JP2010104751A - 腰革の無い履物の中敷 - Google Patents

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JP2010104751A JP2008305482A JP2008305482A JP2010104751A JP 2010104751 A JP2010104751 A JP 2010104751A JP 2008305482 A JP2008305482 A JP 2008305482A JP 2008305482 A JP2008305482 A JP 2008305482A JP 2010104751 A JP2010104751 A JP 2010104751A
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Abstract

【課題】 腰革の無い履物の内底を清潔にするための、着脱自在の中敷を取着する方法として、履物本体に中敷を着脱する構造を設けることが考えられているが、この場合は履物本体と中敷を組み合わせて、「着脱式中敷付スリッパ」として製造販売しなければならない。しかし、本来は中敷を単独の商品として、現在市販の腰革の無い履物に自由に着脱できることが望ましい。
【解決手段】 履物の内底に載せる中敷を形成し、その裏面に対の面ファスナーの一方を取着しこれに対応する面ファスナーの底面を粘着面にして剥離材を貼着し、その平面を中敷裏面に取着した面ファスナーの平面に着脱自在に結合させることによって、製造段階で中敷を履物と組み合わせることなく、単独の商品として市場に流通させて、現在市販、又は使用中のサンダルやスリッパ等に自由に着脱自在に取着して使用することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は腰革の無い履物に容易に着脱できる中敷に関するものである。
従来、汚れ易いスリッパの内底を清潔にするため、洗うと壊れたり変形したりし易く、又、洗いにくいスリッパ本体を洗わずに、内底に着脱自在の中敷を設けて、この中敷を洗うことによって内底を清潔にする事が考えられているが、その着脱の方法としては、スリッパ本体に外枠を形成して、その中に中敷を着脱自在に嵌め込むものや、中敷裏面とスリッパ内底に対応する面ファスナーを設けて、両方を対応させて着脱する考え方のものが多い。
しかしこれ等の方法は、中敷はスリッパ本体に付属し「着脱式中敷付スリッパ」として、中敷とスリッパを一体的に製造販売しなければならない。すると製造コストが高くなり市場価格が高くなるので販売しにくく、又、購買者の好みは多様で中敷が付いている方がいい人と付いていなくてもいい人と様々なので、中敷はスリッパ本体と別に単独の商品として扱うほうが好ましい。しかし、中敷をスリッパ本体内底に嵌め込むように製造したり、中敷裏面に面ファスナーの一方を取着製造しても、市販のスリッパにはこれ等の中敷に対応する構造はなされていないので、この中敷は単独の商品として成立せず市場に流通させることはできなかった。
本発明は上述の問題を解決して、中敷を製造の時点でスリッパ本体に組み合わせることなく単独の商品として製造し、現在市販の、又は使用中のスリッパに即座に容易に取着し着脱自在にできるようにして、市場に流通させることができる腰革の無い履物の中敷を提供することを目的とするものである。
上述の目的を達成するため本発明の中敷は、スリッパの内底に載せる形状に形成した中敷の裏面に、対の面ファスナーの一方を縫着、又は洗濯しても剥がれない貼着剤で貼着し、この面ファスナーに対応する面ファスナーの底面を粘着面にして剥離材を貼着し、その平面を中敷裏面に取着した面ファスナーの平面に着脱自在に結合させている。
この中敷の裏面に取着した面ファスナーは、中敷が汚れた場合に取り外して洗う必要があるため、水に濡らして洗った場合に粘着力が無くなって剥がれないように、縫着か又は水に濡れても剥がれない貼着力が必要である。そしてこの面ファスナーの平面に、平面を着脱自在に結合させている対の面ファスナーは、スリッパ内底に移動して貼着させるので、スリッパ本体は洗わないので水に濡れる心配は無く通常の粘着面でよい。
本発明は、以上説明したように構成されているので以下に記載されるような効果を奏する。
この中敷を使用する時は、中敷裏面に取着した面ファスナーの平面に、平面を着脱自在に結合させている対の面ファスナーの粘着する底面に貼った剥離材を剥がして、露出した粘着面がスリッパ内底に正しく当接するように中敷を載せて、面ファスナーが取着されている部分を押圧すると、粘着面はスリッパ内底に貼着する。そしてこの中敷をスリッパ内底から剥ぎ取ると、スリッパ内底に貼着した面ファスナーの底面は離れず着脱自在に結合している平面が離れて、中敷をスリッパ内底から剥ぎ取ることができる。そして以後、この面ファスナーによって中敷は着脱自在にスリッパ内底に取着される。
