JP2014077730A - 磁界測定装置及び磁界測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な回路を追加することなく、ホール素子のオフセットドリフトを相殺するようにした磁界測定装置及び磁界測定方法を提供すること。
【解決手段】本発明の磁界測定装置は、複数のホール素子の出力電圧に含まれるオフセット電圧のドリフト成分をキャンセルするように構成されたものである。P型半導体基板層の表面にN型不純物領域を設け、このN型不純物領域が感磁部として機能するホール素子を少なくとも2個備え、このホール素子の各々のオフセット電圧の極性が互いに異なるように構成されている。地磁気程度の磁場を測定する磁界測定装置のホール素子に加わるオフセットドリフトを低減することができる電子コンパスに適用可能である。
【選択図】図10

Description

本発明は、磁界測定装置及び磁界測定方法に関し、より詳細には、ホール素子のオフセットドリフトを相殺する磁界測定装置及び磁界測定方法に関する。特に、地磁気程度の磁場を測定する磁界測定装置のホール素子に加わるオフセットドリフトを低減することができ、電子コンパスに適用可能である。
従来から、ホール素子を内蔵した磁気センサ半導体集積回路(磁界測定装置)として、電流が発生させる磁場を検出する電流センサや、磁石の回転を検出する回転角センサ、磁石の移動を検出するポジションセンサなどが知られている。
ホール素子は、磁界を与えた際に生じるホール効果を利用したものであり、その出力電圧に基づいて磁界の強さや電流を計測するものである。ホール素子を用いて磁界の強さを出力電圧として取り出す場合は、磁界の強さと出力電圧との関係がほぼ線形に現れるが、磁界がゼロであっても、その出力電圧はゼロ値とはならず、オフセット電圧が発生する。
つまり、このようなホール素子の出力は、磁場に比例して増加するホール起電力信号(V)と、磁場によらないオフセット電圧(Offset;Voff)に分類することができる。このホール素子のオフセット電圧は、磁気センサ半導体集積回路(磁界測定装置)の出力誤差となるため、可能な限り小さくすることが望まれている。
図1は、ホール素子の駆動回路例を示す図である。ホール素子の出力がホール起電力信号とオフセット電圧の和の形で得られることがわかる。
また、ホール素子のオフセット電圧は、応力によって変化する(ピエゾホール効果)ことが知られている。
図2は、磁気センサ半導体集積回路がパッケージ封止された断面構成図である。リードフレーム1上に、ホール素子2が組み込まれた磁気センサ半導体集積回路3があり、その周りにモールド樹脂4を設けた構造になっている。この構造では、シリコンとリードフレーム1とモールド樹脂4などの熱膨張係数が異なるため、シリコン表面上を含め各場所に応力が発生する。さらに、使用環境の湿度が変化することによっても、パッケージの収縮が発生し、シリコン表面上の応力は変化する。そのため、使用環境によってホール素子のオフセット電圧が変化してしまうという問題が生じていた。
このようなホール素子のオフセット電圧の発生に対して、ホール素子のチョッパ駆動により動的にオフセット電圧をキャンセルするという方法が、例えば、非特許文献1及び特許文献1に開示されている。
また、複数のホール素子のオフセットを平滑化処理してオフセットを低減する方法が、例えば、特許文献2に開示されている。センサの製造にCMOS工程を使用することにより、デバイスのパッケージング工程及び製造工程に基づいて、センサのオフセット電圧が生じる。この特許文献2のものは、低コストパッケージング技術やプラスチックパッケージにおいて制御されないチップに対する機械適応力の結果として生じるピエゾ抵抗効果の影響を考慮して、CMOSセンサの精度の向上を図るようにしたものである。前記のCMOSセンサとして、ホール素子が含まれている。
また、例えば、特許文献3に記載のものは、ホール素子自体が持つ初期オフセット電圧の極性の如何に拘らずオフセット電圧を除去するために、ホール素子の活性層上に複数のゲート電極を形成し、ホール素子のオフセット電圧の値に応じて、いずれかのゲート電極にオフセット電圧を除去するようなオフセット消去用電圧を印加し、他のいずれかのゲート電極にゲート電極と活性層間が順バイアス状態になることを抑えるバイアス電圧を印加することにより、オフセット電圧を低減する方法である。
また、例えば、特許文献4に記載のものは、P型のシリコンからなる半導体層と、この表面にN型の導電型不純物が導入されて拡散層として形成されたN型の半導体領域(Nウェル)とを有する縦型ホール素子のオフセット電圧の好適な補正を可能としたものである。
また、例えば、特許文献5に記載のものは、漏洩磁場が存在する環境下であっても磁気センサに加わるオフセット電圧を補正して正確に磁気検出を行うことができる電子コンパスに関するものである。
