JP5918115B2 - 金型の離型剤散布装置および離型剤散布方法 - Google Patents

金型の離型剤散布装置および離型剤散布方法 Download PDF

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Description

本発明は、金型の離型剤散布装置および離型剤散布方法に関する。
鋳造金型において高温のまま鋳造を行うと金型からの鋳造品の離型性が低下しやすいため、一般に、型開き時毎に金型内の通水の冷却回路により金型を冷却するか、キャビティ等の成形面に離型剤を散布する等の措置がとられている。離型剤を散布する方式は、その成分による離型性の向上および散布されたときの成形面での気化熱による冷却の効果を奏するものであり、主に冷却回路を設けることが困難な箇所、たとえば薄型や小型になりやすい入子や中子に対して用いられることが多い。
離型剤の散布装置の従来例として特許文献1、2に記載のものが挙げられる。特許文献1には、金型(入子)内に離型剤の流体通路を形成するとともに、ノズル溝が形成され押出しピンと共に進退するスプレーノズルピンを設け、スプレーノズルピンが前進したときにノズル溝を流体通路と連通させてノズル溝の先端から離型剤を中子に散布する技術が記載されている。特許文献2には、押出しピンと共に進退する塗布ノズル体を設け、塗布ノズル体の先端周りから離型剤を金型基部やスライド金型の表面に散布する技術が記載されている。
実公平2−2528号公報 実開昭62−77657号公報
特許文献1、2の技術は、ノズルから離型剤を霧状に散布するべく、離型剤と圧縮エアとを混合したうえで流路(特許文献1においては入子に形成された流路、特許文献2においては塗布ノズル体の中空部)内を圧送させるものと認められる。しかしながら、予め離型剤と圧縮エアとを混合して流路内を圧送させる技術では、圧送途中で離型剤と圧縮エアとの混合比率が変わり、離型剤の散布状態が不均一となって散布面に塗布斑が生じるおそれがある。また、離型剤と圧縮エアとを混合して共通の流路内に圧送させる技術では、離型剤を霧状に散布させるためにはノズルの射出口を極めて小径のピンホールに形成しなければならないため、ノズル詰まりが生じやすいという問題や、散布範囲が狭くなって冷却機能を確保しにくいという問題もある。
本発明は、以上のような課題を解決するために創作されたものであり、簡単な構造で離型剤を安定して散布することができる金型の離型剤散布装置および離型剤散布方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、押出しピンと、該押出しピンを取り付ける押出しプレートとを有した金型において、前記金型を挿通して基部が前記押出しプレートに取り付けられるとともに先端が金型成形面に臨み、外管部材と内管部材との2重管により構成され、前記内管部材の内部が離型剤および圧縮エアの内の一方の流路を構成し、前記内管部材と前記外管部材との間の環状空間が他方の流路を構成する流路管部と、前記流路管部の先端に形成され、前記流路管部を流れてきた離型剤と圧縮エアとを混合して所定の金型成形面に散布するミキシングノズル部と、を備えた金型の離型剤散布装置であって、前記ミキシングノズル部は、前記外管部材の先端開口部から挿入されて前記外管部材の内部に嵌合固定されるとともに、前記内管部材の先端周りを支持固定するミキシングノズル部材により構成され、前記外管部材の先端周りの内周には、内径を大径にした大径部が設けられ、前記ミキシングノズル部材は、その挿入方向端部が前記外管部材の大径部により形成される段差面に当接する位置で前記外管部材に固定されている金型の離型剤散布装置とした。
この離型剤散布装置によれば、金型内を挿通する比較的長い流路となる流路管部において、離型剤の流路とエアの流路とが互いに独立して画成されることにより離型剤と圧縮エアとがそれぞれ別々に搬送され、流路管部の先端に設けたミキシングノズル部により離型剤と圧縮エアとが混合されて散布される。従来技術では、予め離型剤と圧縮エアとを混合して長い流路内を圧送する途中で、離型剤と圧縮エアとの混合比率が変わって離型剤の散布状態が不均一になりやすいのに対し、本発明の離型剤散布装置では、散布対象の成形面に散布される直前で離型剤と圧縮エアとが混合されるので、離型剤の混合比率が安定し、散布状態が均一になる。
