JP2014087586A - 微小粒子拡散装置および照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力損失が少なく、騒音が小さく、塵埃や昆虫等の異物が付着しにくい微小粒子拡散装置およびそれを用いた照明装置を提供する。
【解決手段】微小粒子拡散装置(3)は、同心円状の渦流を生成する攪拌部(6)と、微小粒子を発生する微小粒子発生部(4,4)と、上記渦流を攪拌部(6)から分離する分離部(14,14,14,14)と、攪拌部(6)の外周部の近傍に設けられた通風口(13)とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、微小粒子拡散装置および照明装置に関する。
従来、微小粒子拡散装置としては、特開2012−104304号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この微粒子拡散装置は、シロッコファンを備え、このシロッコファンの軸方向の一方に設けられている空気流入口から吸い込んだ空気を、上記シロッコファンの径方向から吹き出し、この吹き出した空気を、空気通路を介して空気排出口から微粒子拡散装置の外部に排出するようにしている。
特開2012−104304号公報
しかしながら、上記従来の微小粒子拡散装置では、空気をシロッコファンの軸方向の一方から吸い込んで、その後、シロッコファンの径方向に吹き出しているため、空気の方向転換による圧力損失が大きく、さらに、上記シロッコファンを含む攪拌部に空気がぶつかって垂直な方向に空気の流れを変えるため、大きな騒音を生じてしまうという問題があった。
また、上記従来の微小粒子拡散装置は、シロッコファンを用いているので、動翼間の間隔が狭く、空気中の塵埃や昆虫あるいは鳥の羽根等の異物が動翼の間に非常に蓄積され易いため、動翼間に塵埃等の異物が蓄積して、シロッコファンの動バランスが悪化すると共に、シロッコファンにより吐出される風量が激減し、微小粒子の拡散能力が大幅に低下してしまうという問題があった。
そこで、この発明の課題は、圧力損失が少なく、騒音が小さく、塵埃や昆虫等の異物が付着しにくい微小粒子拡散装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の微小粒子拡散装置は、
複数の動翼を有して、回転軸を中心とする同心円状の渦流を生成する攪拌部と、
上記攪拌部の上記回転軸の方向の一方の側に面し、微小粒子を発生する微小粒子発生部と、
上記攪拌部に、その攪拌部の外周部の近傍から空気を流入させる空気流入口と、
上記攪拌部の外周部の近傍からの空気を排出する空気流出口と、
上記攪拌部の上記動翼よりも径方向の外側に位置すると共に、上記攪拌部の上記動翼の回転により形成される空気の上記攪拌部の周方向の渦流を上記攪拌部から分離する分離部と
を備え、
上記空気流入口から流入した空気が、上記攪拌部の中心を通らないで、上記渦流となって、上記攪拌部の周方向に流れて、上記空気流出口から流出し、
上記微小粒子発生部で発生させた上記微小粒子が、上記空気流出口から流出されるべき空気、または、上記空気流出口から流出された空気に乗って外部に放出されることを特徴とする。
上記構成によれば、上記攪拌部の動翼の回転により形成される動翼の回転軸を中心とする同心円状の空気の渦流は、分離部により動翼の回転方向から逸らされて、分離部に沿った流れとなって空気流出口から流出する。
このように、上記空気流入口から流入した空気は、動翼により生じた渦流によって攪拌部に垂直にぶつかることが少なく、分離部に沿って空気流出口から流出するので、空気と攪拌部との衝突が少なく、騒音を低減することができる。
また、上記空気流入口から流入した空気は、上記渦流に沿って流れ、分離部に沿って空気流出口から流出するので、空気の流れの方向を変えることが少なくて、圧力損失が少なく、動力ロスが少ない。
また、上記攪拌部の動翼の回転により、動翼の回転軸を中心とする同心円状の渦流を生成しているので、攪拌部に塵埃や小型の昆虫等の異物が流入しても動翼に付着しにくく、動翼の動バランスの悪化を防止できて、信頼性を高くすることができる。
また、一実施形態の微小粒子拡散装置では、
上記微小粒子発生部は、上記動翼の径方向の外側端部に対向するように配置されている。
上記実施形態によれば、微小粒子発生部で発生した微小粒子を最も強い渦流部分に放出することができるので、微小粒子拡散装置の外部に微小粒子を効率よく放出することができる。
また、一実施形態の微小粒子拡散装置では、
上記攪拌部は、回転円板部を備え、この回転円板部は、上記動翼が固定されると共に、上記攪拌部の上記回転軸の方向の他方の側に設けられている。
上記実施形態によれば、上記攪拌部が回転円板部を備え、この回転円板部に動翼が固定されているので、動翼と回転円板部との間に隙間をなくして、送風効率を向上させることができると共に、上記回転円板部が上記攪拌部の他方の側を覆って露出しないようにできるので、攪拌部の内部に侵入する塵埃や異物の量を低減することができる。
