JP2014080896A - 液体供給装置、これを備えた液体供給システム、及びこれらを用いた液体供給方法 - Google Patents

液体供給装置、これを備えた液体供給システム、及びこれらを用いた液体供給方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014080896A
JP2014080896A JP2012228534A JP2012228534A JP2014080896A JP 2014080896 A JP2014080896 A JP 2014080896A JP 2012228534 A JP2012228534 A JP 2012228534A JP 2012228534 A JP2012228534 A JP 2012228534A JP 2014080896 A JP2014080896 A JP 2014080896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
release agent
rod
liquid supply
plunger rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012228534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5574390B2 (ja
Inventor
Takahito Tsujimoto
隆仁 辻元
Koji Kadota
浩二 門田
Tomoaki Sonoda
智章 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Moresco Corp
Original Assignee
Moresco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Moresco Corp filed Critical Moresco Corp
Priority to JP2012228534A priority Critical patent/JP5574390B2/ja
Priority to CN201310478634.3A priority patent/CN103727002B/zh
Publication of JP2014080896A publication Critical patent/JP2014080896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5574390B2 publication Critical patent/JP5574390B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】金型表面で液体の供給が必要な各箇所に対して、必要量の液体を短時間で精密に供給可能であり、また、設備コストを安価に抑えることのできる液体供給装置を提供する。
【解決手段】液体供給装置1は、シリンジ8A〜8Eと、駆動機構9とを備える。シリンジ8A〜8Eは、シリンダ10A〜10Eと、シリンダ10A〜10E内に挿入されるプランジャロッド11A〜11Eとを備える。駆動機構9が、シリンダ10A〜10Eを移動させることで、シリンジ8A〜8Eでは、シリンダ10のプランジャロッド11に対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、シリンダ10内に液体が吸入され、或いは、シリンダ10内から液体が吐出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、金型表面における液体の供給箇所に対して、必要量の液体を供給可能な液体供給装置、これを備えた液体供給システム、及びこれらを用いた液体供給方法に関する。
ダイカスト法により金属製品を製造する際には、金型と製品との固着(凝着)を防ぐことを主な目的として、溶湯充填前に離型剤が金型表面に塗布される。また前回の溶湯充填で上昇した金型温度を低下させることを目的として、離型剤に水などの溶媒が混合される。
図24は、離型剤の塗布に使用される従来の液体供給システム100を示す。この液体供給システム100は、原液タンク2と、水タンク3と、プレミキシング供給装置4と、圧送装置90と、エアポンプ7と、スプレー91とを備える。原液タンク2には、油性タイプや油性粉体分散タイプや水系エマルションタイプや水系粉体分散タイプの離型剤原液(有効成分)が貯留される。水タンク3には、溶媒としての水が貯留される。プレミキシング供給装置4は、原液タンク2から供給される原液と、水タンク3から供給される水とを混合する。この結果、原液が水で数倍〜数百倍に希釈された離型剤が生成される。そして、プレミキシング供給装置4は、離型剤を圧送装置90に供給する。圧送装置90は、離型剤をスプレー91に向けて圧送する。エアポンプ7は、エアをスプレー91に向けて圧送する。離型剤とエアとは、スプレー91のミキシングマニホールド93で合流して、離型剤がミスト化される。ミスト化された離型剤は、スプレー91の各ノズル92へ分配され金型表面200に向けて噴出される。離型剤の吹き付けが完了した後では、エアブローなどにより、離型剤の過剰分が除去されて、離型剤に含まれる水が蒸発乾燥される。この結果、金型表面200に原液(有効成分)のみが塗布された状態になる。
また特許文献1には、ピストンの前進動作により、シリンダ内から離型剤を吐出して、タンク等に供給する装置が開示される。この装置では、上記吐出時に離型剤がシリンダ内に逆流することを防止するために、電磁弁が設けられる。また、特許文献2には、二重管を用いてミスト化した離型剤を、金型表面に噴霧する装置が開示される。
特開2003−214331号公報 特開2005−342783号公報
しかしながら、図24に示す液体供給システム100では、圧送装置90が、加圧式のポンプやダイヤフラムポンプ等で離型剤を供給し電磁弁にて塗布量を制御するため、少量定量塗布が困難である。さらに、ミキシングマニホールド93から各ノズル92に分配される離型剤の量は不明である。またシリンジ機構によりノズル92全体の吹き出し量を定量に制御可能であるものもあるが、シリンジが1個であるため、各ノズル92から吹き出される離型剤の量は不明である。このため、各ノズル92から噴出される離型剤の量を正確に把握できない。また、ミキシングマニホールド93からノズル92の噴出口までの経路が長いため、該経路を通過する離型剤の一部が、凝集してミストではなくなる。そして、該ミストではなくなった離型剤の一部が、金型表面200に噴出されることで、金型表面に液ダレが発生する。
また、ノズル92から噴霧される離型剤の量を管理するために、例えば圧送装置90に複雑高度な送液ポンプを設けた場合、送液ポンプの管理に手間を要する。さらに上記送液ポンプをノズル92毎に設ける場合には、設備コストが高額になり、ポンプ設置用のスペースを確保することが困難になる。
また、金型表面200の各必要箇所に離型剤を吹き付けるために、例えば、ロボットによりスプレー91を各必要箇所の前方に順次移動させ、スプレー91が各必要箇所の前方に配置されるたびに、ノズル92から離型剤を噴出させることが考えられる。しかしながら、このようにした場合には、スプレー91を各必要箇所の前方に移動させる時間を要する。このため、離型剤の塗布に要する時間が長くなる。また、ロボットや、該ロボットの制御プログラムを準備する必要がある。このため設備コストが高額になる。また、金型毎に制御プログラムを準備した場合、多大な手間を要する。
また、特許文献1では、シリンダに複雑高度な電磁弁を設ける必要がある。このため、離型剤の供給に要するコストが高額になる。
また、特許文献2には、金型表面に吹き付ける離型剤の量を、如何に制御するか開示されていない。金型表面に必要量以上の離型剤が吹き付けられた場合、品質や生産性の低下、廃液の増大による環境破壊等を生じ得る。
また、近年では、冷却水を循環させることで、温度を低下可能な金型が使用されている。この金型が使用される際には、離型剤に水(溶媒)を含ませる必要性が軽減され、離型剤の原液(有効成分)や、小さな希釈倍率の離型剤が金型表面に塗布される。このため、離型剤の塗布量が少なく、塗布量をmlオーダーで制御可能な技術が求められている。
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであって、その目的は、金型に対する液体の供給源に使用されることで、金型表面で液体の供給が必要な各箇所に対して、必要量の液体を精密に供給可能であり、設備コストを安価に抑えることのできる液体供給装置、これを備えた液体供給システム、及びこれらを用いた離型剤供給方法を提供することである。
本発明の第1の観点に係る液体供給装置は、複数のシリンジと、駆動機構とを備え、各前記シリンジは、シリンダと、該シリンダ内に挿入されるプランジャロッドとを備え、前記駆動機構が、各前記シリンジに含まれる前記シリンダ或いは前記プランジャロッドを移動させることで、各前記シリンジでは、前記シリンダ及び前記プランジャロッドのうち一方の他方に対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、前記シリンダ内に液体が吸入され、或いは、前記シリンダ内から液体が吐出される。
好ましくは、前記プランジャロッド毎に設けられる鍔をさらに有し、各前記プランジャロッドは、前記シリンダの開口から延び出る軸部を有し、各前記鍔は、前記軸部に固定され、前記駆動機構は、各前記シリンジに含まれる前記シリンダを移動させ、各前記シリンジでは、前記シリンダが移動しているときに、前記シリンダと前記鍔とが離れて前記プランジャロッドが停止することで、前記シリンダの前記プランジャロッドに対する相対的な移動が生じる。
