JP2014076472A - 複動型押出プレス装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】先端に押出ステムを有するメインクロスヘッドの中に、押出ステムの中心部を摺動自在に設けたマンドレルを有するピアサクロスヘッドが軸線方向に配置され、メインクロスヘッドと連結したメインラムの内部に該メインラムと同軸にピアサシリンダを設け、ピアサシリンダの内部に前後動自在にピストンと該ピストンに固着されたピストンロッドを直線的に位置するようピアサクロスヘッドと連結するとともに、マンドレルの回動手段とマンドレルの前進限位置を規制する位置決め手段とを備えた複動型押出プレス装置において、マンドレルの回動手段を、メインクロスヘッドのピアサクロスヘッドが摺動する開放穴先端部に設けた。
【選択図】図3
Description
図4及び5に示すように、コンテナホルダ11はエンドプラテン34に接して設けられているダイス35に対向する位置に配され、コンテナシリンダ37によって水平な軸線方向に移動可能で、その内部にコンテナ36を有し、該コンテナ36内にはビレットが収納できるようになっている。
前記エンドプラテン34に対向して固定盤13が設けられ、固定盤13と一体型となったメインシリンダ14を有し、前記メインシリンダ14内にはメインラム15が摺動自在に取り付けられ、メインクロスヘッド16が前記メインラム15に連結して設けられている。
前記メインクロスヘッド16には軸線に直角な一方向にのみ貫通した開放穴17が設けられ、ピアサクロスヘッド23を軸線方向に摺動自在に設けるとともに、ピササクロスヘッド23の後端部にはピアサシリンダピストンロッド24が装着され、該ピストンロッド24の端部にはピアサシリンダピストン25が固着されている。そして、ピアサシリンダ22のピアサシリンダピストン25はピアサクロスヘッド23の前後進用に使用される。
そして、前記駆動手段によりウオーム機構を駆動することによってマンドレルホルダ32を介してマンドレル30は回動され、マンドレル30の軸方向の位置を調整(芯ぶれの確認)や、マンドレル30とマンドレルホルダ32の間のネジが締め付けられたりできるようになっている。
押出中、メインラム15の移動量だけピアサシリンダ22が移動し、ダイス35とマンドレル30との位置関係がずれるので、その分、ピアサシリンダ22のヘッド側に供給している圧油とバランスするようにピアサシリンダ22のロッド側に圧油を供給し、マンドレル30の位置を保持する構成となっている。この構成により、機幅の小さい複動型押出プレス装置を得られることが開示されている。(特許文献1参照)
本発明の請求項3に記載の複動型押出プレス装置は請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記マンドレルの前進限位置を規制する位置決め手段は、前記メインクロスヘッドに設けられ、その構成を、前記ピアサシリンダのロッド側へ一定量の圧油を供給し、その供給量を押出中に前記マンドレルが静止して、かつ前記押出ステムが前進移動するときの前記ピアサシリンダのロッド側容積の増大量と一致するようにしたことを特徴とする。
メインラム15内にはピアサシリンダ22が内蔵されるとともに、メインラム15の先端部とピアサシリンダ22の先端部とが重畳的に装着されている。メインクロスヘッド16の開放穴17には、開放穴17を貫通したピアサクロスヘッド23を軸線方向に摺動自在に設けるとともに、ピアサクロスヘッド23の後端部にはピアサシリンダ22のピストンロッド24が装着され、該ピストンロッド24の端部にはピストン25が固着されている。
符号34は固定盤13に対向し所定の間隔で保持可能としたタイバーで連結されたエンドプラテンである。エンドプラテン34にはダイス35が取り付けられ、ダイス35と押出ステム28との中間位置にはビレットを収納するコンテナ36がコンテナシリンダ37により前後動自在に設けられている。
そして、ピアサシリンダ22のロッド側受圧面積とラムシリンダ42の受圧面積は実質的同一となるように設定した。この設定により、前記ピアサシリンダ22のロッド側へ一定量の圧油を供給し、その供給量をマンドレル30が静止して、かつ押出中に押出ステム28が前進移動するときの前記ピアサシリンダ22のロッド側容積の増大量と一致するようにすることが可能となり、前記マンドレル30の前進限位置を規制してマンドレル30の先端がダイス35の所定位置に保持される。