また、上記回転円板部が攪拌部の回転軸の方向の他方の側に設けられているので、微小粒子発生部で発生させた微小粒子を放出する際に回転円板部が邪魔になることがなく、微小粒子発生部で発生させた微小粒子を上記空気流出口から流出されるべき空気、または、上記空気流出口から流出された空気に効率よく放出することができる。
また、一実施形態の微小粒子拡散装置では、
上記回転軸の方向の他方の側に位置し、上記回転円板部を覆うと共に、上記回転円板部との間に間隙を有する平板を備える。
上記実施形態によれば、攪拌部の回転軸の方向の他方の側に生じる渦流は、平板により生成が妨げられ、半径方向外側に向かう空気の流れが小さくなるので、微小粒子拡散装置内に流入する空気を確保できて、サージングを防止することができる。
また、一実施形態の微小粒子拡散装置では、
上記回転円板部と上記平板との間の距離は、上記動翼の径方向の外側端部と上記分離部との間の距離よりも大きい。
上記実施形態によれば、攪拌部の回転軸の方向の他方の側に生じる渦流の生成を妨げながら、攪拌部の回転軸の方向の一方の側に生じる渦流を分離部により分離することができるので、微小粒子拡散装置3内に流入する空気を確実に確保できて、サージングを防止することができる。
また、一実施形態の微小粒子拡散装置では、
上記攪拌部を制御する制御手段を備える。
上記実施形態によれば、攪拌部を制御して、動翼の回転を制御することができる。
また、一実施形態の微小粒子拡散装置では、
上記微小粒子が荷電粒子である。
上記実施形態によれば、荷電粒子によって空気浄化をすることができる。この荷電粒子は、負の荷電粒子のみ、正の荷電粒子のみ、あるいは、正負の荷電粒子であってもよい。
また、一実施形態の微小粒子拡散装置では、
上記微小粒子が、H(HO)(mは任意の自然数)である正イオンと、O (HO)(nは任意の自然数)である負イオンである。
上記実施形態によれば、上記微小粒子が、H(HO)(mは任意の自然数)である正イオンと、O (HO)(nは任意の自然数)である負イオンであるので、空気中の浮遊細菌の表面に付着し、化学反応して活性種であるHまたは・OH(水酸基ラジカル)を生成し、空気中の浮遊細菌であるカビや雑菌を取り囲んで不活化、除去することができる。
また、この発明の照明装置では、
上記いずれか1つに記載の微小粒子拡散装置を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、圧力損失が少なく、騒音が小さく、塵埃や昆虫等の異物が付着しにくい微小粒子拡散装置を備えた照明装置を提供することができる。
以上より明らかなように、この発明の微小粒子拡散装置によれば、圧力損失が少なく、騒音が小さく、塵埃や昆虫等の異物が付着しにくい微小粒子拡散装置およびそれを用いた照明装置を実現することができる。
図1は、この発明の実施の一形態の微小粒子拡散装置を備えた照明装置の斜視図である。 図2は、上記照明装置の側面図である。 図3は、上記照明装置を示す図2のA−A線から見た縦断面の模式図である。 図4は、上記微小粒子拡散装置の分解斜視図である。 図5は、上記微小粒子拡散装置の攪拌部の斜視図である。 図6は、上記微小粒子拡散装置の制御ブロック図である。 図7は、上記微小粒子拡散装置で発生する空気の流れを示す図2のB−B線から見た横断面図である。 図8は、上記微小粒子拡散装置で発生する空気の流れを示す図7のI−I線から見た縦断面の通風口部分を示す模式図である。 図9は、上記微小粒子拡散装置で発生する空気の流れを示す図7のII−II線から見た縦断面の通風口部分を示す模式図である。 図10は、上記微小粒子拡散装置で発生する空気の流れを示す図7のIII−III線から見た縦断面の通風口部分を示す模式図である。 図11は、上記微小粒子拡散装置の通風口部分の最適形状を示す縦断面の模式図である。 図12は、上記微小粒子拡散装置の通風口部分の最適形状を示す縦断面の模式図である。 図13は、上記微小粒子拡散装置の通風口部分の最適形状を示す縦断面の模式図である。 図14は、上記微小粒子拡散装置の攪拌部の最適形状を示す攪拌部の平面図の模式図である。 図15は、動翼の設置枚数と風速との関係を示す図である。 図16は、動翼の設置枚数とイオン数との関係を示す図である。 図17は、動翼の設置枚数と騒音値との関係を示す図である。 図18は、距離Cとイオン数との関係を示す図である。 図19は、分離部を4箇所設けている場合の角度z2と正負のイオン数との関係を示す図である。
以下、この発明の微小粒子拡散装置および照明装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
この実施形態の微小粒子拡散装置は、図1に示すように、本体1と、シェード2とを備える照明装置に設けている。