好ましくは、固定具と、バネとをさらに備え、各前記プランジャロッドの前記軸部は、前記シリンダの開口から一方側に延び出ており、前記固定具は、各前記シリンダから一方側に離れた位置に固定され、各前記軸部が挿通される貫通孔を有し、各前記鍔は、前記シリンダと前記固定具との間で、前記軸部に固定され、前記バネは、前記プランジャロッド毎に設けられ、各前記バネは、前記鍔と前記固定具との間で、前記軸部に巻装されて、各前記バネの一方端は前記固定具に接触し、各前記バネの他方端は前記鍔に接触し、前記駆動機構は、連結具と、駆動部とを備え、前記連結具は、各前記シリンダの他方端同士を連結し、前記駆動部は、前記連結具を一方側或いは他方側に向けて移動させることで、各前記シリンジに含まれる前記シリンダを一方側或いは他方側に向けて移動可能であり、各前記シリンジでは、前記シリンダの一方側への移動により、前記シリンダは初期位置から反転位置まで移動し、前記シリンダが前記初期位置から移動を開始してから、前記シリンダが前記鍔に接触するまでの間では、前記シリンダが一方側に移動し、前記プランジャロッドが停止することで、前記シリンダの前記プランジャロッドに対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、前記シリンダ内から液体が吐出され、前記シリンダが前記鍔に接触してから、前記シリンダが前記反転位置に到達するまでの間では、前記シリンダが前記鍔を押圧することで、前記プランジャロッドが前記シリンダと共に一方側に移動して、前記バネが圧縮され、前記シリンダの他方側への移動により、前記シリンダは前記反転位置から前記初期位置まで移動し、前記シリンダが前記反転位置から移動を開始してから、前記シリンダが前記鍔から離れるまでの間では、前記バネが前記鍔を押圧することで、前記プランジャロッドは前記シリンダと共に他方側に移動し、前記シリンダが前記鍔から離れてから、前記シリンダが前記初期位置に到達するまでの間では、前記シリンダが他方側に移動し、前記プランジャロッドが停止することで、前記シリンダの前記プランジャロッドに対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、前記シリンダ内に液体が吸引される。
好ましくは、前記プランジャロッド毎に設けられる鍔をさらに有し、各前記プランジャロッドは、前記シリンダの開口から延び出る軸部を有し、各前記鍔は、前記軸部に固定され、前記駆動機構は、各前記鍔を押圧することで、各前記シリンジに含まれる前記プランジャロッドを移動させ、各前記シリンジでは、前記プランジャロッドが移動しているときに、前記シリンダが停止することで、前記プランジャロッドの前記シリンダに対する相対的な移動が生じる。
好ましくは、連結具と、前記鍔としての第1鍔及び第2鍔とをさらに備え、各前記プランジャロッドの前記軸部は、前記シリンダの開口から一方側に延び出ており、前記連結具は、各前記シリンダの他方端同士を連結し、前記駆動機構は、移動具と、駆動部とを備え、前記移動具は、各前記シリンダからみて一方側の位置に配置されて、各前記軸部が挿通される貫通孔を有し、前記駆動部は、前記移動具を一方側或いは他方側に向けて移動可能であり、前記第1鍔と前記第2鍔とは、それぞれ前記プランジャロッド毎に設けられ、各前記第1鍔は、前記移動具からみて一方側の位置で、前記軸部に固定され、各前記第2鍔は、前記シリンダと前記移動具との間で、前記軸部に固定され、前記移動具の他方側への移動により、前記移動具は、初期位置から反転位置まで移動し、前記移動具の一方側への移動により、前記移動具は、前記反転位置から前記初期位置まで移動し、前記移動具が前記初期位置にある状態において、前記移動具は、前記第1鍔の全てと接触した状態にあり、前記移動具が前記反転位置にある状態において、前記移動具は、前記第2鍔の全てと接触した状態にあり、各前記シリンジでは、前記移動具が他方側に移動する間において、前記移動具が前記第2鍔に接触して前記第2鍔を押圧することで、前記プランジャロッドは他方側に移動し、前記プランジャロッドが他方側への移動を開始してから、前記移動具が前記反転位置に到達するまでの間では、前記プランジャロッドが他方側に移動し、前記シリンダが停止することで、前記プランジャロッドの前記シリンダに対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、前記シリンダ内から液体が吐出され、前記移動具が一方側に移動する間では、前記移動具が前記第1鍔に接触して前記第1鍔を押圧することで、前記プランジャロッドは一方側に移動し、
前記プランジャロッドが一方側への移動を開始してから、前記移動具が前記初期位置に到達するまでの間では、前記プランジャロッドが一方側に移動し、前記シリンダが停止することで、前記プランジャロッドの前記シリンダに対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、前記シリンダ内に液体が吸引される。
本発明の第2の観点に係る液体供給システムは、前記液体供給装置と、スプレーユニットとを備える液体供給システムであって、前記スプレーユニットは、各前記シリンダに接続される第1チューブを備え、各前記第1チューブの内部には、接続先の前記シリンダから吐出される液体が導入され、前記第1チューブの内部に導入された液体は、前記第1チューブの先端の第1ノズルから吐出される。
好ましくは、前記スプレーユニットは、前記第1チューブ毎に設けられる第2チューブをさらに備え、各前記第2チューブの内部には、それぞれ対応する前記第1チューブが配置され、各前記第2チューブの内部における前記第1チューブの外側範囲にはエアが導入され、該第1チューブの外側範囲に導入されたエアは、前記第2チューブの先端の第2ノズルから吐出され、前記第1ノズルから吐出される液体は、前記第2ノズルから吐出されるエアにより、ミスト化される。
好ましくは、前記第2チューブには、複数の凹部が前記第2チューブの周方向に間隔をあけて設けられ、前記複数の凹部は、前記第1チューブを、前記第2チューブの内部中央に位置決めする。
好ましくは、前記第2チューブは、形状記憶型の金属から形成される。
好ましくは、離型剤の原液が貯留される原液タンクをさらに備え、各前記シリンダ内には、前記原液タンクから供給される前記離型剤の原液が吸入される。
好ましくは、第1流路及び第1流路を備える分岐管をさらに備え、前記第1流路を通じて、前記原液タンクから前記シリンダ内に前記離型剤の原液が吸入され、前記第2流路を通じて、各前記シリンダから吐出された前記離型剤の原液が、前記スプレーユニットに供給され、前記第1流路には、前記シリンダから前記離型剤の原液が吐出される際に、前記原液タンクに向かう離型剤の逆流を防止する逆止弁が設けられ、前記第2流路には、前記シリンダ内に前記離型剤の原液が吸入される際に、前記スプレーユニットに向かう離型剤の逆流を防止する逆止弁が設けられる。
好ましくは、離型剤の原液が貯留される原液タンクと、水が貯留される水タンクとをさらに備え、前記複数のシリンジのうち、いずれかの前記シリンジの前記シリンダ内には、前記原液タンクから供給される離型剤の原液が吸入され、他の前記シリンジの前記シリンダ内には、前記水タンクから供給される水が吸入される。
本発明の第3の観点に係る液体供給方法は、前記液体供給装置を用いて、金型表面に液体を供給する方法であって、前記液体は、離型剤であり、前記シリンジ毎に、前記シリンダから吐出される離型剤を供給する金型表面の箇所が設定され、前記シリンダ及び前記プランジャロッドのうち一方の他方に対する相対的な移動距離は、前記金型表面の箇所における形状、前記金型表面の箇所における温度、或いは、前記金型表面の箇所と金型の溶湯供給ゲートとの間の距離に応じて設定される。
本発明の第4の観点に係る液体供給方法は、前記液体供給システムを用いて、金型表面に液体を供給する方法であって、金型表面で液体の供給が必要な箇所に向けて、前記第1ノズルを開口させる。
本発明の第5の観点に係る液体供給方法は、前記液体供給システムを用いて、金型表面に液体を供給する方法であって、前記第2チューブの向きを調整することで、前記金型表面で液体の供給が必要な箇所に向けて、前記第1及び第2ノズルを開口させる。
本発明によれば、複数のシリンジ毎に、シリンダ及びプランジャロッドのうち、一方の他方に対する相対的な移動距離に応じた量で、離型剤や水等の液体を、シリンダ内に吸入させ、或いは、シリンダ内から吐出させることができる。このため、上記相対的な移動距離を調整することで、シリンジ毎に、シリンダ内に吸入される液体の量や、シリンダ内から吐出される液体の量を、精密に調整できる。このため、各シリンジのシリンダから吐出される液体を、それぞれ金型表面で液体の供給が必要な箇所(以下、必要箇所)に供給することで、各必要箇所に対する液体の供給量を精密に調整できる。
また、複雑高度な送液ポンプ等を要せず、簡易な構造で、金型表面の必要箇所に必要量の液体を供給できる。このため、設備コストを安価に抑えることができる。
本発明の実施形態に係る液体供給システムを示す概略図である。 スプレーユニットを示す側面図である。 第1及び第2チューブを示す図であり、図3(a)は、第1及び第2チューブを示す斜視図、図3(b)は、第1及び第2チューブの断面図である。 本発明の実施形態に係る液体供給装置を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る液体供給装置を示す平面図である。 シリンジにおける離型剤の吐出動作を説明するための平面図である。 液体供給装置全体における離型剤の吐出動作を説明するための平面図である。 液体供給装置全体における離型剤の吐出動作を説明するための平面図である。 シリンジにおける離型剤の吸引動作を説明するための平面図である。 液体供給装置全体における離型剤の吸引動作を説明するための平面図である。 液体供給装置全体における離型剤の吸引動作を説明するための平面図である。 本発明に係る液体供給装置の変形例を示す概略図である。 本発明の液体供給システムの変形例を示す概略図である。 本発明の液体供給システムの変形例を示す概略図である。 本発明の液体供給システムの変形例を示す平面図である。 本発明に係る液体供給装置の変形例を示す平面図である。 本発明に係る液体供給装置の変形例を示す平面図である。 シリンジにおける離型剤の吐出動作を説明するための平面図である。 液体供給装置全体における離型剤の吐出動作を説明するための平面図である。 液体供給装置全体における離型剤の吐出動作を説明するための平面図である。 シリンジにおける離型剤の吸引動作を説明するための平面図である。 液体供給装置全体における離型剤の吸引動作を説明するための平面図である。 液体供給装置全体における離型剤の吸引動作を説明するための平面図である。 従来の液体供給システムを示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る液体供給システム1を示す概略図である。
