JP2014078169A - 通信システム、通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、通信装置及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】対象物の接近を確実に検知して報知を行うことができる通信システム及び通信方法、並びに、該通信システムが備える通信装置の提供。
【解決手段】通信システム1は通信装置2,3,4を備え、通信装置3,4は通信装置2と同様に構成されている。通信装置2の制御部27は、GPS受信部21から受信したGPS信号に基づいて通信装置2の位置を検出し、検出した位置を示す位置情報を通信装置3又は通信装置4に送信する。制御部27は、通信部22が通信装置3又は通信装置4から位置情報を受信した場合、受信した位置情報が示す位置と、検出した位置との距離を算出する。表示部25及びスピーカ26夫々は、制御部27が算出した距離が所定距離未満である場合、メッセージの表示及び音声の出力によって報知を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線で通信を行う複数の通信装置を備える通信システム、該通信システムが備える通信装置、並びに、該通信システムの各通信装置が行う通信方法に関する。
現在、車両が他の車両又は歩行者等の対象物と衝突することを避けるために、車両近傍に存在する対象物を検知する検知装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
この検知装置はミリ波又は超音波を放射している。特許文献1に記載の検知装置は、車両又は歩行者等の対象物で反射したミリ波若しくは超音波を検出した場合、又は、画像センサ、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサから取得した画像に対象物が写っている場合に車両近傍に存在する対象物を検知する。
従って、特許文献1に記載の検知装置を用い、この検知装置が対象物を検知した場合に使用者に報知を行うことによって、特許文献1に記載の検知装置が搭載された車両と対象物との衝突を未然に防止することができる。
特開2005−271756号公報
しかしながら、特許文献1に記載の検知装置は、ミリ波、超音波又は画像センサを用いて対象物を検知するため、壁又は木々等に隠れている車両又は歩行者等の対象物を検知することはできない。
従って、特許文献1に記載の検知装置を用いて、該検知装置の近傍に存在する対象物を検知する場合に、対象物の検知が確実ではないという問題点がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、無線で通信を行う通信装置、例えば携帯電話機が普及していることに着眼して、対象物の接近を確実に検知して報知を行うことができる通信システム及び通信方法、並びに、該通信システムが備える通信装置を提供することにある。
本発明に係る通信システムは、無線で通信を行う複数の通信装置を備える通信システムにおいて、各通信装置は、自身の位置を検出する検出手段と、該検出手段が検出した位置を示す位置情報を送信する送信手段と、他の通信装置が送信した位置情報を受信する受信手段と、該受信手段が前記他の通信装置から位置情報を受信した場合、前記受信手段が受信した位置情報が示す位置、及び、前記検出手段が検出した位置の距離を算出する算出手段と、該算出手段が算出した距離が所定距離未満である場合に報知を行う報知手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、各通信装置は、自身が移動しているか否かを判定する判定手段を更に有し、前記報知手段は、前記算出手段が算出した距離が所定距離未満であり、かつ、前記判定手段が移動していると判定した場合に報知を行うように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記複数の通信装置の中の少なくとも1つは、前記算出手段が算出した距離が所定距離未満である場合に、報知を行うための報知情報を外部に出力する出力部を更に有することを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、無線で通信を行う通信装置において、自身の位置を検出する検出手段と、位置情報を受信する受信手段と、前記検出手段が検出した位置、及び、前記受信手