JP2014062482A - 電動ポンプ - Google Patents

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勝 入江
Toshihiro Matsuura
寿大 松浦
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Abstract

【課題】ポンプロータと吸入及び吐出ポートとの位置ずれを抑制することができる電動ポンプを提供する。
【解決手段】ポンプハウジング12は、モータロータ16側に開口されポンプロータ33が収容される収容凹部27を有する第1ハウジング部21と、収容凹部27を塞ぐ閉塞部32を有する第2ハウジング部22とからなり、第1ハウジング部21の収容凹部27と第2ハウジング部22の閉塞部32とがポンプ室Pを構成する。そして、第1ハウジング部21の収容凹部27には、オイルをポンプ室P内に吸入するための吸入ポート41と、ポンプ室Pに吸入されたオイルをポンプ室P外へ吐出する吐出ポート42とが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動ポンプに関するものである。
従来、電動ポンプは、例えば特許文献1に開示されるように、回転軸の軸方向一端側にモータロータが設けられるとともに、回転軸の軸方向他端側にポンプロータが設けられている。モータロータ及びモータステータを収容するモータケースの軸方向一端には、回転軸を回転可能に支持するポンプハウジングが設けられ、このポンプハウジングの反モータケース側の端面には、ポンプロータを収容保持するポンプ室が凹設されている。そして、ポンプハウジングの反モータケース側の端面には、ポンプ室を覆うポンププレートが取り付けられ、そのポンププレートには、ポンプ室内外を連通する吸入ポート及び吐出ポートが形成されている。このような電動ポンプでは、回転軸の回転に基づきポンプロータが回転されると、吸入ポートからポンプ室内にオイルが吸入されるとともに、吐出ポートからポンプ室外に吐出されるようになっている。
特開2010−180730号公報
しかしながら、上記特許文献1のような電動ポンプでは、ポンプハウジングとポンププレートとの組み付けの際にそれらの間に位置ずれが生じると、ポンプハウジング側に設けられたポンプロータの位置と、ポンププレート側に設けられた吸入及び吐出ポートの位置とがずれてしまい、その結果、ポンプロータによるオイルの送給が好適に行われないといった問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ポンプロータと吸入及び吐出ポートとの位置ずれを抑制することができる電動ポンプを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、回転軸と、前記回転軸の軸方向一端側に設けられたモータロータと、前記回転軸の軸方向他端側に設けられたポンプロータと、前記回転軸を回転可能に支持するとともに、前記ポンプロータを保持するポンプハウジングとを備え、前記ポンプハウジングは、前記モータロータ側に開口されて前記ポンプロータが収容される収容凹部を有する第1ハウジング部と、前記収容凹部を塞ぐ閉塞部を有する第2ハウジング部とからなり、前記第1ハウジング部の前記収容凹部と前記第2ハウジング部の前記閉塞部とがポンプ室を構成し、前記第1ハウジング部の前記収容凹部には、流体を前記ポンプ室内に吸入するための吸入ポートと、前記ポンプ室に吸入された流体を前記ポンプ室外へ吐出する吐出ポートとが形成されていることを特徴とする。
この発明では、ポンプハウジングを構成する第1ハウジング部には、ポンプロータを収容する収容凹部が形成され、その収容凹部に吸入及び吐出ポートが形成される。このため、収容凹部を有する第1ハウジング部とその収容凹部を閉塞する第2ハウジング部との間に例えば組み付け誤差が生じても、ポンプロータと吸入及び吐出ポートとの位置関係がずれることが防止され、その結果、流体の送給不具合の発生を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動ポンプにおいて、前記ポンプハウジングは、前記第1ハウジング部に設けられた第1軸支持孔と、前記第2ハウジング部に設けられた第2軸支持孔とによって、前記ポンプロータの軸方向両側で前記回転軸を軸支していることを特徴とする。