本発明の実施の形態に係る液体供給システム1は、ダイカスト法により金属製品を製造する際に、金型表面で離型剤の塗布が必要な箇所20A、20B、20C、20D、20E(以下、必要箇所20A〜20E)に対して、必要量の離型剤の原液(有効成分)を供給するものである。本発明において「ダイカスト法」とは、金属の溶湯を型内に鋳込む成型方法をいう。ダイカスト法として、例えば、低圧鋳造法、高圧鋳造法、真空ダイカスト法、スクイズダイカスト法、無孔性ダイカスト法、局部加圧ダイカスト法、NI(New Injection)法、半溶融ダイカスト法、半凝固ダイカスト法、アンダーカット成型法、低速充填ダイカスト法、高真空ダイカスト法等を挙げることができる。
図1に示すように、液体供給システム1は、原液タンク2と、液体供給装置5と、スプレーユニット6と、エアポンプ7とを備える。
エアポンプ7は、図24に示すものが流用される。すなわち、液体供給システム1は、従来の設備を活かしつつ、金型表面の必要箇所に対する離型剤の供給量を調整可能なタイプに転換したものである。
液体供給装置5は、複数のシリンジ8A、8B、8C、8D、8Eと、駆動機構9とを備える。
シリンジ8A、8B、8C、8D、8E(以下、8A〜8E)は、それぞれ、シリンダ10A、10B、10C、10D、10E(以下、10A〜10E)と、プランジャロッド11A、11B、11C、11D、11E(以下、11A〜11E)とを備える。シリンダ10A〜10Eは、分岐管12を通じて、原液タンク2やスプレーユニット6に接続される。
駆動機構9は、シリンダ10A〜10Eを一方側(図1の下側)或いは他方側(図1の上側)に一斉に移動させる。シリンダ10A〜10Eが他方側(図1の上側)に移動された場合、分岐管12の第1流路12aを通じて、原液タンク2からシリンダ10A〜10E内に離型剤が吸入される。シリンダ10A〜10Eが一方側(図1の下側)に移動された場合、シリンダ10A〜10E内から離型剤が吐出される。吐出された離型剤は、分岐管12の第2流路12bを通じて、スプレーユニット6に供給される。
図2は、スプレーユニット6を示す側面図である。図3(a)は、後述の第1及び第2チューブ13,14を示す斜視図である。図3(b)は、第1及び第2チューブ13,14の断面図である。
スプレーユニット6は、小径の第1チューブ13A,13B,13C,13D,13E(以下、13A〜13E)と、大径の第2チューブ14A,14B,14C,14D,14E(以下、14A〜14E)とを備える。例えば、第1チューブ13A〜13Eの内径は、1mm程度に設定され、第2チューブ14A〜14Eの内径は、4mm〜8mm程度に設定される。
第1チューブ13A〜13Eは、シリンダ10A〜10E毎(図1)に設けられる。第1チューブ13A〜13Eは、分岐管12の第2流路12bを通じて、シリンダ10A〜10Eと接続される。第1チューブ13A〜13Eの内部には、接続先のシリンダ10A〜10Eから吐出される離型剤が導入される。各第1チューブ13A〜13Eの内部に導入された液体は、先端の第1ノズル15から吐出される。
第2チューブ14A〜14Eは、第1チューブ13A〜13E毎に設けられる。第2チューブ14A〜14Eの内部には、それぞれ対応する第1チューブ13A〜13Eが配置される。各第2チューブ14の内部における第1チューブ13の外側範囲には、エアポンプ7(図1)からエアが導入される。第1チューブ13の外側範囲に導入されたエアは、第2チューブ14の先端の第2ノズル16から吐出される。第1ノズル15から吐き出された離型剤は、第2ノズル16から吐き出されたエアにより、ミスト化される。
第2チューブ14のノズル反対側の端部14a(図3)には、継ぎ手17が取り付けられる。継ぎ手17は、第1チューブ13が貫通した状態で、端部14aからエアが漏出することを防止する。
第2チューブ14は、銅・アルミ等の形状記憶型の金属から形成される。第2チューブ14には、第2ノズル16の近傍において、複数の凹部18が周方向に間隔をあけて設けられる。複数の凹部18は、第1チューブ13を、第2チューブ14の内部中央に位置決めする。
本実施の形態では、ユーザが第2チューブ14A〜14Eを曲げるなどして、第2チューブ14A〜14Eの向きが調整される。この結果、図2に示すように、金型表面の必要箇所20A、20B、20C、20D、20E(以下、20A〜20E)に向けて、第1及び第2チューブ14A〜14Eのノズル15,16が開口しており、必要箇所20A〜20Eに、ミスト化された離型剤が吹き付けられるようになっている。
また本実施の形態では、液体供給装置5(シリンダ10A〜10E)から第1チューブ13A〜13Eに供給される離型剤の量が調整されることで、必要箇所20A〜20Eに供給される離型剤の量が調整される。以下、液体供給装置5の具体的な構成を説明する。図4及び図5は、本発明の実施形態に係る液体供給装置5の構成を示す平面図である。
図4及び図5に示すように、液体供給装置5は、上述のシリンジ8A〜8E及び駆動機構9に加え、固定具31と、鍔32A、32B、32C、32D、32E(以下、32A〜32E)と、バネ33A、33B、33C、33D、33E(以下、33A〜33E)とを備える。
プランジャロッド11A〜11Eは、基部21と、軸部22と、Oリング23とを有する。基部21は、シリンダ10の内部に挿入される。軸部22は、シリンダ10の開口から一方側に延び出る。Oリング23は、基部21に取り付けられ、基部21とシリンダ10との間の隙間を塞ぐ。
シリンダ10A〜10Eでは、基部21の外壁とシリンダ10A〜10Eの内壁とで区画される内部空間に、離型剤が充填される。シリンダ10A〜10Eの他方側には、内部空間と連通する接続口24A、24B、24C、24D、24E(以下、24A〜24E)が形成される。接続口24A〜24Eには、それぞれ分岐管12が接続される。分岐管12の第1流路12aや第2流路12bには、それぞれ逆止弁25、26が設けられる。
固定具31は、シリンダ10A〜10Eから一方側に離れた位置に固定される。固定具31には貫通孔31a、31b、31c、31d、31e(以下、31a〜31e)が形成される。貫通孔31a〜31eには、それぞれ、プランジャロッド11A〜11Eの軸部22が進退可能に挿通される。
鍔32A〜32Eやバネ33A〜33Eは、プランジャロッド11A〜11E毎に設けられる。各鍔32は、シリンダ10と固定具31との間で、軸部22に固定される。各バネ33は、鍔32と固定具31との間で、軸部22に巻装される。各バネ33の一方端は、固定具31に接触する。各バネ33の他方端は、鍔32に接触する。
駆動機構9は、連結具30と、駆動部36とを備える。連結具30は、シリンダ10A〜10Eの他方端同士を連結する。駆動部36は、動力源36aと、伸縮軸36bとからなる。伸縮軸36bは、連結具30に接続されて、動力源36aが生じさせる動力で伸縮する。駆動部36は、伸縮軸36bの伸縮により連結具30を一方側或いは他方側に向けて移動させることで、シリンダ10A〜10Eを一方側或いは他方側に向けて移動可能である。
次に、図6を用いて、各シリンジ8における離型剤の吐出動作を説明する。
駆動機構9による連結具30の一方側への移動は、各シリンダ10が初期位置にあるときに開始される(図6(a))。図4は、シリンダ10A〜10Eが初期位置にあるときの状態を示す。この状態では、鍔32A〜32Eは、シリンダ10A〜10Eから距離d2、d1、d2、d1、d3ほど離れて位置する。距離d1、d2、d3の長さの大小関係は、d1<d2<d3である。
距離d2、d1、d2、d1、d3は、シリンダ10A〜10Eがプランジャロッド11A〜11Eに対して相対的に移動する距離に相当する。液体供給装置5は、距離d2、d1、d2、d1、d3に応じた量で、シリンダ8A〜8E毎に、シリンダ10A〜10Eから離型剤を吐出し、また、シリンダ10A〜10E内に離型剤を吸引する。距離d2、d1、d2、d1、d3は、金型表面の必要箇所20A、20B、20C、20D、20E(図2)における形状や温度、或いは、必要箇所20A、20B、20C、20D、20Eと金型の溶湯供給ゲート(金型内に溶湯を注入する孔)との間の距離に応じて設定される。
駆動機構9が連結具30を一方側に移動させる際には、シリンダ10は、初期位置(図6(a))から一方側に向けて移動して、鍔32に接触する(図6(b))。
シリンダ10が鍔32に接触した後では(図6(c))、シリンダ10が鍔32を押圧することで、プランジャロッド11がシリンダ10と共に一方側に移動して、バネ33が圧縮される。
そして、シリンダ10が初期位置からd3ほど移動したときに(図6(d))、シリンダ10は反転位置に到達する。この際、駆動機構9が連結具30を停止させることで、シリンダ10及びプランジャロッド11が停止する。