上記本体1は、図2に示すように、上部100から底部110に向かって漸次広がる指数曲線や双曲線等の凹曲線を回転して生成できる回転凹曲面の外周面と、この回転凹曲面の外周面の底部110側の端に連なる円筒形状の外周面とを有している。上記本体1の底部110には、本体1内部に設けている微小粒子拡散装置3の一部分が中央部から突出しており、この突出部分の側面には、空気流入口および空気流出口となる通風口13が開口している。なお、本体1の底部110には、LED(発光ダイオード)や有機EL(エレクトロルミネッセンス)等からなる発光部80(図6に示す)を設けている。
上記シェード2は、図1に示すように、平面視環状の円板で、中央に本体1が位置している。また、このシェード2は、図2に示すように、側面から見て、上記本体1の円筒形状の外周面の中央に位置するように取り付けている。
上記微小粒子拡散装置3は、図2,図3に示すように、上記本体1の中央部に位置している。上記微小粒子拡散装置3の下部には、平板の一例である下部ケーシング12を設けており、この下部ケーシング12と本体1の底部110との間に、通風口13を設けている。
上記微小粒子拡散装置3の下部ケーシング12の本体1内部側には、図3に示すように、攪拌部6と上部ケーシング11と分離部14とを設けており、上部ケーシング11で攪拌部6と分離部14とを覆っている。また、上部ケーシング11の天井面の上部には、微小粒子発生部の一例のイオン発生器4と駆動部5と制御部70(図6に示す)とを設けている。上記イオン発生器4、攪拌部6、上部ケーシング11、下部ケーシング12および分離部14は、微小粒子拡散装置3の一実施形態を構成する。
上記イオン発生器4は、イオンを発生するイオン発生部41を一端に有し、攪拌部6の回転軸60を中心として左右対称に2つ設けている。この2つのイオン発生器4,4は、一方が正イオンを発生させ、他方が負イオンを発生させる。上記イオン発生器4,4は、上部ケーシング11の天井面から上部ケーシング11と下部ケーシング12とで囲まれた微小粒子拡散装置3の内部120にイオン発生部41が露出するように配置されている。また、イオン発生器4,4は、イオン発生部41,41が、後述する攪拌部6の動翼22の径方向の外側端部と対向する位置に配置されている。
上記駆動部5には、モータ(図示せず)と回転シャフト15とを設けており、このモータが、上記回転シャフト15を介して攪拌部6を回転させる。したがって、この回転シャフト15の中心が攪拌部6の回転軸60となる。なお、駆動部5のモータは、インナーロータのタイプであっても、アウターロータのタイプであってもよい。
上記攪拌部6は、回転円板部21と動翼22とを有し、回転円板部21に動翼22を固定している。この攪拌部6の中心には、上記駆動部5により回転する回転シャフト15が挿入される軸受け部23を設けている。また、上記攪拌部6は、回転円板部21の動翼22を固定していないフラットな面が下部ケーシング12に面するように配置している。回転円板部21と下部ケーシング12との間には、図3に示すように、一定の間隙W1を設けて、回転円板部21と下部ケーシング12とが接触しないようにしている。
上記回転円板部21は、図3,図4に示すように、平面視環状の平板形状であり、上記動翼22は、略平板形状である。上記回転円板部21には、軸受け部23から径方向に放射状に、回転円板部21に対して垂直に、上記動翼22を固定している。回転円板部21の下部ケーシング12に面している面には、図示していないが、動翼22の回転軸60を中心とする円形の溝を設けて、成形性を向上させている。本実施形態では、高さ約0.5mm,幅約9.6mmの溝を形成している。なお、溝の大きさは、設計に応じて変更可能である。また、本実施形態の攪拌部6には、図5に示すように、5枚の動翼22が等間隔で回転円板部21に取り付けられている。このように攪拌部6を構成することで、軸受け部23がリブの機能を果たし、攪拌部6の動バランスの悪化を防止すると共に、動翼22の振れを小さくすることができる。上記軸受け部23の内部は、回転シャフト15を固定するためのナット17(図4に示す)を収容するため空洞であり、上記動翼22の面積を広くして風量を大きし、かつ、攪拌部6を軽量化するために、できるだけ小型化を図っている。なお、上記回転円板部21、動翼22および軸受け部23は、それぞれ別々に形成して組み合わせてもいいし、一体に形成してもよい。
また、図4に示すように、上記攪拌部6の外周囲、つまり攪拌部6の動翼22,22,22,22,22の径方向外側に4つの分離部14,14,14,14を設けている。分離部14,14,14,14と攪拌部6の動翼22,22,22,22,22の径方向の外側端部との間には、図3に示すように、一定の間隙W2を設けている。この間隙W2は、回転円板部21と下部ケーシング12との間の間隙W1よりも小さく設けられている。この分離部14,14,14,14は、図7に示すように、平面視において、脚の一方が傾斜面であり攪拌部6側が底辺となる略台形で、環状のリングカバー51によって同一円周上に位置している。また、図7に示すように、上記分離部14,14,14,14の各々が正方形の頂点となるように配置している。但し、正方形の頂点とは限らず、他に台形の頂点等、不均等であってもかまわない。
