JP2014076203A - シャワーヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】構成の簡略化を図りつつ、気泡の合一を抑制して微細気泡の生成を促進することができるシャワーヘッドを提供すること。
【解決手段】導入流路30が内部に形成され、気体を吸引し、気泡として湯水中に混入させる気液混合部11が設けられたヘッド本体2と、平板状の部分を有し、複数の散水孔31が平板状の部分を板厚方向に貫通して形成され、導入流路の出口の外側でヘッド本体に取り付けられた散水板3と、ヘッド本体と散水板の間に形成され、散水板に対し平行に配置された吐出流路4とを備え、導入流路は、出口側に、出口に向かうにしたがって断面積が次第に拡大する流路拡大部29を有し、吐出流路は、導入流路の出口側の部分に対し略直交して配置され、吐出流路の入口35は、単位時間当たりに吐出流路に流れ込む湯水の体積が、導入流路の流路拡大部を除く部分における単位時間当たりに通過する湯水の体積以下となる断面積を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、散水孔から微細気泡が混入した湯水を吐出するシャワーヘッドに関する。
湯水中に混入された直径50μm以下の微細気泡は、比表面積が大きいため、たとえば、人体の皮脂などの汚れを多く吸着して除去することができる。微細気泡は、その直径が小さくなるほど比表面積が増加するので、上記のような洗浄機能の向上を図るためには、微細気泡の直径をできるだけ小さくすることが望まれる。
下記特許文献1には、効率的かつ高密度に微細気泡を発生させることができる液吐出装置が記載されている。この液吐出装置はシャワーヘッドへの適用が可能なものである。
特許文献1に記載された液吐出装置では、湯水などの液体の流路が、液導入路と、この液導入路の上流側に接続された液流旋回路と、この液流旋回路の上流側に接続された縮流路と、この縮流路の上流側に接続された拡流路とから形成されている。液流旋回路は、液流旋回翼が配置されたものであり、縮流路は、その径が液流旋回路の径よりも小さくされたものである。また、拡流路は、その径が縮流路の径よりも大きくされたものである。この拡流路が液吐出口に連通している。
また、特許文献1に記載された液吐出装置は、空気などの気体の気流導入路を備え、この気流導入路は、液吐出装置の外部に連通し、かつ液流旋回路または縮流路内で下流側に開口している。また、特許文献1に記載された液吐出装置では、拡流路内に臨み、縮流路の開口範囲に対向した、テーパ状の液流飛散面が設けられている。
このような液吐出装置では、液導入路を通じて導入された液体に液流旋回路内において液流旋回翼によって旋回流が発生し、このとき生ずる減圧作用により空気など気体が気流導入路を通じて旋回流に混入され、気液混合流体が生成する。生成した気液混合流体が縮流路を通過する際に流速および旋回周波数が増大し、せん断力によって気液混合流体中に微細気泡が徐々に生成する。その後、拡流路内において遠心力による旋回流の分散などによって渦破壊が起こり、気液混合流体中に含まれる気泡が微細化され、微細気泡が多数発生する。また、気液混合流体の一部は、液流飛散面に衝突し、渦流が完全に破壊され、微細気泡が生成する。このようにして生成した微細気泡を多く含む液体が液吐出口を通じて外部に吐出する。
特開2009−178661号公報
上記のとおりの液吐出装置は、また、部品コストの低減や組立性の向上が図られ、製造コストの高騰を抑制可能にするものであると特許文献1に記載されている。しかしながら、特許文献1に記載された液吐出装置は、微細気泡の生成のための構成がやや複雑になっているという感が否めない。たとえば、液流旋回路が必要とされ、液流旋回路には、旋回流の形成のために液流旋回翼が設けられねばならないことが指摘される。また、液流飛散面を設けなければならないことも指摘される。汎用性のあるシャワーヘッドの実現のためには、構成の簡略化が是非とも望まれる。