この発明では、回転軸が少なくとも2点(第1及び第2軸支持孔)で支持されるため、回転軸の回転が安定する。また、回転軸において負荷が掛かるポンプロータの軸方向両側がそれぞれ第1及び第2軸支持孔によって軸支されるため、回転軸の回転時における軸ぶれを抑制でき、その結果、軸ぶれに起因する静粛性の悪化を抑えることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電動ポンプにおいて、前記回転軸は、前記第1及び第2軸支持孔に対して径方向に軸受クリアランスを有して軸支され、前記ポンプロータは、前記回転軸に一体回転可能に固定されたインナロータと、前記収容凹部に回転可能に収容され前記インナロータと噛合するアウタロータとを有する内接ギヤ式のものであり、前記インナロータは、前記第1ハウジング部の前記収容凹部及び前記第2ハウジング部の前記閉塞部に対して軸方向に軸方向クリアランスを有して設けられ、前記軸方向クリアランスは、前記軸受クリアランスにより許容される前記回転軸の傾き量が最大である状態で、前記インナロータと前記収容凹部及び前記閉塞部とが離間されるように設定されていることを特徴とする。
この発明では、回転軸と第1及び第2軸支持孔との間に軸受クリアランスが設定されるため、回転軸と第1及び第2軸支持孔との間に生じる回転摩擦力を小さく抑えることができる。また、回転軸と一体回転するインナロータ(ポンプロータ)と第1ハウジング部の収容凹部との間、及びインナロータと第2ハウジング部の閉塞部との間に軸方向クリアランスが設定されるため、インナロータが回転時にポンプ室(収容凹部及び閉塞部)と干渉することを抑制することができる。
更に、回転軸と第1及び第2軸支持孔との間の軸受クリアランスに起因してインナロータが傾いた場合であっても、インナロータとポンプ室(収容凹部及び閉塞部)との接触を避けるように軸方向クリアランスが設定されるため、インナロータがポンプ室に接触して異音が生じることを防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動ポンプにおいて、前記第1ハウジング部には、前記収容凹部と連なり該収容凹部と同方向に開口する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部に前記第2ハウジング部が嵌合固定されていることを特徴とする。
この発明では、第1ハウジング部を基準部材とし、その第1ハウジング部に対して回転軸、ポンプロータ及び第2ハウジング部を一方向に組み付けすることが可能となり、製造工程の簡素化に寄与できる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電動ポンプにおいて、前記嵌合凹部の開口端部には、前記回転軸側に突出して前記第2ハウジング部に軸方向に係止された抜け止め部が一体形成されていることを特徴とする。
この発明では、嵌合凹部の開口端部に一体形成された抜け止め部によって、第2ハウジング部が嵌合凹部から抜け出てしまうことを抑制することができる。また、ボルトや接着剤等を用いずとも第1ハウジング部と第2ハウジング部とを軸方向に固定することが可能となり、電動ポンプの構成の簡素化に寄与できる。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の電動ポンプにおいて、前記モータロータと該モータロータの外周側に配置されたモータステータとを収容する筒状のモータケースを備え、前記第1ハウジング部は、前記モータケースの開口端部に組み付けられていることを特徴とする。
この発明では、回転軸、ポンプロータ及び第2ハウジング部だけでなくモータケースも基準部材としての第1ハウジング部に対して一方向に組み付けすることが可能となり、製造工程のより一層の簡素化に寄与できる。
従って、上記記載の発明によれば、ポンプロータと吸入及び吐出ポートとの位置ずれを抑制することができる。
実施形態の電動ポンプの断面図である。 同形態の電動ポンプの平面図である。 (a)(b)同形態の電動ポンプにおける軸受クリアランス及び軸方向クリアランスを説明するための模式図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の電動ポンプは、略円筒状のモータケース11と、モータケース11の軸方向出力側に設けられたポンプハウジング12と、モータケース11の軸方向反出力側に設けられた回路ケース部材13とを備え、それらから全体の筐体が構成されている。
モータケース11は、金属製(好ましくは鉄製)であって、その内周面に電機子としての略円筒状のモータステータ14が固定されている。モータステータ14の内周側には、ポンプハウジング12に軸支された回転軸15に一体回転可能に固定されたモータロータ16が配置されている。回転軸15は、モータケース11の径中心に配置され、回転軸15の軸線とモータケース11の軸線とが同軸をなすように構成されている。また、回転軸15は、非磁性金属であるステンレス鋼よりなる。
