JP2014082450A - ボンディングキャピラリ - Google Patents
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Abstract
【課題】十分な接合強度を長期間維持することができるボンディングキャピラリを提供することを目的とする。
【解決手段】ワイヤボンディングする先端面を有する本体部を備え、前記先端面は微細な凹凸形状を有し、前記凹凸形状における凸部の先端の尖りは、前記凹凸形状における凹部の先端の尖りよりも小さいことを特徴とするボンディングキャピラリが提供される。このボンディングキャピラリにおいて、先端面に垂直な方向からみたときの前記凸部の先端の面積は、前記凹部の先端面積よりも大きい。
【選択図】図1
【解決手段】ワイヤボンディングする先端面を有する本体部を備え、前記先端面は微細な凹凸形状を有し、前記凹凸形状における凸部の先端の尖りは、前記凹凸形状における凹部の先端の尖りよりも小さいことを特徴とするボンディングキャピラリが提供される。このボンディングキャピラリにおいて、先端面に垂直な方向からみたときの前記凸部の先端の面積は、前記凹部の先端面積よりも大きい。
【選択図】図1
Description
本発明の態様は、ボンディングキャピラリに関し、具体的には、銅などの硬いボンディングワイヤによる結線を行う場合に適したボンディングキャピラリに関する。
半導体素子とリードフレームのリードとを金属細線で結線するワイヤボンディングにおいては、ボンディングキャピラリを用いて金属細線(ボンディングワイヤ)の一端を電極パッドに圧着し(ファーストボンド)、次いで金属細線を引き回してリードに圧着する(セカンドボンド)。金属細線を圧着する際には、ボンディングキャピラリで金属細線を押圧した状態で超音波を印加することにより、確実な圧着を実現している。
近年では、ボンディングワイヤの材料として金よりも低コストである銅を用いる試みが広がっている。しかしながら、銅線のボンディングにおいては、銅線が硬いため高い接合強度を得るのが難しく、かつボンディングキャピラリの先端部が磨耗しやすい。このため、金線を用いる場合に比べてボンディングキャピラリの交換頻度が高くなるという問題がある。
特許文献1では、ボンディングキャピラリの先端面に丸みをもった凸凹を形成することにより、先端面への付着物が少なく寿命を長くすることができるボンディングキャピラリが開示されている。また、特許文献2では、寿命を長くできるボンディングキャピラリとして、ボンディングキャピラリの先端部の一部に材料の粒子構造が露出した構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1、2のいずれの技術においても、ボンディングワイヤに対するグリップ力の向上や、初期の接合強度を長期間維持するためには改善の余地がある。特に、銅線など、金線に比べて硬いボンディングワイヤを用いる場合、接合強度の低下や、摩耗による寿命の低下という問題が顕著になる。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、十分な接合強度を長期間維持することができるボンディングキャピラリを提供することを目的とする。
第1の発明は、ワイヤボンディングする先端面を有する本体部を備え、前記先端面は微細な凹凸形状を有し、前記凹凸形状における凸部の先端の尖りは、前記凹凸形状における凹部の先端の尖りよりも小さいことを特徴とするボンディングキャピラリである。
このボンディングキャピラリによれば、初期の接合強度を確保しつつ、繰り返しボンディングを行っても長期間にわたってこの接合強度を維持することができる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記先端面に垂直な方向からみたときの前記凸部の面積は、前記凹部の先端面積よりも大きいことを特徴とするボンディングキャピラリである。
このボンディングキャピラリによれば、ワイヤとの接触面積が増加するとともに、凹部に向かって急峻な勾配となるので、先端表面とボンディングワイヤとの間のグリップ力が増加する。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記先端面のスキューネスは−0.3以下であり、かつ前記先端面の平均高さは0.06マイクロメートル以上0.3マイクロメートル以下であることを特徴とするボンディングキャピラリである。