シリンダ10が初期位置から移動を開始して、シリンダ10が鍔32に接触するまでの間では(図6(a)〜図6(b))、シリンダ10が一方側に移動し、プランジャロッド11が停止することで、シリンダ10のプランジャロッド11に対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、シリンダ10内から離型剤が吐出される。該吐出された離型剤は、第2流路12bを通じて、第1チューブ13内に供給される。この間において、逆止弁25は、第1流路12aから原液タンク2(図1)に向かう離型剤の逆流を防止する。
シリンダ10が鍔32に接触してから、シリンダ10が反転位置に到達するまでの間では(図6(c)〜図6(d))、シリンダ10及びプランジャロッド11が共に一方側に移動する。このため、シリンダ10内から離型剤は吐出されない。
次に、図7,図8を用いて、液体供給装置全体における離型剤の吐出動作を説明する。
図7(a)は、連結具30が一方側に移動を開始する時点t1の状態を示す。時点t1では、シリンダ10A〜10Eは、初期位置にあり、一方側への移動を開始する。
そして、シリンダ10A〜10Eが初期位置からd1ほど移動した時点t2で、シリンダ10B、10Dは、鍔32B、32Dに接触する(図7(b))。
そして、シリンダ10A〜10Eが初期位置からd2ほど移動した時点t3で、シリンダ10A、10Cは、鍔32A、32Cに接触する(図8(a))。
そして、シリンダ10A〜10Eが初期位置からd3ほど移動した時点t4で、シリンダ10A〜10Eは反転位置に到達して、シリンダ10Eが鍔32Eに接触する(図8(b))。この際、駆動機構9が連結具30を停止させることで、シリンダ10A〜10Eが停止する。
時点t1から時点t2までの間では、図7(a)に示すように、シリンジ8A〜8Eでは、シリンダ10A〜10Eが移動し、各プランジャロッド11A〜11Eが停止しているため、シリンダ10A〜10Eから離型剤が吐出される。
時点t2から時点t3までの間では、図7(b)に示すように、シリンジ8B、8Dでは、シリンダ10B、10Dが鍔32B、32Dを押圧することで、プランジャロッド11B、11Dがシリンダ10B、10Dと共に移動する。このため、シリンダ10B、10Dから離型剤が吐出されない。シリンジ8A、8C、8Eでは、シリンダ10A、10C、10Eが移動し、プランジャロッド11A、11C、11Eが停止していることで、離型剤の吐出が継続される。
時点t3から時点t4までの間では、図8(a)に示すように、シリンジ8A〜8Dでは、シリンダ10A〜10Dが鍔32A〜32Dを押圧して、プランジャロッド11A〜11Dがシリンダ10A〜10Dと共に移動する。このため、シリンダ10A〜10Dから離型剤が吐出されない。シリンジ8Eでは、シリンダ10Eが移動し、プランジャロッド11Eが停止していることで、離型剤の吐出が継続される。
時点t4では、図8(b)に示すように、シリンダ10A〜10E及びプランジャロッド11A〜11Eが停止するため、シリンダ10A〜10Eから離型剤が吐出されない。
以上の吐出動作によれば、シリンジ8Eでは、時点t1から時点t4までの間に、シリンダ10Eが移動した距離d3に応じた量で、離型剤が吐出される。シリンダ10Eから吐き出された離型剤は、第2流路12bを通じて、第1チューブ13Eに供給される。この結果、図2に示すように、必要箇所20Eに、多量の離型剤が吹き付けられる。
シリンジ8A、8Cでは、時点t1から時点t3までの間に、シリンダ10A、10Cが移動した距離d2に応じた量で、離型剤が吐出される。シリンダ10A、10Cから吐き出された離型剤は、第2流路12bを通じて、第1チューブ13A、13Cに供給される。この結果、必要箇所20A、20Cに、中程度の量の離型剤が吹き付けられる(図2)。
シリンジ8B、8Dでは、時点t1から時点t2までの間に、シリンダ10B、10Dが移動した距離d1に応じた量で、離型剤が吐出される。シリンダ10B、10Dから吐き出された離型剤は、第2流路12bを通じて、第1チューブ13B、13Dに供給される。この結果、必要箇所20B、20Dに、少量の離型剤が吹き付けられる(図2)。
次に、図9を用いて、シリンジ8A〜8Eにおける離型剤の吸引動作を説明する。
連結具30の他方側への移動は、シリンダ10A〜10Eが反転位置にあるときに開始される(図9(a))。図5は、シリンダ10A〜10Eが反転位置にあるときの状態を示す。この状態では、シリンダ10A〜10Eは鍔32A〜32Eに接触して、バネ33A〜33Eは圧縮された状態にある。
連結具30の他方側への移動により、シリンダ10は、反転位置から他方側に向けて移動する。この際、バネ33が鍔32を押圧することにより、プランジャロッド11は、シリンダ10と共に他方側に移動する(図9(a)、図9(b))。そして、バネ33の伸張が終了した際に、シリンダ10が鍔32から離れて(図9(c))、プランジャロッド11は停止する。
そして、シリンダ10が反転位置からd3ほど移動したときに、シリンダ10は初期位置に到達する(図9(d))。この際、駆動機構9が連結具30を停止させることで、シリンダ10は停止する。
シリンダ10が反転位置から移動を開始して、シリンダ10が鍔32から離れるまでの間では(図9(a)〜図9(b))、シリンダ10及びプランジャロッド11が共に他方側へ移動することで、シリンダ10内に離型剤は吸引されない。
シリンダ10が鍔32から離れてから、シリンダ10が初期位置に到達するまでの間では(図9(c)〜図9(d))、シリンダ10が他方側に移動し、プランジャロッド11が停止することで、シリンダ10のプランジャロッド11に対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、第1流路12aからシリンダ10内に、離型剤が吸引される。この間において、逆止弁26は、第2流路12bからスプレーユニット6(第1チューブ13)に向かう離型剤の逆流を防止する。
次に、図10、図11を用いて、液体供給装置全体における離型剤の吸引動作を説明する。
図10(a)は、連結具30が他方側に移動を開始する時点t5の状態を示す。時点t5では、シリンダ10A〜10Eは、反転位置にあり、他方側への移動を開始する。この移動開始直後に、シリンダ10Eは、鍔32Eから離れる。
そして、シリンダ10A〜10Eが反転位置からd3−d2ほど移動した時点t6で、シリンダ10A、10Cは、鍔32A、32Cから離れる(図10(b))。
そして、シリンダ10A〜10Eが反転位置からd3−d1ほど移動した時点t7で、シリンダ10B、10Dは、鍔32B、32Dから離れる(図11(a))。
そして、シリンダ10A〜10Eが反転位置からd3ほど移動した時点t8で、シリンダ10A〜10Eが初期位置に到達して、連結具30及びシリンダ10A〜10Eが停止する(図11(b))。
時点t5から時点t6までの間では、図10(a)に示すように、シリンジ8Eでは、シリンダ10Eが移動し、プランジャロッド11Eが停止している。このため、シリンダ10E内に離型剤が吸引される。シリンジ8A〜8Dでは、シリンダ10A〜10Dとプランジャロッド11A〜11Dとが共に移動するため、シリンダ10A〜10D内に離型剤が吸引されない。
時点t6から時点t7までの間では、図10(b)に示すように、シリンジ8A、8C、8Eでは、シリンダ10A、10C、10Eが移動し、プランジャロッド11A、11C、11Eが停止している。このため、シリンダ10A、10C、10E内に離型剤が吸引される。シリンジ8B、8Dでは、シリンダ10B、10Dとプランジャロッド11B、11Dとが共に移動するため、シリンダ10B、10D内に離型剤が吸引されない。
時点t7から時点t8までの間では、図11(a)に示すように、シリンジ8A〜8Eでは、シリンダ10A〜10Eが移動し、プランジャロッド11A〜11Eが停止している。このため、シリンダ10A〜10E内に離型剤が吸引される。
時点t8では、図11(b)に示すように、シリンダ10A〜10Eが停止するため、シリンダ10A〜10Eに離型剤が吸引されない。
以上の吸引動作によれば、吐出量と一致する量で、シリンダ10A〜10E内に離型剤が吸引される。すなわち、シリンジ8Eでは、時点t5から時点t8までの間に、シリンダ10Eが移動した距離d3に応じた量で、シリンダ10E内に離型剤が吸引される。
シリンジ8A、8Cでは、時点t6から時点t8までの間に、シリンダ10A、10Cが移動した距離d2に応じた量で、シリンダ10A、10C内に離型剤が吸引される。
シリンジ8B、8Dでは、時点t7から時点t8までの間に、シリンダ10B、10Dが移動した距離d1に応じた量で、シリンダ10B、10D内に離型剤が吸引される。
本実施の形態の離型剤供給装置5によれば、シリンダ10A〜10Eのプランジャロッド11A〜11Eに対する相対的な移動距離に応じた量で、シリンダ10A〜10E内に離型剤が吸入され、或いは、シリンダ10A〜10E内から離型剤が吐出される。このため、上記シリンダ10A〜10Eの相対的な移動距離を調整することで、離型剤の吐出量・吸引量を精密に調整できる。これにより、シリンダ10A〜10Eから吐出される離型剤を、それぞれ必要箇所20A〜20Eに供給することで、必要箇所20A〜20Eの各々に対する離型剤の供給量を精密に調整できる。例えば、シリンダ10A〜10Eの内径が5mm、プランジャロッド11A〜11Eの基部21の径が5mm、プランジャロッド11A〜11Eの軸部22の径が4mm、シリンダ10A〜10Eのストローク長が3〜10mmである場合には、離型剤の供給量を0.05mlオーダーで調整できる。
そして、必要箇所20A〜20Eに対する離型剤の供給量を精密に調整できることで、鋳造品の品質向上が図られる。また、離型剤の節約が図れ、廃液の増大による環境破壊等を回避できる。また、エアブロー等による離型剤の除去等が不要になるため、工程の短縮や生産性の向上を図ることができる。
また、複雑高度な送液ポンプ等を要せず、簡易な構造で、必要箇所20A〜20Eに必要量の離型剤を供給できる。このため、設備コストを安価に抑えることができる。
