JP2014086297A - 電源装置のための筐体用コネクタ - Google Patents

電源装置のための筐体用コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2014086297A
JP2014086297A JP2012234804A JP2012234804A JP2014086297A JP 2014086297 A JP2014086297 A JP 2014086297A JP 2012234804 A JP2012234804 A JP 2012234804A JP 2012234804 A JP2012234804 A JP 2012234804A JP 2014086297 A JP2014086297 A JP 2014086297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
connector
cable
power supply
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012234804A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6001998B2 (ja
Inventor
Kenichi Naganuma
健一 長沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Electric Co Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirose Electric Co Ltd filed Critical Hirose Electric Co Ltd
Priority to JP2012234804A priority Critical patent/JP6001998B2/ja
Publication of JP2014086297A publication Critical patent/JP2014086297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6001998B2 publication Critical patent/JP6001998B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】筐体への取付けそして接続を筐体の前方開口から行える筐体用コネクタを提供することを課題とする。
【解決手段】電源ユニットUの挿入のための前方開口部F1を有する筐体Fの後壁部F4内面上に取付けられる筐体用コネクタ10がハウジング11とケーブル付き電源端子20を有し、ハウジング11は、電源ユニットUのユニット側コネクタU1に向く前方側に嵌合部14A,14Bを、筐体に向く後方側に被取付け部12を有し、ケーブル付き電源端子20は、ケーブル21と、該ケーブルの両端に設けられた電源端子22とを有し、嵌合部14A,14Bは、少なくとも前方に向け開口しており、ケーブル付き電源端子20の電源端子22を保持して電源ユニットUのユニット側コネクタU1の端子と接触可能に位置せしめ、且つ、ケーブル付き電源端子20のケーブル21を被取付け部12よりも前方範囲で延出させ、他の筐体用コネクタに接続可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電源装置のための筐体用コネクタに関し、特に、電源装置の筐体の前方開口部から複数の電源ユニットが挿入され、各電源ユニットがその後面に有するユニットコネクタに対応して筐体後壁部内面に設けられた筐体用コネクタが順次接続されているようになっている該筐体用コネクタに関する。
この種の筐体用コネクタは、例えば、特許文献1にて電子機器の筐体のリアパネルに取り付けられるコネクタとして開示されている。特許文献1の電子機器は、装置本体の筐体がフロントパネルとリアパネルとを有し、ドライブディスクを収容したキャディをフロントパネルの開口部からそしてリアパネルの開口部から電源ユニット(電源)をそれぞれ筐体内に挿入することとしている。したがって、特許文献1の電子機器の組立てに際しては、作業者は、上記フロントパネル側とリアパネル側の両方から作業することとなる。しかしながら、例えば、特許文献1のようなキャディを有することなく、電源ユニットのみを複数収める電源装置の場合には、電源ユニットの挿入についてのみ着目することとなるので、上記リアパネルは、挿入のための前方開口が形成されている前面パネルに相当することとなる。
