JP2014087247A - バッテリ充電装置、及び制御方法 - Google Patents

バッテリ充電装置、及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発電機の低速回転時にランプの明るさが暗くなることや、ちらつきの発生を回避するとともに、発電機の高速回転時にバッテリへ流す充電電流を増加できるバッテリ充電装置を提供する。
【解決手段】発電機10から出力される交流電圧VAの正相電圧をバッテリ50に供給する第1サイリスタ21と、発電機10から出力される交流電圧VAの負相電圧をランプ60に供給する第2サイリスタ23と、バッテリ50の電圧をランプ60に供給するスイッチ25と、発電機10の回転数計測部27と、発電機10の回転数に応じて第1サイリスタ21、第2サイリスタ23、及びスイッチ25の動作を制御する制御部28と、を備え、制御部28は、発電機10の回転数が第1の回転数以上である場合に、交流電圧VAを、第2サイリスタ23を介してランプ60へ供給することを停止し、バッテリ50の電圧を、スイッチ25を介してランプ60に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリ充電装置、及びバッテリ充電装置の制御方法に関する。
車両などにおいて、エンジンに連動して回転する発電機により交流発電を行い、発電された交流電圧でランプを点灯すると共に、バッテリを充電するバッテリ充電装置がある。このような、バッテリ充電装置の整流方式として、例えば、単相半波整流方式と単相全波整流方式とがある。
図17は、従来技術に係るバッテリ充電装置の回路図であり、図17(a)は、単相半波整流方式のバッテリ充電装置を示し、図17(b)は、単相全波整流方式のバッテリ充電装置を示している。
図17(a)に示すバッテリ充電装置において、制御回路20Aは、発電機10、ランプ60、バッテリ50、DC負荷30に接続されており、この制御回路20Aは、サイリスタSCR1とサイリスタSCR2を備えている。この制御回路20Aは、発電機10から出力された交流電圧VAをサイリスタSCR1で半波整流した出力電圧VOに変換し、この出力電圧VOをバッテリ50と車体負荷(各種電装負荷)であるDC負荷30に供給する。
発電機10で発電された交流電圧VAは、発電機10の端子10−1が正電圧、端子10−2の電圧が負電圧の場合、サイリスタSCR1により半波整流され、半波整流された出力電圧VOは、DC負荷30とバッテリ50に供給される。一方、発電機10で発電された交流電圧VAは、発電機10の端子10−1が負電圧、端子10−2の電圧が正電圧の場合、サイリスタSCR2により半波整流され、この半波整流された出力電圧は、ランプ60に供給される。
また、サイリスタSCR1のゲート端子は、バッテリ電圧検出回路(不図示)により検出された電圧に基づき制御されている。また、サイリスタSCR2のゲート端子は、ランプ電圧検出回路(不図示)により検出された電圧に基づき制御されている(例えば、特許文献1参照)。
また、関連する自転車用照明制御装置がある(特許文献2を参照)。この特許文献2に記載の自転車用照明制御装置は、自転車の照明装置を車輪に接触して発電する発電用ダイナモで駆動する場合に、走行開始直後又は停止直前の低速走行時にブロックダイナモの発電電力不足を一次電池で補って定格電圧で明るく点灯するようにしている。
特開2001−93680号公報 特開2001−130314号公報
特許文献1に記載の単相半波整流方式のバッテリ充電装置では、発電機10の交流電圧を用いてランプ60を点灯させているため、発電機10が回転していない場合、ランプ60を点灯させることができず、また、車両のアイドリング時に、ランプ60に供給される交流電圧の実効値と周期が変動し、ランプ60の明るさが暗く、さらに、ちらつきが発生するという問題がある。
この問題に対処する方法として、例えば、図17(b)に示す単相全波整流方式を用いてバッテリ50を充電し、このバッテリ50の充電電圧をランプ60に供給する方法がある。この図17(b)に示すバッテリ充電装置において、制御回路20Bは、発電機10、ランプ60、バッテリ50、DC負荷30に接続されている。この制御回路20Bは、発電機10から出力された交流電圧VAを、ダイオードD11及びD12と、サイリスタSCR11及びSCR12とで全波整流して出力電圧VOに変換し、この出力電圧VOをバッテリ50とランプ60とDC負荷30に供給する。
この図17(b)に示すバッテリ充電装置では、バッテリ50に充電された一定の電圧でランプ60を駆動するため、発電機10が回転していない場合や、車両のアイドリング時の場合において、ランプ60を一定の明るさで点灯することができる。
ところで、図17(a)に示す単相半波整流方式によりバッテリ50に充電を行う場合と、図17(b)に示す単相全波整流方式路によりバッテリ50に充電を行う場合とにおいて、発電機10の回転数に対するバッテリ50の充電電流は、図18に示すように、発電機10の回転数に応じて変化する。
図18は、横軸に発電機10の回転数(rpm)を表し、縦軸にバッテリの充電電流(Aave)を表し、バッテリ50の電圧が13V(満充電で14V)、発電機10の出力容量が40Wの場合におけるバッテリ50への充電電流特性を示している。また、図18上において、実線で示す電流Ihは、単相半波整流方式(図17(a))を用いた場合のバッテリ50への充電電流特性を示し、破線で示す電流Ifは、単相全波整流方式(図17(b))を用いた場合のバッテリ50への充電電流特性を示している。
この図18に示すように、単相半波整流方式(図17(a))によるバッテリ50への充電電流Ihは、発電機回転数が0rpmの時(回転停止時)に、発電機10には出力電圧が発生しないため、サイリスタSCR1には電流が流れず、SCR1からバッテリ50へ流れる充電電流は0(ゼロ)となる。
そして、発電機10が回転を開始し、回転数が上昇するにつれて、発電機10の出力電圧は次第に上昇し、単相半波整流回路からバッテリ50へ流れる充電電流Ihも次第に上昇する。この充電電流Ihは、低速領域(例えば、2000rpm以下の領域)において、回転数の上昇に応じて直線状に急速に増加し、その後は緩やかに増加し、3000rpmを超える時点で次第に飽和特性を示し、10000rpmの時点で、約7.3Aとなる。
一方、単相全波整流方式(図17(b))によるバッテリ50への充電電流Ifは、発電機回転数が0rpmの時(回転停止時)、バッテリ50からランプ60へ電流が流れるためバッテリ50への充電電流は負電流(放電電流)となる。この例では、バッテリ50からランプ60に約3Aの電流が流れる。
そして、発電機10が回転を開始し、回転数が上昇するにつれて、発電機10の出力電圧が次第に上昇し、単相全波整流回路からバッテリ50へ流れる充電電流Ifも次第に上昇する。この充電電流Ifは、低速領域(例えば、2000rpm以下の領域)において、回転数の上昇に応じて直線状に急速に増加し、その後は緩やかに増加し、3000rpmを超える時点で次第に飽和特性を示し、10000rpmの時点で、約6.5Aとなる。
このように、単相全波整流方式(17(b))を用いる場合には、バッテリ50からランプ60に電流を供給するため、発電機10が回転していない場合においても、ランプ60を点灯することができ、また、車両のアイドリング時に、ちらつきを発生させることなく一定の明るさで点灯できる。しかしながら、その一方で、単相全波整流方式(図17(b))では、発電機10の高速回転時において、充電電流Ifが単相半波整流方式の充電電流Ifよりも小さくなるという問題がある。これは、単相全波整流方式では、発電機10のコイルの有するインダクタンス分による充電電流Ifの位相(交流電圧VAに対する位相)の遅れが影響し、その分、単相全波整流方式における電流Ifの大きさが制限されるためである。
このため、発電機10の高速回転時において、単相半波整流方式を用いてバッテリ50へ充電を行うととともに、発電機10が回転していない場合や、車両のアイドリング時において、ランプ60の明るさが暗くなることや、ちらつきが発生することを回避できるバッテリ充電装置が望まれていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、発電機が回転していない時や、車両のアイドリング時において、ランプの明るさが暗くなることや、ちらつきが発生することを回避できるとともに、発電機の高速回転時においてバッテリに流す充電電流を増加させることができる、バッテリ充電装置、及び制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のバッテリ充電装置は、発電機から出力された交流電圧を整流してバッテリの充電とランプの点灯を制御するバッテリ充電装置であって、前記発電機から出力される交流電圧の一方の相の電圧を整流及び位相制御して前記バッテリに供給する第1のスイッチ回路と、前記発電機から出力される交流電圧の他方の相の電圧を整流及び位相制御して前記ランプに供給する第2のスイッチ回路と、前記バッテリの電圧を前記ランプに供給する第3のスイッチ回路と、前記発電機の回転数を計測する回転数計測部と、前記発電機の回転数に応じて前記第2のスイッチ回路及び前記第3のスイッチ回路からの前記ランプへの電圧の供給動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記発電機の回転数が所定の第1の回転数以上である場合に、前記交流電圧の他方の相の電圧を、前記第2のスイッチ回路から前記ランプへ供給することを停止し、前記バッテリの電圧を、前記第3のスイッチ回路を介して前記ランプに供給する、ことを特徴とする。