段が受信した位置情報が示す位置の距離を算出する算出手段と、該算出手段が算出した距離が所定距離未満である場合に報知を行う報知手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る通信方法は、無線で通信を行う複数の通信装置を備える通信システムにて各通信装置が行う通信方法において、各通信装置は、自身の位置を検出し、検出した位置を示す位置情報を送信し、他の通信装置が送信した位置情報を受信し、他の通信装置から位置情報を受信した場合、受信した位置情報が示す位置、及び、検出した位置の距離を算出し、算出した距離が所定距離未満である場合に報知を行うことを特徴とする。
本発明に係る通信システム及び通信方法にあっては、複数の通信装置夫々は無線で通信を行う。各通信装置は、自身の位置を検出し、検出した位置を示す位置情報を送信する。各通信装置は、他の通信装置から位置情報を受信した場合、受信した位置情報が示す位置、及び、検出した自身の位置の距離を算出する。各通信装置は、算出した距離が所定距離未満である場合に報知を行う。
一の通信装置は、無線通信を用いて他の通信装置から位置情報を受信して他の通信装置との距離を算出し、算出した距離が所定距離未満である場合に、他の通信装置と共に移動している車両又は歩行者等の対象物の接近を検知する。このため、対象物が壁又は木々等に隠れている場合であっても、対象物の接近が確実に検知され、報知が行われる。
本発明に係る通信システムにあっては、各通信装置は、検出した自身の位置と、他の通信装置から受信した位置情報が示す位置との距離が所定距離未満であり、かつ、自身が移動していると判定した場合に報知を行う。
これにより、各通信装置は、自身が移動しており、自身と共に移動している対象物が車両又は歩行者等の対象物と衝突する可能性がある場合に報知を行うので、不要な報知が行われる確率が低い。
本発明に係る通信システムにあっては、複数の通信装置の中の少なくとも1つは、算出した距離、即ち、検出した自身の位置と、受信した位置情報が示す位置との距離が所定距離未満である場合に、報知を行うための報知情報を外部に出力する。
例えば、報知を行うための表示機能又は音声出力機能等を備える車載機器に一の通信装置が接続してあって、一の通信装置が報知情報を出力するように構成してある場合、一の通信装置から報知情報が入力された車載機器によって報知が行われる。
本発明に係る通信装置にあっては、無線で通信を行い、外部から位置情報を受信する。検出した自身の位置と、受信した位置情報が示す位置との距離を算出し、算出した距離が所定距離未満である場合に報知を行う。
無線通信を用いて位置情報を受信して、受信した位置情報が示す位置と、検出した自身の位置との距離を算出し、算出した距離が所定の距離未満である場合に、位置情報を送信した送信機と共に移動している対象物の接近を検知する。このため、対象物が壁又は木々等に隠れている場合であっても、対象物の接近が確実に検知され、報知が行われる。
本発明によれば、無線通信を用いて対象物の接近を検知するので、対象物の接近を確実に検知して報知を行うことができる。
実施の形態1における通信システムが適用される状況を説明するための説明図である。 通信システムの要部構成を示すブロック図である。 通信装置の制御部が実行する動作の手順を示すフローチャートである。 通信装置の制御部が実行する動作の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2における通信システムの要部構成を示すブロック図である。 通信装置の制御部が実行する動作の手順を示すフローチャートである。 通信装置の制御部が実行する動作の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3における通信システムの要部構成を示すブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における通信システムが適用される状況を説明するための説明図である。この通信システム1は通信装置2,3,4を備える。通信装置2,3,4夫々は、図1に示すように車両又は歩行者と共に移動し、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)又はWiMAX(登録商標)等の規格に従って相互に無線で通信を行う。一例として、通信装置2,3,4夫々は、車両を運転する運転者又は歩行者が所持する携帯電話機又はスマートフォン等の携帯型の通信装置に該当する。
