JP2014080316A - ガラス板の成形装置、ガラス板の成形方法 - Google Patents

ガラス板の成形装置、ガラス板の成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】温度低下による溶融ガラスの粘度の上昇を抑制し、ガラス板を安定して成形することができるガラス板の成形装置及びガラス板の成形方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るガラス板の成形装置は、スリット状の開口を有するスリットノズルと、スリットノズルの開口から流下する溶融ガラスを圧延してガラス板を成形する一対の圧延ローラーと、を備え、圧延ローラーの軸線進行方向から見た場合の一対の圧延ローラー間に滞留する溶融ガラスの幅が、開口の幅の2.5倍以下であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス板の成形装置及びガラス板の成形方法に関し、特に、板厚の薄いガラス板の成形装置及びガラス板の成形方法に関する。
ガラス板の成形方法として、従来からロールアウト法が知られている。ロールアウト法では、スリット状の開口、もしくはリップと呼ばれる堰から溶融ガラスを流下させ、前記開口または堰の直下に配置された一対の圧延ローラーで流下する溶融ガラスを圧延してガラス板を成形する。ロールアウト法では、通常、溶融ガラスを圧延ローラー間に滞留させ、溶融ガラスの液溜まりを形成するのが一般的である。液溜まりを形成することで溶融ガラスがレベリングされ均一に圧延ローラーに供給される。この結果、圧延ローラーのロール間から溶融ガラスが均一排出され、ガラス板の板厚が安定するためである。(例えば、特許文献1,2参照)。
特許第4788951号公報 特表2004−523452号公報
しかしながら、液溜まりを形成すると、溶融ガラスが圧延ローラーと接触する時間が長くなる。このため、溶融ガラスの熱エネルギーが圧延ローラーに奪われて、溶融ガラスの温度が低下し、溶融ガラスの粘度が高くなる問題がある。溶融ガラスの粘度が高くなると、溶融ガラスの変形能が低くなり、ガラスの成形に過剰な押しつけ力が必要となり成形されたガラス板にクラックが生じるなどの不具合が生じる。板厚の薄いガラス板、特に板厚が2mm以下のガラス板を成形する場合には、溶融ガラスを薄く形成するために、付与する圧力も高くなる。このため、板厚の薄いガラス板を成形する場合には、特に、クラックが生じやすくなる。
本発明は、温度低下による溶融ガラスの粘度の上昇を抑制し、ガラス板を安定して成形することができるガラス板の成形装置及びガラス板の成形方法を提供することを目的とする。
本発明に係るガラス板の成形装置は、スリット状の開口を有するスリットノズルと、前記スリットノズルの開口から流下する溶融ガラスを圧延してガラス板を成形する一対の圧延ローラーと、を備え、前記圧延ローラーの軸線進行方向から見た場合の前記一対の圧延ローラー間に滞留する前記溶融ガラスの幅が、前記開口の幅の2.5倍以下であることを特徴とする。
本発明に係るガラス板の成形方法は、スリット状の開口から流下する溶融ガラスを一対の圧延ローラーで圧延してガラス板を成形するガラス板の成形方法であって、前記圧延ローラーの軸線進行方向から見た場合の前記一対の圧延ローラー間における前記溶融ガラスの幅が、前記開口の幅の2.5倍以下であることを特徴とする。
本発明によれば、スリットノズルの開口から流下する溶融ガラスを圧延してガラス板を成形する一対の圧延ローラー間における溶融ガラスの幅が、開口の幅の2.5倍以下であるので、温度低下による溶融ガラスの粘度の上昇を抑制し、ガラス板を安定して成形することができる。
第1の実施形態に係るガラス板の成形装置の俯瞰図である。 第1の実施形態に係るガラス板の成形装置の正面図である。 第1の実施形態に係るガラス板の成形装置の側面図である。 第1の実施形態に係るスリットノズルの開口形状である。 第2の実施形態に係るガラス板の成形装置の側面図である。