特開2007−248389号公報 特開2010−156686号公報 特開平8−335730号公報 特開2008−28412号公報 特開2007−271599号公報
HALL EFFECT DEVICES Second Edition , Popovic著 pp286−289,2004年
しかしながら、上述した非特許文献1及び特許文献1に記載された方法によるオフセット出力は、応力を印加した際にオフセット出力が変化(オフセットドリフト)することが実験的に分かっている。
さらに、上述した特許文献2に記載された方法では、複数のホール素子に一様な応力が印加された場合、オフセット電圧が同じようにドリフトするために、オフセット低減効果が小さいという課題が生じる。
また、上述した特許文献3に記載のものは、ホール素子自体が持つ初期オフセット電圧の極性の如何に拘らずオフセット電圧を除去することが開示されているものの、各ホール素子のオフセット電圧を測定し、そのオフセット電圧に応じた2種類のゲート電圧を生成し、ホール素子に印加させる必要がある。そのため、製品出荷前のテスト時間の増加及び高精度にゲート電圧を制御できる回路が必要という課題が生じる。
さらに、上述した特許文献4に記載のものは、基板表面(チップ面)に対して平行な磁界成分を検出する縦型ホール素子のオフセットを改善する方法であり、本発明に記載の基板表面(チップ面)に対して垂直な磁界成分を検出するホール素子とは素子構造から異なる。
また、上述した特許文献5に記載のものは、オフセットを検出するために極性を反転させた磁場を発生させる必要があり、ホール素子に加えて磁場発生機構が必要となる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは複雑な回路やオフセットを検出するための磁場発生機構等を追加することなく、ホール素子のオフセットドリフトを相殺するようにした磁界測定装置及び磁界測定方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、複数のホール素子の出力電圧に含まれるオフセット電圧のドリフト成分をキャンセルするように構成された磁界測定装置において、P型半導体基板層の表面にN型不純物領域を設け、該N型不純物領域が感磁部として機能するホール素子を少なくとも2個備え、該ホール素子の各々のオフセット電圧の極性が互いに異なることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ホール素子のブリッジ抵抗の1つが1%以上異なるようにレイアウトされた一方のホール素子と、該ホール素子とはオフセット電圧の極性が異なるように、前記ブリッジ抵抗の1つが1%以上異なるようにレイアウトされた他方のホール素子を有していることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記ホール素子の一対の入力端子である第1の電極と第3の電極3との間に入力電圧を印加して、出力端子である第2の電極と第4の電極との間に出力電圧(V+VOFFSET1,V+VOFFSET2)を取得する第1及び第2のホール素子出力電圧取得部(21,22)と、前記第1のフェーズ及び第2乃至第4のフェーズの4フェーズにおける前記第1及び第2のホール素子の出力電圧からホール起電力信号及び4Phaseオフセットを得る第1及び第2の4Phase出力電圧演算部(31,32)と、該第1及び第2の4Phase出力電圧演算部(31,32)により演算された前記第1及び第2の出力信号(ホール起電力信号、4PhaseOffset1,4PhaseOffset2)を加算(ホール起電力信号+4PhaseOffset1+4PhaseOffset2)する加算部(41)とを備えていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ホール素子出力電圧取得部(21,22)が、前記第1及び第2のホール素子(51,52)を4フェーズチョッパ駆動するためのスイッチ群であるチョッパスイッチ部(53)であり、前記4Phase出力電圧演算部(31,32)が積分器(55)であり、前記加算部(41)が、ホール素子1とホール素子2の出力を加算して増幅する差動増幅器(54)であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記ホール素子が、偶数個又は奇数個であることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の磁界測定装置を用いたことを特徴とする電子コンパスである。
