JP2014077651A - 案内装置及びその方法、並びに案内するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】同一の案内対象に関する案内データであって、所定の交差点への進入路毎に対応して設定された案内データを保存する案内データ保存部を備え、車両が走行している車両位置を特定し、該特定された車両位置を参照して、該車両が該進入路で停止したことを判定し、該車両の停止が判定されたとき、該進入路に対応する案内データを出力する。
【選択図】図1
Description
このような技術として、例えば、上記施設の位置から所定範囲内に位置する車両に対して一律に広告を配信する技術がある。また、特許文献1には、信号サイクル情報に基づいて赤信号で停止する車両を予測し、当該停止予測された車両にのみ広告を配信する車両用広告配信システムが開示されている。
このように、車両が停止すると予測されるときに広告を配信すれば、車両運転者はより安全に広告を見られることなり、より効果的な広告の配信が可能となるとともに、運転者の負荷を軽減することができる。
本発明に関連する従来技術を開示する特許文献2又は3も参照されたい。
同一の案内対象に関する案内データであって、所定の交差点への進入路毎に対応して設定された案内データを保存する案内データ保存部と、
車両が走行している車両位置を特定する車両位置特定部と、
前記特定された車両位置を参照して、前記車両が前記進入路で停止したことを判定する停止判定部と、
前記停止判定部が前記車両の停止を判定したとき、前記進入路に対応する案内データを出力する出力部と、
を備える案内装置。
ここで、前記交差点は信号機付交差点とすることとできる(第8の局面)。信号機の付された交差点であれば、信号機の付されていない交差点に比べ車両の停車確率が高く、また、停車時間が長いことから好ましい。
第1の局面に規定の案内装置において、前記車両の前記交差点における退出路を推定退出路として推定する退出路推定部と、
前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択部と、
前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較部と、を備え、
前記出力部は、前記比較部の比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するとき、前記進入路に対応する案内データを出力する。
このように規定される第2の局面に規定の案内装置によれば、進入路に位置する車両の交差点における退出路を推定し、一方、当該交差点から上記案内対象へ向かう退出路を選択し、両退出路が一致するとき、上記進入路に対応した案内データを出力する。すなわち、車両が案内対象の方向へ向かうとき、上記案内データを出力する。このように、自らの進行方向に案内対象が存在することを案内することにより、また、当該車両が案内対象付近を通過することにより、車両運転者の意識に残り易くなる点で、効果的な配信が可能となる。
第1の局面に規定の案内装置において、前記車両の前記交差点における退出路を推定退出路として推定する退出路推定部と、
前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択部と、
前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較部と、を備え、
前記出力部は、前記比較部の比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致しないとき、前記進入路に対応する案内データを出力する。
このように規定される第3の局面に規定の案内装置によれば、進入路に位置する車両の交差点における退出路を推定し、一方、当該交差点から上記案内対象へ向かう退出路を選択し、両退出路が一致しないとき、上記進入路に対応した案内データを出力する。すなわち、車両が案内対象の方向へ向かわないとき、上記案内データを出力する。このように、自らの進行方向とは一致しない方向に案内対象が存在することを案内することにより、車両運転者の走行経路では認知しえない案内対象を認知することができる点で、効果的な配信が可能となる。
ここで、前記退出路推定部は、前記車両のウインカの作動状況を示すウインカ情報に基づいて前記推定退出路を推定することとできる(第6の局面)。
また、目的地までの経路を探索する経路探索部を備える場合において、前記退出路推定部は、前記探索された経路に基づいて前記推定退出路を推定することとしても良い(第7の局面)。
第1〜第3のいずれかの局面に規定の案内装置において、前記進入路に接続する第2の道路を特定する第2の道路特定部と、
前記車両が前記特定された第2の道路で停止したことを判定する第2の停止判定部と、
前記第2の停止判定部が前記車両の停止を判定したとき、前記案内データに基づいて前記第2の道路に対応する第2の案内データを生成し、出力する生成・出力部と、を備える。
