JP2014085538A - 面状発熱体、当該面状発熱体を用いる定着装置および画像形成装置 - Google Patents

面状発熱体、当該面状発熱体を用いる定着装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】強度が高く、かつ電気抵抗が低い面状発熱体を提供すること。
【解決手段】面状発熱体は、発熱層11と、発熱層11に電力を供給するための電極12とを有する。発熱層11は、耐熱性樹脂とグラフェンシートまたはその積層物とを含む。面状発熱体は、無端状に形成され、発熱ベルト10を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、面状発熱体、この面状発熱体を用いる定着装置および画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置として、レーザビームプリンタ、ファクシミリ、複写機、またはディジタル複合機等が知られている。これらの画像形成装置には、未定着のトナー画像を転写材上に定着させる定着装置が装備されている。
このような定着装置としては、例えば、無端状の発熱ベルトと、この発熱ベルトの内側に配置された弾性体ロールと、上記発熱ベルトの外側から上記発熱ベルトを介して上記弾性体ロールに押し付けられる加圧ロールと、上記発熱ベルトの抵抗発熱層に給電する給電手段とを有する定着装置が知られている。この定着装置は、転写材上のトナー画像を発熱ベルトによって融かして定着させる。抵抗発熱層には、高いアスペクト比を有する導電性粉体(導電性フィラー)が分散されている。導電性フィラーには、例えばカーボンナノファイバーやフィラメント状金属粒子が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−109997号公報
上記抵抗発熱層の電気抵抗は、所定の電圧で発熱ベルトを発熱させられる範囲において、低いことが、定着装置の省電力化の観点から好ましい。抵抗発熱層の電気抵抗を低くするためには、高アスペクト比の導電性フィラーを抵抗発熱層に大量に添加する必要がある。しかしながら、導電性フィラーを大量に添加することにより、発熱ベルトの強度が不十分となることがある。
本発明の目的は、強度が高く、かつ電気抵抗が低い面状発熱体を提供することである。
また本発明の別の目的は、上記面状発熱体を用いる定着装置および画像形成装置を提供することである。
本発明に係る面状発熱体は、少なくとも、耐熱性樹脂とグラフェンシートまたはその積層物とを含む発熱層、および、前記発熱層に給電するための電極、を有する。
本発明に係る定着装置は、上記面状発熱体が無端状に形成されてなる無端状の発熱ベルトと、上記発熱ベルトの内側に配置され、上記発熱ベルトの周方向における一部分で上記発熱ベルトの内周面に接触する定着ローラーと、上記発熱ベルトを介して上記定着ローラーに対向して配置され、上記定着ローラーに向けて上記発熱ベルトの外周面を押圧する加圧ローラーと、上記発熱ベルトに給電する給電装置と、を有する。
本発明に係る画像形成装置は、転写材上に電子写真方式によって形成された未定着のトナー画像を加熱および加圧によって上記転写材に定着させる上記定着装置を有する。
本発明によれば、強度が高く、かつ電気抵抗が低い面状発熱体、この面状発熱体を用いる定着装置および画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る面状発熱体を概略的に示す図である。 本発明の他の実施形態に係る面状発熱体を概略的に示す要部断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す図である。 実施例における電気抵抗の測定を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(面状発熱体)
図1は、本発明の一実施形態に係る面状発熱体を概略的に示す図である。図1Aは、面状発熱体の一態様である発熱ベルト10の外観を示す図である。図1Bは、図1Aの発熱ベルト10を、その中心軸を通る面で切断して示す断面図である。
本実施の形態に係る面状発熱体は、発熱層11と電極12とを有する。この面状発熱体は、発熱層11および電極12のいずれもが無端状となるように、無端状に形成されていて、発熱ベルト10を構成している。
発熱層11は、給電によって発熱する。発熱層11は、耐熱性樹脂とグラフェンシートまたはその積層物とから構成される。