また、本発明のバッテリ充電装置において、前記所定の第1の回転数は、発電機の出力容量と、前記発電機により電力が供給される負荷容量とに応じて設定されることを特徴とする。
また、本発明のバッテリ充電装置において、前記制御部は、前記発電機の回転数が所定の第1の回転数以下であり、かつ前記第1の回転数よりも低い所定の第2の回転数以上の場合において、前記バッテリの電圧を、前記第3のスイッチ回路を介して前記ランプに供給することを停止し、前記交流電圧の他方の相の電圧を、前記第2のスイッチ回路を介して前記ランプに供給する、ことを特徴とする。
また、本発明のバッテリ充電装置において、前記制御部は、前記発電機の回転数が前記所定の第2の回転数以下の場合に、前記交流電圧の他方の相の電圧を、前記第2のスイッチ回路を介して前記ランプに供給するとともに、前記交流電圧の一方の相が出力される期間において前記バッテリの電圧を、前記第3のスイッチ回路を介して前記ランプに供給し、前記発電機の回転が停止し、前記発電機から交流電圧が出力されていない場合に、前記バッテリの電圧を、前記第3のスイッチ回路から前記ランプに供給する、ことを特徴とする。
また、本発明のバッテリ充電装置において、前記第1のスイッチ回路は、前記バッテリの電圧に応じて前記交流電圧の一方の相の電圧を前記バッテリに供給する期間を制御する第1スイッチ制御部を備え、前記第2のスイッチ回路は、前記交流電圧に応じて前記他方の相の電圧を前記ランプに供給する期間を制御する第2スイッチ制御部を備え、前記第3のスイッチ回路は、前記交流電圧の一方の相が出力される期間において、前記交流電圧に応じて、バッテリの電圧を前記ランプに供給する期間を制御する第3スイッチ制御部を備える、ことを特徴とする。
また、本発明のバッテリ充電装置は、前記第1のスイッチ回路及び第2のスイッチ回路がサイリスタ素子とそのゲート制御回路とで構成され、前記第3のスイッチ回路が電界効果トランジスタとそのゲート制御回路とで構成される、ことを特徴とする。
また、本発明の制御方法は、発電機から出力された交流電圧を整流してバッテリの充電とランプの点灯を制御するバッテリ充電装置の制御方法であって、前記発電機から出力される交流電圧の一方の相の電圧を、第1のスイッチ回路を介して、整流及び位相制御して前記バッテリに供給する手順と、前記発電機から出力される交流電圧の他方の相の電圧を、第2のスイッチ回路を介して、整流及び位相制御して前記ランプに供給する手順と、前記バッテリの電圧を、第3のスイッチ回路を介して、前記ランプに供給する手順と、前記発電機の回転数を計測する回転数計測手順と、前記発電機の回転数に応じて前記第2のスイッチ回路及び前記第3のスイッチ回路からの前記ランプへの電圧の供給動作を制御する制御手順と、を含み、さらに、前記制御手順には、前記発電機の回転数が所定の第1の回転数以上である場合に、前記交流電圧の他方の相の電圧を、前記第2のスイッチ回路から前記ランプへ供給することを停止し、前記バッテリの電圧を、前記第3のスイッチ回路を介して前記ランプに供給する手順を、含むことを特徴とする。
本発明のバッテリ充電装置、及び制御方法によれば、発電機から出力される交流電圧の一方の相の電圧をバッテリに供給する第1のスイッチ回路と、発電機から出力される交流電圧の他方の相の電圧をランプに供給する第2のスイッチ回路と、バッテリの電圧をランプに供給する第3のスイッチ回路と、発電機の回転転数計測部と、各スイッチ回路の動作を制御する制御部とを備え、制御部は、発電機の回転数が所定の第1の回転数以上である場合に、交流電圧の他方の相の電圧を、第2のスイッチ回路を介してランプへ供給することを停止し、バッテリの電圧を、第3のスイッチ回路を介してランプに供給する。
これにより、本発明のバッテリ充電装置は、発電機が回転していない時や、車両のアイドリング時において、ランプの明るさが暗くなることや、ちらつきが発生することを回避できるとともに、発電機の高速回転時においてバッテリに流す充電電流を増加させることができる。
本実施形態に係るバッテリ充電装置の回路図である。 単相半波整流方式(ランプ60をAC点灯)と単相全波整流方式(ランプ60をDC点灯)と単相半波整流方式(ランプ60をDC点灯)の例を示した図である。 図2に示す各種の整流回路方式におけるバッテリ50への充電電流特性を示す図である。 発電機10の回転数に応じた制御回路30の整流動作について説明するための図である。 発電機10の回転数に応じた第1サイリスタ21と第2サイリスタ23とスイッチ25の制御状態を示す図である。 本実施形態に係る第1ゲート制御回路のブロック図である。 三角波電圧VBと差分電圧VD’との相対的な関係を示す図である。 三角波発生回路における三角波の発生メカニズム(スロープ部分の生成過程)を説明するための波形図である。 発電機10の回転数が低い場合の制御回路20における各部の波形を示す図である。 発電機10の回転数が高い場合の制御回路20における各部の波形を示す図である。 本実施形態に係る第2ゲート制御回路のブロック図である。 本実施形態に係るスイッチ制御回路のブロック図である。 発電機10の回転数が低速の場合の波形図の一例である。 発電機10の回転数が中速の場合の波形図の一例である。 発電機10の回転数が高速の場合の波形図の一例である。 発電機10の回転数が低速の場合の発電機の交流電圧の波形図の一例である。 従来技術に係るバッテリ充電装置の回路図である。 単相半波整流方式と単相全波整流方式におけるバッテリへの充電電流特性を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るバッテリ充電装置の回路図である。
(バッテリ充電装置の全体構成の説明)
図1に示すように、バッテリ充電装置1は、発電機10、制御回路20、バッテリ50により構成されている。また、制御回路20は、ランプ60、負荷30、ヒューズ40に接続されている。また、制御回路20は、第1サイリスタ21(SCR1)、第2サイリスタ23(SCR2)、第1ゲート制御回路22、第2ゲート制御回路24、スイッチ25、スイッチ制御回路26、回転数計測部27、及び制御部28を備えている。
発電機10は、単相交流発電機であり、車両等のエンジンに連動して回転することにより、交流で発電を行う。発電機10の一方端10−1は、制御回路20に接続され、他方端10−2は、接地されている。発電機10は、発電した交流電圧VAを制御回路20に出力する。
ランプ60は、例えば、車両のヘッドライトである。ランプ60の一方端は、制御回路20に接続され、他方端は、接地されている。負荷30は、車両の各種電装回路である。負荷30の一方端は、制御回路20に接続され、他方端は、接地されている。ヒューズ40は、バッテリ50の保護をする。ヒューズ40の一方端は、制御回路20に接続され、他方端は、バッテリ50の正極端子に接続されている。
バッテリ50は、充電式の電池である。バッテリ50の正極端子は、ヒューズ40の他方端に按統され、負極端子は、接地されている。
第1サイリスタ21(第1のスイッチ回路)のゲート端子は、第1ゲート制御回路22の出力端子out2に接続されている。第1サイリスタ21のアノード端子は、発電機10の一方端10−1に接続されている。また、第1サイリスタ21のカソード端子は、スイッチ25のソース端子とバックゲート端子、負荷30の一方端、およびヒューズ40の一方端に接続されている。
これにより、第1サイリスタ21は発電機10が出力する交流電圧VAを第1ゲート制御回路22の制御に基づき半波整流し、一点鎖線71のように、半波整流した出力電圧VOを負荷30、ヒューズ40に供給する。
第2サイリスタ23(第2のスイッチ回路)のゲート端子は、第2ゲート制御回路24のout1に接続されている。第2サイリスタ23のカソード端子は、発電機10の一方端10−1に接続されている。また、第2サイリスタ23のアノード端子は、スイッチ25のドレイン端子、ランプ60の一方端に接線されている。