このように規定される第4の局面に規定の案内装置によれば、進入路に接続する第2の道路を特定し、当該第2の道路で車両が停止したとき、該進入路に設定された案内データに基づいて第2の道路に対応するよう第2の案内データを生成し、生成された第2の案内データを出力する。このように進入路に設定された案内データを車両が停止した第2の道路において事前に出力することで、当該案内対象を訪れたいと思った車両運転者の車線変更等を容易にする。また、進入路に設定された案内データに基づき、第2の道路に対応するよう生成された第2の案内データを配信することで、運転者は案内対象の位置を容易に把握することが可能となり、ひいてはその配信の効果も向上する。
ここで、第2の道路は、上記進入路に直接的に接続しているものであっても良く、他の道路が介在することにより間接的に接続しているものであっても良い。
第4の局面に規定の案内装置において、前記第2の停止判定部が前記車両の停止を判定したとき、前記第2の道路で停止したときの前記進入路における停止割合を特定する停止割合特定部、を備え、
前記生成・出力部は、前記特定された停止割合が所定閾値未満であるとき、前記第2の案内データを生成し、出力する。
このように規定される第5の局面に規定の案内装置によれば、上記第2の道路において車両が停止した際の進入路における停止割合を特定し、当該停止割合が所定閾値未満であるとき案内データを出力する。このように車両が進入路で停止する可能性が低い場合に、第2の道路で停止したときに予め上記第2の案内データを配信することで、進入路において配信される可能性の低い案内データについての車両への配信が可能となる。
案内データ保存部が、同一の案内対象に関する案内データであって、所定の交差点への進入路毎に対応して設定された案内データを保存する案内データ保存ステップと、
車両位置特定部が、車両が走行している車両位置を特定する車両位置特定ステップと、
停止判定部が、前記特定された車両位置を参照して、前記車両が前記進入路で停止したことを判定する停止判定ステップと、
出力部が、前記停止判定ステップで前記車両の停止を判定したとき、前記進入路に対応する案内データを出力する出力ステップと、
を備える案内方法。
このように規定される第9の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
第9の局面に規定の方法において、退出路推定部が、前記車両の前記交差点における退出路を推定退出路として推定する退出路推定ステップと、
退出路選択部が、前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択ステップと、
比較部が、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較ステップと、を備え、
前記出力ステップは、前記比較部の比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するとき、前記進入路に対応する案内データを出力する。
このように規定される第10の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
第9の局面に規定の方法において、退出路推定部が、前記車両の前記交差点における退出路を推定する退出路推定ステップと、
退出路選択部が、前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択ステップと、
比較部が、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較ステップと、を備え、
前記出力ステップでは、前記比較ステップでの比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致しないとき、前記進入路に対応する案内データを出力する。
このように規定される第11の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
第9〜第11のいずれかの局面に規定の方法において、第2の道路特定部が、前記進入路に接続する第2の道路を特定する第2の道路特定ステップと、
第2の停止判定部が、前記車両が前記特定された第2の道路で停止したことを判定する第2の停止判定ステップと、
生成・出力部が、前記第2の停止判定ステップで前記車両の停止を判定したとき、前記案内データに基づいて前記第2の道路に対応する第2の案内データを生成し、出力する生成・出力ステップと、を備える。
このように規定される第12の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
第12の局面に規定の方法において、停止割合特定部が、前記第2の停止判定ステップで前記車両の停止を判定したとき、前記第2の道路で停止したときの前記進入路における停止割合を特定する停止割合特定ステップ、を備え、
前記生成・出力ステップは、前記特定された停止割合が所定閾値未満であるとき、前記第2の案内データを生成し、出力する。
このように規定される第13の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第10又は第11の局面に規定の方法において、前記退出路推定ステップでは、前記車両のウインカの作動状況を示すウインカ情報に基づいて前記推定退出路を推定する。
このように規定される第14の局面の発明によれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
