図1の実施例は皮靴の長手方向の中央部に細長い長方形の取付部1を4カ所設けたものである。短手方向でいうと靴内部底面2と靴内部左右両側面3の境界部付近の2カ所と、靴内部左右両側面3の最上部2カ所の合計4カ所となるが、靴内部の底部2の左右両端部の2カ所や靴内部左右両側面3の最上部2カ所の合計4カ所でもよい。内部両側面3の位置は側面であれば特に限定されないがなるべく上部が望ましい。
取付部1の取り付け方は、靴の左部分を示す図2―aのように、靴本体の長手方向に並行に2つ置き、その両端を靴本体に縫い付けて固定する。接着剤を使用してもよい。図2−aでは左右に靴紐4を通しているが、履いた際は上下に靴紐4を通す状態となる。さらに靴内部の右側面3においても左側面3と同様に取付部を2カ所設け、もう一方の靴にも同様に合計4カ所の取付部を設けるので、取付部1は靴全体で全合計8カ所となる。
その後、取付部1と靴本体との隙間は両方の靴では8カ所となるが、そこに靴紐4を入れて図5のように履いた後、足5の甲近くで結ぶなどして固定する。このようにして靴内部に取付部を設け、靴紐4を取り付けられるようにした。図5ではさらに一例として星形のアクセサリー11を取付部1に固定している。
取付部を内部に設けることは、従来の靴内部にも様々なロゴやタグ等があったが違和感がないため問題ないと思われる。特にこの位置であれば足が最も当たりにくく靴紐を結ぶには最適で、実際試用しても問題なかった。このような取付部を履物内部に設けた靴や履物が本発明であるが、それにより様々にはきやすく工夫して利用できる。またそのような取付け部のあるインソールも、そのインソールをとりつけた履物も本発明となる。
図3は図1におけるA−A線及びC−C線の断面図で構造をわかりやすく表現した図である。取付部1と履物本体7の間は靴紐4が挟まれていないので密着している。図4は図1におけるB−B線の断面図である。取付部1と履物本体の間に靴紐4が存在している。
靴紐4の通し方は、取付部1全てに通すのが基本であるが一部に通す方法もある。例えば図1で言えば、内部底面2の両端部付近あるいは内部側面3と底面2の両境界部付近のみに通す方法もあり、その場合は靴側面と足とは接しにくく不安定に思えるが、靴内部まで空気が通りやすいメリットがある。また履物内部の両側面3の2カ所のみに通す方法では、靴に足をいれたまま簡単に靴紐4を通せるメリットがある。いずれにせよ全てに通す方法が取付部1への負荷が少なく足と履物もフィットしやすい。
履物や取付部1の素材は特に限定されず他の素材でもよいが、実施例は皮靴なので取付部1もそれに合わせて靴と同色の薄いなめし皮を用いており、そうすることで目立ちにくく強度も確保できる。また目立たなくするという意味では透明の紐状の繊維等、例えばテグスなどを利用する方法もある。また靴紐4の素材も特に限定されないが、靴内部と同色の伸縮性のあるゴム状の繊維を選んでいるので、靴紐部分4が伸び縮みし取付部1へかかる負担が少なくて済む。また同じく透明のものを利用する方法もある。また実施例以外とは異なるが、強度を高めるためには図2-eや図2-fの形状の取付部であれば、広がった円形部分や三角部分が履物本体に縫い付けたり接着させる面となり、長方形の取り付け部分より広くなるため、強力に固定できる。靴紐については特にこだわらない。また図1の取付部1に図28−bのような筒状の取付部1を利用し、その一面を履物本体に固定すると、より強固な取付部となるが、その場合取付部の厚みが2倍となるので素材の厚さが課題となる。
図1の取付部1の大きさは限定しないが、この実施例では横1ミリから10ミリで縦5ミリから30ミリくらいの紐や細長い長方形が適当である。しかし図2―bのように、側面3に例えば1〜3センチ前後の方形の幅広い取付部1を両端を縫い付けるなどして設けることもできる。その際は取付部1の安定感は増すが靴紐4が通しにくくなる。そのため靴紐4の先端を硬くしたり、細くする方法がある。また図1の履物内部の左右側面3に幾つかの取付1を追加して設ける方法もある。例えば、図2-aの取付部1の間にさらに同じ取付部1を2つ設けると図2―cになるが、この取付部1の間は隙間がないので強固な反面、汚れがたまりやすい。そこで取付部1をより細くしたり、その間隔を広げたりする方法もある。図2-dがその実施例で、図2−aの取付部1をさらに細くした形状または紐状の取付部1を5本縫い込んだり、縫い付けたり接着剤などで接着させて取り付けた図である。取付部1の数と長さ・間隔・位置等は限定されないので図以外でもよいが、履物内部で特徴を同じくする取付部の場合は本発明に含まれる。この取付部を設けたインソールも本発明に含まれる。以上のように取付部を数本に分けて設けることでより強固な取付部となる。
以下に本明細書や本図面の全ての記載例に適応でき、本発明となる点を述べる。
1点目は取付部や靴紐にその他様々な履物部品・履物関連製品等を固定できる点である。履物部品・履物関連製品等の定義は後述しているが、それらの多くが取り外し自在であるため大変便利である。2点目は取付部1や靴紐4に様々な切り込みや穴や、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具や面ファスナーなどの取付具を利用したり、それ自体を取付部とするために、切り込みや穴を入れたり、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具や面ファスナーなどの取付具を取り付けることもある点である。3点目は既術しているが、筒状やリング状の取付部を利用できる点である。例えば、図1や図2の取付部1を図28−bの取付部1のような筒状のものに変更してその一面を履物本体に固定するとより強固な取付部となる。4点目は取付部を飾りや製品ロゴ、製品説明、会社のロゴ等の表示部分と兼用すると、便利でしかも取付部として目立ちにくく、その際の取付部はそれらにあわせて様々な形状やデザインや大きさとなる点である。5点目は取付部や靴紐を、履物本体と同色にしたり透明にすると目立たず使用できる点である。6点面は取付部や靴紐をゴム製などの伸縮性のある素材にすると便利になることがある点である。7点目は図1の取付部1は4つ全てをつけるのが基本であるが、内部底面2の左右両端部付近あるいは底面2と側面3の左右境界部付近の2カ所のみ、または内部両側面3の最上部2カ所のみにつけるなど、本明細書中や本図面中に記載の場所の一部のみを利用する方法もあるという点である。また8点目として取付部の位置は靴内部であれば特に限定されず本発明に含まれるという点である。例えば履物のヒールの高さ等の状況により、図6のように外側の取付部をよりかかと側にずらしたり、反対に内側の取付部をかかと側にずらすこともでき、斜めにつけたりクロスして付けたり、垂直につけたり自由につけられる。そのため図1の取付部1は長手方向の中央部分以外でもよく、例えば足指付近やかかと付近でも利用できる。9点目としてまた本明細書や本図面に記載の取付部がインソールにつけられる場合は、その取付部をつけたインソールも本発明に含まれる。
