JP2014077067A - 乳系フレーバーの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】より嗜好性の高い乳または乳製品様の香味を付与する香料組成物を提供する。
【解決手段】乳系フレーバーの製造方法において、(A)S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを配合することを特徴とし、さらに(B)ラクトン類、(C)脂肪酸類、(D)アルデヒド類、(E)エステル類、(F)アルコール類、(G)ケトン類、(H)含窒素化合物類、(I)含硫化合物類、(J)油脂加水分解物、(K)タンパク質加水分解物、(L)乳または乳加工品の分画物の群から選ばれる少なくとも1種以上を配合することを特徴とする、乳系フレーバーの製造方法。
【選択図】 なし
【解決手段】乳系フレーバーの製造方法において、(A)S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを配合することを特徴とし、さらに(B)ラクトン類、(C)脂肪酸類、(D)アルデヒド類、(E)エステル類、(F)アルコール類、(G)ケトン類、(H)含窒素化合物類、(I)含硫化合物類、(J)油脂加水分解物、(K)タンパク質加水分解物、(L)乳または乳加工品の分画物の群から選ばれる少なくとも1種以上を配合することを特徴とする、乳系フレーバーの製造方法。
【選択図】 なし
Description
本発明は、ミルクまたはバター様のフレーバーを有する乳系フレーバーの製造方法に関する。
従来、ミルクフレーバーにおいては、トリグリセライド脂肪含有食品成分にムコールヘミエイ由来の脂肪分解酵素を作用させて得られる組成物(特許文献1)、乳脂肪のアルカリ加水分解物を中和して得られる組成物(特許文献2)、乳脂肪のリパーゼ分解物を紫外線照射して酸化して得られる組成物(特許文献3)、乳脂肪含有食品材料にクロモバクテリウム属の生産するリパーゼを作用させる製造方法(特許文献4)、乳脂肪含有物を水に溶解し、加熱殺菌後、糖、酵母、リパーゼを加えアルコール発酵と脂肪分解反応をさせる製造方法(特許文献5)、ミルク脂肪培地を乳酸菌培養液で処理し、次に脂肪培地をリパーゼ処理する製造方法(特許文献6)、乳脂肪含有物に糖、酵母、リパーゼを同時に作用させる製造方法(特許文献7)、牛乳を吸着剤と接触させた後、エチルアルコール溶液を用いて香気成分を溶出させるナチュラルミルクフレーバーの製造方法(特許文献8)、天然バター脂及びヤシ油のリパーゼ加水分解物からC4〜C10の脂肪酸を回収し混合する方法(特許文献9)、酸化されたバター脂肪を使用する方法(特許文献10)、乳脂肪以外のポリ不飽和脂肪酸を加熱酸化して得られる組成物(特許文献11)、乳脂、単糖類、二糖類、タンパク質の混合物の加熱成分を用いる方法(特許文献12)、植物油にリパーゼを作用させた後、糸状菌を作用させて得られる組成物(特許文献13)、獣乳、ホエーに2種の乳酸菌を接種、培養して得られる組成物(特許文献14)、バターミルクを遠心分離し、脂肪球を除去した後、限外濾過し得られた濃縮液を乾燥したコロイド分散系成分を含有する粉末(特許文献15)、亜臨界、超臨界状態の炭酸ガスによる乳製品の香気成分の抽出物(特許文献16)、バターオイルに前胃エステラーゼを作用させて分解した後、膵臓リパーゼ、微生物リパーゼを作用させて得られる組成物(特許文献17)、バターにリパーゼを添加して得られる組成物(特許文献18)、特殊なジアセチル前駆体を含有するフレーバー濃縮物(特許文献19)、乳脂、脂肪、含硫アミノ酸の混合物を酵素処理し加熱する方法(特許文献20)、乳脂肪を有糸菌類のリパーゼで処理する製造方法(非特許文献1)、生クリームなどの乳脂をクモノスカビ由来のリパーゼで分解する製造方法(非特許文献2)などが知られている。また、ミルクフレーバーに合成香料が使用されることが知られている(非特許文献3、特許文献21)。
食品開発,第7巻,第12号
化学と工業,第52巻,第93号
印藤元一,「合成香料」 ,化学工業日報社
前記のごとく従来は特定の製法による天然物由来の組成物、合成単品などは多々報告されているものの、これらを組み合わせて組成物とする方法に関しては、持続性、嗜好性の面で必ずしも満足できるものではなかった。すなわち本発明の課題は、持続性があり、かつ天然感にあふれ、嗜好性の高い乳または乳製品様の香味を付与するフレーバーを提供することである。
本発明は、乳系フレーバーの製造方法において、(A)S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを配合することを特徴とする、乳系フレーバーの製造方法であり、またさらに(B)ラクトン類、(C)脂肪酸類、(D)アルデヒド類、(E)エステル類、(F)アルコール類、(G)ケトン類、(H)含窒素化合物類、(I)含硫化合物類、(J)油脂加水分解物、(K)タンパク質加水分解物、(L)乳または乳加工品の分画物からなる群から選ばれる少なくとも1種以上を配合することを特徴とする、乳系フレーバーの製造方法である。
本発明によれば、乳系フレーバーの素材として(A)S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを必須とし、(B)ラクトン類、(C)脂肪酸類、(D)アルデヒド類、(E)エステル類、(F)アルコール類、(G)ケトン類、(H)含窒素化合物類、(I)含硫化合物類、(J)油脂加水分解物、(K)タンパク質加水分解物、(L)乳または乳加工品の分画物からなる群から選ばれる1種以上の香料を配合することにより、当該乳系フレーバーは、従来に比べ、極めて嗜好性の高い優れた効果を有し、例えば、炭酸飲料、果実飲料、茶、コーヒー、ココア、アルコール飲料、乳飲料、乳酸菌飲料、機能性飲料、ドリンク剤、スープなどの飲料、冷菓、キャンデー、デザート、チューインガム、チョコレート、焼き菓子、ベーカリー類などの菓子、ヨーグルト、バター、マーガリン、チーズなどの酪農・油脂製品、味噌、醤油、食酢、ウスターソース、トマトケチャップ、焼き肉のたれ、ドレッシング、香辛料などの調味料、食肉加工品、水産加工品、調理食品、冷凍食品、たばこ、口腔製品、医薬品、飼料などの飲食品に快適な使用感を付与することができ、またこれら飲食品に添加される、例えば溶剤類、甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防カビ剤、ガムベース、苦味料、酵素、光沢剤、酸味料、乳化剤、強化剤および製造用剤などの素材の香味改善、素材の匂いのマスキングなどに有効である。
