JP2014084779A - 電動ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁ノイズの発生を抑えることができる電動ポンプを提供する。
【解決手段】電動ポンプ10は、筒状のモータハウジング11と、モータハウジング11の軸方向一端側の第1開口端部11aを閉塞して回路基板45の収容空間を形成するカバー部材13と、モータハウジング11における第1開口端部11aとは反対側の第2開口端部11bを液密に閉塞するポンプハウジング12とを備える。そして、モータハウジング11及びカバー部材13は、強磁性を呈する金属材(例えば鉄)にて形成され、モータハウジング11は、カバー部材13、ステータコア14a及びポンプハウジング12に対して金属接触される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両に搭載される電動ポンプに関するものである。
従来、車両に搭載される電動ポンプ(電動オイルポンプ)は、例えば特許文献1に示されるように、筒状のモータハウジングの軸方向一端側の開口端部がカバー部材にて閉塞され、モータハウジングの軸方向他端側の開口端部がポンプハウジングにて液密に閉塞されている。モータハウジング内には、ステータコアにコイルが巻装されてなるモータステータとそのモータステータの磁界に応じて回転するモータロータとからなるモータ部が収容され、カバー部材内には、回路素子を実装した回路基板が収容されている。また、ポンプハウジング内には、モータロータと一体回転可能に構成されたポンプロータが収容されており、そのポンプロータの回転に基づいてオイルの給送がなされる。
特開2005−337095号公報
近年では、車両に搭載された多数の電装品同士が電磁的に干渉することで生じる誤動作等を防止するために、電動ポンプを含む各電装品において電磁ノイズの発生を少なく抑えることが求められている。電磁ノイズは磁界と電界によるものであり、上記特許文献1のような電動ポンプでは、モータハウジング内のモータ部(モータステータ)及び回路基板(回路基板自身及び実装された回路素子)が主な発生源となっている。しかしながら、上記特許文献1の電動ポンプでは、モータハウジングが樹脂材で、カバー部材がアルミ材で構成され、その樹脂材やアルミ材は透磁率が低い(比透磁率がおよそ1)材質であるため、回路基板やモータステータで生じた電磁ノイズが電動ポンプの外部に漏れやすく、この点において改善の余地があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、電磁ノイズの発生を抑えることができる電動ポンプを提供することにある。
上記課題を解決する電動ポンプは、鉄心にコイルが巻装されてなるモータステータと該モータステータの磁界に応じて回転するモータロータとからなるモータ部と、前記モータ部を収容する筒状のモータハウジングと、前記モータハウジングの軸方向一端側の第1開口端部を閉塞して回路基板の収容空間を形成するカバー部材と、前記モータハウジングにおける前記第1開口端部とは反対側の第2開口端部を液密に閉塞するとともに、前記モータロータと一体回転するポンプロータを収容する金属製のポンプハウジングとを備えた電動ポンプであって、前記モータハウジング及び前記カバー部材は、強磁性を呈する金属材にて形成され、前記モータハウジングは、前記カバー部材及び前記ポンプハウジングと電気的に導通されている。
この構成によれば、回路基板の収容空間を構成するカバー部材と、モータ部(モータステータ)を収容するモータハウジングとが強磁性を呈する金属材よりなるため、回路基板及びモータ部から生じる電磁ノイズ(磁界)がカバー部材及びモータハウジングを通じて電動ポンプの外部に漏れることを抑制することができる。また、モータハウジングがカバー部材及びポンプハウジングに対して電気的に導通されるため、回路基板で発生する電界を、モータハウジング、カバー部材及びポンプハウジングを通じてグランドに落とすことが可能となり、グランドに落とすことで回路基板での電界の発生を抑制することができる。このように、電動ポンプから外部に対する電磁ノイズ(電界・磁界)の発生を抑制することができる。
上記電動ポンプにおいて、前記モータハウジングの前記第1開口端部及び前記カバー部材には、径方向に延びるモータフランジ及びカバーフランジがそれぞれ形成され、前記モータフランジと前記カバーフランジとが互いに金属接触するように固定されていることが好ましい。
この構成によれば、径方向に延びるモータフランジとカバーフランジとが互いに金属接触するように固定されることで、モータハウジングとカバー部材との間からの電磁ノイズの漏れを抑制することができ、電動ポンプの外部に電磁ノイズがより一層漏れにくい構成とすることができる。
上記電動ポンプにおいて、前記カバーフランジは、前記モータフランジの全周に対して固定されていることが好ましい。
この構成によれば、モータハウジングとカバー部材との間からの電磁ノイズの漏れをより一層抑制することができる。
上記電動ポンプにおいて、前記回路基板への給電用の接続線を有する外部接続部が環状部から延出されたコネクタ部材を備え、前記コネクタ部材の前記環状部と前記カバーフランジとが前記モータフランジを軸方向に挟んだ状態で、該環状部、カバーフランジ及びモータフランジが一体に固定されていることが好ましい。