第10又は第11の局面に規定の方法において、経路探索部が、目的地までの経路を探索する経路探索ステップ、を備え、
前記退出路推定ステップでは、前記探索された経路に基づいて前記推定退出路を推定する。
このように規定される第15の局面の発明によれば、第7の局面と同等の効果を奏する。
第9〜第15のいずれかの局面に規定の方法において、前記交差点は信号機付交差点である。
このように規定される第16の局面の発明によれば、第8の局面と同等の効果を奏する。
案内するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
同一の案内対象に関する案内データであって、所定の交差点への進入路毎に対応して設定された案内データを保存する案内データ保存手段と、
車両が走行している車両位置を特定する車両位置特定手段と、
前記特定された車両位置を参照して、前記車両が前記進入路で停止したことを判定する停止判定手段と、
前記停止判定手段が前記車両の停止を判定したとき、前記進入路に対応する案内データを出力する出力手段、
として機能させるコンピュータプログラム。
このように規定される第17の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
第17の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記車両の前記交差点における退出路を推定退出路として推定する退出路推定手段と、
前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択手段と、
前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較手段、として機能させ、
前記出力手段は、前記比較部の比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するとき、前記進入路に対応する案内データを出力する。
このように規定される第18の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
第17の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記車両の前記交差点における退出路を推定する退出路推定手段と、
前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択手段と、
前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較手段、として機能させ、
前記出力手段は、前記比較ステップでの比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致しないとき、前記進入路に対応する案内データを出力する。
このように規定される第19の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
第17〜第19のいずれかの局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記進入路に接続する第2の道路を特定する第2の道路特定手段と、
前記車両が前記特定された第2の道路で停止したことを判定する第2の停止判定手段と、
前記第2の停止判定手段が前記車両の停止を判定したとき、前記案内データに基づいて前記第2の道路に対応する第2の案内データを生成し、出力する生成・出力手段、として機能させる。
このように規定される第20の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
第20の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記第2の停止判定手段が前記車両の停止を判定したとき、前記第2の道路で停止したときの前記進入路における停止割合を特定する停止割合特定手段、として機能させ、
前記生成・出力手段は、前記特定された停止割合が所定閾値未満であるとき、前記第2の案内データを生成し、出力する。
このように規定される第21の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第18又は第19の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記退出路推定手段は、前記車両のウインカの作動状況を示すウインカ情報に基づいて前記推定退出路を推定する。
このように規定される第22の局面の発明によれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
第18又は第19の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
目的地までの経路を探索する経路探索手段、として機能させ、
前記退出路推定手段は、前記探索された経路に基づいて前記推定退出路を推定する。
このように規定される第23の局面の発明によれば、第7の局面と同等の効果を奏する。
第17〜第23のいずれかの局面に規定の方法において、前記交差点は信号機付交差点である。
このように規定される第24の局面の発明によれば、第8の局面と同等の効果を奏する。
図1に、案内装置100の概略構成を示す。
