JP2014082968A - 根菜収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度よく土中から根菜を浮き上がらせて、確実に引抜き搬送部に挟持させ低動力で掘りあげる収穫性能の良い根菜収穫機を提供する。
【解決手段】堀上体は左右2本延設されたビーム20と、ビーム20内側下方端部に取付けたヘラ21とで構成され、ヘラ21は正面視左右対称に逆八の字状に設けられるとともに、前方から後方に尻上がりに傾斜していて、左右のヘラ21前端部には掘削刃212が位置し、掘削刃212から連続してヘラ21前方部に一定幅の平行部213を設け、平行部213から後方に行くに従って内側に徐々に広くなる突設部214を設け、突設頂部から後端部215に向け徐々に狭くなる形状である根菜収穫機による。
【選択図】 図4

Description

本発明は、畝に沿って列状に栽培されているゴボウ等の長尺の根菜を収穫する根菜収穫機に関する。
従来、畝に沿って列状に栽培されているゴボウ等の長尺の根菜に対して、この根菜の近傍の土を掘り上げて土とともに根菜を浮き上がらせ、プーリにより回転する一対の挟持ベルト(挟持部)で浮き上がらせた根菜を挟持搬送して収穫を行う根菜収穫機が普及している。例えば、特許第3235007号公報(従来技術1)、特開2001−204216号公報(従来技術2)、特開2001−204216号公報(従来技術3)に記載の収穫機が公知である。
特許第3235007号公報(従来技術1) 特開2001−204216号公報(従来技術2) 特開2001−204216号公報(従来技術3)
従来技術の様な収穫機で収穫する場合、根菜の近傍の土を掘り上げて土とともに根菜を浮き上がらせ、浮き上がった根菜をエンドレスで回転する挟持ベルトよりなる引抜き搬送部により、根菜の上部を挟持して抜き上げて収穫するものであるが、土とともに根菜を浮き上がらせることに不具合が生じると、引抜き搬送部の挟持ベルトで挟持ができず引抜き不良となる場合や、浮き上がった根菜を挟持するタイミングがずれると挟持できずに落として土中に残す場合が発生する。このため、精度よく土中から根菜を浮き上がらせて、確実に引抜き搬送部に挟持させ低動力で掘りあげる収穫性能の良い根菜収穫機が要望されていた。このため本発明は、このような問題を解決すべくなされたものである。
上記課題を解決するために、請求項1記載の根菜収穫機は、列状に栽培されている根菜の土中近傍を進行して該根菜を浮き上がらせる掘上体と、該掘上体よりも進行方向後方側上方に位置し、該掘上体により浮き上がった根菜の上部を挟持して前記根菜を引き抜き搬送する引き抜き搬送部とを有する根菜収穫機において、堀上体は根菜収穫機本体フレームから下方に向け左右2本延設されたビームと、該ビーム内側下方端部に取付けられ土とともに根菜を上方に浮き上がらせる為のヘラとで構成され、該ヘラは正面視掘り取り根菜を中心に左右対称に逆八の字状に設けられるとともに、前方から後方に向け尻上がりに傾斜していて、左右それぞれのヘラ前端部には掘削刃が位置し、正面視掘削刃から連続してヘラ前方部に一定幅の平行部を設け、平行部から後方に行くに従って内側に徐々に広くなる突設部を設け、突設頂部から後端部に向け徐々に狭くなる形状である根菜収穫機である。
請求項2記載の根菜収穫機は、引き抜き搬送部の搬送ベルトは前方が低く後方が高い尻上がりに傾斜して設けられ、ヘラの尻上がりに傾斜した傾斜角度は、前記引き抜き搬送部の搬送ベルト傾斜角度と略同一又はこれより小さい角度に設けられていることを特徴とした請求項1記載の根菜収穫機である。
請求項3記載の根菜収穫機は、請求項1乃至請求項2記載の何れかの根菜収穫機において、根菜収穫機本体フレームから下方の土中に垂下された左右ビームは、ビーム上方前方に位置する進行方向と直行する水平軸を中心に前後に揺動自在に設けられているものである。
請求項4記載の根菜収穫機は、請求項1乃至請求項3記載の何れかの根菜収穫機において、ビーム内側下方端部に取付けられたヘラのビームに対する側面視傾斜取付角度を、変更可能に設けてあるものである。
請求項5記載の根菜収穫機は、請求項1乃至請求項4記載の何れかの根菜収穫機において、ビームは、正面視、ヘラ取付部から上方に向って、左右それぞれ外側に傾斜して設けられているものである。