この構成によれば、コネクタ部材の環状部、カバーフランジ及びモータフランジを一体に固定することで、モータフランジとカバーフランジとの固定が安定し、その間からの電磁ノイズの漏れをより一層抑制することができる。
上記電動ポンプにおいて、前記モータフランジには、前記接続線を前記カバー部材の内部に導入するための挿通孔が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、回路基板までの接続線の長さを短くすることが可能となるとともに、接続線の配索も容易とすることが可能となる。
上記電動ポンプにおいて、前記挿通孔は、前記モータステータの鉄心の前記回路基板側の端面よりも前記ポンプハウジング側に位置するように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、挿通孔を回路基板から離した構成とすることができるため、回路基板で生じた電磁ノイズが挿通孔から外部に漏れ出ることを抑制することができる。
上記電動ポンプにおいて、前記コネクタ部材における前記挿通孔に対応する部位には、前記コネクタ部材の他の部位よりも透磁率が高い強磁性部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、コネクタ部材における挿通孔と対応する位置に強磁性部が設けられるため、電磁ノイズが挿通孔から外部に漏れ出ることを抑制することができる。
上記電動ポンプにおいて、前記モータハウジングの少なくとも一部と前記ポンプハウジングとが駆動力伝達装置に凹設されたポンプ収容部に嵌入された状態で、該駆動力伝達装置に組み付けられていることが好ましい。
この構成によれば、電磁ノイズをモータハウジングの第2開口端部側(ポンプハウジング側)から駆動力伝達装置に伝播させることが可能となるため、電磁ノイズがカバー部材及びモータハウジングを通じて電動ポンプの外部に漏れることをより一層抑制することができる。
上記課題を解決する電動ポンプは、鉄心にコイルが巻装されてなるモータステータと該モータステータの磁界に応じて回転するモータロータとからなるモータ部と、前記モータ部を収容する筒状のモータハウジングと、前記モータハウジングの軸方向一端側の第1開口端部を閉塞して回路基板の収容空間を形成するカバー部材と、前記モータハウジングにおける前記第1開口端部とは反対側の第2開口端部を液密に閉塞するとともに、前記モータロータと一体回転するポンプロータを収容する金属製のポンプハウジングとを備えた電動ポンプであって、前記モータハウジングの少なくとも一部と前記ポンプハウジングが駆動力伝達装置に凹設されたポンプ収容部に嵌入された状態で、該駆動力伝達装置に組み付けられるものであり、前記カバー部材は、強磁性を呈する金属材にて形成され、前記カバー部材及び前記ポンプハウジングは、前記駆動力伝達装置側と電気的に導通されている。
この構成によれば、モータハウジングの少なくとも一部とポンプハウジングが駆動力伝達装置のポンプ収容部に嵌入(埋設)されるため、回路基板及びモータ部から生じる電磁ノイズ(磁界)を駆動力伝達装置側に伝播させることが可能となり、その結果、電動ポンプからの電磁ノイズの漏れを抑制することができる。また、カバー部材はポンプ収容部に埋設されなくとも、自身が強磁性を呈する金属材よりなるため、回路基板及びモータ部から生じる電磁ノイズがカバー部材を通じて電動ポンプの外部に漏れることを抑制することができる。また、カバー部材及びポンプハウジングが駆動力伝達装置側と電気的に導通されるため、回路基板で発生する電界を、カバー部材及びポンプハウジングを通じてグランド(駆動力伝達装置側)に落とすことが可能となり、グランドに落とすことで回路基板での電界の発生を抑制することができる。このように、電動ポンプから外部に対する電磁ノイズ(電界・磁界)の発生を抑制することができる。
上記電動ポンプにおいて、前記モータステータは、前記回路基板と前記ポンプハウジングとの間に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、モータステータ(鉄心)によって回路基板からポンプハウジング側への磁界の伝播が抑制される。このため、ポンプハウジングが例えばアルミ材等の透磁率の低い金属材にて構成される場合においても、ポンプハウジング側からの電磁ノイズの漏れを抑制することができる。
上記電動ポンプにおいて、前記モータステータの軸方向中心が、前記モータハウジングの軸方向中心よりも前記第1開口端部側に位置するように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、モータステータをポンプハウジングから離した構成とすることができる。このため、ポンプハウジングが例えばアルミ材等の透磁率の低い金属材にて構成される場合においても、モータステータで生じた磁界がポンプハウジング側から漏れることを抑制することができ、ポンプハウジング側からの電磁ノイズの漏れをより一層抑制することができる。
上記電動ポンプにおいて、前記モータステータの鉄心の一部が、前記モータハウジングの前記第1開口端部から突出していることが好ましい。
この構成によれば、モータステータをポンプハウジングからより離すことができるため、モータステータで生じた磁界がポンプハウジング側から漏れることをより一層抑制することができる。