この離型剤散布装置によれば、流路管部を外管部材と内管部材との2重管構造としたことにより、簡単な構造で離型剤の流路とエアの流路とを互いに独立して画成できる。
この離型剤散布装置によれば、離型剤と圧縮エアとを混合して散布するミキシングノズルとしての機能と、内管部材の径方向の位置決め機能とを簡単な構造で実現できる。
また、本発明は、前記ミキシングノズル部材の挿入方向端部の中央には内管部材の先端周りが挿入される支持孔が形成され、前記内管部材は、その先端が前記支持孔の段差部に当接していることを特徴とする。
また、本発明は、前記ミキシングノズル部材の外周面と前記外管部材の内周面との間に第1シール部材が設けられ、前記支持孔と前記内管部材の外周面との間に第2シール部材が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ミキシングノズル部材は、締結部材により前記外管部材に締結固定されていることを特徴とする。
また、本発明は、押出しピンと、該押出しピンを取り付ける押出しプレートとを有した金型において、前記金型を挿通して基部が前記押出しプレートに取り付けられるとともに先端が金型の成形面に臨み、外管部材と内管部材との2重管により構成され、前記内管部材の内部が離型剤および圧縮エアの内の一方の流路を構成し、前記内管部材と前記外管部材との間の環状空間が他方の流路を構成する流路管部と、前記流路管部の先端に形成され、前記流路管部を流れてきた離型剤と圧縮エアとを混合して所定の金型の成形面に散布するミキシングノズル部と、を備えた金型の離型剤散布装置であって、前記ミキンシングノズル部は、前記外管部材の先端開口部から挿入されて前記外管部材の内部に嵌合固定される第1ミキシングノズル部材と、前記第1ミキシングノズル部材に挿入される第2ミキシングノズル部材と、を備え、前記第1ミキシングノズル部材に、前記内管部材の先端周りが挿入される第1支持孔が形成され、前記第2ミキシングノズル部材に、前記第1ミキシングノズル部材の軸方向に前記第1支持孔と連通する第2支持孔が形成され、前記第1支持孔を貫通した前記内管部材の先端周りが前記第2支持孔に支持されることを特徴とする。
また、本発明は、前記第2ミキシングノズル部材は、前記第1ミキシングノズル部材の軸方向に直交する方向に形成され、一端側の貫通口に大径孔部を有する貫通孔に挿入され、前記一端側の貫通口側に位置する前記第2ミキシングノズル部材の基端と前記外管部材の内周面との間に前記大径孔部の空間が形成され、前記第1ミキシングノズル部材に、前記大径孔部の空間と前記環状空間とを連通する上流孔が形成され、前記貫通孔の他端側の貫通口側に位置する前記第2ミキシングノズル部材の先端に、圧縮エアおよび離型剤の内の一方を噴射する第1噴射孔と、他方を噴射する第2噴射孔とが形成され、前記第2ミキシングノズル部材の外周面に、前記第2ミキシングノズル部材の軸方向に沿って一端が前記大径孔部の空間に連通し、他端が前記第1噴射孔に連結された複数の下流溝が設けられ、前記第2ミキシングノズル部材に、前記内管部材と前記第2噴射孔とを連通する流路が形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記外管部材の先端周りの内周には、内径を大径にした大径部が設けられており、前記第1ミキシングノズル部材は、その挿入方向端部が前記外管部材の大径部により形成される段差面に当接する位置で前記外管部材に固定され、前記第1ミキシングノズル部材の外周面と前記外管部材の内周面との間に第1シール部材が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第2支持孔と前記内管部材の外周面との間に第2シール部材が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、押出しピンと、該押出しピンを取り付ける押出しプレートとを有したエンジンのシリンダブロックの鋳造金型に対して、前記金型を挿通して基部が前記押出しプレートに取り付けられるとともに先端が金型の成形面に臨み、内部に離型剤の流路と圧縮エアの流路とが互いに独立して画成された流路管部と、前記流路管部の先端に形成され、前記流路管部を流れてきた離型剤と圧縮エアとを混合して所定の金型の成形面に散布するミキシングノズル部と、を備える離型剤散布装置を用いた離型剤散布方法であって、シリンダブロックの取り出し後に前記押出しピンを後退させて金型内に収納する途中のタイミングで、ウォータージャケット用入子に離型剤を散布することを特徴とする。