耐熱性樹脂には、定着部材に用いられる公知の樹脂を用いることができる。耐熱性樹脂は可撓性を有することが好ましい。このような耐熱性樹脂としては、例えばポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂およびポリエーテルエーテルケトン樹脂が挙げられる。
グラフェンシートおよびその積層物は、いずれも薄片状の粉体である。グラフェンは、炭素原子の平面状の六角形格子構造からなる。グラフェンシートとは、平板状のグラフェンであり、通常、単層である。グラフェンシートおよびその積層物は、人工物であり、例えば化学気相蒸着(CVD)法で作製されうる。
グラフェンおよびその積層物は、均一な組成を有し、発熱層中で互いに面で部分的に接触する。このため、小さな接触抵抗で互いに接触する。また、面状に連続する均一な組成の導電路が発熱層中に形成される。さらに、グラフェンシートおよびその積層物の大きさは、一般に、高いアスペクト比を有する公知の導電性フィラーの長さよりも大きい。このため、グラフェンおよびその積層物は、面状発熱体における導電性フィラーに用いられることにより、高いアスペクト比を有する公知の導電性フィラーに比べて、より少ない添加量で十分な導電性を発熱層に付与することが可能である。
また、グラフェンおよびその積層物は熱伝導性にも優れる。導電性と熱伝導性の両方に優れる点で、公知の熱導電性フィラーの中でも、熱伝導性に優れるが導電性に劣る炭化ケイ素(SiC)や窒化アルミニウム(AlN)などよりも有利である。
さらに、発熱層における導電性フィラーの含有量をより少量にすることが可能であることから、発熱層の機械的強度(引張強さ)をより高めることが可能となる。また、含有量が一定の場合、グラフェンの積層物の層数がより大きいと、発熱層の機械的強度がより高まる。
発熱層の所期の導電性を獲得する観点および発熱層の機械的強度を高める観点から、グラフェンシートよりもグラフェンシートの積層物が好ましい。また上記の観点から、グラフェンシートの積層物の層数は、2以上であることが好ましく、11以上であることがより好ましい。さらに上記の観点から、当該積層物の厚みは、2nmより大きく12nm以下であることが好ましく、6nmより大きく12nm以下であることがより好ましい。
グラフェンシートは、完全に単層でなくてもよく、部分的に2層以上の部分を含んでいてもよい。このような理由から、グラフェンシートは、例えば層数が2未満である。また、大きさは2μm未満であり、厚みは2nm以下である。グラフェンシートの積層物は、例えば層数が2以上であり、大きさは5〜25μmであり、厚みは12nm以下である。
グラフェンシートおよびその積層物には、市販品を用いることができる。グラフェンシートおよびその積層物の層数、大きさおよび厚みは、例えば透過型電子顕微鏡(TEM)によって測定されうる。
発熱層11におけるグラフェンシートおよびその積層物の含有量は、面状発熱体の所期の機能、用途に応じて決められうる。たとえば、面状発熱体の用途が電子写真方式の画像形成装置における定着装置用の発熱ベルトであれば、導電性(発熱量)および機械的強度の両方を十分に獲得する観点から、耐熱性樹脂に対して15体積%以上であることが好ましく、15〜40体積%であることがより好ましい。
発熱層11の体積抵抗率も、面状発熱体の所期の機能、用途に応じて決められうる。たとえば、面状発熱体の用途が電子写真方式の画像形成装置における定着装置用の発熱ベルトであれば、所期の導電性を十分に獲得する観点から、発熱層11の体積抵抗率は、0.08×10−4〜10.00×10−4Ω・mであることが好ましい。上記体積抵抗率は、例えば発熱層11におけるグラフェンシートまたはその積層物の含有量や発熱層11の厚さによって調整されうる。
発熱層11の厚さは、所期の発熱量を得る観点から、50〜200μmであることが好ましい。発熱層11の厚さは、例えば後述する発熱層用ドープ液の粘度や、発熱層用ドープ液の塗布回数によって調整されうる。
発熱層11は、公知の導電性フィラーに代えてグラフェンシートまたはその積層物を用いる以外は、公知の方法によって作製されうる。たとえば発熱層11は、発熱層用ドープ液を公知の方法によって円柱状の支持体の周面に塗布し、塗膜を硬化させることによって作製される。発熱層用ドープ液は、例えば、耐熱性樹脂またはその溶液、あるいは耐熱性樹脂の前駆体またはその溶液と、グラフェンシートまたはその積層物と、を含有する組成物である。発熱層用ドープ液には、市販品を用いることができる。