上記電動ポンプにおいて、前記回路基板を支持する金属製の基板ホルダを備え、前記基板ホルダは、前記モータハウジング及び前記カバー部材の少なくとも一方に対して金属接触するように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、回路基板のグランドを容易にとることができる。また、回路基板の熱を効率的にモータハウジングやカバー部材に逃がすことが可能となる。
上記電動ポンプにおいて、前記基板ホルダは、前記回路基板上の回路素子に接触する吸熱部を備えていることが好ましい。
この構成によれば、発熱しやすい回路素子の熱を効率的にモータハウジングやカバー部材に逃がすことが可能となる。
本発明の電動ポンプによれば、電磁ノイズの発生を抑えることができる。
実施形態の電動ポンプを示す断面図である。 基板ホルダを示す斜視図である。 別例の電動ポンプを示す断面図である。
以下、電動ポンプの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の電動ポンプ10は、車両に搭載される変速機T(駆動力伝達装置)に用いられる電動オイルポンプであり、変速機Tに凹設されたポンプ収容部Taに電動ポンプ10が部分的に埋設されている。
本実施形態の電動ポンプ10は、略円筒状のモータハウジング11と、モータハウジング11の軸方向出力側(第2開口端部11b)に設けられたポンプハウジング12と、モータハウジング11の軸方向反出力側(第1開口端部11a)に設けられたカバー部材13とを備え、それらから電動ポンプ10全体の筐体が構成されている。
モータハウジング11は、強磁性を呈する金属材(好ましくは鉄)よりなり、その内周面に電機子としての略円筒状のモータステータ14が固定されている。モータステータ14は、軸方向に積層された複数の電磁鋼板からなるステータコア14aにコイル14bが巻装されて構成されている。ステータコア14aの外周面は、モータハウジング11の内周面と金属接触している。また、ステータコア14aは、その軸方向中心がモータハウジング11の軸方向中心よりも第1開口端部11a側に位置するように固定され、更には、ステータコア14aの一部(軸方向端部)が、モータハウジング11の第1開口端部11aから突出している。
ステータコア14aの内周側には、ポンプハウジング12に軸支された回転軸15に一体回転可能に固定されたモータロータ16が配置されている。回転軸15は、モータハウジング11の径中心に配置され、回転軸15の軸線とモータハウジング11の軸線とが同軸をなすように構成されている。また、回転軸15は、非磁性金属であるステンレス鋼よりなる。
モータステータ14とモータロータ16とは、インナロータ型のブラシレスモータ(モータ部)を構成しており、本実施形態の電動ポンプ10の動力源である。なお、本実施形態のモータロータ16は、その外周面がマグネット磁極と突極とで構成され、且つそのマグネット磁極にマグネット16aが埋設された所謂IPM型のコンシクエントポール型ロータである。
ポンプハウジング12は、モータハウジング11の軸方向出力側の第2開口端部11bに組み付けられた第1ハウジング部21と、その第1ハウジング部21に組み付けられた第2ハウジング部22とから構成されている。第1及び第2ハウジング部21,22はともに非磁性金属であるアルミ材よりなる。
第1ハウジング部21は、モータハウジング11の外部に位置するベース部23と、ベース部23から軸方向に延出されてモータハウジング11の第2開口端部11bに挿入された略円筒状の挿入部24とを有している。この挿入部24は第2開口端部11bに圧入固定されている。挿入部24の外周面とモータハウジング11の内周面との間にはシールリング25が介在されており、その間のシール性が確保されている。
挿入部24は、モータハウジング11の軸方向内部側(モータロータ16側)に開口する略円筒状をなし、その内周側には、径の異なる3つの円形の凹部(嵌合凹部26、収容凹部27及び軸支凹部28)が回転軸15の軸方向に沿って連続して形成されている。この3つの凹部は、モータハウジング11の内部側から嵌合凹部26、収容凹部27、軸支凹部28の順に位置しており、その各凹部26〜28はモータハウジング11の内部側に開口している。
各凹部26〜28は軸方向視で円形をなし、それらのうち、嵌合凹部26が最も径が大きく、収容凹部27が嵌合凹部26よりも小径に形成され、更に、軸支凹部28が収容凹部27よりも小径に形成されている。つまり、挿入部24の内周は、嵌合凹部26、収容凹部27及び軸支凹部28を経るにつれて縮径する段差形状をなしている。また、嵌合凹部26及び軸支凹部28は回転軸15と同軸の円形に形成される一方、収容凹部27は、図1の断面には現れていないが、嵌合凹部26及び軸支凹部28(即ち、回転軸15)に対し偏心した円形(即ち、同軸でない円形)をなしている。
軸支凹部28は、回転軸15の軸方向に沿ってベース部23まで延びている。また、軸支凹部28は、回転軸15の軸方向において収容凹部27側のみが開口しており、軸支凹部28の収容凹部27とは反対側の端部は閉塞されている。そして、この軸支凹部28は、回転軸15の軸方向出力側(反モータロータ側)の端部を回転可能に支持する。