このボンディングキャピラリによれば、使用中の磨耗に伴う形状変化が少なく、繰り返しボンディングを行っても長期間初期の接合強度を維持することができるようになる。
また、第4の発明は、第2の発明において、前記先端面のスキューネスは−0.43以下であり、かつ前記先端面の平均高さは0.16マイクロメートル以上0.3マイクロメートル以下であることを特徴とするボンディングキャピラリである。
このボンディングキャピラリによれば、さらに使用中の摩耗に伴う形状変化が少なく、繰り返しボンディングを行っても長期間初期の接合強度を維持することができるようになる。
また、第5の発明は、第3または第4の発明において、前記先端面の最大山高さは前記平均高さの0.9倍以下であることを特徴とするボンディングキャピラリである。
このボンディングキャピラリによれば、使用中の磨耗に伴う形状変化が少なく、繰り返しボンディングを行っても長期間初期の接合強度を維持することができるようになる。
また、第6の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記先端面に露出した結晶の平均粒子径は、1.2マイクロメートル以下であることを特徴とするボンディングキャピラリである。
このボンディングキャピラリによれば、セラミックの結晶の平均粒子径が1.2マイクロメートル以下であると、先端面の摩耗を少なくすることができる。
また、第7の発明は、第1〜第6のいずれか1つの発明において、前記本体部は、前記先端面側に設けられボンディングワイヤを挿通する孔と、前記孔と前記先端面との間に設けられた面取り部と、を有し、前記先端面の前記凹凸形状は、前記先端面のうち、前記面取り部の縁から前記先端面に沿って前記孔から離れる方向に少なくとも20マイクロメートルの表面領域において、少なくとも長さ100マイクロメートルで測定された粗さ曲線によって求められたことを特徴とするボンディングキャピラリである。
このボンディングキャピラリによれば、第1〜第5のいずれか1つの発明のそれぞれについて、前記表面領域において少なくとも長さ100マイクロメートルで測定した粗さ曲線によって求めた凹凸形状であれば、十分な接合強度を長期間維持することができる。
本発明の態様によれば、十分な接合強度を長期間維持することができるボンディングキャピラリが提供される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係るボンディングキャピラリを例示する模式図である。
図2は、本実施形態に係るボンディングキャピラリの先端形状を例示する模式的拡大図である。
図3は、本実施形態に係るボンディングキャピラリの先端面を例示する模式的拡大図である。
図1には、ボンディングキャピラリ110の全体が表されている。図2には、図1に示すA部を拡大した図が表されている。図3には、先端面を斜め下からみた斜視図が表されている。
図1は、本実施形態に係るボンディングキャピラリを例示する模式図である。
図2は、本実施形態に係るボンディングキャピラリの先端形状を例示する模式的拡大図である。
図3は、本実施形態に係るボンディングキャピラリの先端面を例示する模式的拡大図である。
図1には、ボンディングキャピラリ110の全体が表されている。図2には、図1に示すA部を拡大した図が表されている。図3には、先端面を斜め下からみた斜視図が表されている。
図1に表したように、ボンディングキャピラリ110は、先端面50を有する本体部10を有する。本体部10は、ボンディング装置に機械的に固定するための直径を有する円筒部11と、円筒部11の先端側に設けられた円錐部12と、近接する配線済みの金属細線を避けて狙う位置にボンディングを行うためのボトルネック部13と、を有する。先端面50は、ボトルネック部13の先端側の端面である。
ボンディングキャピラリ110の内部には、金属細線(ボンディングワイヤ)を挿通させるための孔が軸方向に貫通するようにして設けられている。円筒部11は、ボンディング装置に機械的に固定できる直径を有する。円錐部12の直径は、先端側に向かうに従い小さくなる。円錐部12は、例えば円錐台形状を有し、円筒部11側の直径が円筒部11の直径とほぼ等しくなっている。