図2-gは図2−bの取付部1の片方を縫い付けるなどして固定し、他方と履物内部側面3の相対する位置にはホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具、面ファスナーを取り付けて開閉自在な状態にして利用するタイプである。開閉自在の部分はスカートやズボンの留め部分のような構造となるため、図のような輪状・リング状のシューズバンド等がそのまま利用できて便利である。また取付部やシューズバンド等はゴム製等の伸縮素材であれば尚使いやすい。因みに輪状・リング状のシューズバンド等は図1や図20−aであれば取り付けにくいが、この図2-gや図20−bや図20−cの取付部なら開口部があるために取り付けやすい。
図1の取付部1を足指近くに設けてリボンを通し結んだ実施例が図7−aである。この場合開口部が狭まるので履物が脱げにくくおしゃれなイメージになる。また図7−bは図7−aの取付部1をさらにもう一組設けて合計8カ所にして同じ位置につけたものである。図7−cの筒状の足固定具や防寒具類9や図7−dの方形の足固定具や防寒具類9をつけると便利である。図7−cは8カ所のホックやフック、面ファスナー部、前カン等の留め具・ひっかかり部8などの取付具をつけており、図7−dは4カ所のホックやフック、前カン等の留め具・ひっかかり部8などの取付具をつけた方形の足固定具や防寒具9であるが、それらのホックやフック、面ファスナー部、前カン等の留め具・ひっかかり部の数や場所等は特に限定されず、その他の実施例の取付部にも取り付けられる。靴や履物に足固定具や防寒具類9を取り付けると、足を安定して固定できる上、足を覆うので防寒もできる。また防寒具類がゴムなどの伸縮素材であると便利である。その他、通常の靴紐やスカーフ、ハンカチ、靴のフードや靴の一部分、その他の布類・皮類をとりつけることもある。図1から図7の取付部1のあるインソールも本発明に含まれる。
図8−aは履物内部側面上部に8個の取付部1を設けた平面図である。取付部1は長手方向の足指近くに左右4カ所、長手方向の中央部に左右2カ所、かかと前部に左右2カ所の合計8カ所設けている。取付部の数は限定せず4カ所・6カ所でもよいし、10ヶ所以上も可能で最大では開口部内側面全周囲に連続してつけることもできる。使用する靴紐は特に限定されないが、通常のタイプ以外では、両端にホックやフック、面ファスナー部、前カン等の留め具・ひっかかり部を設けたタイプが使いやすく、例えばホックをつけた図8−bのタイプのものがよい。足固定具や防寒具としては図7−c・図7−dのタイプのものも便利である。図8−aでは靴紐をクロスして設けているが、クロスの方法は図8−a以外、様々な方法がある。図8−cは履物前部の内部側面最上部の2箇所と最後尾部の内部側面最上部の2カ所に取付部1を設けた図で、図8―dは履物前部の内部側面最上部の1カ所と最後尾部の内部側面最上部の1カ所に取付部1を設けた図である。どちらも最上部にとらわれず他の側面でもよい。図8−cの前部と図8―dの後部の組み合わせの取付部や、図8−dの前部と図8―cの後部の組み合わせの取付部でもよい。図8−cの履物前部の内部側面最上部の2箇所の取付部をかかと前部の履物内部側面上部に変更して取り付け、かかと最後尾部の2カ所の取付部と一緒に合計4つの取付部を設けた場合も本発明に含まれる。
使用する靴紐は特に限定されないが、通常のタイプ以外では、図8−bのタイプのもの、足固定具や防寒具としては図7−c・図7−dのタイプのものを利用しても便利である。
靴紐4や取付部1に様々な穴や切り込み、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具、面ファスナーをつけて利用でき、取付部1の位置に取付部としてそれらを取り付けることもある。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。また筒型の取付部を利用してもよい。4つある取付部1のいずれか少なくとも1つを利用する方法もある。取付部1のあるインソールも本発明に含まれる。
図9−aではハンカチやスカーフ、風呂敷等の幅広い布・皮等や図7−c・図7−dのタイプの足固定具や防寒具類を内部側面上部4カ所の取付部1に差し入れている。取付部1から出ている部分は玉結びにしたり、互いに結んだり取付部に結んだり、ゴムや紐等で結ぶなど、様々な固定方法がある。デザインも面白く、履物がぬげにくくなり、足を覆う部分が広いため寒さよけ等にもなる。図9−bは、図9−aの取付部1からそれぞれ下に下がった底面2の左右両端部付近か内部側面3と底面2の左右両境界部付近に4つの取付部1を設けた図である。この取付部1に上記と同様の布状のものを敷いてから結んで履く方法と、履いてから布状のものを固定する方法がある。図9−aの取付部1と図9−bの取付部1を両方設けた場合はさらに様々な履き方ができ安定感も得られる。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。図9−bの取付部1のあるインソールも本発明に含まれる。靴紐4にも取付部1にも様々なホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具、面ファスナーをつけて利用でき、取付部1の位置に取付部としてそれらを取り付けることもある。実施例としてはこのうちの少なくともいずれかの一つの取付部を利用する。
図9−cは図9−aの側面上部4カ所の取付部1に取り付け式ブーツ上部や防寒具9を固定した実施例である。短靴タイプの履物でもこの方法を利用すると長いブーツに変身し、天気に応じて利用できる。この取付部や取り付け式ブーツや防寒具にはフックやホック、面ファスナー、前カン等の引っかかり部を設けると便利である。図9−dは長手方向の足指付近、中央部、かかと前部、短手方向ではそれぞれ底面2の端部に、合計6カ所の図1の同じ取付部を設けて靴紐4を取り付けた図で、底面2との間の隙間に足を入れて固定できる。取付部1を図2-g、図20、図28などの他の取付部に変えたり、靴紐を図8−bの靴紐を利用すると便利である。特に図28−cや図28−eの取付部を大きくして設けると、親指や小指を固定できる場合があり、足を固定できる可能性がある。足指に図9全てに言えるが、靴紐や取付部にも、穴や切り込み、様々なホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具、面ファスナーをつけて利用でき、取付部の位置に取付部としてそれらを取り付けることもある。実施例としてはこのうちの少なくともいずれかの一つの取付部を利用する。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。図9−dの取付部のあるインソールも本発明に含まれる。特に図28−cや図28−eの取付部を大きくして設けると、
図10は履物側面3の上部に3つの取付部1を設けた実施例である。足の外側に2つ、内側に1つの取付部1をつけている。この例では取付部1や靴紐4に穴や切り込み、フックやホック、前カン等の留め具やひっかかり部分、面ファスナー等をつけて固定する方法や通常のリボンや靴紐を結ぶ方法があるが、取付部の位置に取付部としてフックやホック、前カン等の留め具やひっかかり部分、面ファスナー等を取り付けることもある。実施例としてはこのうちの少なくともいずれかの一つの取付部を利用する。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。図10の取付部1のあるインソールも本発明に含まれる。靴紐4は図のように前外側、内側、後外側の順に通している。