この離型剤散布方法によれば、離型剤をウォータージャケット用入子に効率的に散布することができ、ウォータージャケット用入子の冷却効果を高めることができる。
本発明によれば、離型剤を安定して散布することができる。
本発明に係る離型剤散布装置の説明図であり、可動型を側面視した図である。 本発明に係る離型剤散布装置の説明図であり、可動型を正面視した図である。 離型剤散布装置の先端周りの側断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ図3におけるA−A断面図、B矢視図である。 離型剤散布装置の基端周りの側断面図である。 離型剤の射出方向を傾斜させた場合の作用側面図である。 ミキシングノズル部材の変形例を示す側断面図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ図7におけるC−C断面図、D矢視図、E−E断面図である。 ミキシングノズル部材の変形例を示す分解斜視図である。 本発明に係る離型剤散布装置の作用説明図である。 シリンダブロックの外観斜視図である。
本発明をエンジンのシリンダブロックの鋳造金型に適用した形態について説明する。図11において、シリンダブロックWは、上部および下部にそれぞれ図示しないシリンダヘッドおよびクランクケースが取り付けられるエンジンの筐体であり、シリンダボアWb(図11では研磨後の状態を示す)周りにはウォータージャケットWaが形成される。このシリンダブロックWを鋳造する金型61の概ねの全体構成は、図10に示すように、可動型62と、固定型63と、可動型62の移動方向との直交面に沿う一方向(図10では上下方向)で移動する上型64および下型65と、図10における紙面奥−手前方向に移動する図示しない一対の横型とからなる。
図1および図2において、可動型62には図11に示したウォータージャケットWa、シリンダボアWbを形成するためのウォータージャケット用入子66およびシリンダボア用入子67が取り付けられている(図1ではウォータージャケット用入子66を断面にて示す)。本実施形態の離型剤散布装置1は、ウォータージャケット用入子66の外側面に離型剤を散布する。
可動型62には、主に鋳造されたシリンダブロックWのウォータージャケットWa(図11)からウォータージャケット用入子66を抜き出す目的で、シリンダブロックWに突き当たる押出しピン68が備えられる。押出しピン68は、可動型62に対し可動型62の移動方向に沿って進退する部材であり、可動型62に形成された挿通孔を挿通し、基部側は可動型62の後部に配された押出しプレート69に固定されている。図2に示すように押出しピン68はウォータージャケット用入子66の周りに複数配されている。
離型剤散布装置1は、可動型62に形成された挿通孔62Aを挿通して基部が押出しプレート68に取り付けられるとともに先端が可動型62の成形面(図1における可動型62の左側面)に臨み、内部に離型剤の流路と圧縮エアの流路とが互いに独立して画成された流路管部2と、流路管部2の先端に形成され、流路管部2を流れてきた離型剤と圧縮エアとを混合して所定の金型成形面に散布するミキシングノズル部3と、を備える。離型剤散布装置1は、図2に示すように、ウォータージャケット用入子66の上方および下方にそれぞれ複数設けられている。
「流路管部2」
流路管部2は、図3に示すように外管部材4と内管部材5との2重管により構成されている。外管部材4、内管部材5はたとえば金属製パイプからなる。内管部材5は外管部材4に対して略同軸状に位置しており、内管部材5の内部が離型剤の流路(離型剤流路6)を構成し、内管部材5と外管部材4との間に形成される環状空間が圧縮エアの流路(エア流路7)を構成する。場合により、内管部材5の内部をエア流路7とし、内管部材5と外管部材4との間に形成される環状空間を離型剤流路6としてもよい。図5に示すように、流路管部2の基部は、たとえば外管部材4の開口端を閉塞する取付座8を介して押出しプレート69に固定される。