第1ハウジング部21の嵌合凹部26には、第2ハウジング部22が組み付けられている。第2ハウジング部22は、回転軸15の軸線を中心とする略円盤状に形成され、その径中心には、回転軸15の中間部を回転可能に軸支するための軸支持孔31が貫通形成されている。軸支持孔31は、第1ハウジング部21の軸支凹部28と同軸且つ同径に形成されている。
第2ハウジング部22の反モータロータ側の端部には、第1ハウジング部21の嵌合凹部26に対して嵌入される円形の閉塞部32が形成されている。この閉塞部32は、嵌合凹部26にかしめ固定されている。閉塞部32は、その外径側部位が嵌合凹部26と軸方向に当接するとともに、内径側部位が収容凹部27のモータロータ16側の開口を閉塞している。閉塞部32と収容凹部27とは、ポンプロータ33を収容するポンプ室を構成している。
ポンプロータ33は内接ギヤ式のものであり、回転軸15に一体回転可能に構成されている。ポンプロータ33が回転されると、第1ハウジング部21の収容凹部27に形成された吸入及び吐出ポート(ともに図示略)を介してオイルの送給がなされるようになっている。
モータハウジング11において、ポンプハウジング12が装着された第2開口端部11bとは反対側の第1開口端部11aには、径方向外側に延出するモータフランジ11cが該第1開口端部11aの全周に亘って形成され、そのモータフランジ11cには、強磁性を呈する金属材(好ましくは鉄)よりなるカバー部材13が組み付けられている。
カバー部材13は、モータハウジング11側に開口するカップ状(有底円筒状)をなし、モータハウジング11と同軸、かつ、モータハウジング11よりも径が大きく形成されている。カバー部材13の軸方向のモータハウジング11側の開口端部には、径方向外側に延出するカバーフランジ13aが該開口端部の全周に亘って形成されている。カバーフランジ13aは、モータフランジ11cと同軸かつ同径(外径が同じ径)に形成されている。
モータフランジ11cの反カバー側には、外部接続のための樹脂製のコネクタ部材41が組み付けられている。コネクタ部材41には、モータフランジ11cの反カバー側端面に対して全周に亘って当接する環状平坦部42(環状部)が形成されている。そして、環状平坦部42とカバーフランジ13aとでモータフランジ11cを軸方向に挟んだ状態で、その環状平坦部42、カバーフランジ13a及びモータフランジ11cが、複数のねじB1(図1では1つのみ図示)にて一体に固定されている。モータフランジ11cとカバーフランジ13aとの間には、シール部材43が介在されている。また、モータフランジ11cの外縁部には、カバーフランジ13aに係止されるように屈曲された巻きかしめ部11dが形成されている。巻きかしめ部11dは、カバーフランジ13aに対して金属接触している。
また、本実施形態では、モータハウジング11の一部とポンプハウジング12が変速機Tのポンプ収容部Taに嵌入され、コネクタ部材41の環状平坦部42が変速機Tの固定面Tbに当接されている。そして、ねじB1が固定面Tbに対して螺着されることで、電動ポンプ10が変速機Tに対して固定されるようになっている。
カバー部材13内の収容空間には、モータロータ16の回転を制御するための回路素子44が実装された回路基板45が収容されている。つまり、カバー部材13は、回路基板45の周方向全体及び回路基板45の軸方向反モータ側を覆っている。回路基板45は、カバー部材13内でモータフランジ11cに対して固定された基板ホルダ51にて支持されている。
図1及び図2に示すように、基板ホルダ51はアルミ材よりなり、略円環状に形成されている。基板ホルダ51は、モータフランジ11cと当接する第1円環部52と、その第1円環部52に対し4つの円筒柱部53を介して繋がる第2円環部54とを有している。また、基板ホルダ51には、第2円環部54、各円筒柱部53及び第1円環部52を貫通するねじ挿通孔55が形成されている。基板ホルダ51は、回路基板45が第1円環部52に当接する状態で、各ねじ挿通孔55を挿通するねじB2によって、回路基板45、モータフランジ11c及びコネクタ部材41の環状平坦部42と一体に締結固定されている。なお、第1円環部52の内周側には、ステータコア14aの一部が挿通されている。また、第1円環部52の外周面は、カバー部材13の内周面と金属接触している。
また、基板ホルダ51には、第2円環部54の内側に架設された吸熱部56が形成されている。吸熱部56は、回路素子44の中でも特に発熱しやすい発熱素子44a(例えば、パワートランジスタ)と回転軸15の軸方向に当接している。
前記コネクタ部材41には、回路基板45への給電用の接続線61を有する外部接続部62が環状平坦部42から延出形成されている。外部接続部62は、図示しない外部コネクタと接続され、その外部コネクタから接続線61を介して回路基板45に電力が供給されるようになっている。
接続線61は、環状平坦部42に形成されたガイド部42aを通じてカバー部材13内に導入されるとともに、そのカバー部材13内の回路基板45と電気的に接続されている。詳述すると、ガイド部42aは、環状平坦部42から軸方向に突出形成され、モータフランジ11cに形成された挿通孔11eからカバー部材13の内部に挿入されている。また、接続線61は、樹脂材よりなる外部接続部62、環状平坦部42及びガイド部42aに部分的に埋設され、ガイド部42aとともに挿通孔11eに挿通されている。なお、ガイド部42aは、基板ホルダ51の第1円環部52も貫通している。また、挿通孔11e(モータフランジ11c)は、ステータコア14aの回路基板45側の端面よりもポンプハウジング12側に位置するように構成される。