モータステータ14とモータロータ16とは、インナロータ型のブラシレスモータを構成しており、本実施形態の電動ポンプの動力源である。なお、本実施形態のモータロータ16は、その外周面がマグネット磁極と突極とで構成され、且つそのマグネット磁極にマグネット16aが埋設された所謂IPM型のコンシクエントポール型ロータである。
ポンプハウジング12は、モータケース11の軸方向出力側の第1開口端部11aに組み付けられた第1ハウジング部21と、その第1ハウジング部21に組み付けられた第2ハウジング部22とから構成されている。第1及び第2ハウジング部21,22はともに非磁性金属であるアルミニウム合金よりなる。
第1ハウジング部21は、モータケース11の外部に位置するベース部23と、ベース部23から軸方向に延出されてモータケース11の第1開口端部11aに挿入された略円筒状の挿入部24とを有している。
図2に示すように、ベース部23は、モータケース11の径方向に沿う互いに相反する2方向(図2において左右方向)にそれぞれ延出された延出部23aが形成されている。延出部23aは、モータケース11の外径よりも径方向外側に延出されており、この延出部23aには、電動ポンプを所定の取付箇所にボルト等で固定するための取付孔23bが形成されている。
図1に示すように、第1ハウジング部21の挿入部24は、モータケース11の第1開口端部11aに圧入固定されている。なお、挿入部24の外周面とモータケース11の内周面との間にはシールリング25が介在されており、その間のシール性が確保されている。
挿入部24は、モータケース11の軸方向内部側(モータロータ16側)に開口する略円筒状をなし、その内周側には、径の異なる3つの円形の凹部(嵌合凹部26、収容凹部27及び軸支凹部28(第1軸支持孔))が回転軸15の軸方向に沿って連続して形成されている。この3つの凹部は、モータケース11の内部側から嵌合凹部26、収容凹部27、軸支凹部28の順に形成され、その各凹部26〜28はモータケース11の内部側に開口している。
各凹部26〜28は軸方向視で円形をなし、それらのうち、嵌合凹部26が最も径が大きく、収容凹部27が嵌合凹部26よりも小径に形成され、更に、軸支凹部28が収容凹部27よりも小径に形成されている。つまり、挿入部24の内周は、嵌合凹部26、収容凹部27及び軸支凹部28を経るにつれて縮径する段差形状をなしている。また、嵌合凹部26及び軸支凹部28は回転軸15と同軸の円形に形成される一方、収容凹部27は、図1の断面には現れていないが、嵌合凹部26及び軸支凹部28(即ち、回転軸15)に対し偏心した円形(即ち、同軸でない円形)をなしている。
軸支凹部28は、回転軸15の軸方向に沿ってベース部23まで延びている。また、軸支凹部28は、回転軸15の軸方向において収容凹部27側のみが開口しており、軸支凹部28の収容凹部27とは反対側の端部は閉塞されている。そして、この軸支凹部28は、回転軸15の軸方向出力側(反モータロータ側)の端部を回転可能に支持する。
第1ハウジング部21の嵌合凹部26には、第2ハウジング部22が組み付けられている。第2ハウジング部22は、回転軸15の軸線を中心とする略円盤状に形成され、その径中心には、回転軸15の中間部を回転可能に軸支するための軸支持孔31(第2軸支持孔)が貫通形成されている。軸支持孔31は、第1ハウジング部21の軸支凹部28と同軸且つ同径に形成されている。
第2ハウジング部22の反モータロータ側の端部には、第1ハウジング部21の嵌合凹部26に対して嵌入される円形の閉塞部32が形成されている。なお、前記軸支持孔31は、閉塞部32の中心を貫通している。また、軸支持孔31の収容凹部27側の端部には、切り欠き溝31aが形成されている。
閉塞部32は、その外径側部位が嵌合凹部26と軸方向に当接するとともに、内径側部位が収容凹部27のモータロータ16側の開口を閉塞している。また、閉塞部32は、嵌合凹部26の開口端部(モータロータ16側の端部)から内周側に突出形成された抜け止め部26aと軸方向に係止されている。これにより、閉塞部32の軸方向の移動が規制され、閉塞部32(第2ハウジング部22)が嵌合凹部26から抜け出てしまうことが抑制されている。なお、抜け止め部26aは、閉塞部32が嵌合凹部26に嵌入された状態で、挿入部24のモータロータ16側端面である挿入部端面24aの周方向の複数箇所(若しくは周方向全体)を、図示しない治具等で内周側に塑性変形させて形成される。