これにより、第2サイリスタ23は、発電機10が出力する交流電圧VAを第2ゲート制御回路24の制御に基づき半波整流し、一点鎖線72のように、半波整流した出力電圧をランプ60に供給する。
第1ゲート制御回路22の入力端子in2は、発電機10の一方端10−1に接続され、入力端子in2’は、第1サイリスタ21のカード側に接続され、出力電圧VOが入力される。また、第1ゲート制御回路22の出力端子out2は、第1サイリスタ21のゲート端子に接続されている。
これにより、第1ゲート制御回路22は、発電機10の交流電流VA及びバッテリ電圧VEを検出し、バッテリ50への過充電を防止するように第1サイリスタ21のオン状態とオフ状態を制御する。
第2ゲート制御回路24の入力端子in1は、発電機10の一方端10−1に接続されている。また、第2ゲート制御回路24の出力端子out1は、第2サイリスタ23のゲート端子に接続されている。
これにより、第2ゲート制御回路24は、ランプ60通電時の実効電圧が制限値以上(負側に大)になったことを検出した場合、ランプ60を保護するために第2サイリスタ23のオフを維持する制御を行う。
スイッチ25(第3のスイッチ回路)のソース端子とバックゲート端子は、第1サイリスタ21のカソード端子とヒューズ40の一方端との接線点に接線されている。スイッチ25のドレイン端子は、第2サイリスタ23のアノード端子とランプ60の一方端との接続点に接続されている。また、スイッチ25のゲート端子は、スイッチ制御回路26の出力端子out3に接続されている。また、スイッチ25は、例えば、FET(電界効果トランジスタ)である。
これにより、スイッチ25は、スイッチ制御回路26の制御に基づき、バッテリ50に充電されている電圧を、一点鎖線73のように、ランプ60に供給する。
スイッチ制御回路26の入力端子in3は、発電機10の一方端10−1に接続されている。また、スイッチ制御回路26の出力端子out3は、スイッチ25のゲート端子に接続されている。
これにより、スイッチ制御回路26は、発電機10の交流電圧VAを検出し、検出した交流電圧のレベルと周期に基づき、後述するようにスイッチ25の制御信号を生成する。スイッチ制御回路26は、生成したスイッチ25の制御信号により、スイッチ25の制御を行う。
回転数計測部27は、発電機10の回転数を検出する。回転数計測部27は、例えば、発電機10から出力される交流電圧VAの周期を検出することにより、発電機10の回転数を計測する。例えば、回転数計測部27は、交流電圧VAの波形のゼロクロス点の間隔(周期)を計測することにより、発電機10の回転数を計測することができる。
また、回転数計測部27は、発電機10に回転検出用のロータリエンコーダ(パルスジェネレータ)が設備されている場合、このロータリエンコーダから出力されるパルス信号の周期を検出して、発電機10の回転数を計測することができる。回転数計測部27は、計測した発電機10の回転数の情報を信号Nとして制御部28に出力する。
制御部28は、制御回路20内の各部の動作を統括して制御する制御部である。この制御部28は、制御信号CNTを生成し、この制御信号CNTを第1ゲート制御回路22、第2ゲート制御回路24、及びスイッチ制御回路26に出力することにより、これらの回路の動作を制御する。
例えば、制御部28は、発電機10の回転数が高速(7000rpm以上)である場合に、第2ゲート制御回路24から信号out1が出力されないように制御し、第2サイリスタ23の動作を停止させるとともに、スイッチ制御回路26を制御してスイッチ25をオン状態(導通)にし、このスイッチ25を介して、バッテリ50からランプに点灯電流を供給させる。
(バッテリ充電装置1におけるランプ60の駆動方法の切換についての説明)
上記構成のバッテリ充電装置1において、制御回路20は、発電機10の回転数に応じて、ランプ60の駆動方法を切り替えるように構成されている。より具体的には、発電機10の回転停止時には、ランプ60をバッテリ50のみにより駆動し、発電機10の低速回転時には、ランプ60を第2サイリスタ23とバッテリ50とで駆動し、発電機10の中速回転時には、ランプ60を第2サイリスタ23のみで駆動し、発電機10の高速回転時には、ランプ60をバッテリ50のみで駆動するように構成されている。
ここで、本実施形態のバッテリ充電装置1におけるランプ60の駆動方法の切り替えについて説明する前に、単相半波整流方式と単相全波整流方式におけるバッテリ50への充電電流特性について、補足して説明する。
図2は、単相半波整流方式(ランプ60をAC点灯)と単相全波整流方式(ランプ60をDC点灯)と単相半波整流方式(ランプ60をDC点灯)の例を示した図であり、図3は、図2に示す各整流回路方式に対応するバッテリ50への充電電流特性を示した図である。
図2(a)に示す単相半波整流方式(ランプ60をAC点灯)の場合には、制御回路20Aが、SCR1とSCR2とを有している。この制御回路20Aでは、発電機10から出力される交流電圧VAを第1サイリスタ21により半波整流(より正確には、整流及び位相制御)し、この半波整流された電圧によりバッテリ50に対して充電電流を流す。
また、発電機10から出力される交流電圧VAを、第2サイリスタ23により半波整流(より正確には、整流及び位相制御)し、この第2サイリスタ23により半波整流された電圧により、ランプ60に点灯電流を流す。すなわち、バッテリ50に対しては第1サイリスタ21を通して充電電流を流し、ランプ60に対しては、第2サイリスタ23を通して点灯電流を流すようにしている。
この単相半波整流方式(ランプ60をAC点灯)の場合には、ランプ60に流れる電流は、第2サイリスタ23のみを通して供給されるため、発電機10の回転数が低い場合などに、発電機10から出力される交流電圧VAの電圧が低くなりランプ60の明るさが暗くなるという問題がある。
また、図2(b)に示す単相全波整流方式(ランプ60をDC点灯)においては、制御回路20Bが、ダイオードD11及びD12と、SCR11及びSCR12とで構成される単相全波整流回路を有している。この単相全波整流方式では、単相全波回路から出力される電圧によりバッテリ50に充電電流を流し、ランプ60には、バッテリ50から点灯電流を流すようにしている。
この単相全波整流方式の場合には、発電機10の回転数が低く、発電機10から出力される交流電圧VAの電圧が低い場合においても、バッテリ50からランプ60に電流を流すため、発電機10の停止時及び回転数が低い場合においてもランプ60を明るく点灯することができる。
また、図2(c)に示す単相半波整流方式(ランプ60をDC点灯)は、制御回路20Cが、SCR1のみを有している。この制御回路20Cでは、発電機10から出力される交流電圧VAを第1サイリスタ21により半波整流し、この半波整流された電圧によりバッテリ50に対して充電電流を流し、また、ランプ60には、バッテリ50から点灯電流を流すようにしている。
この単相半波整流方式(ランプ60をDC点灯)方式では、発電機10の回転数が低く、発電機10から出力される交流電圧VAの電圧が低い場合においても、バッテリ50からランプ60に電流を流すので、発電機10の停止時及び回転数が低い場合においてもランプ60を明るく点灯することができる。
また、図3は、図2に示す各種の整流方式におけるバッテリ50への充電電流特性を示す図であり、バッテリ50の電圧が13V(満充電時で14V)であり、発電機10から出力される交流電力量が40Wの場合の例である。
この図3では、横軸に発電機10の回転数(rpm)を表し、縦軸に充電電流の平均値(Aave)を表し、実線で示す単相半波整流方式(ランプ60をAC点灯)(図2(a))の場合の充電電流特性Aと、二点鎖線で示す単相全波(ランプ60をDC点灯)(図2(b))の場合の充電電流特性Bと、破線で示す単相半波(ランプ60をDC点灯)(図2(c))の場合の充電電流特性Cの、それぞれを並べて示したものである。
この図3に示すように、発電機10から出力される交流電圧VAによりバッテリ50を充電する際にバッテリ50への充電電流を最も大きくするためには、発電機10の回転数がNmからNhまでの中速回転の領域では、特性曲線Aで示す単相半波整流方式(ランプ60をAC点灯)(図2(a))を用い、発電機10の回転数がNh以上の高速回転の領域では、特性曲線Cで示す単相半波整流方式(ランプ60をDC点灯)(図2(c))を用いるとよいことが分かる。
このため、本実施形態のバッテリ充電装置1では、制御回路20が、図4に示すように、発電機10の回転数に応じて、制御回路20におけるランプの駆動方式を切り替えるようにしている。
すなわち、発電機10の回転数が低速の場合、例えば、回転数が2500rpm以下の低速回転の場合には、図2(a)に示す単相半波整流方式(ランプ60をAC点灯)に加えて、スイッチ25をオン・オフ制御することにより、バッテリ50からランプ60に不足分の電流を流すようにする。その結果、充電特性は、実線の特性曲線A1で示すようになる。