上記下部ケーシング12には、4つの固定ボス16,16,16,16(図4には2つだけ記載)を設けている。この固定ボス16,16,16,16は、それぞれが分離部14,14,14,14を貫通しており、一端を下部ケーシング12に、そして、他端を上部ケーシング11に(例えばビス締めで)固定している。このように、分離部14,14,14,14を貫通する位置に固定ボス16,16,16,16を設けることで、上記通風口13を最大限大きくすることができる。
上記上部ケーシング11には、上記微小粒子拡散装置3の内部120側の上記分離部14,14,14,14に対応した位置に突出部52,52,52,52を設けている。この突出部52,52,52,52は、分離部14,14,14,14の外周側の面と合致する面を有しており、分離部14,14,14,14と上部ケーシング11との間の隙間をなくして、送風効率を向上させている。また、上部ケーシング11の内周面は、外周面の形状に沿って滑らかに形成されており、空気の流れをロスなく効率よく流すことができる。
上記制御部70は、図6に示すように、操作部90からの信号に基づいて、イオン発生器4、駆動部5、および発光部80を制御する。この制御部70により、駆動部5を制御して、攪拌部6の動翼22の回転速度の高低を調整したり、回転方向の正逆を自在に切り替えたりすることができる。また、動翼22の回転速度が一定値以上のときに、イオンを発生するようイオン発生器4を制御することもできる。なお、操作部90は、イオン発生器4のオンオフあるいは駆動部5のモータの回転速度の変更等を行うための装置であり、リモートコントローラであってもいいし、微小粒子拡散装置3に直接設けてもよい。
次に、上記構成の照明装置における微小粒子の拡散について説明する。
照明装置を動作させると、上記微小粒子拡散装置3の駆動部5へ図示しない電源部から電力が供給され、駆動部5が回転シャフト15を介して攪拌部6を回転させる。そうすると、図7に示すように、微小粒子拡散装置3の内部120に攪拌部6の回転軸60を中心とする同心円状の空気の渦流X(第1の渦)が発生する。
この渦流Xには遠心力が働くため、攪拌部6内の空気は回転と共に径方向外側に向かって移動して、分離部14,14,14,14により攪拌部6の回転方向から逸らされる。そのため、微小粒子拡散装置3の内部120には、流れる方向の異なる空気の流れが4方向に形成される。
そして、微小粒子拡散装置3の内部120に形成された4方向の空気の流れによって、攪拌部6の外周部の近傍、かつ、照明装置の外部にある空気が、通風口13,13,13,13の空気流入部13a,13a,13a,13aから微小粒子拡散装置3の内部120に流入する。この流入した空気は、攪拌部6の渦流に沿って流れ、分離部14,14,14,14に案内されて通風口13,13,13,13の空気流出部13b,13b,13b,13bから本体1の外部に流出する。
このとき、上記制御部70により攪拌部6の回転速度を調整することによって、分離部14,14,14,14により案内される空気の吹き出し方向を、約5°〜10°の範囲で変更することができる。
上記駆動部5による攪拌部6の回転と同時に、イオン発生器4にも電力が供給され、微小粒子拡散装置3の内部120に正負のイオンが放出される。そして、この正負のイオンは、形成された4方向の空気の流れに乗って本体1の外部に流出して、照明装置外部の空気中に拡散される。
このとき、上記通風口13,13,13,13の空気流入部13a,13a,13a,13aから流入した空気は、攪拌部6に形成されている空気の渦流に沿って流れると共に、図8に示すように、上部ケーシング11に沿って微小粒子拡散装置3の内部120の上部に流れ、渦流Y(第2の渦)が発生する。そして、微小粒子拡散装置3の内部120に発生した渦流Yは、図9,図10に示すように、イオン発生器4から放出された正負のイオンを巻き込みながら、軸受け部23に沿って回転円板部21に向かって流れ、攪拌部6の回転により生じる遠心力によって径方向外側に向かう。その後、上述のように、分離部14,14,14,14によって攪拌部6の回転方向から逸らされ、通風口13,13,13,13の空気流出部13b,13b,13b,13bから本体1の外部に流出する。
上記構成の微小粒子拡散装置3によれば、上記攪拌部6の動翼22の回転により形成される動翼22の回転軸60を中心とする同心円状の空気の渦流Xは、分離部14により動翼22の回転方向から逸らされて、分離部14に沿った流れとなって通風口13の空気流出部13bから流出する。
このように、上記空気流入部13aから流入した空気は、動翼22の回転により生じた渦流Xによって攪拌部6に垂直にぶつかることが少なく、分離部14に沿って通風口13の空気流出部13bから流出するので、空気と攪拌部6との衝突が少なく、騒音を低減することができる。