図2に表したように、ボトルネック部13は、円錐部12のボンディングを行う側に設けられる。ボトルネック部13は、既に配線されている隣の金属細線を避けて所定の接合位置にワイヤーボンディングを行うことができるような直径を有する。例えば、ボトルネック部13の直径は、根元側(円錐部12側)から先端面50側に向けて徐々に小さくなる。特に、根元側の直径は曲線的に小さくなる。
ボトルネック部13の外径を細くすることで、ボンド位置(接合位置)のピッチが例えば50マイクロメートル(μm)以下と小さい、高密度なワイヤーボンディングを行うことに対応することができる。すなわち、ボトルネック部13の直径を小さくすれば、接合位置の間隔が狭い場合(高密度なワイヤーボンディングを行う場合)であっても、既に配線されている隣の金属細線とボトルネック部13との干渉を防ぐことができる。
図3に表したように、ボンディングキャピラリ110の先端面50側には、ボンディングワイヤを挿通する孔11hが設けられる。孔11hと先端面50との間には、面取り部13c(チャンファー部)が設けられる。面取り部13cは、孔11hの縁から先端面50にかけて例えば曲面状に設けられた面を有する。
図4は、ワイヤーボンディングの状態を例示する模式的断面図である。
図4では、セカンドボンディングの状態が表されている。
ボンディングキャピラリ110の孔11hに挿通されたボンディングワイヤ(以下、ワイヤと言う。)BWはファーストボンディングされる。その後、ボンディングキャピラリ110を所定の軌道でリード200上まで引き回してワイヤBWにループを形成する。
図4では、セカンドボンディングの状態が表されている。
ボンディングキャピラリ110の孔11hに挿通されたボンディングワイヤ(以下、ワイヤと言う。)BWはファーストボンディングされる。その後、ボンディングキャピラリ110を所定の軌道でリード200上まで引き回してワイヤBWにループを形成する。
ボンディングキャピラリ110をリード200の上に押圧すると、ワイヤBWは先端面50とリード200との間に挟み込まれる。先端面50は面取り部13cにかけて傾斜しているため、先端面50とリード200との間隔は、先端面50の外側から内側にかけて狭くなる。したがって、先端面とリード200との間に挟まれたワイヤBWの厚さは、先端面50の外側から内側にかけて薄くなる。ワイヤBWは、面取り部13cの縁の位置で分断される。
先端面50とリード200との間でワイヤBWを挟み込んだ状態で、ボンディングキャピラリ110に例えば超音波を印加する。これにより、ワイヤBWをリード200に圧着する。ワイヤBWを圧着した後は、ボンディングキャピラリ110を上昇させる。これにより、電極パッドとリード200との間にワイヤBWが接続される。
このようなワイヤーボンディングにおいて、ボンディングキャピラリ110はワイヤBWに押圧力を加えた状態で超音波を印加するため、先端面50とワイヤBWとの間のグリップ力が重要になる。グリップ力が弱いと、ワイヤBWとリード200との間に効率良く超音波の振動が加えられず、ワイヤBWとリード200との接合力が弱くなりやすい。
一方、押圧力や超音波振幅を大きくして接合力を確保しようとすると先端面50が摩耗しやすくなる。先端面50が摩耗して所望のグリップ力が得られなくなると、ボンディングキャピラリ110を交換する必要が生じる。ボンディングキャピラリ110の交換頻度が高いと、頻繁にボンディング装置を停止しなければならず、製造時間に影響を与えることになる。
図3に表したように、本実施形態に係るボンディングキャピラリ110の先端面50は、微細な凹凸形状を有する。この凹凸形状における凸部の先端の尖りは、凹凸形状における凹部の先端の尖りよりも小さい。これにより、ボンディングキャピラリ110では、所望のグリップ力が長期間維持される。
ここで、先端面の凹凸形状について説明する。
図5(a)及び(b)は、本実施形態での先端面の凹凸形状を例示する図である。
図6(a)及び(b)は、参考例(その1)での先端面の凹凸形状を例示する図である。
図7(a)及び(b)は、参考例(その2)での先端面の凹凸形状を例示する図である。
図5〜図7において、(a)は先端面の三次元走査電子顕微鏡による凹凸形状の測定値を表し、(b)は粗さ曲線のイメージ図を表している。
図5(a)及び(b)は、本実施形態での先端面の凹凸形状を例示する図である。