特許文献1では、筐体内には、垂直起立部を有するメイン基板が固定されており、該垂直起立部にはリアパネル側に向くケーブル付きの筐体用コネクタが取り付けられている。一方、リアパネルの各開口部からそれぞれ挿入される電源ユニットには、上記筐体用コネクタに向く面にコネクタが設けられている。かくして、電源ユニットをリアパネルの開口部から所定位置まで挿入すると、該電源ユニットはそのコネクタが筐体用コネクタに嵌合接続されるようになっている。したがって、電源ユニット同士は、上記筐体用コネクタを介して接続されることも可能となる。
特開平10−031537
しかしながら、特許文献1の電子機器が大型の装置あるいは電源ユニットを複数収容し互いに接続する電源装置であって装置重量が大きくなる場合、装置がそのリアパネル側を建物の壁面に近接して設置されていると、電源ユニットの交換時には、建物の壁面と装置の筐体のリアパネルとの間に作業空間を確保すべく、該装置を移動させなくてはならず、移動のための手間が要るし、そのための余分なスペースも必要となる。特に、装置が電源ユニットのみを複数収容している電源装置の場合には、上述のように、特許文献1のリアパネルがこの電源装置の前面パネルに相当するので、きわめて作業が困難となる。
あるいは、装置を移動させなくともよいようにするには、上記作業空間を確保した位置に装置を設置することもあり得るが、これでは建物内での空間利用率が低下する。
本発明は、かかる事情に鑑み、電源装置の筐体の後壁部が建物の壁面に近接して上記筐体が配置されても、これを移動させることなく、筐体の前方から電源ユニットを挿入可能とし、電源ユニット同士を接続するための筐体用コネクタに対してもその接続作業を前方から行うことができる、電源装置のための筐体用コネクタを提供することを課題とする。
本発明に係る筐体用コネクタは、複数の電源ユニットの挿入のために前方開口部が形成された筐体の後壁部内面上に取付けられて、各電源ユニットが有するユニット側コネクタと接続する。
筐体用コネクタにおいて、本発明では、該筐体用コネクタは、ハウジングとケーブル付き電源端子を有し、ハウジングは、ユニット側コネクタに対向する前方側に嵌合部を有すると共に、筐体に対向する後方側に筐体へ取付けられる被取付け部を有し、上記ケーブル付き電源端子は、ケーブルと、該ケーブルの両端に設けられた電源端子とを有し、上記嵌合部は、少なくとも前方に向け開口しており、上記ケーブル付き電源端子の電源端子を保持して上記電源ユニットのユニット側コネクタの端子と接触可能に位置せしめ、且つ、該ケーブル付き電源端子のケーブルを上記被取付け部よりも前方範囲で延出させ、他の筐体用コネクタに接続可能とすることを特徴としている。
かかる構成の本発明の筐体用コネクタによると、該筐体用コネクタは次の要領で電源装置の筐体へ取付けられそして筐体用コネクタ同士が接続され、さらには電源ユニットが筐体内へ挿入されて電源装置が組立てられる。
先ず、筐体用コネクタは、筐体の前方開口部から該筐体の後壁部内面へ位置づけられ該筐体用コネクタの被取付部で上記後壁部内面に対して取付けられる。筐体用コネクタは複数箇、それぞれの所定位置に取付けられる。次に、ケーブル付き電源端子を上記前方開口部から上記筐体用コネクタに位置づけて、筐体用コネクタの収容部へ前方から上記ケーブル付き電源端子の両端の電源端子を異なる筐体用コネクタに接続することで、該ケーブル付き電源端子により筐体用コネクタを次々と接続する。
しかる後、各電源ユニットを次々と筐体の前方開口部から該筐体内へ所定位置まで挿入する。この所定位置で電源ユニットのユニット側コネクタが自動的に対応筐体用コネクタと嵌合接続される。筐体用コネクタ同士はすでにケーブル付き端子で接続されているので、電源ユニット同士も筐体側コネクタそしてケーブル付き端子を介して接続されるようになり、複数の電源ユニットが接続された電源装置を得る。かくして、筐体用コネクタの取付け、ケーブル付き端子による筐体用コネクタ同士の接続、電源ユニットの挿入組立等の作業は、すべて筐体の上記前方開口部を経て行うことができる。
本発明において、ケーブル付き端子は該ケーブル付き電源端子の端子を保持するケースを介してハウジングの嵌合部で保持されるようにすることができる。こうすることで、上記ケースを収容部へ前方から挿入するだけで、ケースにより保持されているケーブル付き電源端子の接続を容易に行うことができる。
本発明において、筐体用コネクタは、筐体の後壁部に対して可動な状態でねじにより取付けられることとすることができる。
本発明において、ケーブル付き電源端子の電源端子はL字状もしくはU字状をなしてハウジング外へ延出しているようにすることができる。