図1に示すように、この案内装置100は、地図データ保存部103、案内データ保存部104、車両位置特定部105、進入路特定部106、停止判定部107及び出力部108を備えている。
地図データ保存部103には地図情報が保存される。地図情報にはリンクやノードなど地図情報を規定するための道路要素に関する情報と地図に描画される情報等が含まれる。
進入路特定部106は、地図データ保存部103を参照し、上記車両位置特定部105で特定された車両位置に基づいて交差点への進入路を特定する。当該特定の方法は、特に限定されないが、上記車両位置の軌跡に基づいて、当該車両が位置する道路を進入路と特定することとできる。他の例として、当該車両の車両位置と方向情報に基づき、当該車両が位置する道路を進入路と特定することとしても良い。
停止判定部107は、上記特定された車両位置を参照して、上記車両の停止を判定する。例えば、当該停止判定部107は、上記特定された車両位置に基づき進入路が特定されたとき機能し、当該進入路における車両の停止判定を行うこととできる。当該停止判定の方法としては、特に限定されないが、車速あるいはブレーキ操作に基づいて判定することとできる。上記車速に基づき停止判定する場合として、例えば、車両に備えられた車速センサにより検出される車速が所定閾値以下となったとき、車両が停止したと判定できる。また、上記ブレーキ操作に基づき停止判定する場合として、例えば、ブレーキ油圧センサ、ブレーキペダル操作若しくはハンドブレーキ操作のオン/オフを検出可能なブレーキスイッチ又はブレーキペダルの踏み込み度合いを検出可能なブレーキペダルストロークセンサ等に基づいて判定することとできる。
ステップ101では、車両特定部105は、GPS等の装置を用いて車両の現在の位置を特定する。
ステップ103では、進入路特定部106は、ステップ101で特定された車両位置に基づき、進入路を特定する。
ステップ105では、停止判定部107は、ステップ103で特定された進入路における車両の停止を判定する。当該車両の停止は、例えば、車速が所定閾値以下であることにより判定することとできる。当該判定の結果、車速が所定閾値以下であるとき(ステップ107:Yes)、ステップ109へ進む。
ステップ109では、出力部108は、案内データ保存部104を参照し、ステップ103で特定された進入路に関連付けられた案内データを読み出し、出力する。
図4に示すのは、上記交差点における、車両の退出路と案内対象に向かう退出路とが一致するか否かの比較を行い、当該比較結果に基づいて案内データの出力を行う案内装置110である。すなわち、当該装置110は、図1に示す装置100において、案内対象位置保存部113、退出路推定部114、退出路選択部115及び比較部116を更に備え、出力部108に代えて出力部117を備えている。
案内対象位置保存部113は案内対象の位置情報を保存する。
退出路推定部114は、地図データ保存部103を参照して、上記車両の上記交差点における退出路を推定退出路として推定する。当該推定の方法としては、特に限定されないが、車両のウインカ情報に基づいて推定することとできる。他の例としては、目的地までの経路を探索する経路探索部(図示しない)により探索された経路を参照して、上記交差点における推定退出路を推定することとしても良い。
比較部116は、上記退出路推定部114及び上記退出路選択部115を参照し、当該推定退出路と当該選択退出路とが一致するか否かの比較を行う。
出力部117は、上記停止判定部107が車両の停止を判定したとき、上記比較部116の比較の結果を参照し、上記進入路に対応する案内データを出力する。当該出力の方法としては、特に限定されないが、上記比較部116の比較の結果において、上記推定退出路と上記選択退出路とが一致するとき、上記案内データを出力することとできる。他の例として、出力部117は、上記比較結果において、上記推定退出路と上記選択退出路とが一致しないとき、上記案内データを出力することとしても良い。
図5に示すのは、車両が進入路に接続する第2の道路で停止したと判定されたとき、該進入路に設定された案内データに基づき生成される第2の案内データを出力可能な案内装置140である。すなわち、当該装置140は、図1に示す装置100において、第2道路特定部143、停止判定部145及び生成・出力部146を更に備え、進入路特定部106に代えて進入路特定部144を備えている。適宜、図2(B)に示す模式図を用いて、以下に説明する。
第2の道路特定部143は、地図データ保存部103を参照し、上記車両位置特定部105で特定された車両位置に基づき、当該車両位置の位置する道路を第2の道路と特定する。図2(B)において、第2の道路特定部143は、車両が位置する道路L12を第2の道路と特定する。
進入路特定部144は、上記地図データ保存部103及び案内データ保存部104を参照して、上記特定された第2の道路に接続する道路であって、上記案内データが設定されている道路を進入路と特定する。図2(B)において、進入路特定部144は、第2の道路L12に接続する道路であって、案内データM2が設定されている道路L2を進入路と特定する。
第1の判定部147は、上記進入路特定部144で特定された進入路で車両が停止したことをもって、第1の停止判定を行う。