以下、図面を参照して、各実施形態に係るガラス板の成形方法について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るガラス板の成形装置10の俯瞰図である。図2は、第1の実施形態に係るガラス板の成形装置10の正面図である。図3は、第1の実施形態に係るガラス板の成形装置10の側面図である。図4は、スリットノズルの開口形状である。以下、図1〜図4を参照してガラス板の成形装置10の構成について説明する。
ガラス板の成形装置10は、溶融ガラスGを流下させるスリットノズル100と、スリットノズル100から流下する溶融ガラスGを圧延してガラス板Tに成形する一対の圧延ローラー200とを備える。
(スリットノズル100の構成)
初めに、スリットノズル100の構成について説明する。
スリットノズル100は、第1の中空パイプ110と、第2の中空パイプ120(第2の流路)と、スリット開口部130とを備える。第1の中空パイプ110は、垂直方向に延伸している。第1の中空パイプ110の上端110Aは、図示しない溶融ガラスの供給機構(例えば、ガラスの溶融炉や撹拌槽)に接続されている。
第2の中空パイプ120は、中央部120Aが第1の中空パイプ110の下端110Bと接続され、第1の中空パイプ110の下端110Bから左右下方向に向かって延伸する。第2の中空パイプ120は、第1の中空パイプ110の下端110Bと接続される中央部120Aを中心として左右対称の形状をしている。
さらに、第2の中空パイプ120は、中央部120Aから左右の端部120B,120Cへ向かうに従い径が細くなる先細りの形状となっている。第2の中空パイプ120の左右の端部120B,120Cには、中空パイプP1,P2が設けられている。
第2の中空パイプ120の左右の端部120B,120Cに設けられた中空パイプP1,P2には、通電用のバスバーB1,B2が接続される。該バスバーB1,B2には、通電用の金属配線(図示せず)が接続されており、バスバーB1,B2を介してスリットノズル100に電気が流される。この通電により、電気抵抗に応じたジュール熱が発生して、スリットノズル100が加熱される。
スリット開口部130は、第2の中空パイプ120の下側に設けられて下方に延伸し、図4に示すような幅W1のスリット状の開口130Aを形成する。第1の中空パイプ110の上端110Aから供給された溶融ガラスは、第1の中空パイプ110及び第2の中空パイプ120の内部を通り、スリット開口部130のスリット状の開口130Aから流出して、板ガラスに成形される。なお、本実施形態における開口130Aの幅W1とは、成形されるガラス板の板厚方向の開口の幅をいうものである。また、本発明における開口の幅W1は、図4に示すようにガラス板の幅方向に均一であってもよいし、不均一であってもよい。開口の幅W1がガラス板の幅方向に不均一の場合、開口の幅W1は、ガラス板の幅方向における開口の幅の平均値をいうものである。
なお、スリットノズル100は、導電性でかつ耐熱性の材料で構成することが好ましい。このような材料として、例えば、白金(Pt)や白金合金(例えば、白金とロジウム(Rh)との合金))を使用することができる。
(圧延ローラー200)
圧延ローラー200は、対向して配置された一対のローラー210,220で構成される。圧延ローラー200は、スリットノズル100の直下に、長手方向がスリットノズル100の長手方向に対して平行に配置される。圧延ローラー200は、この一対のローラー210,220により、スリットノズル100から流下する溶融ガラスGを圧延してガラス板Tを成形する。
また、図3に示すように、スリットノズル100の下端の位置L1は、ローラー210,220の上端間を結ぶ線L2よりも低い位置に配置されている。このため、スリットノズル100は、下端の一部が、ローラー210とローラー220との間に入り込んだ形となっている。