本発明において、筐体用コネクタの嵌合部は、該嵌合部を形成する周壁の一部に切欠部を有し、該切欠部でケーブル付き端子のケーブルの挿通を可能としているようにすることができる。こうすることで、ケーブル付き電源端子のケーブルが切欠部を通って配線されるようになり、筐体内では、前後方向で筐体用コネクタの範囲で、もともとある空間内で配線されるので、配線のためのさらなる空間が不要であり、電源装置の同方向でのコンパクト化そしてケーブル付き電源端子の配線形態を単純化することができる。
本発明において、筐体側コネクタが電源を制御するための制御信号用端子を有し、該制御用信号端子はJ字状もしくはU字状に屈曲されていてユニット側コネクタと他の筺体用コネクタ対応部にそれぞれ接触する接触部を両端側に有し、他の筺体用コネクタに接触する接触部がユニット側コネクタと接触する接触部よりも後方に位置しているようにすることができる。こうすることで、筐体用コネクタよりも前方で空間を設けることなく制御用コネクタを上記制御信号用端子に接続して、電源装置の制御を行うことが可能となる。
本発明は、以上のように、筐体用コネクタの筐体後壁内面への取付けそしてケーブル付き電源端子による筐体用コネクタ同士の接続を筐体の前方開口部側から行うことを可能とし、該前方開口部から電源ユニットを筐体内へ挿入するだけで、電源ユニット同士の接続を上記筐体用コネクタそしてケーブル付き電源端子を介して行えるようになり、接続作業、電源ユニットの挿入作業等すべて、筐体の後壁の外側で行うことなく、筐体の前方開口部側から行えるので、作業能率が向上するのみならず、電源装置の後壁側の建物の壁面に対する配置に何ら拘束を受けずに電源装置を設置することができ、建物内の空間が有効利用できるようになる。
本発明の筐体用コネクタが用いられる電源装置の概要構成を示す、電源ユニット組立前における斜視図である。 本発明の一実施形態としての複数の筐体用コネクタを筐体に取り付けられた状端子で示す斜視図であり、(A)は筐体用コネクタ同士接続された状態、(B)は接続前を示す。 図2の筐体用コネクタ同士に用いられるケーブル付き電源端子を、下端側の電源端子が分解状態で示す斜視図である。 図3におけるケーブル付き電源端子の電源端子部分を示し、(A)は図2(A)でのA−A断面図、(B)はB−B断面図である。 図2の変形例としての複数の筐体用コネクタを筐体に取り付けられた状態で示す斜視図であり、(A)は筐体用コネクタ同士接続された状態、(B)は接続前を示す。 図2の他の変形例としての複数の筐体用コネクタを筐体に取り付けられた状態で示す斜視図であり、(A)は筐体用コネクタ同士接続された状態、(B)は接続前を示す。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態の筐体用コネクタが用いられる電源装置の外観と概要構成を示す斜視図である。
図1において、符号Pは、下方そして前方が開口された筐体Fと、これに挿入装着される複数の電源ユニットUとを有する電源装置であり、電源ユニットUが筐体Fに装着される前の状態で示されている。
筐体Fは、強度を有して略箱型に作られているが、前方開口部F1と下方開口部F2とを有し、両開口部F1,F2が連通している。上記筐体Fの側壁F3の内面には、図示しない横方向レールが上下方向で複数段の位置に設けられていて、図1にて一点鎖線の矢印Aで示される方向で、各段に電源ユニットUを上記レールで案内しながら筐体F内へ挿入できるようになっている。後壁部F4の内面には、各段に本実施形態の筐体用コネクタ10が取付けられている。上記電源ユニットUは、例えば蓄電池等の電力供給源となるユニットであり、筐体F内への挿入方向先方側に向く面となる後面にユニット側コネクタU1が設けられている。該ユニット側コネクタU1は、電源ユニットUの所定位置までの挿入装着動作により対応する筐体用コネクタ10と自動的に接続されるようになっている。
図2は、筐体Fの後壁部F4の内面に取付けられている複数の筐体用コネクタ10のうち、互いに上下で隣接する三箇の筐体用コネクタ10のみを示し、図2(A)はこれらがケーブル付き電源端子により接続されている状態、図2(B)は各筐体用コネクタ10について、接続前かつ構成部材の組立前の状態を示している。
図2(A)において、筐体用コネクタ10は、電気絶縁材で作られたハウジング11を有し、該ハウジング11は、筐体Fの後壁部F4の内面に接面取付けされる横長略四角形の板面をもつ被取付部12と、該被取付部12から起立して前方に向け突出する筒状本体部13とを有している。被取付部12は、ハウジング11の長手方向で筒状本体部13の両側の端部に取付フランジ部12Aを有していて、該取付フランジ部12Aで取付けねじSによって上記筐体Fの後壁部F4の内面に対して前方から取付けられるようになっている。