図6(a)及び(b)は、参考例(その1)での先端面の凹凸形状を例示する図である。
図7(a)及び(b)は、参考例(その2)での先端面の凹凸形状を例示する図である。
図5〜図7において、(a)は先端面の三次元走査電子顕微鏡による凹凸形状の測定値を表し、(b)は粗さ曲線のイメージ図を表している。
先端面の凹凸形状は、例えば平均高さRc及びスキューネス(歪み度)Rskで表される。
平均高さRc及びスキューネスRskは、JIS B 0601−2001に基づき算出される。
本実施形態では、先端面の粗さ曲線を以下の条件で測定した。
測定機器:レーザ顕微鏡(オリンパス社製、OLS4000)
測定倍率:50倍
カットオフ(位相補償形高域フィルタ)λc:25μm
平均高さRc及びスキューネスRskは、JIS B 0601−2001に基づき算出される。
本実施形態では、先端面の粗さ曲線を以下の条件で測定した。
測定機器:レーザ顕微鏡(オリンパス社製、OLS4000)
測定倍率:50倍
カットオフ(位相補償形高域フィルタ)λc:25μm
上記の条件によって測定した粗さ曲線から、平均高さRcを以下の(1)式によって求め、スキューネスRskを以下の(2)式によって求める。
(1)式において、mは輪郭曲線要素の数、Ztiは輪郭曲線要素の高さの平均値である。
(2)式において、Zqは二乗平均平方根高さ、Znは粗さ曲線における高さの値である。
(2)式において、Zqは二乗平均平方根高さ、Znは粗さ曲線における高さの値である。
図5(a)及び(b)に表した本実施形態での先端面50の平均高さRcは、60ナノメートル(nm)以上、スキューネスRskは、約−1.2以上、−0.3以下である。
図6(a)及び(b)に表した参考例(その1)での先端面51の平均高さRcは、10nm〜15nm、スキューネスRskは0.3〜−0.5である。
図7(a)及び(b)に表した参考例(その2)での先端面52の平均高さRcは、150nm〜280nm、スキューネスRskは0.2〜−0.25である。
このように、本実施形態での先端面50のスキューネスRskは−0.3以下である。また、スキューネスRskは−1.2以上とすることができる。スキューネスRskは、凹凸形状の山(凸)と谷(凹)との対称性を表している。凹凸形状が正弦分布であれば、スキューネスRskは0になる。スキューネスRskがマイナスとは、先端面50に垂直な方向にみたときの山(凸)の面積が谷(凹)の面積よりも大きいこと(凸部の尖りが、凹部の尖りよりも小さいこと)を表している。
先端面50を有する本実施形態のボンディングキャピラリ110では、初期の接合強度及び寿命とも良好である。一方、参考例(その1)での先端面51を有するボンディングキャピラリでは、初期の接合強度が不足している。また、参考例(その2)での先端面52を有するボンディングキャピラリでは、初期の接合強度は良好であるものの、寿命が短い。
先端面50の凹凸形状における凸部の先端の尖りが、凹凸形状における凹部の先端の尖りよりも小さいことで、初期の接合強度を確保しつつ、繰り返しボンディングを行っても長期間にわたってこの接合強度を維持することができるようになる。
また、先端面50のスキューネスRskがマイナスであり、山(凸)の面積が谷(凹)の面積よりも大きいことで、先端面50とワイヤBWとの接触面積が増加するとともに、凹部に向かって急峻な勾配となるので、先端面50とワイヤBWとの間のグリップ力が増加する。
すなわち、先端面50を有するボンディングキャピラリ110では、初期の接合強度を十分に確保しつつ、耐摩耗性に優れた長寿命の製品を実現することができるようになる。本実施形態のボンディングキャピラリ110では、特に銅などの硬いワイヤBWによる結ボンディングを行う場合であっても、十分な接合強度が得られる。また、先端面50の耐摩耗性に優れていることから、銅などの硬いワイヤBWによるボンディングを繰り返しても、初期の接合強度が長期間維持される。
(実施例)
次に、本実施形態に係るボンディングキャピラリ110の実施例について説明する。
図8は、実施例及び比較例の評価結果を表す図である。
図9は、測定領域を例示する模式的斜視図である。
図8では、実施例1〜6及び比較例1〜8の先端面における平均高さRc、スキューネスRsk及び最大山高さRpが表されている。