第2の判定部148は、上記第2の道路特定部143で特定された第2の道路で当該車両が停止したことをもって、第2の停止判定を行う。
上記判定部147、148の判定結果は、後述する生成・出力部146へ送られる。
第1の出力部149は、上記出力部108と同様、案内データ保存部104、進入路特定部144及び第1の判定部147を参照し、上記車両の第1の停止を判定したとき、上記進入路に対応する案内でデータを出力する。当該出力の方法は上述の通りである。
生成部150は、第2の判定部148の判定結果を受けると、上記特定された第2の道路に対応するよう、上記進入路に設定された案内データに基づく第2の案内データを生成する。例えば、生成部150は、進入路L2に設定された案内データM2「この交差点を右折すると、100m先左手に牛丼の美味しい店、X店があります。」に基づき、第2の道路L12に対応するよう「この交差点を直進して、次の交差点を右折すると、100m先左手に牛丼の美味しい店、X店があります。」のように第2の案内データを生成する。当該生成された第2の案内データは、後述する第2の出力部151へ送られる。
第2の出力部151は、上記生成された第2の案内データを出力する。
上記装置140では、第1の出力部149及び第2の出力部151をともに機能させることとしているが、第2の出力部151で第2の案内データを出力したときは、第1の出力部149を機能させないよう設定することとしても良い。
図6に示すのは、上記交差点が信号機付交差点であって、上記第2の道路で車両が停止したときの進入路における停止割合が所定閾値未満であるとき、上記第2の道路で停止した車両に対して、第2の案内データを生成し、出力可能な案内装置160である。すなわち、当該装置160は、図5に示す装置140において、制御部171、メモリ部172、入力部173、出力部174、インターフェース部175及び停止割合特定部177を更に備え、生成・出力部146に代えて生成・出力部178を備えている。
制御部171はCPU、バッファメモリその他の装置を備えたコンピュータ装置であり、案内装置170を構成する他の要素を制御する。
メモリ部172にはコンピュータプログラムが保存され、このコンピュータプログラムはコンピュータ装置である制御部171に読み込まれて、これを機能させる。このコンピュータプログラムは、案内装置の記憶装置としての内蔵ハードディスク又は内蔵メモリ、案内装置に差し替え可能な記憶媒体としてのSD(登録商標)メモリカード、メモリスティック、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、DVD等の汎用的な媒体へ保存できる。
入力部173は、例えば、ユーザの指令の入力に用いられる。入力部173として、マウス、ライトペン又はディスプレイの表示内容と協働するタッチパネル等のポインティングデバイスやキーボード又はマイクロホン等の音声入力装置を用いることができる。
インターフェース部175は案内装置170を無線ネットワーク等へ連結させる。
停止割合特定部177は、上記第2の停止判定部148において車両の停止が判定されると、当該第2の道路で停止した場合における進入路での停止割合を特定する。当該特定の方法は特に限定されないが、例えば、プローブカーから取得可能なデータを用いて、当該第2の道路で停止したときの進入路における停止割合を特定することとできる。このような停止割合は、以下の装置又は方法により予め用意しておくこととできる。なお、この点についての技術的説明の詳細については、本出願人らによる特願2011−523114号明細書及び図面を参照されたい。
生成・出力部178内生成部は、停止割合特定部177の特定結果を参照して、該停止割合が所定閾値未満であるとき、該第2の道路に対応するよう、上記進入路に設定された案内データに基づく第2の案内データを生成する。
上記停止割合が、曜日や時間帯ごとに特定されている場合には、曜日や時間帯に応じた停止割合を考慮することとしても良い。
図7に示すように、この交差点停止割合特定装置1は、信号機付交差点情報保存部2、走行履歴データ保存部3、対象交差点選択部4、対象交差点保存部5、通過交差点抽出部6、ルート毎仕分部7、ルート毎保存部8、停止割合特定部9及び停止割合保存部10を備える。
信号機付交差点情報保存部2には、信号機付交差点情報が保存される。信号機付交差点情報は地図上において信号機が設置されている交差点を特定する情報であって、例えば、地図情報としてのノードと道路情報としての信号機の有無に関する情報との組合せを用いることができる。
対象交差点選択部4は、信号機付交差点情報保存部2を参照し、停止割合を特定する対象となる信号機付交差点を対象交差点として選択する。選択される当該交差点は、信号機が付されている交差点であれば良いが、例えば、幹線道路上に存在する信号機付交差点としても良い。ナビゲーションシステムにおいて、案内ルートとして選択されるのは主に幹線道路となるためである。選択された当該対象交差点情報は、対象交差点保存部5に保存される。
上記所定のルールに従って通過交差点を抽出すれば、より精度良く、対象交差点での停止割合を特定することができる。
上記ルート毎に仕分けられた走行履歴データは、当該ルートと関連付けてルート毎保存部8内の第1ルート保存部81、第2ルート保存部82、…、第nルート保存部8nにそれぞれ保存される(図8参照)。