請求項1に係る発明によれば、前端部の掘削刃と連続する一定幅の平行部により安定した土中への刺さり込みを維持するとともに、根菜を左右対称に逆八の字状に設けられたヘラ中央部に誘導する。さらに、ヘラは、平行部から後方に尻上がりに傾斜しながら行くに従って内側に徐々に広くなる突設部を設けたことにより、ヘラ前方部の左右2本のビームで縦に切断された根菜周辺の土壌は、根菜とともに無理なく徐々に上方への押し上げ力が作用し、効率よく上方に押し上げできる。さらに、突設頂部から後端部に向け徐々に狭くなる形状であることにより、一旦上方に浮き上がった土壌を下方に逃がし、引抜き搬送部の搬送ベルトが根菜を挟持しやすいように根菜の上部を土部分から露出させることができ、根菜の挟持精度が向上する。
請求項2に係る発明によれば、ヘラの尻上がりに傾斜した傾斜角度は、引き抜き搬送部の搬送ベルト傾斜角度と略同一又はこれより小さい角度に設けられていることにより、引き抜き搬送部で挟持された後、持上げられた土壌によって搬送ベルト傾斜角度を越えて上方に押し上げることが起きないため、根菜の挟持精度が向上する。
請求項3に係る発明によれば、垂下された左右ビームは、ビーム上方前方に位置する進行方向と直行する水平軸を中心に前後に揺動自在に設けられていることにより、ビーム下方のヘラ部を前後に往復動させるとともに、ビーム前方端縁を前後に往復動させるため、根菜側方の土壌を左右のビーム内の幅に容易に縦に切断してヘラにより上方に効率よく低動力で持上げることができる。
請求項4に係る発明によれば、ヘラのビームに対する側面視傾斜取付角度を、変更可能に設けてあることにより、多様な作業条件や土壌条件に対応することができる。
請求項5に係る発明によれば、ビームは、正面視、ヘラ取付部から上方に向って、外側に傾斜して設けられていることにより、ヘラにより持上げられた土壌は上方に行くほど側方からのビームの抵抗が少なくなり、低動力で土壌及び根菜を浮き上がらせることができる。
本発明の根菜収穫機の作業時の左側面図である。 本発明の根菜収穫機の一部断面した左側面図である。 本発明の根菜収穫機の引き抜き搬送部を省略した平面図である。 堀上体の要部正面図である。 堀上体の側面図である。 ヘラの側面図である。
実施の一形態を、図1乃至図6に基づいて説明する。本実施の形態は、根菜がゴボウである場合の実施例である。
図1は、本発明の一例を示した根菜収穫機の収穫作業状態の左側面図である。図2は、本発明の根菜収穫機の一部断面した左断面図である。本発明の根菜収穫機は、圃場に形成された栽培畝に列状に栽培されている根菜(ゴボウ)Aを収穫するためのものである。根菜収穫機は、トラクタ(図示せず)の後方側に設けられた三点リンク機構に連結され作業が行なわれる。根菜収穫機は、掘上体2としてのビーム20及びヘラ21と引抜き搬送部3とストッカ4とを備える。トラクタが栽培畝に沿って走行すると、ヘラ21が根菜(ゴボウ)Aとこの周辺の土とを地表面GLに向けて浮き上がらせる。引抜き搬送部3は、ヘラ21の後方かつ上方に配置され、ヘラ21によって浮き上がった根菜(ゴボウ)Aの上部を挟持し、根菜(ゴボウ)Aを栽培畝から引き抜いて根菜収穫機の後方側に搬送する。ストッカ4は、引抜き搬送部3の後方かつ下方に配置され、引抜き搬送部3により搬送された根菜(ゴボウ)Aを収納する。ストッカ4に収納された根菜(ゴボウ)Aの重量が所定以上になると、ストッカ4の底部が開き、収納された根菜(ゴボウ)Aがまとまった状態で地表面GLに落下する。
根菜収穫機前方部には、トラクタ後方の三点リンク機構に連結するためのトップマスト10の前方端に設けたトップリンクピン11とその下方左右に設けたロアリンクピン12が設けられていて、トラクタに装着されると固定フレーム1はトラクタに固定される。
図3は、本発明の根菜収穫機の引抜き搬送部を省略した一部断面で示した平面図である。図4は、根菜収穫機の堀上体の要部正面図である。なお、図3や図4では、根菜収穫機の構成の一部のみが示され、その他の部分は省略されている。