次に、本実施形態に係るボンディングキャピラリ110の実施例について説明する。
図8は、実施例及び比較例の評価結果を表す図である。
図9は、測定領域を例示する模式的斜視図である。
図8では、実施例1〜6及び比較例1〜8の先端面における平均高さRc、スキューネスRsk及び最大山高さRpが表されている。
それぞれの例における平均高さRc、スキューネスRsk及び最大山高さRpは、図9に表した表面領域50rで測定した値である。すなわち、図9に表したように、表面領域50rは、先端面50のうち、面取り部13cの縁から先端面50に沿って孔11hから離れる方向に長さL1の領域である。長さL1は、少なくとも200μmである。測定長さL2は、表面領域50rの範囲内で約100μmである。本実施形態では、100μmの測定長さL2での線粗さを、表面領域50r内の3箇所で測定し、その平均を求めている。
図8に表した接合強度のCpkは、工程能力指数である。図8に表した各例において、ワイヤBWの接合強度の平均をAve、接合強度の下限規格を3グラム重(gf)とした場合、Cpk=(Ave−3gf)/3σで計算される。接合強度は、セカンドボンドにおけるプルテストでの強度である。サンプル数は30である。一般的に、ワイヤーボンディングにおける接合強度のCpkは、1.67以上が求められる。
図8に表したように、実施例1〜6及び比較例1〜8では、それぞれ平均高さRc、スキューネスRsk及び最大山高さRpの組合せが異なっている。このうち、実施例1〜6及び比較例4〜8において、接合強度のCpkが1.67以上になる。
図10は、接合強度の判定結果を表す図である。
図10では、図8に表した例のうち接合強度のCpkが1.67以上になる実施例1〜6及び比較例4〜6について接合強度判定の結果が表されている。
図10では、図8に表した例のうち接合強度のCpkが1.67以上になる実施例1〜6及び比較例4〜6について接合強度判定の結果が表されている。
接合強度判定は、初期のCpk、ワイヤーボンディングの回数が50万回後及び100万回後のCpkについて、それぞれCpkが1.67を下回るか否かによって行われる。図10の接合強度判定においては、それぞれのCpkが1.67以上の場合に「OK」を示し、1.67未満の場合に「NG」を示している。
図10に表したように、実施例1〜6及び比較例4〜6において、初期の接合強度判定は全て「OK」である。ワイヤーボンディング50万回後においては、実施例1〜6は「OK」であるものの、比較例4〜6は全て「NG」になっている。ワイヤーボンディング100万回後においては、実施例1〜3、5及び6は「OK」であり、実施例4及び比較例4〜6は「NG」になっている。ワイヤーボンディング150万回後においては、実施例5及び6は「OK」であり、実施例1〜4及び比較例4〜6は「NG」になっている。
図11(a)及び(b)は、ボンディング回数によるCpkの変化を表す図である。
図11(a)には、図8及び図10に示す実施例2のCpkの変化が表され、図11(b)には、図8及び図10に示す比較例6のCpkの変化が表されている。
図11(a)には、図8及び図10に示す実施例2のCpkの変化が表され、図11(b)には、図8及び図10に示す比較例6のCpkの変化が表されている。
図11(a)に表したように、実施例2の先端面を有するボンディングキャピラリについては、ボンディング初期から100万回を超えても初期の接合強度を維持しており、1.67以上のCpkが持続している。
一方、図11(b)に表したように、比較例6の先端面を有するボンディングキャピラリについては、ボンディング初期のCpkは1.67以上になっているものの、30万回を超えたあたりからCpkに顕著な低下がみられ、1.67を下回るようになる。
以上の結果から、先端面50のスキューネスRskは約−1.2以上、−0.3以下であり、かつ先端面50の平均高さRcは0.06μm以上0.3μm以下であることが好ましい。平均高さRcが0.06μm以上ないとグリップ力が小さく、特に銅線のワイヤBWを用いる場合には十分な接合強度が得られない。また、平均高さRcが0.3μmを超えると、スキューネスRskとして−0.3以下の凹凸を形成することが困難になる。また、より好ましくは、先端面50のスキューネスRskは約−1.2以上、−0.43以下であり、かつ先端面50の平均高さRcは0.16μm以上0.3μm以下である。これにより、ボンディング初期から150万回後であっても初期の接合強度を維持することができる。
