JP2005329922A - ヘッドライト点灯装置 - Google Patents

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JP2005329922A JP2004222307A JP2004222307A JP2005329922A JP 2005329922 A JP2005329922 A JP 2005329922A JP 2004222307 A JP2004222307 A JP 2004222307A JP 2004222307 A JP2004222307 A JP 2004222307A JP 2005329922 A JP2005329922 A JP 2005329922A
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Abstract

【課題】走行ビームとすれ違いビームとを同時点灯させても、電圧を降下を抑えて十分な明るさを確保することができるヘッドライト点灯装置を提供する。
【解決手段】 走行ビーム用フィラメント1及びすれ違いビーム用フィラメント3を有するヘッドライト5と、発電機7と、該発電機7からの交流電流を直流電流に変換する整流器及び電圧調整器9と、整流器及び電圧調整器9からの直流電流により蓄電されるバッテリ11と、発電機7からの交流電流をヘッドライト5の走行ビーム用フィラメント1又はすれ違いビーム用フィラメント3に択一的に供給可能な走行ビーム用スイッチS1及びすれ違いビーム用スイッチS2と、走行ビーム用フィラメント1を点灯可能なパッシング用スイッチS3とを備え、パッシング用スイッチS3をオン状態にすることにより走行ビーム及びすれ違いビームの両方を点灯させるとき、一方を発電機7からの交流電流により点灯すると共に、他方をバッテリ11からの直流電流により点灯するように構成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、発電機から供給される交流電流によりヘッドライトを点灯させると共に、発電機からの交流電流を直流電流に変換してバッテリに蓄電し、その直流電流により各種の電装品を動作させるAC−DCシステムを用いた車両のヘッドライト点灯装置に関するものである。
従来、ヘッドライト点灯装置として、例えば、下記特許文献1などに記載されているように、発電機により発電された交流電流によりヘッドライトを点灯させると共に、発電機により発電された交流電流を直流電流に変換してバッテリーに蓄電し、このバッテリーからの直流電流を各種の電装品に供給して動作させるように構成されたAC−DCシステムが知られている。
従来のAC−DCシステムを用いたヘッドライト点灯装置を図9及び図10に示す。
このヘッドライト点灯装置は、走行ビーム用フィラメント1及びすれ違いビーム用フィラメント3を備えたヘッドライト5と、発電機7と、発電機7からの交流電流を直流電流に変換する整流器及び電圧調整器9と、整流器及び電圧調整器9からの直流電流により蓄電されるバッテリ11とを有している。
発電機7と整流器及び電圧調整器9とは、発電機7からの交流電流を整流器及び電圧調整器9に供給するための第一の交流電流供給ラインL1を介して接続され、発電機7とヘッドライト5の走行ビーム用フィラメント1及びすれ違いビーム用フィラメント3とは、第一の交流電流供給ラインL1に接続されて発電機7からの交流電流をヘッドライト5の走行ビーム用フィラメント1及びすれ違いビーム用フィラメント3に供給するための第二の交流電流供給ラインL2を介して接続されている。
第二の交流電流供給ラインL2中には、走行ビーム用スイッチS1とすれ違いビーム用スイッチS2とが並列配置され、第二の交流電流供給ラインL2の、第一の交流電流供給ラインL1から走行ビーム用スイッチS1及びすれ違いビーム用スイッチS2に至る部分と、第二の交流電流供給ラインL2の、走行ビーム用スイッチS1から走行ビーム用フィラメント1に至る部分との間に、第三の交流電流供給ラインL3が接続され、その第三の交流電流供給ラインL3中に走行ビーム用フィラメント1を点灯可能なパッシング用スイッチS3が配置されている。
この走行ビーム用スイッチS1及びすれ違いビーム用スイッチS2はデイマースイッチ12内に組み込まれており、ディマースイッチ12により走行ビーム用スイッチS1とすれ違いビーム用スイッチS2とが択一的にオン・オフ可能に構成され、発電機7からの交流電流が走行ビーム用フィラメント1又はすれ違いビーム用フィラメント3に択一的に供給されるようになっている。
また、整流器及び電圧調整器9とバッテリ11とは、整流器及び電圧調整器9からの直流電流をバッテリ11に供給するため第一の直流電流供給ラインL4を介して互いに接続され、バッテリ11で蓄電された直流電流をエンジン等の各種電装品へ供給するための第二の直流電流供給ラインL5がバッテリ11と接続されている。この第二の直流電流供給ラインL5中には、各種電装品を駆動させるためのメインスイッチS4が配置されている。
WO 01/095455公報
このように構成された従来の車両用ヘッドライト点灯装置においては、図10に示すように、ライティングスイッチ20がオン状態で、すれ違いビームスイッチS2をオン状態にすると、すれ違いビーム用フィラメント3に発電機7から交流電流が供給されて、すれ違いビームが点灯する。そして、すれ違いビームが点灯しているときに、パッシング用スイッチS3をオン状態にすると、走行ビーム用フィラメント1に発電機からの交流電流が供給されて走行ビームが点灯する。
このとき、走行ビームとすれ違いビームとが同時に点灯することとなるため、同時点灯による負荷増大によって電圧が降下し、その結果、走行ビーム及びすれ違いビームの十分な明るさが得られないという問題点があった。
そこで、この発明は、走行ビームとすれ違いビームとを同時点灯させても、電圧が降下し難く、十分な明るさが得られる車両用ヘッドライト点灯装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する請求項1に記載の発明は、発電機と、前記発電機からの交流電流を直流電流に変換する整流器及び電圧調整器と、該整流器及び電圧調整器からの直流電流により蓄電されるバッテリと、走行ビーム用フィラメント及びすれ違いビーム用フィラメントを有するヘッドライトと、前記発電機からの交流電流を前記走行ビーム用フィラメント又は前記すれ違いビーム用フィラメントに択一的に供給して前記走行ビーム又はすれ違いビームを点灯可能なビーム切換部と、前記走行ビームを点灯可能なパッシング用スイッチとを備えたヘッドライト点灯装置であって、前記パッシング用スイッチをオン状態にして、前記走行ビーム及び前記すれ違いビームの両方が点灯するとき、一方のフィラメントに前記発電機からの交流電流を供給すると共に、他方のフィラメントに前記バッテリからの直流電流を供給するように構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記ビーム切換部は、前記走行ビーム用フィラメント及び前記すれ違いビーム用フィラメントと前記発電機との間に設けられると共に、前記走行ビームを点灯する走行ビーム用スイッチと、前記すれ違いビームを点灯するすれ違いビーム用スイッチとを有し、前記パッシング用スイッチは、前記走行ビーム用フィラメントと前記バッテリとの間に設けられ、前記走行ビーム用フィラメントと前記発電機との間が切断された状態で、前記パッシング用スイッチがオン状態となるように構成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記ビーム切換部は、前記パッシング用スイッチを有し、前記走行ビーム用スイッチ及び前記パッシング用スイッチを択一的にオン状態にするものであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成に加え、前記ビーム切換部は、一方側及び他方側に択一的に傾倒可能に構成され、一方側に傾倒されたときに前記走行ビーム用スイッチがオン状態とされる走行ビーム位置を有し、他方側に傾倒されたときに前記すれ違いビーム用スイッチがオン状態とされるすれ違いビーム位置を有すると共に、該すれ違いビーム位置より更に傾倒されたときに前記パッシング用スイッチがオン状態とされるパッシング位置を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記パッシング用スイッチは、前記ビーム切換部とは独立して操作可能に設けられ、前記パッシング用スイッチをオン状態にすることにより、前記ビーム切換部と前記発電機との間が切断されるように構成したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の構成に加え、前記パッシング用スイッチをオン状態にすることにより、前記すれ違いビーム用フィラメントと前記発電機との間を接続するように構成したことを特徴とする。
請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、パッシング用スイッチをオン状態にすることにより走行ビーム及びすれ違いビームの両方が点灯するとき、走行ビーム用フィラメント及びすれ違いビーム用フィラメントの内の一方に発電機からの交流電流を供給すると共に、他方にバッテリからの直流電流を供給するように構成したので、走行ビームとすれ違いビームとを同時点灯させても、負荷の増大による電圧降下を惹起させ難く、パッシング時にヘッドライトを十分な明るさで点灯させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ビーム切換部がパッシング用スイッチを有し、走行ビーム用スイッチ及びパッシング用スイッチを択一的にオン状態にするものであるので、走行ビーム用フィラメントに交流電流を供給する走行ビーム用スイッチと、走行ビーム用フィラメントに直流電流を供給するパッシング用スイッチとが同時にオン状態にされることがなく、パッシング用スイッチをオン状態にした際に、バッテリからの直流電流が整流器及び電圧調整器に通電されて過電流になることを簡単な構成で確実に防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、ビーム切換部が一方側及び他方側に択一的に傾倒可能に構成され、一方側に走行ビーム位置を設け、他方側にすれ違いビーム位置を設けると共に、すれ違いビーム位置より更に傾倒された位置にパッシング位置を設けたので、一つのビーム切換部で走行ビーム用スイッチ、パッシング用スイッチ、及びパッシング用スイッチを操作することができると共に、走行ビーム用スイッチとパッシング用スイッチとが同時にオン状態にされることを確実に防止でき、部品点数を抑えて、より簡単な構成にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、パッシング用スイッチがビーム切換部とは独立して操作可能に設けられていても、パッシング用スイッチをオン状態にすることにより、前記ビーム切換部と前記発電機との間が切断されるように構成されているので、走行ビーム用フィラメントに発電機からの交流電流と、バッテリからの直流電流とが同時に供給されることがなく、パッシング用スイッチをオン状態にした際に、バッテリからの直流電流が整流器及び電圧調整器に通電されて過電流になることを簡単な構成で防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、パッシング用スイッチをオン状態にすることにより、前記すれ違いビーム用フィラメントと前記発電機との間を接続するように構成されているので、すれ違いビームの点灯時にパッシング用スイッチをオン状態にした際、ビーム切換部と発電機との間が切断されても、すれ違いビームを消灯することなく、走行ビームをバッテリからの直流電流により点灯させることができる。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図4は、この発明の実施の形態1のヘッドライト点灯装置を示す。
この実施の形態のヘッドライト点灯装置は、図1に示すように、走行ビーム用フィラメント1及びすれ違いビーム用フィラメント3を備えたヘッドライト5と、エンジンの駆動により発電する発電機7と、発電機7からの交流電流を直流電流に変換する整流器及び電圧調整器9と、整流器及び電圧調整器9からの直流電流により蓄電されるバッテリ11とを有している。
発電機7と整流器及び電圧調整器9とは、発電機7からの交流電流を整流器及び電圧調整器9に供給するための第一の交流電流供給ラインL1を介して接続され、発電機7とヘッドライト5の走行ビーム用フィラメント1及びすれ違いビーム用フィラメント3とは、第一の交流電流供給ラインL1に接続されて発電機7からの交流電流をヘッドライト5の走行ビーム用フィラメント1及びすれ違いビーム用フィラメント3に供給するための第二の交流電流供給ラインL2を介して接続されている。
この第二の交流電流供給ラインL2中には、発電機7からの交流電流を走行ビーム用フィラメント1に供給するための走行ビーム用スイッチS1と、発電機7からの交流電流をすれ違いビーム用フィラメント3に供給可能なすれ違いビーム用スイッチS2とが並列配置されている。
整流器及び電圧調整器9とバッテリ11とは、整流器及び電圧調整器9からの直流電流をバッテリ11に供給するため第一の直流電流供給ラインL4を介して互いに接続され、更に、バッテリ11で蓄電された直流電流を各種の電装品へ供給するための第二の直流電流供給ラインL5が第一の直流電流供給ラインL4と各種の電装品との間に接続されている。この第二の直流電流供給ラインL5中には、メインスイッチS4が配置されている。
そして、第二の直流電流供給ラインL5の、メインスイッチS4から各種の電装品に至る部分と、第二の交流電流供給ラインL2の走行ビーム用スイッチS1から走行ビーム用フィラメント1に至る部分との間には、バッテリ11からの直流電流を走行ビーム用フィラメント1に供給する第三の直流電流供給ラインL6が接続されている。この第三の直流電流供給ラインL6中には、走行ビーム用フィラメント1にバッテリ11からの直流電流を供給可能なパッシング用スイッチS3が配置されている。
ここでは、走行ビーム用スイッチS1又はすれ違いビーム用スイッチS2がオン状態にされることにより、第一及び第二の交流電流供給ラインL1、L2を介して、発電機7からの交流電流が走行ビーム用フィラメント1又はすれ違いビーム用フィラメント3に通電可能になっている。一方、パッシング用スイッチS3がオン状態にされることにより、第二及び第三の直流電流供給ラインL5、L6を介して、バッテリ11からの直流電流が走行ビーム用フィラメント1に通電可能になっている。
このような走行ビーム用スイッチS1、すれ違いビーム用スイッチS2及びパッシング用スイッチS3は、図2及び図3に示すようなビーム切換部としての併合スイッチ10に設けられている。
この併合スイッチ10は、図2に示すように、ハンドル13の一方のハンドルグリップ13a近傍に装着されており、図3に示すように、一方側及び他方側に択一的に傾倒可能に構成され、内部に走行ビーム用スイッチS1及びすれ違いビーム用スイッチS2からなるディマースイッチ部12aとパッシング用スイッチS3からなるパッシング部12bとが一体的に形成されている。
この併合スイッチ10が、一方側に傾倒されて、鎖線aで示す走行ビーム位置に配置されると、走行ビームスイッチS1がオン状態になり、この走行ビーム位置aとは反対となる他方側に傾倒されて、実線bで示すすれ違いビーム位置に配置されると、すれ違いビーム用スイッチS2がオン状態とされるようになっている。そして、すれ違いビーム位置bより更に傾倒されて、鎖線cで示すパッシング位置に配置されると、パッシング用スイッチS3がオン状態とされるようになっている。ここでは、併合スイッチ10が押圧されている間だけパッシング位置cに配置され、開放されるとすれ違いビーム位置bまで自動復帰される。
このような併合スイッチ10では、一方側に押圧されて走行ビーム位置aに配置されている間は、すれ違いビーム用スイッチS2及びパッシング用スイッチS3がオフ状態となり、他方側に押圧されてすれ違いビーム位置bに配置されている間は、走行ビームスイッチS1及びパッシング用スイッチS3がオフ状態となる。そして、すれ違いビーム位置bより更に押圧されてパッシング位置cに配置される間は、走行ビームスイッチS1がオフ状態が維持されると共に、すれ違いビーム用スイッチS2がオン状態とされたまま、パッシング用スイッチS3がオン状態にされる。
なお、図3中、符号15はフラッシャスイッチを示し、符号17はホーンスイッチを示している。
次に、このようなヘッドライト点灯装置の動作について説明する。
図4及び図5に示すように、ライティングスイッチ20がオフ状態のときには、併合スイッチ10が走行ビーム(Hi)位置aまたはすれ違いビーム(Lo)位置bに配置されていても、走行ビーム及びすれ違いビームや他の灯火器は点灯しない(C11)。この状態で、併合スイッチ10を押圧してパッシング位置cに配置し、パッシング用スイッチS3をオン状態にすると、バッテリ11からの直流電流が走行ビーム用フィラメント1に供給され、走行ビームが点灯する(C12)。
次に、ライティングスイッチ20がポジションライト位置に配置された状態では、走行ビーム及びすれ違いビームは、併合スイッチ10が走行ビーム(Hi)位置aまたはすれ違いビーム(Lo)位置bの何れであっても点灯せず、図示しないメータインジゲータ、ポジションライト、及びテールライトだけが点灯する(C13)。この状態で、併合スイッチ10を押圧してパッシング位置cに配置し、パッシング用スイッチS3をオン状態にすると、メータインジゲータ、ポジションライト、及びテールライトが点灯した状態のまま、バッテリ11からの直流電流が走行ビーム用フィラメント1に供給され、走行ビームが点灯する(C14)。
更に、ライティングスイッチ20がオン状態では、メータインジゲータ、ポジションライト、及びテールライトが点灯すると共に、併合スイッチ10が走行ビーム位置a又はすれ違いビーム位置bに配置されることにより、走行ビーム用スイッチS1又はすれ違いビーム用スイッチS2が択一的にオン状態にされると、走行ビーム用フィラメント1又はすれ違いビーム用フィラメント3に発電機7からの交流電流が供給されて、走行ビーム又はすれ違いビームが点灯する(C15、C16)。
そして、走行ビーム又はすれ違いビームが点灯時に、併合スイッチ10を押圧してパッシング位置cに配置し、パッシング用スイッチS3をオン状態にした場合(C17)には、メータインジゲータ、ポジションライト、及びテールライトが点灯した状態のまま、次のように動作する。
まず、すれ違いビーム点灯時に、併合スイッチ10を押圧してパッシング位置cに配置し、パッシング用スイッチS3をオン状態にすると、すれ違いビームが発電機7からの交流電流により点灯した状態のまま、バッテリ11からの直流電流が走行ビーム用フィラメント1に供給され、すれ違いビームと共に走行ビームが点灯する。
また、走行ビーム点灯時に、併合スイッチ10を押圧してパッシング位置cに配置し、パッシング用スイッチS3をオン状態にすると、走行ビーム用スイッチS1がオフ状態になり、発電機7と走行ビーム用フィラメント1との間が切断され、発電機7から走行ビーム用フィラメント1に供給されていた交流電流が遮断され、代りに、バッテリ11からの直流電流が走行ビーム用フィラメント1に供給され、走行ビームが点灯する。このとき、すれ違いビーム用スイッチS2もオン状態となるため、発電機7からの交流電流により、すれ違いビームも点灯する。
以上のようなヘッドライト点灯装置によれば、パッシング用スイッチS1をオン状態にすることにより走行ビーム及びすれ違いビームの両方が点灯するとき、すれ違いビームを発電機7からの交流電流により点灯させ、走行ビームをバッテリ11からの直流電流により点灯させるように構成しているので、走行ビームとすれ違いビームとを同時に点灯させても、負荷の増大による電圧降下を惹起させ難く、ヘッドライトを十分な明るさで点灯させることができる。
また、併合スイッチ10がパッシング用スイッチS3を有し、走行ビーム用スイッチS1及びパッシング用スイッチS3を択一的にオン状態にできるものであるため、走行ビーム用スイッチS1と、パッシング用スイッチS3とを同時にオン状態にすることがなく、パッシング用スイッチS3をオン状態にした際、バッテリ11からの直流電流が整流器及び電圧調整器9に通電されて過電流になることが確実に防止できる。
更に、併合スイッチ10が、押圧されることにより一方側又は他方側に傾倒でき、一方側に走行ビーム位置aを有し、他方側にすれ違いビーム位置bと、このすれ違いビーム位置bより更に押圧された位置にパッシング位置cを有しているので、一つの併合スイッチ10だけで確実に走行ビーム用スイッチS1とパッシング用スイッチS3とが同時にオン状態にされることを防止でき、スイッチ用の部品を少なくすることができる。
[発明の実施の形態2]
図6乃至図8は、この発明の実施の形態2のヘッドライト点灯装置を示す。
上記実施の形態1では、走行ビーム用スイッチS1、すれ違いビーム用スイッチS2、パッシング用スイッチS3を一つの併合スイッチ10に組み込んだ例について説明したが、この実施の形態2では、図6に示すように、走行ビーム用スイッチS1及びすれ違いビーム用スイッチS2とをビーム切換部としてのディマースイッチ12に設け、パッシング用スイッチS3をディマースイッチ12とは別体の押釦スイッチ19に独立して操作可能に設けている。
このように走行ビーム用スイッチS1と別体にパッシング用スイッチS3を設ける場合、機械的な規制手段や電気的な規制回路などにより、走行ビーム用スイッチS1とパッシング用スイッチS3とが同時にオン状態にできないように構成する必要があり、押釦スイッチ19を押圧することにより、パッシング用スイッチS3をオン状態にする際、ディマースイッチ12と発電機7側のライティングスイッチ20との間を電気的に切断するように構成されている。
また、この実施の形態2では、押釦スイッチ19を押圧することにより、パッシング用スイッチS3をオン状態にする際、すれ違いビーム用フィラメント3と発電機7との間を電気的に接続するように構成している。
このようなヘッドライト点灯装置では、図7及び図8に示すように、ライティングスイッチ20がオフ状態のときには、ディマースイッチ12が走行ビーム(Hi)位置aまたはすれ違いビーム(Lo)位置bに配置されていても、走行ビーム及びすれ違いビームや他の灯火器は点灯しない(C21)。この状態で、押釦スイッチ19を押圧し、パッシング用スイッチS3をオン状態にすると、バッテリ11からの直流電流が走行ビーム用フィラメント1に供給され、走行ビームが点灯する(C22)。
次に、ライティングスイッチ20がポジションライト位置に配置された状態では、走行ビーム及びすれ違いビームは、ディマースイッチ12が走行ビーム(Hi)位置aまたはすれ違いビーム(Lo)位置bの何れであっても点灯せず、図示しないメータインジゲータ、ポジションライト、及びテールライトだけが点灯する(C23)。この状態で、押釦スイッチ19を押圧し、パッシング用スイッチS3をオン状態にすると、メータインジゲータ、ポジションライト、及びテールライトが点灯した状態のまま、バッテリ11からの直流電流が走行ビーム用フィラメント1に供給され、すれ違いビームと共に走行ビームが点灯する(C24)。
更に、ライティングスイッチ20がオン状態では、メータインジゲータ、ポジションライト、及びテールライトが点灯すると共に、ディマースイッチ12が走行ビーム(Hi)位置a又はすれ違いビーム(Lo)位置bに配置されることにより、走行ビーム用スイッチS1又はすれ違いビーム用スイッチS2が択一的にオン状態にされると、走行ビーム用フィラメント1又はすれ違いビーム用フィラメント3に発電機7からの交流電流が供給されて、走行ビーム又はすれ違いビームが点灯する(C25、C26)。
そして、走行ビーム又はすれ違いビームが点灯時に、押釦スイッチ19を押圧し、パッシング用スイッチS3をオン状態にした場合には、メータインジゲータ、ポジションライト、及びテールライトが点灯した状態のまま、次のように動作する。
まず、ディマースイッチ12がすれ違いビーム(Lo)位置bに配置されているときに、押釦スイッチ19を押圧し、パッシング用スイッチS3をオン状態にすると、発電機7側のライティングスイッチ20とディマースイッチ12との間が切断され、代りに、ライティングスイッチ20とすれ違いビーム用フィラメント3との間が電気的に接続され、すれ違いビームが発電機7からの交流電流により点灯した状態が維持される。それと同時に、バッテリ11からの直流電流が走行ビーム用フィラメント1に供給され、すれ違いビームと共に走行ビームが点灯する(C27)。
また、ディマースイッチ12が走行ビーム(Hi)位置aに配置されているときに、押釦スイッチ10を押圧し、パッシング用スイッチS3をオン状態にすると、発電機7側のライティングスイッチ20とディマースイッチ12との間が切断されて、発電機7から走行ビーム用フィラメント1に供給されていた交流電流が遮断され、代りに、バッテリ11からの直流電流が走行ビーム用フィラメント1に供給され、走行ビームが点灯する。このとき、ライティングスイッチ20とすれ違いビーム用フィラメント3との間が電気的に接続されるため、発電機7からの交流電流により、すれ違いビームも点灯する。
以上のような発明の実施の形態2のヘッドライト点灯装置によれば、発明の実施の形態1と同様に、走行ビームとすれ違いビームとを同時に点灯させても、負荷の増大による電圧降下を惹起させ難く、ヘッドライトを十分な明るさで点灯させることができる。
また、押釦スイッチ19がディマースイッチ12とは独立して操作可能に設けられていても、押釦スイッチ19を押圧してパッシング用スイッチS3をオン状態にすることにより、ディマースイッチ12と発電機7との間が切断されるように構成されているので、走行ビーム用フィラメント1に発電機7からの交流電流と、バッテリ11からの直流電流とが同時に供給されることがなく、パッシング用スイッチS3をオン状態にした際に、バッテリ11からの直流電流が整流器及び電圧調整器9に通電されて過電流になることが確実に防止することができる。
更に、パッシング用スイッチS3をオン状態にすることにより、すれ違いビーム用フィラメント3と発電機7との間を接続するように構成されているので、すれ違いビーム点灯時にパッシング用スイッチS3をオン状態にした際、ディマースイッチ12と発電機7との間が切断されても、すれ違いビームを消灯することなく、走行ビームをバッテリ11からの直流電流により点灯させることができ、十分な光量を確保することができる。
なお、発明の実施の形態1、2では、何れもすれ違いビーム点灯時にパッシング用スイッチS3がオン状態にされると、バッテリ11からの直流電流が走行フィラメント1に供給されるように構成したが、発電機からの交流電流を走行フィラメント1に供給すると共にバッテリ11からの直流電流をすれ違いビーム用フィラメント3に供給するように構成することも可能である。
この発明の実施の形態に係るヘッドライト点灯装置の回路図である。 同実施の形態のヘッドライト点灯装置の併合スイッチを装着したハンドルを示す正面図である。 同実施の形態のヘッドライト点灯装置の併合スイッチの側面図である。 同実施の形態に係るヘッドライト点灯装置の動作を説明する図である。 同実施の形態に係るヘッドライト点灯装置の動作の流れを示すフローチャートである。 同実施の形態のヘッドライト点灯装置の変形例を示す側面図である。 同実施の形態に係るヘッドライト点灯装置の動作を説明する図である。 同実施の形態に係るヘッドライト点灯装置の動作の流れを示すフローチャートである。 従来のヘッドライト点灯装置の回路図である。 従来のヘッドライト点灯装置の動作を説明する図である。
符号の説明
1 走行ビーム用フィラメント
3 すれ違いビーム用フィラメント
5 ヘッドライト
7 発電機
9 整流器及び電圧調整器
10 併合スイッチ(ビーム切換部)
11 バッテリ
12a ディマースイッチ部
12b パッシング部
12 ディマースイッチ(ビーム切換部)
S1 走行ビーム用スイッチ
S2 すれ違いビーム用スイッチ
S3 パッシング用スイッチ

Claims (6)

  1. 発電機と、前記発電機からの交流電流を直流電流に変換する整流器及び電圧調整器と、該整流器及び電圧調整器からの直流電流により蓄電されるバッテリと、走行ビーム用フィラメント及びすれ違いビーム用フィラメントを有するヘッドライトと、前記発電機からの交流電流を前記走行ビーム用フィラメント又は前記すれ違いビーム用フィラメントに択一的に供給して前記走行ビーム又はすれ違いビームを点灯可能なビーム切換部と、前記走行ビームを点灯可能なパッシング用スイッチとを備えたヘッドライト点灯装置であって、
    前記パッシング用スイッチをオン状態にして、前記走行ビーム及び前記すれ違いビームの両方が点灯するとき、一方のフィラメントに前記発電機からの交流電流を供給すると共に、他方のフィラメントに前記バッテリからの直流電流を供給するように構成したことを特徴とするヘッドライト点灯装置。
  2. 前記ビーム切換部は、前記走行ビーム用フィラメント及び前記すれ違いビーム用フィラメントと前記発電機との間に設けられると共に、前記走行ビームを点灯する走行ビーム用スイッチと、前記すれ違いビームを点灯するすれ違いビーム用スイッチとを有し、前記パッシング用スイッチは、前記走行ビーム用フィラメントと前記バッテリとの間に設けられ、前記走行ビーム用フィラメントと前記発電機との間が切断された状態で、前記パッシング用スイッチがオン状態となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のヘッドライト点灯装置。
  3. 前記ビーム切換部は、前記パッシング用スイッチを有し、前記走行ビーム用スイッチ及び前記パッシング用スイッチを択一的にオン状態にするものであることを特徴とする請求項2に記載のヘッドライト点灯装置。
  4. 前記ビーム切換部は、一方側及び他方側に択一的に傾倒可能に構成され、一方側に傾倒されたときに前記走行ビーム用スイッチがオン状態とされる走行ビーム位置を有し、他方側に傾倒されたときに前記すれ違いビーム用スイッチがオン状態とされるすれ違いビーム位置を有すると共に、該すれ違いビーム位置より更に傾倒されたときに前記パッシング用スイッチがオン状態とされるパッシング位置を有することを特徴とする請求項3に記載のヘッドライト点灯装置。
  5. 前記パッシング用スイッチは、前記ビーム切換部とは独立して操作可能に設けられ、前記パッシング用スイッチをオン状態にすることにより、前記ビーム切換部と前記発電機との間が切断されるように構成したことを特徴とする請求項2に記載のヘッドライト点灯装置。
  6. 前記パッシング用スイッチをオン状態にすることにより、前記すれ違いビーム用フィラメントと前記発電機との間を接続するように構成したことを特徴とする請求項5に記載のヘッドライト点灯装置。
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