そして、発電機10の回転数が中速回転の場合、例えば、回転数が2500rpmから7000rpmの場合は、単相半波整流方式(ランプ60をAC点灯)を使用する。すなわち、第1サイリスタ21によりバッテリ50を充電するとともに、ランプ60には第2サイリスタ23のみにより点灯電流を流す。また、スイッチ25は常にオフ状態にし、バッテリ50からランプ60に電流を流さないようにする。その結果、充電特性は、実線の特性曲線A2で示すようになる。
そして、発電機10の回転数が高速回転の場合、例えば、回転数が7000rpm以上の場合は、図2(c)に示す単相半波整流方式(ランプ60をDC点灯)を使用する。すなわち、第1サイリスタ21により、バッテリ50を充電するとともに、ランプ60にバッテリ50からランプ点灯電流を流し、第2サイリスタ23は常にオフ状態にする。その結果、充電特性は、実線の特性曲線A3で示すようになる。
また、図5は、図4に示す充電電流特性A1〜A3を実現する場合において、発電機10の回転数に応じた、第1サイリスタ21(SCR1)と、第2サイリスタ23(SCR2)と、スイッチ25の制御状態を表で示したものである。
図5の表に示すように、発電機10の停止時(回転停止時)においては、発電機10の出力電圧VAは0(ゼロ)であり、第1サイリスタ21及び第2サイリスタ23は制御停止(オフ)状態とし、ランプ60には、スイッチ25については常にオンとすることにより、バッテリ50からランプ60に電圧を供給し、バッテリ50からランプ60に点灯電流を流すようにする。
発電機10の低速回転時においては、第1サイリスタ21及び第2サイリスタ23の制制御(半波整流及び位相制御)を行うとともに、スイッチ25のオン・オフ制御を行う。
すなわち、発電機10の低速回転時においては、第1サイリスタ21の導通タイミング(導通期間)を制御することにより、この第1サイリスタ21を介して、発電機10から出力される交流電圧VAによりバッテリ50に充電電流を流す。また、第2サイリスタ23の導通タイミング(導通期間)を制御することにより、この第2サイリスタ23を介して、発電機10から出力される交流電圧VAによりランプ60にランプ点灯電流を流す。
さらに、この発電機10の低速回転時においては、発電機10から出力される交流電圧VAが低く、第2サイリスタ23を介してランプ60に流れるランプ点灯電流が不足するため、この不足分の電流を補うために、スイッチ25をオン・オフ制御して、バッテリ50からランプ60に不足分の電流を流すようにする。
発電機10の中速回転時においては、第1サイリスタ21及び第2サイリスタ23の制御(半波整流及び位相制御)を行うとともに、スイッチ25の制御を停止する。
この発電機10の中速回転時においては、発電機10から出力される交流電圧VAが増加し、第2サイリスタ23を介してランプ60に十分な点灯電流を流すことができるようになり、バッテリ50からランプ60に電流を流す必要がなくなる。このため、スイッチ25のオン・オフ制御を停止し、スイッチ25を常に制御停止(オフ状態)にする。
すなわち、発電機10の中速回転時においては、第1サイリスタ21の導通タイミングを制御することにより、この第1サイリスタ21を介して、発電機10から出力される交流電圧VAによりバッテリ50に充電電流を流す。また、第2サイリスタ23の導通タイミングを制御することにより、この第2サイリスタ23を介して、発電機10から出力される交流電圧VAによりランプ60にランプ点灯電流を流す。一方、スイッチ25は、常に制御停止状態(オフ状態)にする。
次に、発電機10の高速回転時においては、第1サイリスタ21については制御し、スイッチ25については制御または常にオンとし、第2サイリスタ23については制御を停止し、常にオフ状態にする。
この高速回転時においては、発電機10から出力される交流電圧VAが高くなり、第1サイリスタ21からバッテリ50に十分な充電電流を流すことができるとともに、バッテリ50からランプ60に余裕を持って点灯電流を流すことができるため、第2サイリスタ23の制御を制御停止(オフ状態)にし、第1サイリスタ21の制御(半波整流及び位相制御)とスイッチ25のオン・オフ制御を行う。
すなわち、発電機10の高速回転時においては、第1サイリスタ21の位相制御を行うことにより、この第1サイリスタ21を介して、発電機10から出力される交流電圧VAによりバッテリ50に充電電流を流す。また、スイッチ25をオン・オフ制御して、バッテリ50からランプ60に点灯電流を流すようにする。
この図5の表に示すように、発電機10の回転数に応じて、第1サイリスタ21と、第2サイリスタ23と、スイッチ25の制御状態を切り替えることにより、バッテリ50に流れる充電電流を、図4に示す充電電流特性A1〜A3を実現することができる。これにより、発電機10の高速回転時において、発電機10からバッテリ50に流れる充電電流を増加させることができる。また、発電機10の停止時や低速回転時においてランプ60の明るさが暗くなることや、ちらつきが発生することを回避できる。
(バッテリ充電装置の各部の構成と動作についての説明)
次に、バッテリ充電装置1の各部の構成と動作について説明する。最初に、第1ゲート制御回路22について、図6と図7を用いて説明する。
図6は、本実施形態に係る第1ゲート制御回路のブロック図である。
図6に示すように、第1ゲート制御回路22は、分圧回路22−1、電圧変換回路22−2、基準電圧発生回路22−3、差動回路22−4、増幅回路22−5、三角波発生回路22−6、比較回路22−7を備えている。
分圧回路22−1は、制御回路20の出力電圧VO(バッテリ充電電圧)を分圧し、分圧した電圧VRを電圧変換回路22−2に出力する。電圧変換回路22−2は、分圧回路22−1で分圧された電圧VRを、その実効値を表す電圧VR’に変換し、変換した電圧VR’を差動回路22−4の一方の入力端子に出力する。この電圧VR’は、出力電圧VOの検出値として取り扱われる。
基準電圧発生回路22−3は、負荷30とバッテリ50に電力を供給するための目標電圧VTを発生させ、発生させた目標電圧VTを差動回路22−4の他方の入力端子に出力する。
差動回路22−4は、電圧VR’と目標電圧VTとの差分電圧VD(=VR’−VT)を生成し、生成した差分電圧VDを増幅回路22−5に出力する。
増幅回路22−5は、差分電圧VDを増幅した差分電圧VD’を比較回路22−7の一方の端子に出力する。
三角波発生回路22−6は、発電機10から出力された交流電圧VAの各周期に対応したピーク電圧一定の三角波電圧VBを生成し、生成した三角波電圧VBを比較回路22−7の他方の端子に出力する。比較回路22−7は、差分電圧VD’と三角波電圧VBとを比較し、この比較の結果に基づき第1サイリスタ21の導通タイミング(点弧位相)を規定する制御信号cを生成する。
次に、図7を参照して、増幅回路22−5を導入することの技術的意味を説明する。
図7(a)〜図7(c)は、増幅回路22−5の増幅度である倍率係数Mを「1」及び「2」とした場合の三角波電圧VBと差分電圧VD’(=VD)との相対的な開係を説明する図である。
図7(a)において、倍率係数Mを「1」に設定した場合、区間W1は、三角波電圧VBが差分電圧VD’を上回る期間、すなわち第1サイリスタ21がオン状態に制御される期間を示す。また、図7(b)は、倍率係数Mを「2」に設定した場合の三角波電圧VBと差分電圧VD’(=2×VD)との相対的な関係を示している。図7(b)に示すように倍率係数Mを「2」に設定して差分電圧VDを2倍に増幅すると、図7(a)に示す区間W1と比較して、第1サイリスタ21のオン状態に対応する区間W2の変動量(VD’の変動量)が2倍になり、これにより、バッテリ50に供給される電圧の変動量に対して制御信号cの応答量(感度)が2倍になる。
このことは、図7(c)に示すように、倍率係数Mが「1」のときの差分電圧VD,(=VD)に対して三角波電圧のピーク電圧が相対的に半分(VB/2)になることと等価であり、バッテリ50に供給される電圧の制御幅W(後述)が半分になることを意味している。従って、増幅回路22−5を導入して、差分電圧VDをM倍に増幅することにより、バッテリ50に供給される電圧の制御幅Wが相対的にM分の1に小さくなるため、バッテリ50に供給される電圧を精度よく目標電圧VTに制御できるようになる。
次に、図8を参照して、三角波発生回路22−6における三角波電圧VBの発生メカニズムを説明する。図8は、本実施形態に係る三角波発生回路における三角波の発生メカニズム(スロープ部分の生成過程)を説明するための波形図である。
図8(a)は、交流電流VAと方形波Sの波形図であり、図8(b)は、三角波電圧VBの生成を説明する図である。