上記筒状本体部13は、図2(B)に見られるように、その長手方向両側の位置に、前方に開口する四角筒状空間を形成する嵌合部14A,14Bが形成されている。該嵌合部14A,14Bは、後述のケーブル付き電源端子の端子を保持するケースを収容する空間を形成しており、その周壁の上下壁のうち、左方の嵌合部14Aに対して下壁に切欠部14A−1が、そして右方の嵌合部14Bに対しては上壁に切欠部14B−1がそれぞれ形成されている。したがって、左側の嵌合部14Aは前方そして下方に開口され、右側の嵌合部14Bは前方そして上方に開口されていることになる。
上記両方の嵌合部14A,14Bの間となる中央位置には、制御用コネクタ受入部15が設けられている。該制御用コネクタ受入部15は、図2そして図4(B)に見られるように、四角筒状をなしていて、上記嵌合部14A,14Bの前端位置よりも前方に突出して形成されている(図2参照)。上記制御用コネクタ受入部15の基部上下外面には、上方そして下方に突出して前方に開口する接続口16が形成されており、上記制御用コネクタ受入部15から接続口16に及んで制御用信号端子17が設けられている。上記制御用コネクタ受入部15には、端子板部15Aが前方に向け延びていてその前端側が該制御用コネクタ受入部15の空間内に位置しており、該端子板部15Aの上面そして下面にそれぞれ制御用信号端子17の一端側が配され、該制御用信号端子17はハウジング11の後面に突出するように向け延びた後、それぞれ上方そして下方に屈曲されてから再び屈曲されて他端側が前方に向けて延びJ字状をなしており、それぞれの他端側の前端が接触部17Aを形成していて上記接続口16内に位置している。該接触部17Aが配されている接続口16は、ハウジング11の上記嵌合部14Aの前端よりも後方に位置している。
上記ハウジング11の嵌合部14Aには、ケーブル付き電源端子20の電源端子22を保持するケース23が前方から収容される。ケーブル付き電源端子20は、図3に示されるごとく、可撓性を有する平型のケーブル21の両端に電源端子22が接続され、該電源端子22がケース23により保持されている。図3は、上記ケーブル21の上端側では、接続されている電源端子22がケース23により保持されている状態、下端側では、電源端子22がケース23により保持される前の状態でのケーブル付き電源端子20の様子を示している。かかるケーブル付き電源端子20は、上下端側の電源端子22そしてケース23は同一形態そして同一保持構造であり、すなわち、上下で対称である。
ケーブル21には、図4(A)に見られるような断面L字状の平型の電源端子22が接続されている。電源端子22は、比較的剛性の高い厚手の金属片を板厚方向にL字状に屈曲してあると共に一端側がプレスにより薄手に成形されている。該薄手の一端側は接触部22Aをなし、厚手のままの他端側はケーブル21との接続のための接続部22Bをなしている。上記接触部22Aよりも屈曲部寄りの位置に係止部22Cが設けられており、その板厚方向に貫通する係止孔22C−1が穿設されている。該係止孔22C−1とこれに嵌入する係止突起27Aは、端子幅方向で中心より若干ずれた位置にあり、逆挿入を防止している。
上記電源端子22を保持するケース23は、電気絶縁材で作られていて、前部24と後部25とから成る筒状部分と、後部25に取付けられる取付部材27とを有している。後部25は後述の取付部材27と共に上述のハウジング11の嵌合部14Aの内周面に適合する外形、そして前部24は、電源ユニットUのユニット側コネクタU1を前方から受入れるに適合する内周面をそれぞれ有する四角筒状をなしている。上記電源端子22の接触部22Aは、該前部24の内部に位置して後部25との境界をなす壁部26にて前方の位置決めがなされている。接触部22Aの基部にて上記壁部26により前方の位置決めがなされている電源端子22は、係止部22Cから接続部22Bに至る範囲が上記前部24外、すなわち壁部26よりも後方に位置している。
上記ケース23の後部25は、図3の下方に位置するケース23で見られるように、下方が開口して筒状で逆U字状断面をもつ筒状として後方へ延び、上記係止部22Cを逆U字状部分で収容している。上記後部25の下方には、U字状断面をもつ取付部材27が設けられていて、上記係止部22Cを上記後部25に対して保持している。上記取付部材27は、図3のごとく中央に上記電源端子22の係止孔22C−1に嵌入する係止突起27Aが設けられており、両側の腕部27Bが上記後部25の側面に対しロック固定されるようになっている。また上記取付部材27の下面には、横U字状に弯曲した弾性被保持部27Cが設けられていて、ケース23が筒状本体部13の嵌合部14A,14Bに嵌合されたときに上記弾性被保持部27Cが弾性圧をもって嵌合部14A,14Bの内面(上内面もしくは下内面)に圧せられて、嵌合部14A,14B内でのケース23の保持に寄与する。弾性被保持部27Cを適宜押圧操作することで嵌合部14A,14Bから被取付部材27の取出しができるようになり、ケーブル付き端子20の交換が容易に行われる。