図11は図1の履物内部側面3の最上部の取付部1の代わりに、横長の切り込みの取付部1を設けた実施例である。図では切り込みは外部まで貫通しているが、外部に貫通せずに内部のみの切り込みでも利用できる。その場合は切り込みは2カ所必要になる場合がある。切り込みの取付部1は、特に履物内部であれば場所は限定されないが、この図であれば履物のヒールの高さ等の条件によりかかと寄りや足指寄りに設けるケースや、側面3の最上部の取付部1と側面底部2の取付部1の位置をずらして取り付けることもある。靴紐4の先端にホックやフック、前カン、面ファスナー等の留め具やひっかかり部を設けて切り込みや下側の取付部1にひっかけて固定する方法もある。取付部1にも切り込みや穴、様々なホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具、面ファスナーをつけて利用できる。また足5を入れた後に切り込み部分のみに靴紐4を通して結ぶ方法もある。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。側面を有し、この取付部1のあるインソールも本発明に含まれる。
さらにこの図では図1と違い、長い靴紐4を手繰った状態を示している。これは本発明全般に適用できるが、長い靴紐4を手繰ることで歩行を助け足のリハビリや幼児の歩行練習に役立つ。場合により長い靴紐4を膝部や腰部に固定する方法もあり、腰部の場合はベルトに固定する方法もある。
図12−aは履物内部のかかと後部に、左右に開口部のある取付部1を履物内部本体に取り付けて靴紐4とアンクルストラップ12を通した実施例である。図28−bのように左右に開口部のある筒状の取付部1や図1や図2の取付部1をつけたり、またそれらを組み合わせて複数つけてもよい。また図28−aのように上下方向に開口部のある取付部を設ける方法もある。この方法なら輪状・リング状の靴紐を利用すると図12−cのように取付部1にリング・輪状の靴紐4を通し上下に出てきたそれぞれの輪の部分に足5を通すと、簡単に二重の輪に足を固定できる。また取付部1に輪状・リング状の靴紐を一つの輪が出るように固定しその輪に足をいれて固定する方法もある。
これまでの外付けのアンクルストラップ12では足首のみを固定するため履物はぬげやすかったが、内付けの本発明であればぬげにくくなる。さらにヒールの高さ等により取付部1を内部側面3の上部に設けると足首寄りで固定でき、側面3の下部に設けると足の甲近くで固定できる。また取付部1や靴紐4は可能なら収縮素材であるとさらに便利である。
図12−bは図12−aの取付部1を長く・大きくしてかかと底部からかかと後部のアキレス腱近くまでが覆われるようなサイズとした。取付部1と靴底部2との必須固定部は取付部1の最上部と側面3と底面2の境界部付近、取付部1の最前部だが、固定部以外の隙間に左右方向に靴紐を通す。
取付部1の形はこだわらず、楕円形・長方形・円形・正方形でもよい。図2-b、図2-c、図2-d、図2-e、図2-f、図27、図28−c、図28−dの取付部も利用できる。
以下図12にあてはまることを述べる。靴紐4や取付部1にも穴や切り込み等、様々なホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具、面ファスナーをつけて利用でき、取付部1の位置に取付部としてそれらを取り付けることもある。実施例としてはこのうちの少なくともいずれかの一つの取付部を利用する。側面を有しこの取付部1のあるインソールも本発明に含まれる。取付部1がかかと部にあたるため、素材により緩衝効果・クッション効果が期待でき、さらに履物が大きい場合は、取付部1にサイズ調整用のパットも固定できる。小さなパット類は従来なら取り付けにくかったが本発明全般では取り付け可能となる。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。
図12−cは、図28−aの取付部の利用方法の図である。既術のように取付部1にリング・輪状の靴紐4を通し上下に出てきたそれぞれの輪の部分に足5を通すと、簡単に二重の輪に足を固定できる。また取付部1に輪状・リング状の靴紐を一つの輪が出るように固定しその輪に足をいれて固定する方法もある。
図13は図12−aと同部分に切り込みや穴を二カ所設けた取付部1を示し、靴紐4やアンクルストラップ12を差し込んでいる。図12−aも同様であるが、通常の靴紐とアンクルストラップのどちらかを使用するが、両方使用することもある。切り込み1は外部まで貫通している場合や、内部のみで貫通している場合がある。図12−aと同様に内部側面3の上部に取付部1を設けると足首近くで固定でき、側面2の下部に設けると足の甲近くで固定できる。切り込みは縦方向が望ましいが特定されず、穴でもよい。全体にいえるが、切り込みや穴の取付部1は他の取付部に比べ目立たないメリットがある。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。また靴紐4にも穴や切り込み等、様々なホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具、面ファスナーをつけて利用できる。側面を有しこの取付部1のあるインソールも本発明に含まれる。またこの切り込みの位置に図32の紐状の取付部を取り付けることもあり、その取付部が長い場合は靴紐としても利用できる場合がある。
図14は履物内部底面2の中央部やかかと部分に左右に開口部のある取付部1を設けた2実施例で、2例は別々に利用することもある。特にかかと部の取付部の位置は製品のロゴやタグが貼られている場合が多いため、それらと兼用した取付部とすると違和感がなく利用しやすい。その際には大きさや形状やで在院は製品ロゴやタグに合わせる場合がある。また図14の取付部には筒状の取付部を利用してもよい。また取付部1の表面とそれに接着する靴紐4の両面に面ファスナーを利用してもよい。その際は面ファスナー自体はクッション効果も期待できる。面ファスナー部分には普段は蓋用の面ファスナーを重ねておくと便利で図23の利用方法が参考となる。大きめの取付部はクッション材や緩衝材の素材にしたり、それらの素材を取付部1と靴本体底面2との間に挟む方法もある。底面部2の取付部1のみで固定する方法が不安定な場合は、本明細書や本図面中の履物内部の側面部や側面部と底面部の境界部付近に設けられた取り付け部、例えば図1や図2、図11、図15、図20、図23−a、図23−cの取付部と、一緒につけるとよい。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。このうちのいずれかの取付部1を利用した場合、本発明に含める。靴紐4や取付部1にも穴や切り込み等、様々なホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具、面ファスナーをつけて利用でき、取付部1の位置に取付部としてそれらを取り付けることもある。この取付部1のあるインソールも本発明に含まれる。