また、上記空気流入部13aから流入した空気は、上記渦流Xに沿って流れ、分離部14に沿って通風口13の空気流出部13bから流出するので、空気の流れの方向を変えることが少なくて、圧力損失が少なく、動力ロスが少ない。
さらに、上記微小粒子拡散装置3では、動翼22の回転方向に沿って流れる渦流X(第1の渦)だけでなく、この渦流Xを含む仮想平面に対して略垂直な平面に沿って流れる渦流Y(第2の渦)も発生し、この渦流Xと渦流Yとが相俟って3次元流れを形成する。この3次元流れは、渦流Xのみを用いる場合(2次元流れ)と比較して、強い空気の流れであるので、攪拌効果を高めることができる。これにより、イオン発生器4で発生させたイオンを微細分散化することができるので、4つの空気流出部13b,13b,13b,13bから放出されるイオンの数量を均一にすることができる。
また、イオン発生部41が攪拌部6の動翼22の径方向の外側端部と対向する位置に、イオン発生器4を配置しているので、イオン発生器4で発生させたイオンを渦流Xの最も強い部分に放出することができる。従って、微小粒子拡散装置3の外部にイオンを効率よく放出することができる。
なお、上記照明装置がペンダント型の吊り下げ照明である場合に特に顕著であるが、攪拌部6の回転開始時および回転停止時に、本体1が慣性力で揺動してしまう。そのため、制御部70により駆動部5を制御して、攪拌部6の回転速度を段階的に上昇または下降させて、本体1の揺動を防止している。
本実施形態の微小粒子拡散装置3は、分離部14により渦流が分離される部分において、動翼22の回転による遠心力の方向と空気の分離の方向とがほぼ一致するため、動翼22に付着した塵埃等に攪拌部6の外側に向かう強い流体力(セルフクリーニング作用)が働く。また、動翼22の翼間においては、塵埃等と動翼22との相対速度が小さいため、塵埃等を動翼22に押し付ける圧力が小さい。そのため、例えば小さい昆虫や鳥の羽根等、比較的大きい異物が通風口13の空気流入部13aから微小粒子拡散装置3の内部120に流入しても、上記セルフクリーニング作用により動翼22の翼間に詰まることがなく、通風口13の空気流出部13bから微小粒子拡散装置3の外部に排出される。
このように、上記攪拌部6の動翼22の回転により形成される動翼22の回転軸60を中心とする同心円状の空気の渦流を生成しているので、攪拌部6に塵埃や小型の昆虫等の異物が流入しても動翼22に付着しにくく、容易く排出できるので、動翼22の動バランスの悪化を防止できて、かつ、信頼性を高くすることができる。
特に、照明装置においては、その内部に小さな昆虫が侵入することが大きな解決すべき問題であるが、本微小粒子拡散装置3を備えた照明装置では、この昆虫の侵入という問題が解決される。
従来のように、塵埃や異物等が微小粒子拡散装置3の内部120に侵入することを防ぐために、通風口13のサイズを小さくしたり、通風口13にフィルタ取り付けたりすると、微小粒子拡散装置3の送風能力が低下して、十分に微小粒子を空気中に拡散できなくなってしまう。しかし、上記微小粒子拡散装置3は、塵埃や異物等が微小粒子拡散装置3の内部120に侵入しても容易に排出できるため、通風口13のサイズを小さくしたり、通風口13にフィルタを取り付けたりする必要が無く、無用な送風能力の低下を招くことが無い。
また、上記攪拌部6が回転円板部21を備え、この回転円板部21に動翼22が固定されているので、動翼22と回転円板部21との間に隙間をなくして、送風効率を向上させることができる。但し、この回転円板部21がなくても、圧力損失が少なく、騒音が小さく、塵埃や昆虫等の異物が付着しにくいといった、本発明における必要最小限の効果は発揮できる。
また、上記回転円板部21を攪拌部6の下部ケーシング12側に設けることによって、イオン発生器4で発生させた正負のイオンを上部ケーシング11と下部ケーシング12とで囲まれた微小粒子拡散装置3の内部120に放出する際に回転円板部21が邪魔になることがなく、イオン発生器4で発生させた正負のイオンを微小粒子拡散装置3の内部120に効率よく放出して、正負のイオンを十分含んだ空気を拡散することができる。
また、上記下部ケーシング12を設けることによって上記攪拌部6を覆って露出しないようにできるので、安全を確保でき、かつ、攪拌部6の内部に侵入する塵埃や異物の量を低減することができる。
さらに、上記回転円板部21を覆い、かつ、回転円板部21と下部ケーシング12との間に間隙W1を有するように下部ケーシング12を設けることで、微小粒子拡散装置3の内部から外部に向かって強い空気の流れが発生しても、攪拌部の回転軸の方向の他方の側に生じる渦流の生成を妨げながら、攪拌部の回転軸の方向の一方の側に生じる渦流を分離部により分離することができるので、微小粒子拡散装置3内に流入する空気を確保できて、騒音の原因にもなるサージングの発生を抑制できる。また、回転円板部21と下部ケーシング12との間の距離W1が、動翼22の径方向の外側端部と分離部14との間の距離W2よりも大きいので、微小粒子拡散装置3内に流入する空気を確実に確保できる。
