JP2014083962A - 乗員保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】側面衝突の際に着座乗員に作用する荷重を低く抑えることができる乗員保護装置を得る。
【解決手段】乗員保護装置10は、シート前進機構32を備えている。シート前進機構32は、少なくとも側面視で車両用シート11の着座乗員Pがセンタピラー20に重なって位置する状態で側面衝突が予測された場合に、該車両用シート11のシートバック14を、シートクッション12と共に又は単独で車両前方に移動させるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員保護装置に関する。
側突時に膨張展開して着座乗員の肩部を拘束する肩拘束部と、その車両前側で着座乗員の脇よりも低い位置で上腕部が載せられるアームサポート縁とを有するサイドエアバッグ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−132072号公報
ところで、車両用シートの着座乗員が側面視でピラーと重なって位置する場合、側面衝突の際に着座乗員に作用する荷重が高くなる懸念がある。
本発明は、側面衝突の際に着座乗員に作用する荷重を低く抑えることができる乗員保護装置を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る乗員保護装置は、少なくとも側面視で着座乗員がピラーに重なって位置する状態で側面衝突が予測された場合に、前記シートバックをシートクッションと共に又は単独で車両前方に移動させるシート駆動手段を備えている。
この乗員保護装置では、着座乗員がピラーに重なって位置する状態で側面衝突が予測されると、シート駆動手段は、シートバックを単独で又はシートクッションと共に車両前方に移動させる。例えば、シートバックが連結されたシートクッションを前進させたり、シートバックをシートクッションに対し起こしたりすることで、シートバックが車両前方に移動される。これにより、側面視での着座乗員とピラーとの重なり(ラップ)量が減じられ又は重なりが解消され、側面衝突前に着座乗員は、車体骨格であるピラーに対する車両前方の比較的低強度の部分の内側に位置することとなる。
このように、請求項1記載の乗員保護装置では、着座乗員がピラーに重なって位置する状態からシートバックが車両前方に移動されない構成と比較して、側面衝突の際に着座乗員に作用する荷重を低く抑えることができる。
請求項2記載の発明に係る乗員保護装置は、請求項1において、前記シート駆動手段は、少なくとも側面視で着座乗員がピラーに重なって位置する状態で側面衝突が予測された場合に、シートクッションの車体に対する前後位置を電動で調整するための調整装置を用いて、前記シートクッションを車両前方に移動させることで前記シートバックを車両前方に移動させる構成とされている。
この乗員保護装置では、シートクッションの前後位置を調整するための調整装置を、着座乗員がピラーに重なって位置する状態で側面衝突が予測された場合に作動させることで、シートクッションが車両前方に移動される。これにより、シートクッション又はシートバックを車両前方に移動させる専用の装置を用いることなく、側面視での着座乗員とピラーとの重なり量が減じられ又は重なりが解消され、上記の通り側面衝突の際に着座乗員に作用する荷重が低く抑えられる。
請求項3記載の発明に係る乗員保護装置は、請求項2において、前記シート駆動手段は、少なくとも側面視で着座乗員がピラーに重なって位置する状態で側面衝突が予測された場合に、複数の電気モータによって前記シートクッションを車両前方に移動させる構成とされている。
この乗員保護装置では、着座乗員がピラーに重なって位置する状態で側面衝突が予測された場合に、複数のモータを用いて短時間でシートクッションを車両前方に移動させることができる。
請求項4記載の発明に係る乗員保護装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項において、前記シートバックに設けられ、少なくとも側面衝突の際にガス供給を受けて着座乗員に対する車幅方向外側で膨張展開されるエアバッグをさらに備えている。