図15―aは履物内部側面3の上部の全周囲と内部底面2と側面3の境界部付近や底面2の端部の全周囲にテープ状・紐状の取付部1を、履物本体に間隔をあけて取り付けた実施例である。使用方法は取付部1の本体に取り付けていない隙間部分に靴紐4や足固定具を通して利用する。そのため好きな場所に靴紐4や履物部品や履物関連製品を結べる。この実施例の取付部1なら足に違和感が少なく、履物自体がおしゃれなデザインとなる。履物本体に取り付ける部分が多いため強固な取付部となる。参考例として足指部分中央にハート型のアクセサリーをつけている。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。この取付部1は内部に設けているため点線で示しているが取付部を開口部先端近くに設ける方法もある。円周のように全周囲に設けるのが基本であるがその一部分に設け取付部としてもよい。履物内部側面3の上部と底面2の端部付近あるいは側面3と底面2の境界部の取付部のうちいすれか一つに設ける方法もある。図16−cの位置にこの取付部を設けることもある。この取付部1のあるインソールも本発明に含まれる。
図15−bは図15―aの内部左側面部を右側からみた拡大斜視図である。取付部1を全周囲でなくその一部分のみつける方法もある。図15−cは側面にやや太めのテープ状の取付部1を設けた実施例である。この場合も全周囲に設ける方法と一部分に設ける方法がある。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。上記の取付部1を設けたインソールも本発明に含まれる。
図16−aは、履物内部底面2と履物内部側面3の間に垂直に設けた長方形や紐状の取付具1を円形や楕円形の一連の取付部1にし靴紐4を通した図である。取付部1は底面2の端部付近に設けてもよい。斬新なデザインで目立ち、取付部と認識されにくく自由に使用できる。図は全周囲に設けているがそのうちの一部だけ設けてもよい。例えば図1の内側の取付部1の位置や、それよりかかと近くの履物内部底面2と左右両側面3の境界部付近あるいは底面2の端部付近、履物内部の最後尾の履物内部底面2と左右両側面3の境界部付近あるいは底面2の端部付近に部分的に設けるなど、半円周や円周の一部分のみに設けてもよい。また取付部1の間隔もより密にしたり反対にまばらにする方法もある。取付部1は長方形や紐状もものの端を固定させるだけでなく、リング状や筒状のものをとりつけてもよい。また取付部を本体深くに縫い付けて設けてもよい。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。上記の取付部1を設けたインソールも本発明に含まれる。
図16−bは図16−aの取付部1を左側面部に設けた取付部1に靴紐4を通した拡大斜視図である。長方形や紐状もものの端を固定させるだけでなく、取付部1はリング状や筒状のものをとりつけてもよい。また取付部を本体深くに縫い付けて設けてもよい。取り付ける場所としては図16−aと同じ場所もありえる。さらに図16−bの取付部1を口部先端に設けたり、底面端部だけに設ける方法もある。
図16−cは、図16−aをかかと部に縮小して円形に設けた取付部1である。取付部1は長方形や紐状もものの端を固定させるだけでなく、リング状や筒状のものをとりつけてもよい。また取付部を本体深くに縫い付けて設けてもよい。形は円周にせずに円形や長方形、正方形、星型、六角形や八角形などの多角形でもよく、そしてそれらの部分の一部分、例えば半円周等にしてつける方法もある。さらに一本一本を長くして放射線状にしてもよい。図16の取付部1は間隔も密にしたり、反対にまばらにする方法もある。これらの取付部については内部底面部のほかの位置にもつけることができる。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。上記の取付部1を設けたインソールも本発明に含まれる。
図17は履物の長手方向中央部の短手方向に横1本の取付部1を、履物内部底面2の両端部か内部側面3と底面2の境界部付近や、側面3の上部を必須固定部としながら設け、固定していない隙間に靴紐4を通したり巻きつけた取付部1である。取付部は側面には付けず底面部のみに付けるタイプでもよく、側面にはつけずに側面のみに取り付けるタイプでもよい。底面に取付部のある設けるタイプであれば、取付部と本体の間の隙間の広さによっては足が入ったり固定できる場合がある。また取付部としては筒状やリング状のものを設けてもよい。その場合、横手方向の輪の場合はその輪の間に足が入ったり固定できる場合がある。リング状・輪状の靴紐や足固定具を図12−cのようにつけて利用してもよい。またこの取付部を長手方向の位置をかかと寄りや足指寄りにする方法もあり、場合によってはそれらを長手方向に複数つける方法もある。取付部1や靴紐4はゴム等の伸縮素材であると便利である。図18−aは図17の取付部1の一例で、取付部1に穴や切り込み等を設けている。その切り込みや横方向のものでも十字でもよい。また取付部や靴紐に穴や切り込み等、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具を設ける方法もある。図18−bは図17の取付部1の一例でここでは3本の長い紐が一つの取付部1となっている。紐の数は限定されず2本でも3本以上でもよい。履物本体との固定部とは図17と同じである。取付部がひも状のものを束ねていることで、その1本1本の間にも履物部品・履物関連製品等が取り付けられ、また強度も増す。図18−aの取付部は本発明のその他の取付部にも適用できる。図18の取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。上記の取付部1を設けたインソールも本発明に含まれる。靴紐4にも取付部1にも穴や切り込み等、様々なホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具、面ファスナーをつけて利用でき、取付部1の位置に取付部としてそれらを取り付けることもある。
図19−aは履物底面2の中央部の長手方向に設けた取付部1である。取付部1と履物本体底面2は取付部1の両端を含めて6カ所で固定するようになっている。図では両端とその他実線で記載している4カ所である。そのため取り付けていない部分は横方向に図のように靴紐が通せる上、その他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。取付部の長さや本体との固定場所の数は限定されない。さらに不安定な場合は側面部や側面部付近に設けられた図2、図15、図20やその他実施例の取付部1も一緒に使用するとよい。上記取付部1を設けたインソールも本発明に含まれる。取付部や靴紐に穴や切り込み、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具を設ける方法もある。