なお、上記下部ケーシング12の上面(回転円板部21の動翼22を固定していない面に面している面)は、リブ等の凹凸の無いフラットな平面であるのが好ましい。これは、下部ケーシング12の上面に凹凸が存在すると、回転円板部21と下部ケーシング12との間を流れる空気によって圧力変動が生じ、騒音の原因となるからである。なお、下部ケーシング12の上面に円形のリブまたは溝を設けると、騒音値の増大をもたらすが、下部ケーシング12の成形性を向上させる。
ところで、上記照明装置を動作したとき、LED等の発光部や電子部品から熱が発生する。この熱は、上部ケーシング11を介して、微小粒子拡散装置3の内部120に伝わる。上記微小粒子拡散装置3によって形成された空気の流れは、微小粒子拡散装置4の内部120に伝わった熱を外部に放出して、微小粒子拡散装置3を冷却する。すなわち、上記微小粒子拡散装置3は、上記照明装置の冷却装置としての役割をも果たすことができる。
上記微小粒子拡散装置3では、イオン発生器4として、H(HO)(mは任意の自然数)である正イオンと、O (HO)(nは任意の自然数)である負イオンとを放出するイオン発生器を用いている。これらの正負のイオンは、空気中の浮遊細菌の表面に付着し、化学反応して活性種であるHまたは・OH(水酸基ラジカル)を生成する。Hまたは・OHは、極めて強力な活性を示すため、空気中の浮遊細菌であるカビや雑菌を取り囲んで不活化、除去することができる。
また、上記正負のイオンは、正イオンと負イオンが対の状態で放出されることにより、空気中の浮遊細菌の不活化、除去に効果を発揮する。しかし、これらの正イオンと負イオンは、空気の流れが無い、あるいは、少ない場所に放出された場合、互いに引き寄せられ打ち消しあって消滅してしまう。上記照明装置では、微小粒子拡散装置3により空気の流れを形成するので、上記正イオンと負イオンとが打ち消しあって消滅するのを防ぐことができる。
また、上記微小粒子発生装置は、微小粒子発生部として、H(HO)(mは任意の自然数)である正イオンと、O (HO)(nは任意の自然数)である負イオンを発生させるイオン発生器4を用いているが、これに限られず、例えば、高電圧を使用する通常のイオンを発生させるイオン発生器を用いてもいいし、さらに異なる荷電粒子を発生させるイオン発生器であってもよい。さらに、例えば、荷電粒子と共に、あるいは、荷電粒子に換えて、微小粒子として匂い成分を放出する装置を微小粒子発生部として用いてもよい。但し、匂い成分としての上記微粒子は、上記イオンと同程度の大きさであるのが望ましいが、塵埃等と同程度の大きさであることは望ましくない。塵埃等と同程度の大きさの粒子が放電電子に付着した場合、放電の不良に繋がる可能性があるからである。
上記微小粒子拡散装置3では、正負のイオンを発生させているが、これに限られず、正のイオンのみ、または、負のイオンのみを発生するようにしてもよい。また、上記微小粒子拡散装置3では、イオン発生器4を2つ設けているが、これに限られず、1つだけ設けるようにしてもいいし、3以上設けてもよい。
上記微小粒子拡散装置3では、発生させたイオンを微小粒子拡散装置3の内部120に放出して、通風口13の空気流出部13bから流出する前の空気にイオンを放出するようにしているが、これに限らず、例えば、本体1の底部110からイオンを放出するようにして、通風口13の空気流出部13bから流出した空気にイオンを放出するようにしてもよい。
また、上記微小粒子拡散装置3では、攪拌部6の動翼22を5枚有しているが、これに限られず、1枚以上であれば何枚であってもよい。なお、動翼22が0枚すなわち平坦な円板であっても、本発明で意図している渦流を発生させることはできる。
ところで、動翼22の枚数の違いは、風速・風量・イオン数・騒音性・耐埃性・部品の成形性などに影響する。例えば、上記実施形態同様に、分離部14を4箇所設けた場合、図15,図16,図17に示すような違いが生じる。なお、風速、イオン数および騒音値は、攪拌部6の回転軸60から700mmの位置で測定した値である。
すなわち、動翼22が3枚のときは、風速は高いが、騒音値が最も大きくなる。また、動翼22が5枚のときは、風速が3枚時と同等であるのに、騒音値が3枚時よりも低く、さらに、イオン数量が1.5倍以上ある。また、動翼22が7枚のときは、騒音値は最も低いが風速、イオン数量共に最低である。
したがって、動翼22の枚数に関して以下のように評価できる。
動翼3枚:風量○ イオン数○ 騒音× 成形性×
動翼5枚:風量○ イオン数○ 騒音○ 成形性○
動翼7枚:風量△ イオン数△ 騒音○ 成形性◎
(◎…最適 ○…適 △…可 ×…不適)
以上から、分離部14を4箇所設けた場合には、動翼22を5枚設けるのが好ましい。