ガイド部42aには、強磁性体である金属箔が巻き付けられている。これにより、ガイド部42aは、コネクタ部材41における他の樹脂部位よりも透磁率が高くなるように構成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
上記構成の電動ポンプ10では、前記外部コネクタから回路基板45を介してモータステータ14のコイル14bに電流が供給されると、モータステータ14で回転磁界が発生し、その回転磁界に基づいてモータロータ16、回転軸15及びポンプロータ33が回転する。すると、ポンプロータ33のポンプ作用によって、前記吸入ポートを介して収容凹部27(ポンプ室)内にオイルが吸入され、その収容凹部27内に吸入されたオイルが前記吐出ポートを介して収容凹部27外(即ち、第1ハウジング部21の外部)に吐出されるようになっている。
電動ポンプ10内では、主に回路基板45、回路素子44及びモータステータ14から電磁ノイズが発生する。ここで、本実施形態では、モータステータ14を収容するモータハウジング11と、回路基板45を囲うカバー部材13が、強磁性を呈する金属材よりなるため、回路基板45及びモータステータ14から生じる電磁ノイズ(磁界)がカバー部材13及びモータハウジング11を通じて電動ポンプ10の外部に漏れることが抑制されている。なお、本実施形態では、ステータコア14aが電磁鋼板の積層構造よりなるため、モータステータ14で生じる電磁ノイズ(磁界)は、自身のステータコア14aによって伝播が抑制されている。
また、回路基板45で発生する電界は、基板ホルダ51、モータハウジング11(又はポンプハウジング12)を通じてグランド(変速機T)に落とされる。更に、モータステータ14で発生する電界は、モータハウジング11及びポンプハウジング12を通じてグランド(変速機T)に落とされる。このように、磁界と電界の両方の対策がなされることで、電動ポンプ10から外部に対する電磁ノイズの発生が抑制されるようになっている。
また、本実施形態では、ポンプハウジング12が透磁率の低いアルミ材よりなるため、電磁ノイズの漏れをポンプハウジング12にて抑制することは難しいが、ポンプハウジング12が変速機Tのポンプ収容部Taに埋設されているため、ポンプハウジング12から変速機Tへの電磁ノイズの伝播が促される。これにより、電磁ノイズがカバー部材13及びモータハウジング11を通じて電動ポンプ10の外部に漏れることをより一層抑制することができる。
また、モータフランジ11cには、接続線61をカバー部材13内に導入するための挿通孔11eが形成されており、この挿通孔11eからの電磁ノイズの漏れが懸念される。そこで、本実施形態では、コネクタ部材41から突出されて挿通孔11eに挿通されたガイド部42aを強磁性部として構成することで、挿通孔11eからの電磁ノイズの漏れが極力抑えられている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)電動ポンプ10は、筒状のモータハウジング11と、モータハウジング11の軸方向一端側の第1開口端部11aを閉塞して回路基板45の収容空間を形成するカバー部材13と、モータハウジング11における第1開口端部11aとは反対側の第2開口端部11bを液密に閉塞するポンプハウジング12とを備える。そして、モータハウジング11及びカバー部材13は、強磁性を呈する金属材(例えば鉄)にて形成され、モータハウジング11は、カバー部材13、ステータコア14a及びポンプハウジング12に対して金属接触される。この構成によれば、回路基板45の収容空間を構成するカバー部材13と、モータ部(モータステータ14)を収容するモータハウジング11とが強磁性を呈する金属材よりなるため、回路基板45及びモータ部から生じる電磁ノイズ(磁界)がカバー部材13及びモータハウジング11を通じて電動ポンプ10の外部に漏れることを抑制することができる。
また、モータハウジング11がカバー部材13、モータステータ14及びポンプハウジング12に対して電気的に導通される。このため、回路基板45及びモータステータ14で発生する電界を、モータハウジング11、カバー部材13及びポンプハウジング12を通じてグランドに落とすことが可能となり、グランドに落とすことで回路基板45及びモータステータ14での電界の発生を抑制することができる。このように、電動ポンプ10から外部に対する電磁ノイズ(電界・磁界)の発生を抑制することができる。
(2)モータステータ14は、回路基板45とポンプハウジング12との間に配置されるため、モータステータ14(ステータコア14a)によって回路基板45からポンプハウジング12側への磁界の伝播が抑制される。このため、本実施形態のようにポンプハウジング12を透磁率の低いアルミ材とした場合にも、ポンプハウジング12側からの電磁ノイズの漏れを抑制することができる。