また、請求項7に記載の発明は、複数のホール素子の出力電圧に含まれるオフセット電圧のドリフト成分をキャンセルするようにした磁界測定方法において、P型半導体基板層の表面にN型不純物領域を設け、該N型不純物領域が感磁部として機能するホール素子を少なくとも2個備え、該ホール素子の各々のオフセット電圧の極性が互いに異なるようにすることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記ホール素子のブリッジ抵抗の1つが1%以上異なるようにレイアウトされた一方のホール素子と、該ホール素子とはオフセット電圧の極性が異なるように、前記ブリッジ抵抗の1つが1%以上異なるようにレイアウトされた他方のホール素子を有していることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の発明において、前記ホール素子の一対の入力端子である第1の電極と第3の電極3との間に入力電圧を印加して、出力端子である第2の電極と第4の電極との間に出力電圧(V+VOFFSET1,V+VOFFSET2)を第1及び第2のホール素子出力電圧取得部(21,22)により取得するステップと、前記第1のフェーズ及び第2乃至第4のフェーズの4フェーズにおける各ホール素子出力電圧から前記第1及び第2のホール素子のホール起電力信号及び4Phaseオフセットを演算して出力信号(ホール起電力信号、4PhaseOffset1,4PhaseOffset2)を第1及び第2の4Phase出力電圧演算部(31,32)により得るステップと、該第1及び第2の4Phase出力電圧演算部(31,32)による演算された前記第1及び第2の出力信号(ホール起電力信号、4PhaseOffset1,4PhaseOffset2)を加算部(41)により加算(ホール起電力信号+4PhaseOffset1+4PhaseOffset2)するステップとを有することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記ホール素子出力電圧取得部(21,22)によるステップが、前記第1及び第2のホール素子(51,52)を4フェーズチョッパ駆動するためのスイッチ群であるチョッパスイッチ部(53)によるステップであり、前記4Phase出力電圧演算部(31,32)によるステップが、積分器(55)により各フェーズのホール素子出力電圧からホール起電力信号及び4Phaseオフセット電圧を得るステップであり、前記加算部(41)によるステップが、ホール素子1とホール素子2の出力を加算して増幅する差動増幅器(54)によるステップであることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項7乃至10のいずれかに記載の発明において、前記ホール素子が、偶数個又は奇数個であることを特徴とする。
本発明によれば、オフセット電圧のドリフトの極性が互いに異なるホール素子を有するので、複雑な回路を追加することなく、ホール素子のオフセットドリフトを相殺するようにした磁界測定装置及び磁界測定方法を実現することができる。特に、地磁気程度の磁場を測定する磁界測定装置のホール素子に加わるオフセットドリフトを低減することができ、電子コンパスに適用可能である。
ホール素子の駆動回路の例である。 磁気センサ半導体集積回路がパッケージ封止された断面構成図である。 (a),(b)は、本発明の磁界測定装置に用いられるホール素子の平面図(レイアウト)と断面図である。 (a)乃至(d)は、ホール素子の各フェーズにおけるチョッパ駆動を説明するための図である。 ホール素子のオフセット電圧とオフセットドリフト量の関係を説明するための図である。 (a),(b)は、本発明に係る磁界測定装置の実施形態を説明するためのブロック構成図である。 ホール素子をブリッジ抵抗モデルで示した図である。 半導体のチップ上に近接配置された2個のホール素子を示す図である。 本発明に係る磁界測定装置の実施例1を説明するためのブロック構成図である。 本発明に係る磁界測定装置の実施例2を説明するための構成図である。 図10に示したレイアウトにしたときのホール素子の駆動方向(矢印の方向)をブリッジ抵抗モデルで示した図である。 本発明に係る磁界測定装置の実施例3を説明するための構成図である。 ホール素子におけるインプラの打ち込み方向(角度)を変える場合を示す図である。 電子コンパスのレイアウト例及びX・Y・Z方向の定義を示す図である。 本発明の実施例7に係る磁界測定装置を用いた電子コンパスを説明するためのブロック構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明の実施形態を説明する前に、本発明の磁界測定装置を導き出すためのホール素子の断面構造及び4フェーズ(Phase)におけるチョッパ駆動及びホール素子のオフセット電圧とオフセットドリフト量の関係について以下に説明する。