符号61は、サブマンドレル31と同一のアライメントが可能なように支持部材62で支持された本体フレームであり、周り止めピン63を介してメインクロスヘッド16取付けられている。
円形プレート74にはフリーローラ64及び駆動ローラ67をサブマンドレル31の軸心に対して揺動させるアーム75が軸支されており、アーム75はローラアーム68の回転軸76に軸支される。
そして、フリーローラ64及び駆動ローラ67はサブマンドレル31の外周部に等配して設けられた構成となっている。
本体フレーム61がサブマンドレル31の芯に合うような構成としたので、サブマンドレル31とマンドレル芯を変化させることなくフリーローラ64と駆動ローラ67がサブマンドレル31の外周面と接するので、マンドレル30の芯を変化させることなくマンドレル30を回転させることが出来る。
前記マンドレル30の先端位置は、ピアサシリンダ22の外周面に予め位置センサ等を取り付けておき、ピストン25とピアサシリンダ22の相対位置を決定しても良いが、マンドレル30の先端部がダイス35のベアリング部に位置するのであれば、これに限定するものでなく、別の方法にて相対位置を決定しても良い。
この後、再びコンテナ36を前進移動させてダイス35と当接させるとともに、コンテナ36と押出ステム28との中間位置にビレットを供給してコンテナ36内にビレットを装入し、前記動作を繰り返して行う。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
マンドレルの前進限位置を制限する位置決め手段を、メインクロスヘッドに設けたラムシリンダの排出油をピアサシリンダに供給して行う構成としたので、ピアサクロスヘッドの全幅が最小化されるとともに、一対に設けたストッパ機構が不要となり、装置の幅が小さくて設置面積が小さくなり、又、押出本体部の構成を簡略化することができる。
15 メインラム
16 メインクロスヘッド
17 開放穴
22 ピアサシリンダ
24 ピストンロッド
25 ピストン
28 押出ステム
30 マンドレル
31 サブマンドレル
40 位置決め手段
60 マンドレルの回動手段
64 フリーローラ
67 駆動ローラ
Claims (3)
- 先端に押出ステムを有するメインクロスヘッドの中に、前記押出ステムの中心部を摺動自在に設けたマンドレルを有するピアサクロスヘッドが軸線方向に配置され、前記メインクロスヘッドと連結したメインラムの内部に該メインラムと同軸にピアサシリンダを設け、前記ピアサシリンダの内部に前後動自在にピストンと該ピストンに固着されたピストンロッドを直線的に位置するよう前記ピアサクロスヘッドと連結するとともに、マンドレルの回動手段と前記マンドレルの前進限位置を規制する位置決め手段とを備えた複動型押出プレス装置において、
前記マンドレルの回動手段を、前記メインクロスヘッドの前記ピアサクロスヘッドが摺動する開放穴部に設けたことを特徴とする複動型押出プレス装置。 - 前記マンドレルの回動手段は、前記メインクロスヘッドの開放穴部の前端に設けられ、その構成を、複数のフリーローラと一つの駆動ローラが前記マンドレルの軸心方向に揺動して前記マンドレルを取り付けたサブマンドレルの外周面に接離自在となるようにするとともに、前記フリーローラ及び一つの駆動ローラを前記サブマンドレルの外周面に押圧してマンドレルを回転するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の複動型押出プレス装置。
- 前記マンドレルの前進限位置を規制する位置決め手段は、前記メインクロスヘッドに設けられ、その構成を、前記ピアサシリンダのロッド側へ一定量の圧油を供給し、その供給量を押出中に前記マンドレルが静止して、かつ前記押出ステムが前進移動するときの前記ピアサシリンダのロッド側容積の増大量と一致するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の複動型押出プレス装置。
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