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、構成の簡略化を図りつつ、気泡の合一を抑制して微細気泡の生成を促進することができるシャワーヘッドを提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明のシャワーヘッドは、湯水の導入流路が内部に形成され、導入流路の上流側に、湯水の導入時に減圧により気体を吸引し、吸引した気体を気泡として湯水中に混入させる気液混合部が設けられたヘッド本体と、平板状の部分を有し、複数の散水孔が平板状の部分を板厚方向に貫通して形成され、導入流路の出口の外側に配置されてヘッド本体に取り付けられた散水板と、ヘッド本体と散水板の間に形成され、散水板に対し平行に配置された、導入流路および散水孔の両方と連通した、湯水の吐出流路とを備え、導入流路は、その出口側に、出口に向かうにしたがって断面積が次第に拡大する流路拡大部を有し、吐出流路は、導入流路の出口側の部分に対し略直交して配置され、吐出流路の入口は、単位時間当たりに吐出流路に流れ込む湯水の体積が、導入流路の流路拡大部を除く部分における単位時間当たりに通過する湯水の体積以下となる断面積を有していることを特徴としている。
このシャワーヘッドにおいては、導入流路の流路拡大部では、その長さ方向の各断面が、単位時間当たりに通過する湯水の体積が断面ごとに等しくなる断面積を有していることが好ましい。
このシャワーヘッドにおいては、散水板に形成された散水孔は、入口側に加圧部を、出口側に減圧部を有していることが好ましい。
このシャワーヘッドにおいては、吐出流路では、その内部に、吐出流路における湯水の流れ方向に沿って複数のリブが設けられ、リブによって吐出流路が仕切られていることが好ましい。
このシャワーヘッドにおいては、リブは、散水孔の隣り合う2つの間に1つずつ配置されていることが好ましい。
本発明のシャワーヘッドによれば、構成の簡略化が図られ、しかも、気泡の合一が抑制されて微細気泡の生成が促進される。
(a)(b)は、それぞれ、本発明のシャワーヘッドの第1実施形態を示した正面図、図1(a)のA−A断面図である。 図1(a)(b)に示したシャワーヘッドの斜視図である。 本発明のシャワーヘッドの第2実施形態を示した、図1(b)と同様な断面図である。 本発明のシャワーヘッドの第3実施形態を示した要部拡大断面図である。 本発明のシャワーヘッドの第4実施形態を示した断面図である。 本発明のシャワーヘッドの第5実施形態を示した断面図である。
図1(a)(b)は、それぞれ、本発明のシャワーヘッドの第1実施形態を示した正面図、図1(a)のA−A断面図である。図2は、図1(a)(b)に示したシャワーヘッドの斜視図である。
シャワーヘッド1は、ヘッド本体2と、散水板3と、吐出流路4とから形成されている。ヘッド本体2は、ともに円板状である基部5および重合部6を備えている。基部5は、やや厚さのある部材であり、その内部には、湯水を導入して重合部6へ送出する、断面が円形である第1導入流路7が形成されている。第1導入流路7は、基部5の側端部に入口8を、中心部に出口9を有し、略L字状に屈曲している。すなわち、第1導入流路7は、入口8から基部5の中心軸に向かってまっすぐ延び、中心軸付近で略L字状に屈曲し、屈曲部10を有している。また、基部5では、第1導入流路7の入口8付近に気液混合部11が設けられている。
気液混合部11では、その内部に、湯水を導入して基部5の入口8に送出する、断面が円形である第2導入流路12が形成されている。第2導入流路12は、入口13側に、内径が第2導入流路12の長さ方向に急激に減少する加圧部14を有し、出口15側に、加圧部14に連通し、出口15に向かって内径が漸増する減圧部16を有している。また、第2導入流路12では、出口15が、基部5の内部に形成された第1導入流路7の入口8と一致し、第2導入流路12は第1導入流路7と連通している。