図3(a),(b)は、本発明の磁界測定装置に用いられるホール素子の平面図(レイアウト)と断面図で、図3(a)は平面図、図3(b)は断面図を示している。このホール素子は、シリコンのP型半導体基板層の表面にN型不純物領域を設け、そのN型不純物領域が磁場を感知する感磁部として機能するものである。さらに、N型不純物領域中の4箇所に電極部としてN+領域を生成している。本発明のホール素子は、基板表面(チップ面)に対して垂直な磁界成分を検出するものである。
図4(a)乃至(d)は、ホール素子の各Phaseにおけるチョッパ駆動を説明するための図である。図4(a)に示すように、Phase1においては、一対の入力端子である電極1と電極3との間に入力電圧を印加すると、出力端子である電極2と電極4との間には出力電圧V+VOFFSET1が発生する。次に、図4(b)に示すように、Phase2においては、入力端子である電極2と電極4との間に入力電圧を印加すると、出力端子である電極3と電極1との間には出力電圧V+VOFFSET2が発生する。次に、図4(c)に示すように、Phase3においては、一対の入力端子である電極1と電極3との間に入力電圧を印加すると、出力端子である電極4と電極2との間には出力電圧V+VOFFSET3が発生する。次に、図4(d)に示すように、Phase4においては、入力端子である電極2と電極4との間に入力電圧を印加すると、出力端子である電極1と電極3との間には出力電圧V+VOFFSET4が発生する。数式(1)において、各Phaseにおけるオフセット電圧と、各Phaseにおけるオフセット電圧から算出される4Phaseオフセット電圧を示す。
図5は、ホール素子のオフセット電圧とオフセットドリフト量の関係を説明するための図である。つまり、図5は、ホール素子に応力を印加しながら、図4(a)乃至(d)に示すようにホール素子を4Phaseにおけるようなチョッパ駆動を行って、オフセット電圧を測定した結果である(N=24)。図4における横軸はPhase1のオフセット電圧、縦軸は4Phaseにおけるオフセット電圧の応力印加前後のオフセットドリフト量を示している。図5中の縦軸・横軸を数式(1)及び数式(2)に示す。
Figure 2014077730
Figure 2014077730
<実施形態>
図6(a),(b)は、本発明に係る磁界測定装置の実施形態を説明するためのブロック構成図である。図6(a)は、本発明に係る磁界測定装置の実施形態の一例を説明するためのブロック構成図である。図中符号11は第1のホール素子(Hall1)、12は第2のホール素子(Hall2)、21は第1のホール素子出力電圧取得部、22は第2のホール素子出力電圧取得部、31は第1の4Phase出力電圧演算部、32は第2の4Phase出力電圧演算部、41は加算部を示している。
第1及び第2のホール素子出力電圧取得部21,22は、ホール素子の一対の入力端子である第1の電極と第3の電極3との間に入力電圧を印加して、出力端子である第2の電極と第4の電極との間に出力電圧V+VOFFSET1,V+VOFFSET2を取得するとともに、第2乃至第4の各Phaseにおける第1及び第2のホール素子の出力電圧を取得するものである。
また、第1及び第2の4Phase出力電圧演算部31,32は、第1のPhase及び第2乃至第4のPhaseの各Phaseにおける第1及び第2のホール素子の出力電圧を演算してホール起電力信号、4PhaseOffset1,4PhaseOffset2を得るものである。
また、加算部41は、第1及び第2の4Phase出力電圧演算部31,32により演算された第1及び第2のホール起電力信号、4PhaseOffset1,4PhaseOffset2を加算するものである。
図6(b)は、図6(a)の4Phase出力電圧演算部と加算部の順序を入れ替えたものである。この図6(b)のように、ホール素子1の出力とホール素子2の出力を加算してから、4Phaseオフセットを演算してもよい。
本発明による効果を式に示すと以下の数式(3)のようになる。
4Phaseオフセット(ホール素子1)=4Phaseオフセット1(初期)+4Phaseオフセットドリフト(ホール素子1)
4Phaseオフセット(ホール素子2)=4Phaseオフセット2(初期)+4Phaseオフセットドリフト(ホール素子2)
4Phaseオフセット(ホール素子1)+4Phaseオフセット(ホール素子2)=4Phaseオフセット1(初期)+4Phaseオフセット2(初期)+4Phaseオフセットドリフト(ホール素子1)+4Phaseオフセットドリフト(ホール素子2)
4Phaseオフセットドリフト(ホール1)+4Phaseオフセットドリフト(ホール2)≒0 ・・・(3)
上述した図5から明らかなように、Phase1のオフセット(Offset)と4Phaseオフセットの応力印加前後のドリフト量は相関していることがわかる(相関係数=0.74)。つまり、Offsetを制御することによって4Phaseオフセットの応力印加前後のドリフト量を制御することが可能なことを意味している。