図19−bは図19−aの取付部とほぼ同じ位置に、すなわち履物底面2の長手方向に、3本の紐状取付部1を設けた例である。ここでは紐状で縫い込んでいるが、長方形状の取付部1をそれぞれ取り付けてもよい。この図ではそれぞれ5カ所を底面部2に縫い付けているため破線のように見えるが、それが3本存在する。縫い付けていない部分の隙間に靴紐4を通して使用するので、好きな位置に靴紐4を通すことができる。取付部1の位置や長さ・大きさ、紐の長さや数や太さ、底面と固定する場所の数等は特に限定されないが、図のように家から見て靴の開口部全体に現れるようなデザインになれば美しく利用しやすい。縫い付ける間隔は靴紐4の太さより少し長めが望ましい。その他取付部1には様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。上記の取付部1を設けたインソールも本発明に含まれる。取付部1や靴紐4に穴や切り込み等、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具を設ける方法もあり、それらを取付部の位置に設けることもある。
図20−aは図1の取付部の位置、すなわち履物内部の側面3の最上部と側面3と底面2の境界部付近あるいは底部両端部付近にリング状の取付部1を設け、靴紐類4を通して右方向から見た拡大斜視図である。図20−bは図20−aのリング状の取付部1の一部分に隙間を設けて靴紐が通せるようにしたものである。ゼムクリップのような形の取付部でもよい。これにより靴紐の一部に例えば面ファスナー等がついていて厚みがある靴紐類や、輪状・リング状になっている靴紐類でも取付部1に通すことができる。図20の取付部の形状は前述のゼムクリップのような形状や、長方形や楕円形などで一部分に隙間もあるものが便利であるが限定されない。または図20−cのようにほとんど厚みのない線状の取付部ならかさばった靴紐は入らないが、足に当たった際の違和感が少なくてよい。場合により安全ピンのような形状でリング状取付部1も取り外しできれば便利である。図20−dは図20−aの取付部の一部をあけたタイプで、図20−aと同位置につけるとよいが、内側のみ、外側のみにつけてもよい。シンプルで細いので違和感が少なく、靴紐も簡単に固定できる。さらに同じ取付部をあいている方向を逆にしてつける方法や、2つの取付部を開いている方向を逆にして一つの取付部として一緒に取り付けて利用する方法もある。
図20の取付部1の素材等は特にこだわらないが、金属類や硬めのリボン類や紐類や繊維類、ゴム類、ビニール類、強化プラスティック等などの高強度のものがよい。その形状は履いた際に違和感のないように、細く平たい形状がよい。図20の取付部1のあるインソールも本発明に含む。図20の取付部の取付場所は履物内部であれば特にこだわらないが、本明細書や本図面の他の実施例の取付部1の位置や、特に図1、2、6、7、8,9,10やその本文中で示した場所、その他の内部側面3や底面2の端部、内部の底面2と側面3の境界部が便利である。また図20の取付部には様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。図20の取付部1は、図面のように一部を靴本体にくぐらせたり、両端部を縫い付けたりして固定する方法がある。図20の取付部のあるインソールも本発明に含まれる。図20の取付部は履物内部につけられるが、例えば図1、図2-b、図2-c、図2-d、6、7−a、7−b、8−a、図8−c、図8−d、9−a、9−b、9−c、9−d、10、13、16、19,27の位置につけても便利である。
図21−aはフックやホック、前カン類のひっかかり部分や留め具8を靴紐4の先端部に設け、履物内部側面3の穴や切り込みに入れ固定した靴内部左部分の拡大斜視図である。履物側面部に取り付けられるが、特に側面上部が最適である。右も左右対称に取り付けられる。手軽に靴紐4を差し込めるメリットがあるが安定性には欠ける。図21−bの靴紐は前記と同じタイプであるが、履物内部側面3や底面2の側面部付近にポケットや袋状の取付部1を設けた靴内部左部分の拡大斜視図である。2つの取付部1は、両方でもどちらか一つだけでも取り付けてもよい。右も左右対称に取り付けられる。ポケットや袋状の取付部1には緩衝材等も入れられる。取り付ける場所によっては、取付部1と靴紐4の位置が前後や左右が反対になる場合もある。取付部1や靴紐4にはさらに穴や切り込み等、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具を設ける方法もある。取付部1には様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。上記の取付部1を設けたインソールも本発明に含まれる。
図22では図1の取付部1がさらに底面部方向、言い換えれば短手方向に連続して続いている状態である。それにより取付部が多くなるので靴紐を通した際にかかる力が分散される。連続しているのでデザイン的にも美しいが、その中の一部分を取り付ける方法でもよく、取り付け数や形状や大きさ等や限定されない。取り付け場所も長手方向の中央部すなわち図1の場所やさらにかかと寄りの位置、足指寄りの位置でもよいが、本明細書や本図面の実施例記載の他の位置等、履物内部であればよい。取付部1はリング状や筒状でその一部分を取り付けていてもよく、長方形の取付部を縫い付けていてもよい。取付部1や靴紐4にさらに穴や切り込み等、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具をつけることもあり、それらを取付部として設けることもある。取付部1には様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。上記の取付部1を設けたインソールも本発明に含まれる。
図23−aはかかと中央部に面ファスナーをつけた取付部1を設け同じく靴紐4の中央部に面ファスナーをつけて重ねて固定した実施例である。図23−bは使用する面ファスナーの図である。この面ファスナー部分のみでも利用できるが、図20のような色々なリング型の取付部等を履物底面部2や内部側面部3や両方の境界部に設けて同時に使用している。図1、2、13、15、19、20,26、27,28の取付部を利用してもよい。
特に靴紐4に厚みがある場合は図20−bや図2−gの取付部1が便利である。また取付部1の裏面と履物底面2との間に隙間を設け、その隙間に普通の靴紐が通す方法もあり、その場合面ファスナーのついた靴紐と一緒に結ぶこともできる。面ファスナーはかかとの衝撃を和らげる緩衝材としても利用でき、靴紐をつけない時はその部分にふた用面ファスナーでカバーするとよい。ふた用の面ファスナーを利用しない場合は足に違和感のないソフトな面ファスナーのみを利用する方法がある。図23−cでは図23−bの中央の取付部1の面ファスナー横に、さらに靴紐を固定するために、図1の側面部の取付部1や筒状の縦長の取付部、前述したような図20の取付部1を取り付けてもよい。その場合、中央の取付部1の面ファスナー部分に靴紐側の面ファスナー部分をあてがった後、靴紐の左右を外側の取付部1に通して利用すると、面ファスナーと外側取付部の3カ所で靴紐が強固に固定できて安定する。取付部には様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。この取付部と靴紐の面ファスナーの利用方法は、本明細書や本図面の他の取付部でも利用でき本発明に含まれるが、図2-b、図12−a、図12−b、図14、図15、図17、図19−a、図25、図26の取付部やその位置なら尚よい。取付部1や靴紐4にはさらに穴や切り込み等、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具をつけることもでき、取付部としてそれらを利用することもある。上記の取付部1を設けたインソールも本発明に含まれる。