この乗員保護装置では、側面衝突が生じると、シート駆動手段によって車両前方に移動されたシートバックから着座乗員の側方に向けてエアバッグが膨張展開される。これにより、着座乗員は、エアバッグを介して間接的に、ピラーに対する車両前方の比較的低強度部分から荷重を受け、又は反力が支持される。すなわち、側突用のエアバッグを備えた構成においても、着座乗員がピラーに重なって位置する状態からシートバックが車両前方に移動されない構成と比較して、側面衝突の際に着座乗員に作用する荷重を低く抑えることができる。
請求項5記載の発明に係る乗員保護装置は、請求項4記載において、前記エアバッグは、前側チャンバと、該前側チャンバに対する車両後方側で該前側チャンバの内圧よりも高い内圧で膨張展開される後側チャンバとを有して構成されている。
この乗員保護装置では、エアバッグの後側チャンバが前側チャンバよりも内圧が高い。そして、このサイドエアバッグの膨張展開に先立って、シート駆動手段によって側面視での着座乗員とピラーとの重なり量が減じられ又は重なりが解消されている。このため、着座乗員に作用する荷重を低く抑えつつ、相対的に内圧の高い後側チャンバにて着座乗員の車幅方向外側への移動を効果的に制限することができる。
請求項6記載の発明に係る乗員保護装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項において、前記ピラーの車両前方に位置するサイドドアのドアトリムの後端部を構成する車幅方向に沿った壁部、及び前記ピラーを車両内方から覆うピラーガーニッシュの前端部を構成する車幅方向に沿った壁部の少なくとも一方に設けられ、車幅方向内側からの荷重に対し他の部分よりも強度が低くされた低強度部をさらに備えている。
この乗員保護装置では、側面衝突の慣性によって乗員からドアトリム、ピラーガーニッシュに対し車幅方向外向きの荷重が作用すると、該荷重によってドアトリム及びピラーガーニッシュの少なくとも一方の上記壁部が低強度部を起点として変形、破断等される。これにより、ドアトリム及びガーニッシュの両者に低強度部が設けられていない構成と比較して、側面衝突の際に着座乗員の衝撃吸収のための有効ストロークを大きく確保することができる。
以上説明したように本発明に係る乗員保護装置は、側面衝突の際に着座乗員に作用する荷重を低く抑えることができるという優れた効果を有する。
実施形態に係る乗員保護装置の概略全体構成を模式的に示す側面図である。 実施形態に係る乗員保護装置が適用された車両の車室内を模式的に示す平面図である。 実施形態に係る乗員保護装置を構成するサイドエアバッグを拡大して示す拡大断面図である。 実施形態に係る乗員保護装置を構成するシートスライド機構を模式的に示す平面図である。 図4の5−5線に沿って拡大した断面図である。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、それぞれ乗員保護装置10が適用された自動車Aの前方向、上方向、車幅方向の外側を示している。以下、単に前後、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
[自動車の一般構成]
図1には、乗員保護装置10が適用された自動車の一部が車室内側から見た側面図にて示されている。この図に示される如く、自動車Aは、車両用シート11を備えている。本実施形態に係る乗員保護装置10は、車両用シート11に対し主に適用されており、該車両用シート11の着座乗員Pを自動車Aの側面衝突に対し保護する構成とされている。また、本実施形態における車両用シート11は、前席(運転席又は助手席)とされており、シートクッション12の後端にシートバック14の下端が連結されて構成されている。シートバック14は、図示しないリクライナを介して、シートバックに対する傾斜角度を調整可能とされている。また、シートバック14の上端には、ヘッドレスト16が設けられている。
自動車Aは、車体における車両用シート11の車幅方向外側に形成されたドアオープニング18を通じて着座乗員Pが乗降するようになっている。ドアオープニング18は、車体骨格部材であるピラーとしてのセンタピラー20によって、前後に分割されている。換言すれば、センタピラー20の前後に、前席アクセス用のドアオープニング18F、後席アクセス用のドアオープニング18Rがそれぞれ形成(配置)されている。ドアオープニング18は、図2に示されるサイドドア21にて開閉されるようになっている。