また、離型剤供給装置5によれば、シリンダ10A〜10Eの移動により、シリンダ10A〜10Eから一斉に離型剤が吐出される。このため、ほぼ同時に必要箇所20A〜20Eに離型剤を供給できる。したがって、ロボットでスプレーを移動させる場合のように、離型剤の塗布に長い時間を要さず、短時間で離型剤の塗布を終了できる。
また、上記シリンダ10A〜10Eの相対的な移動距離が、必要箇所20A〜20Eにおける形状や温度、或いは、必要箇所20A〜20Eと金型の溶湯供給ゲートとの間の距離に応じて設定される。このため、例えば、凹凸の大きな必要箇所20Eには多量の離型剤を供給し、平坦な必要箇所20B、20Dには少量の離型剤を供給することが可能である。このため、鋳造品の品質向上が図られる。また、離型剤の節約が図れ、廃液の増大による環境破壊等を回避できる。
また、鍔32A〜32Eの固定位置やバネ33A〜33Eの長さ等を調整することで、上記シリンダ10A〜10Eの相対的な移動距離を調整できる。したがって、簡易な操作で、離型剤の吐出量・吸引量を精密に調整できる。
また、プランジャロッド11A〜11Eの各軸部22が、固定具31の貫通孔31a〜31e(図4)に挿通される。これにより、プランジャロッド11A〜11Eの移動がガイドされるため、プランジャロッド11A〜11Eが円滑に移動する。
また、本実施の形態の離型剤供給システム1によれば、シリンダ10A〜10Eから吐出される離型剤が、第1チューブ13A〜13Eの第1ノズル15から吐出される。このため、第1チューブ13A〜13Eの第1ノズル15を、必要箇所20A〜20Eに向けて開口させることで、必要箇所20A〜20Eに離型剤を供給できる。
また、第1ノズル15から吐出される離型剤は、第2ノズル16から吐出されるエアにより、ミスト化される。このため、ミスト化した離型剤を必要箇所20A〜20Eに吹き付けることができる。
また、第1チューブ15は、凹部18により、第2チューブ16の内部中央に位置決めされる。このため、第1チューブ15の外壁と第2チューブ16の内壁との間に、確実に隙間を生じさせることができる。このため、第2ノズル16に向けてエアを円滑に流すことができる。また、第1チューブ15が第2チューブ16の内部中央に位置決めされるため、第2ノズル16から吐出されるエアが、第1ノズル15から吐出される離型剤の周囲に存在するようになる。このため、離型剤を確実にミスト化させることができる。
また、第2チューブ16が、形状記憶型の金属から形成される。このため、第2チューブ16の向きを調整することで、第1及び第2ノズル15、16を必要箇所20A〜20Eに向けて確実に開口させることができる。したがって、必要箇所20A〜20Eに確実にミスト化された離型剤を塗布できる。
また、シリンダ10A〜10Eから離型剤の原液が吐出される際には、逆止弁25により、原液タンク2に向かう離型剤の逆流が防止される。このため、必要箇所20A〜20Eに必要量の離型剤を塗布可能になる。
また、シリンダ10A〜10E内に離型剤の原液が吸入される際には、逆止弁26により、スプレーユニット6(第1チューブ13A〜13E)に向かう離型剤の逆流が防止される。このため、シリンダ10A〜10E内に、所定量の離型剤を充填可能になる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限らず、種々変更することができる。
例えば、上記実施の形態では、駆動機構9がシリンダ10A〜10Eを距離d3ほど移動させることとしたが、駆動機構9がシリンダ10A〜10Eを移動させる距離は、距離d3よりも長くてもよい。このようにしても、シリンダ10A〜10Eにおける離型剤の吐出量・吸入量は、上記実施形態に示す量と同一になる。
また、シリンジ8の数は任意に設定できる。また、第1及び第2チューブ13、14の数は、シリンダ10の数に応じて任意に設定することができる。
また、第2チューブ14の内部に第1チューブ15を位置決めする手段は、上記実施形態に示す凹部18に限られない。例えば、第2チューブ14とは別個独立する手段により、第1チューブ15が位置決めされてもよい。また、例えば第1チューブ15が金属から形成される場合には、磁力を用いる手段により、第1チューブ15を位置決めできる。
また、上記の実施形態では、分岐管12を用いて、シリンダ10を原液タンク2やスプレーユニット6に接続したが、シリンダ10は別系統の管で原液タンク2やスプレーユニット6に接続されてもよい。すなわち、シリンダ10に吸入される液体が通過する第1流路12aと、シリンダ10から吐出される液体が通過する第2流路12bとは、図4及び図5に示すように、同一の管(分岐管12に相当)から構成されてもよく、或いは、図12に示すように、別々の管から構成されてもよい。
また、金型表面に離型剤を噴出する手段は、上記実施の形態に示したスプレーユニット6に限定されない。例えば、スプレーユニット6の代わりに、液体(離型剤等)とエアとが供給されることで、ミスト化した液体を噴霧可能な市販されている2液式のアトマイザーが使用されてもよい。
また、離型剤をミスト化させる必要がない場合には、エアポンプ7や第2チューブ14を省略できる。
また、図13に示すように、水を貯留する水タンク3を新たに設け、シリンダ10A〜10Eのうち、一部のシリンダ10C、10D、10Eを、第1流路12aを通じて原液タンク2に接続し、残りのシリンダ10A、10Bを、第1流路12aを通じて水タンク3に接続してもよい。このようにすることで、金型表面の一部には離型剤を吹き付け、金型表面の残部には水を吹き付けて冷却することができる。
また図14に示すように、第1流路12aの集合位置に弁60を設けて、弁60の切り替えにより、シリンダ10A〜10Eを、原液タンク2や水タンク3に交互に接続してもよい。このようにすることで、金型表面に離型剤を吹き付けた後、金型表面に水を吹き付けることができる。
また、図示を省略するが、液体供給装置5及びスプレーユニット6の組を2組準備し、一方の組では、シリンダ10A〜10Eを原液タンク2に接続し、他方の組では、シリンダ10A〜10Eを水タンク3に接続するようにしてもよい。この場合、一方の組を用いて、金型表面に離型剤を吹き付けた後、他方の組を用いて、金型表面に水を吹き付けることができる。
また、液体供給装置5は、原液を溶媒で希釈した離型剤を供給するものであってもよい。この場合、図15に示すように、離型剤供給システムには、プレミキシング供給装置4が新たに設けられる。プレミキシング供給装置4は、原液タンク2から供給される原液と、水タンク3から供給される溶媒とを混合することで、離型剤を生成する。そして、プレミキシング供給装置4は、第1流路12aを通じて、液体供給装置5に離型剤を供給する。
なお、図13〜図15に示したタンク3やプレミキシング供給装置4は、図24に示す従来のものを流用できる。これにより、既存設備の有効活用が図れ、設備コストを低減することができる。
また、液体供給装置5の代わりに、図16及び図17に示す液体供給装置40が使用されてもよい。
液体供給装置40は、プランジャロッド11をシリンダ10に対して相対的に移動させることで、離型剤の吐出・吸引を行う。以下、具体的に説明する。
液体供給装置40は、複数のシリンジ8A〜8Eと、駆動機構41と、連結具42と、第1鍔44A〜44Eと、第2鍔45A〜45Eとを備える。
シリンジ8A〜8Eは、図4及び図5の例と同様であり、シリンダ10A〜10Eと、プランジャロッド11A〜11Eとを備える。シリンダ10A〜10Eは、分岐管12の第1流路12aを通じて、原液タンク2(図1等参照)に接続される。また、シリンダ10A〜10Eは、分岐管12の第2流路12bを通じて、スプレーユニット6の第1チューブ13A〜13Eに接続される。第1流路12aや第2流路12bには、逆止弁25、26が設けられる。
連結具42は、シリンダ10A〜10Eの他方端同士を連結する。
駆動機構41は、移動具43と、駆動部46とを備える。
移動具43は、シリンダ10A〜10Eからみて一方側の位置に配置される。移動具43には、貫通孔43a、43b、43c、43d、43e(以下、43a〜43e)が形成される。貫通孔43a〜43eには、プランジャロッド11A〜11Eの軸部22が挿通される。移動具43は、プランジャロッド11A〜11Eに対して一方側或いは他方側に進退可能とされる。
駆動部46は、動力源46aと、伸縮軸46bとからなる。伸縮軸46bは、移動具43に接続されて、動力源46aが生じさせる動力により伸縮する。駆動部46は、伸縮軸46bの伸縮により、移動具43を一方側或いは他方側に向けて移動可能である。
第1鍔44A〜44Eや第2鍔45A〜45Eは、プランジャロッド11A〜11E毎に設けられる。各第1鍔44は、移動具43からみて一方側の位置で、軸部22に固定される。各第2鍔45は、シリンダ10と移動具43との間で、軸部22に固定される。
次に、図18を用いて、シリンジ8A〜8Eにおける離型剤の吐出動作を説明する。
移動具43の他方側への移動は、移動具43が初期位置(図18(a))にあるときに開始される。図16は、移動具43が初期位置にあるときの状態を示す。この状態では、第2鍔45A〜45Eは、シリンダ10A〜10Eから距離d5、d4、d5、d4、d6ほど離れて位置する。距離d4、d5、d6の長さの大小関係は、d4<d5<d6である。また、移動具43は、第1鍔44A〜44Eの全てと接触した状態にある。
距離d5、d4、d5、d4、d6は、プランジャロッド11A〜11Eがシリンダ10A〜10Eに対して相対的に移動する距離に相当する。液体供給装置5は、距離d5、d4、d5、d4、d6に応じた量で、シリンジ8A〜8E毎に、シリンダ10A〜10Eから離型剤を吐出し、また、シリンダ10A〜10E内に離型剤を吸引する。距離d5、d4、d5、d4、d6は、金型表面の必要箇所20A〜20E(図2参照)における形状や温度、或いは、必要箇所20A〜20Eと金型の溶湯供給ゲートとの間の距離に応じて設定される。