一般には発電機10が出力する交流電圧の周波数は急激に変化しないので、1サイクル前の波形と現在のサイクルの波形はほとんど同じと考えることができる。例えば、図8(a)において、波形2が現在のサイクルの波形だとすれば、波形2の半周期T2と、その1サイクル前の波形1の半周期T1とはほとんど同じである。
上述の特性を利用して、次の手順により三角波電圧VBを生成する。
(手順1)図8(a)に示すように、波形1のサイクルにおいて、発電機10が出力する交流電圧VAから方形波Sを生成する。この波形1に対応する方形波Sの半周期は、波形1のサイクルにおける交流電圧VAの半周期T1と一致する。
(手順2)続いて、方形波Sの半周期T1の時間をカウントする。
(手順3)続いて、半周期T1の時間のカウント数を所定の分解能nで除算して、時間t1(=T1/n)を得る。ここで、分解能nは、三角波電圧VBのスロープの滑らかさを規定する量であり、分解能nが高い程、三角波電圧VBのスロープが滑らかになる。
(手順4)続いて、三角波電圧VBのピーク電圧VPを所定の分解能nで除算して、電圧v1(=Vp/n)を得る。
(手順5)続いて、図8(b)に示すように、次のサイクルの波形2の立ち上がりタイミング(T2をカウントし始めるタイミング)で、上記電圧v1だけ三角波電圧VBを上昇させ、この三角波電圧VBを上記時間t1の間だけ維持する。
(手順6)同じ波形2のサイクルにおいて、上記時間t1が経過したタイミングで上記電圧v1だけ三角波電圧VBを更に上昇させ、これを全都でn回繰り返すと、図8(b)に示すような階段状の波形が得られ、波形2のサイクルに対応する三角波電圧のスロープ部分に相当する階段状の波形が得られる。分解能nの値を大きくすれば、階段状の波形が滑らかになり、一層良好な三角波を得ることができる。
以上の手順により、1サイクル前の交流電圧VAの波形を用いて、交流電圧VAの各周期に対応した三角波電圧であって、ピーク電圧VPが一定の電圧波形を生成する。
上述の三角波電圧の発生メカニズムを利用した三角波発生回路22−6は、制御回路20においてスイッチ25の導通タイミングを制御するための三角波電圧を生成するものであって、例えば、カウンタ部と、除算部と、波形生成部とから構成することができる。ここで、カウンタ部は、発電機10が出力する第1サイクルの交流電圧波形の半周期の時間(図8(a)の例えば波形1のサイクルにおける時間T1)をカウントするものである。
除算部は、上記カウンタ部によるカウント数を所定の分解能n(所定値)で除算するものである。波形生成部は、第1サイクル後の第2サイクル(図8(a)の例えば波形2のサイクル)において上記第1サイクルでの除算部の除算結果で示される時間t1の経過ごとに所定電圧v1だけ上昇する階段状の電圧波形を生成するものである。この階段状の電圧波形は上記三角波電圧の波形として出力される。
次に、図9を参照して、第1ゲート制御回路22の動作について説明する。なお、ここでは、比較回路22−7において、差分電圧VD’と三角波電圧VBのみが比較される例について説明する。
図9と図10は、スイッチ制御回路26が動作してない場合の制御回路20における各部の波形を示す図である。図9は、発電機10の回転数が低い場合の制御回路20における各部の波形を示す図であり、図10は、発電機10の回転数が高い場合の制御回路20における各部の波形を示す図である。図9と図10において、横軸は時間の経過を示し、縦軸は、交流電圧VA、三角波電圧VB及び差分電圧VD’、制御信号cのそれぞれを並べて示したものである。
第1ゲート制御回路22内の差動回路22−4では、基準電圧発生回路22−3で発生された目標電圧VTと、電圧変換回路22−2から出力された電圧VR’とを入力し、これらの差分電圧VDを生成する。増幅回路22−5は差分電圧VDをM倍に増幅して、比較回路22−7に電圧VD’(=M×VD)を供給する。
比較回路22−7では、差分電圧VD’と三角波電圧VBとを比較し、この比較の結果に基づき第1サイリスタ21の導通タイミングを規定する制御信号cを生成する。そして、比較回路22−7は、三角波電圧VBが差分電圧VD’よりも高い区間(VB>VD’)で制御信号cをハイレベルとし、三角波電圧VBが差分電圧VD’よりも低い区間(VB<VD’)で制御信号cをローレベルとして、この制御信号cを第1サイリスタ21のゲート電極に供給する。すなわち、第1サイリスタ21は、三角波電圧VBが差分電圧VD’よりも高い区間(VB>VD’)においてオン状態とされ、それ以外の区間ではオフ状態とされる。このように、第1ゲート制御回路22は、三角波発生回路22−6で発生された三角波電圧VBと、増幅回路22−5から出力された差分電圧VD’とに基づき第1サイリスタ21の導通状態を制御する。
ここで、第1サイリスタ21のオン状態の区間、すなわち三角波電圧VBが差分電圧VD’よりも高い期間は差分電圧VD’のレベルに依存し、この差分電圧VD’のレベルは、目標電圧VTに対する出力電圧VOのレベルに依存する。従って、出力電圧VOが高ければ、電圧VD’のレベルも高くなり、三角波電圧VBが差分電圧VD’より高くなる期間が減少し、第1サイリスタ21がオン状態となる期間が減少する。この結果、出力電圧VOが目標電圧VTに向けて低下する。
逆に、出力電圧VOが低ければ、差分電圧VD’のレベルも低くなり、この結果、三角波電圧VBが差分電圧VD’よりも高い期間が増加し、第1サイリスタ21がオン状態なる期間が増加する。この鰭果、出力電圧VOが目標電圧VTに向けて上昇する。このように、発電機10の交流電圧VAの各周期において、出力電圧VOが目標電圧VTに安定するように第1サイリスタ21の導通期間が制御される。
発電機10の回転数が低い場合を説明したが、発電機10の回転数が高い場合には、図10に示すように、発電機10が出力する交涜電圧VAの振幅が大きくなると共に、その周波数も高くなる。このため、三角波電圧VBの上昇レートが大きくなるが、その他の点では、上述の図9に示す発電機10の回転数が低い場合と同様であり、出力電圧VOの実効値が目標電圧VTに安定するように第1サイリスタ21のゲート制御が実施される。
また、図11は、本実施形態に係る第2ゲート制御回路のブロック図である。
図11に示すように、第2ゲート制御回路24は、分圧回路24−1、電圧変換回路24−2、基準電圧発生回路24−3、差動回路24−4、増幅回路24−5、三角波発生回路24−6、比較回路24−7、出力許可回路24−8を備えている。
この第2ゲート制御回路24の構成と動作は、第1ゲート制御回路22と基本的は同じであるが、出力許可回路24−8を備えている点と、分圧回路24−1で検出される電圧が、ランプ60の電圧VGである点が、第1ゲート制御回路22と構成上で異なる。
この第2ゲート制御回路24において、比較回路24−7は、差分電圧VD’と三角波電圧VBとを比較し、この比較の結果に基づき第2サイリスタ23の導通タイミングを規定する制御信号dを生成し、この制御信号dは、出力許可回路24−8を介して出力される。
出力許可回路24−8は、内部に半導体スイッチ等を用いたスイッチ24−8aを有しており、このスイッチ24−8aは、制御部28から入力した制御信号CNTによりオン・オフ(導通/非導通)が制御される。このスイッチ24−8aは、発電機10が低速時間及び中速回転時のみにオン(導通)となり、発電機10の高速回転時はオフ(非導通)になる。なわち、比較回路24−7により生成される制御信号dは、発電機10の低速及び中速回転時にのみ外部に出力され、発電機10が高速回転時には外部に出力されない。
このような第2ゲート制御回路24の構成により、例えば、発電機10の中速回転時において、ランプ60に供給される電圧は、第2ゲート制御回路24により第2サイリスタ23による電圧の位相が制御されることにより、ランプ60に供給される電圧の実効値の変動を防ぐことができる。
なお、分圧回路24−1、電圧変換回路24−2、基準電圧発生回路24−3、差動回路24−4、増幅回路24−5、三角波発生回路24−6、及び比較回路24−7の構成と動作については、第1ゲート制御回路22の場合と同様であり、重複する説明は省略する。
次に、スイッチ制御回路26の構成と動作について説明する。図12は、スイッチ制御回路のブロック図である。図12に示すように、スイッチ制御回路26は、分圧回路26−1、電圧変換回路26−2、基準電圧発生回路26−3、差動回路26−4、増幅回路26−5、三角波発生回路26−6、比較回路26−7、出力許可回路26−8を備えている。
分圧回路26−1は、発電機10から出力された交流電圧VAを分圧し、分圧した電圧VRを電圧変換回路26−2に出力する。電圧変換回路26−2は、分圧回路26−1で分圧された電圧VRを、その実効値を表す電圧VR’に変換し、変換した電圧VR’を差動回路26−4の一方の入力端子に出力する。この電圧VR’は、ランプ60に供給される電圧VGの検出値として取り扱われる。