車両用シート11は、図1に示される調整装置としてのシートスライド機構22によって前後位置が調整可能とされている。シートスライド機構22は、本発明のシート駆動手段の一部を構成するが、この点については該シートスライド機構22の詳細構造と共に後述する。また、車両用シート11とシートスライド機構22との間には、シートクッションの座面高を調整するためのハイトアジャスタ24が介在されている。ハイトアジャスタ24は、車両用シート11とシートスライド機構22とを繋ぐ前後一対の平行リンク24Aを主要部として構成されており、図示しない駆動源又は操作力伝達手段からの駆動力により座面高を調整するようになっている。
[乗員保護装置の構成]
乗員保護装置10は、側面衝突の際に着座乗員Pの車幅方向外側への移動を制限する(着座乗員Pを拘束する)サイドエアバッグ装置30を備えている。また、乗員保護装置10は、側面衝突が予測された場合に、車両用シート11を車両前方に駆動し得るシート駆動手段としてのシート前進機構32を備えている。以下、具体的に説明する。
(サイドエアバッグ装置)
サイドエアバッグ装置30は、シートバック14における車幅方向外側の側部に設けられたエアバッグとしてのサイドエアバッグ34と、作動してサイドエアバッグ34内に供給されるガスを発生するインフレータ36とを主要部として構成されている。エアバッグ34、インフレータ36等の構成要素(部品)はモジュール化されてシートバック14の上記側部に収納されている(図1の破線参照)。
サイドエアバッグ34は、インフレータ36が作動されると該インフレータ36からガス供給を受けて、図1及び図2に想像線にて示される如く、シートバック14の車幅方向外端部から前方に向けて膨張展開されるようになっている。膨張展開されたサイドエアバッグ34が、着座乗員Pの車幅方向外側への移動を制限するようになっている。
また、図3に示される如く、サイドエアバッグ34は、内部が前後に仕切られることで、前側チャンバ34Fと後側チャンバ34Rとを有する前後2チャンバタイプのエアバッグとされている。この実施形態では、サイドエアバッグ34の内部は、テザー38によって前後のチャンバ34F、34Rに仕切られている。テザー38は、周縁部がサイドエアバッグ34の内面側に縫製等によって接合されている。なお、サイドエアバッグ34を前後2チャンバタイプとするための構成には限定はなく、各種の構造でサイドエアバッグ34を前後2チャンバタイプとすることが可能である。
サイドエアバッグ34は、展開状態における後端側すなわち後側チャンバ34Rにおいてインフレータ36のガスが供給されるようになっている。このため、テザー38には、後側チャンバ34Rから前側チャンバ34Fへガスを流入させる開口部38Aが形成されている。この実施形態では、上下方向に並んで複数(図示例では2つ)の開口部38Aが形成されている。
サイドエアバッグ34は、上記のように後側チャンバ34Rから開口部38Aを通じて前側チャンバ34Fにガスが流入する構成とされることで、後側チャンバ34Rの内圧が前側チャンバ34Fの内圧よりも高くなる構成とされている。具体的には、少なくともインフレータ36からガスが供給されている期間において、開口部38Aを通過するガスの圧力損失に起因して、後側チャンバ34Rの内圧が前側チャンバ34Fの内圧よりも高くなる構成である。
また、この実施形態では、サイドエアバッグ34の膨張展開状態でテザー38の上部が前傾姿勢となる構成とされておる。これにより、上記の通り相対的の内圧の高い後側チャンバ34Rの上部は下部に対し前方に張り出すように膨張展開され、該後側チャンバ34Rに着座乗員Pの肩中心Scが接触するようになっている。
インフレータ36は、後述する側突ECU40によって制御され、側面衝突(の不可避)が検知された場合に作動されるようになっている。
(シート前進機構)
シート前進機構32は、上記したシートスライド機構22をメカ的な主要構成要素としている。シートスライド機構22は、自動車AのフロアFに対し車両用シート11を前後にスライド可能に支持する左右一対のシートレール42を備えている。各シートレール42は、フロアFに固定されたレールアウタ42Aと、レールアウタ42Aに対し前後にスライド可能に設けられたレールインナ42Bとを有する。レールインナ42Bは、上記したハイトアジャスタ24を介して車両用シート11のシートクッション12に接続されている。