スリットノズル100と圧延ローラー200との間が離れていると、スリットノズル100と圧延ローラー200まで流下する間に溶融ガラスGの温度が低下し、粘度が高くなってしまう。この実施形態では、スリットノズル100の下端の位置L1を、ローラー210,220の上端間を結ぶ線L2よりも低い位置に配置している。このため、スリットノズル100から流下した溶融ガラスGは、すぐに圧延ローラー200上に供給され、圧延される。この結果、溶融ガラスGは、ほとんど温度が低下することなく圧延ローラー200により圧延されてガラス板Tに成形される。
なお、第1の実施形態に係るガラス板の成形装置10では、圧延ローラー200を通過したガラス板Tは鉛直方向に引き出される。この場合、スリットノズル100の開口130Aは、圧延ローラー200を軸線進行方向から見た場合に、ローラー210,220とほぼ中心に位置(図3の線分X−Xの位置)するように配置されることが好ましい。これにより、スリットノズル100から供給される溶融ガラスGと、ローラー210,220との間に形成される溶融ガラスGの液溜まりが均一となり、反りやガラス板表面のうねり等がない表面状態が均一なガラス板Tを成形することが可能となる。
また、スリットノズル100から溶融ガラスGを流出する場合、表面張力により流出された溶融ガラスGはスリットノズル100の長手方向に縮む傾向があり、溶融ガラスGが長手方向に縮むと端部のガラスは板厚が大きく(厚く)なる。そのため、圧延ローラー200に対し長手方向に均一な量の溶融ガラスGを供給する観点から、スリットノズル100と圧延ローラー200とを前述の位置関係にすることでスリットノズル100から圧延ローラー200までの距離を極力短くし、溶融ガラスGの縮みが生じる前に圧延ローラー200に供給することが好ましい。
スリットノズル100から流出した溶融ガラスGは圧延ローラー200に供給されるが、この際、圧延ローラー200の軸線進行方向から見た場合のローラー210,220間に滞留する溶融ガラスGの幅W2は、スリットノズル100の開口130Aの幅W1の2.5倍以下であることが好ましい。
圧延ローラーにて溶融ガラスGをガラス板に成形する従来の方法においては、圧延ローラー間に意図的に溶融ガラスの液溜まりを形成することで、圧延ローラーに供給される溶融ガラスが圧延ローラーの長手方向に不均一であっても、圧延ローラー上の液溜まりを平坦にしている。しかしながら、圧延ローラー上の溶融ガラスの液溜まりは、滞留中に温度低下しガラスの粘性が高くなるため、特に板厚が2mm以下のガラス板を成形する場合、圧延ローラーを通過する途中でガラスにクラックが発生したり、十分にガラス板を薄く成形できないおそれがある。
これに対し、本実施形態では、圧延ローラー200の軸線進行方向から見た場合のローラー210,220間に滞留する溶融ガラスGの幅W2を、スリットノズル100の開口130Aの幅W1の2.5倍以下とすることで、圧延ローラー200上の溶融ガラスGの過剰冷却を回避し、圧延ローラー200にて薄肉のガラス板Tを成形することを可能としている。
圧延ローラー200の軸線進行方向から見た場合のローラー210,220間に滞留する溶融ガラスGの幅W2が、スリットノズル100の開口130Aの幅W1の2.5倍を超えると、圧延ローラー200上の溶融ガラスGの液溜まりが大きくなり、圧延ローラー200を通過する途中でガラスにクラックが発生する確率が高くなる。このため、ローラー210,220間に滞留する溶融ガラスGの幅W2は、スリットノズル100の開口130Aの幅W1の2.0倍以下であることが好ましく、1.5倍以下であることがより好ましい。なお、溶融ガラスGの温度低下を抑制する観点からは、ローラー210,220間に溶融ガラスGが滞留しない、すなわち液溜りがないことがさらに好ましい。
圧延ローラー200上に滞留する溶融ガラスGの幅W2は、スリットノズル100からの溶融ガラスGの供給量、圧延ローラー200上の溶融ガラスGの温度、圧延ローラー200のローラー210,220の表面温度や回転数、ローラー201,220間の幅等によって調整することが好ましい。