(3)モータステータ14の軸方向中心が、モータハウジング11の軸方向中心よりも第1開口端部11a側に位置するように構成される。この構成によれば、モータステータ14をポンプハウジング12から離した構成とすることができる。このため、本実施形態のようにポンプハウジング12を透磁率の低いアルミ材とした場合にも、モータステータ14で生じた磁界がポンプハウジング12側から漏れることを抑制することができ、ポンプハウジング12側からの電磁ノイズの漏れをより一層抑制することができる。
(4)ステータコア14aの一部が、モータハウジング11の第1開口端部11aから突出されるため、モータステータ14をポンプハウジング12からより離すことができる。これにより、モータステータ14で生じた磁界がポンプハウジング12側から漏れることをより一層抑制することができる。
(5)モータハウジング11の第1開口端部11a及びカバー部材13には、径方向に延びるモータフランジ11c及びカバーフランジ13aがそれぞれ形成され、モータフランジ11cとカバーフランジ13aとが互いに金属接触するように固定される。この構成によれば、径方向に延びるモータフランジ11cとカバーフランジ13aとが互いに金属接触するように固定されることで、モータハウジング11とカバー部材13との間からの電磁ノイズの漏れを抑制することができ、電動ポンプ10の外部に電磁ノイズがより一層漏れにくい構成とすることができる。
(6)カバーフランジ13aは、モータフランジ11cの全周に対して固定されるため、モータハウジング11とカバー部材13との間からの電磁ノイズの漏れをより一層抑制することができる。
(7)回路基板45への給電用の接続線61を有する外部接続部62が環状平坦部42から延出されたコネクタ部材41を備え、コネクタ部材41の環状平坦部42とカバーフランジ13aとがモータフランジ11cを軸方向に挟んだ状態で、該環状平坦部42、カバーフランジ13a及びモータフランジ11cが一体に固定される。この構成によれば、コネクタ部材41の環状平坦部42、カバーフランジ13a及びモータフランジ11cを一体に固定することで、モータフランジ11cとカバーフランジ13aとの固定が安定し、その間からの電磁ノイズの漏れをより一層抑制することができる。
(8)モータフランジ11cには、接続線61をカバー部材13の内部に導入するための挿通孔11eが形成されるため、回路基板45までの接続線61の長さを短くすることが可能となるとともに、接続線61の配索も容易とすることが可能となる。
(9)挿通孔11eは、ステータコア14aの回路基板45側の端面よりもポンプハウジング12側に位置するように構成される。これにより、挿通孔11eを回路基板45から離した構成とすることができるため、回路基板45で生じた電磁ノイズが挿通孔11eから外部に漏れ出ることを抑制することができる。
(10)コネクタ部材41における挿通孔11eに対応する部位には、コネクタ部材41の他の部位よりも透磁率が高いガイド部42a(強磁性部)が設けられるため、電磁ノイズが挿通孔11eから外部に漏れ出ることを抑制することができる。
(11)回路基板45を支持する金属製の基板ホルダ51を備え、基板ホルダ51は、モータフランジ11c及びカバー部材13に対して金属接触するように構成される。この構成によれば、回路基板45のグランドを容易にとることができる。また、回路基板45の熱を効率的にモータハウジング11やカバー部材13に逃がすことが可能となる。
(12)基板ホルダ51は、回路基板45上の発熱素子44aに接触する吸熱部56を備えるため、発熱しやすい発熱素子44aの熱を、基板ホルダ51を介してモータハウジング11側に効率的に逃がすことが可能となる。
(13)電動ポンプ10は、モータハウジング11の一部とポンプハウジング12とが変速機Tに凹設されたポンプ収容部Taに嵌入された状態で、該変速機Tに固定される。この構成によれば、電磁ノイズをモータハウジング11の第2開口端部11b側(ポンプハウジング12側)から変速機Tに伝播させることが可能となるため、電磁ノイズがカバー部材13及びモータハウジング11を通じて電動ポンプ10の外部に漏れることをより一層抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、モータハウジング11が強磁性を呈する金属材にて形成されたが、上記実施形態のように、モータハウジング11の軸方向の一部とポンプハウジング12が変速機Tのポンプ収容部Taに嵌入(埋設)された構成においては、モータハウジング11を樹脂やアルミ材等の透磁率が低い材質にて形成してもよい。モータハウジング11の軸方向の一部とポンプハウジング12が変速機Tのポンプ収容部Taに嵌入された構成では、回路基板45及びモータ部(モータステータ14)から生じる電磁ノイズ(磁界)を変速機T側に伝播させることが可能である。このため、モータハウジング11を透磁率が低い材質にて形成した場合でも、電動ポンプ10からの電磁ノイズの漏れを抑制することができる。