停止割合特定部9は、仕分けられたルート毎に、プローブカーが対象交差点で停止した割合を停止割合として特定する。なお、停止割合特定部9は、ルート毎仕分部7内の各ルート保存部に保存された走行履歴データの数が所定閾値以上のとき、停止割合を特定することとしても良い。特定された停止割合は、停止割合保存部10に保存される。
停止割合特定部9は、ルート毎保存部8内の第1ルート保存部81に保存された走行履歴データについて停止割合を特定するための、第1全データカウンタ91、第1停止データカウンタ92、第1演算部93、第1特定部94を備える。
第1特定部94は、演算された当該割合を第1停止割合と特定する。特定された当該停止割合は、ルートと関連付けて停止割合保存部10内に保存される。
停止割合特定部9は、第2ルート保存部82〜第nルート保存部8nに保存された走行履歴データについてそれぞれ停止割合を特定するために、それぞれの保存部に対応する全データカウンタ、停止データカウンタ、演算部及び特定部を更に備える。特定された当該停止割合は、ルートと関連付けて停止割合保存部10内に保存される。
まず、ステップ1では、信号機付交差点情報保存部2を参照し、停止割合を特定する対象となる信号機付交差点を対象交差点として選択し、保存する。
ステップ3では、信号機付交差点情報保存部2及び対象交差点保存部5を参照し、ステップ1で選択された対象交差点に到達する直前に通過した信号機付交差点を通過交差点として抽出する。
次いで、走行履歴データ保存部3に保存された走行履歴データのうち、抽出された当該通過交差点と対象交差点保存部5に保存された対象交差点とを通過する走行履歴データを、ルート毎に仕分け、保存する(ステップ5)。
ステップ7では、当該ルート毎に保存された走行履歴データについて、対象交差点での停止割合を特定し、保存する。
ステップ71では、ステップ5でルート毎に仕分けられ、保存された走行履歴データの全データの数をカウントする。次いで、当該走行履歴データのうち停止データの数をカウントする(ステップ73)。
ステップ75では、ステップ71でカウントされた全データの数とステップ73でカウントされた停止データの数とから、全データの数に占める停止データの数の割合を演算する。当該演算結果を当該ルートにおける対象交差点での停止割合と特定し、当該特定結果を停止割合保存部10に保存する(ステップ77)。
図11に示すのは、予め指定された条件ごとに対象交差点での停止割合を特定可能な交差点停止割合特定装置21である。すなわち、当該装置21は、図8に示す交差点停止割合特定装置1において、停止割合特定部9に代えて、停止割合特定部12を備える点で異なる。
停止割合特定部12は、停止割合特定部9内の第1全データカウンタ91に代えて、第1−1全データカウンタ121及び第1−2全データカウンタ125を備える。また、第1停止データカウンタ92に代えて、第1−1停止データカウンタ122及び第1−2停止データカウンタ126を備える。更には、第1演算部93に代えて、第1−1演算部123及び第1−2演算部127を、第1特定部94に代えて、第1−1特定部124及び第1−2特定部128を備えている。
第1−1停止データカウンタ122は、第1ルート保存部81に保存された走行履歴データの停止データのうち、第1の条件に合致した走行履歴データの数をカウントする。
第1−1演算部123は、第1−1全データカウンタ121でカウントされたデータの数に占める第1−1停止データカウンタ122でカウントされたデータの数の割合を演算する。
第1−1特定部124は、当該演算の結果を停止割合と特定する。特定された当該停止割合は、停止割合保存部10内に当該条件及びルートと関連付けて保存される。
上記と同様に、第1−2全データカウンタ125、第1−2停止データカウンタ126、第1−2演算部127及び第1−2特定部128は機能し、第1ルート保存部81に保存された走行履歴データのうち、第2の条件に合致した走行履歴データの対象交差点での停止割合を特定する。
さらには、指定された条件を、対象交差点での信号待ち停止時間とすることもできる。例えば、第1の条件を停止時間10秒未満、第2の条件を停止時間10秒以上30秒未満、第3の条件を停止時間31秒以上として、停止割合の特定を行う。特定された当該停止割合は、当該信号待ち停止時間あるいは該当する条件と併せて案内することとできる。当該指定された条件の数は、1であってもよく、2以上指定されていても良い。
図12に示す交差点停止割合特定装置31では、図7に示す交差点停止割合特定装置1において、更にコスト設定部15及びコスト保存部16を備えている。
コスト設定部15は、停止割合保存部10に保存された対象交差点の停止割合に基づき、当該対象交差点に対応するノードに、ルートと関連付けてコストを設定する。当該コストは、コスト保存部16に保存される。このように設定されたコストに基づけば、停止割合の特定された信号機付交差点を階層化することが可能となる。階層化された信号機付交差点情報を用いれば、ナビゲーションシステムでの経路案内において、よりスムーズに走行可能な省燃費案内ルートを提供することができる。また、予め停止する割合の高い対象交差点については、当該交差点(あるいは当該交差点付近のルート)を案内ルートから外したり、当該交差点手前から減速の運転アドバイス等を行えば、過剰な燃料消費を抑制することが可能となる。