また、気液混合部11では、第2導入流路12における加圧部14と減圧部16の接続部付近に、空気、酸素、炭酸ガス、オゾンなどの気体の通気路17を内部に有する、断面が円形である気体導入管18が、気液混合部11に直交して接続されている。気体導入管18は、気液混合部11の外側方に向かって延び、その先端に入口19を有し、気液混合部11の最も近くに配置された部分に出口20を有している。また、気液混合部11では、第2導入流路12と気体導入管18の出口20との間に、断面が円形である連通路21が内部に形成されている。気体導入管18の通気路17は、連通路21を介して第2導入流路12と連通している。
このような気液混合部11は、第2導入流路12の出口15側の端部が、基部5の側端部に形成された凹部22に嵌合して固定され、基部5の外側方に突出している。凹部22では、基部5と気液混合部11の間にOリング23が介設され、基部5と気液混合部11の間の水密性が確保されている。なお、気液混合部11の配設位置は、第1実施形態のような基部5の第1導入流路7よりも上流側に限定されることはなく、第1導入流路7の入口8から屈曲部10までの途中とすることも可能である。
そして、基部5では、その外周部に、複数の固定孔24が、基部5の厚さ方向に貫通して形成されている。固定孔24は、散水板3と基部5の結合に用いられるものであり、所定の間隔で基部5の外周部に配置されている。
重合部6は、基部5よりサイズがひとまわり小さく、ある程度厚さのある円板状の部材である。重合部6では、その内部に、湯水を導入して送出する、断面が円形である第3導入流路25が形成されている。第3導入流路25は、重合部6の中心軸に位置し、重合部6を表裏方向に貫通している。重合部6は、第3導入流路2の入口26を基部5の第1導入流路7の出口9に一致させて基部5と重合し、基部5とによりヘッド本体2を形成する。重合部6と基部5が重合する部分において、第1導入流路7の出口9と第3導入流路25の入口26が近接する部分には、Oリング27が介設され、基部5と重合部6の間の水密性が確保されている。
重合部6に形成された第3導入流路25は、出口28側に、出口28に向かうにしたがって内径が次第に拡大し、断面積が漸増する流路拡大部29を有している。流路拡大部29では、出口28に向かうにしたがって内面が外側に広がるように湾曲している。
ヘッド本体2では、第1導入流路7、第2導入流路12および第3導入流路25によって、湯水の導入流路30が形成されている。導入流路30内に導入され、導入流路30から流出する湯水が、散水板3に形成された散水孔31から吐出される。
散水板3では、中央部と外周部の間に複数の散水孔31が形成されている。散水板3において少なくとも散水孔31が形成された部分は、薄くて平らな円板状の形状を有しており、散水孔31は、その円板状の部分を板厚方向に貫通している。また、散水孔31は、隣り合う3つで配列の基本パターンを形成し、この基本パターンでは、3つの散水孔31が、中央側から外周側に向かって一定間隔で離れて配置されている。この基本パターンが、散水板3の外周に沿って繰り返し配置され、散水板3における散水孔31の配列形態は、略渦巻き状とされている。
また、散水板3では、その外周部に、厚みのある円筒状の胴部32が突設されている。胴部32は、散水板3において最も外周寄りに配置された散水孔31の外側から散水板3の外周端にかけて配置されている。胴部32の内径は、ヘッド本体2の重合部6の外径に略一致している。また、胴部32では、複数の取付孔33が、胴部32の長さ方向に貫通し、かつ散水板3の厚さ方向に貫通して形成されている。取付孔33は、散水板3をヘッド本体2の基部5に取り付けるためのものである。取付孔33を基部5に形成された固定孔24と一致させて散水板3を基部5に重合させ、ネジなどの締結具を取付孔33から固定孔24に向けてねじ込むなどによって、散水板3は基部5と結合し、シャワーヘッド1が組み立てられる。シャワーヘッド1では、散水板3は、ヘッド本体2に形成された導入流路30の出口、すなわち、重合部6に形成された第3導入流路25の出口28の外側に配置される。
