JP2014087717A - 水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フッ素等の水質成分を含有する被処理水から、微細な生成物を発生することなく、水質成分を高効率に除去し、回収する。
【解決手段】実施形態の水処理装置は、転胴型反応床を有する反応器と、前記反応器内に配設され、前記反応器内に導入される被処理水に含まれる水質成分を除去する除去剤と、を具える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、水処理装置に関する。
半導体製造工場、太陽電池製造工場、液晶工場、PFC(パーフルオロカーボン)ガス処理工程やシリコンエッチング工程のある工場、また石炭火力発電所などで発生するフッ素を含む廃水は、当該フッ素を含む廃水に水酸化カルシウム(Ca(OH))を添加してアルカリ側で反応させ、フッ化カルシウム(CaF)を含む汚泥を生成させ、生成した汚泥を分離して産廃処理する、反応晶析法を用いて処理されている(特許文献1)。この場合、フッ素(フッ化カルシウム)の含有率が高い高純度の沈殿物を上記排水から生成させることができたならば、生成した沈殿物を従来のように産廃処理することなく再利用することができる。すなわち、従来は産廃処理されていた排水に含まれるフッ素をフッ化カルシウムとして再資源化することができる。
しかしながら、上記方法においても、フッ化カルシウム(CaF)を含む汚泥を生成させる際、反応槽内における撹拌によって結晶の破砕を生じてしまう。
微細な生成結晶が反応槽外に流出することは、被処理水(廃水)からの水質汚濁成分の除去は有効成分の除去およびリサイクルにおいて、反応槽外に配される廃水排出管およびその後段プロセスでの生成結晶の蓄積、結晶成長による配管の閉塞等のトラブルを引き起こすだけではなく、反応生成物の回収性を損なうことから、このリスクを軽減し、安定して運用できる形態の確立が求められる。このため、微細な生成物発生の要因を根本的に抑制した水処理装置の構成が必要である。
特開2011−125812号
本発明は、フッ素等の水質成分を含有する被処理水から、微細な生成物を発生することなく、水質成分を高効率に除去し、回収することを目的とする。
実施形態の水処理装置は、転胴型反応床を有する反応器と、
前記反応器内に配設され、前記反応器内に導入される被処理水に含まれる水質成分を除去する粒状の除去剤とを具える。また、前記反応器は除去剤導入部と被処理水導入部とを有し、前記除去剤導入部及び前記被処理水導入部は、相対向するようにして配設されている。
第1の実施形態における水処理装置の概略構成図である。 図1に示す水処理装置の反応器内の除去剤の様子を示す図である。 第2の実施形態における水処理装置の概略構成図である。 第3の実施形態における水処理装置の概略構成図である。 第4の実施形態における水処理装置の概略構成図である。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における水処理装置の概略構成図である。
図1に示す水処理装置10は、両端に開口部11A及び11Bが形成された断面が円形のドラム状の反応器11を有している。反応器11は、中心軸を水平に配置され、開口部11A側及び開口部11B側の外周部には、それぞれ複数のローラ12が、反応器11の外周と密着するとともに互いに連動するように配設され、図示しないモータ等によって複数のローラ12が回転駆動し、これにより反応器11が軸I−I周りに回転できるように構成されている。したがって、反応器11は、転胴型反応床を構成するようになる。
なお、反応器11は、転胴型反応床の反応器であれば、その断面は円形である必要はなく、三角形状や四角形状、あるいは多角形状であってもよい。また、モータ等を用いる代わりに浮力で反応器11を回転させ、転胴型反応床の反応器を構成することもできる。
反応器11の開口部11Aには、被処理水W1を反応器11内に導入するための配管13が配設され、反応器11の開口部11Aと反対側に位置する開口部11Bには、被処理水W1中に含まれる水質成分を除去する除去剤21を供給するための除去剤供給器14及びこの除去剤供給器14の下部に接続され、一端が開口部11Bを通じて反応器11内に導入された配管15が配設されている。
配管13は、反応器11の被処理水導入部を構成し、除去剤供給器14及び配管15は、反応器11の除去剤導入部を構成する。したがって、反応器11の被処理水導入部と除去剤導入部とは対向配置されている。
反応器11の、開口部11Aの近傍には、例えばメッシュ状の容器16が配設され、容器16の下部には配管17が接続されている。容器16及び配管17は、除去剤回収部を構成する。