通信システム1では、図1に示すように、例えば交差点で通信装置2,3,4のいずれか2つが接近した場合に、接近した2つの通信装置夫々は報知を行うことによって、前記接近した2つの通信装置夫々と共に移動する車両又は歩行者等の対象物間の衝突を防止する。
図2は通信システム1の要部構成を示すブロック図である。通信装置2は、GPS(Global Positioning System)受信部21、通信部22、記憶部23、加速度センサ24、表示部25、スピーカ26及び制御部27を有する。制御部27は、共通のバスを介してGPS受信部21、通信部22、記憶部23、加速度センサ24、表示部25及びスピーカ26に各別に接続されている。
通信装置3,4夫々の要部構成は、通信装置2の要部構成と同様であるため、説明を省略し、以下には通信装置2の要部構成を説明する。
GPS受信部21は、複数の衛星からGPS信号を受信し、受信したGPS信号を制御部27に与える。制御部27は、GPS受信部21から受信したGPS信号に基づいて、自身、即ち、通信装置2の位置を検出する。制御部27は検出手段として機能する。
通信部22は、制御部27の指示に従って、制御部27が検出した通信装置2の位置を示す位置情報を通信装置3,4に送信する。また、通信部22は、通信装置2以外の他の通信装置、即ち、通信装置3又は通信装置4が送信した位置情報を受信する。通信部22は、通信装置3から通信装置3の位置を示す位置情報を受信し、通信装置4から通信装置4の位置を示す位置情報を受信する。通信部22は、受信した位置情報を制御部27に与える。通信部22は、送信手段及び受信手段として機能する。
記憶部23には、制御部27が算出した距離が記憶され、記憶部23に記憶してある距離は制御部27によって書き換えられる。
加速度センサ24は通信装置2の加速度を検出しており、検出した加速度は制御部27によって読み込まれる。
表示部25は、制御部27の指示に従って、通信装置2の位置、及び、通信部22が受信した位置情報が示す位置と共に、通信装置3又は通信装置4の接近を示すメッセージを表示する。
スピーカ26は、制御部27の指示に従って、通信装置3又は通信装置4の接近を通知する音声を出力する。
制御部27は、算出手段としても機能し、通信部22が位置情報を受信した場合、通信部22が受信した位置情報が示す位置、及び、検出した通信装置2の位置の距離を算出する。
制御部27は、判定手段としても機能し、加速度センサ24から読み込んだ加速度に基づいて、自身、即ち、通信装置2が移動しているか否かを判定する。制御部27は、加速度センサ24から読み込んだ加速度がゼロを超えている場合に、通信装置2が移動していると判定し、加速度センサ24から読み込んだ加速度がゼロである場合に、通信装置2が移動していないと判定する。
制御部27は、算出した距離が所定距離未満であり、かつ、通信装置2が移動していると判定した場合に、表示部25に、検出した位置と、通信部22が受信した位置情報が示す位置と共に、通信装置3又は通信装置4の接近を示すメッセージを表示させる。また、制御部27は、算出した距離が所定距離未満であり、かつ、通信装置2が移動していると判定した場合に、スピーカ26に指示して、通信装置3又は通信装置4の接近を通知する音声を出力させる。
従って、制御部27が算出した距離が所定距離未満であり、かつ、通信装置2が移動していると判定された場合、表示部25は、位置及びメッセージを表示することによって報知を行い、スピーカ26は音声を出力することによって報知を行う。表示部25及びスピーカ26夫々は報知手段として機能する。
なお、表示部25は、メッセージのみを表示するように構成してあってもよい。
図3及び図4は、通信装置2の制御部27が実行する動作の手順を示すフローチャートである。制御部27は、まず、GPS受信部21が受信したGPS信号に基づいて、通信装置2の位置を検出し(ステップS1)、検出した位置を示す位置情報を通信装置3及び通信装置4に送信する(ステップS2)。
次に、制御部27は、通信装置3又は通信装置4から位置情報を受信したか否かを判定する(ステップS3)。
制御部27は、位置情報を受信したと判定した場合(ステップS3:YES)、ステップS1で検出した位置と、通信装置3又は通信装置4から受信した位置情報が示す位置との距離を算出する(ステップS4)。ここで、ステップS4で算出される距離は、通信装置2と共に移動している対象物(図1では車両)と、通信装置3又は通信装置4と共に移動している対象物(図1では車両又は歩行者)との距離である。