また、先端面50の最大山高さRpは平均高さRcの0.9倍以下(Rp/Rc≦0.9)であることが好ましい。また、Rp/Rcは、0.5倍以上とすることができる。Rp/Rcが0.9を超えると、初期の接合強度を長期間維持することが困難になる。一方、Rp/Rcが0.9以下であると、使用中の磨耗に伴う形状変化が少なく、長期間初期の接合強度が維持される。
(製造方法)
次に、本実施形態に係るボンディングキャピラリ110の製造方法について説明する。
図12(a)及び(b)は、ボンディングキャピラリの製造方法の一部を例示する図である。
図12(a)及び(b)には、ボンディングキャピラリ110の製造方法のうち、先端面50の凹凸形状を形成する手順が表されている。
次に、本実施形態に係るボンディングキャピラリ110の製造方法について説明する。
図12(a)及び(b)は、ボンディングキャピラリの製造方法の一部を例示する図である。
図12(a)及び(b)には、ボンディングキャピラリ110の製造方法のうち、先端面50の凹凸形状を形成する手順が表されている。
本実施形態に係るボンディングキャピラリ110の材料には、例えばアルミニウム(Al)及びジルコニア(Zr)が含まれる。図12(a)に表したように、ボンディングキャピラリ110には、粒子径の大きいAlに、粒子径の小さいZrが点在している。先端面50を研磨すると、先端面50にはAl母材の表面にZrの結晶が露出する状態になる。
この状態で、先端面50にサンドブラストを施す。サンドブラストの条件の一例は、砥粒種類、吹き付け圧、吹き付け時間である。サンドブラストの条件を最適化することで、Alに比べて軟らかいZrの結晶が、Al母材の表面から脱落する。これにより、図12(b)に表したように、先端面50の平坦な面の一部に、凹部が形成される。この際、Al母材に対するZrの比率は少ないため、Zrの結晶が脱落して形成された凹部の面積は、凸部(平坦面)の面積よりも大きくならない。
なお、上記の製造方法は一例であり、サンドブラスト以外の方法でも製造可能である。
なお、上記の製造方法は一例であり、サンドブラスト以外の方法でも製造可能である。
(結晶粒子径)
次に、ボンディングキャピラリの結晶粒子径について説明する。
本実施形態に係るボンディングキャピラリ110において、先端面50に露出したセラミックの結晶の平均粒子径は1.2μm以下である。なお、セラミックの結晶の平均粒子径は0.3μm以上とすることができる。セラミックの結晶の平均粒子径が1.2μm以下になると、先端面50の摩耗が少なくなり、ボンディングキャピラリ110の寿命が長くなる。
次に、ボンディングキャピラリの結晶粒子径について説明する。
本実施形態に係るボンディングキャピラリ110において、先端面50に露出したセラミックの結晶の平均粒子径は1.2μm以下である。なお、セラミックの結晶の平均粒子径は0.3μm以上とすることができる。セラミックの結晶の平均粒子径が1.2μm以下になると、先端面50の摩耗が少なくなり、ボンディングキャピラリ110の寿命が長くなる。
図13は、セラミックの結晶の平均粒子径の測定方法を例示する図である。
図13には、セラミック製の試料の平面を研磨した後、粒子間の境界を明確にするためにサーマルエッチングを施した状態のSEM(Scanning Electron Microscope)画像が表されている。
図13には、セラミック製の試料の平面を研磨した後、粒子間の境界を明確にするためにサーマルエッチングを施した状態のSEM(Scanning Electron Microscope)画像が表されている。
先ず、試料の任意の箇所を、10000倍〜30000倍程度の倍率でSEMで観察し、SEM画像を取得する。そして、取得したSEM画像に基づき、例えばプラニメトリック法で平均粒子径を算出する。
平均粒子径の算出は、次の手順で行われる。
先ず、取得したSEM画像上で面積A(μm2)の既知の円CIRを描く。次に、円CIRの内側に含まれる粒子の数ncと、円CIRの上(円周上)にかかる粒子の数niとを計数する。そして、このnc及びniを用いて、平均粒子径を以下の式によって計算する。
N=(nc+(1/2)ni)/(A/倍率2)