このことを利用して、Offsetの極性が異なる2個のホール素子を組み合わせると数式(4)のように4Phaseオフセットのドリフト量を低減することが出来る。
Figure 2014077730
通常、同一チップ内において複数のホール素子を配置する場合、近接位置に同一のレイアウト形状のホール素子を配置する。この場合、各ホール素子間では、製造条件(インプラ等)が非常に近いものとなる。そのため、各ホール素子のオフセット(Offset)は近い値で、同一の極性となる。そのため、本発明のように、Offsetの極性が異なる2個のホール素子を組み合わせるためには、ホール素子のレイアウトや製造条件の工夫が必要となる。
ここでホール素子のオフセットの極性がどのようなパラメータによって決定されるかについて説明する。
図7は、ホール素子をブリッジ抵抗モデルで示した図である。図7中の矢印の向きにホール素子を駆動したとき、Offsetは、数式(5)で表される。
Figure 2014077730
数式(5)において、Rb乃至Rbが同じ値であれば、Offsetの値は0となる。ここで仮に、RbもしくはRbの値が、他のブリッジ抵抗に対して小さい場合、Offsetの値は正の値をとる。逆に、RbもしくはRbの値が、他のブリッジ抵抗に対して小さい場合、Offsetの値は負の値をとる。
つまり、本発明のように、Offsetの極性が異なる2個のホール素子を組み合わせるためには、RbもしくはRbの値が他のブリッジ抵抗に対して小さいホール素子と、RbもしくはRbの値が他のブリッジ抵抗に対して小さいホール素子とを組み合わせる必要がある。
また、ブリッジ抵抗は、製造バラつきによってRb乃至Rbは全て異なる値を示す。ただし、Rbのバラつきの大きさは、ホール素子のサイズ(〜200μm)の中でのバラつきのため非常に小さい(Rb間の差:1%以下)。そのため、Offsetの極性をコントロールするためには、システマティックなRb間の差を1%以上にしておけばよい。
以下の実施例1において、2個のホール素子が近接配置された磁界測定装置の実施例について説明する。また、実施例2及び3において、Offsetの極性が異なる2個のホール素子を同一チップ内に実現するための実施例について説明する。また、実施例4及び5において、3個以上の場合にも本発明が有効であることについて説明する。さらに、実施例6において、本発明は駆動方法(定電流駆動方式・定電圧駆動方式)によらないことについて説明する。最後に実施例7として、ホール素子を4個用いた電子コンパスの実施例について説明する。
図8は、半導体のチップ上に近接配置された2個のホール素子を示す図である。シリコン上のNWell層で形成されたホール素子で作製された磁界測定装置では、S/N向上のために、図8に示すように、複数個のホール素子を近接配置して用いる場合が一般的である。
図9は、本発明に係る磁界測定装置の実施例1を説明するためのブロック構成図で、図中符号51は第1のホール素子、52は第2のホール素子、53はチョッパスイッチ部、54は差動増幅器、55は積分器を示している。
チョッパスイッチ部53は、ホール素子51,52を4Phaseチョッパ駆動するためのスイッチ群である。差動増幅器54は、ホール素子51,52の出力の差分を増幅するものである。この差増増幅器54は、第1のホール素子51の差分と第2のホール素子52の差分を増幅するものである。積分器55は、4Phaseチョッパ駆動に同期して動く積分器であり、4Phaseの差増増幅器の出力を加算するものである。
ホール素子出力電圧取得部21,22は、第1及び第2のホール素子51,52を4Phaseチョッパ駆動するためのスイッチ群であるチョッパスイッチ部53であり、4Phase出力電圧演算部31,32が積分器55であり、加算部41がホール素子1とホール素子2の出力電圧を加算して増幅する差増増幅器54である。本実施例のように、図6(a),(b)中の加算部41と4Phase出力電圧演算部31,32の順番を逆にすることもできる。
各Phaseにおける信号出力をまとめると、以下の数式(6)乃至数式(9)となる。磁気センサ半導体集積回路の出力は、Phase4の積分器55の出力である。数式(10)は、Phase4の積分器55の出力を、ホール起電力信号に比例した成分(Signal)とオフセット成分(Offset)に分離したものである。数式(10)のオフセットは、数式(4)で示したオフセットと同じであるため、Offsetの極性が異なる2個のホール素子を組み合わせると、応力がホール素子に印加されたとしても、オフセットドリフトが相殺される。
Figure 2014077730
Figure 2014077730