移動具43の他方側への移動により、移動具43は第2鍔45に近づいていく。移動具43が第2鍔45に接触するまでの間では(図18(b))、プランジャロッド11が移動しないことで、シリンダ10内から離型剤は吐出されない。
移動具43が第2鍔45に接触した後では(図18(c))、移動具43が第2鍔45を押圧することで、プランジャロッド11は他方側に移動する。
そして、移動具43が初期位置からd6ほど移動したときに、移動具43は、反転位置に到達する(図18(d))。この際、駆動機構41が移動具43を停止させることで、プランジャロッド11が停止する。
プランジャロッド11が他方側への移動を開始してから、移動具43が反転位置に到達するまでの間では(図18(c)〜図18(d))、プランジャロッド11が他方側に移動し、シリンダ10が停止することで、プランジャロッド11のシリンダ10に対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、シリンダ10内から離型剤が吐出される。該吐出された離型剤は、第2流路12bを通じて、第1チューブ13内に供給される。この間において、逆止弁25は、第1流路12aから原液タンク2に向かう離型剤の逆流を防止する。
次に、図19,図20を用いて、液体供給装置全体における離型剤の吐出動作を説明する。
図19(a)は、移動具43が、初期位置から他方側に移動を開始する時点t9の状態を示す。時点t9では、第2鍔45Eは移動具43と接触した状態にある。移動具43が移動開始直後から第2鍔45Eを押圧することで、プランジャロッド11Eは、他方側に移動する。
そして、移動具43が初期位置からd6−d5ほど移動した時点t10で、移動具43は第2鍔45A、45Cに接触する(図19(b))。時点t6以降では、移動具43が第2鍔45A、45C、45Eを押圧することで、プランジャロッド11A、11C、11Eが他方側に移動する。
そして、移動具43が初期位置からd6−d4ほど移動した時点t11で、移動具43は第2鍔45B、45Dに接触する(図20(a))。時点t11以降では、移動具43が第2鍔45A〜45Eを押圧することで、プランジャロッド11A〜11Eが他方側に移動する。
そして、移動具43が初期位置からd6ほど移動した時点t12で、移動具43が反転位置に到達する(図20(b))。この際、駆動機構41が移動具43を停止させることで、プランジャロッド11A〜11Eが停止する。
時点t9から時点t10までの間では、図19(a)に示すように、シリンジ8Eでは、プランジャロッド11Eが他方側に移動するため、シリンダ10Eから離型剤が吐出される。シリンジ8A〜8Dでは、プランジャロッド11A〜11Dが停止することで、シリンダ10A〜10D内から離型剤は吐出されない。
時点t10から時点t11までの間では、図19(b)に示すように、シリンジ8A、8C、8Eでは、プランジャロッド11A、11C、11Eが他方側に移動するため、シリンダ10A、10C、10Eから離型剤が吐出される。シリンジ8B、8Dでは、プランジャロッド11B、11Dが停止することで、シリンダ10A、8D内から離型剤は吐出されない。
時点t11から時点t12までの間では、図20(a)に示すように、シリンジ8A〜8Eで、プランジャロッド11A〜11Eが他方側に移動するため、シリンダ10A〜10Eから離型剤が吐出される。
時点t12では、図20(b)に示すように、シリンジ8A〜8Eで、プランジャロッド11A〜11Eが停止するため、シリンダ10A〜10Eから離型剤が吐出されない。
以上の吐出動作によれば、シリンジ8Eでは、時点t9から時点t12までの間に、プランジャロッド11Eが移動した距離d6に応じた量で、シリンダ10Eから離型剤が吐出される。シリンダ10Eから吐き出された離型剤は、第1チューブ13Eに供給されて、必要箇所20E(図2)に吹き付けられる。
シリンジ8A、8Cでは、時点t10から時点t12までの間に、プランジャロッド11A、11Cが移動した距離d5に応じた量で、シリンダ10A、10Cから離型剤が吐出される。シリンダ10A、10Cから吐き出された離型剤は、第1チューブ13A、13Cに供給されて、必要箇所20A、20C(図2)に吹き付けられる。
シリンジ8B、8Dでは、時点t11から時点t12までの間に、プランジャロッド11B、11Dが移動した距離d4に応じた量で、シリンダ10B、10Dから離型剤が吐出される。シリンダ10B、10Dから吐き出された離型剤は、第1チューブ13B、13Dに供給されて、必要箇所20Eに吹き付けられる。
次に、図21を用いて、シリンジ8A〜8Eにおける離型剤の吸引動作を説明する。
移動具43の一方側への移動は、移動具43が反転位置(図21(a))にあるときに開始される。図17は、移動具43が反転位置にあるときの状態を示す。この状態では、移動具43は、第2鍔45A〜45Eの全てや、シリンダ10A〜10Eに接触した状態にある。
移動具43が一方側に移動されることで、移動具43は第1鍔44に近づいていく。移動具43が第1鍔44に接触するまでの間では(図21(b))、プランジャロッド11が移動しないことで、シリンダ10内に離型剤は吸引されない。
移動具43が第1鍔44に接触した後では(図21(c))、移動具43が第1鍔44を押圧することで、プランジャロッド11は一方側に移動する。
そして、移動具43が反転位置からd6ほど移動したときに、移動具43は、初期位置に到達する(図21(d))。この際、駆動機構41が移動具43を停止させることで、プランジャロッド11が停止する。
プランジャロッド11が一方側への移動を開始してから、移動具43が初期位置に到達するまでの間では(図21(c)〜図21(d))、プランジャロッド11が一方側に移動し、シリンダ10が停止することで、プランジャロッド11のシリンダ10に対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、シリンダ10内に液体が吸引される。この間において、逆止弁26は、第2流路12bからスプレーユニット6(第1チューブ13)に向かう離型剤の逆流を防止する。
次に、図22,図23を用いて、液体供給装置全体における離型剤の吸引動作を説明する。
図22(a)は、移動具43が、反転位置から一方側に移動を開始する時点t13を示す。時点t13では、移動具43は、第1鍔44Eと接触した状態にある。移動具43が移動開直後から第1鍔44Eを押圧することで、プランジャロッド11Eは、一方側に移動する。
そして、移動具43が反転位置からd6−d5ほど移動した時点t14で、移動具43は第1鍔44A、44Cに接触する(図22(b))。時点t14以降では、移動具43が第1鍔44A、44C、44Eを押圧することで、プランジャロッド11A、11C、11Eが一方側に移動する。
そして、移動具43が反転位置からd6−d4ほど移動した時点t15で、移動具43は第1鍔44B、44Dに接触する(図23(a))。時点t15以降では、移動具43が第2鍔45A〜45Eを押圧することで、プランジャロッド11A〜11Eが一方側に移動する。
そして、移動具43が反転位置からd6ほど移動した時点t16で、移動具43が初期位置に到達して、駆動機構41が移動具43を停止させることで、プランジャロッド11A〜11Eが停止する(図23(b))。
時点t13から時点t14までの間では、図22(a)に示すように、シリンジ8Eでは、プランジャロッド11Eが一方側に移動するため、シリンダ10E内に離型剤が吸引される。シリンジ8A〜8Dでは、プランジャロッド11A〜11Dが停止しているため、シリンダ10A〜10D内に離型剤は吸引されない。
時点t14から時点t15までの間では、図22(b)に示すように、シリンジ8A、8C、8Eでは、プランジャロッド11A、11C、11Eが一方側に移動するため、シリンダ10A、10C、10E内に離型剤が吸引される。シリンジ8B、8Dでは、プランジャロッド11B、11Dが停止していることで、シリンダ10B、10D内に離型剤は吸引されない。
時点t15から時点t16までの間では、図23(a)に示すように、シリンジ8A〜8Eでは、プランジャロッド11A〜11Eが一方側に移動するため、シリンダ10A〜10E内に離型剤が吸引される。
時点t16では、図23(b)に示すように、プランジャロッド11A〜11Eが停止するため、シリンダ10A〜10E内に離型剤が吸引されない。
以上の吸引動作によれば、吐出量と一致する量で、シリンダ10A〜10E内に離型剤が吸引される。
すなわち、シリンジ8Eでは、時点t13から時点t16までの間に、プランジャロッド11Eが移動した距離d6に応じた量で、シリンダ10E内に離型剤が吸引される。
シリンジ8A、8Cでは、時点t14から時点t16までの間に、プランジャロッド11A、11Cが移動した距離d5に応じた量で、離型剤が吸引される。
シリンジ8B、8Dでは、時点t15から時点t16までの間に、プランジャロッド11B、11Dが移動した距離d4に応じた量で、離型剤が吸引される。
上記変形例の離型剤供給装置40によれば、プランジャロッド11A〜11Eのシリンダ10A〜10Eに対する相対的な移動距離に応じた量で、シリンダ10A〜10E内に離型剤が吸入され、或いは、シリンダ10A〜10E内から離型剤が吐出される。このため、上記プランジャロッド11A〜11Eの相対的な移動距離を調整することで、離型剤の吐出量・吸引量を精密に調整できる。このため、シリンダ10A〜10Eから吐出される離型剤を、それぞれ必要箇所20A〜20Eに供給することで、必要箇所20A〜20Eに対する離型剤の供給量を精密に調整できる。
また、本変形例においても、複雑高度な送液ポンプ等を要さず、簡易な構造で、金型表面の必要箇所20A〜20Eに必要量の離型剤を供給できる。このため、設備コストを安価に抑えることができる。
また、プランジャロッド11A〜11Eの移動により、シリンダ10A〜10Eから一斉に離型剤を吐出させることができる。このため、ほぼ同時に必要箇所20A〜20Eに離型剤を供給できる。したがって、離型剤の塗布が短時間で終了する。