次に、制御部27は、ステップS4で算出した距離が所定距離未満であるか否かを判定する(ステップS5)。制御部27は、距離が所定距離未満であると判定した場合(ステップS5:YES)、ステップS4で算出した距離を記憶部23に記憶する(ステップS6)。
次に、制御部27は、加速度センサ24から読み込んだ加速度に基づいて、通信装置2が移動しているか否かを判定する(ステップS7)。
制御部27は、位置情報を受信していないと判定した場合(ステップS3:NO)、ステップS4で算出した距離が所定距離以上であると判定した場合(ステップS5:NO)、又は、通信装置2が移動していないと判定した場合(ステップS7:NO)、処理をステップS1に戻す。
制御部27は、通信装置2が移動している状態で、位置情報を受信し、かつ、ステップS4で算出した距離が所定距離未満になるまで、通信装置2の位置の検出と、位置情報の送信とを繰り返す。
制御部27は、通信装置2が移動していると判定した場合(ステップS7:YES)、表示部25に、ステップS4で算出した位置と通信部22が受信した位置情報が示す位置と共にメッセージを表示させ、スピーカ26に音声を出力させることによって、報知を行う(ステップS8)。
次に、制御部27は、再び、GPS受信部21が受信したGPS信号に基づいて通信装置2の位置を検出し(ステップS9)、検出した位置を示す位置情報を通信装置3及び通信装置4に送信する(ステップS10)。
次に、制御部27は、通信部22が通信装置3又は通信装置4から位置情報を受信したか否かを判定する(ステップS11)。
制御部27は、位置情報を受信したと判定した場合(ステップS11:YES)、ステップS9で検出した位置と、通信装置3又は通信装置4から受信した位置情報が示す位置との距離を算出する(ステップS12)。
次に、制御部27は、ステップS12で算出した距離が記憶部23に記憶してある距離よりも短いか否かに基づいて、通信装置2と通信装置3又は通信装置4との距離が短縮したか否かを判定する(ステップS13)。ここで、制御部27は、ステップS12で算出した距離が記憶部23に記憶してある距離よりも短い場合、ステップS13で短縮したと判定し、ステップS12で算出した距離が記憶部23に記憶してある距離よりも長い場合に短縮していないと判定する。
制御部27は、距離が短縮したと判定した場合(ステップS13:YES)、表示部25に、ステップS9で検出した位置と、通信部22が受信した位置情報が示す位置と共にメッセージを表示させ、スピーカ26に音声を出力させることによって報知を行う(ステップS14)。その後、制御部27は、記憶部23に記憶してある距離を、ステップS12で算出した距離に書き換える(ステップS15)。
制御部27は、ステップS15を実行した後、処理をステップS9に戻す。制御部27は、通信装置3又は通信装置4から位置情報を受信してステップS12で算出した距離が短縮し続けている間、報知を行い続ける。ここで、ステップS14で報知する回数の増加と共に、表示部25に表示するメッセージを構成する文字を拡大し、スピーカ26から出力される音声を大きくすることによって、通信装置3又は通信装置4の接近を強調して報知してもよい。
制御部27は、位置情報を受信していないと判定した場合(ステップS11:NO)、又は、距離が短縮していないと判定した場合(ステップS13:NO)、通信装置2が通信装置3又は通信装置4に衝突する危険がなくなったとして処理を終了し、改めてステップS1を実行する。
通信装置2は、前述した通信部22、表示部25、スピーカ26及び制御部27等の機能を、アプリケーションプログラムを外部のネットワークからダウンロードすることによって取得してもよい。
前述したように、通信装置3,4夫々は通信装置2と同様に動作する。通信装置3の制御部は、ステップS3で、通信装置2又は通信装置4から位置情報を受信したか否かを判定し、ステップS13で通信装置2又は通信装置4が接近しているか否かを判定する。通信装置4の制御部は、ステップS3で、通信装置2又は通信装置3から位置情報を受信したか否かを判定し、ステップS13で通信装置2又は通信装置3が接近しているか否かを判定する。