Figure 2014077730
Figure 2014077730
Figure 2014077730
図10は、本発明に係る磁界測定装置の実施例2を説明するための構成図で、Offsetの極性が異なる2個のホール素子のレイアウトを示している。図10に示すように、2個のホール素子のレイアウトをそれぞれ異なる非対称形にすることでも実現できる。
図11は、図10に示したレイアウトにしたときのホール素子の駆動方向(矢印の方向)をブリッジ抵抗モデルで示した図である。図11のように駆動方向をしたとき、ブリッジ抵抗の成分のうちの1つが小さくなる傾向が、数式(11)のように得られる。
Figure 2014077730
Offsetは、数式(12)で表されるため、数式(11)を代入すると異なる極性となる。
Figure 2014077730
このように、ホール素子のレイアウトを異なる2つの非対称形で描くことで、Offsetの極性が異なる2個のホール素子を実現することが出来る。
図12は、本発明に係る磁界測定装置の実施例3を説明するための構成図である。本実施例3は、上述した実施例1のように、レイアウトを変えるのではなく、複数のホール素子のマスクをわけ、異なる方向からインプラを打ち込んだ2つのホール素子を示している。
図13は、ホール素子におけるインプラの打ち込み方向(角度)を変える場合を示す図である。このように、2つのホール素子を異なる製造方法でつくることでもOffsetの極性が異なる2個のホール素子は実現できる。図13の場合のブリッジ抵抗モデルは、数式(13)の傾向となるため、ホール素子1及びホール素子2のオフセットは、数式(14)のようになり、Offsetの極性が異なる2個のホール素子となる。
Figure 2014077730
Figure 2014077730
上述した実施例1乃至3では、Offsetの極性が異なる2個のホール素子を同一チップ内に実現するための実施例について説明した。本実施例4では、3個以上の場合にも本発明が有効であることについて説明する。
ホール素子の個数は、偶数個であれば、数式(15)のようにオフセットのドリフトを相殺することが出来る。数式(15)は4個の場合だが、(2n)個への拡張は容易である。
Figure 2014077730
上述したように実施例4では、オフセットのドリフトは(2n)個において相殺することが出来るが、数式(16)のように奇数個であっても相殺の効果を得ることが出来る。
Figure 2014077730
上述した実施例では、定電圧駆動方式の例について説明した。しかしながら、本発明の駆動方式は、図1に示すホール駆動電圧・ホール駆動電流のどちらを固定しても同じことが成り立つ。つまり、ホール駆動電圧固定=定電圧駆動方式と、ホール駆動電流固定=定電流駆動方式である。
次に、本発明に係る磁界測定方法について以下に説明する。
本発明の磁界測定方法は、複数のホール素子の出力電圧に含まれるオフセット電圧のドリフト成分をキャンセルするようにした磁界測定方法で、P型半導体基板層の表面にN型不純物領域を設け、このN型不純物領域が感磁部として機能するホール素子を少なくとも2個備え、このホール素子の各々のオフセット電圧の極性が互いに異なるようにする磁界測定方法である。
また、本発明の磁界測定方法は、ホール素子の一対の入力端子である第1の電極と第3の電極3との間に入力電圧を印加して、出力端子である第2の電極と第4の電極との間に出力電圧V+VOFFSET1,V+VOFFSET2を第1及び第2のホール素子出力電圧取得部21,22により取得するステップと、第1のPhase及び第2乃至第4の各Phaseのホール素子出力電圧からホール起電力信号及び4Phaseオフセット電圧を第1及び第2の4Phase出力電圧演算部31,32により得るステップと、この第1及び第2の4Phase出力電圧演算部31,32による演算された第1及び第2のホール起電力信号、4PhaseOffset1,4PhaseOffset2を加算部41により加算ステップとを有している。
また、ホール素子出力電圧取得部21,22によるステップが、第1及び第2のホール素子51,52を4Phaseチョッパ駆動するためのスイッチ群であるチョッパスイッチ部53によるステップであり、4Phase出力電圧演算部31,32によるステップが、第1のホール素子51のホール起電力信号及び4Phaseオフセットと第2のホール素子52のホール起電力信号及び4Phaseオフセットを演算する積分器55によるステップであり、加算部41によるステップが、ホール素子1とホール素子2の出力を加算して増幅する差動増幅器54によるステップである。
本実施例7においては、ホール素子を4個用いた電子コンパスの実施例について説明する。電子コンパスは、地磁気を測定する磁界測定装置である。本発明の課題である4Phaseオフセットのドリフトは地磁気〜地磁気の数倍程度の現象であり、電子コンパスのような小さな磁場を測定する磁界測定装置において特に有効なものである。