また、モータハウジング11を透磁率が低い材質にて形成した構成では、例えば、上記実施形態からコネクタ部材41の環状平坦部42及びモータフランジ11cを省略して、カバーフランジ13aを変速機Tの固定面Tbに直接当接させた構成とするのが望ましい。この構成によれば、カバーフランジ13aと固定面Tbとの間からの電磁ノイズの漏れを抑制することができる。更には、カバーフランジ13aが変速機Tの固定面Tbに当接することで、カバー部材13が変速機T側に電気的に導通されるため、回路基板45で発生する電界をカバー部材13を通じてグランド(変速機T側)に落とすことが可能となり、その結果、回路基板45での電界の発生を抑制することができる。
・上記実施形態では、モータハウジング11の一部とポンプハウジング12が変速機Tのポンプ収容部Taに嵌入される構成としたが、これに特に限定されるものではない。例えば、図3に示すように、変速機Tの固定面Tbに対してポンプハウジング12の第1ハウジング部21を固定するように構成してもよい。
・上記実施形態では、回路素子44(本実施形態ではその中の発熱素子44a)と接触する吸熱部56を基板ホルダ51に備えたが、これに特に限定されるものではなく、例えば吸熱部56を省略した構成としてもよい。
・上記実施形態では、基板ホルダ51がモータハウジング11とカバー部材13の両方に接触するように構成されたが、これ以外に例えば、モータハウジング11とカバー部材13のいずれか一方と接触するように構成してもよい。
・上記実施形態では、回路基板45が基板ホルダ51を介してモータハウジング11に支持された構成としたが、これ以外に例えば、回路基板45がカバー部材13に直接又は間接的に支持された構成としてもよい。
・上記実施形態では、基板ホルダ51がアルミ材にて形成されたが、これ以外に例えば、樹脂材にて形成してもよい。この構成によれば、樹脂材はアルミ材よりも熱伝導率が低いため、モータステータ14で生じた熱がモータハウジング11及び基板ホルダ51を介して回路基板45に伝わることを抑制することができる。
・上記実施形態では、接続線61をカバー部材13の内部に導入するための挿通孔11eをモータフランジ11cに形成したが、挿通孔11eの形成箇所はこれに限定されるものではなく、例えば、カバー部材13の周壁に形成してもよい。
・上記実施形態では、ガイド部42aに金属箔を巻き付けることで、ガイド部42aがコネクタ部材41における他の樹脂部位よりも透磁率が高くなるように構成したが、これ以外に例えば、ガイド部42aにフェライト粉体を混練した構成としてもよい。
・上記実施形態では、環状平坦部42から突出して挿通孔11eに挿通されるガイド部42aを設けたが、これ以外に例えば、ガイド部42aを省略して、環状平坦部42において挿通孔11eと重なる部位を強磁性部として構成してもよい。
・上記実施形態では、ステータコア14aの一部が、モータハウジング11の第1開口端部11aから突出される構成としたが、これ以外に例えば、ステータコア14a全体がモータハウジング11内に収まるように構成してもよい。また、ステータコア14aの軸方向中心が、モータハウジング11の軸方向中心よりも第1開口端部11a側に位置するように構成されるが、これに特に限定されるものではなく、例えば、ステータコア14aの軸方向中心が、モータハウジング11の軸方向中心よりも第2開口端部11b側に位置するように構成してもよい。
・上記実施形態では、モータフランジ11cの巻きかしめ部11dがカバーフランジ13aと金属接触しているが、これ以外に例えば、モータフランジ11cとカバーフランジ13aの端面同士を金属接触させる構成としてもよい。この場合、モータフランジ11cの接触面及びカバーフランジ13aの接触面の少なくとも一方に形成した凹部にOリングを装着し、そのOリングによってモータフランジ11cとカバーフランジ13aとの間をシールするのが望ましい。
・上記実施形態では、ステータコア14aが電磁鋼板の積層構造としたが、これ以外に例えば、鋳造等によって一塊りの部材として構成してもよい。
・上記実施形態では、ポンプハウジング12(第1及び第2ハウジング部21,22)をアルミ材としたが、これ以外に例えば、ポンプハウジング12を鉄にて構成してもよい。
・上記実施形態では、ポンプロータ33を内接ギヤ式としたが、これに特に限定されるものではなく、流体を吸入・排出することができれば、内接ギヤ式以外のタイプのポンプロータに変更してもよい。
・上記実施形態では、モータロータ16をIPM型のコンシクエントポール型ロータとしたが、これに限らず、コンシクエント型でないタイプ(N極・S極のマグネットを周方向に交互に配置したタイプ)のロータや、SPM型のロータを用いてもよい。
・上記実施形態では、車両の変速機T用の電動ポンプ10に具体化したが、変速機T以外の車両電装品用の電動ポンプに具体化してもよい。また、上記実施形態では、オイル用の電動ポンプに具体化したが、オイル以外の流体を送給する用途に用いる電動ポンプに具体化してもよい。
10…電動ポンプ、11…モータハウジング、11a…第1開口端部、11b…第2開口端部、11c…モータフランジ、11e…挿通孔、12…ポンプハウジング、13…カバー部材、13a…カバーフランジ、14…モータステータ、14a…ステータコア(鉄心)、14b…コイル、16…モータロータ、33…ポンプロータ、41…コネクタ部材、42…環状平坦部(環状部)、42a…ガイド部(強磁性部)、44…回路素子、44a…発熱素子(回路素子)、45…回路基板、51…基板ホルダ、56…吸熱部、61…接続線、62…外部接続部、T…変速機(駆動力伝達装置)、Ta…ポンプ収容部。