本発明に記載された履物内部の取付部をもつインソールも本発明に含まれるが、念のためインソール単独の実施例も記載しておく。図24は長手方向中央部とかかと部に、それぞれ底面両端部や底面中央部に取付部1を設けたインソールの一例である。そのうち底面両端部に位置する取付部は図1の内側の取付部と同じ長方形で、底面中央部に位置する取付部は図14の取付部と同じ正方形に近い形である。それらの取付部にも筒状のものを利用することができる。このうちいずれか一つを設けた状態でもよく、当発明に含まれる。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。取付部1や靴紐4に穴や切り込み等、それらの取付部にも筒状のものを利用することができる。ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具を設ける方法もある。
図25は長手方向中央部とかかと部に、それぞれ側面部を設けたインソールである。長手方向中央部の側面部3には図1と同じ取付部1を図1と同じ位置に設け、さらに中央部にも方形の取付部1を設けている。かかと部側面3には図12−aと同じ形態の方形の取付部1を設けている。それらの取付部にも筒状のものを利用することができる。そして短手方向にそれぞれ靴紐4を通している。このうちいずれか少なくとも一つの取付部1を設けたもの、側面部3とかかと部のいずれか一つを設けたインソールが本発明に含まれる。上記や本明細書や本図面の実施例で示したインソールを使用した履物も本発明に含む。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。取付部1や靴紐4に穴や切り込み等、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具を設ける方法もある。
図26はインソールの上に楕円形の取付部1を設けて靴紐4を通した実施例である。底面との取り付け方は特に限定しないが、楕円形の取付部1の上下両端とその間の数箇所を短手方向にインソールに縫い付けるなどして固定し、縫い付けていない隙間に靴紐4を通して利用すると便利である。上から見ると普通のインソールにしか見えないメリットがある。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。取付部1や靴紐4に穴や切り込み等、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具を設ける方法もある。このインソールを利用した履物も本発明に含まれる。
図27は履物長手中央の底面部2に4つの縦長の紐状の取付部1を設けた図である。数は4本以外でもよく、底面2の足指寄りやかかと寄り、かかと部でもよく、内部側面3に同様の縦長の取付部を設けても便利で、その場合は垂直方向に設けてもよい。長さも図は好適例だが限定されず、靴紐の長さに関連する場合もあり、これより短くても長くてもよい。またこの位置以外でも靴内部であれば本発明に含まれる。図27の実施例の取付部1は数本あるので負荷がかかりにくく安定する。紐状なので靴本体に縫い込んで固定する方法があるが長方形の取付部や筒状のものをそれぞれ固定する方法もある。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。この取付部を有したインソールも本発明に含まれる。取付部1や靴紐4に穴や切り込み等、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具を設ける方法もある。
図28−aと図28−bは筒状の取付部1でどちらも同じ構造であるが、方向が違うためあえてわかりやすいように別々に示している。これまでも述べたように筒状の取付部は場所は限定せず、明細書や図面等で記載した様々な位置に取り付けられ、複数取り付ける場合もある。取り付け方の一例としては、図28−bであると、図1、図2−a〜d、図6、図7−a、図7−b、図8−a、図8−c、図8−d、図9、図10、図12、図13、図14、図16、図17、図19、図22、図23、図24、図27、図29の場所で利用できる。そして靴紐はそれらの図の位置と同じく履物の短手方向に通る場合が多い。図28−aは図8―c、図8―d、図12―a、図12―b、、図14、図16、図17、図19、図22、図23、図24、図27、図29の場所で利用できる。筒の穴の向きに関係なくつけてもよい。図28−bと違い、靴紐は履物の長手方向に通ることになる。左右の2カ所に取付部を設けた場合、一本の靴紐を左右のそれぞれの取付部1に通して、後ろの出口から出る靴紐は足の下に敷き、前の方に出る靴紐を結ぶ方法や、前後をその反対の状態で靴紐を通して足を固定する方法がある。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。
また、図28−aと図28−bも筒状の取付部をこの方向のまま重ねて固定して一つの取付部として利用すると、左右上下に靴紐等を入れることができて大変便利である。この取付部も本発明の全ての実施例に適用でき、場所は限定されず、複数取り付ける場合もある。特に図28−aと図28−bの説明で記載した場所でもよいが、特に図2-b、図2-g、図12−a、図12−b、図14、図21−b、図23−a、図24、図25、図29の取付部に利用しやすい。また図28−aと図28−bの一部を挟み込んで固定する位置としては、履物の作業工程にて継ぎ目のできてしまう、履物内部かかと後部側面や内部の側面と底面の境界部がよい。さらに図28−cは図28−aの取付部1を履物内部底面2と側面部3の境界部に取付部1の一部を挟み込んで取り付けた実施例である。挟み込まずに底面2や側面3に固定する方法もあり、場所も内部であればどの場所でも取り付けられる。図28−dは図28−bの取付部1を履物内部底面2と側面部3の境界部に取付部1の一部を挟み込んで取り付けた実施例である。図28―dと違い身ごろ部分に作って挟み込むことになる。また挟み込まずに底面2や側面3に固定する方法もあり、場所も内部であればどの場所でも取り付けられる。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。上記取付け部を擁したインソールの本発明に含まれる。
また図28−eのように、リング状の輪のような取付部1も同じように取り付けられ、輪の一部分を縫い込んだり接着させて固定してもよい。図28−eについてはリング状の輪をさらに大きくして片側の側面まで届くほどの大きさや足首や膝まで届くくらいの大きさの輪にして、大きな履物部品・履物関連製品等が取り付けられるようにする方法もあり、その場合足も固定できる場合がある。またリング状の取付部を履物内部底面の両端や履物内部側面と底面の境界部の4箇所に方形になるように取付けて固定する方法もある。またリングの端部の2カ所を履物内部底面の両端あるいは履物内部側面と底面の境界部の2カ所に固定する方法もある。この取付部1や靴紐がゴム等の伸縮素材であるとさらに便利である。この取付部の取り付け場所は靴内部であれば特にこだわらないが、図1、図2、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図19、図22、図23、図24、図25、図27、図29が望ましい。図以外では履物内部の最前部側面や最後部側面に縫い込むなどして固定し、輪を短手方向に広げて設ける方法もある。その場所のどちらも最上部であれば尚便利である。取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。