図14は、電子コンパスのレイアウト例及びX・Y・Z方向の定義を示す図である。チップ表面に対して平行な方向の磁場を、ホール素子が感知できる方向である、チップ表面に対して垂直な方向に曲げる磁気集束板と、X方向の磁場を感知するホール素子X1及びホール素子X2と、Y方向の磁場を感知するホール素子Y1とホール素子Y2を備えている。
図15は、本発明の実施例7に係る磁界測定装置を用いた電子コンパスを説明するためのブロック構成図である。図中符号61a乃至61dはホール素子、62がチョッパスイッチ部、63a乃至63dは差動増幅器、64a乃至64dは積分器、65はデジタル演算回路を示している。
チョッパスイッチ部62は、ホール素子61a乃至61dを4Phaseチョッパ駆動するためのスイッチ群である。差動増幅器63a乃至63dは、ホール素子61a乃至61dの出力の差分を増幅するものである。積分器64a乃至64dは、4Phaseチョッパ駆動に同期して動く積分器であり、4Phaseの差増増幅器63a乃至63dの出力を加算するものである。各ホール素子61a乃至61dに対して差動増幅器63a乃至63dと積分器64a乃至64dを設けているが、ホール素子を時分割駆動して差動増幅器や積分器を1個にする方法や、図9に示した複数のホール素子出力の差分を加算してから増幅する差動増幅器を用いても良い。
4個のホール素子の出力を数式(17)に、図15に示したデジタル演算回路65における演算を数式(18)に示す。数式(17)及び数式(18)中のa及びbは、磁場強度をホール素子の電圧出力に変換する変換係数であり、αは図15中の差動増幅回路の増幅率である。数式(17)及び数式(18)では、オフセットを理想的に0としたときの結果となっている。
数式(18)に示すとおり、X方向の磁場強度は、X1とX2のホール素子出力の差分で計算することができる。同様に、Y方向の磁場強度は、Y1とY2のホール素子出力の差分で計算することができる。Z方向の磁場強度は、X1・X2・Y1・Y2のホール素子出力の和で計算することができる。
Figure 2014077730
Figure 2014077730
ホール素子のオフセットも数式(18)と同様の演算によって処理されている。数式(19)では、オフセットのみを抽出した。
Figure 2014077730
ここでホール素子X1とホール素子X2のOffsetを同極性、ホール素子Y1とホール素子Y2のOffsetを同極性、ホール素子X1とホール素子Y1のOffsetを異なる極性にすることで、X・Y・Zすべてのオフセットドリフトを低減することができる。
具体的には、例えば、ホール素子X1とホール素子X2のOffsetを正、ホール素子Y1とホール素子Y2のOffsetを負とする。この時の各ホール素子における4Phaseオフセットおよび4Phaseオフセットドリフトを数式(20)乃至数式(23)に示す。
Figure 2014077730
Figure 2014077730
Figure 2014077730
Figure 2014077730
上述した4Phaseオフセットドリフトの結果を、数式(19)に代入すると、数式(24)に示されるとおり、X・Y・Zすべてのオフセットドリフトが相殺して低減されることがわかる。
Figure 2014077730
このように、本発明によれば、オフセット電圧の極性が互いに異なるホール素子を有すと、オフセット電圧のドリフトの極性が互いに異なるホール素子を有することになるため、複雑な回路を追加することなく、ホール素子のオフセットドリフトを相殺するようにした磁界測定装置及び磁界測定方法を実現することができる。特に、地磁気程度の磁場を測定する磁界測定装置のホール素子に加わるオフセットドリフトを低減することができる電子コンパスに適用可能である。
1 リードフレーム
2 ホール素子
3 磁気センサ半導体集積回路
4 モールド樹脂
11 第1のホール素子(Hall1)
12 第2のホール素子(Hall2)
21 第1のホール素子出力電圧取得部
22 第1のホール素子出力電圧取得部
31 第1の4Phase出力電圧演算部
32 第2の4Phase出力電圧演算部
41 加算部
51 第1のホール素子
52 第2のホール素子
53 チョッパスイッチ部
54 差動増幅器
55 積分器
61a乃至61d ホール素子
62 チョッパスイッチ部
63a乃至63d 差動増幅器
64a乃至64d 積分器
65 デジタル演算回路

Claims (11)

  1. 複数のホール素子の出力電圧に含まれるオフセット電圧のドリフト成分をキャンセルするように構成された磁界測定装置において、