以下に、本発明をその実施の形態にあわせて具体的に説明する。
本発明で用いられる(A)S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドは、別名ビタミンUとも呼ばれ、キャベツの絞り汁より発見され、様々な胃腸薬の成分として知られている。淡黄色の粉末で、特有の風味を有する。
本発明で用いられる(A)S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドは、別名ビタミンUとも呼ばれ、キャベツの絞り汁より発見され、様々な胃腸薬の成分として知られている。淡黄色の粉末で、特有の風味を有する。
本発明の乳系フレーバーの製造方法には、上記の(A)S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドに加え、(B)ラクトン類、(C)脂肪酸類、(D)アルデヒド類、(E)エステル類、(F)アルコール類、(G)ケトン類、(H)含窒素化合物類、(I)含硫化合物類、(J)油脂加水分解物、(K)タンパク質加水分解物、(L)乳または乳加工品の分画物を適宜配合して、乳系フレーバーに要求される物性、必要な香味(例えば、生乳様、発酵乳様、チーズ様、バター様、その他の乳加工品様など)を与える乳系フレーバーを容易に調製することができる。
本発明の乳系フレーバーの処方中における合成或いは天然香料の官能基成分による配合割合は、例えば(A)S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを0.0001〜10質量%とし、(B)ラクトン類が0〜99.9999質量%、(C)脂肪酸類が0〜99.9999質量%、(D)アルデヒド類が0〜99.9999質量%、(E)エステル類が0〜99.9999質量%、(F)アルコール類が0〜99.9999質量%、(G)ケトン類が0〜99.9999質量%、(H)含窒素化合物類が0〜99.9999質量%、(I)含硫化合物類が0〜99.9999質量%、(J)油脂加水分解物が0〜99.9999質量%、(K)タンパク質加水分解物が0〜99.9999質量%、(L)乳または乳加工品の分画物が0〜99.9999質量%の範囲で使用されるが、通常は(A)S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドが0.0001〜5質量%、(B)ラクトン類が0〜10質量%、(C)脂肪酸類が0〜50質量%、(D)アルデヒド類が0〜50質量%、(E)エステル類が0〜30質量%、(F)アルコール類が0〜30質量%、(G)ケトン類が0〜20質量%、(H)含窒素化合物類が0〜50質量%、(I)含硫化合物類が0〜20質量%、(J)油脂加水分解物が0〜30質量%、(K)タンパク質加水分解物が0〜20質量%、(L)乳または乳加工品の分画物が0.01〜50質量%の範囲でしばしば使用される
本発明の成分(B)におけるラクトン類としては、γ−ラクトン類、δ−ラクトン類および/またはε−ラクトン類であることが好ましく、例えばγ−カプロラクトン、γ−ヘプタラクトン、γ−オクタラクトン、γ−ノナラクトン、γ−デカラクトン、7−デセン−4−オリド、3−メチル−4−デセン−4−オリド、3−メチル−5−デセン−4−オリド、γ−ウンデカラクトン、γ−ドデカラクトン、γ−トリデカラクトン、γ−テトラデカラクトン、δ−カプロラクトン、2−ヘキセン−5−オリド、2−ヘプテン−5−オリド、δ−オクタラクトン、2−オクテン−5−オリド、4−メチル−5−オクタノリド、δ−ノナラクトン、2−ノネン−5−オリド、4−メチル−5−ノナノリド、δ−デカラクトン、2−デセン−5−オリド、4−メチル−5−デカノリド、δ−ウンデカラクトン、2−ウンデセン−5−オリド、4−メチル−5−ウンデカノリド、δ−ドデカラクトン、2−ドデセン−5−オリド、4−メチル−5−ドデカノリド、δ−トリデカラクトン、2−トリデセン−5−オリド、4−メチル−5−トリデカノリド、δ−テトラデカラクトン、2−テトラデセン−5−オリド、2−ペンタデセン−5−オリド、2−ヘキサデセン−5−オリド、2−ヘプタデセン−5−オリド、2−オクタデセン−5−オリド、2−ノナデセン−5−オリド、2−エイコセン−5−オリド、ε−デカラクトンから選ばれる1種または2種以上の混合物がより好ましく、γ−ノナラクトン、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、δ−ノナラクトン、δ−デカラクトン、δ−ドデカラクトンが特に好ましい。
上記ラクトンの他に、例えばγ−ヘキサラクトン、δ−ヘキサラクトン、δ−ヘプタラクトン、δ−オクタラクトン、δ−ペンタデカラクトン、トランス−5−ヒドロキシ−4−メチルヘキサン酸ラクトン、(Z)または(E)−4−ヒドロキシ−6−ドデセン酸ラクトン、5−ヒドロキシ−9−ドデセン酸ラクトン、5−ヒドロキシ−9−テトラデセン酸ラクトン、4又は5−ヒドロキシヘキサデカン酸ラクトン、5−ヒドロキシオクタデカン酸ラクトンなどのラクトン類を本発明の乳系フレーバーの香気・香味付与乃至増強・改良剤として使用することができる。
これらラクトン類は市販されており、容易に入手することができる。また、一般にγ−ラクトン類は、4−ヒドロキシ脂肪酸類の分子内環化反応で、δ−ラクトン類は、5−ヒドロキシ脂肪酸類の分子内環化反応で合成することができる。
本発明の乳系フレーバー中における成分(B)の使用量は、好ましくは0.001〜99.99質量%である。
本発明の成分(C)における脂肪酸類としては、所望により公知の脂肪酸類を適宜使用することができ、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、カプロン酸、トランス−2−ヘキセン酸、ヘプタン酸、カプリル酸、ノナン酸、5−ヒドロキシノナン酸、カプリン酸、2−デセン酸、4−デセン酸、5−デセン酸、6−デセン酸、9−デセン酸、5−ヒドロキシデセン酸、5−ヒドロキシウンデカン酸、ラウリン酸、5−ヒドロキシドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、イソペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸が好ましいものとして挙げられる。これら脂肪酸類は1種を使用してもよく、また2種以上を併用してもよい。