図29はサンダルやスリッパ、草履、下駄等を含む底面部2が目立つタイプの履物の実施例である。それらに取付部をつけて靴紐等を通すと足と履物をさらに固定できるため、歩きやすくなる。特にスリッパやぞうり、下駄は歩く際には不安定であったので、利用価値は大きい。内容は底面2の長手方向の中央部とかかと部の両端部に図1のような細長い長方形の取付部1を4カ所設け、さらに同じく底面2の長手方向中央部とかかと部の横手方向中央部に図14のような方形の取付部1を設けている。取付部1は図1のように両端を縫い付けたり、接着剤て付けたり、筒状のものの一部や一面を縫い付けたりして固定している。取付部の形はこだわらないため、円形でも長方形でもその他の形でもよい。これらの取付部1のいずれか一つを取り付けた場合でも本発明に含まれる。それぞれの取付部1にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。図29ではサンダルやスリッパ、ぞうり、下駄等として特別に取り上げているが、もともとは履物全般にこれらも含まれるため、この実施例はその他の履物の取付部としても本発明に含まれ、反対に本明細書や図面中に履物として記載の実施例もサンダルやスリッパ、草履、下駄等の取付部となり本発明に含まれる。取付部1や靴紐4にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。取付部や靴紐に穴や切り込み等、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具を設ける方法もある。ゴム等の収縮可能な素材のものを利用する方法もある。
図30はヒール部分、かかと部分が高くなっている履物の実施例である。対象は履物全般でサンダルやスリッパ、草履、ハイヒールなども利用できる。構造は履物のヒールもふくめた底部を形作っている部分の側面の短手方向に楕円形の穴を、反対側まで通した取付部1である。穴の向きは短手方向が利用しやすいが、斜め方向に通したりそれ以外の方向でもかまわない。取付部1の穴に靴紐を通して足の甲や足首の上で結ぶなどして足と履物を固定する。図は側面の3カ所に穴をあけているが、この中のいずれか少なくとも一つをつければよく、またこの図面には特にこだわらず、穴の数や位置も様々で、この側面の他の位置に穴をあける方法もある。穴の形も限定されず円形、方形、三角形や四角形、長方形、六角形などの多角形でもよい。遊び心を生かした星型、ハート型、涙形当であっても面白いが、穴の形は楕円形や平たい長方形であれば靴紐を通しやすく、汚れもたまりにくく、底部分の強度も保持できる。可能なら側面だけでなくヒール部分の側面にも取り付ける方法もある。その場合にはヒール部分の強度を保持しつつ小さな穴を取り付けてよい。また底の薄い紳士靴や婦人靴でもこの取付部を設けると便利である。この取付部1なら靴紐が地面に触れないため汚れにくく清潔で、靴紐の先端を硬くしたり細くすると通しやすくなる。取付部1や靴紐にはその他様々な履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。特に足を覆ったり、靴に水が入り込まないようにするための雨対策グッズや防水対策グッズを取り付けると便利である。また以上の取付部を有したインソールであれば、そのインソールも本発明に含まれる。
図31はインソールの図であるが、取付部1は靴紐状であるが図18のように穴や切り込みを取付部として入れており、靴紐としても使えがこれ自体は取付部でもある。図では上・中・下と取付部がついているインソールの3実施例を示している。上の取付部1は2本の靴紐状のものをインソールの両端部につけた実施例、中央は一本の靴紐状のものをインソールの前面につけた実施例、下はそれをインソールの裏面につけている別々の実施例である。つける場所は各実施例とも長手方向の場所にはこだわらず、足指近くや中央部分、踵部近くの場合もありその他の場所でもよい。上記インソールを使用した履物も本発明に含んでいる。このインソールは本体と固定する場合は、紐状部分を利用して履物の取付部につけて固定することもできる。靴紐および靴紐内の切り込みや穴には履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。取付部や靴紐に穴や切り込み等、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具をつける方法もある。また靴内部底面に同じ構造の取付部・靴紐を設けた場合の靴も本発明に含まれる。取付部をゴム製など収縮可能な素材にする方法もある。
図32は長手方向中央部の内部側面や内部側面と内部底面の境界部付近、内部底面に紐状あるいは長めの長方形の取付部1を付けた実施例である。この取付部の長さは特に限定されずこれより長くても短くてもよいが、長くすると足を固定することも可能な場合がある。またこの取付部1にはその他の履物部品・履物関連製品等が取り付けられる。またこの取付部には、さらに靴紐や穴や切り込み等、ホックやフック、前カン等のひっかかり部や面ファスナー、留め具をつけることもできる。長手方向でも特に限定はされないが、中央部、足指近く、かかと部が望ましい。またその他本明細書中や本図面中の取付場所にも取り付けられる。この取付部1のあるインソールも本発明に含まれる。取付部をゴム製など収縮可能な素材にする方法もある。
以上の実施形態は好適例だが、本発明の範囲は特に限定する旨の記載がない限りこれらの態様に限られるものでない。図や明細書中の説明が1つの側面のみを記載している場合は、もう反対側の側面も左右対称に取り付けられるものとする。図に履物の片方のみを記載している場合も両方に言及したものとする。図の履物は発明の特徴をとらえるために判りやすい形で示しているが、発明の対象とする履物の形状・素材・大きさ等は図等には限定されず、図以外の形態の履物も含まれる。履物とインソールは一体として捉えられる場合も多いため、履物について言及した本発明の内容はその取付部を有するインソールの発明となり、インソールについて言及した本発明の内容はその取付部を有する履物にも言及したものとする。すなわち本発明部分の履物の記載内容がインソールにも適応され、インソールの記載内容が履物にも適応される。本図面の実施例や明細書中の記載内容等については、その発明の要旨のいずれか一つが含まれた場合も本発明とし、記載取付部の単独利用だけでなくそれらを組み合わせた場合も本発明に含む。また図や明細書の事例のみにとらわれず、同じ形態の取付部を増やしたり・減らした場合も本発明に含む。記載以外の形状・素材の靴紐・取付部であっても本発明の要旨に合致している内容は本発明に含む。取付部の役割も兼用できる靴紐類や靴紐類の役割も兼用できる取付部も本発明にふくみ、それらを履物内部に定着した履物やインソールも本発明に含む。上記や本明細書や本図面の実施例で示したインソールを使用した履物も本発明に含む。