流路管部2の基部周りにおいて、外管部材4には、図示しない離型剤の供給源に可撓性ホース等により接続した離型剤用アダプタ9と、図示しない圧縮エアの供給源(コンプレッサ)に可撓性ホース等により接続した圧縮エア用アダプタ10とが、それぞれの流出口が外管部材4の内部に臨むように取り付けられている。圧縮エア用アダプタ10の流出口はそのままエア流路7に臨むことにより、圧縮エアがエア流路7に供給される。一方、離型剤用アダプタ9の流出口には接続管11が取り付けられており、内管部材5の基端が接続管11に接続されることにより内管部材5の基端側の径方向の位置決めがなされたうえで離型剤が離型剤流路6に供給される。
「ミキシングノズル部3」
図3および図4において、ミキシングノズル部3は、外管部材4の先端開口部13から挿入されて外管部材4の内部に嵌合固定されるとともに、内管部材5の先端周りを支持固定するミキシングノズル部材12により構成される。ミキシングノズル部材12は金属製等からなる。外管部材4の先端周りの内径は切削加工等により大径に形成されており、この大径部に円柱形状を呈したミキシングノズル部材12が先端開口部13から外管部材4に挿入される。ミキシングノズル部材12は、その一端縁が外管部材4の段差面14に突き当てられた状態でボルト15により外管部材4に締結固定される。ミキシングノズル部材12の外周面にはシール溝16が環状に形成され、このシール溝16に嵌入したシール部材17により、ミキシングノズル部材12の外周面と外管部材4の内周面との間をシールしてエア流路7を封密する。
流路管部2の内部に臨むミキシングノズル部材12の端面の中央には、内管部材5の先端周りが挿入される支持孔18が形成されている。内管部材5は、この支持孔18に挿入されることにより径方向の位置決めがなされる。支持孔18の内周面にはシール溝19が環状に形成され、このシール溝19に嵌入したシール部材20により、支持孔18の内周面と内管部材5の外周面との間をシールして離型剤流路6とエア流路7とを封密する。
ミキシングノズル部材12には、流路管部2の離型剤流路6、エア流路7にそれぞれ連通する離型剤用ノズル流路21、エア用ノズル流路22が形成されている。離型剤用ノズル流路21は、支持孔18に挿入された内管部材5の離型剤流路6と連通するように支持孔18と同軸状に穿たれた離型剤用ノズル上流孔21Aと、離型剤用ノズル上流孔21Aからミキシングノズル部材12の径外方向に穿たれた離型剤用ノズル下流孔21Bとからなる。離型剤用ノズル下流孔21Bの下流端はミキシングノズル部材12の外周面において離型剤射出口23を構成する。
エア用ノズル流路22は、本実施形態では図4(a)に示すように、3つ形成されている。なお、本実施形態では3つ形成されているが、3つに限定されず、2つでも、4つでも、それ以上でも良い。配置箇所としては、同心円上に等間隔で配置すると良い。それぞれのエア用ノズル流路22は、図3に示すように、流路管部2のエア流路7と連通するように、流路管部2の内部に臨むミキシングノズル部材12の端面からミキシングノズル部材12の軸方向に沿って穿たれたエア用ノズル上流孔22Aと、エア用ノズル上流孔22Aからミキシングノズル部材12の略径方向に沿う方向に穿たれたエア用ノズル下流孔22Bとからなる。エア用ノズル下流孔22Bの下流端はミキシングノズル部材12の外周面においてエア射出口24を構成する。
図4(b)に示すように、離型剤射出口23と圧縮エア射出口24とは互いに近接して配置され、3つの圧縮エア射出口24は離型剤射出口23を中心とする円周方向に等間隔で、つまり120度間隔で配置されている。外管部材4には、離型剤射出口23および各圧縮エア射出口24を露出させるための貫通孔25が形成されている。図3において、それぞれのエア用ノズル下流孔22Bは、その孔軸27が射出方向に向かうにしたがい離型剤用ノズル下流孔21Bの孔軸26に近づくように、離型剤用ノズル下流孔21Bに対して傾斜して穿たれている。
以上のミキシングノズル部材12における支持孔18、離型剤用ノズル流路21、エア用ノズル流路22の流路構成は、ドリル加工の穿孔により容易に実現できる。
「作用」