平均粒子径(μm)=2/(π・N)1/2
先ず、取得したSEM画像上で面積A(μm2)の既知の円CIRを描く。次に、円CIRの内側に含まれる粒子の数ncと、円CIRの上(円周上)にかかる粒子の数niとを計数する。そして、このnc及びniを用いて、平均粒子径を以下の式によって計算する。
N=(nc+(1/2)ni)/(A/倍率2)
平均粒子径(μm)=2/(π・N)1/2
図14は、セラミックの結晶の平均粒子径と寿命との関係を例示する図である。
図14では、数種類の平均粒子径について、ボンディング回数によるボンディングキャピラリの寿命について判定した結果が表されている。ボンディング回数は、50万回及び100万回である。寿命の判定は、Cpkが1.67以上であれば「OK」を示し、1.67未満であれば「NG」を示している。
図14では、数種類の平均粒子径について、ボンディング回数によるボンディングキャピラリの寿命について判定した結果が表されている。ボンディング回数は、50万回及び100万回である。寿命の判定は、Cpkが1.67以上であれば「OK」を示し、1.67未満であれば「NG」を示している。
図14に示す結果から、50万回のボンディング回数でも1.67以上のCpkを維持するためには、セラミックの結晶の平均粒子径は約0.3μm以上、1.2μm以下あることが好ましい。また、さらに好ましい平均粒子径は約0.3μm以上、0.7μm以下である。平均粒子径が0.7μm以下であると、100万回のボンディング回数でも1.67以上のCpkが維持される。
このような平均粒子径の結晶を有するセラミックによってボンディングキャピラリ110を構成すれば、先端面50の摩耗が少なくなる。これにより、ボンディングキャピラリ110の寿命が長くなり、交換頻度の低減が実現される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ワイヤーボンディングにおいて、ワイヤBWとリード200との十分な接合強度が得られるとともに、ボンディングを繰り返し行った場合でも初期の接合強度を長期間維持することができるようになる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、ボンディングキャピラリ110の形状や大きさ、材料など、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
10…本体部、11…円筒部、11h…孔、12…円錐部、13…ボトルネック部、13c…面取り部、50…先端面、50r…表面領域、110…ボンディングキャピラリ、200…リード、BW…ワイヤ、CIR…円
第1の発明は、ワイヤボンディングする先端面を有する本体部を備え、前記先端面は微細な凹凸形状を有し、前記凹凸形状における凸部の先端の尖りは、前記凹凸形状における凹部の先端の尖りよりも小さく、前記先端面に垂直な方向からみたときの前記凸部の面積は、前記凹部の面積よりも大きく、前記先端面のスキューネスは−0.3以下であり、かつ前記先端面の平均高さは0.06マイクロメートル以上0.3マイクロメートル以下であることを特徴とするボンディングキャピラリである。
このボンディングキャピラリによれば、初期の接合強度を確保しつつ、繰り返しボンディングを行っても長期間にわたってこの接合強度を維持することができる。
このボンディングキャピラリによれば、ワイヤとの接触面積が増加するとともに、凹部に向かって急峻な勾配となるので、先端表面とボンディングワイヤとの間のグリップ力が増加する。
このボンディングキャピラリによれば、使用中の磨耗に伴う形状変化が少なく、繰り返しボンディングを行っても長期間初期の接合強度を維持することができるようになる。
このボンディングキャピラリによれば、ワイヤとの接触面積が増加するとともに、凹部に向かって急峻な勾配となるので、先端表面とボンディングワイヤとの間のグリップ力が増加する。
このボンディングキャピラリによれば、使用中の磨耗に伴う形状変化が少なく、繰り返しボンディングを行っても長期間初期の接合強度を維持することができるようになる。