本発明の履物とは側面部または底面部または内部面または外部面等を持つ全ての履物を指し、サンダルやスリッパ、ブーツなども含む。本発明で述べる靴紐とはリボン類、シューズバンド類、シューズベルト類、シューレース類、アンクルストラップや紐類、その他器具類を含む、一般の靴紐に限らないあらゆる形態や素材の、履物や足を固定したり結ぶもの全てを指す。
本発明の履物部品とは履物の一部分を形成する部品や構成物で、履物関連製品等とは、靴紐も含め、足や履物を保護する製品、クッション剤や緩衝材類、防水・降雨対策品、履物脱げ防止品、パッド類、インヒール類、シューズバンド、シューズベルト、アンクルストラップ、足ずれ対策製品、防臭対策製品、足ツボグッズ、足の防寒具、使い捨てカイロ、その他履物のトラブル対策品、インソールを含む各種ソール類や、その他靴を履きやすく、歩きやすくする器具や装置、全ての履物のアクセサリー類など、あらゆる履物に関連・付随した物品・製品を含む。これらの取り外し自在な場合が多いので、便利である。
本発明の履物の取付部とは、紐状、布状、ポケット状、面ファスナー、筒状、リング状、フックやホック、前カン状等の留め具状の、あらゆる形態・素材の取付具であったり、切り込みや穴や各種装置・器具類などを使った、履物部品・履物関連製品等を取り付けるための取付部である。
以下に取付部について、個別の記載がなくても全ての実施例に当てはまる事項を述べる。各図の中やその説明の明細書文中で示した取付部が複数ある場合はその中の一部の取付部を利用した場合でも本発明に含まれる。取付け部の固定方法は、一部を縫い付ける、一部を縫い込む、接着剤で固定する、プレスして固定する、それらを組み合わせて固定する、その他様々な縫製方法や接着方法を利用する。広い表面を本明細書や図面中に履物として記載の実施例もサンダルやスリッパ、草履等の取付部となり本発明に含まれる。全ての取付部には靴紐を含む様々な履物部品・履物関連製品等が固定できる。取付部や靴紐の色は、透明や履物内部と同色にすると目立たずに利用できる。取付部や靴紐の素材をゴム等の伸縮素材にすると、負担のかかる力が分散・発散されてはきやすく安定して使える。取付部によっては足の緩衝材や保温のための製品を装着・挿入すると便利である。取付部として筒状やリング状、輪状のものを利用すると便利な場合がある。製品ロゴ、製品説明タグ、会社のロゴや商標を取付部に記載したり取付部と兼用すれば、取付部が目立ちにくくなる。その場合は取り付け部の形状・大きさ等はロゴ等に合わせた状態となるため様々である。取付部は履物内部の開口部先端やその他多様な場所にもつけられる。本明細書や本図面記載の取付部はスニーカーや靴紐を要した婦人靴、紳士靴等でも利用でき、既設の靴紐はずして履物内部の取付部のみを利用する方法もある。切り込みや穴の取付部は他の取付部の位置にも付けられ本発明に含まれる。靴紐や取付部自体に穴や切り込みを入れたり、様々なホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具、面ファスナー等の取付具等をつけたり設けたりですると、さらに取り付けられる部分が増えて便利である。また取付部の位置に穴や切り込みを入れたり、様々なホックやフック、前カン等のひっかかり部や留め具、面ファスナー等の取付具等を付けたり設けたりでき、本発明に含まれる。靴紐を手に届くくらいの長さにして手繰りながら歩行すると歩きやすくなりリハビリ等に役立ち、高齢者や足腰の弱い人には大変役立つ。さらに長い靴紐を膝や腰の下半身の固定しやすい部位に結びつける方法もある。
さらに個別の記載がなくても全ての実施例に当てはまる事項を続ける。取付部同士の位置関係も、長手方向に並行や別々にずらす、わざとバラバラにする方法があり、場所により斜めにつけたり垂直につける場合、クロスして付ける場合もある。切り込みや穴も様々な場所に付けられるが、切り込みや穴の方向は横方向の他、縦方向や斜め方向の場合もあり、さらにその他の形状の取付部と一緒にミックスして設けてもよい。取付部を足ツボを刺激する目的と兼用してつけることもある。履物内部側面の取付部は最上部が最適であるが、事情によっては側面のほかの場所でもよく、側面になくても利用が可能な場合がある。
そのようにして取付部を設けたり、あるいは取付部の役割もする靴紐類を履物内部に取り付けた履物やインソールも本発明に含む。靴紐類は足の甲部分で交差させたり、結んだりして様々な方法や工夫で楽しめる。靴紐を取付部にかける方法は、全てにかける方法、一部にかける方法など様々で、複数をかける方法もある。また図以外の多様な靴紐を使うこともできる。靴紐の両端については硬い素材にしたり、先端部分を細くすることで取付部に通しやすくなる。靴紐を洋服ベルトの形状にするか面ファスナーにして、長さ等を調節する場合がある。
さらに取付部や靴紐の素材としては、絹や綿、麻、皮、ゴム等、ポリエステル、アクリル、ナイロン、ビニール、金属類、プラスティック、レース、ビーズやスパンコール、宝石等鉱石類等様々で特に限定されない。形状記憶合金などを使用してもよい。
靴紐の形状はベルトやリボンのような平たいもの、紐のような細いもの、太いもの、分厚いもの、網やレース状のもの、ゴム等の伸縮タイプでもよく、特に限定されず様々である。取付部の形状や大きさも、線状、長方形、正方形や円形、多角形、楕円形、星形、菱形、ハート、クローバー、スペード、クラブ、草花等の多様な図形、キャラクター、商標、各種ロゴ、製品タグを利用するなど特に限定されない。
このように履物内部に、履物部品や履物関連製品等を取り付けるための取付部を設けたことを特徴とする履物や、インソール内に履物部品や履物関連製品等を取り付けるための取付部を設けたことを特徴とするインソールや、履物部品や履物関連製品等を取り付けるための取付部を設けたことを特徴とするインソールを装着したことを特徴とする履物を利用することは、大変なメリットがある。サイズが大きくても履くことができ、靴だけでなくサンダルやスリッパ等でも脱げにくくなる。全履物についてこの発明を利用すれば東日本大震災のような災害時の移動の際に、長時間の歩行も楽になり効果は絶大である。靴紐のあるタイプで履物内部の取付部に靴紐を通して、履物内部の風通しをよくして使用する方法もある。履物部品や履物関連製品類を必要時のみ使用し不使用時は取り外せるので大変便利である。例えばパンプスを履く必要のある就活中の女子学生や外回り営業の女性にとっては、シーンにあわせて好きな靴紐やその他履物関連製品をつけはずしできる。また靴紐類や取付部は従来の履物と違い、履物内部にあるので清潔で衛生的である。また履物内部で足と履物が密着するので従来よりも運動機能が高まる可能性があり、運動靴等でもその効果は利用できる。履物内部に取付部を設けることによる違和感については既述しているが、最新の繊維等の開発もさらに進むと思われるので、今まで以上に安心して活用できる。
最近の靴業界ははきやすさを重視し、また靴紐を装着した靴にかなり力をいれているようだが、本発明のメリットを利用して個人個人の足の特性や癖と履物の特性や癖をうまく調整したり、履物自体をカスタマイズして、さらに今後開発される様々な履物関連製品がにも本発明がお役にたてるよう期待したい。