耐熱性樹脂の溶液としては、例えばポリアミドイミドの溶液(ワニス)が挙げられる。その市販品としては、例えば、日立化成工業社製「HPC−9100」(ポリアミドイミド)が挙げられる。耐熱性樹脂(ポリイミド)の前駆体としては、例えばポリアミド酸が挙げられる。その市販品としては、例えば、宇部興産社製「U−ワニスS301」が挙げられる。
発熱層11には、本発明の効果が得られる範囲において、さらなる添加剤を含有していてもよい。このような添加剤としては、例えば、グラフェンシートおよびその積層物以外の導電性フィラー、触媒および脱水剤が挙げられる。グラフェンシートおよびその積層物以外の導電性フィラーとしては、例えば、発熱層11に通常含有される針状または管状の(高アスペクト比を有する)導電性フィラーが挙げられる。
触媒や脱水剤は、耐熱性樹脂の前駆体をより穏和な条件で耐熱性樹脂に変化させる触媒や脱水剤であることが好ましい。たとえば、ポリアミド酸を200〜450℃程度に加熱することによって、イミド化反応が進行する。ポリアミド酸はポリイミドに転化するが、触媒や脱水剤を用いることにより、より低温でイミド化反応を進行させることもできる。触媒としては、イミド化反応を促進するのであれば特に限定されないが、例えばイミダゾール類、第2級アミンおよび第3級アミンが挙げられる。また、脱水剤としては、例えば有機カルボン酸無水物、N、N’−ジアルキルカルボジイミド類、低級脂肪酸ハロゲン化物、ハロゲン化低級脂肪酸無水物、アリールホスホン酸ジハロゲン化物およびチオニルハロゲン化物が挙げられる。
電極12は、発熱層11に給電するための、金属製の環状の電極(金属電極)である。電極12,12は、発熱層11の外周面の両端縁に、発熱層11の外周面を一周するようにそれぞれ配置されている。電極12,12は、導電性接着剤13によって発熱層11に接着されている。
電極12には、電極の材料として用いられる通常の金属を使用することができる。電極12の材料としては、例えば、銅、アルミニウム、ニッケル、真鍮、リン青銅、ステンレス鋼、および鉄クロムが挙げられる。
電極12の幅は、発熱層11に対する電極12の接着面積および給電装置に対する電極12の接触面積を十分に大きくする観点から、5〜30mmであることが好ましい。電極12の厚さは、適度の強度と柔軟性との両立の観点から決められうる。電極12の厚さは、電極12の剛性と柔軟性とのバランスの観点から、10〜100μmであることが好ましく、30〜60μmであることがより好ましい。
導電性接着剤13の種類は、発熱層11と電極12とを接着可能なものであれば特に限定されない。導電性接着剤13としては、例えば、接着母材と導電性フィラーとを含む組成物およびシランカップリング剤が挙げられる。接着母材としては、例えばエポキシ樹脂が挙げられる。導電性フィラーとしては、例えば銀フィラー、ニッケルフィラーおよびステンレス鋼フィラーが挙げられる。シランカップリング剤としては、例えばアルキルアミノトリアルコキシシランが挙げられる。
本発明に係る面状発熱体は、図2に示す発熱ベルト20のように、さらなる層を有していてもよい。
発熱ベルト20は、図2に示すように、発熱層11、電極12,12および導電性接着剤13に加えて、補強層14、弾性層15および離型層16をさらに有している。
補強層14は、発熱層11を機械的に補強するための層である。補強層14は、発熱層11の内側に形成される。補強層14は、前述した耐熱性樹脂で形成される。補強層14の厚さは、例えば約100μmであることが好ましい。
補強層14は、発熱層11に接することが好ましい。この場合、補強層14の樹脂材料は、発熱層11の樹脂材料を含むことが、補強層14と発熱層11の接着性を高める観点から好ましい。なお、補強層14は、発熱層11の内側に形成されてもよいし、発熱層11の外側に形成されてもよい。また、補強層14は、発熱層11に対して部分的に形成することも可能である。例えば補強層14は、電極12と発熱層11との接触部分やその周辺にのみ形成されてもよい。
弾性層15は、発熱ベルト20に接触する被加熱体と発熱ベルト20との接触性を高めるための層である。弾性層15は、発熱層11の外側であって電極12,12間に形成される。弾性層15は、シリコーンゴムなどの弾性および耐熱性を有する材料で形成される。弾性層15の材料には、シリコーンゴムの他、フッ素ゴム等を用いることもできる。弾性層15の厚さは、例えば50〜500μmであることが好ましい。