従ってこの中敷は、製造の時点でスリッパと組み合わせることなく単独の商品として製造して市場に流通させることができ、購買者もスリッパと別に自由に購買できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
1は中敷の裏面で、3は中敷裏面1に縫着、又は水に濡れても剥がれない貼着剤で取着した対の面ファスナーの一方である。2は面ファスナー3の平面で凸部材である。5は面ファスナー3と一対になる面ファスナーで、4はその平面で凹部材である。そしてその底面6を粘着面にして剥離材7を貼着している。
この中敷を使用する場合は、中敷裏面1に取着した面ファスナー3の平面2に、平面4を着脱自在に結合させている面ファスナー5の、粘着する底面6に貼着している剥離材7を剥ぎ取って粘着面6を露出し、市販されている、又は使用中のスリッパの内底8の正しい位置に粘着面6が当接するように載せて、面ファスナーの平面2と4が結合している部分を押圧すると、面ファスナー5の粘着する底面6はスリッパ内底8に貼着する。この中敷裏面1をスリッパ内底8から剥ぎ取ると、中敷裏面1に取着した面ファスナー3の平面2に、平面4を着脱自在に結合させている面ファスナー5の粘着する底面6は、スリッパ内底8に貼着したまま離れず、着脱自在に結合させている平面2と4が離れるので、中敷裏面1はスリッパ内底8から離れる。
そして以後、この中敷底面1はスリッパ内底8に一対の面ファスナー2と4によって着脱自在に取着されるので、通常市販のスリッパ、又は使用中のスリッパにこの中敷を即座に容易に着脱して、スリッパ本体を洗わずに中敷を洗浄し、汚れ易いスリッパ内底を常に清潔にする事ができる。従ってスリッパ本体と切り離して単独の商品として製造し市場に流通させて、購買者も自由に購買して好みのサンダルやスリッパに着脱することができる。
以上述べた実施例では、中敷裏面1に対の面ファスナーの一方を取着しているが、図4に示すように中敷裏面1をパイル生地又はこれに準じる起毛材10にし、底面を粘着面9にして剥離材12を貼着した面ファスナー凸部材11の平面を、この起毛材10に着脱自在に結合させても前述の実施例同様の効果を得ることができる。即ち、中敷裏面の起毛材10に着脱自在に結合させている面ファスナー凸部材11の粘着面9の剥離材12を剥ぎ取って、スリッパ内底8に粘着面9が当接するように載せると中敷が取着される。そしてこの中敷1を剥ぎ取ると面ファスナー凸部材11の粘着する底面9はスリッパ内底に貼着したまま離れず、中敷裏面の起毛材10に着脱自在に結合している面ファスナー凸部材11が離れて、中敷1はスリッパ内底8から剥ぎ取ることができ、以後、この凸部材11と起毛材10によって中敷1をスリッパ内底8に着脱自在に取着することができる。面ファスナー凸部材11は起毛材10に着脱自在に結合するので、この場合は面ファスナー凹部材は不要である。
文中、スリッパと記載した部分は、腰革の無い履物全体を代表して記載したものであり、スリッパ以外のサンダル、草履等腰革の無い履物全体を指すものである。
本発明中敷の平面斜視図 本発明中敷の面ファスナーの取着状態を示す平面斜視図 本発明中敷をスリッパに着脱する状態を示す平面斜視図 裏面を起毛材にした中敷の実施例を示す平面斜視図
符号の説明
1 中敷裏面
2 面ファスナー3の平面
3 中敷裏面に取着した面ファスナー
4 面ファスナー5の平面
5 面ファスナー3と一対になる面ファスナー
6 面ファスナー5の底面
7 剥離材
8 スリッパ内底
9 面ファスナー 部材の粘着面
10 中敷裏面の起毛材
11 面ファスナー 部材
12 剥離材
13 市場に流通させる時の包装袋

Claims (2)

  1. 腰革の無い履物の内底に載せる中敷を形成し、その裏面に対の面ファスナーの一方を取着し、これに対応する面ファスナーの底面を粘着面にして剥離材を貼着し、その平面を中敷裏面に取着した面ファスナーの平面に着脱自在に結合した、腰革の無い履物の中敷。
  2. 腰革の無い履物の内底に載せる中敷の裏面をパイル生地、またはこれに準じる起毛材にして、面ファスナー凸部材の底面を粘着面にして剥離材を貼着し、この凸部材の平面を中敷裏面の起毛材に着脱自在に結合した請求項1記載の腰革の無い履物の中敷。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014076266A (ja) * 2012-09-20 2014-05-01 Akemi Hatano
JP2015150415A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 節子 秋元 自然なサンダル

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