この他に、例えば酢酸、イソ酪酸、ドデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、安息香酸なども本発明の乳系フレーバーの香気・香味付与乃至増強・改良剤として使用される。
本発明の乳系フレーバー中における成分(C)の使用量は、好ましくは0.001〜99.99質量%である。
本発明の成分(D)におけるアルデヒド類としては、例えば、アセトアルデヒド、プロパナール、ブタナール、2−ブテナール、ヘキサナール、オクタナール、(Z)または(E)−4−ヘプテナール、2,4−オクタジエナール、ノナナール、(Z)または(E)−2−ノネナール、(Z,Z)または(E,E)−2,4−ノナジエナール、(E,E)、(Z,Z)または(E,Z)−2,6−ノナジエナール、デカナール、(E,E)−2,4−デカジエナール、ウンデカナール、2,4−ウンデカジエナール、ドデカナール、ベンズアルデヒド、バニリン、エチルバニリン、フルフラール、ヘリオトロピンジエチルアセタール、2,4−ノナジエナール、2−ノネナール、(E,E)−2,6−オクタジエナール、2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−アセトアルデヒド、4−メチル−2−ペンタナール、p−メトキシシンナムアルデヒド、アセトアルデヒドエチル(Z)−3−ヘキセニルアセタール、2−ヒドロキシ−4−メチルベンズアルデヒド、2−メチル−2−オクテナール、ベンズアルデヒド、バニリンなどが好ましく、ベンズアルデヒド、バニリンが特に好ましい例として挙げられる。これらアルデヒド類は1種を使用してもよく、また2種以上を併用してもよい。
また、上記アルデヒド以外に、例えば2−メチル−2−プロペナール、バレルアルデヒド、2−メチルプロパナール、2または3−メチルブタナール、ペンタナール、2−ペンテナール、(E)−2−ヘキセナール、(Z)−3−ヘキセナール、ヘプタナール、(E)または(Z)−2−ヘプテナール、2−ウンデセナール、2−ドデセナール、(E,E)−2,4−ヘプタジエナール、(E)−2−オクテナール、(Z,Z)−3,6−ノナジエナール、(Z)または(E)−2−デセナール、2−ウンデセナール、2,4−ドデカジエナール、トリデカナール、テトラデカナール、ペンタデカナール、フェニルアセトアルデヒドなどのアルデヒドについても、本発明の乳系フレーバーの香気・香味付与乃至増強・改良剤として使用される。
本発明の乳系フレーバーにおけるアルデヒド類の使用量は、好ましくは0〜5質量%である。
本発明の成分(E)におけるエステル類としては、例えば、蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、酢酸デシル、酢酸ドデシル、酢酸フェネチル、乳酸エチル、酪酸エチル、2−メチル酪酸エチル、3−エチル酪酸エチル、吉草酸メチル、カプロン酸メチル、カプロン酸エチル、ヘプタン酸メチル、ヘプタン酸エチル、カプリル酸エチル、カプリル酸イソアミル、カプリル酸ヘプチル、ノナン酸メチル、ノナン酸エチル、カプリン酸メチル、カプリン酸エチル、ウンデカン酸エチル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、パルミチン酸エチル、サリチル酸メチル、コハク酸ジエチル、セバシン酸ジエチル、5−ヒドロキシヘキサン酸エチル、5−ヒドロキシデカン酸エチル、5−ヒドロキシウンデカン酸エチル、5−ヒドロキシデカン酸プロピル、5−ヒドロキシデカン酸イソプロピル、5−ヒドロキシオクタン酸−2−メチルプロピル、5−ヒドロキシ−9−メチルデカン酸エチル、3−ヒドロキシヘキサン酸エチル、酪酸1−ビニル−ヘキシル、トランス−2−ヘキサン酸エチル、シス−4,7−オクタジエン酸エチル、安息香酸シス−3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキサン酸ヘキシル、トランス−2−オクタン酸メチル、2−オキソ−3−メチルペンタン酸メチルが好ましい。これらエステル類は1種を使用してもよく、また2種以上を併用してもよい。
上記エステル以外に、例えば蟻酸メチル、酢酸メチル、酢酸ノニル、酪酸メチル、ヘプタン酸エチル、パルミチン酸メチル、安息香酸のメチル、エチル、プロピル、ヘキシルおよびベンジルエステル、カプリル酸メチルなども、乳系フレーバーの香気・香味付与乃至増強・改良剤として使用される。
本発明の乳系フレーバーにおけるエステル類の使用量は、好ましくは0〜1質量%である。
本発明の成分(F)におけるアルコール類としては、例えば、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、フルフリルアルコール、α−イオノール、β−イオノール、シス−2−ノネン−1−オール、シス−5−オクテン−1−オールが挙げられる。
この他に、例えば2−ブトキシエタノール、2−プロパノール、イソブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1−ブタノール、イソアミルアルコール、3−ペンタノール、2−ペンタノール、3−メチル−3−ペンタノール、2−ヘキサノール、2−メチル−1−ヘキサノール、1−オクテン−3−オール、ゲラニオール、α−ターピネオール、リナロール、3−ペンテン−1−オール、(Z)あるいは(E)−2−ヘキセン−1−オール、(Z)−3−ヘキセノール、4−ヘキセン−1−オール、2−エチル−1−ヘキサノール、2−ヘプタノール、ウンデカノール、ドデカノール、テトラデカノール、ペンタデカノール、ヘキサデカノール、ヘプタデカノール、シクロヘキサノールなども、乳系フレーバーの香気・香味付与乃至増強・改良剤として使用される。
本発明の乳系フレーバーにおけるアルコール類の使用量は、好ましくは0〜1質量%である。
本発明の成分(G)におけるケトン類としては、例えば、2−ヘプタノン、2−オクタノン、3−オクタノン、1−オクテン−3−オン、2−ノナノン、3−ノナノン、8−ノネン−2−オン、2−ウンデカノン、2−トリデカノン、アセトイン、5−ヒドロキシ−4−オクタノン、ジアセチル、2,3−ペンタジオン、2,3−ヘキサジオン、2,3−ヘプタジオン、アセチルイソバレリル、p−メトキシアセトフェノン、ベンゾフェノン、マルトールが挙げられる。