図10(a)は、金型61が型締めされて鋳造中の状態を示している。鋳造が終了すると、図10(b)に示すように可動型62が移動し、次いで図10(c)に示すように上型64および下型65内のシリンダブロックからウォータージャケット用入子66およびシリンダボア用入子67を抜くべく、押出しプレート69が前進して押出しピン68が可動型62から突出してシリンダブロックに突き当たりつつ可動型62が移動する。押出しプレート69に取り付けられた離型剤散布装置1の流路管部2も押出しピン68と共に可動型62から突出する。
そして図10(d)に示すように、上型64および下型65が開いて、シリンダブロックの取り出し工程の後、押出しプレート69を後退させて押出しピン68を可動型62内に収納する途中のタイミングで、複数の離型剤散布装置1の各ミキシングノズル部3から離型剤がウォータージャケット用入子66に向けて散布される。
具体的には、図3において、離型剤は離型剤流路6→離型剤用ノズル上流孔21A→離型剤用ノズル下流孔21B→離型剤射出口23の経路で流れ、圧縮エアはエア流路7→エア用ノズル上流孔22A→エア用ノズル下流孔22B→エア射出口24の経路で流れる。離型剤射出口23から射出された液状の離型剤はエア射出口24から射出された圧縮エアの気流によって微粒の霧状にされて、ウォータージャケット用入子66に散布される。エア用ノズル下流孔22Bは、その孔軸27が射出方向に向かうにしたがい離型剤用ノズル下流孔21Bの孔軸26に近づくように傾斜して穿たれているため、離型剤が圧縮エアによって効率的に霧状にされる。
本発明の離型剤散布装置1は、可動型62内を挿通する比較的長い流路となる流路管部2において、離型剤流路6とエア流路7とが互いに独立して画成されることにより離型剤と圧縮エアとがそれぞれ別々に搬送され、流路管部2の先端に設けたミキシングノズル部3により離型剤と圧縮エアとが混合されて散布される。従来技術では、予め離型剤と圧縮エアとを混合して長い流路内を圧送する途中で、離型剤と圧縮エアとの混合比率が変わって離型剤の散布状態が不均一になりやすいのに対し、本発明では散布対象の成形面(ウォータージャケット用入子66の表面)に散布される直前で離型剤と圧縮エアとが混合されるため、離型剤の混合比率が安定し、散布状態が均一になる。
また、離型剤射出口23とエア射出口24とを互いに近接して配置し、各射出口23,24から射出された離型剤と圧縮エアとをミキシングノズル部材12の外部において混合する構成としたため、ミキシングノズル部材12の構造を簡単にできる。離型剤を霧状にするためのエア射出口24が別途備えられるため、離型剤射出口23自体の口径は従来のようにピンホール状の小径孔にする必要はない。したがって、ノズル詰まりの問題も低減され、散布範囲も広くとれるため、散布対象の成形面(ウォータージャケット用入子66の表面)の冷却機能も向上する。さらに、エア射出口24を複数形成して、離型剤射出口23を中心とする円周方向に等間隔で配置したことにより、離型剤の円周方向の霧状分布がより安定する。
流路管部2を外管部材4と内管部材5との2重管構造としたことにより、簡単な構造で離型剤流路6とエア流路7とを互いに独立して画成できる。また、ミキシングノズル部3を、外管部材4の先端開口部13から挿入されて外管部材4の内部に嵌合固定されるとともに、内管部材4の先端周りを支持固定するミキシングノズル部材12により構成すれば、離型剤と圧縮エアとを混合して散布するミキシングノズルとしての機能と、内管部材5の径方向の位置決め機能とを簡単な構造で実現できる。
また、図6に示すように、散布された離型剤が押出しピン68にさほどかからないように、ミキシングノズル部3からの離型剤の射出方向を流路管部2の軸線との直交面に対して傾斜角度θをもって先端側に傾斜させてもよい。図6では、離型剤用ノズル下流孔21Bの孔軸26を流路管部2の軸線との直交面に対して傾斜角度θをもって傾斜させることにより、離型剤の射出方向を傾斜させている。
「ミキシングノズル部材12の変形例」
図7〜図9にミキシングノズル12の構造変形例を示す。図3、図4のミキシングノズル部材12の構造は、単体からなるミキシングノズル部材12に対して、ミキシングノズル部材12の軸方向に延設する孔(離型剤用ノズル上流孔21A,エア用ノズル上流孔22A)と、径方向に延設する孔若しくは略径方向に沿う方向に延設する孔(離型剤用ノズル下流孔21B,エア用ノズル下流孔22B)との両方を穿孔するため、前者の孔と後者の孔とを連通するようにドリル加工等で穿孔する作業に手間がかかりやすい。これに対し、図7〜図9に示すミキシングノズル部材12は、第1ミキシングノズル部材31と第2ミキシングノズル部材32とに分割構成し、両者を組み付けることによりミキシングノズル部材12の軸方向に延設する孔と、径方向に延設する孔若しくは略径方向に沿う方向に延設する孔とを簡単に連通できる構造になっている。