離型層16は、発熱ベルト20の表面に被加熱体が付着することを防止するための層である。離型層16は、弾性層15の外側に形成される。離型層16は、離型性を有する材料で形成される。離型層16の材料としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(4フッ化)樹脂(PTFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PFA)および4フッ化エチレン・エチレン共重合樹脂(ETFE)などのフッ素系樹脂が挙げられる。離型層16の厚さは、例えば5〜30μmであることが好ましい。
発熱ベルト20は、例えば円筒状の支持体の周面に補強層14を作製する工程と、補強層14の表面に発熱層11を作製する工程と、発熱層11の両端縁を除く表面に弾性層15を作製する工程と、弾性層15の表面に離型層16を作製する工程と、発熱層11の両端縁の表面に導電性接着剤13を塗布する工程と、導電性接着剤13を介して発熱層11の両端縁の表面に電極12を接着する工程と、を含む方法によって作製されうる。
弾性層15を作製する工程は、導電性接着剤13を塗布する工程よりも前に行ってもよいし、後に行ってもよい。
補強層14、弾性層15および離型層16は、補強層用ドープ液、弾性層用ドープ液または離型層用ドープ液の塗布および塗膜の硬化によってそれぞれ作製することができる。これらのドープ液は、例えば、各層を構成する樹脂またはその前駆体と、必要に応じて発泡剤などの添加剤や有機溶剤と、を混合して作製される。
なお、電極12は、金属電極以外の公知の電極に変えることも可能である。金属電極以外の電極としては、例えば金属のめっき層や、導電性ペーストの層などが挙げられる。
また面状発熱体の形状は、無端状に限らず、面状発熱体の用途に応じて適宜に決められうる。たとえば面状発熱体は、シート状であってもよい。電極は、通常、面状発熱体において発熱部となるべき部分の両端に、二以上配置される。電極の数や配置は、前記発熱部となるべき部分の形状や大きさに応じて適宜に決められうる。
本実施の形態に係る面状発熱体は、グラフェンシートまたはその積層物を導電性フィラーとして含有する発熱層を有する。このため、導電性を高めるために通常使用される高アスペクト比の導電性フィラーを含有する発熱層に比べて、より少ない量の導電性フィラーで、十分な導電性とより高い機械的強度とを得ることができる。
また、本実施の形態に係る面状発熱体は、グラフェンシートまたはその積層物が導電性と熱伝導性の両方に優れることから、通常の導電性フィラーを含有量よりも少ない含有量でも、十分な発熱能力を発揮することができる。
また、本実施の形態では、面状発熱体がグラフェンシートの積層物を含有することが、発熱層の導電性および機械的強度をより高める観点からより効果的であり、当該積層物の層数が11以上であることが、上記の観点からより一層効果的である。
本発明に係る面状発熱体は、面で発熱する用途で用いられる。例えば本発明に係る面状発熱体は、図3に示すように、画像形成装置における定着装置の発熱ベルトに好適に用いられる。
図3は、本発明の一実施形態に係る定着装置60を概略的に示す図である。図3Aは、転写材の搬送方向に沿って見た定着装置60の正面図である。図3Bは定着装置60の側面図である。
定着装置60は、図3に示すように、発熱ベルト10、定着ローラー62、加圧ローラー63および給電装置64を有する。発熱ベルト10は、例えば図1に示したものである。発熱ベルト10は、図2に示した発熱ベルト20であってもよい。
定着ローラー62は、円柱状の芯金62aと、その周面上に配置される樹脂層62bとを有する。樹脂層62bの外径は、発熱ベルト10の内径よりも小さい。定着ローラー62は、発熱ベルト10の内側に配置される。定着ローラー62は、発熱ベルト10の周方向における一部分で発熱ベルト10の内周面に接触する。
加圧ローラー63は、円柱状の芯金63aと、その周面上に配置される樹脂層63bとを有する。加圧ローラー63は、発熱ベルト10を介して定着ローラー62に対向して配置される。加圧ローラー63は、定着ローラー62に向けて発熱ベルト10の外周面を押圧可能に配置されている。加圧ローラー63は、通常は発熱ベルト10と離れて配置されうる。
樹脂層62b,63bは、例えば公知の樹脂の層または公知の樹脂が発泡してなる層である。上記樹脂としては、例えばシリコーンゴムおよびフッ素ゴムが挙げられる。樹脂層62b,63bの少なくともいずれかは、加圧ローラー63による押圧によって変形する弾性を有する。
加圧ローラー63は、転写材に対する離型性を有する離型層を、樹脂層63b上にさらに有していてもよい。この離型層は、フッ素系チューブやフッ素系コーティングによって構成される。離型層の材料としては、前述したフッ素系樹脂が挙げられる。上記離型層の厚さは、例えば5〜100μmであることが好ましい。