固定フレーム1には、車幅方向に延びる横パイプ18が含まれる。横パイプ18の外周には、スライドフレーム13の支持パイプ131が摺動自在に取付けられる。この支持パイプ131は、スライドフレーム13の一部をなしている。スライドフレーム13の後端部には、進行方向と直交する水平軸150を介して揺動アーム151が回動自在に設けられる。スライドフレーム13は、固定フレーム1に固着されたシリンダ130によって車幅方向に動かされる。支持パイプ131の摺動に伴って、スライドフレーム13と揺動アーム151とが一緒に車幅方向にスライドする。
揺動アーム151には、ビーム20が正面視左右に対称に2本取付けられる。ビーム20は、上下方向に延びる長尺をなす。ビーム20は、それぞれその下方部分が上方部分に対して前方かつ車幅方向の内側に位置するように傾斜し、揺動アーム151に対し固定される。スライドフレーム13と揺動アーム151とが一緒に車幅方向にスライドすることにより、ビーム20が固定フレーム1に対し左右車幅方向に移動できるため、トラクタを左右に移動させなくてもビーム20を根菜(ゴボウ)Aの植え付け条に容易に合わせる事ができる。
ヘラ21は、ビーム20の下端部に取付けられる。ヘラ21は、後方に向かうにつれて上昇するよう傾斜し、平面視において前後方向に延び、正面視において逆八字状をなしている。ヘラ21の前方側の端部には、掘削刃212が形成されていて、掘削刃212から連続してヘラ21前方部に一定幅の平行部213を設け、平行部213から後方に行くに従って内側に徐々に広くなる突設部214を設け、突設頂部から後端部215に向け徐々に狭くなる形状である。図4に示すように掘り取り作業時の根菜(ゴボウ)Aは正面視において左右のヘラ21の中間に位置し、左右の突設部214の隙間は根菜(ゴボウ)Aが通過できる間隔を設けてある。
掘り取り作業時には、ヘラ21の前方の掘削刃212によって土壌に刺さり込み、これに続いて平行部213によって徐々に土壌を持上げ、さらにビーム20で左右を切断された後の土壌を突設部214により上方への持上げ力を増加させ、根菜(ゴボウ)Aとともに浮き上がらせ、根菜(ゴボウ)Aの上部が引抜き搬送部3の搬送ベルト30に挟持されると、その周辺の土壌を突設頂部から後端部215に向け徐々に狭くなる後方部の下方に少しずつ落下させる。
ヘラ21後端部は、ヘラ21の後方かつ上方に配置され前方が低く後方が高い尻上がりに傾斜して設けられた引き抜き搬送部3の搬送ベルト30前方端部を巻着保持している従動プーリ31下方部に位置して、該従動プーリ31回転中心軸線310の延長線より前方で、従動プーリ31回転中心軸線310と搬送ベルト30中心線との交点を通る垂直線311より後方に位置する位置関係で構成されている。この構造により、根菜(ゴボウ)Aの挟持姿勢が安定し、持上げられた土壌の排土がスムーズに行なわれ、引抜が確実に効率よく行なわれる。
図5及び図6に示すように、ビーム20の下端部には、ヘラ20の前方側を固定する前方固定孔211が進行方向と直交する方向に設けられ、これとヘラ20前方側に設けた固定孔に固定ボルトを挿通させて回動可能に保持されている。また、ビーム20の下端部から後方に板状のアームが固着して延設され、その後方部にヘラ21を保持する為の固定孔が設けてありボルトを挿通させて固定する。本例の場合、固定孔はビーム20側に2箇所のビーム側固定孔200、ヘラ21側に3箇所の固定孔210を設けてあり、前記前方固定孔211部を回動支点として上下回動させ、それぞれ重合する孔同士を選択して固定することにより、ビーム20に対しヘラ21の取り付け角度を変更することができる。図5の(a)は取り付け角度を最大にした状態で、(b)は最小にして取り付けた状態を示したものである。作業条件や土質に合わせて取り付け角度を調整することにより、最適な掘り取り作業が行なえる。
本例においては、ヘラ21の取り付け角度は、側面視25度、27.5度、30度にそれぞれ変更可能であり、引抜き搬送部3の搬送ベルト30の傾斜角度と略同一又はこれより小さい角度に設けられている。