これらケトン類の他に、例えば2−ブタノン、3−ヒドロキシブタノン、アセトイン、2または3−ペンタノン、1−ペンテン−3−オン、3−ヒドロキシ−2−ペンタノン、2,3−ペンタジオン、2または3−ヘキサノン、4−メチルペンタノン、シクロヘキサノン、6−メチル−5−ヘプテン−3−オン、1,5−オクタジエン−3−オン、2または3−デカノン、2または3−ドデカノン、アセトフェノン、ダマセノンなども本発明の乳系フレーバーの香気・香味付与乃至増強・改良剤として使用される。
本発明の乳系フレーバー中におけるケトン類の使用量は、好ましくは0〜5質量%である。
本発明の成分(H)における、含窒素化合物類としては、例えば、フェニルエチルアンスラニレート、トリメチルアミン、インドール、スカトール、ピリジン、イソキノリン、ピラジン、メチルピラジンが好ましく挙げられる。
これら含窒素化合物の他に、例えばピロール、1または2−メチルピロール、1,2−ジメチルピロール、2−ブチル−1−メチルピロール、2,5−ジメチルピラジン、メチルピリジン、2−エチルピリジンなども本発明の乳系フレーバーの香気・香味付与乃至増強・改良剤として使用される。
本発明の乳系フレーバー中における含窒素化合物類の使用量は、好ましくは0%〜0.005質量%である。
本発明の成分(I)における含硫化合物類としては、例えば、メチルメルカプタン、イソブチルメルカプタン、2,4−ジチアペンタン、ジメチルスルフィド、ジメチルジスルフィド、2,4−ジチアペンタン、ジメチルトリスルフィド、ジメチルスルフォキシド、ジメチルスルフォン、メタンチオール、メチルスルフォニルメタン、メチルイソチオシアネート、エチルイソチオシアネート、アリルイソチオシアネート、2−メチル−3−ブタンチオール、メチオナール、チオ酢酸エチル、チオ酪酸メチル、3−ブテニルイソチオシアネート、2−メチルチオフェン、ベンゾチアゾール、スルフロール、アセチル乳酸チオメチルエステル、プロピオニル乳酸チオメチルエステル、ブチリル乳酸チオメチルエステル、バレリル乳酸チオメチルエステル、2−メチルブチリル乳酸チオメチルエステル、デシリル乳酸チオメチルエステル、アセチル乳酸チオエチルエステル、プロピオニル乳酸チオエチルエステル、ブチリル乳酸チオエチルエステル、バレリル乳酸チオエチルエステル、イソカプロイル乳酸チオプロピルエステル2,2−ジチオジメチレンジフラン−2−フルフリルジスルフィド、4−メチルチアゾールエタノール、2−メチルチオアセトアルデヒド、5−メチル−2−チオフェンカルボキシアルデヒド、トリチオアセトン、2−ペンタンチオールメチルテトラヒドロチオフェン−3−オン、3−アセチル−2,5−ジメチルチオフェン、3,5−ジメチル−1,2,4−トリチオラン、2,6−ジメチルチオフェノール、4−メチルチアゾール、2−イソブチル−4,6−ジメチルジヒドロ−4H−1,3,5−ジチアジン、4−イソブチル−2,6−ジメチルジヒドロ−4H−1,3,5−ジチアジン、2−イソプロピル−4,6−ジメチルジヒドロ−4H−1,3,5−ジチアジン、4−イソプロピル−2,6−ジメチルジヒドロ−4H−1,3,5−ジチアジン、4−メトキシ−2−メチル−2−ブタンチオール、メチルチオ−2−アセチロキシプロピオン酸、メチルチオ−2−プロピオニルオキシプロピオン酸、2−ペンタンチオールなどが好ましく挙げられる。
本発明の乳系フレーバー中における含硫化合物類の使用量は、好ましくは0〜0.01質量%である。
本発明における乳系フレーバーには、前記の他に例えば、[日本香料工業会刊、平成12年度厚生科学研究報告書、日本における食品香料化合物の使用実態調査]に記載の香料化合物を使用することができる。
本発明の成分(J)における油脂加水分解物は、乳脂、牛脂などの動物性油脂またはパーム油、パーム核油、ヤシ油などの植物性油脂の加水分解物が使用され、特に乳脂の加水分解物が好ましく用いられる。本発明で使用される乳脂としては、具体的にはバター、クリームが挙げられる。本発明の加水分解の方法としては特に限定されないが、好ましくは酵素による加水分解が用いられる。
本発明の油脂加水分解に使用される酵素としては、動物由来リパーゼ、微生物由来リパーゼのいずれのものも使用することができる。また、リパーゼ活性はエンド型、エキソ型のいずれのものも使用することができるが、エンド型のリパーゼ活性を有する酵素を使用することが好ましく、エンド型とエキソ型の混合物であることがより好ましい。酵素による加水分解の方法は特に限定されないが、使用する酵素の至適pH、至適温度に近い条件で行うことが好ましい。
本発明におけるより具体的な油脂の加水分解方法としては、酸、アルカリ加水分解の場合、たとえば特公昭62−062140号公報に記載の方法などを参考とすることができる。また、酵素加水分解の場合は、たとえば特開昭50−142766号公報、特開平09−094062号公報、特開昭64−002549号公報、特開昭62−096039号公報、米国特許第3469993号明細書、特公昭63−054339号公報、特開昭63−240755号公報、特公平05−001705号公報、特公平02−012545号公報、特開平04−179460号公報、食品開発第7巻第12号、化学と工業第52巻第93号に記載の方法などを参考とすることができる。
加水分解物は、そのまま使用してもよいが、好ましくは香気、香味成分を分画して使用される。加水分解物を分画する方法としては、ろ過、遠心分離などの固液分離、溶剤抽出、水蒸気蒸留、膜分離、樹脂吸着などが挙げられ、また、これらの方法を任意に組み合わせて用いることができる。
本発明で用いられるリパーゼとして具体的には、アスペルギルス属、ムコール属、ペニシリウム属、リゾープス属、カンディダ属、シュードモナス属、アルカリゲネス属、リゾムコール属、バキルス属、アクロモバクター属などの微生物由来リパーゼや、豚膵臓などの動物由来リパーゼを使用することができ、また、これらを任意に組み合わせて使用することもできる。さらには、リパーゼ以外の酵素を併用することもできる。
前記のリパーゼは、食品工業用の酵素として市販されており、容易に入手することができる。(天野エンザイム株式会社、ノボザイムズ、名糖産業株式会社、ナガセケムテックス株式会社など)