また、上記プランジャロッド11A〜11Eのシリンダ10A〜10Eに対する相対的な移動距離が、必要箇所20A〜20Eにおける形状や温度、或いは、必要箇所20A〜20Eと金型の溶湯供給ゲートとの間の距離に応じて設定される。このため、本変形例でも、必要箇所20Eの形状等に応じて離型剤の供給量を調整することが可能である。このため、品質や生産性の向上が図られ、廃液の増大による環境破壊等を回避できる。
また、第1鍔44A〜44Eや第2鍔45A〜45Eの固定位置を調整することで、上記プランジャロッド11A〜11Eの相対的な移動距離を調整できる。したがって、簡易な操作で、離型剤の吐出量・吸引量を精密に調整できる。
また、プランジャロッド11A〜11Eが反転位置にあるときに(図17)、プランジャロッド11A〜11Eの他方端を、シリンダ10A〜10Bの他方端の内面近傍に位置させることで、シリンダ10A〜10B内に吸引された離型剤をほぼ全て吐出できる。このため、過去使用分と混合されない純粋な離型剤を、金型表面に塗布できる。
また、プランジャロッド11A〜11Eの各軸部22が、移動具43の貫通孔43a〜43eに挿通される。このため、移動具43の移動がガイドされ、移動具43を円滑に移動させることができる。
1 液体供給システム
2 原液タンク
3 水タンク
5、40 液体供給装置
6 スプレーユニット
7 エアポンプ
8、8A、8B、8C、8D、8E シリンジ
9、41 駆動機構
10、10A、10B、10C、10D、10E シリンダ
11、11A、11B、11C、11D、11E プランジャロッド
12 分岐管
12a 第1流路
12b 第2流路
13、13A、13B、13C、13D、13E 第1チューブ
14、14A、14B、14C、14D、14E 第2チューブ
15 第1ノズル
16 第2ノズル
18 凹部
20A、20B、20C、20D、20E 必要箇所
22 軸部
25、26 逆止弁
30 連結具
31 固定具
31a 貫通孔
32、32A、32B、32C、32D、32E 鍔
33、33A、33B、33C、33D、33E バネ
36、46 駆動部
42 連結具
43 移動具
43a 貫通孔
44、44A、44B、44C、44D、44E 第1鍔
45、45A、45B、45C、45D、45E 第2鍔

Claims (15)

  1. 複数のシリンジと、駆動機構とを備え、
    各前記シリンジは、シリンダと、該シリンダ内に挿入されるプランジャロッドとを備え、
    前記駆動機構が、各前記シリンジに含まれる前記シリンダ或いは前記プランジャロッドを移動させることで、各前記シリンジでは、前記シリンダ及び前記プランジャロッドのうち一方の他方に対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、前記シリンダ内に液体が吸入され、或いは、前記シリンダ内から液体が吐出される液体供給装置。
  2. 前記プランジャロッド毎に設けられる鍔をさらに有し、
    各前記プランジャロッドは、前記シリンダの開口から延び出る軸部を有し、
    各前記鍔は、前記軸部に固定され、
    前記駆動機構は、各前記シリンジに含まれる前記シリンダを移動させ、
    各前記シリンジでは、前記シリンダが移動しているときに、前記シリンダと前記鍔とが離れて前記プランジャロッドが停止することで、前記シリンダの前記プランジャロッドに対する相対的な移動が生じる請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 固定具と、バネとをさらに備え、
    各前記プランジャロッドの前記軸部は、前記シリンダの開口から一方側に延び出ており、
    前記固定具は、各前記シリンダから一方側に離れた位置に固定され、各前記軸部が挿通される貫通孔を有し、
    各前記鍔は、前記シリンダと前記固定具との間で、前記軸部に固定され、
    前記バネは、前記プランジャロッド毎に設けられ、
    各前記バネは、前記鍔と前記固定具との間で、前記軸部に巻装されて、各前記バネの一方端は前記固定具に接触し、各前記バネの他方端は前記鍔に接触し、
    前記駆動機構は、連結具と、駆動部とを備え、
    前記連結具は、各前記シリンダの他方端同士を連結し、
    前記駆動部は、前記連結具を一方側或いは他方側に向けて移動させることで、各前記シリンジに含まれる前記シリンダを一方側或いは他方側に向けて移動可能であり、
    各前記シリンジでは、
    前記シリンダの一方側への移動により、前記シリンダは初期位置から反転位置まで移動し、
    前記シリンダが前記初期位置から移動を開始してから、前記シリンダが前記鍔に接触するまでの間では、前記シリンダが一方側に移動し、前記プランジャロッドが停止することで、前記シリンダの前記プランジャロッドに対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、前記シリンダ内から液体が吐出され、
    前記シリンダが前記鍔に接触してから、前記シリンダが前記反転位置に到達するまでの間では、前記シリンダが前記鍔を押圧することで、前記プランジャロッドが前記シリンダと共に一方側に移動して、前記バネが圧縮され、
    前記シリンダの他方側への移動により、前記シリンダは前記反転位置から前記初期位置まで移動し、
    前記シリンダが前記反転位置から移動を開始してから、前記シリンダが前記鍔から離れるまでの間では、前記バネが前記鍔を押圧することで、前記プランジャロッドは前記シリンダと共に他方側に移動し、
    前記シリンダが前記鍔から離れてから、前記シリンダが前記初期位置に到達するまでの間では、前記シリンダが他方側に移動し、前記プランジャロッドが停止することで、前記シリンダの前記プランジャロッドに対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、前記シリンダ内に液体が吸引される請求項2に記載の液体供給装置。
  4. 前記プランジャロッド毎に設けられる鍔をさらに有し、
    各前記プランジャロッドは、前記シリンダの開口から延び出る軸部を有し、
    各前記鍔は、前記軸部に固定され、
    前記駆動機構は、各前記鍔を押圧することで、各前記シリンジに含まれる前記プランジャロッドを移動させ、
    各前記シリンジでは、前記プランジャロッドが移動しているときに、前記シリンダが停止することで、前記プランジャロッドの前記シリンダに対する相対的な移動が生じる請求項1に記載の液体供給装置。
  5. 連結具と、前記鍔としての第1鍔及び第2鍔とをさらに備え、
    各前記プランジャロッドの前記軸部は、前記シリンダの開口から一方側に延び出ており、
    前記連結具は、各前記シリンダの他方端同士を連結し、
    前記駆動機構は、移動具と、駆動部とを備え、
    前記移動具は、各前記シリンダからみて一方側の位置に配置されて、各前記軸部が挿通される貫通孔を有し、
    前記駆動部は、前記移動具を一方側或いは他方側に向けて移動可能であり、
    前記第1鍔と前記第2鍔とは、それぞれ前記プランジャロッド毎に設けられ、
    各前記第1鍔は、前記移動具からみて一方側の位置で、前記軸部に固定され、
    各前記第2鍔は、前記シリンダと前記移動具との間で、前記軸部に固定され、
    前記移動具の他方側への移動により、前記移動具は、初期位置から反転位置まで移動し、
    前記移動具の一方側への移動により、前記移動具は、前記反転位置から前記初期位置まで移動し、
    前記移動具が前記初期位置にある状態において、前記移動具は、前記第1鍔の全てと接触した状態にあり、
    前記移動具が前記反転位置にある状態において、前記移動具は、前記第2鍔の全てと接触した状態にあり、
    各前記シリンジでは、
    前記移動具が他方側に移動する間において、前記移動具が前記第2鍔に接触して前記第2鍔を押圧することで、前記プランジャロッドは他方側に移動し、
    前記プランジャロッドが他方側への移動を開始してから、前記移動具が前記反転位置に到達するまでの間では、前記プランジャロッドが他方側に移動し、前記シリンダが停止することで、前記プランジャロッドの前記シリンダに対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、前記シリンダ内から液体が吐出され、
    前記移動具が一方側に移動する間では、前記移動具が前記第1鍔に接触して前記第1鍔を押圧することで、前記プランジャロッドは一方側に移動し、
    前記プランジャロッドが一方側への移動を開始してから、前記移動具が前記初期位置に到達するまでの間では、前記プランジャロッドが一方側に移動し、前記シリンダが停止することで、前記プランジャロッドの前記シリンダに対する相対的な移動が生じて、該相対的な移動距離に応じた量で、前記シリンダ内に液体が吸引される請求項4に記載の液体供給装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の液体供給装置と、
    スプレーユニットとを備える液体供給システムであって、
    前記スプレーユニットは、各前記シリンダに接続される第1チューブを備え、
    各前記第1チューブの内部には、接続先の前記シリンダから吐出される液体が導入され、
    前記第1チューブの内部に導入された液体は、前記第1チューブの先端の第1ノズルから吐出される液体供給システム。
  7. 前記スプレーユニットは、前記第1チューブ毎に設けられる第2チューブをさらに備え、
    各前記第2チューブの内部には、それぞれ対応する前記第1チューブが配置され、
    各前記第2チューブの内部における前記第1チューブの外側範囲にはエアが導入され、