また、図4に示される如く、シートスライド機構22は、レールインナ42Bすなわち車両用シート11をレールアウタ42Aに対し電動で前後に駆動する駆動部44を備えている。駆動部44は、駆動源である電気モータ46と、電気モータ46の駆動力(トルク)をレールインナ42Bの前後移動(力)に変換するギヤ機構48とを有する。この実施形態では、電気モータ46は、図示しないブラケットにて本体部46Bがシートクッションフレームに固定され、その回転軸46Aが前後方向に沿うように配置されている。
ギヤ機構48は、図4及び図5に示される如く、電気モータ46の回転軸46Aと一体的に回転するピニオン48Aと、軸方向が車幅方向に沿った中間ギヤ48Bと、各レールインナ42Bに回転可能に支持された一対の被動ギヤ48Cとを含んで構成されている。ピニオン48Aと中間ギヤ48Bとは、互いに噛み合わされており、前後方向に沿った軸回りの回転を車幅方向に沿った軸回りの回転に変換する食い違い軸歯車対を構成している。なお、中間ギヤ48Bは、図示しない軸受を介して、自軸周りに回転可能でかつスラスト(車幅)方向に変位しないようにシートクッションフレームに支持されている。
各被動ギヤ48Cは、軸方向が前後方向に沿わされた状態で、レールインナ42Bに対し自軸回りに回転可能でかつ前後方向の相対変位不能に支持されている。また、各被動ギヤ48Cは、レールアウタ42Aに固定された図示しないナット部材に螺合されると共に、中間ギヤ48Bに噛み合わされている。これにより、各被動ギヤ48Cは、中間ギヤ48Bから受ける回転力によって自軸回りに回転すると、ナット部材からの反力によってレールインナ42Bすなわちシートクッション12及びシートバック14と共にレールアウタ42Aに対し前後方向にスライドされるようになっている。例えば、電気モータ46の正回転で車両用シート11が前進し、電気モータ46の逆回転で車両用シート11が後進するようになっている。
以上説明したギヤ機構48は、電気モータ46側から駆動が可能である一方、各ギヤのリード角の設定等によって、車両用シート11からの駆動が不可能なセルフロック構造とされている。これにより、車両用シート11に前後方向の荷重が作用した場合でも、該車両用シート11の前後位置が維持されるようになっている。
そして、この実施形態においてシート前進機構32を構成するシートスライド機構22は、2つの電気モータ46を備えて構成されている。これら2つの電気モータ46は、同じ定格を有するものとされ、それぞれ車幅方向の異なる位置で中間ギヤ48Bに噛み合わされたピニオン48Aが回転軸46Aに取り付けられている。
ここで、各電気モータ46は、通常時にシートスライド機構22として前後位置調整の機能を果たすのに要求される駆動力を、単独で発生し得る構成(定格)とされている。この実施形態では、2つの電気モータ46を備えることで、単一の電気モータ46を備えた構成と比較して、車両用シート11を通常よりも高速で駆動する(短時間で目的位置まで移動させる)ことができるようになっている。
これら2つの電気モータ46は、通常時は着座乗員Pの調整ノブ等からの操作信号に応じて回転されるようになっている。また、各電気モータ46は、側面視で車両用シート11の着座乗員Pがセンタピラー20に重なって位置する状態で側面衝突が予測された場合に、側突ECU40によって強制的に正回転されるようになっている。以下、着座乗員Pとセンタピラー20との「重なり」について「ラップ」ということがある。
上記の制御について具体的に説明すると、側突ECU40は、自動車Aへの側面衝突(の不可避)を検出する側突センサ50、自動車Aへの側面衝突を予測する側突予測センサ(プリクラッシュセンサ)52のそれぞれと電気的に接続されている。また、側突ECU40には、後述する乗員情報が入力されるようになっている。
側突センサ50は、例えば加速度センサを用いて構成され、側面衝突の発生、側面衝突の発生側(運転席側又は助手席側)を検出した場合に検出信号を出力する構成とされている。側突予測センサ52は、例えばミリ波レーダなどを用いて構成され、側面衝突(回避可能なものを含んでも良い)が生じる前に側面衝突側の情報を含む予測信号を出力構成とされている。側突ECU40に入力される乗員情報としては、車両用シート11の乗員着座の有無情報、及び着座乗員Pの前後位置情報が挙げられる。