本発明の成分(K)におけるタンパク質加水分解物は、例えば、ゼラチン、フィッシュミール、卵白、乳タンパク質などの動物性タンパク質を原料とすることが好ましく、脱脂粉乳、チーズ、ホエイタンパクなどの乳タンパクを原料とすることが特に好ましい。本発明の加水分解の方法としては特に限定されないが、好ましくは酵素による加水分解が用いられる。本発明のタンパク質加水分解に使用される酵素としては、動物由来プロテアーゼ、微生物由来プロテアーゼのいずれのものも使用することができる。また、プロテアーゼ活性はエンド型、エキソ型のいずれのものも使用することができるが、エンド型のプロテアーゼ活性を有する酵素を使用することが好ましく、エンド型とエキソ型の混合物であることがより好ましい。酵素による加水分解の方法は特に限定されないが、使用する酵素の至適pH、至適温度に近い条件で行うことが好ましい。
本発明におけるより具体的なタンパク質の加水分解方法としては、例えば、特開昭56−124342号公報に記載の方法などを参考とすることができる。
加水分解物は、そのまま使用してもよいが、好ましくは香気、香味成分を分画して使用される。加水分解物を分画する方法としては、ろ過、遠心分離などの固液分離、溶剤抽出、水蒸気蒸留、膜分離、樹脂吸着などが挙げられ、また、これらの方法を任意に組み合わせて用いることができる。
本発明で用いられるプロテアーゼとして具体的には、アスペルギルス属、ペニシリウム属、リゾープス属、ペニシリウム属など微生物由来の酸性プロテアーゼ、アスペルギルス属、ストレプトマイセズ属、バキルス属など微生物由来の中性プロテアーゼ、アスペルギルス属、バキルス属など微生物由来のアルカリ性プロテアーゼ、パパインなどの植物由来プロテアーゼ、豚膵臓など動物由来のプロテアーゼを使用することができ、また、これらを任意に組み合わせて使用することもできる。
前記のプロテアーゼは、食品工業用の酵素として市販されており、容易に入手することができる(天野エンザイム株式会社、大和化成株式会社、ノボザイムズ、エイチビィアイ株式会社、ヤクルト薬品工業株式会社、科研ファルマ株式会社など)。
本発明の成分(L)における乳または乳加工品の分画物としては、例えば、生乳、濃縮乳、練乳、全脂粉乳、脱脂粉乳、ミルクホエイ、バター、チーズ、ヨーグルトなどの分画物が挙げられる。乳または乳加工品の分画方法としては、蒸留、溶剤抽出、膜分離、樹脂吸着などが挙げられ、また、必要に応じて、水、アルコール類などの溶剤を加えた後、これらの方法により分画することができる。これらの方法は、任意に組み合わせて用いることができる。具体的には、例えば蒸留法の場合、水蒸気蒸留液または濃縮回収液を疎水性有機溶媒で抽出した後、溶剤を回収する方法や、水蒸気蒸留液または濃縮回収液を多孔性樹脂、化学修飾型シリカゲル、カチオン交換樹脂、アニオン交換樹脂などの樹脂に吸着させ、吸着成分をエチルアルコール等で脱着する方法などが挙げられる。また、溶剤抽出の場合は、疎水性有機溶剤で抽出後、溶剤を回収する方法や、液体、亜臨界または超臨界状態の二酸化炭素で抽出し、二酸化炭素を分離する方法などが挙げられる。また、膜分離の場合は、目的に応じて分画分子量などにより任意の膜を選択することができ、限外濾過法、逆浸透法など任意の方法を用いることができる。また、樹脂吸着の場合は、多孔性樹脂、化学修飾型シリカゲル、カチオン交換樹脂、アニオン交換樹脂などのイオン交換樹脂などを任意に選択することができる。またこれらの方法を使用するに当たって、原料をリパーゼやプロテアーゼなどの酵素で前処理することもでき、分画物をあるいは分画物に糖やアミノ酸などを加えて加熱するなどの後処理を加えてもよい。本発明における乳または乳加工品の分画物のより具体的な製造方法としては、膜分離の場合は、例えば特公平07−083689号公報に記載の方法を参考とすることができ、また、CO2抽出の場合には、例えば、特開平09−266756号公報に記載の方法を参考とすることができ、さらには、樹脂吸着の場合は、例えば、特開平11−009220号公報に記載の方法を参考にすることができる。
また、本発明においては、リパーゼ、プロテアーゼ以外の酵素による処理を併用することもできる。たとえば、ラクターゼなどの乳糖分解酵素を作用させることにより、本発明の香料組成物を高濃度で使用した場合にも乳糖不耐性に対応した製品に好適に使用することができる。
本発明の乳系フレーバーには使用目的によって、例えば、菓子、加工食品、調味料などに香ばしさなどを付与するために、糖−アミノ反応物を配合することもできる。本発明で配合される糖−アミノ反応物としては、アミノ酸と糖を配合して加熱処理することによって得られる。本発明における糖−アミノ反応のアミノ酸源は、例えば乳タンパク質のアミノ酸組成を参考にして選択することもでき、乳タンパク質の加水分解物を使用することもできる。また、加熱処理する場合に、脂肪、脂肪酸や脂肪の加水分解物などの、糖およびアミノ酸以外の成分を混合した後に加熱処理をすることができる。より具体的な糖−アミノ反応の方法としては、特公平07−089868号公報に記載の方法や、特公平06−6038号公報に記載の方法を参考とすることができる。
また、本発明の乳系フレーバーは、目的に応じて他の香料組成物と配合することができる。具体的には、オレンジフレーバー、レモンフレーバー、ライムフレーバー、グレープフルーツフレーバー、ユズフレーバー、スダチフレーバー、などのシトラス系香料、ストロベリーフレーバー、ラズベリーフレーバー、ブルーベリーフレーバーなどのベリー系香料、マンゴーフレーバー、パパイヤフレーバー、グァバフレーバー、パッションフルーツフレーバー、ライチフレーバーなどのトロピカルフルーツ系香料、アップルフレーバー、グレープフレーバー、パイナップルフレーバー、バナナフレーバー、ピーチフレーバー、メロンフレーバー、アンズフレーバー、ウメフレーバー、チェリー(サクランボ)フレーバーなどのフルーツ系香料、緑茶フレーバー、ウーロン茶フレーバー、紅茶フレーバー、コーヒーフレーバーなどの茶、コーヒー系香料、ビーフフレーバー、ポークフレーバー、チキンフレーバーなどのミート系香料、アサフェチダフレーバー、アジョワンフレーバー、アニスフレーバー、アンゼリカフレーバー、ウイキョウフレーバー、オールスパイスフレーバー、シナモンフレーバー、カッシャフレーバー、カモミールフレーバー、カラシナフレーバー、カルダモンフレーバー、キャラウェイフレーバー、クミンフレーバー