図7において、第1ミキシングノズル部材31は、外管部材4の先端開口部13から挿入されて外管部材4の内部に嵌合固定されるとともに、内管部材5の先端周りを支持固定する。外管部材4の先端周りの内径は切削加工等により大径に形成されており、この大径部に円柱形状を呈した第1ミキシングノズル部材31が先端開口部13から外管部材4に挿入される。第1ミキシングノズル部材31は、その一端縁が外管部材4の段差面14に突き当てられた状態でボルト15により外管部材4に締結固定される。第1ミキシングノズル部材31の外周面にはシール溝33,34が環状に形成され、各シール溝33,34にシール部材35,36が嵌入されている。シール部材35はエア流路7から貫通孔25へのエア漏れを防止し、シール部材36は後記する大径孔部37の空間から先端開口部13側へのエア漏れを防止する。
図7〜図9を参照して、第1ミキシングノズル部材31には第1ミキシングノズル部材31の径方向に貫通する比較的大径の貫通孔が形成されている。この貫通孔は第2ミキシングノズル部材32を挿入するための孔であり、一端側の貫通口から順に大径孔部37、中径孔部38、円錐孔部39として形成されている。円錐孔部39は他端側の貫通口に向かうにしたがい縮径するように傾斜状に形成される。流路管部2の内部に臨む第1ミキシングノズル部材31の端面の中央には、内管部材5の先端周りが挿入される支持孔40が形成されている。支持孔40は前記中径孔部38に連通している。また、流路管部2の内部に臨む第1ミキシングノズル部材31の端面には、ミキシングノズル部材12の軸方向に沿ってエア用ノズル上流孔41が形成されている。このエア用ノズル上流孔41は前記大径孔部37に連通している。
第2ミキシングノズル部材32は、図9からも判るように、第1ミキシングノズル部材31の大径孔部37側から挿入されて中径孔部38、円錐孔部39に接面嵌合することにより第1ミキシングノズル部材31に組み込まれる部材であり、概ね中径孔部38に倣った円柱形状部と円錐孔部39に倣った円錐形状部とを有した形状からなる。第2ミキシングノズル部材32には、第1ミキシングノズル部材31の軸方向に沿って、前記支持孔40と連通するように支持孔42が形成されている。内管部材5は、第1ミキシングノズル部材31の支持孔40と第2ミキシングノズル部材32の支持孔42に挿入されることにより径方向の位置決めがなされる。同時に、支持孔40と支持孔42とに内管部材5が挿入されることで、第2ミキシングノズル部材32が第1ミキシングノズル部材31に対して固定されることとなる。支持孔42の内周面にはシール溝43が環状に形成され、このシール溝43に嵌入したシール部材44により、支持孔42の内周面と内管部材5の外周面との間をシールして離型剤流路6とエア流路7とを封密する。
第2ミキシングノズル部材32には、この第2ミキシングノズル部材32の軸心(円柱形状部の軸心)に沿って離型剤用ノズル流路21が形成されている。離型剤用ノズル流路21は上流側で支持孔42に連通する。離型剤用ノズル流路21の下流端は円錐形状部の端面において開口し、離型剤射出口23を構成する。また、第2ミキシングノズル部材32の外周面には、第2ミキシングノズル部材32の円柱形状軸方向に沿って複数の断面半円を呈するエア用ノズル下流溝45が形成されている。このエア用ノズル下流溝45は、第1ミキシングノズル部材31の中径孔部38、円錐孔部39の内周面に閉じられることにより圧縮エアの流路を構成する。エア用ノズル下流溝45の下流端は円錐形状部の端面において開口し、エア射出口24を構成する。
エア射出口24直前のエア用ノズル下流溝45は第2ミキシングノズル部材32の円錐形状部に沿って形成されることにより、エア射出口24直前のエア用ノズル下流溝45の孔軸が射出方向に向かうにしたがい離型剤用ノズル流路21の孔軸に近づくように配置される点、複数のエア射出口24が離型剤射出口23を中心とする円周方向に等間隔で配置される点については、図3、図4に示したミキシングノズル部材12と同じである。