車両用シート11の乗員着座の有無情報は、運転席であれば駐停車中を除き(イグニッションスイッチやシステムスタートスイッチのON状態では)着座有りが推定される。助手席については、例えばシートベルト装置のバックルの装着有無を検出するバックルスイッチやシートクッション12に設けられた着座センサ等からの信号とされる。バックルスイッチからの装着信号や着座センサからの着座有信号等が入力された場合は、乗員の着座有りが推定されるようになっている。
着座乗員Pの前後位置情報は、側面視で車両用シート11の着座乗員Pがセンタピラー20にラップしているか否か(以下、単に「着座乗員Pとセンタピラー20とのラップの有無」等という場合がある)の情報とされる。この着座乗員Pとセンタピラー20とのラップの有無は、例えば車体に設けた乗員センサにて直接的に検出しても良く、また例えばレールアウタ42Aに対するレールインナ42Bや車両用シート11の前後位置から推定しても良い。また、後者の位置検出のためには、シートレール42に位置(距離)センサを設けても良く、電気モータ46に回転位置センサを設けても良く、電気モータ46をステッピングモータ等として駆動パルス数から位置を換算しても良い。さらに、着座乗員Pとセンタピラー20とのラップの推定には、シートクッション12の前後位置情報に加えて、シートクッション12に対するシートバック14のリクライニング角度の情報を用いても良い。
そして、側突ECU40は、側突予測センサ52からの予測信号、側突センサ50からの検出信号、及び乗員情報に基づいて、インフレータ36及び各電気モータ46の作動を制御するようになっている。なお、説明は省略するが、側突ECU40は、複数の座席(例えば運転席及び助手席)のインフレータ36、各電気モータ46の作動を統合的に制御するようになっている。
より具体的には、EUC40は、着座乗員Pがセンタピラー20にラップしている(と推定される)状態で側突予測センサ52から予測信号を受けた場合に、2つの電気モータ46を正回転させるようになっている。また、EUC40は、着座乗員Pがセンタピラー20にラップしている状態が解消される(と推定される)と、2つの電気モータ46を停止するようになっている。この電気モータ46の停止条件としては、例えば乗員センサを用いた構成では、該センサにより乗員不検出となることとされる。また例えば、レールアウタ42Aに対するレールインナ42B等の位置情報を用いた構成では、着座乗員Pとセンタピラー20とのラップが解消される前後位置にレールインナ42Bが至ることとされる。
さらに、EUC40は、側突センサ50からの検出信号に基づいて車両用シート11側に側面衝突が発生したと判断した場合には、該車両用シート11のインフレータ36を作動する構成とされている。
(トリム及びガーニッシュ)
また、この実施形態では、図2に示される如く、乗員保護装置10は、側面衝突の際に着座乗員への衝撃を吸収する(エネルギ吸収する)ためのストロークを増すための衝撃吸収補助構造60を備えている。衝撃吸収補助構造60は、着座乗員Pに対する車幅方向外側に位置する内装材の衝撃による変形を生じやすくする(変形に要する荷重を低くする)構造として構成されている。
具体的には、衝撃吸収補助構造60は、サイドドア21を車幅方向内側から覆う内装材であるドアトリム62の車幅方向外向きの荷重に対する変形を生じやすくする低強度部としてのトリム低強度部64を備えている。また、衝撃吸収補助構造60は、センタピラー20を車幅方向内側から覆う内装材であるピラーガーニッシュ66の車幅方向外向きの荷重に対する変形を生じやすくする低強度部としてのガーニッシュ低強度部68を備えている。
ドアトリム62は、その後部において着座乗員Pと車幅方向に対向するようになっており、その後端部には平断面視で車幅方向に延在する(後方を向く)後壁62Rを有する。そして、トリム低強度部64は、後壁62Rの車幅方向の一部を薄肉化することで構成されている。このトリム低強度部64は、着座乗員Pからの車幅方向外向きの荷重に対する変形の起点(きっかけ部)として機能するようになっている。ピラーガーニッシュ66は、車幅方向に延在してドアトリム62の後壁62Rと前後方向に対向する前壁66Fを有する。そして、ガーニッシュ低強度部68は、前壁66Fの車幅方向の一部を薄肉化することで構成されている。ガーニッシュ低強度部68は、着座乗員Pからの車幅方向外向きの荷重に対する変形の起点(きっかけ部)として機能するようになっている。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。なお、以下の説明では、側面衝突は自動車Aの車幅方向における車両用シート11が配置された側に発生するものとする。