、クローブフレーバー、コショウフレーバー、コリアンダーフレーバー、サッサフラスフレーバー、セイボリーフレーバー、サンショウフレーバー、シソフレーバー、ジュニパーベリーフレーバー、ジンジャーフレーバー、スターアニスフレーバー、セイヨウワサビフレーバー、セージフレーバー、タイムフレーバー、タラゴンフレーバー、ディルフレーバー、トウガラシフレーバー、ナツメフレーバー、ナツメグフレーバー、バジルフレーバー、パセリフレーバー、マジョラムフレーバー、ローズマリーフレーバー、ローレルフレーバー、ワサビフレーバーなどのハーブ、スパイス系香料、オニオンフレーバー、ガーリックフレーバー、ネギフレーバー、キャベツフレーバー、キャロットフレーバー、セロリーフレーバー、シイタケフレーバー、松茸フレーバー、トマトフレーバー、ゴボウフレーバー、ミツバフレーバーなどの野菜系香料、ペパーミントフレーバー、スペアミントフレーバー、和種ハッカフレーバーなどのミント系香料、バニラ系香料、アーモンドフレーバー、カシューナッツフレーバー、ピーナッツフレーバー、ヘーゼルナッツフレーバー、ウォルナッツフレーバー、チェスナッツフレーバー、マカデミアナッツフレーバー、ペカンナッツフレーバー、ピスタチオフレーバー、ブラジルナッツフレーバー、ココナッツフレーバーなどのナッツ系香料、ワインフレーバー、ウイスキーフレーバー、ブランデーフレーバー、ラムフレーバー、ジンフレーバー、リキュールフレーバーなどの洋酒系香料、魚介類フレーバー、甲殻類フレーバー、節類フレーバー、海草類フレーバーなどの水産物系香料、コーンフレーバー、ポテトフレーバー、スイートポテトフレーバー、米飯フレーバー、ブレッドフレーバーなどの穀物系香料、ハネーフレーバー、メープルシロップフレーバー、シュガーフレーバー、黒糖フレーバー、モラセスフレーバーなどのシュガー系香料などが挙げられる。これらフレーバーの具体的な態様としては、たとえば[特許庁公報,周知・慣用技術集(香料)第2部,食品用香料]に記載のフレーバーを例示することができる。
また、本発明の乳系フレーバーは、適宜溶剤により希釈することができる。本発明で使用される溶剤は、可食性のものであれば特に限定されることはなく、例えば水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリンおよびこれらの混合溶剤、植物性油脂、動物性油脂、中鎖脂肪酸トリグリセライドおよびこれらの混合溶剤などが例示することができる。
また、本発明の乳系フレーバーの形態については、[特許庁公報,周知・慣用技術集(香料)第1部,香料一般]89頁から138頁に記載された方法を適用することができる。
本発明の乳系フレーバーは、清涼飲料、加工乳飲料、コーヒーホワイトナー、菓子、冷菓、調味料、マーガリン、冷凍食品、レトルト食品、缶詰など所望の食品に使用することができる。たとえば、本発明でいう清涼飲料としては、果汁入り清涼飲料、炭酸入り清涼飲料などが挙げられ、嗜好飲料としては、コーヒー飲料、茶飲料などが挙げられ、菓子としては、パン類、チョコレート、焼き菓子、キャンデー、ガム、和菓子、洋生菓子、洋乾菓子、米菓、油菓、スナック菓子が挙げられ、冷菓としてはアイスクリーム、氷菓類が挙げられ、調味料としては、マヨネーズ、ソース、ドレッシング、シーズニングオイル、シーズニングパウダーなどが挙げられる。
以下に実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例1〕
イオン交換水にS−メチルメチオニン スルフォニウムクロライド(浜理薬品工業社製)を添加し、濃度がそれぞれ1ppm、10ppm、100ppm、1000ppmとなるように調整し、本発明の乳系フレーバーを調製した。
イオン交換水にS−メチルメチオニン スルフォニウムクロライド(浜理薬品工業社製)を添加し、濃度がそれぞれ1ppm、10ppm、100ppm、1000ppmとなるように調整し、本発明の乳系フレーバーを調製した。
〔試験例1〕
市販の超高温瞬間(UHT)殺菌乳に対し、実施例1のフレーバーをそれぞれ0.1質量%添加し(乳中の濃度1ppb〜1000ppb)、官能評価を行った。評価は10名の専門パネルを用い、乳の「自然なふくよかさ」について、比較対照として同量の水を添加したUHT殺菌乳を標準(2点)とし、より強く感じる場合は3点、さらに強く感じる場合は4点、感じる程度が弱い場合は1点、まったく感じない場合は0点として、10人の採点の平均値を求めた。さらに、評価時には各飲料の印象を自由にコメントし、そのうち多かった意見を抽出した。結果を表1に示す。
市販の超高温瞬間(UHT)殺菌乳に対し、実施例1のフレーバーをそれぞれ0.1質量%添加し(乳中の濃度1ppb〜1000ppb)、官能評価を行った。評価は10名の専門パネルを用い、乳の「自然なふくよかさ」について、比較対照として同量の水を添加したUHT殺菌乳を標準(2点)とし、より強く感じる場合は3点、さらに強く感じる場合は4点、感じる程度が弱い場合は1点、まったく感じない場合は0点として、10人の採点の平均値を求めた。さらに、評価時には各飲料の印象を自由にコメントし、そのうち多かった意見を抽出した。結果を表1に示す。
表1の結果から明らかなように、S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドは、1〜100ppbの添加濃度でUHT殺菌乳に対し、よりナチュラル感、フレッシュ感、ふくよかさを付与増強することがわかった。添加量が1000ppmを超えるとふくよかさはより強く感じられるようになるが、同時に粉っぽさも感じられるようになり、全体としての香味のバランスは添加量1〜100ppbの方が好ましかった。
〔実施例2〕
下記処方に従い、常法によって混合し、乳系フレーバー(比較品1)を調製した。
下記処方に従い、常法によって混合し、乳系フレーバー(比較品1)を調製した。
上記比較品1に、S−メチル メチルメチオニン スルフォニウムクロライドの1質量%水溶液を10質量部混合して本発明の乳系フレーバー(本発明品1)を調製した。
比較品1と本発明品1について、専門パネラー10名により比較評価した。その結果、専門パネラー10名全員がS−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを加えた本発明品1についてナチュラル感、フレッシュ感、ふくよかさが向上したと評価した。