    該第1チューブの外側範囲に導入されたエアは、前記第2チューブの先端の第2ノズルから吐出され、
    前記第1ノズルから吐出される液体は、前記第2ノズルから吐出されるエアにより、ミスト化される請求項6に記載の液体供給システム。
  8. 前記第2チューブには、複数の凹部が前記第2チューブの周方向に間隔をあけて設けられ、
    前記複数の凹部は、前記第1チューブを、前記第2チューブの内部中央に位置決めする請求項7に記載の液体供給システム。
  9. 前記第2チューブは、形状記憶型の金属から形成される請求項8に記載の液体供給システム。
  10. 離型剤の原液が貯留される原液タンクをさらに備え、
    各前記シリンダ内には、前記原液タンクから供給される前記離型剤の原液が吸入される請求項6乃至9のいずれかに記載の液体供給システム。
  11. 第1流路及び第1流路を備える分岐管をさらに備え、
    前記第1流路を通じて、前記原液タンクから前記シリンダ内に前記離型剤の原液が吸入され、
    前記第2流路を通じて、各前記シリンダから吐出された前記離型剤の原液が、前記スプレーユニットに供給され、
    前記第1流路には、前記シリンダから前記離型剤の原液が吐出される際に、前記原液タンクに向かう離型剤の逆流を防止する逆止弁が設けられ、
    前記第2流路には、前記シリンダ内に前記離型剤の原液が吸入される際に、前記スプレーユニットに向かう離型剤の逆流を防止する逆止弁が設けられる請求項10に記載の液体供給システム。
  12. 離型剤の原液が貯留される原液タンクと、
    水が貯留される水タンクとをさらに備え、
    前記複数のシリンジのうち、いずれかの前記シリンジの前記シリンダ内には、前記原液タンクから供給される離型剤の原液が吸入され、
    他の前記シリンジの前記シリンダ内には、前記水タンクから供給される水が吸入される請求項6乃至9のいずれかに記載の液体供給システム。
  13. 請求項1に記載の液体供給装置を用いて、金型表面に液体を供給する方法であって、
    前記液体は、離型剤であり、
    前記シリンジ毎に、前記シリンダから吐出される離型剤を供給する金型表面の箇所が設定され、
    前記シリンダ及び前記プランジャロッドのうち一方の他方に対する相対的な移動距離は、前記金型表面の箇所における形状、前記金型表面の箇所における温度、或いは、前記金型表面の箇所と金型の溶湯供給ゲートとの間の距離に応じて設定される液体供給方法。
  14. 請求項6に記載の液体供給システムを用いて、金型表面に液体を供給する方法であって、
    金型表面で液体の供給が必要な箇所に向けて、前記第1ノズルを開口させる液体供給方法。
  15. 請求項9に記載の液体供給システムを用いて、金型表面に液体を供給する方法であって、
    前記第2チューブの向きを調整することで、前記金型表面で液体の供給が必要な箇所に向けて、前記第1及び第2ノズルを開口させる液体供給方法。
JP2012228534A 2012-10-16 2012-10-16 液体供給装置、これを備えた液体供給システム、及びこれらを用いた液体供給方法 Active JP5574390B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012228534A JP5574390B2 (ja) 2012-10-16 2012-10-16 液体供給装置、これを備えた液体供給システム、及びこれらを用いた液体供給方法
CN201310478634.3A CN103727002B (zh) 2012-10-16 2013-10-14 液体供给装置、具有液体供给装置的液体供给系统、以及使用该装置和该系统的液体供给方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012228534A JP5574390B2 (ja) 2012-10-16 2012-10-16 液体供給装置、これを備えた液体供給システム、及びこれらを用いた液体供給方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014080896A true JP2014080896A (ja) 2014-05-08
JP5574390B2 JP5574390B2 (ja) 2014-08-20

Family

ID=50451241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012228534A Active JP5574390B2 (ja) 2012-10-16 2012-10-16 液体供給装置、これを備えた液体供給システム、及びこれらを用いた液体供給方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5574390B2 (ja)
CN (1) CN103727002B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106216629A (zh) * 2016-08-29 2016-12-14 德清崎辉机械科技有限公司 一种自动喷雾系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52162317U (ja) * 1976-06-04 1977-12-09
JP2004092649A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Illinois Tool Works Inc <Itw> 複数成分の計量及び分配装置
JP2005342783A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Kotobuki Kinzoku Kogyo Kk 離型剤噴霧方法、及びダイカスト鋳造用噴霧ユニット

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4007422B2 (ja) * 2002-11-19 2007-11-14 東芝機械株式会社 ダイカストマシン
CN2661337Y (zh) * 2003-09-29 2004-12-08 尚富工业股份有限公司 压铸机专用离型剂自动稀释装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52162317U (ja) * 1976-06-04 1977-12-09
JP2004092649A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Illinois Tool Works Inc <Itw> 複数成分の計量及び分配装置
JP2005342783A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Kotobuki Kinzoku Kogyo Kk 離型剤噴霧方法、及びダイカスト鋳造用噴霧ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106216629A (zh) * 2016-08-29 2016-12-14 德清崎辉机械科技有限公司 一种自动喷雾系统

Also Published As

Publication number Publication date
CN103727002A (zh) 2014-04-16
JP5574390B2 (ja) 2014-08-20
CN103727002B (zh) 2016-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101670154B1 (ko) 연료 분사 밸브
JP5574390B2 (ja) 液体供給装置、これを備えた液体供給システム、及びこれらを用いた液体供給方法
WO2012034451A1 (zh) 混凝土缸的活塞润滑系统
EP2546000B1 (en) Drip prevention device in a sealer gun
US8186482B2 (en) Oil spraying apparatus
JP2017192895A (ja) スプレー装置および塗布液の沈殿防止方法
JP2021011872A (ja) 大型低速2ストロークエンジン、そのようなエンジンを潤滑する方法、並びにそのようなエンジン及び方法のための噴射器、弁システム、及びその使用
CN108237385A (zh) 衬套压入装置
JP2008264847A (ja) ダイカストマシン
KR101743981B1 (ko) 스텐트 내부 코팅장치
CN113458336B (zh) 铸造装置
JP5918115B2 (ja) 金型の離型剤散布装置および離型剤散布方法
CN209532052U (zh) 一种适用于汽车脱模剂的雾化喷头
JP6247124B2 (ja) 塗装装置
JP2009131767A (ja) 離型剤塗布ノズル
JP7426320B2 (ja) ダイカスト装置
JP2010207828A (ja) 離型剤塗布装置及び離型剤塗布方法
JP7441382B2 (ja) 筒状体の内面潤滑装置
JP3138892U (ja) 離型剤噴霧制御装置
CN110257805A (zh) 一种药水反应装置及pth生产线
JP2001162487A (ja) 切削油噴霧装置
CN212273640U (zh) 一种桶状体的内部润滑装置
JPH1177274A (ja) プランジャチップ・加圧ピン等の潤滑方法
JP6234288B2 (ja) 鋼管送電鉄塔の主柱材内面の塗装方法
CN219110449U (zh) 双联混合注射器喷头及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5574390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250