基準電圧発生回路26−3は、負荷30とバッテリ50に電力を供給するための目標電圧VTを発生させ、発生させた目標電圧VTを差動回路26−4の他方の入力端子に出力する。差動回路26−4は、電圧VR’と目標電圧VTとの差分電圧VD(=VR’−VT)を生成し、生成した差分電圧VDを増幅回路26−5に出力する。
増幅回路26−5は、差分電圧VDを増幅した差分電圧VD’を比較回路26−7の一方の端子に出力する。三角波発生回路26−6は、発電機10から出力された交流電圧VAの各周期に対応したピーク電圧一定の三角波電圧VBを生成し、生成した三角波電圧VBを比較回路26−7の他方の端子に出力する。
比較回路26−7は、差分電圧VD’と三角波電圧VBとを比較し、この比較の結果に基づきスイッチ25の導通タイミングを規定する制御信号bを生成し、この制御信号bは、出力許可回路26−8を介して出力される。
出力許可回路26−8は、内部に半導体スイッチ等を用いたスイッチ26−8aを有しており、このスイッチ26−8aは、制御部28から入力した制御信号CNTによりオン・オフ状態(導通/非導通)が制御される。このスイッチ26−8aは、発電機10が回転停止時、低速回転時、及び高速回転時にオン(導通)になり、発電機の中速回転時の場合にオフ状態(非導通)となる。すなわち、比較回路26−7の出力信号は、スイッチ26−8aのオンの場合にのみ、制御信号bとして外部に出力される。
図13〜図15は、本実施形態に係る制御回路20とスイッチ制御回路26の各部の波形の一例である。図13は、発電機10が低速回転の場合(交流電圧VA及び周波数が低い場合)の波形の一例であり、図14は、発電機10が中速回転の場合(交流電圧VA及び周波数が図13と図15の中間の場合)の波形の一例であり、図15は、発電機10が高速回転の場合(交流電圧VA及び周波数が図14より高い場合)の波形の一例である。
なお、発電機10が低速回転の場合は、スイッチ制御回路26において、出力許可回路26−8内のスイッチ26−8aが導通となり、比較回路26−7の出力信号は、出力許可回路26−8を通して、そのまま制御信号bとして出力される。
図13〜図15において、横軸は時間を表し、縦軸はそれぞれ電圧レベルを表している。なお、図13〜図15に示す波形は、説明と理解の容易さのために、負荷30が軽負荷、あるいは抵抗負荷(例えば、ランプ負荷)の場合の例を示したものである。すなわち、交流電圧VAを第1サイリスタ21により整流及び位相制御した波形が、ほぼそのまま出力電圧VOとして負荷30に印加される例を示したものである。また、交流電圧VAは、実際には発電機10の回転数に応じて、波形のレベルと周波数が徐々に変化していくが、説明と理解の容易さのために、所定の回転数の場合のみを模式的に示している。
図13(a)は、交流電圧VAの波形S101であり、図13(b)は、第2ゲート制御回路24の制御信号dの波形S102であり、図13(c)は、第2サイリスタ23が半波整流した後の波形S103である。図13(d)は、三角波発生回路26−6の出力電圧の波形S105と増幅回路26−5の出力電圧の波形S104であり、図13(e)は、スイッチ制御回路26の出力である制御信号bの波形S106であり、図13(f)は、ランプ60に供給される電圧VGの波形S107である。
まず、時刻t1〜t3の期間について説明する。時刻t1〜t3の期間、発電機10は回転していない状態である。
図13(a)に示すように、発電機10が回転していないため、交流電圧VAは、0[V]である。
図13(b)に示すように、発電機10が回転していないため、交流電圧VAが0[V]であるので、第2ゲート制御信号dはローレベルである。
図13(c)に示すように、第2サイリスタ23が半波整流した後の波形も0[V]である。
図13(d)に示すように、三角波発生回路26−6の出力電圧も0[V]であり、増幅回路26−5の出力電圧も0[V]である。
図13(e)に示すように、スイッチ制御回路26の制御信号bは、ハイレベル(H)である。
図13(f)に示すように、制御信号bがハイレベルのため、スイッチ25がオン状態であるので、ランプ60に供給される電圧VGは、バッテリ50の電圧VEである。
次に、時刻t3〜t8の期間について説明する。時刻t3〜t8の期間、発電機10は低速で回転している状態である。なお、回転数は、例えば、1000[rpm]以下である(図4参照)。
図13(a)に示すように、交流電圧VAの最大値は、時刻t3〜t6の期間、正電圧側にV2[V]であり、時刻t6〜t8の期間、負電圧側にV2[V]である。
図13(b)に示すように、時刻t3〜t6の期間、交流電圧VAが正電圧のため第2ゲート制御回路24の制御信号dは、ローレベルである。また、時刻t6〜t8の期間、交流電圧VAが負電圧のため第2ゲート制御回路24の制御信号dは、ハイレベルである。
図13(c)に示すように、第2サイリスタ23が半波整流した後の波形は、時刻t6〜t8の期間、負電圧側に、V2[V]のピーク電圧値を有する。
図13(d)に示すように、三角波発生回路26−6の出力電圧は、交流電圧VAの正相のサイクル期間に対応し、交流電圧VAが負電圧から正電圧に転じる時点を起点として0[V]から一定の傾きで増加し、交流電圧VAが正電圧から負電圧に転じる時点で0[V]となる三角波の波形を有する。
増幅回路26−5の出力電圧VD’は、時刻t3〜t4の期間、三角波VBより高い電圧レベルである。また、増幅回路26−5の出力電圧VD’は、時刻t4〜t6の期間、三角波電圧VBより低い電圧レベルである。このため、ランプ60にバッテリ50を供給する制御信号の幅Wは、時刻t4〜t6の期間である。
図13(e)に示すように、時刻t3〜t4の期間、増幅回路26−5の出力電圧VD’が三角波VBより高い電圧レベルのため、スイッチ制御回路26の制御信号bは、ローレベルの制御信号である。また、時刻t4〜t6の期間、増幅回路26−5の出力電圧VDは、三角波VBより低い電圧レベルのため、スイッチ制御回路26の制御信号bは、ハイレベルの制御信号である。また、時刻t6〜t8の期間、三角波VBは出力されておらず、比較回路26−7には0[V]が入力される。このため、増幅回路26−5の出力電圧VD’が、0[V]より高いので、スイッチ制御回路26の制御信号bは、ローレベルの制御信号である。
図13(f)に示すように、時刻t3〜t4の期間、制御信号bがローレベルのためスイッチ25がオフ状態であるので、ランプ60に供給される電圧は、交流電圧VAを半波整流した出力電圧であるため0[V]である。時刻t4〜t6の期間、制御信号bがハイレベルのためスイッチ25がオン状態であるので、ランプ60に供給される電圧VGは、バッテリ50の電圧VEである。時刻t6〜t8の期間、制御信号bがローレベルのためスイッチ25がオフ状態であるので、ランプ60に供給される電圧VGは、交流電圧VAを半波整流した出力電圧であるため負電圧側にピーク電圧値V2[V]を有する。
なお、図16に、発電機10の回転数が低い場合の発電機の交流電圧の波形図の一例を示す。図16は、発電機10の回転数が数百回転時のランプ電圧と、発電機10の交流電圧の実際の波形図を示している。図16において、横軸は時間を表し、縦軸は電圧レベルを表している。図16に示すように、ランプ60に供給される電圧波形S201は、交流電圧の正電圧時に、バッテリ電圧が供給されている。なお、発電機10の交流波形S302が、図13と異なり正電圧時にバッテリ電圧が供給されている波形になっているのは、バッテリ50などの負荷の影響である。
以上のように、スイッチ制御回路26は、発電機10の出力電圧VAが0[V]の場合、ランプ60にバッテリ50の電圧を供給するように制御する。
そして、発電機10の回転数が低い場合、スイッチ制御回路26は、交流電圧VAが正電圧側の期間、ランプ60にバッテリ50の電圧を供給し、交流電圧VAが負電圧側の期間、ランプ60に第2サイリスタ23により半波整流された発電機10からの負電圧側の電圧を供給するように制御する。
次に、発電機10が中速回転の場合について説明する。なお、発電機10が中速回転の場合は、スイッチ制御回路26において、出力許可回路26−8内のスイッチ26−8aがオフ状態(非導通)となり、制御信号bは常にローレベルとなる。
図14において、図14(a)は、交流電圧VAの波形S111及びS112であり、図14(b)は、第2ゲート制御回路24の出力である制御信号dの波形S113及びS114であり、図14(c)は、スイッチ制御回路26の出力である制御信号bの波形S115であり、図14(d)は、ランプ60に供給される電圧VGの波形S116及びS116である。
この図14に示す時刻t11〜t17の期間は、発電機10は中速回転している状態であり。例えば、発電機の回転数が3000〜4000[rpm]の場合である(図4参照)。