閉塞部32と収容凹部27とはポンプ室Pを構成しており、そのポンプ室Pにはポンプロータ33が収容されている。なお、閉塞部32と嵌合凹部26との軸方向間には、シールリング34が介在されており、その間のシール性が確保されている。
ポンプロータ33は、回転軸15に一体回転可能に固定されたインナロータ35と、インナロータ35の外周に配置されたアウタロータ36とから構成された内接ギヤ式のものである。
インナロータ35は、回転軸15に一体回転可能に固定され、インナロータ35の外周には外歯(図示略)が形成されている。アウタロータ36は、外周面が円形の筒状をなし、収容凹部27に対して回転可能に嵌め込まれている。アウタロータ36の内周には、インナロータ35の外歯と噛合する内歯(図示略)が形成されている。なお、アウタロータ36の内歯の歯数はn(nは3以上の自然数)個に設定され、インナロータ35の外歯の歯数はn−1個に設定されている。
第2ハウジング部22のモータロータ16側の端面には、回転軸15の軸方向に沿って円筒状に突出する円筒部37が形成されている。円筒部37の内径は、軸支持孔31の径よりも大きく形成されており、この円筒部37の内周面と回転軸15の外周面との間には、オイルシール38が介装されている。オイルシール38は、円筒部37の内周面と回転軸15の外周面との間を封止しており、これにより、ポンプ室P側の空間とモータケース11の内部空間とが液密に区画されている。なお、円筒部37の外径は、モータステータ14の内径より小さく形成されている。
第1ハウジング部21の収容凹部27において、軸支凹部28の径方向外側位置には、吸入ポート41及び吐出ポート42が形成されている。吸入ポート41及び吐出ポート42は、収容凹部27の底面27aからベース部23の底面23cまで貫通形成されている。即ち、吸入ポート41及び吐出ポート42は、収容凹部27の内部と第1ハウジング部21の外部とを連通している。また、収容凹部27の底面27aには、吐出ポート42と軸支凹部28とを連通する切り欠き溝27bが形成されている。切り欠き溝27bは、第2ハウジング部22側の前記切り欠き溝31aと軸方向に対向する位置に形成されている。
モータケース11において、第1ハウジング部21の挿入部24が内嵌される第1開口端部11aとは反対側の第2開口端部11bには、樹脂製の回路ケース部材13が組み付けられている。回路ケース部材13は、軸方向視でモータケース11と同軸の円形をなしている。
図2に示すように、回路ケース部材13の外周面には、周方向に複数(本実施形態では4つ)の係止片51が設けられている。この各係止片51がモータケース11の外周面に設けられた係止凸部52に係止されることで、回路ケース部材13がモータケース11に対して固定されている。なお、第2開口端部11bと回路ケース部材13との間にはシールリング50(図1参照)が介在されており、その間のシール性が確保されている。また、回路ケース部材13には、回路基板54上の回路部品55から発生した熱を放熱するためのヒートシンク53が設けられている。
図1に示すように、回路ケース部材13には、回路基板54が例えば熱溶着により固定されている。この回路基板54には、回路部品55が実装されるとともに、モータステータ14のコイル14aから引き出されたコイル線14bが接続されている。回路ケース部材13は、回路基板54の回路部品55を覆っている。
上記構成の電動ポンプでは、図示しない外部電源から回路基板54の回路部品55を介してモータステータ14のコイル14aに電流が供給されると、モータステータ14で回転磁界が発生し、その回転磁界に基づいてモータロータ16及び回転軸15が回転する。そして、回転軸15の回転に伴ってポンプロータ33のインナロータ35及びアウタロータ36が回転する。すると、インナロータ35及びアウタロータ36のポンプ作用によって、吸入ポート41を介してポンプ室P内にオイルが吸入され、そのポンプ室P内に吸入されたオイルが吐出ポート42を介してポンプ室P外(即ち、第1ハウジング部21の外部)に吐出されるようになっている。
ここで、上記構成では、第1ハウジング部21の軸支凹部28と第2ハウジング部22の軸支持孔31の2点で回転軸15が軸支されているため、回転軸15の回転が安定する。更に、軸支凹部28及び軸支持孔31は、負荷が掛かるポンプロータ33の軸方向両側に設けられている(所謂、両持ちである)ため、回転軸15の回転時における軸ぶれが抑制されるようになっている。