以上のように構成された通信システム1では、通信装置2,3,4夫々は、無線通信を用いて他の通信装置から位置情報を受信して他の通信装置との距離を算出し、算出した距離が所定距離未満であり、かつ、自身が移動している場合に報知を行う。このため、通信装置2,3,4夫々は、他の通信装置と共に移動している対象物が壁又は木々等に隠れている場合であっても、対象物の接近を確実に検知して報知を行うことができる。また、通信装置2,3,4夫々は、自身が移動しており、自身と共に移動している対象物が車両又は歩行者等の対象物と衝突する可能性がある場合に報知を行うので、不要な報知が行われる確率が低い。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2における通信システムの要部構成を示すブロック図である。この通信システム5は、通信装置2,3,4に加えて車載機器6を備えている。
通信システム5は、実施の形態1における通信システム1と比較して、通信装置2が車載機器6に有線で接続している点、通信装置2が移動しているか否かを車載機器6から取得した情報に基づいて判定する点、及び、報知を車載機器6においても行う点が異なっている。
以下では、実施の形態2における通信装置2について、実施の形態1における通信装置2と異なる点を車載機器6と共に説明する。実施の形態1と共通する実施の形態2の構成には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
車載機器6は、センサ61,62、ECU(Electronic Control Unit)63,64,65、表示部66、スピーカ67及びインタフェース部68を有している。インタフェース部68は、通信装置2に着脱可能に接続し、センサ61,62夫々に接続してある。また、インタフェース部68は、バス6aを介してECU63と、バス6bを介してECU64,65と接続している。ECU65は表示部66及びスピーカ67に各別に接続している。
センサ61,62夫々は、車速を検出するセンサ、図示しないエンジンの回転数を検出するセンサ、又は、エンジンルームの温度を検出するセンサ等である。センサ61,62が検出した検出値はインタフェース部68によって読み込まれる。
ECU63,64,65夫々は、車両に搭載してあるエンジン、変速機、エアーコンディショナー又はエアバック等の動作を制御する制御装置である。ECU63及びインタフェース部68はバス6aを介して互いに情報の送受信を行い、ECU64,65及びインタフェース部68はバス6bを介して互いに情報の送受信を行う。
ECU65は、報知を行うための報知情報をインタフェース部68から受信する。報知情報には、制御部27が検出した通信装置2の位置を示す情報と、通信部22が受信した位置情報とが含まれている。ECU65は、報知情報をインタフェース部68から受信した場合、表示部66に、報知情報が示す位置、即ち、制御部27が検出した通信装置2の位置、及び、通信部22が受信した位置情報が示す位置と共に、通信装置3又は通信装置4の接近を示すメッセージを表示させる。更に、ECU65は、報知情報をインタフェース部68から受信した場合、スピーカ67に、通信装置3又は通信装置4の接近を通知する音声を出力させる。
表示部66は、ECU65の指示に従って、報知情報が示す位置と共に、通信装置3又は通信装置4の接近を示すメッセージを表示する。表示部66は、車両のフロントガラス、サイドガラス又はバックガラス等に設けられてもよい。この場合、表示部66は、報知情報が示す位置とメッセージとをガラス面に重畳して表示する。
スピーカ67は、ECU65の指示に従って、通信装置3又は通信装置4の接近を通知する音声を出力する。
インタフェース部68は、センサ61,62から検出値を読み込み、読み込んだ検出値を示すセンサ情報を通信装置2に出力する。また、インタフェース部68は、通信装置2から報知情報が入力された場合、入力された報知情報をECU65に送信する。
通信装置2のインタフェース部50は、車載機器6のインタフェース部68に有線で着脱可能に接続される。インタフェース部50は、インタフェース部68に接続された場合にインタフェース部50,68の接続を検知することが可能に構成されている。
一例として、インタフェース部68がインタフェース部50,68の接続を示す接続情報を所定周期で出力するように構成してある場合、インタフェース部50は、接続情報をインタフェース部68から入力されたとき、インタフェース部50,68の接続を検知する。また、他の例として、インタフェース部50内にある回路の抵抗がインタフェース部50,68の接続によって所定値に変化するように前記回路が構成してある場合、インタフェース部50は、前記回路の抵抗が所定値になったとき、インタフェース部50,68の接続を検知する。