上記構成の乗員保護装置10では、側突ECU40は、側突予測センサ52から予測信号を受けると、乗員情報に基づいて車両用シート11の着座乗員Pが側面視でセンタピラー20とラップしているか否かを判断する。否定判断の場合は、電気モータ46を作動しない。そして、側突ECU40は、側突センサ50から検出信号を受けると、車両用シート11のインフレータ36を作動させる。これにより、車両用シート11の着座乗員Pは、膨張展開されたサイドエアバッグ34にて保護される。
一方、乗員情報に基づく上記判断が肯定判断である場合、側突ECU40は、各電気モータ46を正回転させる。これにより、着座乗員Pのセンタピラー20とのラップが解消され又は前後方向のラップ量(以下、単に「ラップ量」という)が減じられる。側突ECU40は、乗員情報に基づいて着座乗員Pとセンタピラー20とのラップが解消されたと判断した場合には、各電気モータ46の正回転を停止する。
そして、側突ECU40は、側突センサ50から検出信号を受けると、車両用シート11のインフレータ36を作動させる。すると、車両用シート11のシートバック14における車幅方向外側の端部からサイドエアバッグ34が前向きに突出され、該サイドエアバッグ34は着座乗員Pとサイドドア21との間で膨張展開される。
ここで、シート前進機構32を備えない比較例においては、側面衝突前の車両用シート11の前後位置によっては、該車両用シート11の着座乗員Pが側面視でセンタピラー20とラップしている状態のままで側面衝突に至ることが考えられる。センタピラー20は、車両用シート11の着座乗員Pに対する車幅方向外側に位置する車体構造のうち、高強度の(車幅方向外向きの荷重に対し潰れにくい)骨格構造とされている。このため、着座乗員Pとセンタピラー20とのラップ量が大きい場合、該センタピラー20の変形し(潰れ)難さに起因して、サイドエアバッグ34による衝撃吸収のための有効ストロークを十分には確保しにくい。すなわち、比較例の構成では、車両用シート11の前後位置によっては、側面衝突の際に着座乗員Pに作用する荷重(ピーク値)が大きくなる懸念がある。この対策として、本比較例の構成では、着座乗員Pがセンタピラー20とラップしない位置(範囲)に車両用シート11が配置される構成を採用するなど、車体構造やシート配置に制約が生じる。
これに対して、乗員保護装置10では、着座乗員Pとセンタピラー20とのラップ状態で側面衝突が予測されると(側面衝突の予測時に着座乗員Pとセンタピラー20とがラップしていると)、シート前進機構32により車両用シート11が前進される。このため、側面衝突に至った状態では、着座乗員Pのセンタピラー20とのラップ量が減じられ、又は該ラップが解消される。
これにより、サイドエアバッグ34は、センタピラー20に対する車両前方の比較的低強度部分であるサイドドア21と着座乗員Pとの間で膨張展開される。そして、例えば自車両が電柱等のポールの衝突するポール側突の場合には、サイドエアバッグ34は、サイドドア21を潰しながら反力が支持され、着座乗員Pの車幅方向外側への移動を制限する。すなわち、サイドドア21を潰すことでサイドエアバッグ34による衝撃吸収のための有効ストロークが確保され、着座乗員Pは、慣性による車幅方向外側への移動が拘束される。また、相手車両が自車両の側面に衝突するMDB側突の場合には、車室側に移動してくるサイドドア21からの荷重がサイドエアバッグ34を介して着座乗員Pに荷重に伝わる。この場合も上記したポール側突の場合と同様に、サイドドア21が潰れることで衝撃吸収のための有効ストロークが確保される。
したがって、本実施形態に係る乗員保護装置10では、側面衝突の際に着座乗員Pに作用する荷重を低く抑えることができる。換言すれば、着座乗員Pの保護性能を確保しつつ、車体構造やシート配置の自由度を向上することができる。