重合部6の基部5との重合は、たとえば、散水板3と基部5を結合する際に、散水板3の胴部32の内側に重合部6を嵌合させるなどによって、散水板3と基部5の結合と同時に実現可能である。もちろん、重合部6は、散水板3の取り付けに先立って基部5に重合させ、締結具を用いて固定しておくことも可能である。胴部32と重合部6の間にはOリング34が介設され、重合部6と胴部32の間の水密性が確保されている。
このようにして組み立てられたシャワーヘッド1では、湯水の吐出流路4が、ヘッド本体2と散水板3の間に形成されている。具体的には、ヘッド本体2の重合部6と散水板3との間の間隔の狭い隙間が、吐出流路4となっている。吐出流路4は、散水板3に対し平行に配置され、ヘッド本体2の導入流路30および散水板3の散水孔31の両方と連通している。
また、吐出流路4は、導入流路30の出口側の部分、すなわち、第1導入流路7の屈曲部10から出口9にかけての部分および第3導入流路25に対し略直交して配置されている。そして、吐出流路4では、導入流路30の出口である、流路拡大部29の下流端に一致する入口35が、次のような関係にある断面積を有している。すなわち、入口35の断面積が、たとえば、0.1秒程度の単位時間当たりに吐出流路4に流れ込む湯水の座金状の体積が、導入流路30の流路拡大部29を除く部分における単位時間当たりに通過する円板状の湯水の体積以下となるように設定されている。この断面積は、導入流路30を流れる湯水の流れの方向に対して垂直な断面の面積である。
このようなシャワーヘッド1は、直径50μm以下の微細気泡を多数含んだ湯水を散水孔31から吐出することができる。シャワーヘッド1は、湯水が通過するホースなどの通水管と気液混合部11の入口13において接続される。通水管を通じて気液混合部11の第2導入流路12内に導入された湯水は、加圧部14を通過するときに一旦加圧され、次いで減圧部16を通過するときに減圧される。このときの減圧にともなって、空気、酸素、炭酸ガス、オゾンなどの気体が、入口19を通じて気体導入管18の通気路17内に吸引される。吸引された気体は、出口20から連通路21へ抜けて第2導入流路12内に導入された湯水中に気泡として混入される。その結果、第2導入流路12の出口15から入口8を通じて第1導入流路7内には、湯水が気液混合流体として導入される。
第1導入流路7内に導入された湯水は、屈曲部10において流れの向きを略直角方向に変え、第1導入流路7の出口9から流出し、入口26を通じて第3導入流路25内に導入される。第3導入流路25内に導入された湯水は、流路拡大部29を通過するとき、流路拡大部29の内面に沿って外側に広がって流れ、第3導入流路25の出口28から入口35を通じて吐出流路4内に導入される。流路拡大部29は、その内面が外側に広がるように湾曲しているため、出口28から流出する湯水に渦などの乱流が発生するのが抑制される。乱流の発生にともなう気泡同士の衝突が抑制され、気泡の合一が抑制される。
吐出流路4の入口35は、単位時間当たりに吐出流路4に流れ込む湯水の体積が、導入流路30の流路拡大部29を除く部分における単位時間当たりに通過する湯水の体積以下となる断面積を有しているため、吐出流路4内に導入される湯水は、加圧される。そして、吐出流路4では、入口35より下流側の部分の断面積が入口35の断面積よりも大きいため、次第に減圧される。この加圧および減圧の結果、湯水中の気泡は、入口35の付近でも粉砕され、そのほとんどが微細気泡となる。このように微細気泡を多数含んだ湯水は、上記のとおり、乱流の発生が抑制されているので、入口35から外周部に向かってほぼ放射状に流れる。そして、微細気泡を多数含んだ湯水は、散水孔31を通じてシャワーヘッド1の外部に吐出される。微細気泡は、その直径が散水孔31の内径に比べ非常に小さいので、散水孔31を容易に通り抜けることができる。シャワーヘッド1から吐出される微細気泡を多数含んだ湯水は、微細気泡が比表面積の大きいものであるので、高い洗浄機能などを有している。