インタフェース部50は、インタフェース部50,68の接続を検知した場合、該接続を制御部27に通知する。
また、インタフェース部50には、インタフェース部68からセンサ情報が入力される。インタフェース部50は、センサ情報が入力された場合、入力されたセンサ情報を制御部27に与える。
更に、インタフェース部50は、制御部27から報知情報を受け付けた場合、受け付けた報知情報をインタフェース部68に出力する。
制御部27は、インタフェース部50によって、インタフェース部50,68の接続を通知された場合、通信装置2が移動しているか否かを、加速度センサ24から読み込んだ加速度ではなく、インタフェース部50に入力されたセンサ情報に基づいて判定する。制御部27は、インタフェース部50,68の接続を通知されていない場合、実施の形態1と同様に、加速度センサ24から読み込んだ加速度に基づいて通信装置2が移動しているか否かを判定する。制御部27は、実施の形態1と同様に、判定手段として機能する。
制御部27は、実施の形態1と同様に、GPS受信部21が受信したGPS信号に基づいて、通信装置2の位置を検出し、通信部22が位置情報を受信した場合に、検出した位置と、受信した位置情報が示す位置との距離を算出する。制御部27は、算出した距離が所定距離未満であり、かつ、通信装置2が移動としていると判定した場合、実施の形態1と同様に、メッセージの表示及び音声の出力夫々を表示部25及びスピーカ26に指示すると共に、インタフェース部50に報知情報のインタフェース部68への出力を指示する。
制御部27は、自身の位置の検出、検出した位置と通信部22が受信した位置情報が示す位置との距離の算出、メッセージの表示及び音声の出力夫々を実施の形態1と同様に行い、検出手段及び算出手段としても機能する。制御部27は、記憶部23への距離の記憶及び書換も実施の形態1と同様に行う。
通信部22、加速度センサ24、表示部25及びスピーカ26夫々も、実施の形態1と同様に動作し、通信部22は、送信手段及び受信手段として、表示部25及びスピーカ26夫々は報知手段として機能する。
図6及び図7は、通信装置2の制御部27が実行する動作の手順を示すフローチャートである。実施の形態2における制御部27が実行するステップS21からS26,S28,S30からS35,S37夫々は、実施の形態1における制御部27が実行するステップS1からS6,S8,S9からS14,S15と同様であるため、説明を省略する。
なお、制御部27には、インタフェース部50からインタフェース部50,68の接続を通知されているものとする。
実施の形態2における制御部27は、ステップS26で算出した距離を記憶部23に記憶した後、インタフェース部68からインタフェース部50に入力されたセンサ情報に基づいて、通信装置2が移動しているか否かを判定する(ステップS27)。
ここで、例えば、センサ情報が車速情報であった場合、制御部27は、インタフェース部68に入力された車速情報が示す速度がゼロを超えているときに、通信装置2が移動していると判定し、インタフェース部68に入力された車速情報が示す速度がゼロであるときに、通信装置2は移動していないと判定する。
制御部27は、位置情報を受信していないと判定した場合(ステップS23:NO)、ステップS24で算出した距離が所定距離以上であると判定した場合(ステップS25:NO)、又は、通信装置2が移動していないと判定した場合(ステップS27:NO)、処理をステップS21に戻す。
制御部27は、通信装置2が移動している状態で、位置情報を受信し、かつ、ステップS24で算出した距離が所定距離未満になるまで、通信装置2の位置の検出と、位置情報の送信とを繰り返す。
制御部27は、通信装置2が移動していると判定した場合(ステップS27:YES)、ステップS28を実行する。
制御部27は、ステップS28を実行した後、ステップS1で検出した通信装置2の位置を示す情報と、通信部22が受信した位置情報とを含む報知情報をインタフェース部50に与えることによって、インタフェース部50から報知情報を車載機器6のインタフェース部68に出力する(ステップS29)。