本実施形態では、複数の筐体用コネクタ10のそれぞれの制御用信号端子17は、該制御用信号端子17の接触部17Aと制御用接続ケーブル付きコネクタ30により接続される。制御用接続ケーブル付きコネクタ30は、図2に見られるように、接続ケーブル31の両端に接続コネクタ32が接続されており、該接続コネクタ32がハウジング11の接続口16に挿入されて該接続口16内の制御用信号端子17の接触部17Aに接続される。かくして、この制御用接続ケーブル付きコネクタ30によって、上下で隣接する二つの筐体用コネクタ10の互いに対向する側の制御用信号端子17の接触部17A同士が接続される。上下で隣接する二つの筐体用コネクタ10のそれぞれの制御用信号端子17は、制御用コネクタ受入部15内に嵌入される電源ユニットUのユニット側コネクタU1の制御用コネクタ(図示せず)が接続され、一連の制御信号回路として統合されて、制御機器(図示しない)に接続されて管理される。なお、制御用接続ケーブル付きコネクタ30の他方の接続コネクタ32の接続先を他の筐体用コネクタ10とせずに上記制御機器に直接接続することも可能である。
かかる本実施形態の筐体用コネクタは、次の要領で電源装置の筐体に取付けられた後、電源ユニットと接続される。
<筐体への取付>
先ず、筐体Fの後壁部F4の内面に対し、該筐体Fの前方開口部F1から筐体用コネクタ10を配置し取付ける。この取付け配置そして取付け作業は筐体Fの前方開口部F1からなされ、該筐体用コネクタ10は被取付部12にて取付けねじSにより取付けられる。
次に、ケーブル付き電源端子20もしくは制御用接続ケーブル付きコネクタ30を筐体用コネクタ10へ接続する。
ケーブル付き電源端子20は、高電流に対応可能で可撓性のある平編銅線(フレキシブルバスバー)等のケーブル21の両端に平板状の電源端子22が接続され、この電源端子22がケース23により保持されている。このケーブル付き電源端子20は、筐体用コネクタ10への接続に先立ち、ケーブル21をその長手方向の二箇所のそれぞれで、直角方向に延びるようにケーブル面が部分的に重なるよう折曲して、全体としてクランク状に延びる形をなす。図2には、この折曲状態のケーブル付き電源端子20が示されている。ケーブル21を二箇所で折曲した状態で、前後方向に対してケーブルの面を直角に位置させると、ケーブル21の両端の電源端子22を保持するケース23はいずれも同一方向に向くようになる。二つのケース23をいずれも前部24が前方に向いて開口する姿勢で、一端側のケース23を、例えば、図2にて最上段の筐体用コネクタ10の左側の嵌合部14Aにそして他端側のケース23をその下側に位置する次段の筐体用コネクタ10の嵌合部14Bにそれぞれ前方から嵌合させる。その際、ケーブル21は最上段の筐体用コネクタ10の左側の嵌合部14Aでは下面側の切欠部14A−1を、そして次段の筐体用コネクタ10の右側の嵌合部14Bでは上面側の切欠部14B−1を通して配線され、該ケーブル21は筐体用コネクタ10の後部すなわち筐体Fの後壁部F4の内面に近接して沿った形で位置し、コンパクトな配線がなされる。ケース23が嵌合部14A内に収まると、ケーブル付き電源端子20の電源端子22は筺体用コネクタ10の端子になると共に、該ケース23と制御用コネクタ受入部15の前端縁同士が前後方向でほぼ同一の位置となり、電源ユニットUのユニット側コネクタU1と同時期に接続される。
次に、制御用接続ケーブル付きコネクタ30を制御用信号端子の接触部17Aに接続する。この制御用接続ケーブル付きコネクタ30の接続も筐体Fの前方開口部F1を経て前方から行われる。既述のように、接続ケーブル31の一端側の接続コネクタ32が最上段の筐体用コネクタ10の下側の接続口16内の接触部17Aに、そして他端側の接続コネクタ32が次段の筐体用コネクタ10の上側の接続口16内の接触部17Aに接続される。しかしながら、一つの筐体用コネクタ10の制御用コネクタ受入部15の端子板部15Aの上下面にそれぞれ配置されている制御用信号端子17の接触部17A同士はまだ接続されている状態ではない。
<電源ユニットの挿入装着>