〔実施例3〕
下記処方に従い、常法により混合して本発明品2と比較品2の乳飲料を調製し、専門パネラー10名により比較評価した。その結果、専門パネラー10名全員が、本発明のS−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを含む乳系フレーバーを加えた本発明品2について乳特有の自然でふくよかな乳感、殺菌乳特有の香味の増強した乳飲料が得られたと評価した。
下記処方に従い、常法により混合して本発明品2と比較品2の乳飲料を調製し、専門パネラー10名により比較評価した。その結果、専門パネラー10名全員が、本発明のS−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを含む乳系フレーバーを加えた本発明品2について乳特有の自然でふくよかな乳感、殺菌乳特有の香味の増強した乳飲料が得られたと評価した。
〔実施例4〕
下記処方に従い、常法により混合して本発明品3と比較品3の乳飲料を調製し、専門パネラー10名により比較評価した。その結果、専門パネラー10名全員が、本発明のS−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを含む香料組成物を加えた本発明品3について自然でふくよかな乳感、乳特有のコク味が向上したと評価した。
下記処方に従い、常法により混合して本発明品3と比較品3の乳飲料を調製し、専門パネラー10名により比較評価した。その結果、専門パネラー10名全員が、本発明のS−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを含む香料組成物を加えた本発明品3について自然でふくよかな乳感、乳特有のコク味が向上したと評価した。
〔実施例5〕
下記処方に従い、常法により混合して本発明品4と比較品4の乳製品代用品を調製し、専門パネラー10名により比較評価した。その結果、専門パネラー10名全員が、本発明のS−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを含む乳系フレーバーを加えた本発明品4について自然でふくよかな乳感、乳特有のコク味が向上したと評価した。
下記処方に従い、常法により混合して本発明品4と比較品4の乳製品代用品を調製し、専門パネラー10名により比較評価した。その結果、専門パネラー10名全員が、本発明のS−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを含む乳系フレーバーを加えた本発明品4について自然でふくよかな乳感、乳特有のコク味が向上したと評価した。
〔実施例6〕
下記処方に従い、常法によって混合し、本発明および比較品の乳系フレーバーを調製した。単位はすべて質量部による。
下記処方に従い、常法によって混合し、本発明および比較品の乳系フレーバーを調製した。単位はすべて質量部による。
〔実施例7〕
比較品3の乳系フレーバー100質量部に対しS−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを0.5質量部添加し、賦型剤としてのデンプンの1質量部に添加し、定法に従い吸着処理を行い、本発明品6の乳系粉末フレーバーを調製した。
比較品3の乳系フレーバー100質量部に対しS−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを0.5質量部添加し、賦型剤としてのデンプンの1質量部に添加し、定法に従い吸着処理を行い、本発明品6の乳系粉末フレーバーを調製した。
本発明は、乳、乳製品、乳若しくは乳製品を含有する飲食物、又は乳製品代用品(これらをまとめて「乳関連製品」という)に乳のナチュラル感、フレッシュ感、ふくよかな乳感を付与増強するフレーバーに関し、更に詳しくは、乳系フレーバーを製造する際、S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを微量で添加することにより、従来にない、乳関連製品特有の自然でふくよかな乳感及び香味を付与増強する、乳風味付け用の乳系フレーバーを提供することができる。
Claims (17)
- 乳系フレーバーの製造方法において、(A)S−メチルメチオニン スルフォニウムクロライドを配合することを特徴とする、乳系フレーバーの製造方法。
- さらに(B)ラクトン類、(C)脂肪酸類、(D)アルデヒド類、(E)エステル類、(F)アルコール類、(G)ケトン類、(H)含窒素化合物類、(I)含硫化合物類、(J)油脂加水分解物、(K)タンパク質加水分解物、(L)乳または乳加工品の分画物からなる群から選ばれる少なくとも1種以上を配合することを特徴とする、請求項1に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(B)のラクトン類が、γ−ラクトン類、δ−ラクトン類、ε−ラクトン類からなる群から選ばれる、1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(B)のラクトン類が、γ−カプロラクトン、γ−ヘプタラクトン、γ−オクタラクトン、γ−ノナラクトン、γ−デカラクトン、7−デセン−4−オリド、3−メチル−4−デセン−4−オリド、3−メチル−5−デセン−4−オリド、γ−ウンデカラクトン、γ−ドデカラクトン、γ−トリデカラクトン、γ−テトラデカラクトン、δ−カプロラクトン、2−ヘキセン−5−オリド、2−ヘプテン−5−オリド、δ−オクタラクトン、2−オクテン−5−オリド、4−メチル−5−オクタノリド、δ−ノナラクトン、2−ノネン−5−オリド、4−メチル−5−ノナノリド、δ−デカラクトン、2−デセン−5−オリド、4−メチル−5−デカノリド、δ−ウンデカラクトン、2−ウンデセン−5−オリド、4−メチル−5−ウンデカノリド、δ−ドデカラクトン、2−ドデセン−5−オリド、4−メチル−5−ドデカノリド、δ−トリデカラクトン、2−トリデセン−5−オリド、4−メチル−5−トリデカノリド、δ−テトラデカラクトン、2−テトラデセン−5−オリド、2−ペンタデセン−5−オリド、2−ヘキサデセン−5−オリド、2−ヘプタデセン−5−オリド、2−オクタデセン−5−オリド、2−ノナデセン−5−オリド、2−エイコセン−5−オリド、ε−デカラクトンからなる群から選ばれる、少なくとも1