また、本実施形態においては、水槽18を設け、配管13によって反応器11内に導入された被処理水W1が反応器11より外部に漏洩した場合においても、この漏洩した被処理水W1を保持できるようになっている。この場合、反応器11を、例えばテフロン(登録商標)等の比重の小さい物質から構成すれば、反応器11の比重が小さくなるので、水槽18内において反応器11は被処理水W1から作用する浮力によって保持することができる。すなわち、特別な冶具を使用することなく、水槽18内に反応器11を保持することができるようになる。
但し、本実施形態の水処理装置10においては、例えば反応器11の開口部11A及び11Bの開口径を小さくする、あるいは漏洩した被処理水を回収する機構等を設けることによって、反応器11から漏洩する被処理水W1の量を低減することができる。したがって、このような場合は、水槽18を省略することができる。
なお、反応器11内には、上述した除去剤導入部を介して導入された除去剤21が分散配置されている。
次に、図1に示す水処理装置10を用いた水処理方法について説明する。被処理水W1は、被処理水導入部である配管13を介して反応器11内に導入される。なお、反応器11から漏洩した被処理水W1は水槽18内に貯留される。一方、除去剤導入部である除去剤供給器14及び配管15を介して反応器11内に除去剤21が供給される。
このとき、反応器11は、回転軸I−Iに対して例えば左回りで回転されるので、反応器11内で除去剤21は、図2に示すように、反応器11の反応床上を上側に移動した後、沈降するという動作、すなわち流動と沈降とを繰り返すようになる。したがって、除去剤21と被処理水W1とが均一に混合及び接触するようになるので、除去剤21によって除去した被処理水W1中の水質成分の結晶等が、撹拌による外力等によって破砕することがない。したがって、被処理水W1中の水質成分に由来する微細な結晶等を生成することなく、被処理水W1より上記水質成分を高効率で除去し、回収することができる。
また、本実施形態では、反応器11の被処理水導入部である配管13と、除去剤導入部である除去剤供給器14及び配管15とを対向配置させている。したがって、反応器11に導入した被処理水W1と除去剤21とは向流接触するようになる。
被処理水W1中の水質成分は、除去剤21の表層部分と被処理水W1中の水質成分とが接触することによる結晶成長晶析作用、すなわち除去剤21の表面に水質成分が堆積して成長することによって除去されるように溶解度積を制御して均質化することにより、上記水質成分の微細結晶等を生成することなく、上記水質成分を被処理水W1より除去して回収することができる。
一方、除去剤21の表層部分から放出される除去剤成分の放出速度は、水中浸漬時、すなわち反応器11への導入初期において最も高く、以降時間の経過とともに減少する。したがって、除去剤21の導入初期において水質成分濃度の高い被処理水W1を除去剤21と接触させると、溶解度積が高くなって被処理水W1の水質成分がバルク結晶の状態で析出するようになる。このようなバルク結晶は、除去剤21の表面に堆積成長するものではなく、単独で存在するものであるので、ある程度の割合で微細な結晶が含まれることになる。
しかしながら、被処理水W1と除去剤21とを向流接触させることにより、除去剤21の導入初期(反応器11の開口部11B側)においては、当該除去剤21と接触する被処理水W1中の水質成分は先に導入した除去剤21によってある程度除去回収されているため、溶解度積は結晶成長晶析が生じるような値となり、上述のように、除去剤21の表面に水質成分が例えば非連続な層21Aとして堆積成長して除去、回収されるようになる。
一方、反応器11の開口部11A側においては、導入から長時間経過し、表面にある程度の水質成分を例えば層21Bとして堆積及び成長させた除去剤21が、水質成分を高濃度に含む被処理水W1と接触するようになる。したがって、この場合も溶解度積は結晶成長晶析が生じるような値となり、上述のように、除去剤21の表面に水質成分が堆積成長して除去、回収されるようになる。
すなわち、反応器11に導入した被処理水W1と除去剤21とを向流接触させることにより、被処理水W1中の水質成分と除去剤21の除去剤成分との溶解度積が反応器11の回転軸I−I方向に沿って均質化され、常に結晶成長晶析作用が生じるような値となる。したがって、被処理水W1中の水質成分は除去剤21の表面に堆積して成長することによって除去、回収されるので、上記水質成分の微細結晶等を生成することなく、上記水質成分を被処理水W1より高効率で除去して回収することができる。
なお、反応器11を通過した被処理水W1は、処理水W2として回収される。
本実施形態では、反応器11の被処理水導入部である配管13と、除去剤導入部である除去剤供給器14及び配管15とを対向配置させることにより、反応器11に導入した被処理水W1と除去剤21とは向流接触するようにしているが、被処理水W1と除去剤21とは向流接触できれば、装置部品の具体的な配置構成は限定されるものではない。例えば、配管13を除去剤供給器14及び配管15と同じ開口部11B側に設け、配管13を開口部11A側にまで延在させるようにしてもよい。この場合、開口部11Aを閉塞させることができるので、反応器11内に導入した被処理水W1の外部への漏洩を抑制することができる。