    P型半導体基板層の表面にN型不純物領域を設け、該N型不純物領域が感磁部として機能するホール素子を少なくとも2個備え、該ホール素子の各々のオフセット電圧の極性が互いに異なることを特徴とする磁界測定装置。
  2. 前記ホール素子のブリッジ抵抗の1つが1%以上異なるようにレイアウトされた一方のホール素子と、該ホール素子とはオフセット電圧の極性が異なるように、前記ブリッジ抵抗の1つが1%以上異なるようにレイアウトされた他方のホール素子を有していることを特徴とする請求項1に記載の磁界測定装置。
  3. 前記ホール素子の一対の入力端子である第1の電極と第3の電極3との間に入力電圧を印加して、出力端子である第2の電極と第4の電極との間に出力電圧を発生する第1のフェーズにおける第1及び第2のホール素子の出力電圧を取得する第1及び第2のホール素子出力電圧取得部と、
    前記第1のフェーズ及び第2乃至第4のフェーズの4フェーズにおける前記第1及び第2のホール素子の出力電圧からホール起電力信号及び4Phaseオフセットを得る第1及び第2の4Phase出力電圧演算部と、
    該第1及び第2の4Phase出力電圧演算部による演算された前記第1及び第2の出力信号を加算する加算部と
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁界測定装置。
  4. 前記ホール素子出力電圧取得部が、前記第1及び第2のホール素子を4フェーズチョッパ駆動するためのスイッチ群であるチョッパスイッチ部であり、
    前記4Phase出力電圧演算部が積分器であり、
    前記加算部が、ホール素子1とホール素子2の出力を加算して増幅する差動増幅器であることを特徴とする請求項3に記載の磁界測定装置。
  5. 前記ホール素子が、偶数個又は奇数個であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の磁界測定装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の磁界測定装置を用いたことを特徴とする電子コンパス。
  7. 複数のホール素子の出力電圧に含まれるオフセット電圧のドリフト成分をキャンセルするようにした磁界測定方法において、
    P型半導体基板層の表面にN型不純物領域を設け、該N型不純物領域が感磁部として機能するホール素子を少なくとも2個備え、該ホール素子の各々のオフセット電圧の極性が互いに異なるようにすることを特徴とする磁界測定方法。
  8. 前記ホール素子のブリッジ抵抗の1つが1%以上異なるようにレイアウトされた一方のホール素子と、該ホール素子とはオフセット電圧の極性が異なるように、前記ブリッジ抵抗の1つが1%以上異なるようにレイアウトされた他方のホール素子を有していることを特徴とする請求項7に記載の磁界測定方法。
  9. 前記ホール素子の一対の入力端子である第1の電極と第3の電極3との間に入力電圧を印加して、出力端子である第2の電極と第4の電極との間に出力電圧を発生する第1のフェーズにおける第1及び第2のホール素子の出力電圧を第1及び第2のホール素子出力電圧取得部により取得するステップと、
    前記第1のフェーズ及び第2乃至第4のフェーズの4フェーズにおける各ホール素子の出力電圧から前記第1及び第2のホール素子のホール起電力信号及び4Phaseオフセットを演算して出力信号を第1及び第2の4Phase出力電圧演算部により得るステップと、
    該第1及び第2の4Phase出力電圧演算部による演算された前記第1及び第2の出力信号を加算部により加算するステップと
    を有することを特徴とする請求項7又は8に記載の磁界測定方法。
  10. 前記ホール素子出力電圧取得部によるステップが、前記第1及び第2のホール素子を4フェーズチョッパ駆動するためのスイッチ群であるチョッパスイッチ部によるステップであり、
    前記4Phase出力電圧演算部によるステップが、積分器により各フェーズのホール素子の出力電圧からホール起電力信号及び4Phaseオフセット電圧を得るステップであり、
    前記加算部によるステップが、ホール素子1とホール素子2の出力を加算して増幅する差動増幅器によるステップである
    ことを特徴とする請求項9に記載の磁界測定方法。
  11. 前記ホール素子が、偶数個又は奇数個であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の磁界測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111474456A (zh) * 2020-04-14 2020-07-31 新磊半导体科技(苏州)有限公司 一种霍尔效应电压确定方法及霍尔测试系统

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