上記微小粒子拡散装置3では、分離部14を4箇所に設けているが、これに限られず、分離部14を1つだけ設けてもいいし、5以上設けてもよい。また、上記分離部14は、各々が正方形の頂点となるように配置しているが、攪拌部6の外周囲であれば自由に位置を変更できるようにしてもよい。分離部14の位置を変えることで、通風口13の大きさや空気が流れる方向を変更することができるので、イオンの拡散量や拡散方向を調整することができる。
なお、分離部14の形状は、上記実施形態の平面視略台形に限られず、略矩形や平板形状にしてもいいし、あるいは、周方向両方に傾斜面を有する形状にしてもよい。つまり、攪拌部6で形成された空気の渦流を逸らして、分離部14に沿った流れにすることができる形状であればどんなものでもよい。
上記微小粒子拡散装置3において、図3に示している上部ケーシング11の天井面と動翼22との間の距離Cは、15mmに設定するのが好ましい。図18に示すように、距離Cを15mmとすることで、最も多くのイオンを放出することができる。
また、図11に示す回転円板部21の底面から動翼22の上面までの寸法Hは、30mmであるのが好ましく、回転円板部21の底面と動翼22の側面とが成す角度z1は、72°であるのが好ましい。さらに、図12に示す上部ケーシング11の回転凹曲面の内周面と動翼22の上面の端部との間の距離t1は、9.5mmであるのが好ましく、上部ケーシング11の円筒形状の内周面と回転円板部21の底面との間の距離t2は、7.5mmであるのが好ましい。また、上部ケーシング11の回転凹曲面の外周面と円筒形状の外周面との間の曲面Rは、曲率半径が26mmであるのが好ましい。このように微小粒子拡散装置3を構成することで、高いイオンの放出量を確保し、さらに空気の流出入に起因する騒音を低減することができる。
また、図13に示すように、上部ケーシング11の内周面と動翼22の側面との間の距離h1,h2,h3,h4が、h1からh4に向かって漸次大きくなるように構成している。このように微小粒子拡散装置3を構成することで、空気の流出入に起因する騒音を低減することができ、風量、風速およびイオンの個数を最適化することができる。
また、図14に示すように、攪拌部6の回転軸60を通り2つのイオン発生器4の中心を結ぶ線をXとし、攪拌部6の回転軸60を通りXに垂直な線をYとすると、図14に示す攪拌部6の回転軸60を通り対向する分離部14,14を貫通する固定ボス16の中心を結ぶ線とYとが成す角度z2を変えることで、各通風口13の空気流出部13bから放出されるイオン数量を調整することができる。イオンの総数は、イオン発生器4の性能や設置数により決定するが、ある1箇所の通風口13の空気流出部13bから放出されるイオンの数量を他の空気流出部13bよりも多くしたり、正(負)のイオンの放出割合を調整したりすることが可能である。
なお、本実施形態においては、z2=35°としている。図19に示すように、分離部14の設置数が4箇所である場合、z2=35°とすると、正負のイオン数のバランスが最適となる。なお、図19において、L1は正イオンに関する曲線であり、L2は負イオンに関する曲線である。
また、図14に示すように、攪拌部6の回転円板部21の直径をDとし、2つのイオン発生器4の攪拌部6の回転軸60側の面の両端を通り攪拌部6の回転軸60を中心とする円の直径をdとすると、Dとdは、0.5d<D<2dの関係を満たすのが好ましい。この関係を満たすように動翼22および回転円板部21を設けることで、イオン発生器4で発生させた正負のイオンを攪拌部6に形成されている渦流の流速の高い部分に放出することができる。なお、本実施形態においては、D=Φ100、d=Φ74にしており、上記関係を満たしている。
また、図3に示している上部ケーシング11の天井面と動翼22との間の距離Cと、図14に示している回転円板部21の直径をDとは、0.05D<C<0.2Dの関係を満たすのが好ましい。本実施形態では、上部ケーシング11の天井面と動翼22との間の距離Cを15mmにしているので、回転円板部21の直径Dは75〜300mmであるのが好ましい。回転円板部21の直径Dを75〜300mmにすることで、最適なイオン放出量を維持しつつ攪拌部6の大きさを抑制して、微小粒子拡散装置3をコンパクトにすることができる。
また、上記攪拌部6の回転軸60とイオン発生器4の中心とを結ぶ線が、動翼22の中心と分離部14の中心とを結ぶ線と交わることがない。このため、イオン発生器4で生成させたイオンを確実に攪拌部6に形成される空気の渦流に放出することができる。
上記微小粒子拡散装置3では、攪拌部6の動翼22の回転により形成される空気の渦流が分離部14により動翼22の回転方向から逸らされる方向にイオンを放出することができるので、1つの微小粒子拡散装置3で複数方向にイオンを拡散することができる。そのため、異なる複数の方向にイオンを放出する場合に、方向の異なる流路に対して個別に微小粒子発生装置3を設ける必要が無く、部品点数を抑えて製造コストを抑制することができる。
