図である。図15は、ワイヤロープ検査装置6及び主ロープ2aの各一部を示している。他の構成は、図1及び図2に示す構成と同じである。
本実施の形態におけるワイヤロープ検査装置6は、カメラ7、支持装置8、光源9、画像処理装置10、支持装置11に加え、遮光具16を備える。
遮光具16は、光源9から照射された光以外の光(外乱光)がカメラ7の撮影範囲に入り込むことを抑制するためのものである。外乱光には、例えば、エレベータの乗場照明からの光や昇降路3の内部を照らす点検灯からの光がある。遮光具16は、例えば、支持装置8によって支持され、カメラ7の撮影範囲を囲むように配置される。遮光具16の内部は、光源9からの光を吸収或いは拡散する無反射素材によって構成される。
遮光具16に、主ロープ2aが通過するための切り欠き16aが形成される。即ち、主ロープ2aは、図15に示すように、光源9と遮光具16とによって囲まれた空間を通過する。主ロープ2aは、シーブ4及び5によって変位が拘束されるため、発生する揺れが極めて小さい。このため、遮光具16に形成する切り欠き16aを小さくすることができ、カメラ7の撮影範囲に入り込む外乱光を低減させることができる。
上記構成を有するワイヤロープ検査装置6であれば、外乱光による測定誤差を最小限に抑えることができる。上記構成のワイヤロープ検査装置6は、昇降路壁の一部がガラス等で構成されたシースルーのエレベータ装置に対しても有効な手段となる。
実施の形態5.
図16は、この発明の実施の形態5におけるエレベータ装置の要部の構成を示す図である。図16は、ワイヤロープ検査装置6及び主ロープ2aの各一部を示している。他の構成は、図1及び図2に示す構成と同じである。
本実施の形態におけるワイヤロープ検査装置6は、カメラ7、支持装置8、光源9、画像処理装置10、支持装置11に加え、保護具17及び18を備える。
保護具17は、主ロープ2aがカメラ7のレンズ(光学面)に接触することを防止するためのものである。保護具17は、カメラ7の視野を遮ることがないように、カメラ7のレンズの近傍に配置される。例えば、保護具17は、四角環状の金属部材からなり、カメラ7と主ロープ2aとの間に配置される。保護具17は、支持装置8によって支持される。
保護具18は、主ロープ2aが光源9の発光面(光学面)に接触することを防止するためのものである。保護具18は、カメラ7の視野を遮ることがないように、光源9の発光面の近傍に配置される。例えば、保護具18は、四角環状の金属部材からなり、主ロープ2aと光源9との間に配置される。保護具18は、支持装置8によって支持される。
保護具17及び保護具18が備えられていないと、ワイヤロープ検査装置6をかご1に取り付ける時やかご1から取り外す時に、主ロープ2aがカメラ7や光源9の光学面に接触してしまうことがある。一般に、主ロープ2にはオイルが付着している。このため、主ロープ2aがカメラ7や光源9の光学面に触れると、オイルを取り除くための清掃や部品交換が必要になってしまう。
上記構成を有するワイヤロープ検査装置6であれば、主ロープ2aがカメラ7のレンズや光源9の発光面に接触することを防止することができる。清掃や部品交換のために他の作業が中断される恐れがない。
なお、保護具17及び保護具18の一方のみを備えても、一定の効果は期待できる。例えば、カメラ7のレンズの汚れは測定誤差に直結するため、保護具17のみを備えても良い。
1 かご
2、2a 主ロープ
3 昇降路
4、5 シーブ
6 ワイヤロープ検査装置
7 カメラ
8、11 支持装置
9 光源
10 画像処理装置
12 ミラー
13 表示部
14 スライド部
15 駆動装置
16 遮光具
16a 切り欠き
17、18 保護具

Claims (11)

  1. エレベータのかごに設けられた第1シーブ及び第2シーブと、
    前記第1シーブ及び前記第2シーブに巻き掛けられ、前記かごを懸架するワイヤロープと、
    前記かごに設けられ、前記第1シーブ及び前記第2シーブ間の前記ワイヤロープを撮影するカメラと、
    前記かごに設けられ、前記ワイヤロープに光を照射する光源と、
    を備えたエレベータ装置。
  2. 前記第1シーブ及び前記第2シーブは、前記かごの下部に回転可能に設けられ、
    前記カメラは、前記かごの下部に設けられた
    請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記カメラは、前記第1シーブ及び前記第2シーブ間の前記ワイヤロープの上方に配置され、下方を撮影するようにレンズが向けられた請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記かごに設けられ、前記第1シーブ及び前記第2シーブ間の前記ワイヤロープの上方に配置されたミラーと、
    を更に備え、
    前記カメラは、前記ミラーを介して前記ワイヤロープを撮影する請求項2に記載のエレベータ装置。
  5. 前記カメラを支持するための支持装置と、
    を更に備え、
    前記カメラは、前記支持装置を介して前記かごに固定された請求項1から請求項4の何れか一項に記載のエレベータ装置。
  6. 前記支持装置は、前記光源を支持し、
    前記カメラと前記光源とは、前記支持装置を介して前記かごに固定された請求項5に記載のエレベータ装置。
  7. 前記カメラによって撮影された画像を表示する表示装置と、
    を更に備え、
    前記支持装置は、前記ワイヤロープの中心軸方向と直交する方向に沿って位置を調整することができるように、前記カメラを支持する請求項5又は請求項6に記載のエレベータ装置。
  8. 前記カメラによって撮影された画像に基づいて、前記カメラの位置の適否を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、制御信号を出力する制御手段と、
    を更に備え、
    前記支持装置は、
    前記制御手段から出力された制御信号に基づいて、前記ワイヤロープの中心軸方向と直交する方向に前記カメラを移動させる駆動装置と、
    を備えた請求項5又は6に記載のエレベータ装置。
  9. 前記カメラの撮影範囲を囲むように配置され、前記光源から照射された光以外の光が前記撮影範囲に入り込むことを抑制するための遮光具と、
    を更に備えた請求項1から請求項6の何れか一項に記載のエレベータ装置。
  10. 前記カメラのレンズの近傍に配置され、前記ワイヤロープが前記レンズに接触することを防止するための保護具と、
    を更に備えた請求項1から請求項6の何れか一項に記載のエレベータ装置。
  11. 前記カメラによって撮影された画像に基づいて、前記ワイヤロープの劣化を判定する画像処理装置と、
    を更に備えた請求項1から請求項10の何れか一項に記載のエレベータ装置。
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