給電装置64は、交流電源64aと、電極12に接触する給電部材64bと、交流電源64aおよび給電部材64bを接続する導線64cとを有する。給電部材64bは、電極12に向けて、板バネやコイルバネなどの弾性部材(図示せず)で付勢されている。給電部材64bは、電極12に対して摺動する部材であってもよいし、回転する部材であってもよい。給電部材64bとしては、例えば、黒鉛や銅−黒鉛複合材料などのカーボン系材料で構成されたカーボンブラシが挙げられる。
発熱ベルト10、定着ローラー62および加圧ローラー63はいずれも回動可能である。それぞれが独立して回動可能であってもよいし、回動自在な一つに従って他が回動してもよい。
加圧ローラー63が定着ローラー62に向けて発熱ベルト10の外周面を押圧することによって発熱ベルト10と加圧ローラー63の接触部(ニップ部)が形成される。ニップ部は、定着ローラー62が窪んで形成されてもよいし、加圧ローラー63が窪んで形成されてもよい。
トナー画像の定着に際して、各ローラーおよび発熱ベルト10の回動、発熱ベルト10への給電およびニップ部の形成は、公知の定着装置と同様に行うことができる。定着装置60は、公知の定着装置が有する他の構成をさらに有していてよい。
本実施の形態に係る定着装置は、トナーを転写材に融着させるための加熱手段として、前述した発熱ベルトを有する。この発熱ベルトは、十分な発熱能力と十分な機械的強度とを有する。よって、本実施の形態によれば、十分な発熱能力と耐久性とを有する定着装置を提供することができる。
さらに、発熱ベルトが弾性層15や離型層16などの他の層をさらに有していることは、ニップ部において発熱ベルトを転写材へ十分に密着させる観点、およびトナーが発熱ベルトの表面に付着することを防止する観点、からより効果的である。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る定着装置を有する以外は、通常の画像形成装置と同様に構成されうる。
図4は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。図4に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。
図4に示すように、画像形成装置1は、画像読取部110、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50および定着装置60を備える。定着装置60は、例えば図3に示した定着装置である。
画像読取部110は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置111および原稿画像走査装置112(スキャナー)等を備えて構成される。
原稿トレイに載置された原稿Dは、自動原稿給紙装置111により原稿画像走査装置112へ搬送される。自動原稿給紙装置111は、原稿Dの搬送時に原稿Dの画像を読み取る。原稿画像走査装置112は、コンタクトガラス上の原稿Dを光学的に走査して読み取る。原稿Dからの反射光がCCD(Charge Coupled Device)センサー112aにより読み取られ、入力画像データとなる。
入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
画像形成部40は、画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42、および二次転写ユニット43等を備える。画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、入力画像データに基づいて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナーによる画像を形成する。
なお、画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示および説明の便宜上、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素にのみ符号を付け、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素の符号を省略する。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム(像担持体)413、帯電装置414およびドラムクリーニング装置415などを備える。