Claims (14)

  1. 鉄心にコイルが巻装されてなるモータステータと該モータステータの磁界に応じて回転するモータロータとからなるモータ部と、
    前記モータ部を収容する筒状のモータハウジングと、
    前記モータハウジングの軸方向一端側の第1開口端部を閉塞して回路基板の収容空間を形成するカバー部材と、
    前記モータハウジングにおける前記第1開口端部とは反対側の第2開口端部を液密に閉塞するとともに、前記モータロータと一体回転するポンプロータを収容する金属製のポンプハウジングとを備えた電動ポンプであって、
    前記モータハウジング及び前記カバー部材は、強磁性を呈する金属材にて形成され、
    前記モータハウジングは、前記カバー部材及び前記ポンプハウジングと電気的に導通されていることを特徴とする電動ポンプ。
  2. 請求項1に記載の電動ポンプにおいて、
    前記モータハウジングの前記第1開口端部及び前記カバー部材には、径方向に延びるモータフランジ及びカバーフランジがそれぞれ形成され、
    前記モータフランジと前記カバーフランジとが互いに金属接触するように固定されていることを特徴とする電動ポンプ。
  3. 請求項2に記載の電動ポンプにおいて、
    前記カバーフランジは、前記モータフランジの全周に対して固定されていることを特徴とする電動ポンプ。
  4. 請求項2又は3に記載の電動ポンプにおいて、
    前記回路基板への給電用の接続線を有する外部接続部が環状部から延出されたコネクタ部材を備え、
    前記コネクタ部材の前記環状部と前記カバーフランジとが前記モータフランジを軸方向に挟んだ状態で、該環状部、カバーフランジ及びモータフランジが一体に固定されていることを特徴とする電動ポンプ。
  5. 請求項4に記載の電動ポンプにおいて、
    前記モータフランジには、前記接続線を前記カバー部材の内部に導入するための挿通孔が形成されていることを特徴とする電動ポンプ。
  6. 請求項5に記載の電動ポンプにおいて、
    前記挿通孔は、前記モータステータの鉄心の前記回路基板側の端面よりも前記ポンプハウジング側に位置するように構成されていることを特徴とする電動ポンプ。
  7. 請求項5又は6に記載の電動ポンプにおいて、
    前記コネクタ部材における前記挿通孔に対応する部位には、前記コネクタ部材の他の部位よりも透磁率が高い強磁性部が設けられていることを特徴とする電動ポンプ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電動ポンプにおいて、
    前記モータハウジングの少なくとも一部と前記ポンプハウジングとが駆動力伝達装置に凹設されたポンプ収容部に嵌入された状態で、該駆動力伝達装置に組み付けられていることを特徴とする電動ポンプ。
  9. 鉄心にコイルが巻装されてなるモータステータと該モータステータの磁界に応じて回転するモータロータとからなるモータ部と、
    前記モータ部を収容する筒状のモータハウジングと、
    前記モータハウジングの軸方向一端側の第1開口端部を閉塞して回路基板の収容空間を形成するカバー部材と、
    前記モータハウジングにおける前記第1開口端部とは反対側の第2開口端部を液密に閉塞するとともに、前記モータロータと一体回転するポンプロータを収容する金属製のポンプハウジングとを備えた電動ポンプであって、
    前記モータハウジングの少なくとも一部と前記ポンプハウジングが駆動力伝達装置に凹設されたポンプ収容部に嵌入された状態で、該駆動力伝達装置に組み付けられるものであり、
    前記カバー部材は、強磁性を呈する金属材にて形成され、
    前記カバー部材及び前記ポンプハウジングは、前記駆動力伝達装置側と電気的に導通されていることを特徴とする電動ポンプ。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の電動ポンプにおいて、
    前記モータステータは、前記回路基板と前記ポンプハウジングとの間に配置されていることを特徴とする電動ポンプ。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電動ポンプにおいて、
    前記モータステータの軸方向中心が、前記モータハウジングの軸方向中心よりも前記第1開口端部側に位置するように構成されていることを特徴とする電動ポンプ。
  12. 請求項11に記載の電動ポンプにおいて、
    前記モータステータの鉄心の一部が、前記モータハウジングの前記第1開口端部から突出していることを特徴とする電動ポンプ。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の電動ポンプにおいて、
    前記回路基板を支持する金属製の基板ホルダを備え、
    前記基板ホルダは、前記モータハウジング及び前記カバー部材の少なくとも一方に対して金属接触するように構成されていることを特徴とする電動ポンプ。
  14. 請求項13に記載の電動ポンプにおいて、
    前記基板ホルダは、前記回路基板上の回路素子に接触する吸熱部を備えていることを特徴とする電動ポンプ。
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