特に、サイドエアバッグ34は、前側チャンバ34Fに対し後側チャンバ34Rが高い内圧で膨張展開される構成であるため、センタピラー20と着座乗員Pとの間に膨張展開された場合には、着座乗員Pの支持荷重(ピーク値)が大きくなりやすい。これに対しても、本実施形態に係る乗員保護装置10はシート前進機構32を備えるため、上記の通り十分な有効ストロークを確保して、サイドエアバッグ34によって着座乗員を効果的に拘束することができる。すなわち、サイドエアバッグ34は、着座乗員Pの高剛性部位である肩中心Scを相対的に高い内圧の後側チャンバ34Rにてしっかりと支持しつつ、サイドドア21を潰すことで着座乗員Pの支持荷重を低く抑えることができる。したがって、着座乗員Pの移動制限と、該制限に伴う着座乗員Pの支持荷重の抑制との両立が図られる。
しかも、乗員保護装置10においては、ドアトリム62の後壁62Rにトリム低強度部64が形成されると共に、ピラーガーニッシュ66の前壁66Fにガーニッシュ低強度部68が形成されている。すなわち、ドアトリム62、ピラーガーニッシュ66における後側チャンバ34Rからの荷重に抗するように車幅方向に延在する後壁62R、前壁66Fに、変形のきっかけとなるトリム低強度部64、ガーニッシュ低強度部68が形成されている。このため、後側チャンバ34Rが着座乗員Pとサイドドア21の後部やセンタピラー20の前部との間で膨張展開された場合に、トリム低強度部64、ガーニッシュ低強度部68を起点として後壁62R、前壁66F壁が変形(座屈)される。これにより、サイドエアバッグ34による衝撃吸収のための有効ストロークが確保され、着座乗員Pは、慣性による車幅方向外側への移動が制限される。
また、乗員保護装置10は、車両用シート11の前後位置を調整するためのシートスライド機構22をメカ的な主要構成要素として、側面衝突の予測時に車両用シート11を前進させるシート前進機構32を構成している。換言すれば、シート前進機構32は、シートスライド機構22とで、メカ的な構成要素を共通化している。したがって、専用のシート前進機構を新設することなく、上記した通り側面衝突に対する乗員の保護性能を向上することができる。
さらに、シート前進機構32は、複数(2つ)の電気モータ46を備えているため、単一の電気モータ46を備えた構成と比較して、車両用シート11の移動負荷に対する発生動力が大きい。したがって、着座乗員Pとセンタピラー20とのラップ状態で側面衝突が予測された場合に、短時間で車両用シート11を車両前方に移動させることができる。
なお、上記した実施形態では、乗員保護装置10がサイドエアバッグ装置30を備えた例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、サイドエアバッグ装置を備えない構成において、着座乗員Pとセンタピラー20とのラップ状態で側面衝突が予測された場合に、車両用シート11を前進させる構成としても良い。この構成においても、着座乗員Pは、側面衝突時には、車体における高強度部であるセンタピラー20に対し前方にオフセットした状態又はラップ量が低減された状態で、慣性による車幅方向外側への移動が制限される。このため、着座乗員Pは、車幅方向外側への移動に伴って車体から受ける荷重(ピーク値)が低減される。
また、上記した実施形態では、2つの電気モータ46がシートスライド機構22を構成する例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、単一の電気モータ46を駆動源とするシートスライド機構22に対し、シート前進機構32として機能する際に付加的に別の電気モータ46を駆動させる構成としても良い。例えば、シート前進機構32用の別の電気モータ46は、シート前進機構32として機能する場合にのみギヤ機構48にトルクを伝えるように、該ギヤ機構48にクラッチ等を介して接続された構成としても良い。
さらに、上記した実施形態では、シート前進機構32として車両用シート11を全体として前進させる構成を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、着座乗員Pとセンタピラー20とのラップ状態で側面衝突が予測された場合に、シートバック14をシートクッション12に対し強制的に起こす(リクライング解消方向に駆動する)構成としても良い。例えば電動リクライニング機構を備えた車両用シート11では、該電動リクライニング機構を用いてシートバック14をシートクッション12に対し強制的に起こすようにすることができる。