以上のように、本実施形態に係るガラス板の成形装置及び成形方法によれば、溶融ガラスGの温度が低下して粘度が高くなり、成形されるガラス板Tにクラックや反りが生じるなどの不具合を効果的に抑制することができる。板厚の薄いガラス板は、溶融ガラスを圧延ローラーで成形した後にクラックや反り等が発生し易いが、本実施形態に係るガラス板の成形装置及び成形方法を用いることで、クラックや反り等の発生を抑制できる。このため、板厚の薄いガラス板、特に板厚が0.5mm〜2mmのガラス板を成形するのに好適に用いることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、圧延ローラー200を通過したガラス板Tは鉛直方向に引き出される。しかしながら、ガラス板Tの引き出し方向は、鉛直方向に限られない。例えば、圧延ローラー200を通過したガラス板Tが斜め下方に引き出される場合においても好適に用いることができる。
図5は、第2の実施形態に係るガラス板の成形装置20の側面図である。以下、図5を参照して第2の実施形態に係るガラス板の成形装置20の構成について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図5に示す第2の実施形態に係るガラス板の成形装置20と、図1〜図4を参照して説明した第1の実施形態に係るガラス板の成形装置10との相違点は、圧延ローラー200により成形されたガラス板Tの引き出される方向である。このため、第2の実施形態に係るガラス板の成形装置20は、圧延ローラー200により成形されたガラス板Tを一方のローラー210側に斜め下方に引き出すための搬送装置300を備える。なお、本実施形態では、搬送装置300は、ローラー310,320を備えているが、ガラス板Tを斜め下方に引き出すことができればよく、他の機構により搬送装置300を構成してもよい。
スリットノズル100と圧延ローラー200との位置関係は、図5に示すように、スリットノズル100の開口130Aが、圧延ローラー200を軸線進行方向から見た場合に、ローラー210,220とほぼ中心に位置(図5の線分X−Xの位置)から一方のローラー210側にオフセットして(偏って)配置されることが好ましい。
その理由は、スリットノズル100から流下する溶融ガラスGは、先にローラー210に接触しかつ成形後の接触時間もローラー220よりも長い。このため、ローラー210は、ローラー220よりも表面温度が高くなり、溶融ガラスGはローラー210に選択的に巻き付き易くなる。
その一方、溶融ガラスGは、ローラー220に対して常に離型し易くなる。つまり、溶融ガラスGは、対向するローラー210,220の温度差が少ない(小さい)場合、溶融ガラスGとローラー210,220の型離れ性に差異がなく、成形されたガラス板Tが振動する傾向がある。これに対し、この実施形態では、溶融ガラスGは、ローラー210に常時接触しながら流下することで、対向するローラー210,220の温度差が大きくなる。このため、溶融ガラスGはローラー210よりもローラー220から相対的に離れやすくなるため、前述のような振動を生じることがない。
この結果、溶融ガラスGの流れが安定し、ローラー210,220及びガラスの面内温度分布も安定し、反りの少ないガラス板Tを成形することが可能となる。なお、各ローラー210,220の表面温度の差に起因し、成形されたガラス板Tの両面で数度から数十度の温度差が発生しソリが発生することがあるが、ガラス板Tに適切な張力を加えれば、ソリ量は実用上問題無いレベルに抑えることが可能である。
前述したスリットノズル100と圧延ローラー200との位置関係において、スリットノズル100の開口130Aから流下する溶融ガラスGと一方のローラー210との間には溶融ガラスGの液溜まりができないことが好ましい。一方でスリットノズル100の開口130Aから流下する溶融ガラスGと他方のローラー220との間には溶融ガラスの少量の液溜まりができることが好ましい。
圧延ローラー200で成形されたガラス板Tを斜め下方に引き出す場合、ガラス板Tは他方のローラー220に比べ、一方のローラー210に接触している時間が長くなる。そのため、溶融ガラスGから各ローラー210,220へ伝達される熱量の差異を考えると、一方のローラー210は、溶融ガラスGとの接触面積が大きいため、溶融ガラスGから伝達される熱量が多い。各ローラー210,220の温度を近づけるために、一方のローラー210側には溶融ガラスGの液溜まりを形成せず、他方のローラー220側に溶融ガラスGの液溜まりを形成する。