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(C)の脂肪酸類が、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、カプロン酸、トランス−2−ヘキセン酸、ヘプタン酸、カプリル酸、ノナン酸、5−ヒドロキシノナン酸、カプリン酸、2−デセン酸、4−デセン酸、5−デセン酸、6−デセン酸、9−デセン酸、5−ヒドロキシデセン酸、5−ヒドロキシウンデカン酸、ラウリン酸、5−ヒドロキシドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、イソペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸からなる群から選ばれる、少なくとも1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(D)のアルデヒド類が、アセトアルデヒド、プロパナール、ブタナール、2−ブテナール、ヘキサナール、オクタナール、4−ヘプテナール、2,4−オクタジエナール、ノナナール、2−ノネナール、2,4−ノナジエナール、2,6−ノナジエナール、デカナール、2,4−デカジエナール、ウンデカナール、2,4−ウンデカジエナール、ドデカナール、ベンズアルデヒド、バニリン、エチルバニリン、フルフラール、ヘリオトロピンジエチルアセタールからなる群から選ばれる、少なくとも1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(E)のエステル類が、蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、酢酸デシル、酢酸ドデシル、酢酸フェネチル、乳酸エチル、酪酸エチル、2−メチル酪酸エチル、3−エチル酪酸エチル、吉草酸メチル、カプロン酸メチル、カプロン酸エチル、ヘプタン酸メチル、ヘプタン酸エチル、カプリル酸エチル、カプリル酸イソアミル、カプリル酸ヘプチル、ノナン酸メチル、ノナン酸エチル、カプリン酸メチル、カプリン酸エチル、ウンデカン酸エチル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸エチル、パルミチン酸エチル、サリチル酸メチル、コハク酸ジエチル、セバシン酸ジエチル、5−ヒドロキシヘキサン酸エチル、5−ヒドロキシデカン酸エチル、5−ヒドロキシウンデカン酸エチル、5−ヒドロキシデカン酸プロピル、5−ヒドロキシデカン酸イソプロピル、5−ヒドロキシオクタン酸2−メチルプロピル、5−ヒドロキシ−9−メチルデカン酸エチルからなる群から選ばれる、少なくとも1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(F)のアルコール類が、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、フルフリルアルコールからなる群から選ばれる、少なくとも1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(G)のケトン類が、2−ヘプタノン、2−オクタノン、3−オクタノン、1−オクテン−3−オン、2−ノナノン、3−ノナノン、8−ノネン−2−オン、2−ウンデカノン、2−トリデカノン、アセトイン、5−ヒドロキシ−4−オクタノン、ジアセチル、2,3−ペンタジオン、2,3−ヘキサジオン、2,3−ヘプタジオン、アセチルイソバレリル、p−メトキシアセトフェノン、ベンゾフェノン、マルトールからなる群から選ばれる、少なくとも1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(H)の含窒素化合物類が、フェニルエチルアンスラニレート、トリメチルアミン、インドール、スカトール、ピリジン、イソキノリン、ピラジン、メチルピラジンからなる群から選ばれる、少なくとも1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(I)の含硫化合物類が、メチルメルカプタン、イソブチルメルカプタン、2,4−ジチアペンタン、ジメチルスルフィド、ジメチルジスルフィド、2,4−ジチアペンタン、ジメチルトリスルフィド、ジメチルスルフォキシド、ジメチルスルフォン、メタンチオール、メチルスルフォニルメタン、メチルイソチオシアネート、エチルイソチオシアネート、アリルイソチオシアネート、2−メチル−3−ブタンチオール、メチオナール、チオ酢酸エチル、チオ酪酸メチル、3−ブテニルイソチオシアネート、2−メチルチオフェン、ベンゾチアゾール、スルフロール、アセチル乳酸チオメチルエステル、プロピオニル乳酸チオメチルエステル、ブチリル乳酸チオメチルエステル、バレリル乳酸チオメチルエステル、2−メチルブチリル乳酸チオメチルエステル、デシリル乳酸チオメチルエステル、アセチル乳酸チオエチルエステル、プロピオニル乳酸チオエチルエステル、ブチリル乳酸チオエチルエステル、バレリル乳酸チオエチルエステル、イソカプロイル乳酸チオプロピルエステルからなる群から選ばれる、少なくとも1種または2種以上の混合物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(J)の油脂加水分解物が、乳脂のリパーゼ分解物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(K)のタンパク質加水分解物が、乳タンパク質のプロテアーゼ分解物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 成分(L)の乳または乳加工品の分画物が、乳、濃縮乳、粉乳、ミルクホエイ、バター、チーズ、ヨーグルトもしくはこれらの混合物からの分画物であることを特徴とする、請求項2に記載の乳系フレーバーの製造方法。
- 請求項1〜請求項14のいずれかに記載の製造方法により製造されたことを特徴とする乳系フレーバー。
- 請求項15記載の乳系フレーバーを0.001〜10質量%含有したことを特徴とする、飲食品。
- 飲食品が、清涼飲料、加工乳飲料、コーヒーホワイトナー、菓子、冷菓、調味料、マーガリン、冷凍食品、レトルト食品、缶詰のいずれかである請求項16記載の飲食品。
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