また、上記微笑粒子拡散装置3では、略平板形状の動翼22を回転円板部21に対して垂直に固定しているが、これに限られず、例えば、動翼22の形状を湾曲させてもよい。動翼22の回転方向の前面を凹面に湾曲させると、大量の空気を搬送して、攪拌部6の能力を高めることができる。
なお、動翼22の厚さは、できる限り薄く形成するのが好ましい。動翼22を薄くすることで、動翼22の外側端部(澱み点)に塵埃等が蓄積するのを低減することができる。なお、澱み点とは、外部から流入した空気が最初に動翼22に接触する動翼22の外側端部をいう。
上記攪拌部6の動翼22の回転方向が、正回転または逆回転のどちらであっても、同様の作用効果を奏する。
なお、上記攪拌部6の動翼22を同一方向に回転させ続けると、澱み点に少なからず塵埃等が蓄積してしまう虞がある。この場合、制御部70により動翼22の回転方向を切り替えて、澱み点の場所を変えることで、塵埃等が蓄積していた澱み点に、更なる塵埃等が蓄積することがなくなる。そして、動翼22の回転による遠心力と、空気の流れによる流体力とによりセルフクリーニング作用が働いて、動翼22に蓄積していた塵埃等を取り除くことができる。
上記微小粒子拡散装置3は、照明装置に限られず、例えば、冷蔵庫や映像機器やパーソナルコンピュータ等の電子機器に用いることもできる。
1…本体
2…シェード
3…微小粒子拡散装置
4…イオン発生器
5…駆動部
6…攪拌部
11…上部ケーシング
12…下部ケーシング
13…通風口
13a…空気流入部
13b…空気流出部
14…分離部
15…回転シャフト
16…固定ボス
17…ナット
21…回転円板部
22…動翼
23…軸受け部
41…イオン放出部
51…リングカバー
52…突出部
60…回転軸
70…制御部
80…発光部
90…操作部
100…上部
110…底部
120…内部

Claims (9)

  1. 複数の動翼を有して、回転軸を中心とする同心円状の渦流を生成する攪拌部と、
    上記攪拌部の上記回転軸の方向の一方の側に位置し、微小粒子を発生する微小粒子発生部と、
    上記攪拌部に、その攪拌部の外周部の近傍から空気を流入させる空気流入口と、
    上記攪拌部の外周部の近傍からの空気を排出する空気流出口と、
    上記攪拌部の上記動翼よりも径方向の外側に位置すると共に、上記攪拌部の上記動翼の回転により形成される空気の上記攪拌部の周方向の渦流を上記攪拌部から分離する分離部と
    を備え、
    上記空気流入口から流入した空気が、上記攪拌部の中心を通らないで、上記渦流となって、上記攪拌部の周方向に流れて、上記空気流出口から流出し、
    上記微小粒子発生部により発生した上記微小粒子が、上記空気流出口から流出されるべき空気、または、上記空気流出口から流出された空気に乗って外部に放出されることを特徴とする微小粒子拡散装置。
  2. 請求項1に記載の微小粒子拡散装置において、
    上記微小粒子発生部は、上記動翼の径方向の外側端部に対向するように配置されていることを特徴とする微小粒子拡散装置。
  3. 請求項1または2に記載の微小粒子拡散装置において、
    上記攪拌部は、回転円板部を備え、この回転円板部は、上記動翼が固定されると共に、上記攪拌部の上記回転軸の方向の他方の側に設けられていることを特徴とする微小粒子拡散装置。
  4. 請求項3に記載の微小粒子拡散装置において、
    上記回転軸の方向の他方の側に位置し、上記回転円板部を覆うと共に、上記回転円板部との間に間隙を有する上記回転円板部を覆う平板を備えることを特徴とする微小粒子拡散装置。
  5. 請求項4に記載の微小粒子拡散装置において、
    上記回転円板部と上記平板との間の距離は、上記動翼の径方向の外側端部と上記分離部との間の距離よりも大きいことを特徴とする微小粒子拡散装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の微小粒子拡散装置において、
    上記攪拌部を制御する制御手段を備えることを特徴とする微小粒子拡散装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の微小粒子拡散装置において、
    上記微小粒子が荷電粒子であることを特徴とする微小粒子拡散装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載の微小粒子拡散装置において、
    上記微小粒子が、H(HO)(mは任意の自然数)である正イオンと、O (HO)(nは任意の自然数)である負イオンであることを特徴とする微小粒子拡散装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1つの微小粒子拡散装置を備える照明装置。
    微小粒子拡散装置。
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