これにより、車載機器6の表示部66は、報知情報が示す位置、即ち、ステップS1で検出した通信装置2の位置、及び、通信部22が受信した位置情報が示す位置と共に、通信装置3又は通信装置4の接近を示すメッセージを表示する。更に、車載機器6のスピーカ67は、通信装置3又は通信装置4の接近を通知する音声を出力する。このように車載機器6の表示部66及びスピーカ67によって報知が行われる。
インタフェース部50は、前述したように、ステップS27で通信装置2が移動していると判定された場合、即ち、制御部27がステップS24で算出した距離が所定距離未満であり、かつ、通信装置2が移動していると判定された場合、報知情報を車載機器6のインタフェース部68に出力する。このように、インタフェース部50は出力部として機能する。
制御部27は、ステップS29を実行した後、ステップS30を実行する。
制御部27は、ステップS35を実行した後、ステップS30で検出した通信装置2の位置を示す情報と、通信部22が受信した位置情報とを含む報知情報をインタフェース部50に与えることによって、インタフェース部50から報知情報を車載機器6のインタフェース部68に出力する(ステップS36)。これによって、ステップS29の説明で述べたように、表示部66が位置及びメッセージを表示し、スピーカ67が音声を出力することによって報知が行われる。制御部27は、ステップS36を実行した後、ステップS37を実行する。
制御部27は、通信装置3又は通信装置4から位置情報を受信してステップS33で算出した距離が短縮し続けている間、ステップS36で報知情報を出力し続ける。ここで、ステップS36で報知情報を出力する回数の増加と共に、表示部66に表示するメッセージを構成する文字を拡大し、スピーカ67から出力される音声を大きくすることによって、通信装置3又は通信装置4の接近を強調して報知してもよい。
以上のように構成された通信システム5においても、実施の形態1と同様に、通信装置2,3,4夫々は、無線通信を用いて他の通信装置から位置情報を受信して他の通信装置との距離を算出し、算出した距離が所定距離未満であり、かつ、自身が移動している場合に報知を行う。このため、他の通信装置と共に移動している対象物が壁又は木々等に隠れている場合であっても、対象物の接近を確実に検知して報知を行うことができる。また、通信装置2,3,4夫々は、自身が移動しており、自身と共に移動している対象物が車両又は歩行者等の対象物と衝突する可能性がある場合に報知を行うので、不要な報知が行われる確率が低い。
(実施の形態3)
図8は実施の形態3における通信システムの要部構成を示すブロック図である。この通信システム7では、通信装置2のインタフェース部50は、例えばミラーリンクを用いて車載機器6のインタフェース部68と無線で接続している。
通信システム7の他の構成は、実施の形態2における通信システム5と同様であるため、説明を省略する。
インタフェース部50,68は無線で接続されるので、インタフェース部50をインタフェース部68に有線で接続する必要がなく、使用者の手間が省かれる。
以上のように構成された通信システム7において、インタフェース部50,68が無線によって接続されている構成を除く他の構成は、実施の形態2における通信システム5と同様である。このため、通信装置2,3,4夫々は、他の通信装置と共に移動している対象物が壁又は木々等に隠れている場合であっても、対象物の接近を確実に検知して報知を行うことができ、不要な報知が行われる確率が低い。
なお、実施の形態2,3において、通信装置2,3,4の中で、インタフェース部50を有して車載機器6に接続可能に構成される通信装置は通信装置2に限定されない。通信装置3,4夫々が通信装置2と同様に車載機器に接続可能に構成されてもよい。更に、通信装置2,3,4の中で車載機器に接続可能な通信装置の数は、少なくとも1以上であればよいので、1に限定されず、2以上であってもよい。
また、報知情報に、制御部27が検出した通信装置2の位置を示す情報と、通信部22が受信した位置情報とが含まれてなくてもよい。このとき、表示部66は、通信装置3又は通信装置4の接近を示すメッセージを表示することによって報知を行う。
また、実施の形態1,2,3において、通信装置2,3,4夫々の制御部は、自身が移動しているか否かを判定しなくてもよい。この場合、通信装置2,3,4夫々の制御部は、算出した距離、即ち、検出した自身の位置と、他の通信装置から受信した位置情報が示す位置との距離が所定距離未満である場合に表示部及びスピーカ夫々にメッセージの表示及び音声の出力を行わせることによって報知を行う。