感光体ドラム413は、例えば負帯電型の有機感光体である。感光体ドラム413の表面は、光導電性を有する。感光体ドラム413は一定の周速度で回転する。
帯電装置414は、例えばコロナ帯電器である。帯電装置414は、感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成される。露光装置411は、各色成分の画像に対応するレーザー光を感光体ドラム413に照射する。こうして感光体ドラム413の表面には、静電潜像が形成される。
現像装置412は、例えば二成分現像方式の現像装置である。感光体ドラム413の表面にトナーを付着させることにより静電潜像が可視化される。こうして感光体ドラム413の表面に、静電潜像に応じたトナー画像が形成される。「トナー画像」とは、トナーが画像状に集合した状態を言う。
感光体ドラム413の表面のトナー画像は、中間転写ユニット42によって中間転写ベルト421に転写される。転写後に感光体ドラム413の表面に残存する転写残トナーは、感光体ドラム413の表面に摺接されるドラムクリーニングブレードを有するドラムクリーニング装置415によって除去される。
中間転写ユニット42は、中間転写体となる中間転写ベルト421、中間転写ベルト421を感光体ドラム413に圧接させる一次転写ローラー422、バックアップローラー423Aを含む複数の支持ローラー423、およびベルトクリーニング装置426などを備える。中間転写ベルト421は無端状のベルトである。
中間転写ベルト421は、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも一つの駆動ローラーが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。一次転写ローラー422によって中間転写ベルト421が感光体ドラム413に圧接することにより、中間転写ベルト421に各色のトナー画像が順次重なって転写される。
二次転写ユニット43は、無端状の二次転写ベルト432、および二次転写ローラー431Aを含む複数の支持ローラー431などを備える。
二次転写ベルト432は、二次転写ローラー431Aおよび支持ローラー431によってループ状に張架される。二次転写ローラー431Aは、中間転写ベルト421および二次転写ベルト432を介して、バックアップローラー423Aに圧接される。それにより、転写ニップが形成される。この転写ニップを転写材である用紙Sが通過する。
用紙Sは、用紙搬送部50によって転写ニップへ搬送される。用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、および搬送経路部53などを備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a〜51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。
搬送経路部53は、レジストローラー対53aなどの複数の搬送ローラー対を有する。用紙Sの傾きの補正および搬送のタイミングの調整は、レジストローラー対53aが配設されたレジストローラー部により行われる。
転写ニップに用紙Sが搬送されると二次転写ローラー431Aへ転写バイアスが印加される。この転写バイアスの印加によって、中間転写ベルト421に担持されているトナー画像が用紙Sに転写される。トナー画像が転写された用紙Sは、二次転写ベルト432によって、定着装置60に向けて搬送される。
定着装置60は、搬送されてきた用紙Sをニップ部で加熱、加圧する。こうしてトナー画像が用紙Sに定着する。トナー像が定着された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
一方、中間転写ベルト421の表面に残存する転写残トナーは、中間転写ベルト421の表面に摺接されるベルトクリーニングブレードを有するベルトクリーニング装置426によって除去される。
本実施の形態に係る画像形成装置は、前述した発熱ベルトを加熱手段として備える定着装置を有する。発熱ベルトは、ローラー状の加熱手段に比べて素早く加熱することができる。よって、本実施の形態に係る画像形成装置では、ローラー状の加熱手段を定着装置に備える画像形成装置に比べて、加熱手段の加熱に要する消費電力をより削減することができる。
[発熱層用ドープ液の調製]