本変形例のミキシングノズル部材12の組み付け手順を説明する。先ず、第1ミキシングノズル部材31の中径孔部38、円錐孔部39に第2ミキシングノズル部材32を挿入する。そして、第1ミキシングノズル部材31の支持孔40と第2ミキシングノズル部材32の支持孔42とを同軸状に合わせて内管部材5の先端周りを挿入することにより、第1ミキシングノズル部材31と第2ミキシングノズル部材32とを一体化させる。次いで、内管部材5の基端側から外管部材4の先端開口部13に挿入していき、第1ミキシングノズル部材31の一端縁を外管部材4の段差面14に突き当てたらボルト15により外管部材4に締結固定する。
以上により、図7において、離型剤は離型剤流路6→離型剤用ノズル流路21→離型剤射出口23の経路で流れ、圧縮エアはエア流路7→エア用ノズル上流孔41→大径孔部37内の空間→複数のエア用ノズル下流溝45→エア射出口24の経路で流れる。
本変形例のミキシングノズル部材12によれば、特に複数の圧縮エアの流路の形成に関して、第1ミキシングノズル部材31と第2ミキシングノズル部材32とを組み付けることによって容易に実現できる。図3、図4の構造のようにノズル内部で連通するようにドリル加工等する手間もなくなるため、ミキシングノズル部材12を簡単に製作できる。
なお、本変形例による離型剤の散布作用については図3、図4のミキシングノズル部材12と同様である。また、本変形例においても、散布された離型剤が押出しピン68にさほどかからないように、たとえば離型剤用ノズル流路21の孔軸を流路管部2の軸線との直交面に対して傾斜角度をもって傾斜させることにより、離型剤の射出方向を傾斜させてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明した。離型剤の散布タイミングとして、説明した実施形態では離型剤散布装置1の最前進位置よりも所定位置だけ後退した位置で散布するようにしているが、これに限られず、離型剤散布装置1の最前進位置で散布してもよいし、後退時に連続して散布するようにしてもよい。
1 離型剤散布装置
2 流路管部
3 ミキシングノズル部
4 外管部材
5 内管部材
6 離型剤流路
7 エア流路
12 ミキシングノズル部材
21 離型剤用ノズル流路
22 エア用ノズル流路
23 離型剤射出口
24 エア射出口
61 金型
62 可動型
63 固定型
64 上型
65 下型
66 ウォータージャケット用入子
67 シリンダボア用入子
68 押出しピン
69 押出しプレート
W シリンダブロック
Wa ウォータージャケット
Wb シリンダボア

Claims (9)

  1. 押出しピンと、該押出しピンを取り付ける押出しプレートとを有した金型において、
    前記金型を挿通して基部が前記押出しプレートに取り付けられるとともに先端が金型成形面に臨み、外管部材と内管部材との2重管により構成され、前記内管部材の内部が離型剤および圧縮エアの内の一方の流路を構成し、前記内管部材と前記外管部材との間の環状空間が他方の流路を構成する流路管部と、
    前記流路管部の先端に形成され、前記流路管部を流れてきた離型剤と圧縮エアとを混合して所定の金型成形面に散布するミキシングノズル部と、
    を備えた金型の離型剤散布装置であって、
    前記ミキシングノズル部は、前記外管部材の先端開口部から挿入されて前記外管部材の内部に嵌合固定されるとともに、前記内管部材の先端周りを支持固定するミキシングノズル部材により構成され、
    前記外管部材の先端周りの内周には、内径を大径にした大径部が設けられ、
    前記ミキシングノズル部材は、その挿入方向端部が前記外管部材の大径部により形成される段差面に当接する位置で前記外管部材に固定されていることを特徴とする金型の離型剤散布装置。
  2. 前記ミキシングノズル部材の挿入方向端部の中央には内管部材の先端周りが挿入される支持孔が形成され、
    前記内管部材は、その先端が前記支持孔の段差部に当接していることを特徴とする請求項1に記載の金型の離型剤散布装置。
  3. 前記ミキシングノズル部材の外周面と前記外管部材の内周面との間に第1シール部材が設けられ、
    前記支持孔の内周面と前記内管部材の外周面との間に第2シール部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の金型の離型剤散布装置。