またさらに、上記した実施形態では、車両用シート11用の既存の調整機構(シートスライド機構22)を用いてシート前進機構32を構成した例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、乗員保護装置10は、電動又はガスジェネレータ等によって車両用シート11(シートバック14)を強制的に前方に移動させる専用の機構を備えても構成されても良い。
また、上記した実施形態では、衝撃吸収補助構造60がドアトリム62のトリム低強度部64、及びピラーガーニッシュ66のガーニッシュ低強度部68を共に備えた例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、トリム低強度部64及びガーニッシュ低強度部68の何れか一方を備えた構成としても良く、トリム低強度部64及びガーニッシュ低強度部68の両者を備えない構成としても良い。
さらに、上記した実施形態では、運転席又は助手席用の乗員保護装置10を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、後部座席、3列以上の車両用シートがある場合の2列目以降座席等において、着座乗員がピラーと側面視でラップし得るシートに本発明を適用することができる。したがって、本発明のピラーは、センタピラー20に限定されるものではない。
またさらに、上記した実施形態では、乗員情報に基づいて着座乗員Pがセンタピラー20にラップしている場合にシート前進機構32を作動させる例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、乗員保護装置10は、乗員情報を受けることなく、側面衝突が予測された場合シート前進機構32を作動させる構成としても良い。このような構成は、例えば車両用シートの前後調整機能がない構成や、前後調整の範囲では着座乗員Pとピラーとのラップが解消されない構成等に適用することができる。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で各種変更して実施可能であることは言うまでもない。
10 乗員保護装置
12 シートクッション
14 シートバック
20 センタピラー(ピラー)
21 サイドドア
22 シートスライド機構(調整装置)
32 シート前進機構(シート駆動手段)
34 サイドエアバッグ
34R 後側チャンバ
34F 前側チャンバ
46 電気モータ
62 ドアトリム
62R 後壁(壁部)
64 トリム低強度部(低強度部)
66 ピラーガーニッシュ
66F 前壁(壁部)
68 ガーニッシュ低強度部(低強度部)

Claims (6)

  1. 少なくとも側面視で着座乗員がピラーに重なって位置する状態で側面衝突が予測された場合に、前記シートバックをシートクッションと共に又は単独で車両前方に移動させるシート駆動手段を備えた乗員保護装置。
  2. 前記シート駆動手段は、少なくとも側面視で着座乗員がピラーに重なって位置する状態で側面衝突が予測された場合に、シートクッションの車体に対する前後位置を電動で調整するための調整装置を用いて、前記シートクッションを車両前方に移動させることで前記シートバックを車両前方に移動させる構成とされている請求項1記載の乗員保護装置。
  3. 前記シート駆動手段は、少なくとも側面視で着座乗員がピラーに重なって位置する状態で側面衝突が予測された場合に、複数の電気モータによって前記シートクッションを車両前方に移動させる構成とされている請求項2記載の乗員保護装置。
  4. 前記シートバックに設けられ、少なくとも側面衝突の際にガス供給を受けて着座乗員に対する車幅方向外側で膨張展開されるエアバッグをさらに備えた請求項1〜請求項3の何れか1項記載の乗員保護装置。
  5. 前記エアバッグは、前側チャンバと、該前側チャンバに対する車両後方側で該前側チャンバの内圧よりも高い内圧で膨張展開される後側チャンバとを有して構成されている請求項4記載の乗員保護装置。
  6. 前記ピラーの車両前方に位置するサイドドアのドアトリムの後端部を構成する車幅方向に沿った壁部、及び前記ピラーを車両内方から覆うピラーガーニッシュの前端部を構成する車幅方向に沿った壁部の少なくとも一方に設けられ、車幅方向内側からの荷重に対し他の部分よりも強度が低くされた低強度部をさらに備えた請求項1〜請求項5の何れか1項記載の乗員保護装置。
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