図14(a)の波形S111に示すように、交流電圧VAの最大値は、時刻t11〜t12の期間、正電圧側にV3[V]であり、時刻t12〜t14の期間、負電圧側にV3[V]である。また、交流電圧VAの最大値は、時刻t14〜t15の期間、正電圧側にV4[V]であり、時刻t15〜t17の期間、負電圧側にV4[V]である。
なお、電圧値V3は、図13(a)の電圧値V2より大きく、周期t=t14−t111は、図13(a)の周期t=t8−t3より短いものとし、また、電圧値V4は、電圧値V3より大きく、周期t=t17−t14は、周期t=t14−t11より短いものとする。
図14(b)に示すように、時刻t11〜t12の期間、交流電圧VAが正相電圧のため第2ゲート制御回路24の制御信号dは、ローレベルである。また、時刻t12〜t14の期間において、波形S113で示すように、第2ゲート制御回路24の制御信号dがハイレベルとなる。このハイレベルの期間は、交流電圧VAの大きさに応じて変化する。この例では、制御信号dは、時刻t13〜t14(期間W1)の間でハイレベルとなる。
また、図14(c)の波形S115に示すように、スイッチ制御回路26から出力される制御信号bは、発電機10の中速度時(時刻t11〜t16)の期間においては、出力許可回路26−8がオフになることにより常にローレベルに維持される。
そして、図14(d)の波形S116に示すように、制御信号dがローレベルからハイレベルに遷移するタイミング(時刻t13)に同期して第2サイリスタ23が導通を開始する。これにより、時刻t13から時刻t14(交流電圧VAが0[V]になる時刻)までの期間、交流電圧VAの負側の電圧がランプ60に供給される。
時刻t14〜t17の期間についても同様であり、図14(b)の波形S114で示すように、制御信号dは、時刻t16〜t17(期間W2)の間でハイレベルとなる。この例では、期間tにおける交流電圧V4が期間tにおける交流電圧V3よりも電圧値が大きいため、波形S114がハイレベルになる期間W2は、波形S113がハイレベルになる期間W1よりも短くなる。
そして、図14(d)に示すように、制御信号dがローレベルからハイレベルに遷移するタイミング(時刻t16)に同期して第2サイリスタ23が導通を開始する。これにより、波形S117で示すように、時刻t16から時刻t17(交流電圧VAが0[V]になる時刻)までの期間、交流電圧VAの負側の電圧がランプ60に供給される。
以上のように、発電機10の中速回転時において、スイッチ25は、常にオフ状態となり、第2ゲート制御回路24は、交流電圧VAが負電圧側の場合、交流電圧VAの電圧レベルが大きくなる(交流電圧VAの周期が短くなる)程、ランプ60に交流電圧VAの負側の電圧が供給される期間が短くなるように第2サイリスタ23を制御する。
次に、発電機10の高速回転の場合について、図15を参照して説明する。図15(a)は、交流電圧VAの波形S121であり、図15(b)は、第2ゲート制御回路24の制御信号dの波形S122であり、図15(c)は、スイッチ制御回路26の出力である制御信号bの波形S123であり、図15(d)は、ランプ60に供給される電圧VGの波形S124である。
図15(a)に示すように、交流電圧VAの最大値は、時刻t21〜t22の期間、及び時刻t23〜t24の期間、正電圧側にV5[V]であり、時刻t22〜t23の期間、及び時刻t24〜t25の期間、負電圧側にV5[V]である。なお、電圧値V5は、図14(a)の電圧値V4より大きく、周期t=t23−t21は、図15(a)の周期t=t17−t14より短いものとする。
図15(b)の波形S122に示すように、発電機10が高速回転時の場合、第2ゲート制御回路24において、出力許可回路24−8内のスイッチ24−8aがオフ状態(非導通)となり、比較回路24−7の出力信号は出力許可回路26−8により遮断され、制御信号dは、常にローレベルとなる。
また、図15(c)の波形S123に示すように、発電機10が高速回転の場合、制御信号dは常にハイレベルとなる。このため、バッテリ50とランプ60とを接続するスイッチ25は常にオン状態になる。
このため、図15(d)に示すように、ランプ60に供給される電圧は、常に、バッテリ電圧VEとなる。
以上のように、スイッチ制御回路26は、発電機10が回転していない場合や、低速回転の場合に、スイッチ25をオン状態に制御してバッテリ電圧VEをランプ60に供給するように制御するので、発電機10が回転してない場合や低速回転の場合でもランプ60を点灯させることが可能になる。特に、発電機10の低速回転の場合、発電機10により発電された交流電圧の正電圧側にバッテリ電圧の幅を可変しながら供給するようにしたので、発電機10の回転数によるランプ60の明るさのちらつきを軽減することが可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、ここで、本発明と上述した実施形態との対応関係について補足して説明しておく。すなわち、上記実施形態において、本発明における第1のスイッチ回路は、第1サイリスタ21及び第1ゲート制御回路22が対応し、本発明における第2のスイッチ回路は、第2サイリスタ23及び第2ゲート制御回路24が対応し、本発明における第3のスイッチ回路は、スイッチ25及びスイッチ制御回路26が対応する。
また、本発明における第1スイッチ制御部は、第1ゲート制御回路22が対応し、本発明における第2スイッチ制御部は、第2ゲート制御回路24が対応し、本発明における第3スイッチ制御部は、スイッチ制御回路26が対応する。また、本発明における発電機10から出力される交流電圧VAの一方の相の電圧は、例えば、正相電圧が対応し、他方の相の電圧は負相電圧が対応する。また、第1の回転数、及び第2の回転数は、一例として、それぞれ図4に示す7000rpm、2500rpmが対応する。
(1)そして、上記実施形態において、本発明に係わるバッテリ充電装置1は、発電機10から出力された交流電圧を整流してバッテリ50の充電とランプ60の点灯を制御するバッテリ充電装置1であって、発電機10から出力される交流電圧VAの一方の相の電圧(正相電圧)を整流及び位相制御してバッテリ50に供給する第1のスイッチ回路(第1サイリスタ21及び第1ゲート制御回路22)と、発電機10から出力される交流電圧VAの他方の相の電圧(負相電圧)を整流及び位相制御してランプ60に供給する第2のスイッチ回路(第2サイリスタ23及び第2ゲート制御回路24)と、バッテリ50の電圧をランプ60に供給する第3のスイッチ回路(スイッチ25及びスイッチ制御回路26)と、発電機10の回転数を計測する回転数計測部27と、発電機10の回転数に応じて第2のスイッチ回路及び第3のスイッチ回路からのランプへの電圧の供給動作を制御する制御部28と、を備え、制御部28は、発電機10の回転数が所定の第1の回転数以上である場合に、交流電圧VAの他方の相の電圧(負相電圧)を、第2のスイッチ回路からランプ60へ供給することを停止し、バッテリ50の電圧を、第3のスイッチ回路を介してランプ60に供給する。
このような構成のバッテリ充電装置1では、制御部28は、発電機10の回転数が所定の第1の回転数以上である場合に、交流電圧VAの他方の相の電圧(負相電圧)を、第2のスイッチ回路(第2サイリスタ23及び第2ゲート制御回路24)を介してランプ60へ供給することを停止し、バッテリ50の電圧を、第3のスイッチ回路(スイッチ25及びスイッチ制御回路26)を介してランプ60に供給する。
これにより、バッテリ充電装置1では、発電機10が回転していない時や、車両のアイドリング時において、ランプ60の明るさが暗くなることや、ちらつきが発生することを回避できるとともに、発電機10の高速回転時においてバッテリ50に流す充電電流を増加させることができる。
(2)また、上記実施形態において、所定の第1の回転数は、発電機10の出力容量と、該発電機により電力が供給される負荷容量とに応じて設定される。
このような構成のバッテリ充電装置1では、バッテリ50の電圧のみをランプ60に供給するように切り替える基準となる第1の回転数を、発電機10の出力容量と、該発電機10により電力が供給される負荷容量とに応じて設定する。これにより、バッテリ充電装置1は、第1の回転数を最適に設定して、発電機の高速回転時におけるバッテリ50に流す充電電流を増加させることができる。
(3)また、上記実施形態において、制御部28は、発電機10の回転数が所定の第1の回転数以下であり、かつ第1の回転数よりも低い所定の第2の回転数以上の場合において、バッテリ50の電圧を、前記第3のスイッチ回路を介して前記ランプに供給することを停止し、交流電圧VAの他方の相の電圧(負相電圧)を、第2のスイッチ回路を介してランプ60に供給する。