103 地図データ保存部
104 案内データ保存部
105 車両位置特定部
106 144 進入路特定部
107 145 停止判定部
108 117 出力部
114 退出路推定部
115 退出路選択部
116 比較部
143 第2の道路特定部
146 178 生成・出力部
177 停止割合特定部
Claims (25)
- 同一の案内対象に関する案内データであって、所定の交差点への進入路毎に対応して設定された案内データを保存する案内データ保存部と、
車両が走行している車両位置を特定する車両位置特定部と、
前記特定された車両位置を参照して、前記車両が前記進入路で停止したことを判定する停止判定部と、
前記停止判定部が前記車両の停止を判定したとき、前記進入路に対応する案内データを出力する出力部と、
を備える案内装置。 - 前記車両の前記交差点における退出路を推定退出路として推定する退出路推定部と、
前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択部と、
前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較部と、を備え、
前記出力部は、前記比較部の比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するとき、前記進入路に対応する案内データを出力する、
請求項1に記載の案内装置。 - 前記車両の前記交差点における退出路を推定する退出路推定部と、
前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択部と、
前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較部と、を備え、
前記出力部は、前記比較部の比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致しないとき、前記進入路に対応する案内データを出力する、
請求項1に記載の案内装置。 - 前記進入路に接続する第2の道路を特定する第2の道路特定部と、
前記車両が前記特定された第2の道路で停止したことを判定する第2の停止判定部と、
前記第2の停止判定部が前記車両の停止を判定したとき、前記案内データに基づいて前記第2の道路に対応する第2の案内データを生成し、出力する生成・出力部と、
を備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の案内装置。 - 前記第2の停止判定部が前記車両の停止を判定したとき、前記第2の道路で停止したときの前記進入路における停止割合を特定する停止割合特定部、を備え、
前記生成・出力部は、前記特定された停止割合が所定閾値未満であるとき、前記第2の案内データを生成し、出力する、
請求項4に記載の案内装置。 - 前記退出路推定部は、前記車両のウインカの作動状況を示すウインカ情報に基づいて前記推定退出路を推定する、請求項2又は3に記載の案内装置。
- 目的地までの経路を探索する経路探索部、を備え、
前記退出路推定部は、前記探索された経路に基づいて前記推定退出路を推定する、請求項2又は3に記載の案内装置。 - 前記交差点は信号機付交差点である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の案内装置。
- 案内データ保存部が、同一の案内対象に関する案内データであって、所定の交差点への進入路毎に対応して設定された案内データを保存する案内データ保存ステップと、
車両位置特定部が、車両が走行している車両位置を特定する車両位置特定ステップと、
停止判定部が、前記特定された車両位置を参照して、前記車両が前記進入路で停止したことを判定する停止判定ステップと、
出力部が、前記停止判定ステップで前記車両の停止を判定したとき、前記進入路に対応する案内データを出力する出力ステップと、
を備える案内方法。 - 退出路推定部が、前記車両の前記交差点における退出路を推定退出路として推定する退出路推定ステップと、
退出路選択部が、前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択ステップと、
比較部が、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較ステップと、を備え、
前記出力ステップは、前記比較部の比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するとき、前記進入路に対応する案内データを出力する、
請求項9に記載の案内方法。 - 退出路推定部が、前記車両の前記交差点における退出路を推定する退出路推定ステップと、
退出路選択部が、前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択ステップと、
比較部が、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較ステップと、を備え、
前記出力ステップでは、前記比較ステップでの比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致しないとき、前記進入路に対応する案内データを出力する、