スライドフレーム13の上方には、入力軸16や揺動ロッド152、ユニバーサルジョイント17等の、動力を伝達したり分岐したりする動力伝達機構が配置される。動力伝達機構の一部はビーム20を揺動させる揺動駆動部15を構成していて、揺動ロッド152は、入力軸16に回転軸を偏芯させて設けたクランク部154と上方部が連結されていて、入力軸16の回転力を受けて上下に動く。揺動ロッド152の下端部は、前記揺動アーム151の前端部と揺動軸153により回動自在に連結されていて、揺動ロッド152が上下に動くと、後方側の水平軸150を支点に揺動アーム151が上下に揺動する。揺動アーム151の水平軸150後方側には上下方向に延びる長尺をなすビーム20が固着されているため、ビーム20は側面視水平軸150を中心に前後に回動して揺動する。
入力軸16は、根菜収穫機の前方側に突出している。入力軸16は、ユニバーサルジョイント(図示せず)を介して、トラクタに備わるPTO軸(図示せず)に取付けられる。トラクタから入力軸16には、動力が入力伝達される。この動力の一部により、揺動ロッド152を介して、揺動アーム151が、水平軸150を中心に上下方向に回動する。
また、入力軸16の後端にはユニバーサルジョイント17が連結されていて、入力軸16に入力された動力の一部を引抜き搬送部3に伝達し、引抜き搬送部3を駆動する。ユニバーサルジョイント17は、所望の長さに伸縮できるようになっている。
入力軸16の下方部である前記ビーム20前方には、椀状の排土ディスク14が配置される。排土ディスク14は、スライドフレーム13に取付けられ、平面視ハの字状に凹面を斜め前方に向けて根菜植え付け条を跨いで対称に設けられ、植え付け畝の掘り取り前根菜左右の土を左右に排除する。
スライドフレーム13の後方部分は上方に延びていて、そこからは、保持フレーム33が延びている。保持フレーム33は、引抜き搬送部3を保持し、スライドフレーム13とともに車幅方向にスライド移動する。引抜き搬送部3は、車幅方向に並んで対向する一対の搬送ベルト30を備える。搬送ベルト30は、無端であり、前方に位置する従動プーリ31と後方に位置する駆動プーリ32とに掛け渡され、側面視において後方に向け次第に上昇するよう延びている。また、搬送ベルト30は、従動プーリ31と駆動プーリ32との間に位置する複数の支持プーリ35により張られている。従動プーリ31と駆動プーリ32と支持プーリ35は、搬送部フレーム34に保持されている。根菜(ゴボウ)Aは対向する一対の搬送ベルト30の間に挟持され搬送される。
駆動プーリ32は、ユニバーサルジョイント17からの動力が伝達され動力が分配される引抜き搬送部3後方の上方に位置する動力分配部36に連結されており、入力軸16から入力されユニバーサルジョイント17を介して伝達される動力により回転し、搬送ベルト30で巻着された従動プーリ31をも回転させる。
搬送部フレームは、ストッカ4も保持している。ストッカ4は、籠状をなしていて、引抜き搬送部3により搬送される根菜(ゴボウ)Aを引抜き搬送部3の終端で根菜(ゴボウ)Aの上部が放出されると、根菜(ゴボウ)Aは、ストッカ4内に貯留される。貯留された根菜(ゴボウ)Aが一定量貯留されると、根菜(ゴボウ)Aの重さによって下方部が下方に回動する。これにより、ストッカ4からは、貯留されたゴボウAが、一定量ずつまとめて放出される。
ここで、本実施の形態では、搬送ベルト30が、図3に示すように、平面視において、後方端が、前方端に対して車幅方向に所定距離(例えば、栽培畝一個分)だけ偏位するよう、根菜収穫機の進行方向に対して斜めに延びている。そして、ストッカ4は、平面視において、搬送ベルト30の長さ方向に延びるよう、根菜収穫機の進行方向に対して斜めに向けられている。このことにより、放出された根菜(ゴボウ)Aは収穫前の畝から離された場所に落下して、次の畝の掘り取りに邪魔にならない。
図4は、栽培畝内を進行するビーム20とヘラ21及び搬送ベルト30の位置関係を示した正面図である。根菜(ゴボウ)Aの左右に位置するビーム20とヘラ21により根菜(ゴボウ)Aの周囲の土が根菜(ゴボウ)Aとともに持上げられ、左右のビーム20の中央に位置する引抜き搬送部3の搬送ベルト30始端部から根菜(ゴボウ)Aが挟持され引抜かれる。ビーム20は、ヘラ21取付部から上方に向って、左右それぞれ外側に傾斜して設けられている。これにより、ビーム20により進行方向に切断され持上げられた土壌は上昇するにつれてビーム20の側圧が減少して持上げ抵抗が減少し容易に土壌が持上げられる。