このような構成のバッテリ充電装置1では、発電機10の中速回転時(第2回転数から第1回転数の間の回転数の時)に、ランプ60を第2のスイッチ回路のみにより点灯する。
これにより、バッテリ充電装置1は、発電機の中速回転時において、バッテリ50からランプ60に電圧を供給する必要がなくなり、第1のスイッチ回路を通してバッテリ50に流れる充電電流を増大させることができる。
(4)また、上記実施形態において、制御部28は、発電機10の回転数が所定の第2の回転数以下の場合に、交流電圧VAの他方の相の電圧(負相電圧)を、第2のスイッチ回路を介してランプ60に供給するとともに、交流電圧VAの一方の相(正相電圧)が出力される期間においてバッテリ50の電圧を、第3のスイッチ回路を介してランプ60に供給し、発電機10の回転が停止し、発電機10から交流電圧VAが出力されていない場合に、バッテリ50の電圧を、第3のスイッチ回路からランプ60に供給する。
このような構成のバッテリ充電装置1では、発電機10の低速回転時において、交流電圧VAの他方の相の電圧(負相電圧)をランプ60に供給するとともに、交流電圧VAの一方の相(正相電圧)が出力される期間においてバッテリ50の電圧をランプ60に供給する。また、発電機10の回転停止時は、バッテリ50の電圧をランプ60に供給する。
これにより、バッテリ充電装置1では、発電機10の回転停止時や低速回転時においてランプ60の明るさが暗くなることや、ちらつきが発生することを回避できるとともに、発電機10の高速回転時においてバッテリ50に流す充電電流を増加させることができる。
(5)また、上記実施形態において、第1のスイッチ回路は、バッテリ50の電圧に応じて交流電圧VAの一方の相の電圧(正相電圧)をバッテリ50に供給する期間を制御する第1スイッチ制御部(第1ゲート制御回路22)を備え、第2のスイッチ回路は、交流電圧VAに応じて他方の相の電圧(負相電圧)をランプ60に供給する期間を制御する第2スイッチ制御部(第2ゲート制御回路24)を備え、第3のスイッチ回路は、交流電圧VAの一方の相(正相電圧)が出力される期間において、交流電圧VAに応じて、バッテリの電圧をランプ60に供給する期間を制御する第3スイッチ制御部(スイッチ制御回路26)を備える。
このような構成のバッテリ充電装置であれば、第1スイッチ制御部(第1ゲート制御回路22)は、バッテリ50の電圧に応じて交流電圧VAの一方の相の電圧(正相電圧)をバッテリ50に供給する期間を制御し、第2スイッチ制御部(第2ゲート制御回路24)は、交流電圧VAに応じて他方の相の電圧(負相電圧)をランプ60に供給する期間を制御する。また、第3スイッチ制御部(スイッチ制御回路26)は、交流電圧VAの一方の相の電圧(正相電圧)が出力される期間において、交流電圧VAに応じて、バッテリ50の電圧をランプ60に供給する期間を制御する。
これにより、第1のスイッチ回路では、バッテリ50の電圧に応じてバッテリ50に供給する電圧を制御することができる。また、第2のスイッチ回路は、交流電圧VAに応じて、ランプ60に供給する電圧を制御することができる。また、第3のスイッチ回路は、交流電圧VAに応じてバッテリ50からランプ60に供給する期間を制御することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変形可能である。
例えば、本実施形態では、制御回路を車両に用いる例を説明したが、ランプの点灯とバッテリの充電を行う装置であれば、車両以外に用いてもよい。
1・・・バッテリ充電装置、10・・・発電機、20・・・制御回路、
21・・・第1サイリスタ、23・・・第2サイリスタ、
22‥・第1ゲート制御回路、24・・・第2ゲート制御回路、
25・・・スイッチ、26・・・スイッチ制御回路、27・・・回転数計測部、
28・・・制御部、30・・・DC負荷、40・・・ヒューズ、
50・・・バッテリ、60・・・ランプ

Claims (7)

  1. 発電機から出力された交流電圧を整流してバッテリの充電とランプの点灯を制御するバッテリ充電装置であって、
    前記発電機から出力される交流電圧の一方の相の電圧を整流及び位相制御して前記バッテリに供給する第1のスイッチ回路と、
    前記発電機から出力される交流電圧の他方の相の電圧を整流及び位相制御して前記ランプに供給する第2のスイッチ回路と、
    前記バッテリの電圧を前記ランプに供給する第3のスイッチ回路と、
    前記発電機の回転数を計測する回転数計測部と、
    前記発電機の回転数に応じて前記第2のスイッチ回路及び前記第3のスイッチ回路からの前記ランプへの電圧の供給動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記発電機の回転数が所定の第1の回転数以上である場合に、
    前記交流電圧の他方の相の電圧を、前記第2のスイッチ回路から前記ランプへ供給することを停止し、前記バッテリの電圧を、前記第3のスイッチ回路を介して前記ランプに供給する、
    ことを特徴とするバッテリ充電装置。
  2. 前記所定の第1の回転数は、発電機の出力容量と、前記発電機により電力が供給される負荷容量とに応じて設定されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ充電装置。
  3. 前記制御部は、
    前記発電機の回転数が所定の第1の回転数以下であり、かつ前記第1の回転数よりも低い所定の第2の回転数以上の場合において、
    前記バッテリの電圧を、前記第3のスイッチ回路を介して前記ランプに供給することを停止し、
    前記交流電圧の他方の相の電圧を、前記第2のスイッチ回路を介して前記ランプに供給する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のバッテリ充電装置。
  4. 前記制御部は、
    前記発電機の回転数が前記所定の第2の回転数以下の場合に、
    前記交流電圧の他方の相の電圧を、前記第2のスイッチ回路を介して前記ランプに供給するとともに、
    前記交流電圧の一方の相が出力される期間において前記バッテリの電圧を、前記第3のスイッチ回路を介して前記ランプに供給し、
    前記発電機の回転が停止し、前記発電機から交流電圧が出力されていない場合に、
    前記バッテリの電圧を、前記第3のスイッチ回路から前記ランプに供給する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のバッテリ充電装置。
  5. 前記第1のスイッチ回路は、
    前記バッテリの電圧に応じて前記交流電圧の一方の相の電圧を前記バッテリに供給する期間を制御する第1スイッチ制御部を備え、
    前記第2のスイッチ回路は、
    前記交流電圧に応じて前記他方の相の電圧を前記ランプに供給する期間を制御する第2スイッチ制御部を備え、
    前記第3のスイッチ回路は、
    前記交流電圧の一方の相が出力される期間において、前記交流電圧に応じて、バッテリの電圧を前記ランプに供給する期間を制御する第3スイッチ制御部を備える、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のバッテリ充電装置。
  6. 前記第1のスイッチ回路及び第2のスイッチ回路がサイリスタ素子とそのゲート制御回路とで構成され、
    前記第3のスイッチ回路が電界効果トランジスタとそのゲート制御回路とで構成される、
    ことを特徴とする請求項5に記載のバッテリ充電装置。
  7. 発電機から出力された交流電圧を整流してバッテリの充電とランプの点灯を制御するバッテリ充電装置の制御方法であって、
    前記発電機から出力される交流電圧の一方の相の電圧を、第1のスイッチ回路を介して、整流及び位相制御して前記バッテリに供給する手順と、
    前記発電機から出力される交流電圧の他方の相の電圧を、第2のスイッチ回路を介して、整流及び位相制御して前記ランプに供給する手順と、
    前記バッテリの電圧を、第3のスイッチ回路を介して、前記ランプに供給する手順と、
    前記発電機の回転数を計測する回転数計測手順と、
    前記発電機の回転数に応じて前記第2のスイッチ回路及び前記第3のスイッチ回路からの前記ランプへの電圧の供給動作を制御する制御手順と、
    を含み、
    さらに、前記制御手順には、
    前記発電機の回転数が所定の第1の回転数以上である場合に、
    前記交流電圧の他方の相の電圧を、前記第2のスイッチ回路から前記ランプへ供給することを停止し、前記バッテリの電圧を、前記第3のスイッチ回路を介して前記ランプに供給する手順を、
    含むことを特徴とする制御方法。
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