  4. 前記ミキシングノズル部材は、締結部材により前記外管部材に締結固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の金型の離型剤散布装置。
  5. 押出しピンと、該押出しピンを取り付ける押出しプレートとを有した金型において、
    前記金型を挿通して基部が前記押出しプレートに取り付けられるとともに先端が金型成形面に臨み、
    外管部材と内管部材との2重管により構成され、前記内管部材の内部が離型剤および圧縮エアの内の一方の流路を構成し、前記内管部材と前記外管部材との間の環状空間が他方の流路を構成する流路管部と、
    前記流路管部の先端に形成され、前記流路管部を流れてきた離型剤と圧縮エアとを混合して所定の金型成形面に散布するミキシングノズル部と、
    を備えた金型の離型剤散布装置であって、
    前記ミキンシングノズル部は、前記外管部材の先端開口部から挿入されて前記外管部材の内部に嵌合固定される第1ミキシングノズル部材と、前記第1ミキシングノズル部材に挿入される第2ミキシングノズル部材と、を備え、
    前記第1ミキシングノズル部材に、前記内管部材の先端周りが挿入される第1支持孔が形成され、
    前記第2ミキシングノズル部材に、前記第1ミキシングノズル部材の軸方向に前記第1支持孔と連通する第2支持孔が形成され、
    前記第1支持孔を貫通した前記内管部材の先端周りが前記第2支持孔に支持されることを特徴とする金型の離型剤散布装置。
  6. 前記第2ミキシングノズル部材は、前記第1ミキシングノズル部材の軸方向に直交する方向に形成され、一端側の貫通口に大径孔部を有する貫通孔に挿入され、
    前記一端側の貫通口側に位置する前記第2ミキシングノズル部材の基端と前記外管部材の内周面との間に前記大径孔部の空間が形成され、
    前記第1ミキシングノズル部材に、前記大径孔部の空間と前記環状空間とを連通する上流孔が形成され、
    前記貫通孔の他端側の貫通口側に位置する前記第2ミキシングノズル部材の先端に、圧縮エアおよび離型剤の内の一方を噴射する第1噴射孔と、他方を噴射する第2噴射孔とが形成され、
    前記第2ミキシングノズル部材の外周面に、前記第2ミキシングノズル部材の軸方向に沿って一端が前記大径孔部の空間に連通し、他端が前記第1噴射孔に連結された複数の下流溝が設けられ、
    前記第2ミキシングノズル部材に、前記内管部材と前記第2噴射孔とを連通する流路が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の金型の離型剤散布装置。
  7. 前記外管部材の先端周りの内周には、内径を大径にした大径部が設けられており、
    前記第1ミキシングノズル部材は、その挿入方向端部が前記外管部材の大径部により形成される段差面に当接する位置で前記外管部材に固定され、
    前記第1ミキシングノズル部材の外周面と前記外管部材の内周面との間に第1シール部材が設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の金型の離型剤散布装置。
  8. 前記第2支持孔の内周面と前記内管部材の外周面との間に第2シール部材が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の金型の離型剤散布装置。
  9. 押出しピンと、該押出しピンを取り付ける押出しプレートとを有したエンジンのシリンダブロックの鋳造金型に対して、
    前記金型を挿通して基部が前記押出しプレートに取り付けられるとともに先端が金型成形面に臨み、内部に離型剤の流路と圧縮エアの流路とが互いに独立して画成された流路管部と、
    前記流路管部の先端に形成され、前記流路管部を流れてきた離型剤と圧縮エアとを混合して所定の金型成形面に散布するミキシングノズル部と、
    を備える離型剤散布装置を用いた離型剤散布方法であって、
    シリンダブロックの取り出し後に前記押出しピンを後退させて金型内に収納する途中のタイミングで、ウォータージャケット用入子に離型剤を散布することを特徴とする金型の離型剤散布方法。
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