次に複数の電源ユニットUを筐体Fの前方開口部F1から該筐体F内へ順次挿入する。各電源ユニットUは、挿入方向先方の面となるユニット後面にユニット側コネクタU1を有している。該ユニット側コネクタU1は、既述した筐体用コネクタ10に対応して、二つの電源用コネクタと一つの制御用コネクタ(いずれも図示せず)を有しており、各電源用コネクタは、筐体用コネクタ10の左右二つのケース23の電源端子22にそれぞれ対応して嵌合し、接触部22Aと接続される。また、制御用コネクタは筐体用コネクタ10の中央に位置している両制御用信号端子17を電源ユニットU内の制御回路(図示せず)を介して接続する。後続の他の電源ユニットUも上記前方開口部F1から筐体F内に順次挿入されることで、それらのユニット側コネクタU1が対応の筐体用コネクタ10と同様にして接続される。かくして、複数の電源ユニットUは、上下に位置する電源ユニットU同士が、対応して位置する筐体用コネクタ10の上段の筐体用コネクタ10の左側と次段の筐体用コネクタ10の右側との間に両電源端子22が保持されるケーブル付き電源端子20により直接的に接続されることになり、全電源ユニットUは直列に接続される。なお、最上段の筐体用コネクタ10の右側の電源端子22と最下段の筐体用コネクタ10の左側の電源端子22は、電源装置Pを使用する機器装置の電力入力端子と適宜ケーブルで接続され、かくして、電源装置Pは該機器装置と閉ループを形成して該機器装置へ電力を供給する。電力の供給状況は、電源ユニットU側の制御回路により上記制御用信号端子17を介して制御される。
本発明は、図1ないし図4の形態に限定されず、種々変形が可能である。図1ないし図4に示されていた側のように、ケーブル付き電源端子20の電源端子22がケース23にて保持されていることを要せず、図5のごとく、電源端子22は筐体用コネクタ10のハウジング11の嵌合部14A,14Bを嵌合方向に延出してユニット側コネクタU1に対する嵌合部とし、この内部で直接保持されていてもよい。この場合も、ケーブル付き電源端子20のケーブル21は、上記嵌合部14Aに形成された切欠部14A−1,14B−1を通って配線される。
また、図6のように、ケーブル付き電源端子20の電源端子22を横U字状に屈曲形成して、ケーブル21と接続される接続部22Bを前方に向けて延出させることもできる。その場合、筐体用コネクタ10のハウジング11は嵌合部14A,14Bに切欠部を形成することなく、ケース23で保持された電源端子22の上記接続部22Bを収めるための膨出部14A−2,14B−2を設ければ良い。
10 筐体用コネクタ 22 電源端子
11 ハウジング F 筐体
12 被取付部 F1 前方開口部
14A,14B 嵌合部 F4 後壁部
14A−1,14B−1 切欠部 P 電源装置
17 制御用信号端子 U 電源ユニット
20 ケーブル付き電源端子 U1 ユニット側コネクタ
21 ケーブル S 取付けねじ

Claims (6)

  1. 複数の電源ユニットの挿入のために前方開口部が形成された筐体の後壁部内面上に取付けられて、各電源ユニットが有するユニット側コネクタと接続する筐体用コネクタにおいて、
    該筐体用コネクタは、ハウジングとケーブル付き電源端子を有し、
    ハウジングは、ユニット側コネクタに対向する前方側に嵌合部を有すると共に、筐体に対向する後方側に筐体へ取付けられる被取付け部を有し、
    上記ケーブル付き電源端子は、ケーブルと、該ケーブルの両端に設けられた電源端子とを有し、
    上記嵌合部は、少なくとも前方に向け開口しており、上記ケーブル付き電源端子の電源端子を保持して上記電源ユニットのユニット側コネクタの端子と接触可能に位置せしめ、且つ、該ケーブル付き電源端子のケーブルを上記被取付け部よりも前方範囲で延出させ、他の筐体用コネクタに接続可能とすることを特徴とする筐体用コネクタ。
  2. ケーブル付き端子は該ケーブル付き電源端子の端子を保持するケースを介してハウジングの嵌合部で保持されることとする請求項1に記載の筐体用コネクタ。
  3. 筐体の後壁部に対して可動な状態でねじにより取付けられることを可能としている請求項1に記載の筐体用コネクタ。
  4. ケーブル付き電源端子の電源端子はL字状もしくはU字状をなしてハウジング外へ延出していることとする請求項1又は請求項2に記載の筐体用コネクタ。
  5. 嵌合部は、該嵌合部を形成する周壁の一部に切欠部を有し、該切欠部でケーブル付き端子のケーブルの挿通を可能としていることとする請求項1又は請求項2に記載の筐体用コネクタ。
  6. 筐体側コネクタが電源を制御するための制御信号用端子を有し、該制御用信号端子はJ字状もしくはU字状に屈曲されていてユニット側コネクタと他の筺体用コネクタ対応部にそれぞれ接触する接触部を両端側に有し、他の筺体用コネクタに接触する接触部がユニット側コネクタと接触する接触部よりも後方に位置していることとする請求項1に記載の筐体用コネクタ。