上記のとおり、シャワーヘッド1は、基本的に、内部に導入流路30が形成され、導入流路30の上流側に気液混合部11が設けられたヘッド本体2と、複数の散水孔31が形成された散水板3と、ヘッド本体2と散水板3の間に形成された吐出流路4とを備えたものである。したがって、シャワーヘッド1は、微細気泡を多数含んだ湯水の生成を促進するものでありながら、構成が簡略化されたものである。シャワーヘッド1は、汎用性のあるものとして有望視される。
図3は、本発明のシャワーヘッドの第2実施形態を示した、図1(b)と同様な断面図である。
シャワーヘッド1aに関し、図1(b)に示したシャワーヘッド1と共通する部位には図3において同一の符号を付し、以下ではその説明を省略する。
シャワーヘッド1aでは、導入流路30の流路拡大部29aが、シャワーヘッド1の流路拡大部29と異なっている。すなわち、流路拡大部29aでは、その長さ方向の各断面、すなわち、湯水の流れ方向に垂直な断面が、単位時間当たりに通過する湯水の体積が、断面ごとに等しくなる面積を有している。このような流路拡大部29aを有するシャワーヘッド1aでは、湯水が流路拡大部29aを通過するときの流速の低下を抑制することができ、その結果、湯水中の気泡同士の衝突がさらに抑制され、気泡の合一がさらに抑制される。気泡の膨張やこれにともなう気泡数の減少が抑制される。
図4は、本発明のシャワーヘッドの第3実施形態を示した要部拡大断面図である。
シャワーヘッド1bに関し、図1(b)に示したシャワーヘッド1と共通する部位には図4図中において同一の符号を付し、以下ではその説明を省略する。図4では、シャワーヘッド1bが備える散水板3に形成された散水孔31aの周辺を示している。
シャワーヘッド1bでは、散水孔31aが、図1(b)に示した吐出流路4に臨む入口36側に、内径が急激に減少する加圧部37を有し、かつ湯水がシャワーヘッド1bの外部に吐出する出口38側に、内径が漸増する減圧部39を有している。加圧部37と減圧部39は、散水孔31aの長さ方向の途中において接続され、互いに連通している。
このような散水孔31aが形成された散水板3を備えたシャワーヘッド1bでは、微細気泡を多数含んだ湯水が、散水孔31aを通過するときに、加圧部37において一旦加圧された後、減圧部39で減圧される。このような圧力変動により、散水孔31aを通過するときに、湯水中に含まれる微細気泡が、さらに粉砕され、直径の非常に小さいものとなる。微細気泡の比表面積がさらに大きくなり、シャワーヘッド1bから吐出される微細気泡を多数含んだ湯水の洗浄機能などが向上する。
減圧部39における互いに対向する内面がなす角度αは、10°〜20°の範囲とするのが、微細気泡の粉砕効率などの観点から好ましく、一般には、15°程度が例示される。
図5は、本発明のシャワーヘッドの第4実施形態を示した断面図である。
図5は、シャワーヘッド1cを、図1(b)に示したシャワーヘッド1のB−B断面に対応するものとして図示している。シャワーヘッド1cに関し、図1(b)に示したシャワーヘッド1と共通する部位には図5図中において同一の符号を付し、以下ではその説明を省略する。
シャワーヘッド1cでは、図1(b)に示したシャワーヘッド1と同様に備えている吐出流路4における湯水の流れ方向に沿って、すなわち、散水板3の中央部から外周部に向かう方向に沿って、複数のリブ40が設けられている。リブ40は、散水板3に突設され、散水板3から胴部32の長さ方向に延び、放射状に一定の間隔で配置されている。このような複数のリブ40が設けられた散水板3をヘッド本体2に取り付けると、リブ40が吐出流路4の内部に挿入され、吐出流路4は、リブ40によって仕切られる。
シャワーヘッド1cは、入口35から吐出流路4内に導入される湯水に、吐出流路4の入口35から外周部に向かう放射状の流れを形成させやすく。吐出流路4の周方向の流れが湯水に発生するのが抑制され、乱流の発生が抑制される。このため、湯水中に含まれる気泡同士の衝突および衝突にともなう気泡の合一がさらに抑制される。洗浄機能などがさらに向上した、微細気泡を多数含んだ湯水の吐出が可能となる。