また、本実施形態の水処理装置10では、反応器11の開口部11Aの近傍に除去剤回収部としての容器16及び配管17が配設されている。したがって、被処理水W1中の水質成分を十分に例えば層21Bとして堆積成長させた除去剤21を回収することになり、被処理水W1中の水質成分の除去及び回収効率をより向上させることができる。
カルシウムを含有する鉱物としてはヒドロキシアパタイト、ドロマイト、炭酸カルシウム、消石灰、リン鉱石等に由来するものの他、カルシウムを含むハイドロタルサイト様物質等を用いることができ、被処理水W1中にリンを含む場合は、除去剤21の表面にリン酸ヒドロキシアパタイト又はリン酸カルシウム塩の形態で堆積し、成長するようになる。
なお、ドロマイトに含まれるマグネシウム分は、被処理水にリン、窒素を含む場合に、リン酸アンモニウムマグネシウム塩として除去剤表面に堆積し、成長するようになる
なお、除去剤21としてドロマイト、炭酸カルシウム、消石灰、リン鉱石等を用いる場合は、除去剤21の除去剤成分の放出速度が増大して溶解度積が上昇し、被処理水中の除去成分と反応生成する微細な反応生成物の結晶が生じないように加工された除去剤であることが好ましい。このような除去剤は、例えばドロマイト由来の加工物として一般式(MOα(MCOβ(M(OH)1−α−β・γSiO・δHO・εX(但し、α、β、γ、δ、εは、0≦α≦1、0≦β≦1、α+β=1、0.01≦γ≦20、0≦δ≦10、0≦ε≦0.1であり、Mは、マグネシウム及びカルシウムの少なくとも一方であり、Xは、NaSO、NaCl及びCHCOONaの少なくとも一種)、又は一般式(MOα(MCO)β(M(OH)1−α−β・γSiO・δKO(但し、α、β、γ、δは、0≦α≦1、0≦β≦1、α+β=1、1≦γ≦20、Mは、マグネシウム及びカルシウムの少なくとも一方)であることが好ましい。
また、上述したカルシウム又はマグネシウムを含むハイドロタルサイト様物質も、除去剤21の除去剤成分の放出速度が増大して溶解度積が上昇し、被処理水中の除去成分と反応生成する微細な反応生成物の結晶が生成するのを抑制する作用がある。
被処理水W1が火力発電排煙脱硫廃水や半導体廃水の場合、被処理水W1の水質成分としてはフッ素を含む場合が多く、この場合、除去剤21としては、水酸化カルシウム、塩化カルシウム、酸化カルシウム、炭酸カルシウム等を用いることができ、除去剤21の表面にフッ化カルシウム塩の形態で堆積し、成長する。
なお、除去剤21として上述のように鉱物由来の除去剤を用いるのは、除去剤21によって被処理水W1の水質成分を除去して回収した後、そのまま土壌中に廃棄することができ、さらに安価であるという利点を有することに由来する。
また、除去剤21は、その最低粒径が分級等によって一定の粒径以上に制御されたものであることが好ましい。最低粒径が小さすぎると、図2に関連して説明したように、反応器11内における沈降が不十分となり、流動と沈降とを繰り返すことができず、除去剤21と被処理水W1とを均一に混合及び接触することができない場合がある。したがって、被処理水W1の水質成分を十分に除去回収できない場合がある。
除去剤21の最低粒径は20μm〜50μmとすることができ、好ましくは100μm〜200μmとすることができる。
(第2の実施形態)
図3は、本実施形態における水処理装置の概略構成図である。なお、図1に示す構成要素と類似あるいは同一の構成要素に関しては、同一の符号を用いている。
図3に示す水処理装置30は、転胴型反応床の反応器11を保持する水槽18の下部に、固形分回収機構として機能する固形分排出口18Aが形成されている点で、図1に示す水処理装置10と相違し、その他の構成においては図1に示す水処理装置10と同様の構成を有している。
下水や下水汚泥を含む廃水、及び諸産業排水など、被処理水W1の対象となる廃水の多くは固形分を含有しており、この場合、水処理装置30内にも固形分を含む被処理水W1が導入されることになる。
しかしながら、水槽18の下部には固形分排出口18Aが形成されているので、反応器11内に導入された被処理水W1中の固形分は、少なくとも一部が水槽18内に漏洩した際に、沈降作用等によって固形分排出口18Aから外部に放出される。なお、被処理水W1中に含まれる水質成分は、第1の実施形態で説明したようにして除去回収される。
したがって、本実施形態の水処理装置30においては、被処理水W1中に含まれる水質成分を除去回収することに加えて、被処理水W1中に含まれる固形分をも分離除去することができる。
なお、固形分の比重が軽く、被処理水W1中で沈降しないような場合は、適宜分級操作機能を配備したり、傾斜板などを追加したりして、固液分離能を高め、固形分排出口18Aから外部に放出するようにすることもできる。
その他の作用効果は、第1の実施形態に示す水処理装置10の場合と同様であるので、説明を省略する。
(第3の実施形態)
図4は、本実施形態における水処理装置の概略構成図である。なお、図1に示す構成要素と類似あるいは同一の構成要素に関しては、同一の符号を用いている。