また、図3(a)に示すように、回転軸15と軸支凹部28との間、及び回転軸15と軸支持孔31との間には、径方向の軸受クリアランスC1が設定されている。つまり、回転軸15は、軸支凹部28及び軸支持孔31に対して径方向に軸受クリアランスC1を有して軸支されている。これにより、回転軸15と軸支凹部28及び軸支持孔31との間に生じる回転摩擦力が小さく抑えられている。なお、図3(a)(b)では、軸受クリアランスC1と、後述する軸方向クリアランスC2を誇張して図示しており、また、ポンプロータ33のアウタロータ36の図示を省略している。
また、インナロータ35と収容凹部27の底面27aとの間、及びインナロータ35と閉塞部32のポンプ室Pを構成する内面32aとの間には、軸方向クリアランスC2が設けられている。つまり、インナロータ35は、ポンプ室Pの軸方向両側の内面に対して軸方向クリアランスC2を空けて設けられているため、インナロータ35が回転時にポンプ室P(収容凹部27及び閉塞部32)に干渉してしまうことが抑制されている。
上記の軸受クリアランスC1は、回転軸15と軸支凹部28及び軸支持孔31との摩擦を抑える反面、軸支凹部28及び軸支持孔31に対する回転軸15の傾きを許容してしまう。そして、回転軸15が傾くとインナロータ35も傾くため、インナロータ35の端部が収容凹部27の底面27a及び閉塞部32の内面32aに接近して干渉する虞がある。
そこで、本実施形態では、図3(b)に示すように、軸受クリアランスC1に起因する回転軸15の傾き量が最大である状態においても、インナロータ35と収容凹部27の底面27a、及びインナロータ35と閉塞部32の内面32aとが離間されるように、軸方向クリアランスC2の大きさが設定されている。これにより、軸受クリアランスC1に起因して回転軸15が傾いても、インナロータ35とポンプ室P(収容凹部27及び閉塞部32)との接触が回避されるようになっている。
また、軸受クリアランスC1には、吸入ポート41からポンプ室P内に吸入されたオイルの一部が流れ込み、軸支凹部28及び軸支持孔31の潤滑油として作用する。ここで、ポンプ室P内のオイルが吐出ポート42から吐出される正圧側(図1における右側)では、軸受クリアランスC1内のオイルが不足しがちである。そこで、本実施形態では、正圧側(吐出ポート42側)のポンプロータ33の軸方向両側に前記切り欠き溝27b,31aを形成しており、その切り欠き溝27b,31a内にオイルが保持されるため、正圧側においても軸受クリアランスC1内のオイルが不足することが抑制されている。
本実施形態の電動ポンプの組み付けでは、第1ハウジング部21を組み付けの基準部材とし、各凹部26〜28の開口方向が例えば鉛直方向上側を向くように、第1ハウジング部21を図示しない作業台に移動不能に設置する。
次に、アウタロータ36を収容凹部27に対して鉛直方向下側に組み付けて収容する。その後、インナロータ35、第2ハウジング部22、オイルシール38、回転軸15及びモータロータ16(マグネット16aを組み付け後のもの)を組み付けて構成されたサブアッセンブリを、第1ハウジング部21に対して前記アウタロータ36の組付方向と同方向(即ち、鉛直方向下側)に組み付ける。また、モータケース11も第1ハウジング部21の挿入部24に対して上記部品と同一方向に組み付けられる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ポンプロータ33を収容する収容凹部27が形成された第1ハウジング部21に吸入ポート41及び吐出ポート42が形成されることで、第1ハウジング部21と第2ハウジング部22との間に組み付け誤差等による軸直交方向への位置ずれが生じても、ポンプロータ33と吸入ポート41及び吐出ポート42との位置関係がずれることが防止される。その結果、オイルの送給不具合の発生が抑制されるようになっている。
また、本実施形態とは異なり、ポンプ室Pを構成する収容凹部を第1ハウジング部21側ではなく、第2ハウジング部22側にモータケース11の軸方向外側(反モータロータ側)に開口するように設けた構成では、基準部材としての第1ハウジング部21に対して他の部品を同一方向に組み付ける場合、第1ハウジング部21に対するアウタロータ36の軸直交方向の位置決めが困難となる。
その点、本実施形態のように、ポンプロータ33(アウタロータ36)を収容する収容凹部27を基準部材としての第1ハウジング部21に形成することで、アウタロータ36を収容凹部27に嵌め込むだけで、そのアウタロータ36の軸直交方向への位置決めがなされる。このため、第1ハウジング部21に対する他部品の同一方向への組み付けを容易に実現でき、その結果、組み付け性が向上されるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)ポンプハウジング12は、モータロータ16側に開口されポンプロータ33が収容される収容凹部27を有する第1ハウジング部21と、収容凹部27を塞ぐ閉塞部32を有する第2ハウジング部22とからなり、第1ハウジング部21の収容凹部27と第2ハウジング部22の閉塞部32とがポンプ室Pを構成する。そして、第1ハウジング部21の収容凹部27には、オイルをポンプ室P内に吸入するための吸入ポート41と、ポンプ室Pに吸入されたオイルをポンプ室P外へ吐出する吐出ポート42とが形成される。このため、収容凹部27を有する第1ハウジング部21とその収容凹部27を閉塞する第2ハウジング部22との間に例えば組み付け誤差が生じても、ポンプロータ33と吸入ポート41及び吐出ポート42との位置関係がずれることが防止され、その結果、オイルの送給不具合の発生を抑制することができる。
(2)ポンプハウジング12は、第1ハウジング部21に形成された軸支凹部28と、第2ハウジング部22に設けられた軸支持孔31とによって、ポンプロータ33の軸方向両側で回転軸15を軸支している。これにより、回転軸15において負荷が掛かるポンプロータ33の軸方向両側がそれぞれ軸支凹部28及び軸支持孔31によって軸支されるため、回転軸15の回転時における軸ぶれを抑制でき、その結果、軸ぶれに起因する静粛性の悪化を抑えることができる。
(3)回転軸15と軸支凹部28及び軸支持孔31との間に軸受クリアランスC1が設定されるため、回転軸15と軸支凹部28及び軸支持孔31との間に生じる回転摩擦力を小さく抑えることができる。
また、ポンプロータ33を構成するインナロータ35と収容凹部27との間、及びインナロータ35と閉塞部32との間に軸方向クリアランスC2が設定されるため、インナロータ35が回転時にポンプ室P(収容凹部27及び閉塞部32)に干渉してしまうことを抑制することができる。
更に、軸方向クリアランスC2は、軸受クリアランスC1により許容される回転軸15の傾き量が最大である状態で、インナロータ35と収容凹部27及び閉塞部32とが離間されるように設定される。これにより、回転軸15と軸支凹部28及び軸支持孔31との間の軸受クリアランスC1に起因してインナロータ35が傾いた場合であっても、インナロータ35とポンプ室P(収容凹部27及び閉塞部32)との接触が回避される。このため、インナロータ35がポンプ室Pに接触して異音が生じることを防止することができる。
(4)第1ハウジング部21には、収容凹部27と連なり該収容凹部27と同方向に開口する嵌合凹部26が形成され、その嵌合凹部26に第2ハウジング部22が嵌合固定される。これにより、第1ハウジング部21を基準部材とし、その第1ハウジング部21に対して回転軸15、ポンプロータ33及び第2ハウジング部22を一方向に組み付けすることが可能となり、製造工程の簡素化に寄与できる。
(5)嵌合凹部26の開口端部には、回転軸15側(内周側)に突出して閉塞部32(第2ハウジング部22)に軸方向に係止された抜け止め部26aが一体形成され、この抜け止め部26aによって第2ハウジング部が嵌合凹部26から抜け出てしまうことを抑制することができる。また、第2ハウジング部22に対する塑性変形加工によって抜け止め部26aが形成されるため、ボルトや接着剤等を用いずとも第1ハウジング部21と第2ハウジング部22とを軸方向に固定することが可能となり、電動ポンプの構成の簡素化に寄与できる。
(6)モータロータ16と該モータロータ16の外周側に配置されたモータステータ14とを収容する筒状のモータケース11を備え、第1ハウジング部21は、モータケース11の第1開口端部11aに組み付けられる。これにより、回転軸15、ポンプロータ33及び第2ハウジング部22だけでなくモータケース11も、基準部材としての第1ハウジング部21に対して一方向に組み付けすることが可能となり、製造工程のより一層の簡素化に寄与できる。
(7)第1及び第2ハウジング部21,22が非磁性体(本実施形態ではアルミニウム合金)よりなるため、モータステータ14及びモータロータ16からなるブラシレスモータの磁束変動を抑えることができる。
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第2ハウジング部22が第1ハウジング部21の嵌合凹部26に圧入固定されたが、これ以外に例えば、ボルトや接着剤等によって固定してもよい。
・上記実施形態では、第1ハウジング部21には回転軸15を軸支する軸支凹部28が形成されたが、これに特に限定されるものではなく、軸支凹部28を省略し、回転軸15が第2ハウジング部22の軸支持孔31のみで軸支された構成としてもよい。
・上記実施形態では、ポンプロータ33をインナロータ35とアウタロータ36とからなる内接ギヤ式としたが、これに特に限定されるものではなく、流体を吸入・排出することができれば、内接ギヤ式以外のタイプのポンプロータに変更してもよい。
・上記実施形態では、モータケース11が第1ハウジング部21に固定される構成としたが、これ以外に例えば、モータケース11が第2ハウジング部22に固定される構成としてもよい。
・上記実施形態では、モータロータ16をIPM型のコンシクエントポール型ロータとしたが、これに限らず、コンシクエント型でないタイプ(N極・S極のマグネットを周方向に交互に配置したタイプ)のロータや、SPM型のロータを用いてもよい。
・上記実施形態では、オイル用の電動ポンプに具体化したが、オイル以外の流体を送給する用途に用いる電動ポンプに具体化してもよい。
11…モータケース、11a…第1開口端部(開口端部)、12…ポンプハウジング、14…モータステータ、15…回転軸、16…モータロータ、21…第1ハウジング部、22…第2ハウジング部、26…嵌合凹部、26a…抜け止め部、27…収容凹部、28…軸支凹部(第1軸支持孔)、31…軸支持孔(第2軸支持孔)、32…閉塞部、33…ポンプロータ、35…インナロータ、36…アウタロータ、41…吸入ポート、42…吐出ポート、P…ポンプ室、C1…軸受クリアランス、C2…軸方向クリアランス。

Claims (6)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸の軸方向一端側に設けられたモータロータと、
    前記回転軸の軸方向他端側に設けられたポンプロータと、
    前記回転軸を回転可能に支持するとともに、前記ポンプロータを保持するポンプハウジングとを備え、
    前記ポンプハウジングは、前記モータロータ側に開口されて前記ポンプロータが収容される収容凹部を有する第1ハウジング部と、前記収容凹部を塞ぐ閉塞部を有する第2ハウジング部とからなり、
    前記第1ハウジング部の前記収容凹部と前記第2ハウジング部の前記閉塞部とがポンプ室を構成し、
    前記第1ハウジング部の前記収容凹部には、流体を前記ポンプ室内に吸入するための吸入ポートと、前記ポンプ室に吸入された流体を前記ポンプ室外へ吐出する吐出ポートとが形成されていることを特徴とする電動ポンプ。
  2. 請求項1に記載の電動ポンプにおいて、
    前記ポンプハウジングは、前記第1ハウジング部に設けられた第1軸支持孔と、前記第2ハウジング部に設けられた第2軸支持孔とによって、前記ポンプロータの軸方向両側で前記回転軸を軸支していることを特徴とする電動ポンプ。
  3. 請求項2に記載の電動ポンプにおいて、
    前記回転軸は、前記第1及び第2軸支持孔に対して径方向に軸受クリアランスを有して軸支され、
    前記ポンプロータは、前記回転軸に一体回転可能に固定されたインナロータと、前記収容凹部に回転可能に収容され前記インナロータと噛合するアウタロータとを有する内接ギヤ式のものであり、
    前記インナロータは、前記第1ハウジング部の前記収容凹部及び前記第2ハウジング部の前記閉塞部に対して軸方向に軸方向クリアランスを有して設けられ、
    前記軸方向クリアランスは、前記軸受クリアランスにより許容される前記回転軸の傾き量が最大である状態で、前記インナロータと前記収容凹部及び前記閉塞部とが離間されるように設定されていることを特徴とする電動ポンプ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動ポンプにおいて、
    前記第1ハウジング部には、前記収容凹部と連なり該収容凹部と同方向に開口する嵌合凹部が設けられ、該嵌合凹部に前記第2ハウジング部が嵌合固定されていることを特徴とする電動ポンプ。
  5. 請求項4に記載の電動ポンプにおいて、
    前記嵌合凹部の開口端部には、前記回転軸側に突出して前記第2ハウジング部に軸方向に係止された抜け止め部が一体形成されていることを特徴とする電動ポンプ。
  6. 請求項4又は5に記載の電動ポンプにおいて、
    前記モータロータと該モータロータの外周側に配置されたモータステータとを収容する筒状のモータケースを備え、
    前記第1ハウジング部は、前記モータケースの開口端部に組み付けられていることを特徴とする電動ポンプ。
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