ポリイミド樹脂の前駆体であるポリアミド酸(宇部興産社製、U−ワニスS301)100gと、グラフェンシート(下記表1に示すグラフェンC)6gを、遊星方式の混合機で十分に混合し、発熱層用ドープ液1を得た。発熱層用ドープ液1におけるグラフェンシートの含有量は、硬化後の発熱層用ドープ液1において15体積%となる量である。
前記積層物に代えて下記表1に示す樹脂材料および導電性フィラーを用い、その含有量が表2に示すように、硬化後の発熱層用ドープ液において15または25体積%となるように配合した以外は、発熱層用ドープ液1と同様にして、発熱層用ドープ液2〜8を得た。
Figure 2014085538
表1および表2中、
「グラフェンC」は、XGサイエンス社製、xGnP(Grade C)である。
「グラフェン積層物M」は、XGサイエンス社製、xGnP(Grade M)である。
「グラフェン積層物H」は、XGサイエンス社製、xGnP(Grade H)である。
「カーボンナノファイバー」は、昭和電工社製、VGCFである。
「黒鉛粉」は、日本黒鉛工業社製、UP5である。
また、表2中、「ポリアミド酸」は、宇部興産社製、U−ワニスS301である。
表1中の「大きさ」とは、粒子を平面視したときの最長部の長さである。
表1中の「カーボンナノファイバー」の「厚み」は、当該ファイバーの太さを意味し、「大きさ」は、当該ファイバーの長さを意味する。
なお、表1の数値はいずれもカタログ値である。また、表1中の黒鉛粉の厚みおよび層数の数値は、この黒鉛粉の粒子がグラフェンに比べて不純物を含む大きな薄片状結晶であることを示している。
Figure 2014085538
[発熱ベルトの作製]
外径30mm、全長345mmのステンレス管に、発熱層用ドープ液1をスパイラル塗布法によって塗布し、膜厚500μmの塗膜を形成した。その後、150℃で1時間乾燥し、その後、400℃で20分間乾燥し、ポリアミド酸がイミド化してなるポリイミド樹脂製の発熱層ベルト1を得た。発熱層ベルト1の両端縁に導電性接着剤を塗布し、ニッケル薄板のリングからなるニッケル電極を積層ベルト1の外周面の両端縁に接着し、発熱ベルト1を得た。
発熱層用ドープ液1に代えて発熱層用ドープ液2〜8を用いた以外は発熱ベルト1と同様にして、発熱ベルト2〜8を得た。
[評価]
発熱ベルト1〜8を以下の項目で評価した。
(1)抵抗測定
図5に示すように、発熱ベルト1〜8の外周面における二点間の体積抵抗率R(Ω・m)をLCRメータにて測定した。上記二点間の距離Lは300mmである。測定結果を以下の基準で評価した。結果を表3に示す。
◎:0.07×10−4≦R<0.3×10−4
〇:0.3×10−4≦R<3.0×10−4
△:3.0×10−4≦R<11×10−4
×:11×10−4≦R
(2)ベルト強度
引張1号形ダンベル状の試験片打ち抜き刃を用いて、積層ベルト1〜8を打ち抜き、1号形試験片1〜8を得た。引っ張り試験機(テンシロン試験機)を用いて、1号形試験片1〜8の引っ張り強度σB(MPa)を測定した。測定結果を以下の基準で評価した。結果を表3に示す。
◎:100<σB
〇:80<σB≦100
△:60<σB≦80
×:σB≦60
(3)昇温速度
常温(約25℃)の発熱ベルト1〜8の電極間に100Vの電圧を印加し、発熱ベルト1〜8表面の昇温速度Tr(℃/秒)を測定した。測定結果を以下の基準で評価した。結果を表3に示す。
〇:150<Tr
△:40<Tr≦150
×:Tr≦40
Figure 2014085538
15体積%または25体積%のグラフェンシートおよびその積層物を導電性フィラーとして含有する発熱ベルト1〜6は、体積抵抗率、ベルト強度および昇温速度のすべてで、実用上問題ない。特に、15体積%のグラフェンシートまたはその積層物を含有する発熱ベルト1,3,5では、ベルト強度の観点でより良好であり、25体積%のグラフェンシートまたはその積層物を含有する発熱ベルト2,4,6では、体積抵抗率および昇温速度(熱伝導性)の観点でより良好である。
これに対して、25体積%のカーボンナノファイバーや黒鉛粉を導電性フィラーとして配合した発熱ベルト7,8は、いずれも体積抵抗率が実用上低すぎる結果になった。
また、グラフェンC、グラフェン積層物M、およびグラフェン積層物Hの順で、より低い体積抵抗率が達成されている。25体積%のグラフェン積層物Hを含有する発熱ベルト6は、25体積%のグラフェン積層物Mを含有する発熱ベルト4に比べて、より高いベルト強度を示している。