JP2012234804A 2012-10-24 2012-10-24 電源装置のための筐体用コネクタ Expired - Fee Related JP6001998B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012234804A JP6001998B2 (ja) 2012-10-24 2012-10-24 電源装置のための筐体用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012234804A JP6001998B2 (ja) 2012-10-24 2012-10-24 電源装置のための筐体用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014086297A true JP2014086297A (ja) 2014-05-12
JP6001998B2 JP6001998B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=50789159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012234804A Expired - Fee Related JP6001998B2 (ja) 2012-10-24 2012-10-24 電源装置のための筐体用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6001998B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012132134A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 三洋電機株式会社 ラック型の電源装置及び脱着コネクタを備える電池パック
JP2013025938A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタおよび収容ラック

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012132134A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 三洋電機株式会社 ラック型の電源装置及び脱着コネクタを備える電池パック
JP2013025938A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタおよび収容ラック

Also Published As

Publication number Publication date
JP6001998B2 (ja) 2016-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5333849B2 (ja) 電気接続箱
JP5145452B1 (ja) 蓄電装置
JP4821567B2 (ja) ヒューズ収容部付きプリント基板および自動車用電気接続箱
KR20060045066A (ko) 전기기기의 단자 장치
JP2006269632A (ja) 電気回路基板収容箱
JP5420147B2 (ja) コネクタユニット及び基地局
JPWO2014142251A1 (ja) 電子部品の組付構造及び電子部品
US9113566B2 (en) Electronic device and printed circuit board connection method
JP4601486B2 (ja) バスバー取付け構造
EP2874167B1 (en) Junction box and contactor device
JP2006115638A (ja) 電気接続箱
JP6001998B2 (ja) 電源装置のための筐体用コネクタ
JP2015046483A (ja) 防水筐体
JP2009170323A (ja) コネクタ
JP2014049373A (ja) コネクタの接続構造
JP2016058569A (ja) 電気機器収納用箱
JP2015079652A (ja) 救援端子ブロック、救援端子ブロックとフレームのアセンブリ
JP2019102544A (ja) ラック列給電システム
JP4745020B2 (ja) 電子機器の電源端子構造
JP6294789B2 (ja) 電気接続箱
JP2016207259A (ja) 多段基板接続構造、及び電気接続箱
JP5142384B2 (ja) 住宅用分電盤
JP3122299U (ja) ケーブルコネクタの組み合わせ
JP2007189864A (ja) 電気接続箱
JP2009289550A (ja) 分割ジョイントボックスの接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6001998

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees