JP2014084160A - バンド検出装置及びそれを備えたバンド切断処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 結束バンドの検出ミスを無くし、確実に検出することができるバンド検出装置及びそれを備えたバンド切断処理装置を提供する。
【解決手段】 バンド検出装置2は、コイルCの結束バンドBを検出する際に、コイルCの外周面に当接してコイルCの巻回軸と平行な一方向(矢印m方向)に移動する台車2Aと、台車2Aに支持され、台車2Aが一方向に移動しているときに、コイルCの外周面に当接した状態で台車2Aとともに移動し、その移動中に結束バンドBに引っ掛かったときに台車2Aに対して一方向における相対的な位置が所定の位置から一方向とは逆方向にずれるように構成された第1及び第2の爪部23を有し、台車2Aが一方向に移動しているときに、第1及び第2の爪部23のいずれかの台車2Aに対する相対的な位置が逆方向にずれることにより結束バンドBの存在を検出するよう構成された検出手段とを備えている。
【選択図】 図3
【解決手段】 バンド検出装置2は、コイルCの結束バンドBを検出する際に、コイルCの外周面に当接してコイルCの巻回軸と平行な一方向(矢印m方向)に移動する台車2Aと、台車2Aに支持され、台車2Aが一方向に移動しているときに、コイルCの外周面に当接した状態で台車2Aとともに移動し、その移動中に結束バンドBに引っ掛かったときに台車2Aに対して一方向における相対的な位置が所定の位置から一方向とは逆方向にずれるように構成された第1及び第2の爪部23を有し、台車2Aが一方向に移動しているときに、第1及び第2の爪部23のいずれかの台車2Aに対する相対的な位置が逆方向にずれることにより結束バンドBの存在を検出するよう構成された検出手段とを備えている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、薄板をコイル状に巻いた物(本明細書及び特許請求の範囲において、単に「コイル」という)を結束した結束バンドを検出するバンド検出装置及びそれを備えたバンド切断処理装置に関する。
薄板、例えば板厚の薄い鋼板は、保管や輸送に際して扱い易くするため、長尺のものをコイル状に巻いた状態(形態)でその外周面が結束バンドで巻かれて結束されている。
このような結束バンドを自動で切断する装置は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1には、結束バンドを一対の爪で把持してコイルの表面(外周面)から浮かせ、切断刃によって切断するように構成された装置が記載されている。
このような装置では、例えば、切断した結束バンドを巻き取って渦巻状の廃棄バンドを作成するように構成されるとともに、作成した廃棄バンドを外部(回収容器)へ排出するための樋状の排出シュートが備えられている。この排出シュートは傾斜して配設され、廃棄バンドが排出シュートを転がり落ちて回収容器へ排出されるように構成されている。このように構成された装置(以下、「バンド切断処理装置」という)において、例えば、装置全体を水平方向に平行移動できるように構成されているものがある。
例えば、1つのコイルが複数の結束バンドによって結束されている場合、装置全体をコイルの巻回軸(巻芯軸)方向に平行移動させて、各々の結束バンドを順番に切断して巻き取って廃棄バンドとし、排出シュート上へ排出する。この場合、排出シュート上に複数の廃棄バンドを一時保持できるように構成して、回収容器の上方に排出シュートの排出端が位置するように装置全体を移動させたときに、排出シュートから複数の廃棄バンドを回収容器へ排出させるように構成されている。
また、例えば、コイルがその巻回軸と直角方向に水平搬送されて、所定位置で停止され、結束バンドが切断及び巻取り処理された後、コイルが同方向に水平搬送されるような場合には、装置全体をコイルの搬送方向とは直交する方向、すなわちコイルの巻回軸方向に平行移動させて、コイルの搬送経路上に出没可能に構成される。この場合、回収容器がコイルの搬送経路の外側に配置され、バンド切断処理装置が結束バンドの切断及び巻取り処理を行った後、排出シュート上に廃棄バンドを一時保持した状態で、回収容器の上方に排出シュートの排出端が位置するように装置全体を移動させたときに、排出シュートから廃棄バンドを回収容器へ排出させるように構成されている。
以上において、廃棄バンドを排出シュート上で一時保持させるためには、例えば、排出シュートの途中に、廃棄バンドを停止させるためのバンドストッパを設け、このバンドストッパを作動させることによって排出シュート上に廃棄バンドを停止させて一時保持できるように構成されている。
また、結束バンドで結束されたコイルは、その運搬等の荷扱いにおいて、結束バンドの結束が緩くなることがしばしば発生し、結束バンドの位置がずれることもしばしばある。そのため、上記のように、装置全体をコイルの巻回軸(巻芯軸)方向に平行移動させて順次、結束バンドの切断処理を行うに際し、結束バンドの位置を検出するために、バンド位置検出装置が用いられる(例えば、特許文献2,3参照)。
例えば、特許文献2の構成では、バンドタッチフィンガー及び近接センサ等を有するバンド位置検出機がコイルの軸方向に移動することによって、バンドタッチフィンガーがコイル表面上をコイルの軸方向に移動し、バンドタッチフィンガーがバンド(結束バンド)に引っ掛かることによって近接スイッチが作動してバンドが検出されるように構成されている。
上記のようなバンド位置検出装置を用いても、結束バンドの結束状態を含めてコイルの外周面の状態等によっては、バンドタッチフィンガーがバンドに引っ掛かることができず、検出ミス(検出漏れ)が生じることがある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、結束バンドの検出ミスを無くし、確実に検出することができるバンド検出装置及びそれを備えたバンド切断処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態(aspect)に係るバンド検出装置は、薄板が巻回されてなるコイルの外周面に巻かれて前記コイルを結束している結束バンドを検出するバンド検出装置であって、前記コイルの結束バンドを検出する際に、前記コイルの外周面に当接して前記コイルの巻回軸と平行な一方向に移動する台車と、前記台車に支持され、前記台車が前記一方向に移動しているときに、前記コイルの外周面に当接した状態で前記台車とともに移動し、その移動中に前記結束バンドに引っ掛かったときに前記台車に対して前記一方向における相対的な位置が所定の位置から前記一方向とは逆方向にずれるように構成された第1及び第2の爪部を有し、前記台車が前記一方向に移動しているときに、前記第1及び第2の爪部のいずれかの前記台車に対する相対的な位置が前記逆方向にずれることにより前記結束バンドの存在を検出するよう構成された検出手段とを備えている。
この構成によれば、コイルを結束している結束バンドに引っ掛かる爪部を複数設けているため、結束バンドの検出ミスを無くし、確実に検出することができる。
ここで、前記第1及び第2の爪部は、前記台車に対して前記一方向及びその逆方向に移動可能であり、かつ、前記台車に対して前記一方向における所定の位置において前記一方向に付勢された状態で前記台車に支持されていてもよい。また、前記第1及び第2の爪部は、前記コイルの外周面に対して当接及び離間する方向に揺動可能に支持されるとともに前記コイルの外周面に押し付ける方向に付勢されていてもよい。
また、前記第1の爪部と前記第2の爪部とは、前記所定の位置が異なるように前記一方向にずらして前記台車に支持されていてもよい。
この構成によれば、第1と第2の爪部を移動方向にずらして配置しているため、コイルの外周面の状態等によってコイルと台車との当接状態が移動中に変動しても、いずれかの爪部が結束バンドに引っ掛かり、結束バンドをより確実に検出することができる。
また、前記第1の爪部および前記第2の爪部のそれぞれが、略三角形状の切削用チップの1つの角部で構成されていてもよい。
この構成によれば、略三角形状の切削用チップを用いることにより、3つの角部の各々を爪部として順次用いることができ、経済的である。
また、前記検出手段は、前記台車に対して前記一方向及びその逆方向に移動可能であり、かつ、前記台車に対して前記一方向における所定の支持位置において前記一方向に付勢された状態で前記台車に支持された第1の軸と、前記第1の爪部が取り付けられ、前記第1の爪部を前記第1の軸を中心に前記コイルの外周面に対して当接及び離間する方向に揺動可能に支持するとともに前記第1の爪部を前記コイルの外周面に押し付ける方向に付勢する第1の支持部と、前記第2の爪部が取り付けられ、前記第2の爪部を前記第1の軸を中心に前記コイルの外周面に対して当接及び離間する方向に揺動可能に支持するとともに前記第2の爪部を前記コイルの外周面に押し付ける方向に付勢する第2の支持部とをさらに有し、前記台車が前記一方向に移動しているときに、前記第1の軸の前記台車に対する相対的な位置が前記逆方向にずれることにより前記結束バンドの存在を検出するよう構成されていてもよい。
この構成によれば、第1及び第2の爪部のいずれかが結束バンドに引っ掛かると、第1の軸が台車に対して移動方向とは逆方向にずれるので、第1の軸のみの台車に対する相対的な位置に基づいて結束バンドの検出を行うことができるので、検出手段の構成の簡素化を図るとともに製作コストの低減を図ることができる。
また、本発明のある形態に係るバンド切断処理装置は、上記のバンド検出装置と、前記バンド検出装置によって検出された結束バンドを切断するバンド切断装置とを備え、前記バンド切断装置は、前記バンド検出装置が前記結束バンドを検出する際に、前記バンド検出装置の台車とともに前記コイルの巻回軸と平行な一方向に移動するよう構成されている。
この構成によれば、上記バンド検出装置と同様の効果が得られる。また、バンド検出装置の台車とともにバンド切断装置が移動するので、結束バンドを検出後、すぐにその結束バンドの切断処理をバンド切断装置で行うことができる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、結束バンドの検出ミスを無くし、確実に検出することができるバンド検出装置及びそれを備えたバンド切断処理装置を提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1(a)は、本発明の実施形態のバンド検出装置を備えたバンド切断処理装置の一例を示す概略正面図であり、図1(b)は、同バンド切断処理装置の一例を示す概略側面図である。なお、便宜上、図1(b)に示すように、バンド切断処理装置において、「前」「後」を決めて説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態のバンド検出装置を備えたバンド切断処理装置の一例を示す概略正面図であり、図1(b)は、同バンド切断処理装置の一例を示す概略側面図である。なお、便宜上、図1(b)に示すように、バンド切断処理装置において、「前」「後」を決めて説明する。
このバンド切断処理装置Aは、例えば一対のレール11上を移動可能な台車1と、台車1上に設置された昇降装置5と、昇降装置5によって昇降可能に支持されたバンド検出装置2及びバンド切断装置3と、バンド切断装置3によって切断された結束バンドを例えば渦巻状に巻取るバンド巻取り装置4と、制御装置8等を有する。
制御装置8は、バンド切断処理装置Aに用いられているモータ、油圧シリンダ、空圧シリンダ等、図示されていないアクチュエータを含め、全てのアクチュエータの各制御部(図示せず)と、制御線によってそれぞれ接続されて、これらのアクチュエータを動作制御可能に構成されている。また、制御装置8は、バンド検出装置2に設けられている近接センサ94、及びバンド切断装置3に設けられているコイル検出棒10等の信号線とも接続されており、それぞれの検出信号が入力される。すなわち、制御装置8によってバンド切断処理装置Aの全体の動作が制御される。制御装置8は、例えば、マイクロコントローラ等で構成することができる。なお、制御装置8は、集中制御する単独の制御装置によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置によって構成されていてもよい。
このバンド切断処理装置Aは、台車1上に、バンド検出装置2及びバンド切断装置3を昇降させるための昇降装置5が設置されている。また、台車1上には、支柱101a及び横木部101bからなる支持台101(図1(b)には図示せず)が設置され、この支持台101にバンド巻取り装置4が取り付けられている。
台車1は、左右方向(矢印201の方向)に移動可能に構成されている。例えば、台車1は、左右方向(矢印201の方向)に延びる一対のレール11上に多数のローラ12,13を介して移動自在に設けられ、例えばモータ(図示せず)を用いてレール11上を移動できるように構成されている。例えば、いくつかのローラ12がモータによって回転駆動できるように構成されてあってもよい。あるいは、ラック・アンド・ピニオン機構及びそれを駆動するモータ等を設けて台車1を移動させるようにしてもよい。この台車1を移動させる構成については種々変更可能である。
昇降装置5は、台車1上に床フレーム51が設置され、この床フレーム51上に前後に2本ずつの支柱52,53が立設され、2本の支柱52(52a、52b)には、それぞれリニアガイド54のレールが上下方向に延びるように取り付けられており、昇降フレーム55がリニアガイド54を介して上下方向に移動自在に支柱52に取付けられている。また、昇降フレーム55は、スクリューナット57が取り付けられたブラケット56を介してボールネジ58にも支持されている。ボールネジ58は、その上下が取付け具を介して回転自在に支持されており、ギアボックス59等を介して昇降用モータ(図示せず)によって回転可能に構成されている。この昇降用モータを例えば正転させることにより、ボールネジ58を回転させて昇降フレーム55を下降させ、昇降用モータを逆転させることにより、ボールネジ58を逆回転させて昇降フレーム55を上昇させることができる。
昇降フレーム55には、2つのリニアガイド62のレールがそれぞれ前後方向に延びるように取り付けられており、前後移動フレーム61がリニアガイド62を介して前後方向に移動自在に昇降フレーム55に取付けられている。
前後移動フレーム61の前方の下部には、バンド切断装置3を取り付けるための支持フレーム63が固定されている。
また、昇降フレーム55の下端の所定位置にシリンダ取付用フレーム64が固定され、このフレーム64の先端にシリンダ取付具65を介して油圧シリンダ66が取り付けられている。この油圧シリンダ66のロッド先端が支持フレーム63の下面に固定されており、油圧シリンダ66の作動によって支持フレーム63とともに前後移動フレーム61を前後方向に移動させることができる。
図2(a)は、前後移動フレーム61とそれに支持されるバンド検出装置2及びバンド切断装置3を示す側面図であり、図2(b)は図2(a)で示された部分の一部を示す平面図である。なお、図2(b)において、バンド検出装置2については、図2(a)の矢印202方向から見た図として示している。
支持フレーム63上には、左右一対の取付具68が固定され、バンド切断装置3は、この取付具68に軸70を中心に揺動自在に支持されるとともに、その上部がばね69によって引っ張られている。ばね69の一端は取付具68に固定されている。また、バンド切断装置3は、その上部にコイル検出棒10が1つ取り付けられている。このコイル検出棒10はバンド検出装置2の直下に配置されるように取り付けられている。コイル検出棒10は、例えば空圧シリンダ(センサ付)を用いて進退可能に構成されている。このコイル検出棒10は、符号10iで示すように、前進状態にされ、油圧シリンダ66によって前後移動フレーム61及び支持フレーム63を前方へ移動させているときに、その先端がコイルCと接することによりコイルCを検出し、その検出信号を制御装置8へ出力する。
また、前後移動フレーム61の上面には、リニアガイド72のレールが前後方向に延びるように取り付けられており、バンド検出装置専用の前後移動フレーム71がリニアガイド72を介して前後方向に移動自在に前後移動フレーム61に取付けられている。
前後移動フレーム71の前部には取付フレーム74が固定され、取付フレーム74の先端にバンド検出装置の取付具75が固定されている。バンド検出装置2は、この取付具75に軸76を中心に揺動自在に支持されるとともに、その上部がばね78によって引っ張られている。ばね78の一端は長ねじ79を介して支持部材77に固定され、支持部材77は取付フレーム74に溶接等で固定されている。また、バンド検出装置2の揺動範囲を規制するためのストッパ80が取付フレーム74の先端に固定されている。
また、前後移動フレーム61の上面の後部には、シリンダ取付具73aを介して空圧シリンダ73が取り付けられている。この空圧シリンダ73のロッド先端がバンド検出装置専用の前後移動フレーム71の後端に固定されており、空圧シリンダ73の作動によって前後移動フレーム71を前後方向に移動させることができる。これにより、図2(a)において、二点鎖線で描いた符号2iで示すように、バンド検出装置2をバンド切断装置3よりも前方へ突出させてバンド検出装置2のみをコイルCに当接させることができる。
次に、本実施形態のバンド検出装置2の構成の一例を図3を参照して説明する。
図3(a)は、図2(a)において矢印202方向から見たバンド検出装置2の概略図であり、図3(b)は、図3(a)においてX−X線で矢視した概略図である。なお、図3(a)におけるコイルC及び結束バンドBは、バンド検出装置2がコイルCに当接してバンド検出動作を行う場合を想定して示している。
このバンド検出装置2は、バンド検出動作を行う場合には、台車2AがコイルCに当接した状態で、矢印mの方向へ移動する。この移動は、図1に示す台車1がレール11上を移動することによって行われる。以下では、バンド検出動作を行う際の移動方向(矢印mの方向)に基づいて、バンド検出装置2において、図3(a)、図3(b)の紙面の左側を「前」、右側を「後」として、説明する。
バンド検出装置2は、台車2Aにバンド検出機構が搭載されている。台車2Aは、概ね平板状の本体フレーム(架台)81の一主面(コイルC側の面)の央部に2組のローラ取付け部82aが取り付けられ、それぞれのローラ取付け部82aに主ローラ82が回動自在に取り付けられて構成されている。バンド検出動作中は、2つの主ローラ82がコイルCの外周面に当接した状態で矢印mの方向に移動して結束バンドBを探索する。また、台車2Aの本体フレーム81の後部には、適宜の取付け部材を介して補助ローラ83が回動自在に取り付けられている。この補助ローラ83は、バンド検出動作中に万一、主ローラ82がコイルCの端から落ちたときにバンド検出装置2を支持するためのものであり、これにより爪部23等を保護することができる。
次に、台車2Aに搭載されたバンド検出機構について説明する。
スライド板84が、リニアガイド87を介して本体フレーム81に、矢印m方向及びその逆方向に移動自在に取り付けられている。本体フレーム81の一主面にリニアガイド87のレール87aが取り付けられ、スライド板84の本体フレーム81側の面に、リニアガイド87のブロック87bが取り付けられている。
また、スライド板84には、その後部に、軸(第1の軸)96を支持するための一対の軸支持部材85が固定されている。また、一対の軸支持部材85を連結するための連結部材86が2つの軸支持部材85の後端に固定されている。
連結部材86には、圧縮ばね(押しばね)88の一端が装着されるばね取付け部86aが後方へ突設されている。また、本体フレーム81の一主面の後部にはばね取付け部材89が固定されている。ばね取付け部材89には、調整ボルト90が取り付けられ、調整ボルト90の先端部に、圧縮ばね88の他端が装着されるばね装着部90bが取り付けられている。調整ボルト90は、ナット90aを用いてばね取付け部材89に強固に固定される。
上記の圧縮ばね88によって、スライド板84及び軸支持部材85は、矢印mの方向へ付勢されている。一方、本体フレーム81の一主面の前端部にストッパ取付け部材91が固定されており、このストッパ取付け部材91に、ボルトからなるストッパ92が固定され、ストッパ92の先端(ボルトの先端)がスライド板84の前端に当接されている。ストッパ92は、ナット92aを用いてストッパ取付け部材91に強固に固定される。
以上の構成によって、一対の軸支持部材85に固定された軸96は、台車2Aに対して矢印m方向及びその逆方向に移動可能で、かつ矢印mの方向へ付勢された状態で台車2Aに支持されている。
また、軸96には、この軸96を中心として回動自在に2つの爪取付バー(第1、第2の支持部)21,22が取り付けられている。各々の爪取付バー21,22は、第1連結バー21a,22aと、第2連結バー21b,22bと、接続部21c,22cとからなる。接続部21c,22cには、第1連結バー21a,22aと、第2連結バー21b,22bとが接続され、これらの接続部21c,22cが軸96に回動自在に取り付けられている。第1連結バー21a,22aのそれぞれの後端部には爪取付部24が固定されて、爪取付部24に爪部23を構成する切削用チップ23aが固定されている。第1連結バー21aに取付けられた爪部23と、第2連結バー22aに取付けられた爪部23とは、図3(a)に示すように移動方向(矢印mの方向)において、少し(例えば数mm程度)ずれた位置となるように取り付けられている。
爪部23には、例えば、超鋼合金からなる略三角形状の切削用チップ23aの1つの角部を用いている。このように、略三角形状の切削用チップ23aを用いることにより、3つの角部の各々を爪部23として順次用いることができ、経済的である。
一方、第2連結バー21b,22bは、それぞれ図3(b)に示すように、L字状に屈曲している。そして、第2連結バー21b,22bのそれぞれの矢印203方向に延びた先端には、引張ばね(引きばね)27の一端が取り付けられている。それぞれの引張ばね27の他端は、それぞれのボルト26の先端に取付けられている。それぞれのボルト26は、段付き部材25(図4(b)も参照)に固定されている。段付き部材25は、スライド板84に溶接等で固定されている。
したがって、軸96を中心に回動自在に取り付けられた爪取付バー21,22は、第2連結バー21b,22bの先端がそれぞれ引張ばね27で引っ張られることにより、第1連結バー21a,22aの後端に取付けられた爪部23がコイルCの表面に押し付けられる。また、段付き部材25には、それぞれボルトからなる2つのストッパ28が取り付けられている。それぞれのストッパ28は、第2連結バー21b,22bのそれぞれの矢印203方向に延びた途中に対応する位置に取り付けられている。各ストッパ28は、ナット28aを用いて段付き部材25に強固に固定されている。
また、本体フレーム81の一主面の前部にはセンサ取付板93が溶接等で固定され、このセンサ取付板93に近接センサ94が取り付けられている。そして、一方の軸支持部材85に、近接センサ94によって検出されるストライカ95が固定されている。近接センサ94の出力信号は、制御装置8へ入力される。
図4(a)は、本体フレーム81に対する、爪部23の矢印m方向のスライド構造を主に示す概略図であり、図4(b)は、爪部23がコイルCの表面(外周面)へ押し付けられる構造を主に示す概略図である。図4(b)において、一点鎖線より左側の部分204は、図3(b)における矢印203方向の爪取付バー21及びそれに関連する部分の構造を示している。
この図4(a)、(b)では、一方の爪取付バー21の爪部23に関連する構造を示しているが、他方の爪取付バー22の爪部23に関連する構造も寸法等の相違はあるものの基本的には同様である。ここでは、一方の爪取付バー21の爪部23に関連する構造について説明し、他方の爪取付バー22の爪部23に関連する構造についての説明は省略する。
図4(a)に示すように、バンド検出装置2の台車2AがコイルCに当接して矢印m方向に移動しているとき、すなわちバンド検出動作中に、爪部23が結束バンドBに引っ掛かると、圧縮ばね88が縮んで、爪部23が取り付けられている爪取付バー21とともにストライカ95の移動が停止する。すると、近接センサ94の出力信号は、ストライカ95を検知している検知状態から非検知状態となる。制御装置8では、近接センサ94の出力信号が検知(ON)状態から非検知(OFF)状態となることにより、結束バンドBの存在を検出する。なお、近接センサ94の出力信号が非検知(OFF)状態から検知(ON)状態となることにより、結束バンドBの存在を検出するように構成することも可能である。
また、バンド検出動作中は、図4(b)に示すように、軸96に支持されている爪取付バー21の第2連結バー21bの先端が引張ばね27で引っ張られることにより、爪部23がコイルC表面に押しつけられるように付勢されているので、爪部23がコイルC表面から離れないようにして結束バンドBの探索を行うことができる。
上記のバンド検出装置2によって検出された結束バンドBは、バンド切断装置3によって切断される。バンド切断装置3は、コイルCの外周面に当接して、コイルCの周囲に巻かれた結束バンドBを把持して切断することができるよう構成されている。バンド切断装置3には、左右2つの支持ローラ34と、左右2つの樹脂製の支持部35とが最前面となるように配設されており、これらの支持ローラ34及び支持部35がコイルCに当接する。
図5(a)〜(c)は、バンド切断装置3によるバンド切断動作の手順の一例を示す図である。
バンド切断装置3は、結束バンドBを把持して切断するための一対の把持ブロック31、32を有している。例えば図5(a)に示すように、一方の把持ブロック31の先端には、結束バンドBをコイルC表面からすくい上げるためのナイフエッジ状の把持部31aが設けられ、他方の把持ブロック32の先端側には係止段部を構成する把持部32aが設けられ、コイルCの巻回軸CL(図2)の軸方向において把持部31aと把持部32aとが対向するように一対の把持ブロック31、32が配置されている。また、他方の把持ブロック32には、把持部32aの先端へ結束バンドBを案内するためのガイド32b(図5(c)には図示せず)が設けられている。そして、一方の把持ブロック31には、軸33aを中心に揺動可能な切断刃33が取り付けられている。
各々の把持ブロック31、32には、バンド切断装置3(支持ローラ34及び支持部35)がコイルCに当接している状態の時に、各々の把持部31a、32aがコイルC表面に沿うように揺動可能に配設されている。また、各々の把持ブロック31、32は、リニアガイド等を用いてコイルCの巻回軸方向(矢印15,16の方向)に移動自在に取り付けられている。また、2つの把持ブロック31,32は、例えば油圧シリンダ(図示せず)の伸縮動作によって互いに接近及び離間させる動作を行うことができる。また、例えば空圧シリンダ(図示せず)の伸縮動作によって、2つの把持ブロック31、32の横送り動作(例えば矢印15の方向及びその逆方向への移動動作)を行うことができる。
制御装置8は、油圧シリンダ66(図1)を伸長動作させることにより、バンド切断装置3をコイルCに当接させる。このとき、例えば、図5(a)に示すように、一対の把持部31a、32aがコイルCの巻回軸CL(図2)の軸方向において対向した状態でコイルCに当接される。
次に、制御装置8は、2つの把持ブロック31,32の横送り動作を行う。この横送り動作では、制御装置8は、空圧シリング(図示せず)を所定時間の間だけ作動させることにより、一対の把持ブロック31、32をコイルCの巻回軸CL(図2)の軸方向に移動(図5(a)の矢印15で示す方向へ移動)させる。この移動中に、図5(b)に示すように、結束バンドBが把持ブロック32の把持部32aに係止される。
次に、制御装置8は、2つの把持ブロック31,32の接近動作を行う。この接近動作では、制御装置8は、油圧シリング(図示せず)を収縮動作させることにより、図5(c)に示すように、把持ブロック31が矢印16の方向に移動して2つの把持ブロック31、32が接近し、把持部32aで係止されている結束バンドBの下に把持ブロック31の把持部31aがもぐり込んで、一対の把持部31a、32aの間に結束バンドBが把持される。
次に、制御装置8は、切断刃33を軸33aを中心に矢印17の方向に揺動させて結束バンドBを切断する。
この後、制御装置8は、一対の把持部31a、32aに結束バンドBの一端を把持させたまま、油圧シリンダ66を収縮動作させるとともに、昇降装置5を上昇動作させることにより、バンド切断装置3をバンド検出装置2とともに原点位置(図1(a)、(b)において実線で示される位置)に移動させる。
さらにこの後、詳細は省略するが、例えば、バンド巻取り装置4は、バンド切断装置3の把持部31a、32aによって一端が把持されている結束バンドBをすくい上げて渦巻状に巻き取り、この巻き取った結束バンドBを排出シュート(図示せず)上へ排出する。
図6は、本実施形態におけるバンド切断処理装置Aの動作の一例を示すフローチャートである。この動作は制御装置8の処理によって実現される。
結束バンドBによって結束されたコイルCは、バンド切断処理装置Aより前方側の所定位置に載置されている。例えば、コイルCは、図示しない搬送装置(天井クレーン装置等)により搬送されてきて、バンド切断処理装置Aより前方側の所定位置に設けられたコイル受け部あるいはコイル支持ローラ上に載置される。
また、バンド切断処理装置Aは、上記載置されたコイルCに対し、そのコイルCの幅方向の一端部分とバンド検出装置2とが図1(b)の前後方向において対向するように配置され、バンド検出装置2及びバンド切断装置3が原点位置(例えば図1(a)、(b)において実線で示される位置)にあるものとする。
この状態から、制御装置8は、昇降装置5及び油圧シリンダ66等を駆動して、バンド検出装置2及びバンド切断装置3を待機位置(例えば図1(b)において二点鎖線で示される位置であり、図2(a)、(b)で示される位置)に移動させる(ステップS1)。具体的には、まず、昇降装置5を駆動してコイルCの大きさ(径)に応じた所定の高さまで、バンド検出装置2及びバンド切断装置3等を下降させる。続いて、コイル検出棒10を前進させた状態にして、油圧シリンダ66を伸長動作させ、コイル検出棒10がコイルCに接してコイルCが検出されると、油圧シリンダ66の伸長動作を停止するとともにコイル検出棒10を後退させる。
次に、ステップS2では、制御装置8は、空圧シリンダ73を伸長動作させることにより、バンド検出装置2を前進させてコイルCに当接させる。このとき、バンド検出装置2の台車2Aの2つの主ローラ82及び2つの爪部23がコイルCの外周面に当接される。
次に、ステップS3では、制御装置8は、バンド検出装置2とともにバンド切断装置3の横移動(コイルCの巻回軸CLと平行な矢印mの方向への移動)を開始させる。ここでは、台車1を移動させることにより、上記横移動を行わせる。これにより、バンド検出装置2の台車2Aは、コイルCの外周面を矢印m(図3)の方向へ移動する。
この横移動中に、制御装置8は、近接センサ94からの出力信号に基づいて結束バンドBを検出したか否かを判断する(ステップS4)。
そして、制御装置8は、結束バンドBを検出したと判断すると、即座に空圧シリンダ73を収縮動作させてバンド検出装置2をコイルCの外周面から離脱させる(ステップS5)。
さらに、制御装置8は、結束バンドBを検出してから所定時間経過後に(すなわち所定距離横移動させた後に)、台車1の移動を停止させ、横移動を停止させる(ステップS6)。
なお、この例では、バンド検出装置2とバンド切断装置3とのコイルCの巻回軸方向における相対的な位置関係から、結束バンドBを検出してから所定時間経過後に、横移動を停止させるようにしているが、結束バンドBを検出したときに、即座に横移動を停止して、バンド検出装置2をコイルCの外周面から離脱させた後、上記所定時間だけ横移動させるようにしてもよい。あるいは、バンド検出装置2とバンド切断装置3とのコイルCの巻回軸方向における相対的な位置関係を変更して、結束バンドBを検出したときに、即座に横移動を停止して、バンド検出装置2をコイルCの外周面から離脱させるようにして、上記所定時間の横移動を無くするように構成することもできる。
次に、制御装置8は、油圧シリンダ66をさらに伸長動作させることにより、バンド切断装置3をコイルCに当接し、前述のようにバンド切断装置3にバンド切断動作を行わせる(ステップS7)。
この後、制御装置8は、油圧シリンダ66を収縮動作させるとともに、昇降装置5を上昇動作させることにより、バンド検出装置2及びバンド切断装置3を原点位置(図1(a)、(b)において実線で示される位置)に移動させる(ステップS8)。
さらにこの後、制御装置8は、バンド巻取り装置4に結束バンドBを渦巻状に巻き取らせて排出シュート(図示せず)上へ排出させる(ステップS9)。排出シュートは、渦巻状の結束バンドBを一時保持した後、排出可能なように構成されている。
コイルCが複数の結束バンドBによって結束されている場合には、ステップS1からの処理が繰り返される。そして、例えば、コイルCを結束している全ての結束バンドBが渦巻状に巻き取られて排出シュート上に排出されると、制御装置8は、台車1を回収容器が設置されている所定の排出位置に移動させて、排出シュートから結束バンドBを回収容器へ排出させる。
本実施形態のバンド検出装置2では、コイルCを結束している結束バンドBに引っ掛かる爪部23を複数設けているため、結束バンドBの検出ミスを無くし、確実に検出することができる。
また、2つの爪部23を移動方向にずらして配置しているため、コイルCの外周面の状態等によってコイルCと台車2Aとの当接状態が移動中に変動しても、いずれかの爪部23が結束バンドBに引っ掛かり、結束バンドBをより確実に検出することができる。
また、本実施形態では、爪部23が取り付けられた2つの爪取付バー21,22が、1つの軸96に回動自在に取り付けられ、近接センサ94で検知されるストライカ95が軸96とともに移動するように構成されている。すなわち、1つの軸96の台車2Aに対する相対的な位置に基づいて結束バンドBの検出を行うようにしている。このように、2つの爪部23に対して1個の近接センサ94を用いて結束バンドBを検出するように構成しているため、構成の簡素化を図るとともに製作コストの低減を図ることができるが、各々の爪部23に対して1個ずつの近接センサ94を用いて結束バンドBを検出するように構成することもできる。
また、本実施形態では、爪部23を2つ設けているが、同様にして3つ以上設けた構成としてもよい。なお、本実施形態のように2つの爪部23を設けた場合でも、試作機によれば結束バンドBの検出ミスは全く生じなかった。
また、本実施形態のバンド切断処理装置Aでは、バンド検出動作を行わせるときにバンド検出装置2とともにバンド切断装置3も横移動するように構成しているが、これに限らない。例えば、バンド検出装置2とバンド切断装置3とを独立して横移動可能なように構成し、バンド検出動作を行わせるときにはバンド検出装置2のみを横移動させ、このバンド検出動作で検出される結束バンドBのコイルCの巻回軸方向の位置を制御装置8が導出するようにし、この導出した位置に基づいて、バンド切断装置3を横移動させてからコイルCの外周面に当接させ、結束バンドBの切断動作を行わせるように構成してもよい。
また、バンド切断処理装置Aにおいて、バンド検出装置2以外の構成についても、他の構成であってもよい。
すなわち、本発明は、前述した実施形態に限定されるものでなく、当業者が自明の範囲において、適宜変更した形態で実施することができることは言うまでもない。
本発明は、コイルを結束している結束バンドの検出ミスを無くし、確実に検出することができるバンド検出装置及びそれを備えたバンド切断処理装置等として有用である。
A バンド切断処理装置
B 結束バンド
C コイル
1 台車
2 バンド検出装置
2A バンド検出装置の台車
3 バンド切断装置
21,22 爪取付バー
23 爪部
23a 切削用チップ
27 引張ばね
87 リニアガイド
88 圧縮ばね
94 近接センサ
95 ストライカ
96 軸
B 結束バンド
C コイル
1 台車
2 バンド検出装置
2A バンド検出装置の台車
3 バンド切断装置
21,22 爪取付バー
23 爪部
23a 切削用チップ
27 引張ばね
87 リニアガイド
88 圧縮ばね
94 近接センサ
95 ストライカ
96 軸
Claims (5)
- 薄板が巻回されてなるコイルの外周面に巻かれて前記コイルを結束している結束バンドを検出するバンド検出装置であって、
前記コイルの結束バンドを検出する際に、前記コイルの外周面に当接して前記コイルの巻回軸と平行な一方向に移動する台車と、
前記台車に支持され、前記台車が前記一方向に移動しているときに、前記コイルの外周面に当接した状態で前記台車とともに移動し、その移動中に前記結束バンドに引っ掛かったときに前記台車に対して前記一方向における相対的な位置が所定の位置から前記一方向とは逆方向にずれるように構成された第1及び第2の爪部を有し、前記台車が前記一方向に移動しているときに、前記第1及び第2の爪部のいずれかの前記台車に対する相対的な位置が前記逆方向にずれることにより前記結束バンドの存在を検出するよう構成された検出手段と
を備えたバンド検出装置。 - 前記第1の爪部と前記第2の爪部とは、前記所定の位置が異なるように前記一方向にずらして前記台車に支持された、請求項1に記載のバンド検出装置。
- 前記第1の爪部および前記第2の爪部のそれぞれが、略三角形状の切削用チップの1つの角部で構成された、請求項1または2に記載のバンド検出装置。
- 前記検出手段は、
前記台車に対して前記一方向及びその逆方向に移動可能であり、かつ、前記台車に対して前記一方向における所定の支持位置において前記一方向に付勢された状態で前記台車に支持された第1の軸と、
前記第1の爪部が取り付けられ、前記第1の爪部を前記第1の軸を中心に前記コイルの外周面に対して当接及び離間する方向に揺動可能に支持するとともに前記第1の爪部を前記コイルの外周面に押し付ける方向に付勢する第1の支持部と、
前記第2の爪部が取り付けられ、前記第2の爪部を前記第1の軸を中心に前記コイルの外周面に対して当接及び離間する方向に揺動可能に支持するとともに前記第2の爪部を前記コイルの外周面に押し付ける方向に付勢する第2の支持部とをさらに有し、
前記台車が前記一方向に移動しているときに、前記第1の軸の前記台車に対する相対的な位置が前記逆方向にずれることにより前記結束バンドの存在を検出するよう構成された、
請求項1〜3のいずれかに記載のバンド検出装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のバンド検出装置と、
前記バンド検出装置によって検出された結束バンドを切断するバンド切断装置とを備え、
前記バンド切断装置は、前記バンド検出装置が前記結束バンドを検出する際に、前記バンド検出装置の台車とともに前記コイルの巻回軸と平行な一方向に移動するよう構成された、バンド切断処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012235819A JP2014084160A (ja) | 2012-10-25 | 2012-10-25 | バンド検出装置及びそれを備えたバンド切断処理装置 |
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JP2012235819A Pending JP2014084160A (ja) | 2012-10-25 | 2012-10-25 | バンド検出装置及びそれを備えたバンド切断処理装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016078901A (ja) * | 2014-10-17 | 2016-05-16 | シグノード株式会社 | 結束バンド切断装置 |
CN107717084A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-02-23 | 中冶赛迪工程技术股份有限公司 | 一种金属捆带剪断装置 |
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-
2012
- 2012-10-25 JP JP2012235819A patent/JP2014084160A/ja active Pending
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