請求項9に記載の案内方法。 - 第2の道路特定部が、前記進入路に接続する第2の道路を特定する第2の道路特定ステップと、
第2の停止判定部が、前記車両が前記特定された第2の道路で停止したことを判定する第2の停止判定ステップと、
生成・出力部が、前記第2の停止判定ステップで前記車両の停止を判定したとき、前記案内データに基づいて前記第2の道路に対応する第2の案内データを生成し、出力する生成・出力ステップと、
を備える請求項9〜11のいずれか一項に記載の案内方法。 - 停止割合特定部が、前記第2の停止判定ステップで前記車両の停止を判定したとき、前記第2の道路で停止したときの前記進入路における停止割合を特定する停止割合特定ステップ、を備え、
前記生成・出力ステップは、前記特定された停止割合が所定閾値未満であるとき、前記第2の案内データを生成し、出力する、
請求項12に記載の案内方法。 - 前記退出路推定ステップでは、前記車両のウインカの作動状況を示すウインカ情報に基づいて前記推定退出路を推定する、請求項10又は11に記載の案内方法。
- 経路探索部が、目的地までの経路を探索する経路探索ステップ、を備え、
前記退出路推定ステップでは、前記探索された経路に基づいて前記推定退出路を推定する、請求項10又は11に記載の案内方法。 - 前記交差点は信号機付交差点である、請求項9〜15のいずれか一項に記載の案内方法。
- 案内するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
同一の案内対象に関する案内データであって、所定の交差点への進入路毎に対応して設定された案内データを保存する案内データ保存手段と、
車両が走行している車両位置を特定する車両位置特定手段と、
前記特定された車両位置を参照して、前記車両が前記進入路で停止したことを判定する停止判定手段と、
前記停止判定手段が前記車両の停止を判定したとき、前記進入路に対応する案内データを出力する出力手段、
として機能させるコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータを、更に、
前記車両の前記交差点における退出路を推定退出路として推定する退出路推定手段と、
前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択手段と、
前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較手段、として機能させ、
前記出力手段は、前記比較部の比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するとき、前記進入路に対応する案内データを出力する、
請求項17に記載のコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータを、更に、
前記車両の前記交差点における退出路を推定する退出路推定手段と、
前記交差点における退出路であって、該交差点から前記案内対象へ向かう退出路を選択退出路として選択する退出路選択手段と、
前記推定退出路と前記選択退出路とが一致するか否かの比較を行う比較手段、として機能させ、
前記出力手段は、前記比較ステップでの比較の結果、前記推定退出路と前記選択退出路とが一致しないとき、前記進入路に対応する案内データを出力する、
請求項17に記載のコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータを、更に、
前記進入路に接続する第2の道路を特定する第2の道路特定手段と、
前記車両が前記特定された第2の道路で停止したことを判定する第2の停止判定手段と、
前記第2の停止判定手段が前記車両の停止を判定したとき、前記案内データに基づいて前記第2の道路に対応する第2の案内データを生成し、出力する生成・出力手段、
として機能させる請求項17〜19のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータを、更に、
前記第2の停止判定手段が前記車両の停止を判定したとき、前記第2の道路で停止したときの前記進入路における停止割合を特定する停止割合特定手段、として機能させ、
前記生成・出力手段は、前記特定された停止割合が所定閾値未満であるとき、前記第2の案内データを生成し、出力する、
請求項20に記載のコンピュータプログラム。 - 前記退出路推定手段は、前記車両のウインカの作動状況を示すウインカ情報に基づいて前記推定退出路を推定する、請求項18又は19に記載のコンピュータプログラム。
- 前記コンピュータを、更に、
目的地までの経路を探索する経路探索手段、として機能させ、
前記退出路推定手段は、前記探索された経路に基づいて前記推定退出路を推定する、請求項18又は19に記載のコンピュータプログラム。 - 前記交差点は信号機付交差点である、請求項17〜23のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
- 請求項17〜請求項24のいずれかに記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。
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