発熱ベルト1〜6において体積抵抗率が低い(導電性が高い)理由は、以下のように考えられる。グラフェンシートおよびその積層物は薄片状の人工物であるので、組成および分子構造が均一であり、平面方向における導電性も均一である。このため、グラフェンシートおよびその積層物は、発熱層中において、互いに部分的に重なり、一体的な面状の導電路を形成する。この導電路は、グラフェンシートの均一な組成および均一な分子構造の連続で構成される。よって、高アスペクト比を有する従来の導電性フィラーに比べて、グラフェンシート間の接触抵抗がより小さくなると考えられる。
また、グラフェンシートおよびその積層物は薄片状であり、カーボンナノファイバーの長さに比べて十分に大きな平面を有する。このため、高アスペクト比を有する従来の導電性フィラーに比べて少ない含有量でも、十分に大きな導電路を発熱層中に形成することができると考えられる。
そして、グラフェンシートおよびその積層物を使用することにより、発熱層中の導電性フィラーの含有量を従来よりも少なくすることができることから、高いベルト強度がもたらされる。
本発明に係る面状発熱体は、導電性に優れるとともに高い引張強度を有する。よって、画像形成装置におけるベルト加熱式の定着装置に好適に用いることができ、画像形成装置のさらなる省力化やさらなる改良が期待される。
1 画像形成装置
10,20 発熱ベルト
11 発熱層
12 電極
13 導電性接着剤
14 補強層
15 弾性層
16 離型層
30 画像処理部
40 画像形成部
41Y,41M,41C,41K 画像形成ユニット
42 中間転写ユニット
43 二次転写ユニット
50 用紙搬送部
51 給紙部
51a,51b,51c 給紙トレイユニット
52 排紙部
52a 排紙ローラー
53 搬送経路部
53a レジストローラー対
60 定着装置
62 定着ローラー
62a,63a 芯金
62b,63b 樹脂層
63 加圧ローラー
64 給電装置
64a 交流電源
64b 給電部材
64c 導線
110 画像読取部
111 自動原稿給紙装置
112 原稿画像走査装置
112a CCDセンサー
411Y 露光装置
412Y 現像装置
413Y 感光体ドラム
414Y 帯電装置
415Y ドラムクリーニング装置
421 中間転写ベルト
422 一次転写ローラー
423 支持ローラー
423A バックアップローラー
426 ベルトクリーニング装置
431 支持ローラー
431A 二次転写ローラー
432 二次転写ベルト
D 原稿
S 用紙

Claims (8)

  1. 少なくとも、
    耐熱性樹脂と、グラフェンシートまたはその積層物とを含む発熱層、および、
    前記発熱層に給電するための電極、
    を有することを特徴とする面状発熱体。
  2. 前記発熱層は、前記グラフェンシートの積層物を含むことを特徴とする請求項1に記載の面状発熱体。
  3. 前記発熱層は、前記グラフェンシートの11層以上の積層物を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の面状発熱体。
  4. 前記発熱層における前記グラフェンシートまたはその積層物の含有量が15体積%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の面状発熱体。
  5. 前記発熱層の体積抵抗率が0.08×10−4〜10.00×10−4Ω・mであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の面状発熱体。
  6. 前記耐熱性樹脂がポリイミドであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の面状発熱体。
  7. 無端状の発熱ベルトと、
    前記発熱ベルトの内側に配置され、前記発熱ベルトの周方向における一部分で前記発熱ベルトの内周面に接触する定着ローラーと、
    前記発熱ベルトを介して前記定着ローラーに対向して配置され、前記定着ローラーに向けて前記発熱ベルトの外周面を押圧する加圧ローラーと、
    前記発熱ベルトに給電する給電装置と、を有し、
    前記発熱ベルトが、無端状に形成された請求項1〜6のいずれか1項に記載の面状発熱体であることを特徴とする定着装置。
  8. 転写材上に電子写真方式によって形成された未定着のトナー画像を加熱および加圧によって前記転写材に定着させる定着装置を有する画像形成装置において、
    前記定着装置が請求項7に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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