この場合であっても、通信装置2,3,4夫々は、無線通信を用いて他の通信装置から位置情報を受信して他の通信装置との距離を算出し、算出した距離が所定距離未満である場合に報知を行う。このため、通信装置2,3,4夫々は、他の通信装置と共に移動している対象物が壁又は木々等に隠れている場合であっても、対象物の接近を確実に検知して報知を行うことができる。
通信装置2,3,4夫々は、表示部によるメッセージの表示、及び、スピーカによる音声の出力の両方で報知を行わなくてもよく、いずれか一方で報知を行ってもよい。更に、通信装置2,3,4夫々による報知は、表示部によるメッセージの表示、又は、スピーカによる音声の出力に限定されず、例えば、ランプの点灯によって行われてもよい。
また、通信装置2,3,4夫々と共に移動する対象物は、車両又は歩行者に限定されない。通信装置2,3,4夫々と共に移動することができる物体、例えば自転車等も対象物に含まれる。
また、通信システム1,5,7が備える通信装置の数は3に限定されず、2又は4以上であってもよい。
開示された実施の形態1,2,3は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,5,7 通信システム
2,3,4 通信装置
22 通信部
25 表示部
26 スピーカ
27 制御部
50 インタフェース部

Claims (5)

  1. 無線で通信を行う複数の通信装置を備える通信システムにおいて、
    各通信装置は、
    自身の位置を検出する検出手段と、
    該検出手段が検出した位置を示す位置情報を送信する送信手段と、
    他の通信装置が送信した位置情報を受信する受信手段と、
    該受信手段が前記他の通信装置から位置情報を受信した場合、前記受信手段が受信した位置情報が示す位置、及び、前記検出手段が検出した位置の距離を算出する算出手段と、
    該算出手段が算出した距離が所定距離未満である場合に報知を行う報知手段と
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 各通信装置は、自身が移動しているか否かを判定する判定手段を更に有し、
    前記報知手段は、前記算出手段が算出した距離が所定距離未満であり、かつ、前記判定手段が移動していると判定した場合に報知を行うように構成してあること
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記複数の通信装置の中の少なくとも1つは、前記算出手段が算出した距離が所定距離未満である場合に、報知を行うための報知情報を外部に出力する出力部を更に有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  4. 無線で通信を行う通信装置において、
    自身の位置を検出する検出手段と、
    位置情報を受信する受信手段と、
    前記検出手段が検出した位置、及び、前記受信手段が受信した位置情報が示す位置の距離を算出する算出手段と、
    該算出手段が算出した距離が所定距離未満である場合に報知を行う報知手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  5. 無線で通信を行う複数の通信装置を備える通信システムにて各通信装置が行う通信方法において、
    各通信装置は、
    自身の位置を検出し、
    検出した位置を示す位置情報を送信し、
    他の通信装置が送信した位置情報を受信し、
    他の通信装置から位置情報を受信した場合、受信した位置情報が示す位置、及び、検出した位置の距離を算出し、
    算出した距離が所定距離未満である場合に報知を行うこと
    を特徴とする通信方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016173652A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 パナソニック株式会社 車載端末装置及び歩車間通信システム及び軌跡表示方法
JP2020147106A (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 トヨタ自動車株式会社 車両運転システム

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