このような根菜収穫機を用いて栽培畝で栽培されている根菜(ゴボウ)Aを収穫する際、トラクタの操作によって、根菜収穫機に備わるヘラ21部が、根菜(ゴボウ)Aの下方近傍に位置付ける。
続いて、トラクタが走行すると、根菜収穫機がトラクタに牽引されて前方に進み、ヘラ21が根菜(ゴボウ)Aの下方の地中を進行し、周囲の土とともに根菜(ゴボウ)Aを浮き上がらせる。浮き上がった根菜(ゴボウ)Aは上方部が搬送ベルト30に挟持される。ヘラ21後端部は、引き抜き搬送部3の搬送ベルト30前方端部を巻着保持している従動プーリ31回転中心軸線310の延長線より前方で、従動プーリ31回転中心軸線310と搬送ベルト30中心線との交点を通る垂直線311より後方に位置する構造になっていて、挟持され始めた時点で下方部は左右にヘラ21の後端部が位置し、ゴボウAの姿勢を保持する。その後確実に根菜(ゴボウ)Aが挟持されると、下方部がヘラ21後端から開放されるとともに、ヘラ21下方部の空間部に根菜(ゴボウ)Aとともに持上げられた土壌が落下して根菜(ゴボウ)Aのみが搬送ベルト30により後方に搬送され、ストッカ4に投入される。
根菜(ゴボウ)Aは、上記のように次々と引き抜かれストッカ4に貯留される。根菜(ゴボウ)Aがストッカ4に一定量貯留されると、根菜(ゴボウ)Aはまとまって落下排出される。トラクタに追従する作業者は、地表面GL上の根菜(ゴボウ)Aを拾い上げて収集車(図示せず)に積み込む。
1 固定フレーム
10 トップマスト
11 トップリリンクピン
12 ロアリンクピン
13 スライドフレーム
130 シリンダ
131 支持パイプ
14 排土ディスク
15 揺動駆動部
150 水平軸
151 揺動アーム
152 揺動ロッド
153 揺動軸
154 クランク部
16 入力軸
17 ユニバーサルジョイント
18 横パイプ
2 堀上体
20 ビーム
200 ビーム側固定孔
21 ヘラ
210 固定孔
211 前方固定孔
212 掘削刃
213 平行部
214 突設部
215 後端部
3 引抜き搬送部
30 搬送ベルト
31 従動プーリ
310 回転中心軸線
311 垂直線
32 駆動プーリ
33 保持フレーム
34 搬送部フレーム
35 支持プーリ
36 動力分配部
4 ストッカ
A 根菜(ゴボウ)

Claims (5)

  1. 列状に栽培されている根菜の土中近傍を進行して該根菜を浮き上がらせる掘上体と、該掘上体よりも進行方向後方側上方に位置し、該掘上体により浮き上がった根菜の上部を挟持して前記根菜を引き抜き搬送する引き抜き搬送部とを有する根菜収穫機において、
    堀上体は根菜収穫機本体フレームから下方に向け左右2本延設されたビームと、該ビーム内側下方端部に取付けられ土とともに根菜を上方に浮き上がらせる為のヘラとで構成され、該ヘラは正面視掘り取り根菜を中心に左右対称に逆八の字状に設けられるとともに、前方から後方に向け尻上がりに傾斜していて、左右それぞれのヘラ前端部には掘削刃が位置し、正面視掘削刃から連続してヘラ前方部に一定幅の平行部を設け、平行部から後方に行くに従って内側に徐々に広くなる突設部を設け、突設頂部から後端部に向け徐々に狭くなる形状であることを特徴とした根菜収穫機。
  2. 引き抜き搬送部の搬送ベルトは前方が低く後方が高い尻上がりに傾斜して設けられ、ヘラの尻上がりに傾斜した傾斜角度は、前記引き抜き搬送部の搬送ベルト傾斜角度と略同一又はこれより小さい角度に設けられていることを特徴とした請求項1記載の根菜収穫機。
  3. 根菜収穫機本体フレームから下方の土中に垂下された左右ビームは、ビーム上方前方に位置する進行方向と直行する水平軸を中心に前後に揺動自在に設けられていることを特徴とした請求項1又は請求項2記載の根菜収穫機。
  4. ビーム内側下方端部に取付けられたヘラのビームに対する側面視傾斜取付角度を、変更可能に設けてあることを特徴とした請求項1乃至請求項3記載の何れかに記載の根菜収穫機。
  5. ビームは、正面視、ヘラ取付部から上方に向って、左右それぞれ外側に傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の根菜収穫機。
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