リブ40は、シャワーヘッド1cでは、散水板3に形成された散水孔31の上記のとおりの配列形態における基本パターンごとに配置されている。しかしながら、リブ40の配置については、散水孔31の配列形態における基本パターンごとの配置に特に制限されない。
図6は、本発明のシャワーヘッドの第5実施形態を示した断面図である。
図6は、シャワーヘッド1dを図5と同様に図示している。シャワーヘッド1dに関し、図1(b)に示したシャワーヘッド1と共通する部位には図6図中において同一の符号を付し、以下ではその説明を省略する。
シャワーヘッド1dでは、図5に示したリブ40が、散水孔31の隣り合う2つの間に1つずつ配置されている。このようなリブ40の配置は、図1(b)に示したシャワーヘッド1と同様に備えている吐出流路4内に導入される湯水に、吐出流路4の入口35から外周部に向かう放射状の流れをさらに形成させやすくなる。吐出流路4の周方向の流れが湯水に発生するのがより一層抑制され、乱流の発生がより一層抑制される。このため、湯水中に含まれる気泡同士の衝突および衝突にともなう気泡の合一がより一層抑制される。洗浄機能などがより一層向上した、微細気泡を多数含んだ湯水の吐出が可能となる。
本発明のシャワーヘッドは、以上の実施形態に限定されるものではない。ヘッド本体、散水板および吐出流路の形状および構成や、気液混合部の構成および配置位置などの細部については様々な態様が可能である。
1、1a、1b、1c、1d シャワーヘッド
2 ヘッド本体
3 散水板
4 吐出流路
11 気液混合部
29、29a 流路拡大部
30 導入流路
31、31a 散水孔
35 吐出流路の入口
36 散水孔の入口
37 加圧部
38 散水孔の出口
39 減圧部
40 リブ

Claims (5)

  1. 湯水の導入流路が内部に形成され、この導入流路の上流側に、湯水の導入時に減圧により気体を吸引し、吸引した気体を気泡として湯水中に混入させる気液混合部が設けられたヘッド本体と、
    平板状の部分を有し、複数の散水孔が前記平板状の部分を板厚方向に貫通して形成され、前記導入流路の出口の外側に配置されて前記ヘッド本体に取り付けられた散水板と、
    前記ヘッド本体と前記散水板の間に形成され、前記散水板に対し平行に配置された、前記導入流路および前記散水孔の両方と連通した、湯水の吐出流路と
    を備え、
    前記導入流路は、その出口側に、出口に向かうにしたがって断面積が次第に拡大する流路拡大部を有し、
    前記吐出流路は、前記導入流路の出口側の部分に対し略直交して配置され、前記吐出流路の入口は、単位時間当たりに前記吐出流路に流れ込む湯水の体積が、前記導入流路の前記流路拡大部を除く部分における単位時間当たりに通過する湯水の体積以下となる断面積を有している
    ことを特徴とするシャワーヘッド。
  2. 前記導入流路の前記流路拡大部では、その長さ方向の各断面が、単位時間当たりに通過する湯水の体積が前記断面ごとに等しくなる断面積を有していることを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。
  3. 前記散水板に形成された前記散水孔は、入口側に加圧部を、出口側に減圧部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のシャワーヘッド。
  4. 前記吐出流路では、その内部に、前記吐出流路における湯水の流れ方向に沿って複数のリブが設けられ、このリブによって前記吐出流路が仕切られていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシャワーヘッド。
  5. 前記リブは、前記散水孔の隣り合う2つの間に1つずつ配置されていることを特徴とする請求項4に記載のシャワーヘッド。
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