また、第2の発明は、ワイヤボンディングする先端面を有する本体部を備え、前記先端面は微細な凹凸形状を有し、前記凹凸形状における凸部の先端の尖りは、前記凹凸形状における凹部の先端の尖りよりも小さく、前記先端面に垂直な方向からみたときの前記凸部の面積は、前記凹部の面積よりも大きく、前記先端面のスキューネスは−0.43以下であり、かつ前記先端面の平均高さは0.16マイクロメートル以上0.3マイクロメートル以下であることを特徴とするボンディングキャピラリである。
このボンディングキャピラリによれば、初期の接合強度を確保しつつ、繰り返しボンディングを行っても長期間にわたってこの接合強度を維持することができる。
このボンディングキャピラリによれば、ワイヤとの接触面積が増加するとともに、凹部に向かって急峻な勾配となるので、先端表面とボンディングワイヤとの間のグリップ力が増加する。
このボンディングキャピラリによれば、さらに使用中の摩耗に伴う形状変化が少なく、繰り返しボンディングを行っても長期間初期の接合強度を維持することができるようになる。
このボンディングキャピラリによれば、ワイヤとの接触面積が増加するとともに、凹部に向かって急峻な勾配となるので、先端表面とボンディングワイヤとの間のグリップ力が増加する。
このボンディングキャピラリによれば、さらに使用中の摩耗に伴う形状変化が少なく、繰り返しボンディングを行っても長期間初期の接合強度を維持することができるようになる。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、前記先端面の最大山高さは前記平均高さの0.9倍以下であることを特徴とするボンディングキャピラリである。
また、第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記先端面に露出した結晶の平均粒子径は、1.2マイクロメートル以下であることを特徴とするボンディングキャピラリである。
また、第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記本体部は、前記先端面側に設けられボンディングワイヤを挿通する孔と、前記孔と前記先端面との間に設けられた面取り部と、を有し、前記先端面の前記凹凸形状は、前記先端面のうち、前記面取り部の縁から前記先端面に沿って前記孔から離れる方向に少なくとも20マイクロメートルの表面領域において、少なくとも長さ100マイクロメートルで測定された粗さ曲線によって求められたことを特徴とするボンディングキャピラリである。
Claims (7)
- ワイヤボンディングする先端面を有する本体部を備え、
前記先端面は微細な凹凸形状を有し、
前記凹凸形状における凸部の先端の尖りは、前記凹凸形状における凹部の先端の尖りよりも小さいことを特徴とするボンディングキャピラリ。 - 前記先端面に垂直な方向からみたときの前記凸部の面積は、前記凹部の面積よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のボンディングキャピラリ。
- 前記先端面のスキューネスは−0.3以下であり、かつ前記先端面の平均高さは0.06マイクロメートル以上0.3マイクロメートル以下であることを特徴とする請求項2記載のボンディングキャピラリ。
- 前記先端面のスキューネスは−0.43以下であり、かつ前記先端面の平均高さは0.16マイクロメートル以上0.3マイクロメートル以下であることを特徴とする請求項2記載のボンディングキャピラリ。
- 前記先端面の最大山高さは前記平均高さの0.9倍以下であることを特徴とする請求項3または4に記載のボンディングキャピラリ。
- 前記先端面に露出した結晶の平均粒子径は、1.2マイクロメートル以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のボンディングキャピラリ。
- 前記本体部は、前記先端面側に設けられボンディングワイヤを挿通する孔と、前記孔と前記先端面との間に設けられた面取り部と、を有し、
前記先端面の前記凹凸形状は、前記先端面のうち、前記面取り部の縁から前記先端面に沿って前記孔から離れる方向に少なくとも20マイクロメートルの表面領域において、少なくとも100マイクロメートルの長さで測定された粗さ曲線によって求められたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のボンディングキャピラリ。
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