これにより、溶融ガラスGの液溜まりにより他方のローラー220が加熱されることで、2つのローラー210、220のロール表面温度差を反りやガラス板表面のうねり等が発生しない程度に抑える事が出来て、表面性状が平坦なガラス板Tを成形することが可能となる。
本実施形態に係るガラス板の成形装置20及び成形方法によれば、溶融ガラスGの温度が低下して粘度が高くなり、成形されるガラス板Tにクラックや反りが生じるなどの不具合を効果的に抑制することができる。このため、板厚の薄いガラス板、特に板厚が0.5mm〜2mmのガラス板を成形するのに好適に用いることができる。その他の効果は、第1の実施形態に係るガラス板の成形装置10及び成形方法と同じである。
本発明のガラス板の成形装置及び成形方法は、溶融ガラスの温度が低下して粘度が高くなり、成形されるガラス板Tにクラックが生じるなどの不具合を効果的に防止することができるので、特に板厚が2mm以下のガラス板を成形するのに好適である。
10,20…ガラス板の成形装置、100…スリットノズル、110…中空パイプ、110A…上端、110B…下端、120…中空パイプ、120A…中央部、120B,120C…端部、130…スリット開口部、130A…開口、200…圧延ローラー、210,220…ローラー、300…搬送装置、B1,B2…バスバー、G…溶融ガラス、P1,P2…中空パイプ、T…ガラス板。

Claims (8)

  1. スリット状の開口を有するスリットノズルと、
    前記スリットノズルの開口から流下する溶融ガラスを圧延してガラス板を成形する一対の圧延ローラーと、
    を備え、
    前記圧延ローラーの軸線進行方向から見た場合の前記一対の圧延ローラー間に滞留する前記溶融ガラスの幅が、前記開口の幅の2.5倍以下であることを特徴とするガラス板の成形装置。
  2. 前記スリットノズルの下端の位置が、前記一対の圧延ローラーの上端間を結ぶ線よりも低いことを特徴とする請求項1に記載のガラス板の成形装置。
  3. 前記一対の圧延ローラーにより圧延された溶融ガラスを一方の前記圧延ローラー側に斜め下方に引きだす搬送装置をさらに備え、
    前記スリットノズルの開口は、前記一方の圧延ローラー側にオフセットして配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガラス板の成形装置。
  4. 前記スリットノズルの開口から流下する溶融ガラスと前記一方の圧延ローラーとの間には前記溶融ガラスの液溜まりができないことを特徴とする請求項3に記載のガラス板の成形装置。
  5. スリット状の開口から流下する溶融ガラスを一対の圧延ローラーで圧延してガラス板を成形するガラス板の成形方法であって、
    前記圧延ローラーの軸線進行方向から見た場合の前記一対の圧延ローラー間における前記溶融ガラスの幅が、前記開口の幅の2.5倍以下であることを特徴とするガラス板の成形方法。
  6. 前記一対の圧延ローラーの上端間を結ぶ線よりも低い位置から前記溶融ガラスを流下させることを特徴とする請求項5に記載のガラス板の成形方法。
  7. 前記一対の圧延ローラーで圧延したガラス板を一方の圧延ローラー側に斜め下方に引きだし、前記一方の圧延ローラーに寄った位置から前記溶融ガラスを流下させることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のガラス板の成形方法。
  8. 前記スリットノズルの開口から流下する溶融ガラスと前記一方の圧延ローラーとの間には前記溶融ガラスの液溜まりができないように前記溶融ガラスを圧延することを特徴とする請求項7に記載のガラス板の成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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