図4に示す水処理装置40は、転胴型反応床の反応器11内に同心円状の内筒41を冶具43を用いて一体配設し、内筒41内に攪拌翼42を配設した点で、図1に示す水処理装置10と相違し、その他の構成においては図1に示す水処理装置10と同様の構成を有している。
本実施形態転の水処理装置40では、反応器11の回転動作とともに円筒41及び攪拌翼42が同時に回転するので、反応器11内部の、内筒41と反応器11との間に循環流を発生させることができる。これにより、反応器11の回転動作速度を高めることなく、一定方向に被処理水W1の流動を制御することができる。
したがって、反応器11の回転速度を抑制した形で、被処理水W1の反応器11内での流動を制御することができ、除去剤21への攪拌衝撃を抑制することができる。このため、被処理水W1中の水質成分と除去剤21との接触効率を高く維持した状態で、除去剤21の表面に堆積成長した水質成分の破砕を抑制することができる。この結果、被処理水W1中の水質成分に由来する微細な結晶等を生成することなく、被処理水W1より上記水質成分をより高効率で除去し、回収することができる。
その他の作用効果は、第1の実施形態に示す水処理装置10の場合と同様であるので、説明を省略する。
(第4の実施形態)
図5は、本実施形態における水処理装置の概略構成図である。なお、図1に示す構成要素と類似あるいは同一の構成要素に関しては、同一の符号を用いている。
図5に示す水処理装置50は、反応器11内において、反応器11の回転軸I−I方向において、一対の分割壁51,51が配設されて内部分割されている点で、図1に示す水処理装置10と相違し、その他の構成においては図1に示す水処理装置10と同様の構成を有している。
本実施形態の水処理装置50では、反応器11内に一対の分割壁51,51が配設されていることにより、除去剤供給器14から配管15を介して供給される除去剤21が、使用済み除去剤として容器16及び配管17からなる除去剤回収部から回収される際に、除去剤21の少なくとも一部が分割壁51,51と衝突し、反応器11内で流動する速度が低減されるようになる。また、配管13を介して導入された被処理水W1も反応管11から処理水W2として排出される際に、分割壁51,51と衝突し、その流動速度が低減されるようになる。
したがって、反応器11内での被処理水W1と除去剤21との接触反応の機会を増大させることができるので、被処理水W1中の水質成分をより効率よく除去し、回収することができる。
なお、本実施形態において分割壁の数は2としているが、必要に応じて任意の数とすることができる。
その他の作用効果は、第1の実施形態に示す水処理装置10の場合と同様であるので、説明を省略する。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として掲示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,30,40,50 水処理装置
11 反応器
11A,11B (反応器の)開口部
12 ローラ
13 配管
14 除去剤供給器
15 配管
16 容器
17 配管
18 水槽
21 除去剤
W1 被処理水
W2 処理水
18A 固形分回収口
41 円筒
42 攪拌翼
43 固定冶具
51 分割壁

Claims (6)

  1. 転胴型反応床を有する反応器と、
    前記反応器内に配設され、前記反応器内に導入される被処理水に含まれる水質成分を除去する粒状の除去剤とを具え、
    前記反応器は除去剤導入部と被処理水導入部とを有し、前記除去剤導入部及び前記被処理水導入部は、相対向するようにして配設されていることを特徴とする、水処理装置。
  2. 前記被処理水を貯留する水槽を具え、前記反応器の少なくとも一部が、前記水槽中の前記被処理水中に浸漬されていることを特徴とする、請求項1に記載の水処理装置。
  3. 前記反応器の前記反応床の槽底部において、固形分回収機構を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の水処理装置。
  4. 前記反応器内に、前記反応床と同心円状の内筒を一体配設し、前記内筒内に攪拌翼を配設したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載の水処理装置。
  5. 前記反応器は、前記反応器の回転軸方向において、分割壁によって内部分割されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載の水処理装置。
  6. 前記除去剤はカルシウムを含む天然鉱物由来の除去剤であって、最低粒径を制御したものであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一に記載の水処理装置。
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